JP3006991B2 - 連続鋳造装置 - Google Patents

連続鋳造装置

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JP3006991B2
JP3006991B2 JP6035541A JP3554194A JP3006991B2 JP 3006991 B2 JP3006991 B2 JP 3006991B2 JP 6035541 A JP6035541 A JP 6035541A JP 3554194 A JP3554194 A JP 3554194A JP 3006991 B2 JP3006991 B2 JP 3006991B2
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崎 敬 介 藤
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/10Supplying or treating molten metal
    • B22D11/11Treating the molten metal
    • B22D11/114Treating the molten metal by using agitating or vibrating means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属を取り囲む鋳
型辺に沿って配列した複数個の磁極と各磁極を励磁する
ための複数個の電気コイルの組合せでなる、鋳型辺に沿
った電磁石、および、電気コイルそれぞれに溶融金属流
に制動力を加えるための直流通電手段あるいは交流通電
手段を備える連続鋳造装置に関する。
【0002】
【従来技術】例えば連続鋳造では、タンデイッシュより
鋳型に溶鋼が注入され、鋳型において溶鋼は鋳型壁面か
ら次第に冷却されつつ引き抜かれる。同一高さの鋳型壁
面における温度が不均一であると、表面割れやシェル破
断を生じ易い。これを改善するために、従来は、リニア
モ−タを用いて、鋳型内で溶鋼をその上面と平行に、鋳
型壁面に沿って流動駆動する(例えば特開平1−228
645号公報)。
【0003】特開平1−228645号公報に提示の溶
鋼の流動駆動はある程度の効果があるものの、注入ノズ
ルを介してタンデイッシュに流入する溶鋼の流れにより
鋳型壁面に沿った循環流動が乱される。この種の流動駆
動には、鋳型の長辺に沿って配列された複数個の磁極の
それぞれに電気コイルを巻回したリニアモ−タ型の電磁
石が用いられ、電気コイルは3相の各相毎に束ねられ、
120°位相のずれた3相電源の各相に、束ねられた単
位で接続され、3相電源の電圧および又は周波数をイン
バ−タやサイクロコンバ−タで調整され、これにより、
所要の駆動力および速度が得られる。
【0004】図13の(a)に、鋳型の上方から鋳型内
溶鋼の上面(メニスカス)を見おろした平面を示す。メ
ニスカスでは、注湯ノズル17から鋳型内に流れ込む溶
鋼流により、ノズル17に向かう表層流18を生ずる。
図13の(b)に(a)図のB−B線拡大断面を、図1
3の(c)にはC−C線断面を示す。ノズル17から鋳
型内には(c)に実線で示すように溶鋼が流れ込み、鋳
型短辺方向およびやや下方向に溶鋼流を生じ、これが鋳
型短辺に当って一部は上方に他は下方に流れ、上方に流
れる溶鋼流が表層流18を生ずる。この表層流18はメ
ニスカス上のパウダを巻き込み易い。一方、溶鋼が固体
に変わるときにCOなどの気体(気泡)が発生する。加
えて、鋳型内面の一部に溶鋼が滞留するとパウダが溶鋼
に残留し易くしかもブレ−クアウトの原因となる焼付き
となり易い。これらを防止するため、表層に安定した整
流を形成させるのが良い。
【0005】そこで従来は、表層流18に対して、図1
2の(b)に示すように、鋳型長辺に沿ったリニアモ−
タ3Fおよび3Lで点線矢印で示す方向の電磁駆動力を
溶鋼に与えて、図12の(c)に実線矢印で示すよう
な、鋳型内壁1に沿う循環流を溶鋼の表層に生起しよう
としている。表層部に図12の(c)に示すような循環
流が定速度で安定して流れると、気泡の浮上が促進さ
れ、溶鋼中へのパウダ巻き込みがなくなり、表層付近の
鋳型内面がきれいにぬぐわれて溶鋼の滞留がなくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば図1
4の(a)に示すように、注湯ノズル17の2つの流出
口19から鋳型内空間に流出する溶鋼流の一方が強く他
方が弱くなると、すなわち対称性がくずれると、これに
伴って表層流18も、図14の(b)に示すように、溶
鋼流が弱い流出口の上に位置する表層流が弱くなる。こ
のような溶鋼流の乱れ(偏流)は鋳型内溶鋼MMに、高
温部と低温部を生ずることになる。すなわち溶鋼流が強
い箇所では温度が高く、弱い箇所では温度が低い。同一
高さの鋳型壁面における温度が不均一であると、表面割
れやシェル破断を生じ易い。
【0007】リニアモ−タによる溶鋼駆動により温度の
不均一性はある程度回避されるものの、注湯ノズル17
の流出口19の流出特性は注湯中に流出口19への鋼付
着により変化し、この変化、特に2つの流出口の流出特
性差が大きくなったときには、かなりの温度偏差を生ず
る。
【0008】本発明は、鋳型内溶鋼の場所による温度む
らを抑制することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶融金属(MM)
を取り囲む鋳型辺に沿って配列した複数個の磁極と各磁
極を励磁するための複数個の電気コイルの組合せでな
る、鋳型辺に沿った電磁石(3F,3L)、および、電気コイ
ルそれぞれに溶融金属流に制動力を加えるための直流あ
るいは交流を通電する手段(20F1,20F2,20L1,20L2)を備
える連続鋳造装置において、前記鋳型辺の温度分布を検
出する手段(S11〜S1n,S21〜S2n,S31〜S3m,S41〜S4m);
および、温度が高い箇所の近くの溶融金属流に高い制動
力を与える電流指令を前記通電手段(20F1,20F2,20L1,20
L2)に与える温度分布制御手段(43);を備えることを特
徴とする。
【0010】なお、カッコ内には、理解を容易にするた
めに、後述する実施例中の対応する要素の符号を、参考
までに付記した。
【0011】
【作用】溶鋼流の流速が高い所では鋳型内壁の温度が高
く、流速が低い所では鋳型内壁の温度が低い。したがっ
て溶鋼流速分布は、手段(S11〜S1n,S21〜S2n,S31〜S3m,
S41〜S4m)が検出する温度分布に対応する。本発明で
は、温度分布制御手段(43)が、温度が高い箇所の近くの
溶融金属流に高い制動力を与える電流指令を前記通電手
段(20F1,20F2,20L1,20L2)に与える。すなわち溶鋼流速
が高い箇所で、高い制動力を溶鋼流に与えるので、溶鋼
の上述の偏流が抑制される。すなわち溶鋼流速分布が均
一化する。したがって鋳型内溶鋼の場所による温度むら
が抑制される。
【0012】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0013】
【実施例】図1に、本発明の一実施例の外観を示す。連
続鋳造鋳型の内壁1で囲まれる空間には溶鋼MMが図示
しない注湯ノズル(図13のノズル17)を通して注入
され、溶鋼MMのメニスカス(表面)はパウダPWで覆
われる。鋳型は水箱2に流れる冷却水で冷却され、溶鋼
MMは鋳型に接する表面から次第に内部に固まって行き
鋳片SBが連続的に引き抜かれるが、鋳型内に溶鋼が注
がれるので、鋳型内には常時溶鋼MMがある。溶鋼MM
のメニスカスレベル(高さ方向z)の位置に2個のリニ
アモ−タ3Fおよび3Lが設けられており、これらが溶
鋼MMのメニスカス直下の部分(表層域)に電磁力を与
える。
【0014】図2に、図1に示す内壁1を、リニアモ−
タ3F,3Lのコア17F,17L部で水平に破断した
断面を示す。図3には、図2の3A−3A線拡大断面を
示す。鋳型の内壁1は、相対向する長辺11F,11L
および相対向する短辺14R,14Lで構成されてお
り、各辺は銅板13F,13L,15R,15Lに、非
磁性ステンレス板12F,12L,16R,16Lを裏
当てしたものである。
【0015】この実施例では、リニアモ−タ3F,3L
のコア17F,17Lは、鋳型長辺11F,11Lの実
効長(溶鋼MMが接するx方向長さ)よりやや長く、そ
れらの全長に所定ピッチでそれぞれ36個のスロットが
切られている。リニアモ−タ3Fのコア17Fの各スロ
ットには、第1グル−プの電気コイルCF1a〜CF1
rおよび第2グル−プの電気コイルCF2a〜CF2r
が装着されている。同様に、リニアモ−タ3Lのコア1
7Lの各スロットには、第1グル−プの電気コイルCL
1a〜CL1rおよび第2グル−プの電気コイルCL2
a〜CL2rが装着されている。
【0016】リニアモ−タ3F,3Lは、図12の
(b)に点線矢印で示す推力を溶鋼MMに与えようとす
るもので、リニアモ−タ3Fの第1グル−プの電気コイ
ルCF1a〜CF1rは弱い推力を、第2グル−プの電
気コイルCF2a〜CF2rは強い推力を溶鋼MMに与
えればよい。したがって第1グル−プの電気コイルCF
1a〜CF1rの巻回数は少くしてもよいが、制動制御
のための直流通電をするとか、x方向の推力分布をグル
−プ内でも調整するとか、他の制御にも適応しうるよう
に、この実施例では、リニアモ−タ3Fの全スロットお
よび全電気コイルはすべて同一仕様のものである。第1
グル−プと第2グル−プで異なった推力を発生するよう
に、この実施例では、各グル−プに異なったレベルの電
流を通電する。この内容は後述する。リニアモ−タ3L
に関しても同様である。
【0017】図4に、図2に示す全電気コイルの、グル
−プ内の結線を示す。この結線は6極(N=6)のもの
であり、電気コイルに3相交流(M=3)を通電する。
例えば、リニアモ−タ3Fの第1グル−プの電気コイル
CF1a〜CF1rは、図4ではこの順に、u,u,
V,V,w,w,U,U,v,v,W,W,u,u,
V,V,w,wと表わしている。そして「U」は3相交
流のU相の正相通電(そのままの通電)を、「u」はU
相の逆相通電(U相より180度の位相づれ通電)を表
わし、電気コイル「U」にはその巻始め端にU相が印加
されるのに対し、電気コイル「u」にはその巻終り端に
U相が印加されることを意味する。同様に、「V」は3
相交流のV相の正相通電を、「v」はV相の逆相通電
を、「W」は3相交流のW相の正相通電を、「w」はW
相の逆相通電を表わす。図4に示す端子U11,V11
およびW11は、リニアモ−タ3Fの第1グル−プの電
気コイルCF1a〜CF1rの電源接続端子であり、端
子U21,V21およびW21は、リニアモ−タ3Fの
第2グル−プの電気コイルCF2a〜CF2rの電源接
続端子であり、端子U12,V12およびW12は、リ
ニアモ−タ3Lの第1グル−プの電気コイルCL1a〜
CL1rの電源接続端子であり、端子U22,V22お
よびW22は、リニアモ−タ3Lの第2グル−プの電気
コイルCF2a〜CF2rの電源接続端子である。
【0018】図5に、リニアモ−タ3Fの第1グル−プ
の電気コイルCF1a〜CF1rに3相交流を流す電源
回路20F1を示す。3相交流電源(3相電力線)21
には直流整流用のサイリスタブリッジ22A1が接続さ
れており、その出力(脈流)はインダクタ25A1およ
びコンデンサ26A1で平滑化される。平滑化された直
流電圧は3相交流形成用のパワ−トランジスタブリッジ
27A1に印加され、これが出力する3相交流のU相が
図4に示す電源接続端子U11に、V相が電源接続端子
V11に、またW相が電源接続端子W11に印加され
る。
【0019】リニアモ−タ3Fの第1グル−プの電気コ
イルCF1a〜CF1rが、図12の(b)に点線矢印
で示す小さい推力を発生するコイル電圧指令値VdcA1
が位相角α算出器24A1に与えられ、位相角α算出器
24A1が、指令値VdcA1に対応する導通位相角α
(サイリスタトリガ−位相角)を算出し、これを表わす
信号をゲ−トドライバ23A1に与える。ゲ−トドライ
バ23A1は、各相のサイリスタを、各相のゼロクロス
点から位相カウントを開始して位相角αで導通トリガ−
する。これにより、トランジスタブリッジ27A1に
は、指令値VdcA1が示す直流電圧が印加される。
【0020】一方、3相信号発生器31A1は、周波数
指令値Fdcで指定された周波数(この実施例では20H
z)の、定電圧3相交流信号を発生してこれをバイアス
指令値B11が指定する直流レベル分、レベルシフトし
て、比較器29A1に与える。比較器29A1にはま
た、三角波発生器30A1が3KHzの、定電圧三角波
を与える。比較器29A1は、U相信号が正レベルのと
きには、それが三角波発生器30A1が与える三角波の
レベル以上のとき高レベルH(トランジスタオン)で、
三角波のレベル未満のとき低レベルL(トランジスタオ
フ)の信号を、U相の正区間宛て(U相正電圧出力用ト
ランジスタ宛て)にゲ−トドライバ28A1に出力し、
U相信号が負レベルのときには、それが三角波発生器3
0A1が与える三角波のレベル以下のとき高レベルH
で、三角波のレベルを越えるとき低レベルLの信号を、
U相の負区間宛て(U相負電圧出力用トランジスタ宛
て)にゲ−トドライバ28A1に出力する。V相信号お
よびW相信号に関しても同様である。ゲ−トドライバ2
8A1は、これら各相,正,負区間宛ての信号に対応し
てトランジスタブリッジ27A1の各トランジスタをオ
ン,オフ付勢する。
【0021】これにより、電源接続端子U11には、3
相交流の、直流バイアス成分(B11)を有するU相電
圧が出力され、電源接続端子V11に同様なV相電圧が
出力され、また電源接続端子W11に同様なW相電圧が
出力され、これらの電圧の上ピ−ク/下ピ−ク間レベル
はコイル電圧指令値VdcA1で定まり、バイアス直流成
分のレベルはバイアス指令B11で定まる。この3相電
圧の周波数はこの実施例では周波数指令値Fdcにより2
0Hzである。すなわち、コイル電圧指令値VdcA1で
指定されたピ−ク電圧値(推力)およびバイアイ指令B
11で指定された直流成分(制動力)を有する、20H
zの3相交流電圧が、図2および図4に示すリニアモ−
タ3Fおよび3Lの、第1グル−プの電気コイルCF1
a〜CF1rに印加される。
【0022】図6に、リニアモ−タ3Fの第2グル−プ
の電気コイルCF2a〜CF2rに3相交流を流す電源
回路20F2を示し、図7に、リニアモ−タ3Lの第2
グル−プの電気コイルCL2a〜CL2rに3相交流を
流す電源回路20L1を示し、図8に、リニアモ−タ3
Lの第1グル−プの電気コイルCL1a〜CL1rに3
相交流を流す電源回路20L2を示す。これらの電源回
路20F2,20L1および20L2の構成は、上述の
20F1と同一であるが、コイル電圧指令値(VdcA2
〜4)およびバイアス指令(B21,B22,B12)
が異なる。
【0023】すなわち、リニアモ−タ3Fの第2グル−
プの電気コイルCF2a〜CF2rが図12の(b)に
点線矢印で示す大きい推力を発生するコイル電圧指令値
VdcA2が、位相角α算出器24A2に与えられる。リ
ニアモ−タ3Lの第2グル−プの電気コイルCL2a〜
CL2rが図12の(b)に点線矢印で示す大きい推力
を発生するコイル電圧指令値VdcA3が、位相角α算出
器24B1に与えられる。また、リニアモ−タ3Lの第
1グル−プの電気コイルCL1a〜CL1rが図12の
(b)に点線矢印で示す小さい推力を発生するコイル電
圧指令値VdcA4が、位相角α算出器24B2に与えら
れる。
【0024】バイアス指令B11(図5)は、リニアモ
−タ3Fの第1グル−プの電気コイルCF1a〜CF1
rに印加する3相交流の直流バイアスレベル(制動力)
を指定する。
【0025】バイアス指令B21(図6)は、リニアモ
−タ3Fの第2グル−プの電気コイルCF2a〜CF2
rに印加する3相交流の直流バイアスレベル(制動力)
を指定する。
【0026】バスアス指令B22(図7)は、リニアモ
−タ3Lの第2グル−プの電気コイルCL2a〜CL2
rに印加する3相交流の直流バイアスレベル(制動力)
を指定する。
【0027】バイアス指令B12(図8)は、リニアモ
−タ3Lの第1グル−プの電気コイルCL1a〜CL1
rに印加する3相交流の直流バイアスレベル(制動力)
を指定する。
【0028】これらのバイアス指令B11(図5),B
21(図6),B22(図7)およびB12(図8)
は、図9〜図11に示すコンピュ−タ43が、各電源回
路20F1,20F2,20L1および20L2に与え
る。
【0029】図9に、図2に示す鋳型短辺14Lおよび
14Rの背部を示す。これらの短辺14L,14Rに
は、熱電対S31〜S3nおよびS41〜S4nが、そ
れぞれ鋳片引抜き方向(高さ方向;上下方向)に各一列
で等間隔に配列され、それぞれの熱電対は、裏当てステ
ンレス板を貫通し銅板のやや内部の(溶鋼に接する表面
部の)温度を検出する。すなわち信号処理回路41Aが
熱電対が検出する温度を表わすアナログ信号(検出信
号)を発生してアナログゲ−ト42に与える。
【0030】コンピュ−タ43は、アナログゲ−ト42
の出力を制御して、熱電対S31〜S3nおよびS41
〜S4nの検出信号を順次にA/D変換して読込み、高
温値抽出処理44により、熱電対S31〜S3nの検出
温度の中の最高温度値Tm1L1および次に高い温度値
Tm2L1を抽出し、かつ、熱電対S41〜S4nの検
出温度の中の最高温度値Tm1R1および次に高い温度
値Tm2R1を抽出する。そして、短辺14Lの代表温
度 (Tm1L1−Tm2L1)×0.7+TM2L1 を算出し、短辺14Rの代表温度 (Tm1R1−Tm2R1)×0.7+TM2R1 を算出して、両者の差すなわち短辺14L,14R間の
代表温度差 (Tm1L1-Tm2L1)×0.7+TM2L1−(Tm1R1-Tm2R1)×0.7−TM2
R1 を算出して、それが正値(0以上)である(短辺15R
の方が温度が高い)ときには、VR=代表温度差×A
(Aは係数)を算出し、かつ、VL1=B−VRを算出
する。代表温度差が負値である(短辺15Lの方が温度
が高い)ときには、VL1=−代表温度差×Aを算出
し、かつVR=B−VL1を算出する。
【0031】VRは、短辺15R側の電気コイルCF1
a〜CF1r(リニアモ−タ3Fの左半分;図2)およ
びCL2a〜CL2r(リニアモ−タ3Lの左半分;図
2)に対する制動力成分(バイアス成分)指令値であ
り、VL1は短辺15L側の電気コイルCF2a〜CF
2r(リニアモ−タ3Fの右半分;図2)およびCL1
a〜CL1r(リニアモ−タ3Lの右半分;図2)に対
する制動力成分(バイアス成分)指令値である。これら
の指令値は、代表温度差が正値(短辺15Rの方が温度
が高い)ときにはリニアモ−タ3F,3Lの左半分(図
2)の電気コイルに流す直流電流レベル(バイアス)を
大きくして強い制動をかけ、右半分の電気コイルに流す
直流電流レベルを小さくして制動を弱くし、逆に、代表
温度差が負値(短辺15Lの方が温度が高い)ときには
リニアモ−タ3F,3Lの右半分の電気コイルに流す直
流電流レベルを大きくして強い制動をかけ、左半分の電
気コイルに流す直流電流レベルを小さくして制動を弱く
することを意味する。
【0032】図10に、図2に示す鋳型長辺11Fおよ
び11Lの背部を示す。これらの長辺11F,11Lに
は、熱電対S11〜S1nおよびS21〜S2nが、そ
れぞれ水平方向に各一列で等間隔に配列され、それぞれ
の熱電対は、裏当てステンレス板を貫通し銅板のやや内
部の(溶鋼に接する表面部の)温度を検出する。すなわ
ち信号処理回路45Aが熱電対が検出する温度を表わす
アナログ信号(検出信号)を発生してアナログゲ−ト4
6に与える。
【0033】コンピュ−タ43は、アナログゲ−ト46
の出力を制御して、熱電対S11〜S1nおよびS21
〜S2nの検出信号を順次にA/D変換して読込み、高
温値抽出処理47により、熱電対S11〜S1nの検出
温度の中の最高温度値Tm1Fおよび次に高い温度値T
m2Fを抽出し、かつ、熱電対S21〜S2nの検出温
度の中の最高温度値Tm1R2および次に高い温度値T
m2R2を抽出する。そして、長辺11Fの代表温度 (Tm1F−Tm2F)×0.7+TM2F を算出し、長辺11Lの代表温度 (Tm1R2−Tm2R2)×0.7+TM2R2 を算出して、両者の差すなわち長辺11F,11L間の
代表温度差 (Tm1F-Tm2F)×0.7+TM2F−(Tm1R2-Tm2R2)×0.7−TM2R2 を算出して、それが正値(0以上)である(長辺11F
の方が温度が高い)ときには、VF=代表温度差×C
(Cは係数)を算出し、かつ、VL2=D−VFを算出
する。代表温度差が負値である(長辺11Lの方が温度
が高い)ときには、VL2=−代表温度差×Cを算出
し、かつVF=B−VL2を算出する。
【0034】VFは、長辺11F側のリニアモ−タ3F
(電気コイルCF1a〜CF1rおよびCF2a〜CF
2r)に対する制動力成分(バイアス成分)指令値であ
り、VL2は長辺11L側のリニアモ−タ3L(電気コ
イルCL2a〜CL2rおよCL1a〜CL1rに対す
る制動力成分(バイアス成分)指令値である。これらの
指令値は、代表温度差が正値(長辺11Fの方が温度が
高い)ときにはリニアモ−タ3Fの電気コイルに流す直
流電流レベル(バイアス)を大きくして強い制動をか
け、リニアモ−タ3Lの電気コイルに流す直流電流レベ
ルを小さくして制動を弱くし、逆に、代表温度差が負値
(長辺11Lの方が温度が高い)ときにはリニアモ−タ
3Lの電気コイルに流す直流電流レベルを大きくして強
い制動をかけ、リニアモ−タ3Fの電気コイルに流す直
流電流レベルを小さくして制動を弱くすることを意味す
る。
【0035】図11に示すようにコンピュ−タ43は、 B11=VR+VF B21=VL1+VF B22=VR+VL2 B12=VL1+VL
2 を算出し、これらをそれぞれ電源回路20F1(図
5),20F2(図6),20L1(図7)および20
L2(図8)に与える。
【0036】以上により、例えば図14に示すように、
流出口19から短辺14Lに向かう溶鋼流が弱く短辺1
4Rに向かう溶鋼流が強い(14Rが14Lより高温)
ときには、VRが大きくVL1が小さいので、B11,
B22>B21,B22となり、リニアモ−タ3Fおよ
び3Lの右半分の電気コイルには、左半分の電気コイル
よりも、高レベルの直流成分が通電されて強い制動力が
短辺14Rに向かう溶鋼流に作用し速度が抑制される。
短辺14Lに向かう溶鋼流の制動力は弱くなり、短辺1
4Lに向かう溶鋼流速が上昇する。
【0037】図13の(c)に示すように、流出口19
から短辺14Lに向かう溶鋼流と短辺14Rに向かう溶
鋼流が実質上同速度であっても、仮にノズル17から出
る溶鋼流が長辺11F側に偏っていると、長辺11Fの
温度が長辺11Lよりも高くなる。この場合には、VF
が大きくVL2が小さいので、B11,B21>B2
2,B12となり、リニアモ−タ3Fの電気コイルに
は、リニアモ−タ3Lの電気コイルよりも、高レベルの
直流成分が通電されて強い制動力が長辺11Fに沿う溶
鋼流に作用し速度が抑制される。長辺11Lに沿う溶鋼
流の制動力は弱くなり、長辺11Lに沿う溶鋼流速が上
昇する。
【0038】以上のような原理により、上記実施例によ
れば、ノズル17を中心として、鋳型長辺に沿う方向x
(左右の)溶鋼流速偏差が抑制され、かつ、短辺に沿う
方向y(幅方向手前側と後側の)溶鋼流速偏差が抑制さ
れ、鋳型内溶鋼の温度分布が均一化する。
【0039】以上は、直流印加について述べたが、移動
磁界を生じない態様で電気コイルに交流を通電する態様
でも本発明は実施しうる。加えて、移動磁界を生ずる態
様で電気コイルに交流を通電する場合、すなわちリニア
モ−タに、移動磁界を生ずる交流を通電する場合には、
溶鋼流と逆方向の移動磁界をリニアモ−タに発生させる
ことにより制動力が溶鋼流に加わる。次に、移動磁界に
より推力を加えることにより溶鋼流に制動力を加える1
つの実施例を説明する。
【0040】この実施例では、図15の(a)のごと
く、鋳型長辺に沿ってノズル17に向かう方向の電磁力
(推力)が発生するように、リニアモ−タ3F,3Lの
結線を、図16に示すように変更する。図15の(b)
に示すように偏流が起こり、ノズル17の左側のほうが
右側より強く表層流が生じた場合、左側の短辺の温度が
高くなる。そこでこの実施例では、図16の(c)に示
すように、温度が高い方の電磁力を下げ低い方の電磁力
を上げる。
【0041】これを行なうコンピュ−タ43の演算処理
を図17に示す。前述の直流による制動力を加える場合
には、温度が高い所で直流バイアス(B11,B22)
を高くし低い所で直流バイアス(B21,B12)を低
くするが、この実施例では温度が高い所で交流電圧(V
dcA1,VdcA3)を低くし温度が低い所で交流電
圧(VdcA2,VdcA4)を高くする。すなわち温
度が高い所で溶鋼流への加速推力を下げ、温度が低い所
で加速推力を上げる。このように、前述の実施例の直流
バイアス(B11,B22)とこの実施例の交流電圧
(VdcA1,VdcA3)とは、温度の高低に関して
高低が逆の関係となる。したがってこの実施例では、コ
ンピュ−タ43は、図17に示すように、現在出力して
いるコイル電圧(VdcA1P〜VdcA4P)より、
前述の実施例と同様に算出した所要制動力対応値を減算
し、得た値を、新たなコイル電圧指令値VdcA1〜V
dcA4として更新し、これらをそれぞれ電源回路20
F1,20F2,20L1および20L2に出力し、現
在出力しているコイル電圧を表わす値(レジスタのデ−
タ)VdcA1P〜VdcA4Pを該出力値に更新す
る。
【0042】図15の(b)に示すように偏流が起こ
り、ノズル17の左側のほうが右側より強く表層流が生
じた場合、左側の短辺の温度が高くなる。するとコンピ
ュ−タ43が、高温側のVdcA1及びVdcA3を小
さくし、低温側のVdcA2,VdcA4を大きくす
る。従って、リニアモ−タ3Fの第1グル−プの電気コ
イルCF1a〜CF1rおよびリニアモ−タ3Lの第2
グル−プの電気コイルCL2a〜CL2rの3相交流電
流値が減少して電磁力(推力)が下がり、リニアモ−タ
3Fの第2グル−プの電気コイルCF2a〜CF2rお
よびリニアモ−タ3Lの第1グル−プの電気コイルCL
1a〜CL1rの3相交流電流値が増加して電磁力(推
力)が上がり、リニアモ−タ3F,3Lによる電磁力は
図15の(c)のごとくになる。すると、偏流によって
弱かった右側の表層流は強くなり、メニスカス部は均一
な流れが得られることになる。
【0043】図15の(b)に示す偏流とは逆の偏流を
生じた場合には、すなわちノズル17の左側の表層流が
弱く右側の表層流が強い場合には、右側短辺の温度が左
側短辺の温度より高くなる。これに応答してコンピュ−
タ43が、高温側のVdcA2及びVdcA4を小さく
し、低温側のVdcA1,VdcA3を大きくする。従
って、リニアモ−タ3Fの第1グル−プの電気コイルC
F1a〜CF1rおよびリニアモ−タ3Lの第2グル−
プの電気コイルCL2a〜CL2rの3相交流電流値が
増大して電磁力(推力)が上がり、リニアモ−タ3Fの
第2グル−プの電気コイルCF2a〜CF2rおよびリ
ニアモ−タ3Lの第1グル−プの電気コイルCL1a〜
CL1rの3相交流電流値が減少して電磁力(推力)が
下がる。これにより、偏流によって弱かった左側の表層
流は強くなり、メニスカス部は均一な流れが得られるこ
とになる。
【0044】以上のような原理により、上記実施例によ
れば、ノズル17を中心として、鋳型長辺に沿う方向x
(左右の)溶鋼流速偏差が抑制され、鋳型内溶鋼の温度
分布が均一化する。
【0045】
【発明の効果】溶鋼流速が高い箇所で、高い制動力を溶
鋼流に与えるので、溶鋼の偏流が抑制される。すなわち
溶鋼流速分布が均一化する。したがって鋳型内溶鋼の場
所による温度むらが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の外観と、中央縦断面を
示す斜視図である。
【図2】 図1に示すコア17F,17Lを水平に破断
した拡大横断面図である。
【図3】 図2の3A−3A線拡大断面図である。
【図4】 図2に示す電気コイルの結線を示す電気回路
図である。
【図5】 図2に示すリニアモ−タ3Fの第1グル−プ
の電気コイルに3相交流電圧を印加する電源回路を示す
電気回路図である。
【図6】 図2に示すリニアモ−タ3Fの第2グル−プ
の電気コイルに3相交流を印加する電源回路を示す電気
回路図である。
【図7】 図2に示すリニアモ−タ3Lの第2グル−プ
の電気コイルに3相交流を印加する電源回路を示す電気
回路図である。
【図8】 図2に示すリニアモ−タ3Lの第1グル−プ
の電気コイルに3相交流を印加する電源回路を示す電気
回路図である。
【図9】 図2に示す鋳造鋳型の短辺14L,14Rの
背部とそれらに備わった熱電対に接続された電気回路を
示すブロック図である。
【図10】 図2に示す鋳造鋳型の長辺11F,11L
の背部とそれらに備わった熱電対に接続された電気回路
を示すブロック図である。
【図11】 図9および図10に示すコンピュ−タ43
の出力を示すブロック図である。
【図12】 (a)は、鋳型内溶鋼のメニスカスにおけ
る、注湯ノズルからの溶鋼注入により生ずる表層流を示
す平面図、(b)は2個のリニアモ−タで生起しようと
する表層流を点線矢印で示す平面図、(c)は注湯ノズ
ルからの溶鋼注入により生ずる表層流と2個のリニアモ
−タの推力により生ずる表層流とのベルトル和を実線矢
印で示す平面図である。
【図13】 (a)は、鋳型内溶鋼のメニスカスにおけ
る表層流を示す平面図、(b)は(a)のB−B線拡大
断面図、(c)は(a)のC−C線拡大断面図である。
【図14】 (a)は鋳型内溶鋼の断面図、(b)は鋳
型内溶鋼のメニスカスにおける表層流を示す平面図であ
る。
【図15】 (a)は本発明の第2実施例のリニアモ−
タの電磁力の向きを示す平面図、(b)は注入流の偏流
による表層流の強度差を示す平面図、(c)は(b)の
強度差を抑制するためにリニアモ−タが発生する電磁力
を示す平面図である。
【図16】 本発明の第2実施例の、リニアモ−タの電
気コイルの相区分を示す水平断面図である。
【図17】 本発明の第2実施例のコンピュ−タ43
の、演算処理の内容を示すブロック図である。
【符号の説明】
1:鋳型の内壁 2:水箱 3F,3L:リニアモ−タ PW:パウダ MM:溶鋼 SB:鋳片 11F,11L:長辺 12F,12L:非磁性ス
テンレス板 13F,13L:銅板 14R,14L:短辺 15R,15L:銅板 16R,16L:非磁性ス
テンレス板 17F,17L:コア CF1a〜CF1r:第1グル−プの電気コイル CF2a〜CF2r:第2グル−プの電気コイル CL1a〜CL1r:第1グル−プの電気コイル CL2a〜CL2r:第2グル−プの電気コイル U11,V11,W11/U12,V12,W12:電源接続端子 U21,V21,W21/U22,V22,W22:電源接続端子 20F1,20F2,20L1,20L2:電源回路 17:注湯ノズル 18:表層流 19:流出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−258152(JP,A) 特開 平2−89544(JP,A) 特開 昭62−203648(JP,A) 特開 平4−84650(JP,A) 特開 平7−209047(JP,A) 特開 平6−182511(JP,A) 特開 昭63−252645(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/04 311 B22D 11/10 B22D 11/10 350 B22D 11/16 104

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融金属を取り囲む鋳型辺に沿って配列し
    た複数個の磁極と各磁極を励磁するための複数個の電気
    コイルの組合せでなる、鋳型辺に沿った電磁石、およ
    び、電気コイルそれぞれに溶融金属流に制動力を加える
    ための直流を通電する手段を備える連続鋳造装置におい
    て、 前記鋳型辺の温度分布を検出する手段;および、温度が
    高い箇所の近くの溶融金属流に高い制動力を与える電流
    指令を前記通電手段に与える温度分布制御手段;を備え
    ることを特徴とする連続鋳造装置。
  2. 【請求項2】温度分布を検出する手段は、鋳型の相対向
    する2短辺それぞれの温度を検出する温度センサを含
    み、温度分布制御手段は、2短辺の温度差に対応して温
    度が高い短辺に近い電気コイルに高レベルの直流を通電
    する電流指令を前記通電手段に与える、請求項1記載の
    連続鋳造装置。
  3. 【請求項3】温度センサは鋳片引抜き方向に分布した複
    数個の温度検出素子を含み、温度分布制御手段は、それ
    らが検出した温度の高いものを摘出し、それを鋳型各辺
    の代表温度とする、請求項2記載の連続鋳造装置。
  4. 【請求項4】温度分布を検出する手段は、鋳型の相対向
    する2長辺それぞれの温度を検出する温度センサを含
    み、温度分布制御手段は、2長辺の温度差に対応して温
    度が高い長辺に近い電気コイルに高レベルの直流を通電
    する電流指令を前記通電手段に与える、請求項1,請求
    項2又は請求項3記載の連続鋳造装置。
  5. 【請求項5】溶融金属を取り囲む鋳型辺に沿って配列し
    た複数個の磁極と各磁極を励磁するための複数個の電気
    コイルの組合せでなる、鋳型辺に沿った電磁石、およ
    び、電気コイルそれぞれに溶融金属流に制動力を加える
    ための交流を通電する手段を備える連続鋳造装置におい
    て、 前記鋳型辺の温度分布を検出する手段;および、温度が
    低い箇所の近くの溶融金属流に高い制動力を与える電流
    指令を前記通電手段に与える温度分布制御手段;を備え
    ることを特徴とする連続鋳造装置。
  6. 【請求項6】温度分布を検出する手段は、鋳型の相対向
    する2短辺それぞれの温度を検出する温度センサを含
    み、温度分布制御手段は、2短辺の温度差に対応して温
    度が高い短辺に近い電気コイルに低レベルの交流を通電
    する電流指令を前記通電手段に与える、請求項5記載の
    連続鋳造装置。
  7. 【請求項7】温度センサは鋳片引抜き方向に分布した複
    数個の温度検出素子を含み、温度分布制御手段は、それ
    らが検出した温度の高いものを摘出し、それを鋳型各辺
    の代表温度とする、請求項6記載の連続鋳造装置。
  8. 【請求項8】温度分布を検出する手段は、鋳型の相対向
    する2長辺それぞれの温度を検出する温度センサを含
    み、温度分布制御手段は、2長辺の温度差に対応して温
    度が高い長辺に近い電気コイルに低レベルの交流を通電
    する電流指令を前記通電手段に与える、請求項5,請求
    項6又は請求項7記載の連続鋳造装置。
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