JPH0724489Y2 - 横架材 - Google Patents

横架材

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JPH0724489Y2
JPH0724489Y2 JP1988063756U JP6375688U JPH0724489Y2 JP H0724489 Y2 JPH0724489 Y2 JP H0724489Y2 JP 1988063756 U JP1988063756 U JP 1988063756U JP 6375688 U JP6375688 U JP 6375688U JP H0724489 Y2 JPH0724489 Y2 JP H0724489Y2
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JP
Japan
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wall panel
panel
horizontal member
fixing
fixed
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Application number
JP1988063756U
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English (en)
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JPH01170721U (ja
Inventor
謙作 大川
Original Assignee
ナショナル住宅産業株式会社
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Publication date
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、建物を形成する際に用いる横架材に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、壁パネルの立設は、壁パネルの上端を梁等の横架
材に固定し、下端を土台に固定することにより行ってい
た。この場合、横架材には、I形断面の横架材本体の下
部に下方に開口した溝形部を一体に形成したものを用い
ていた。この構造において、壁パネルは、横架材の溝形
部に挿入された後に、溝形部と壁パネルとの間に生じた
隙間に楔を打ち込むことにより固定されていた。しか
し、この構造では、横架材の断面がI形の場合には溝形
部がなく、壁パネルを固定することができなかった。そ
のため、断面がI形の横架材でも壁パネルの固定が可能
な構造として、第5図に示すものが提案された(実願昭
62-036372)。すなわち、一方を壁パネル14の上端面に
固定し、他方を一方に対して進退自在に設けた一対の梁
固定部材11,12の垂直片の上部にそれぞれ逆止爪13を設
け、この逆止爪13を押圧する復帰ばね15を前記垂直片に
跨がって設けたものである。そして、壁パネル14の横架
材16への固定は、壁パネル14を斜め下方から押し上げる
ことにより梁固定部材11,12の間に横架材16の下フラン
ジを挟み込み、壁パネル14が垂設された状態において、
他方の梁固定部材12を一方の梁固定部材11側に固着具17
で引き寄せて挟着することにより行っていた。挟着され
た状態の横架材16の下フランジには上面に逆止爪13が係
合し、壁パネル14が外れるのを防止していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、この構造では、I形断面の横架材16と、I形断
面の下部に溝形部を形成した横架材とでは壁パネル14の
固定構造が異なっていたので、固定作業も異なり、作業
性が悪くなっていた。
したがって、この考案の目的は、壁パネルの固定作業の
標準化が図れる横架材を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の横架材は、I形断面を有する横架材本体と、
下向きに開口し前記横架材本体の下面に着脱自在に設け
られ室内側のフランジを水平方向かつ室内側に切り起こ
してパネル固定片を形成した溝形材とを備えたものであ
る。
〔作用〕
この考案の構成によると、I形断面の横架材本体の下面
に溝形材を着脱自在に設けたので、溝形材を固着するこ
とによりI形断面の横架材にも壁パネルを固定すること
ができる。しかも、壁パネルの固定が従来と同様の手順
で行えるので、固定作業の標準化を図ることができる。
また、上記のように溝形材で壁パネルを固定できるとと
もに、さらにそのフランジを水平方向かつ室内側に切り
起こして形成したパネル固定片に天井パネルの側縁部を
当接させて固定できるので、天井パネルの位置決めが容
易に行えかつ天井パネルを固定するための下地材が不要
となる。このため、天井を設ける際に部材点数とともに
作業工数を削減することができる。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図ないし第4図に基づいて説
明する。第1図はこの実施例の横架材に壁パネルを固定
した状態の部分断面図であり、第2図はその部分側面図
である。
第2図に示すように、この壁パネル5は建物の袖壁部分
に用いられており、横架材1はこの袖壁の上面に沿って
設けられている。横架材1は、第1図に示すように、H
形鋼からなる横架材本体2と、横架材本体2の下面に着
脱自在に設けた溝形材3とからなる。横架材本体2の下
フランジ2aおよび溝形材3のウェブ3aには、固着具挿通
孔が同間隔で形成してあり、固着具4で互いに固着可能
である。溝形材3の開口には壁パネル5の上枠5aが挿入
されている。壁パネル5の上枠5aと溝形材3のフランジ
3aとの間に生じる隙間には楔6が打ち込まれており、横
架材1と壁パネル5との固定を確実にしている。また、
壁パネル5の下枠5bは土台7に係合されている。
また、第3図に示すように、溝形材3の室内側のフラン
ジを水平方向かつ室内側に切り起こしてパネル固定片3b
が形成され、このパネル固定片3bに固着具挿通孔3cが設
けてある。このパネル固定片3bには、第4図に示すよう
に、天井パネル10が釘等の固着具で固定される。なお、
第1図および第2図ではパネル固定片3bの図示を省略し
た。
この実施例による壁パネル5の施工手順を説明する。壁
パネル5は、あらかじめ工場において製造しておく。ま
た、横架材本体2には溝形材3を固着しておく。現場に
おいて柱9(第2図参照)の間に上階の床梁8を固定す
る。この床梁8の上面に土台7を固定する。壁パネル5
を下方から押し上げて横架材1の溝形材3に上枠5aを挿
入し、この状態で壁パネル5を下方にずらして下枠5bを
土台7に係合する。溝形材3と壁パネル5の上枠5aとの
間の隙間に楔6を打ち込んむことにより壁パネル5の施
工が完了する。また、天井の施工に際しては、第4図に
示すように、天井パネル10の側縁部をパネル固定片3bに
当接させて位置決めし、固着具挿通孔3cに固着具を挿通
して天井パネル10をパネル固定片3bに固定する。
この実施例の構成によると、横架材本体2の下面に溝形
材3を固着したので、横架材1に壁パネル5を固定する
ことができる。しかも、溝形材3を固着したことによ
り、横架材1を従来の横架材と略同一の断面に形成で
き、壁パネル5の固定作業も従来と同様の手順で行え
る。したがって、固定作業の標準化を図ることができ
る。また、横架材本体2に溝形材3を固着するだけで壁
パネル5を固定する溝部が形成できるので、あらかじめ
下部に溝部を形成した横架材を形成する必要がない。そ
のため、横架材本体2に既成のH形鋼を使用することが
でき、生産性の向上を図ることができる。また、上記の
ように溝形材3で壁パネル5を固定できるとともに、さ
らにそのフランジを水平方向かつ室内側に切り起こして
形成したパネル固定片3bに天井パネル10の側縁部を当接
させて固定できるので、天井パネル10の位置決めが容易
に行えかつ天井パネル10を固定するための下地材が不要
となる。このため、天井を設ける際に部材点数とともに
作業工数を削減することができる。
〔考案の効果〕
この考案の横架材によると、I形断面の横架材本体の下
面に溝形材を着脱自在に設けたので、溝形材を固着する
ことによりI形断面の横架材にも壁パネルを固定するこ
とができる。しかも、壁パネルの固定が従来と同様の手
順で行えるので、固定作業の標準化を図ることができ
る。また、上記のように溝形材で壁パネルを固定できる
とともに、さらにそのフランジを水平方向かつ室内側に
切り起こして形成したパネル固定片に天井パネルの側縁
部を当接させて固定できるので、天井パネルの位置決め
が容易に行えかつ天井パネルを固定するための下地材が
不要となる。このため、天井を設ける際に部材点数とと
もに作業工数を削減することができ、施工性の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の一部省略部分断面図、第
2図はその部分側面図、第3図は溝形材の部分斜視図、
第4図はその溝形材に天井パネルを固定した状態の部分
断面図、第5図は提案例の部分断面図である。 1……横架材、2……横架材本体、3……溝形材、5…
…壁パネル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】I形断面を有する横架材本体と、下向きに
    開口し前記横架材本体の下面に着脱自在に設けられ室内
    側のフランジを水平方向かつ室内側に切り起こしてパネ
    ル固定片を形成した溝形材とを備えた横架材。
JP1988063756U 1988-05-13 1988-05-13 横架材 Expired - Lifetime JPH0724489Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988063756U JPH0724489Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13 横架材

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988063756U JPH0724489Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13 横架材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01170721U JPH01170721U (ja) 1989-12-04
JPH0724489Y2 true JPH0724489Y2 (ja) 1995-06-05

Family

ID=31289246

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JP1988063756U Expired - Lifetime JPH0724489Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13 横架材

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5932004U (ja) * 1982-08-25 1984-02-28 ナシヨナル住宅産業株式会社 建物の下部構造
JPS637628U (ja) * 1986-06-30 1988-01-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01170721U (ja) 1989-12-04

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