JPH072454U - コークス炉の炉蓋 - Google Patents
コークス炉の炉蓋Info
- Publication number
- JPH072454U JPH072454U JP3090193U JP3090193U JPH072454U JP H072454 U JPH072454 U JP H072454U JP 3090193 U JP3090193 U JP 3090193U JP 3090193 U JP3090193 U JP 3090193U JP H072454 U JPH072454 U JP H072454U
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- JP
- Japan
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- furnace lid
- seal plate
- coke oven
- frame
- knife edge
- Prior art date
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- Pending
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- Coke Industry (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案の目的は、コークス炉の枠が熱により
変形して、炉蓋が枠に適合しなくなった時炉蓋側を調整
して、炉蓋のシールプレートの可撓性により熱により変
形する枠に追従して炉蓋側が適合するようになる炉蓋を
創造することを課題とする。 【構成】 可撓性の高い薄いシールプレート1を設ける
とともに、炉蓋本体2とシールプレート1の間隔を調整
して、さらに固定する調整機構4を、シールプレート1
に付設したスライドプレート8と炉蓋本体2の間に設け
たことを特徴とするコークス炉の炉蓋。
変形して、炉蓋が枠に適合しなくなった時炉蓋側を調整
して、炉蓋のシールプレートの可撓性により熱により変
形する枠に追従して炉蓋側が適合するようになる炉蓋を
創造することを課題とする。 【構成】 可撓性の高い薄いシールプレート1を設ける
とともに、炉蓋本体2とシールプレート1の間隔を調整
して、さらに固定する調整機構4を、シールプレート1
に付設したスライドプレート8と炉蓋本体2の間に設け
たことを特徴とするコークス炉の炉蓋。
Description
【0001】
本考案は、コークス炉の枠に圧接されてガスシールを達成する、コークス炉の 炉蓋に関する。
【0002】
この種の炉蓋として、特開昭59−122580号公報からコークス炉用ドア が公知である。このコークス炉用ドアではコークス炉27のドア本体とドアレン ガ23の間隔が水平方向に接近、離反自在に構成されている。このドアは図2に 示すように、厚いシールプレート21を調整装置24により炉蓋本体22側と接 近、離反自在に連絡している。ナイフエッジ25は枠26にばねによりラインコ ンタクトさせている。厚いシールプレート21はこの場合あまり撓まない。
【0003】 図3に示す炉蓋22は薄いシールプレート21のみの撓みで枠26の熱変形に 追従して行く。調整装置24により調整する場合、コークス炉27に装着される 炉蓋レンガ23とナイフエッジ25の区間Aにおけるシールプレート21のたわ みによる追従には限界があり、押しつけ力にも限界がある。狭隘な場所なので区 間Aを長くとれず、その結果前記追従が著しく制限される。
【0004】
本考案の課題は、コークス炉の炉蓋コークス炉の枠が熱により変形して、炉蓋 が枠に適合しなくなった時炉蓋側を調整し、それにより熱により変形する枠に対 して炉蓋側が広い範囲に渡り追従して枠に適合されるようにすることである。
【0005】
本考案の課題はコークス炉の枠とナイフエッジの間隔を微調整するために、炉 蓋本体に設けられているナイフエッジにシールプレートの周囲を接合し、そのシ ールプレートを薄くかつ可撓性を高くし、更に炉蓋本体に対するシールプレート の間隔を調整し、固定するためにシールプレートと炉蓋本体の間に調整装置が設 けられていることによって解決される。
【0006】
図1は本発明によるコークス炉の炉蓋を示す。ナイフエッジ5を枠6へ圧接す る機構は炉蓋本体2に付設したスピンドルヘッド10、スプリング11、プラグ 9、ボルト12から構成される。
【0007】 1はシールプレートを示し、シールプレート1は炉蓋本体2の内側に位置して おり、シールプレート1の周囲は炉蓋本体2の周囲に装着されるナイフエッジ5 に溶接により固着されている。炉蓋本体2をコークス炉7の枠6に圧着する際ナ イフエッジ5の先端はコークス炉7の枠6に密着する。ナイフエッジ5はスピン ドルヘッド10に嵌装され、スピンドルヘッド10は炉蓋本体2の周囲に炉蓋本 体2から外れないように炉蓋本体2にプラグ9とボルト12により支持され、か つスプリング11によって炉蓋本体2の内側に押圧されている。炉蓋本体2の外 側にはプラグ9を介してボルト12が取り付けられ、プラグ9の調整によりスピ ンドルヘッド10を押すスプリング11の押圧力を調整することができる。
【0008】 調整装置4はスライドプレート8、スライドスタンド13、スライドピース1 4、及びアジャスティングボルト15から成る。シールプレート1にボルトで取 り付けられたスライドプレート8にスライドスタンド13を溶接し、スライドス タンド13の溝中に移動可能にスライドピース14を嵌入する。スライドピース 14の支持はアジャスティングボルト15を貫通するボルト16がスライドピー ス14にねじ結合されていることにより行われ、スライドピース14のロックは ボルト16の締付けによる。またアジャスティングボルト15が炉蓋本体2にね じ込まれ、かつ炉蓋本体2を貫通したその先端でスライドピース14に常に当接 しつつ、係合している。それによってアジャスティングボルト15を調整するこ とによりスライドピース14、従ってスライドスタンド13、従ってシールプレ ート1を炉蓋本体2に対して進退させて、スライドプレート8と共にコークス炉 7の枠6に対して調整することができるように構成されている。調整装置4の操 作によってコークス炉7に進入する炉蓋レンガ3もコークス炉7に対して調整さ れることになる。
【0009】 炉蓋本体2の外側には、炉蓋全体をコークス炉7に取り付けたり取り外したり する操作のためのハンドルが設けられている。 本発明の実施例では、シールプレート1を薄くして、可撓性の非常に大きい材 質を使用したから、枠6が大きい熱変形を生じても炉蓋が枠6に大幅な追従がで きる。シールプレート1の炉外側にはエアギャップがあり、シールプレート1は 空気で冷却される。シールプレート1の厚さを薄くして、例えば1.5mmとし 、材質をSUS304とする。同一のたわみに対して、従来のシールプレートの 厚さ3.2mm、材質SSの場合に比して、曲げ応力を半分以下にできる。
【0010】 炉蓋と枠6の初期調整は調整装置4でシールプレート1を押したり、緩めたり して炉蓋本体2とシールプレート1の間隔を調整することにより行われる。 次にナイフエッジ5の調整プラグ9で微小調整し、ナイフエッジ5と枠6を圧 着させる。初期調整後、日時が経過し、枠6が熱により大きく変形した時は、再 び調整装置4により調整する。調整代は約±8mmまで可能である。調整装置4 による調整後、ナイフエッジ5に付設されている調整プラグ9により微小調整す る。調整代は約±5mmまで可能である。
【0011】 図1によれば、1は可撓性が高く、薄いシールプレートを示す。シールプレー ト1は図1の使用状態において、曲げ応力に比例して撓む。可撓性の高い、薄い シールプレートを使用すれば、可撓性の低い厚いシールプレートを使用する時よ りも、たわみによる曲げ応力は半分以下にすることができる。
【0012】 従って図1のシールプレート1であれば、大きく撓ませることができる。
【0013】
【考案の効果】 シールプレート1に可撓性のある薄板を採用したので、炉蓋の枠6に対する圧 接が容易となった。その周囲をナイフエッジ5に接合されたシールプレート1と 調整装置4との組み合わせにより、炉蓋本体2に対するシールプレート1の間隔 を小幅にでもまた炉蓋本体2に対するシールプレート1の間隔を大幅にでも調整 可能となった。それによってコークス炉7の枠6に対する炉蓋のガスシールの調 整を広い範囲に渡って完全にすることができる。初期調整後、時間が経過し、枠 6が熱により大きく変形し、調整距離が長くなっても、再びシールプレート1と 調整装置4を調整することにより、ナイフエッジ5は、枠6に容易に圧接し炉蓋 のガスシールが達成される。
【図1】本発明による炉蓋構造の断面図である。
【図2】従来技術による炉蓋構造の断面図である。
【図3】従来構造の炉蓋構造の断面図である。
1 シールプレート 2 炉蓋本体 3 炉蓋レンガ 4 調整装置 5 ナイフエッジ 6 枠 7 コークス炉 8 スライドプレート 9 プラグ 10 スピンドルヘッド 11 スプリング 12 ボルト 13 スライドスタンド 14 スライドピース 15 アジャスティングボルト 16 ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 コークス炉(7)の枠(6)とナイフエ
ッジ(5)の間隔を微調整するために、シールプレート
(1)を薄くかつ可撓性を高くして、その周囲を炉蓋本
体(2)に設けられているナイフエッジ(5)に接合
し、更に炉蓋本体(2)に対するシールプレート(1)
の間隔を調整し、固定するためにシールプレート(1)
と炉蓋本体(2)の間に調整装置(4)が付設されてい
ることを特徴とするコークス炉の炉蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3090193U JPH072454U (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | コークス炉の炉蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3090193U JPH072454U (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | コークス炉の炉蓋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072454U true JPH072454U (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=12316638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3090193U Pending JPH072454U (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | コークス炉の炉蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072454U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4978640U (ja) * | 1972-10-27 | 1974-07-08 | ||
JPS5552562U (ja) * | 1978-10-05 | 1980-04-08 | ||
JPS57193780A (en) * | 1981-05-25 | 1982-11-29 | Toshiba Eng Co Ltd | Axial flow hydraulic machine |
JPS57190323U (ja) * | 1981-05-29 | 1982-12-02 |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP3090193U patent/JPH072454U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4978640U (ja) * | 1972-10-27 | 1974-07-08 | ||
JPS5552562U (ja) * | 1978-10-05 | 1980-04-08 | ||
JPS57193780A (en) * | 1981-05-25 | 1982-11-29 | Toshiba Eng Co Ltd | Axial flow hydraulic machine |
JPS57190323U (ja) * | 1981-05-29 | 1982-12-02 | ||
JPS626427Y2 (ja) * | 1981-05-29 | 1987-02-14 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990202 |