JPH09279726A - 間仕切壁の形成方法 - Google Patents

間仕切壁の形成方法

Info

Publication number
JPH09279726A
JPH09279726A JP9676496A JP9676496A JPH09279726A JP H09279726 A JPH09279726 A JP H09279726A JP 9676496 A JP9676496 A JP 9676496A JP 9676496 A JP9676496 A JP 9676496A JP H09279726 A JPH09279726 A JP H09279726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partition
wall
partition panel
forming
runner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9676496A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetada Kawakami
栄忠 河上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP9676496A priority Critical patent/JPH09279726A/ja
Publication of JPH09279726A publication Critical patent/JPH09279726A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 間仕切パネルの設置作業を迅速かつ容易に行
うことができる間仕切壁の形成方法を提供すること。 【解決手段】 上下端面に溝状の凹部を有する間仕切パ
ネル23を製造し、間仕切パネル22の当接面25Aに
第1の係止部42を食い込ませて接合具40を取り付け
ておき、建物ユニットの骨組み内に互いに平行な天井ラ
ンナと床ランナを設置し、建物ユニットの開口から挿入
した間仕切パネル23をこれらのランナに沿ってスライ
ドさせ、間仕切パネル22の当接面25Aに当接させる
ことにより間仕切パネル23の当接面25Bに第2の係
止部43を食い込ませて間仕切パネル23と間仕切パネ
ル22とを接続固定し、間仕切壁を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間仕切壁の形成方
法に関し、詳しくは、天井、床および壁を有しかつ少な
くとも一側面が開口された部屋または建物ユニットに、
壁に当接する間仕切パネルを設置して間仕切壁を形成す
る間仕切壁の形成方法に関する。
【0002】
【背景技術】建物には、一般に、内部空間を区画する間
仕切壁が設けられている。従来より、間仕切壁は、天井
と床との間に縦芯材と横芯材とを格子状に組み付けてい
き、これらの芯材の両面に石膏ボード等を張り付けるこ
とにより形成されていた。
【0003】このような間仕切壁は設置作業が煩雑なた
め、近年、予めパネル化した間仕切パネルを部屋内に組
み付ける方法が採用されている。この方法は、予め芯材
を格子状に組んだ枠組み体の一方の面に石膏ボード等を
張り付けてパネル本体を形成しておき、部屋の天井およ
び床に天井ランナおよび床ランナを互いに平行にかつ対
向して固定し、パネル本体の上下端部をこれらのランナ
に固定するとともに、その枠組み体を内壁や隣接する間
仕切パネル等の壁に釘打ち固定した後、枠組み体の他方
の面に壁面材を張り付けて間仕切パネルを組み立てる方
法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような間仕切パネ
ルは、その内部の枠組み体を内壁や隣接する間仕切パネ
ルに釘打ち固定することによりパネル本体の接続固定を
行うので、パネル本体と壁面材とを予め一体化させてお
くことができない。このため、間仕切パネルの設置時
に、壁面材をパネル本体に張り付ける間仕切パネルの組
み立て作業も行わなければならず、設置作業が煩雑であ
った。
【0005】本発明の目的は、間仕切パネルの設置作業
を迅速かつ容易に行うことができる間仕切壁の形成方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面を参照し
て説明すると、天井15、床16および壁13,21,
22を有しかつ少なくとも一側面が開口された部屋に、
前記壁13,21,22に当接する間仕切パネル21,
22,23を設置して間仕切壁20A,20Bを形成す
る間仕切壁の形成方法であって、上下端面に溝状の凹部
31を有する間仕切パネル21,22,23を製造し、
この間仕切パネル21,22,23と前記壁13,2
1,22との当接面25A,25Bのいずれか一方に他
方に対して食い込み可能な係止部43を有する接合具4
0を取り付け、前記部屋の天井15および床16に互い
に平行な天井ランナ17および床ランナ18を対向して
設けた後、この天井ランナ17および床ランナ18に前
記部屋の開口から挿入した前記間仕切パネル21,2
2,23の凹部31を嵌合し、この間仕切パネル21,
22,23を前記天井ランナ17および床ランナ18に
沿ってスライドさせ、前記壁13,21,22に当接さ
せることにより前記間仕切パネル21,22,23と前
記壁13,21,22とを前記接合具40を介して接続
固定することを特徴とする。
【0007】このような本発明においては、間仕切パネ
ル21,22,23を壁13,21,22に当接させる
だけで当接面25A,25Bの一方に取り付けられた接
合具40の係止部43が当接面25A,25Bの他方に
食い込んで相互に接続されるようになり、間仕切パネル
21,22,23の壁13,21,22への接続固定を
迅速かつ容易に行うことができる。また、間仕切パネル
21,22,23と壁13,21,22の接合を接合具
40を介して行うため、間仕切パネル21,22,23
内部の芯材等を壁13,21,22に対して固定する必
要がなくなり、間仕切パネル21,22,23をその設
置前に予め一体化させておくことができる。従って、間
仕切パネル21,22,23の組み立て作業をその設置
時に行う必要がなくなり、設置作業を簡略化できる。
【0008】さらに、間仕切パネル21,22,23を
天井ランナ17および床ランナ18に沿ってスライドさ
せて壁13,21,22に当接させるので、間仕切パネ
ル21,22,23を設置位置まで簡単に移動させるこ
とができる。これらにより、前記目的が達成される。
【0009】また、前記接合具40は、板状の本体41
とこの本体41の一方の面に設けられた第1の係止部4
2と前記本体41の他方の面に設けられた第2の係止部
43とを備え、この接合具40の第1の係止部42を予
め前記壁13,21,22に食い込ませて固定してお
き、この壁13,21,22に固定された前記接合具4
0の第2の係止部43に前記間仕切パネル21,22,
23を食い込ませて前記間仕切パネル21,22,23
と前記壁13,21,22との接続固定を行うことが望
ましい。
【0010】このように、接合具40を予め壁13,2
1,22に取り付けておき、その第2の係止部43に間
仕切パネル21,22,23を食い込ませて間仕切パネ
ル21,22,23と壁13,21,22との接続固定
を行えば、壁13,21,22に対して間仕切パネル2
1,22,23を所定位置に正確に位置決めすることが
できる。また、第1の係止部42を壁13,21,22
に食い込ませることにより接合具40を壁13,21,
22に固定すれば、接合具40の取り付けを迅速かつ容
易に行うことができる。
【0011】さらに、前記接合具40の第1の係止部4
2は前記本体41から切り起こされた三角形爪片であ
り、かつ前記第2の係止部43は前記本体41の両側縁
から直角に折曲された矩形板片であることが望ましい。
【0012】これによれば、第2の係止部43は比較的
面積の大きい矩形板片であるため、間仕切パネル21,
22,23の側面から釘やビス等を打ち込むことによ
り、間仕切パネル21,22,23を第2の係止部43
に確実に固定することができる。また、第2の係止部4
3は、本体41の両側縁から折曲された矩形板片である
ため簡単に形成できる。そして、第1の係止部42は本
体41から切り起こされた三角形爪片であるため簡単に
形成できる。また、この三角形爪片は先端が尖っている
ため、壁13,21,22に簡単に食い込ませることが
できる。
【0013】さらに、前記間仕切パネル21,22,2
3は、樹脂発泡体からなる矩形のボード32とこのボー
ド32の両面に張られた壁面材34とを含んで構成され
ていることが望ましい。ここで、樹脂発泡体には、例え
ば、スチロール樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン等
の発泡体を用いることができる。
【0014】このようにすれば、芯材を組んで枠組体を
形成する手間を省略できるうえに、ボード32の気泡に
より断熱性を確保できるので断熱材を省略できるように
なる。従って、ボード32の両面に壁面材34を張るだ
けで間仕切パネル21,22,23を簡単かつ低コスト
に形成できる。また、このボード32は樹脂発泡体から
なるため、接合具40の係止部43を容易に食い込ませ
ることができるようになり、間仕切パネル21,22,
23と壁13,21,22の接続固定を迅速かつ容易に
行うことができる。
【0015】前記間仕切パネル21,22,23はその
上下端辺に断面が凹形状を有する型鋼33を備え、この
型鋼33により前記凹部31が構成されていることが望
ましい。ここで、型鋼33には、例えば、H字断面を有
するH型鋼33、C字断面を有するC型鋼、U字断面を
有するU型鋼等を使用できる。このようにすれば、型鋼
33を配置するだけで間仕切パネル21,22,23の
凹部31を簡単に形成できる。
【0016】前記型鋼33は、H字断面を有するH型鋼
33であることが望ましい。このようなH型鋼33を用
いれば、既存の間仕切パネルの上下端辺にそれぞれH型
鋼33の一方の凹状部33Aをはめ込むだけで、他方の
凹状部33Bにより簡単かつ確実に凹部31を形成でき
る。また、一方の凹状部33Aを構成するフランジ部3
31により上下端部が挟まれて保持されるので、間仕切
パネル21,22,23の強度を高めることができる。
【0017】また、本発明は、四本の柱111およびこ
の柱111間を連結する梁112を含む直方体形状の骨
組み11とこの骨組み11内に組み付けられた天井1
5、床16および壁13,21,22を有し、かつ少な
くとも一側面が開口された建物ユニット10に、前記壁
13,21,22に当接する間仕切パネル21,22,
23を設置して間仕切壁20A,20Bを形成する間仕
切壁の形成方法であって、上下端面に溝状の凹部31を
有する間仕切パネル21,22,23を製造し、この間
仕切パネル21,22,23と前記壁13,21,22
との当接面25A,25Bのいずれか一方に他方に対し
て食い込み可能な係止部43を有する接合具40を取り
付け、前記建物ユニット10の天井15および床16に
互いに平行な天井ランナ17および床ランナ18を対向
して設けた後、この天井ランナ17および床ランナ18
に前記建物ユニット10の開口から挿入した前記間仕切
パネル21,22,23の凹部31を嵌合し、この間仕
切パネル21,22,23を前記天井ランナ17および
床ランナ18に沿ってスライドさせ、前記壁13,2
1,22に当接させることにより前記間仕切パネル2
1,22,23と前記壁13,21,22とを前記接合
具40を介して接続固定することを特徴とする。
【0018】このようにすれば、建物ユニット10内に
設置する間仕切パネル21,22,23の壁13,2
1,22への接続固定を迅速かつ容易に行うことができ
る。また、建物ユニット10内に設置する間仕切パネル
21,22,23を予め一体化させておくことができ、
設置作業を簡略化できる。従って、工場における間仕切
壁20A,20Bの設置作業を簡易化できる。これらに
より、前記目的が達成される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本実施形態の間仕切壁
20A,20Bを備えた建物ユニット10が示されてい
る。建物ユニット10は、四本の柱111およびこの柱
111の上下端間をそれぞれに連結する複数本の梁11
2を含む直方体形状の骨組み11と、この骨組み11の
一側面に組み付けられた内壁パネル13Aを含む内壁1
3と、この内壁13と同じ側面に設置されたALC等か
らなる外壁14とを備えている。この建物ユニット10
は、内壁13および外壁14が形成された側面を除く三
つの側面が開口されている。
【0020】この骨組み11内には、内壁13に直角に
連結された間仕切壁20Aと、この間仕切壁20Aに直
角に連結された間仕切壁20Bが形成されている。間仕
切壁20Aは、一方の側端面が内壁13に当接された間
仕切パネル21と、この間仕切パネル21に並設された
間仕切パネル22を含んで構成されている。間仕切壁2
0Bは、側端面が間仕切パネル22の側面に当接された
間仕切パネル23を含んで構成されている。
【0021】図2に示すように、骨組み11内には、そ
の上面に張られた天井面材15Aを含む天井15と、そ
の下面に張られた床面材16Aを含む床16とが形成さ
れている。この天井15および床16には、互いに平行
な天井ランナ17と床ランナ18が対向して設けられ、
これらの天井ランナ17と床ランナ18に沿って間仕切
壁20Aが形成されている。なお、間仕切壁20Bも、
間仕切壁20Aと同様に天井ランナ17および床ランナ
18に沿って形成されている。
【0022】間仕切パネル21,22,23は、上下端
面に溝状の凹部31を備えている。各間仕切パネル2
1,22,23は、樹脂発泡体からなる矩形のボード3
2と、このボード32の上下端辺に配置されたH字断面
を有するH型鋼33と、ボード32の両面に張られた石
膏ボード等の壁面材34とを含んで構成されている。ボ
ード32の上端辺に配置されたH型鋼33は、その一方
の凹状部33Aにボード32の上端部がはめ込まれ、下
端辺のH型鋼33は、その一方の凹状部33Aにボード
32の下端部がはめ込まれている。これらのH型鋼33
の他方の凹状部33Bにより、間仕切パネル21,2
2,23の凹部31が構成されている。
【0023】このような間仕切パネル21,22,23
は、その上下端面の各凹部31がそれぞれ天井ランナ1
7と床ランナ18に嵌合され、間仕切パネル21,2
2,23の側面から天井ランナ17または床ランナ18
まで貫通される釘19やビス等により固定されている。
一方、内壁13と間仕切パネル21、間仕切パネル21
と間仕切パネル22、間仕切パネル22と間仕切パネル
23は、それぞれ接合具40を介して接続固定されてい
る。
【0024】図3に示すように、接合具40は、薄板状
の金属板等からなる本体41と、この本体41の一方の
面に設けられた第1の係止部42と、本体41の他方の
面に設けられた第2の係止部43とを備えている。第1
の係止部42は、本体41から突出する複数の三角形爪
片であり、本体41から切り起こすことにより形成され
ている。第2の係止部43は、本体41の両側縁から直
角に折曲された矩形板片であり、例えば、本体41を構
成する金属板の両側を折り曲げ加工すること等により簡
単に形成できる。
【0025】図4に示すように、間仕切パネル22と間
仕切パネル23の接続部分において、接合具40は、間
仕切パネル22の当接面25Aと間仕切パネル23の当
接面25Bの間に本体41が挟まれるように配置され、
第1の係止部42が間仕切パネル22の当接面25Aに
食い込み、第2の係止部43が間仕切パネル23の当接
面25Bに食い込んだ状態で固定されている。この接合
具40は、間仕切パネル23の両側面から第2の係止部
43まで貫通する釘19やビス等により間仕切パネル2
3に固定されている。また、間仕切パネル22と間仕切
パネル23は、間仕切パネル22の当接面25Aとは反
対側の面から間仕切パネル23のボード32まで貫通す
る釘19やビス等により相互に接続されている。
【0026】内壁13と間仕切パネル21の接続部分
は、間仕切パネル22と間仕切パネル23の接続部分と
同様であり、接合具40の第1の係止部42が内壁13
の当接面に食い込み固定され、第2の係止部43が間仕
切パネル21の当接面に食い込み固定されている。
【0027】図5に示すように、間仕切パネル21と間
仕切パネル22の接続部分において、接合具40は、そ
の第1の係止部42が間仕切パネル21の当接面25A
に食い込み固定されるとともに、第2の係止部43が間
仕切パネル23の当接面25Bに食い込み固定されてい
る。この接合具40は、間仕切パネル22の両側面から
第2の係止部43まで貫通する釘19やビス等により間
仕切パネル23に固定されている。
【0028】このように構成された本実施形態において
は、次のような手順で工場において建物ユニット10内
に間仕切壁20A,20Bを形成する。先ず、ボード3
2の上下端辺にH型鋼33をはめ込み、その両面に壁面
材34を張ることにより、間仕切パネル21,22,2
3を形成しておく。間仕切パネル21と間仕切パネル2
2の各当接面25Aには、それぞれ接合具40をその第
1の係止部42を食い込ませることにより取り付けてお
く。
【0029】また、内壁13の間仕切パネル21が当接
される当接面にも、第1の係止部42を食い込ませて接
合具40を取り付けておく。そして、床ランナ18を床
16に固定するとともに、床ランナ18と平行に天井ラ
ンナ17を天井15に固定する。次に、建物ユニット1
0の内壁13が形成された側面と対向する側面の開口か
ら間仕切パネル21を挿入し、スライドさせることによ
り上下端面の各凹部31をそれぞれ天井ランナ17と床
ランナ18に嵌合する。そのまま間仕切パネル21を天
井ランナ17および床ランナ18に沿ってスライドさ
せ、その当接面(側端面)を内壁13の当接面に当接さ
せることにより、内壁13に固定された接合具40の第
2の係止部43に間仕切パネル21の当接面を食い込ま
せて内壁13と間仕切パネル21を接続固定する。
【0030】続いて、間仕切パネル21と同様にして、
間仕切パネル22を建物ユニット10内に挿入し、天井
ランナ17および床ランナ18に沿ってスライドさせて
間仕切パネル21の当接面25Aに当接させることによ
り、間仕切パネル21に固定された接合具40の第2の
係止部43に間仕切パネル22の当接面25Bを食い込
ませて、間仕切パネル21と22を接続固定する。
【0031】引き続き、建物ユニット10の内壁13が
形成された側面に隣接する側面(図1中左方の側面)の
開口から間仕切パネル23を挿入し、間仕切パネル21
と同様に、上下の各凹部31を天井ランナ17と床ラン
ナ18に嵌合させ、これらのランナ17,18に沿って
間仕切パネル23をスライドさせる。そのまま、間仕切
パネル23の当接面25Bを間仕切パネル22の当接面
25Aに当接させることにより、間仕切パネル22に固
定された接合具40の第2の係止部43に間仕切パネル
23の当接面25Bを食い込ませて間仕切パネル22と
23を接続固定する。
【0032】そして、各間仕切パネル21,22,23
の側面から第2の係止部43まで貫通する釘19等を打
ち込むことにより、間仕切パネル21,22,23を接
合具40の第2の係止部43に固定するとともに、側面
から天井ランナ17または床ランナ18まで貫通する釘
19等を打ち込むことにより、上下端部をそれぞれ天井
ランナ17と床ランナ18に固定する。
【0033】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、各間仕切パネル21,22,
23を、それぞれ壁である内壁13、間仕切パネル2
1,22に当接させるだけで、内壁13、間仕切パネル
21,22の当接面25Aに取り付けられた接合具40
の第1の係止部42が、各間仕切パネル21,22,2
3の当接面25Bに食い込んで相互に接続されるように
なり、工場における間仕切パネル21と内壁13、間仕
切パネル21と間仕切パネル22、間仕切パネル22と
間仕切パネル23の接続固定を迅速かつ容易に行うこと
ができる。
【0034】また、内壁13と間仕切パネル21、間仕
切パネル21と間仕切パネル22と、間仕切パネル22
と間仕切パネル23の各接続固定を接合具40を介して
行うため、各間仕切パネル21,22,23内部のボー
ド32をそれぞれ内壁13、間仕切パネル21,22に
対して固定する必要がなくなり、間仕切パネル21,2
2,23をその設置前に予め一体化させておくことがで
きる。従って、間仕切パネル21,22,23の組み立
て作業をその設置時に行う必要がなくなり、工場での設
置作業を簡略化できる。
【0035】さらに、間仕切パネル21,22,23を
建物ユニット10の開口から挿入し、天井ランナ17お
よび床ランナ18に沿ってスライドさせてそれぞれ内壁
13、間仕切パネル21,22に当接させるので、間仕
切パネル21,22,23を設置位置まで簡単に移動さ
せることができる。
【0036】そして、接合具40を予め内壁13、間仕
切パネル21,22に取り付けておき、各々の第2の係
止部43に間仕切パネル21,22,23を食い込ませ
ることにより、間仕切パネル21と内壁13、間仕切パ
ネル21と間仕切パネル22、間仕切パネル22と間仕
切パネル23の接続固定を行うので、内壁13、間仕切
パネル21,22に対して各間仕切パネル21,22,
23を所定位置に正確に位置決めすることができる。さ
らに、第1の係止部42を内壁13、間仕切パネル2
1,22の各当接面25Aに食い込ませることにより接
合具40を固定するので、接合具40の取付けを迅速か
つ容易に行うことができる。
【0037】そして、接合具40の第1の係止部42
は、本体41から切り起こされた三角形爪片であるた
め、簡単に形成することができる。また、この三角形爪
片は先端が尖っているため、内壁13,間仕切パネル2
1,22の各当接面25Aに簡単に食い込ませることが
できる。さらに、第2の係止部43は、比較的面積の大
きい矩形板片であるため、間仕切パネル21,22,2
3の側面から釘19やビス等を打ち込むことにより、間
仕切パネル21,22,23を第2の係止部43に確実
に固定することができる。
【0038】間仕切パネル21,22,23は、樹脂発
泡体からなるボード32とこのボード32の両面に張ら
れた壁面材34とを含んで構成されているので、芯材を
組んで枠組体を形成する手間を省略できるうえに、ボー
ド32の気泡により断熱性を確保できるので断熱材を省
略できるようになる。従って、ボード32の両面に壁面
材34を張るだけで間仕切パネル21,22,23を低
コストかつ簡単に形成できる。また、このボード32は
樹脂発泡体からなるため、接合具40の第1および第2
の係止部42,43を容易に食い込ませることができる
ようになり、内壁13と間仕切パネル21、間仕切パネ
ル21と間仕切パネル22、間仕切パネル22と間仕切
パネル23の接続固定を迅速かつ容易に行うことができ
る。
【0039】間仕切パネル21,22,23は、その上
下端辺に、断面に二つの凹状部33A,33Bを有する
H字断面を備えたH型鋼33を備え、このH型鋼33の
凹状部33Bにより間仕切パネル21,22,23の凹
部31を構成するので、各凹部31を簡単に形成でき
る。また、ボード32の上下端辺にそれぞれH型鋼33
の凹状部33Aをはめ込むだけで、他方の凹状部33B
により間仕切パネル21,22,23の各凹部31を簡
単かつ確実に構成できる。また、凹状部33Aを構成す
るフランジ部331によりボード32の上下端部が挟ま
れて保持されるので、間仕切パネル21,22,23の
強度を高めることができる。
【0040】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を
含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。す
なわち、前記実施形態では、接合具40を予め内壁13
と間仕切パネル21と22の各当接面25Aに取り付け
ておいたが、間仕切パネル21,22,23の各当接面
25Bに接合具40を取り付けておいてもよい。
【0041】また、前記実施形態では、接合具40の第
1の係止部42は三角形爪片であり、第2の係止部43
は矩形板片であったが、第1の係止部42を矩形板片と
し、第2の係止部43を三角形爪片としてもよい。或い
は、第1と第2の係止部42,43の両方を三角形爪片
または矩形板片としてもよい。さらに、第1および第2
の係止部42,43の形状は、三角形爪片や矩形板片だ
けに限定されるものではなく、例えば、矩形爪片または
三角形板片であってもよく、間仕切パネル21,22,
23や内壁13に食い込み可能な形状であれば任意であ
る。また、前記実施形態では、第1の係止部42により
接合具40を内壁13、間仕切パネル21,22に固定
したが、第1の係止部42はなくてもよく、釘や接着剤
等により接合具40を固定してもよい。
【0042】前記実施形態では、間仕切パネル21,2
2,23の凹部31をH型鋼33の凹状部33Bにより
構成したが、ボード32の上下端面を切り欠くことによ
り形成してもよい。また、間仕切パネル21,22,2
3は、ボード32と壁面材34からなるものに限定され
ず、枠組み体と壁面材からなる既存の間仕切パネルであ
ってもよい。
【0043】前記実施形態では、建物ユニット10内に
間仕切壁20A,20Bを形成したが、少なくとも一側
面が開口された部屋に間仕切壁を形成する場合にも本発
明は適用できる。この部屋は、例えば、在来工法または
パネル工法或いは軸組み工法等により建てられた建物の
部屋であってもよい。また、間仕切パネルの配置は、前
記実施形態の配置に限定されず、例えば、出隅部が形成
されるように一対の間仕切パネルを直角に配置してもよ
く、その配置は実施にあたって適宜設定すればよい。
【0044】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
間仕切パネルと壁との当接面のいずれか一方に他方に対
して食い込み可能な係止部を有する接合具を取り付ける
ので、間仕切パネルを壁に当接させるだけで一方の当接
面に取り付けられた接合具の係止部が他方の当接面に食
い込んで相互に接続されるようになり、間仕切パネルの
壁への接続固定を迅速かつ容易に行うことができる。
【0045】また、間仕切パネルと壁の接合を接合具に
より行うため、間仕切パネル内部の芯材等を壁に対して
固定する必要がなくなり、間仕切パネルをその設置前に
予め一体化させておくことができる。従って、間仕切パ
ネルの組み立て作業をその設置時に行う必要がなくな
り、設置作業を簡略化できる。さらに、間仕切パネルを
部屋の開口から挿入し、天井ランナおよび床ランナに沿
って壁に当接する位置までスライドさせるので、間仕切
パネルを設置位置まで簡単に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す平面図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】前記実施形態の接合具を示す斜視図。
【図4】図1の囲み円IVで囲まれた部分を示す拡大図。
【図5】図1の囲み円Vで囲まれた部分を示す拡大図。
【符号の説明】
10 建物ユニット 11 骨組み 111 柱 112 梁 13 内壁 15 天井 16 床 17 天井ランナ 18 床ランナ 20A,20B 間仕切壁 21,22,23 間仕切パネル 25A,25B 当接面 31 凹部 32 ボード 33 H型鋼 34 壁面材 40 接合具 41 本体 42 第1の係止部 43 第2の係止部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井、床および壁を有しかつ少なくとも
    一側面が開口された部屋に、前記壁に当接する間仕切パ
    ネルを設置して間仕切壁を形成する間仕切壁の形成方法
    であって、 上下端面に溝状の凹部を有する間仕切パネルを製造し、
    この間仕切パネルと前記壁との当接面のいずれか一方に
    他方に対して食い込み可能な係止部を有する接合具を取
    り付け、前記部屋の天井および床に互いに平行な天井ラ
    ンナおよび床ランナを対向して設けた後、この天井ラン
    ナおよび床ランナに前記部屋の開口から挿入した前記間
    仕切パネルの凹部を嵌合し、この間仕切パネルを前記天
    井ランナおよび床ランナに沿ってスライドさせ、前記壁
    に当接させることにより前記間仕切パネルと前記壁とを
    前記接合具を介して接続固定することを特徴とする間仕
    切壁の形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した間仕切壁の形成方法
    において、前記接合具は、板状の本体とこの本体の一方
    の面に設けられた第1の係止部と前記本体の他方の面に
    設けられた第2の係止部とを備え、この接合具の第1の
    係止部を予め前記壁に食い込ませて固定しておき、この
    壁に固定された前記接合具の第2の係止部に前記間仕切
    パネルを食い込ませて前記間仕切パネルと前記壁との接
    続固定を行うことを特徴とする間仕切壁の形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した間仕切壁の形成方法
    において、前記接合具の第1の係止部は前記本体から切
    り起こされた三角形爪片であり、かつ前記第2の係止部
    は前記本体の両側縁から直角に折曲された矩形板片であ
    ることを特徴とする間仕切壁の形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれかに
    記載した間仕切壁の形成方法において、前記間仕切パネ
    ルは、樹脂発泡体からなる矩形のボードとこのボードの
    両面に張られた壁面材とを含んで構成されていることを
    特徴とする間仕切壁の形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれかに
    記載した間仕切壁の形成方法において、前記間仕切パネ
    ルはその上下端辺に断面が凹形状を有する型鋼を備え、
    この型鋼により前記凹部が構成されていることを特徴と
    する間仕切壁の形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載した間仕切壁の形成方法
    において、前記型鋼は、H字断面を有するH型鋼である
    ことを特徴とする間仕切壁の形成方法。
  7. 【請求項7】 四本の柱およびこの柱間を連結する梁を
    含む直方体形状の骨組みとこの骨組み内に組み付けられ
    た天井、床および壁を有しかつ少なくとも一側面が開口
    された建物ユニットに、前記壁に当接する間仕切パネル
    を設置して間仕切壁を形成する間仕切壁の形成方法であ
    って、 上下端面に溝状の凹部を有する間仕切パネルを製造し、
    この間仕切パネルと前記壁との当接面のいずれか一方に
    他方に対して食い込み可能な係止部を有する接合具を取
    り付け、前記建物ユニットの天井および床に互いに平行
    な天井ランナおよび床ランナを対向して設けた後、この
    天井ランナおよび床ランナに前記建物ユニットの開口か
    ら挿入した前記間仕切パネルの凹部を嵌合し、この間仕
    切パネルを前記天井ランナおよび床ランナに沿ってスラ
    イドさせ、前記壁に当接させることにより前記間仕切パ
    ネルと前記壁とを前記接合具を介して接続固定すること
    を特徴とする間仕切壁の形成方法。
JP9676496A 1996-04-18 1996-04-18 間仕切壁の形成方法 Withdrawn JPH09279726A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9676496A JPH09279726A (ja) 1996-04-18 1996-04-18 間仕切壁の形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9676496A JPH09279726A (ja) 1996-04-18 1996-04-18 間仕切壁の形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09279726A true JPH09279726A (ja) 1997-10-28

Family

ID=14173712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9676496A Withdrawn JPH09279726A (ja) 1996-04-18 1996-04-18 間仕切壁の形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09279726A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110206196A (zh) * 2019-07-09 2019-09-06 捷瑞特(天津)新型建材科技有限公司 装配式隔墙结构及隔墙模块与墙面的连接节点结构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110206196A (zh) * 2019-07-09 2019-09-06 捷瑞特(天津)新型建材科技有限公司 装配式隔墙结构及隔墙模块与墙面的连接节点结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6584595B1 (ja) 自由配置可能な間仕切り壁及びその施工方法
JPH09279726A (ja) 間仕切壁の形成方法
JPH017775Y2 (ja)
JP3299348B2 (ja) 間仕切りパネルの取付構造
JP3877421B2 (ja) 床パネル及び建物ユニット
JP3987653B2 (ja) 木造建築物用壁パネル
JP2602504B2 (ja) 木造家屋の組立方法
JP2560287Y2 (ja) 天 井
JP3352574B2 (ja) 上下階ユニットの接合構造
JPH0724489Y2 (ja) 横架材
JP4499312B2 (ja) 間仕切壁構造および間仕切壁施工方法
JP2846380B2 (ja) 石膏ボード貼パネルの接合方法
JPS6118102Y2 (ja)
JP3575623B2 (ja) 建物の壁パネルおよびその取り付け方法
JPH11303195A (ja) パーゴラ及びパーゴラ組立方法
JPH0326259B2 (ja)
JPH09125565A (ja) 建築用木製の構造部材
JPH11159146A (ja) パネル工法用軸組の吊り込み治具及びその施工方法
JP2006009357A (ja) 間仕切壁
JP2001317156A (ja) 軸組パネル工法家屋建築用木質パネル
JPH08226166A (ja) 和式建築のパネル工法
JPH06129018A (ja) ユニット住宅の内壁構造
JPH0579024U (ja) 建築用取付具
JP2001020448A (ja) 壁パネル、壁パネルどうしの接合構造および壁パネルと屋根パネルとの連結構造
JPH05230909A (ja) 間仕切壁の構造およびその組立方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030701