JPH07243678A - 脱臭装置付パーティション - Google Patents

脱臭装置付パーティション

Info

Publication number
JPH07243678A
JPH07243678A JP6070266A JP7026694A JPH07243678A JP H07243678 A JPH07243678 A JP H07243678A JP 6070266 A JP6070266 A JP 6070266A JP 7026694 A JP7026694 A JP 7026694A JP H07243678 A JPH07243678 A JP H07243678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
partition
ozone
duct
catalyst unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6070266A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Kawai
勝廣 川合
Hisao Toyoshima
久男 豊嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP6070266A priority Critical patent/JPH07243678A/ja
Publication of JPH07243678A publication Critical patent/JPH07243678A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋内空気を再循環させて臭い空気を効率的に
浄化できる脱臭装置付パーティションを提供する。 【構成】 パーティション表面パネル61に空気吸入口
11と空気吹出口12を開口せしめ、一方、パーティシ
ョン裏面パネル62に近接して基板7を設ける。基板7
上に気流ダクト2を配設して空気吸入口11と空気吹出
口12を結び、気流ダクト2内の空気吸入口11に近い
上流側より、オゾン発生器3と、吸入空気中の臭い成分
を吸着してオゾン発生器3より供給されるオゾンにより
これを分解するとともに余剰のオゾンを分解する触媒ユ
ニット4と、気流ダクト2内に空気を流通せしめる空気
流通ファン5とをそれぞれ設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内部に脱臭装置をコンパ
クトに組み込んだ脱臭装置付パーティションに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の職場環境の改善の要求を背景とし
て、会議室等における煙草臭の解消が問題となってい
る。従来は空調装置により新気を導入するとともに換気
扇等により汚染した屋内空気を屋外へ排気することが行
われているが、これは空調空気が無駄に消費される。ま
た、間仕切り壁(パーティション)で囲んだだけの簡易
的な会議室等では十分な空調装置が備えられていない場
合も多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、屋内空気を再
循環して簡易に煙草臭を除去する脱臭装置の実現が望ま
れているが、この場合、市販のエアコンディショナーの
ように壁から突出するものでは見栄えが悪いとともに、
比較的狭い簡易的な会議室等では有効スペースが大きく
制約されるという問題がある。
【0004】なお、パーテイション内を単に空調ダクト
として使用するものが、例えば実開平4−110336
号公報、特開平5−79689号公報、特開平5−14
1758号公報等に示されている。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、屋内
空気を再循環させて臭い空気を効率的に浄化できる、脱
臭装置付パーティションを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一の構成におい
ては、表裏一対のパネル61,62からなるパーティシ
ョン6において、表面パネル61に空気吸入口11と空
気吹出口12を設け、パーティション6本体内にこれら
空気吸入口11と空気吹出口12を結ぶ通気路2を形成
するとともに、該通気路2内に空気吸入口11側から空
気吹出口12側にオゾン発生器3と、吸入空気中の臭い
成分を吸着して上記オゾン発生器3より供給されるオゾ
ンによりこれを酸化除去するとともに余剰のオゾンを分
解する触媒ユニット4と、通気路2内に空気を流通せし
める空気流通手段5とをそれぞれ配設する。
【0007】本発明の他の構成においては、上記通気路
2を長尺に形成するとともに、上記オゾン発生器3と触
媒ユニット4間の距離を長くする。
【0008】
【作用】上記一の構成において、表面パネル61の空気
吸入口11より通気路2内へ吸入された臭い成分を含ん
だ空気(臭い空気)は、オゾン発生器3より供給される
オゾンと共に触媒ユニット4に至る。臭い成分は触媒ユ
ニット4において吸着され、これにオゾンが作用して効
率的に分解消失せしめられる。臭い成分の分解に寄与し
なかった余剰のオゾンも上記触媒ユニット4内で分解さ
れ、下流への流出が防止される。しかして、臭い成分が
除去され、オゾン臭のない、清浄な空気が空気吹出口1
2から室内へ送給される。本発明によれば脱臭装置が壁
面より突出することはなく、目栄えが良いとともに、小
さい簡易的な会議室等においてスペースの有効利用が可
能となる。
【0009】上記他の構成においては、オゾン発生器3
と触媒ユニット4間の距離を長くしたから、空気吸入口
11から吸入された臭い空気とオゾン発生器3より供給
されるオゾンの接触時間が長く、ある程度の臭い成令分
解反応が進行して触媒ユニット4に至る。これにより、
触媒ユニット4における臭い成分およびオゾンの分解作
用がより効果的に発揮され、余剰オゾンの発生も少なく
なる。
【0010】また、上記いずれの構成においても、空気
流通手段5としてのファンやポンプ等が壁内に収納され
るから、作動時の騒音低減が実現される。
【0011】
【実施例1】図1には脱臭装置付パーティションの分解
斜視図を示し、図2には脱臭装置付きパーティションの
部分断面側面図を示す。図において、会議室等を区画す
るパーティション6は間隔をおいて前後に配置された表
裏一対のパネル61,62よりなり、これらパネル6
1,62間の上部に脱臭装置が設けてある。すなわち、
表面パネル61は図示例の場合上下に2分割されてお
り、上側の表面パネル611は下側の表面パネル612
よりやや突出している。この横長の長方形をなす上側の
表面パネル611面には、下縁の中央部に空気吸入口1
1が設けられ、上縁にはこれに沿って水平に延びる空気
吹出口12が設けてある。空気吸入口11には空気中の
ほこりや煙草煙中のヤニ成分等を除去するフィルタ13
が装着されている。
【0012】パーティション裏面パネル62も表面パネ
ル61と同様に上下に2分割され、これらは枠材8を介
して連結一体化されている。上側の裏面パネル621の
上下縁に沿う内面には、水平方向へ門型アングル63,
64(図2)が設けてあり、脱臭装置はその基板7の四
隅に設けた取付けステー71を上記アングル63,64
にボルト結合して固定されている。
【0013】上記基板7上には板材を屈曲成形して上下
方向へ延びる偏平な通気路としての気流ダクト2が設け
られ、その下端開口は表面パネル611の空気吸入口1
1に連通し、上端開口は空気吹出口12に連通してい
る。そして、この気流ダクト2内には、空気吸入口11
に近い位置にオゾン発生器3が設けられ、その上方の下
流位置に触媒ユニット4、さらにその上方の空気吹出口
12に近い位置に空気流通ファン5が設けてある。
【0014】上記オゾン発生器3は公知のもので、内蔵
する電極間に放電を生じさせて、電極間を通過する空気
中の酸素をオゾンに変化させる。オゾン発生器3より供
給されるオゾンは、アセトアルデヒド、ピリジン、アン
モニア等の煙草に起因する臭い成分を含んだ空気ととも
に触媒ユニット4に流入する。
【0015】触媒ユニット4は前後二つの触媒41,4
2より構成され、その詳細を図3に示す。前後の触媒4
1,42は同形の直方体状をなし、厚み方向へ貫通する
多数の気流流路11を有している。これら触媒41,4
2は筒状筐体43内に収納され、ストッパリブ44,4
5で区画された筐体43内の前側収納部に触媒41が、
ストッパリブ46,47で区画された筐体43内の後側
収納部に触媒42がそれぞれ収納位置決めされている。
触媒41は活性炭を主成分とする触媒材により構成さ
れ、触媒42はチタン・シリカを主成分とする触媒材に
より構成されている。
【0016】空気流通ファン5は気流ダクト2の幅方向
へ延びる多数の平行羽根を回転軸まわりに形成したもの
で、回転軸の一端に連結したモータ51により回転せし
められて、気流ダクト2内を下方より上方へ流通する空
気流を生じさせる。
【0017】かかる構造の脱臭装置付パーティションに
おいて、空気流通ファン5を作動せしめると、アセトア
ルデヒド、ピリジン、アンモニア等の煙草に起因する臭
い成分を含んだ室内の臭い空気が空気吸入口11より吸
入され、途中オゾン発生器3より供給されるオゾンと共
に触媒ユニット4に流入する。触媒ユニット4では活性
炭を主成分とする触媒41の流路壁に上記臭い成分が吸
着捕集され、これにオゾンが作用して臭い成分が効率的
に分解消失せしめられる。臭い成分の分解に寄与しなか
った余剰オゾンは、下流側の触媒42を通過する間に、
チタン・シリカを主成分とする触媒材により無害の酸素
に変換される。これにより、余剰オゾンがそのまま室内
へ戻されてオゾン臭を生じることが防止される。かくし
て、臭い成分が除去され、オゾン臭もない清浄空気が空
気流通ファン5を経て空気吹出口12より室内へ供給さ
れる。
【0018】本実施例によれば、パーティション6の表
裏パネル61,62間の狭い空間内に偏平な気流ダクト
2を設けて、該ダクト2内にオゾン発生器3、触媒ユニ
ット4、および空気流通ファン5を配設したから、壁内
空間が有効利用できるとともに、室内への突出部がない
から、比較的小さい簡易的な会議室等に使用しても有効
スペースを狭めることはない。また、空気再循環型であ
るから、暖冷房の空気が無駄に消費されることがない。
さらに、空気流通ファン5のモータ51が壁内に収納さ
れているから、脱臭装置使用時の騒音も小さくなる。
【0019】
【実施例2】図4において、パーティションの表面パネ
ル61は縦長となって、床面近くから所定の高さに至っ
ており、パネル下端部に空気吸入口11が、上端部に空
気吹出口12が開口している。上側の裏面パネル621
に接して基板7が設けられて、該基板7上に既に実施例
1で説明した触媒ユニット4と空気流通ファン5が設け
られ、これらを覆うように気流ダクト2の上端部が位置
して上記空気吹出口12に連通している。
【0020】気流ダクト2は中間部21が矩形の筒状と
なって、パーティション裏面パネル62の内面に沿って
下方へ延び、表面パネル61下端部の空気吸入口11へ
至っている。そして、この空気吸入口11に近いダクト
2内に空気取込み用のプロペラ型補助ファン9と、これ
に近い下流位置にオゾン発生器3が設けてある。
【0021】かかる構造において、空気吸入口11から
補助ファン9を経てダクト2内に流入した臭い空気は、
オゾン発生器3より供給されるオゾンと共に上方の触媒
ユニット4に向かう。この時、下方より上方へ所定長さ
のダクト中間部21を流通する間に、臭い空気に混入し
たオゾンが臭い成分と反応して、ある程度の分解作用が
進行する。これにより、触媒ユニット4に至った時に臭
い成分およびオゾンの分解作用がより効果的に発揮され
る。なお、本実施例において、空気流通ファン5の能力
が十分であれば、補助ファン9は特には必要としない。
【0022】
【発明の効果】以上の如く本発明の脱臭装置付パーティ
ションによれば、脱臭装置を壁内に組み込んで室内空間
を有効に利用しつつ、屋内空気を再循環させて効率的に
臭い空気の浄化を行うことができ、簡易なパーティショ
ンで区画された会議室等に適用して好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す脱臭装置付パーティシ
ョンの分解斜視図である。
【図2】脱臭装置付パーティションの部分断面側面図で
ある。
【図3】触媒ユニットの縦断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す脱臭装置付パーティ
ションの一部破断分解斜視図である。
【符号の説明】
11 空気吸入口 12 空気吹出口 2 気流ダクト(通気路) 3 オゾン発生器 4 触媒ユニット 5 空気流通ファン(空気流通手段) 6 パーティション(間仕切り壁) 61 パーティション表面パネル 62 パーティション裏面パネル 7 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/74 541 M

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏一対のパネルからなるパーティショ
    ンにおいて、表面パネルに空気吸入口と空気吹出口を設
    け、パーティション本体内にこれら空気吸入口と空気吹
    出口を結ぶ通気路を形成するとともに、該通気路内に、
    空気吸入口側から空気吹出口側にオゾン発生器と、吸入
    空気中の臭い成分を吸着して上記オゾン発生器より供給
    されるオゾンによりこれを酸化除去するとともに余剰の
    オゾンを分解する触媒ユニットと、通気路内に空気を流
    通せしめる空気流通手段とをそれぞれ配設したことを特
    徴とする脱臭装置付パーティション。
  2. 【請求項2】 上記通気路を長尺に形成するとともに、
    上記オゾン発生器と触媒ユニット間の距離を長くした請
    求項1記載の脱臭装置付パーティション。
JP6070266A 1994-03-01 1994-03-01 脱臭装置付パーティション Pending JPH07243678A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6070266A JPH07243678A (ja) 1994-03-01 1994-03-01 脱臭装置付パーティション

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6070266A JPH07243678A (ja) 1994-03-01 1994-03-01 脱臭装置付パーティション

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07243678A true JPH07243678A (ja) 1995-09-19

Family

ID=13426559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6070266A Pending JPH07243678A (ja) 1994-03-01 1994-03-01 脱臭装置付パーティション

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07243678A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09119690A (ja) * 1995-10-24 1997-05-06 Tooyoko Riken:Kk 空気清浄機とパーティションを用いた空調ルーム
JP2007002486A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Itoki Corp 大部屋の個室化パネルシステムにおける機器取付装置
JP2011069129A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Panasonic Electric Works Co Ltd 建築用パネル
JP2011069125A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Panasonic Electric Works Co Ltd 建築用パネル
JP2013103032A (ja) * 2011-11-15 2013-05-30 Eneforest Kk パネル型殺菌装置
JP2013138980A (ja) * 2011-12-29 2013-07-18 Daikin Industries Ltd 空気清浄ユニット
KR101425366B1 (ko) * 2013-09-10 2014-08-01 트레코 주식회사 칸막이를 이용한 공조시스템

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09119690A (ja) * 1995-10-24 1997-05-06 Tooyoko Riken:Kk 空気清浄機とパーティションを用いた空調ルーム
JP2007002486A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Itoki Corp 大部屋の個室化パネルシステムにおける機器取付装置
JP4524649B2 (ja) * 2005-06-23 2010-08-18 株式会社イトーキ 大部屋の個室化パネルシステムにおける機器取付装置
JP2011069129A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Panasonic Electric Works Co Ltd 建築用パネル
JP2011069125A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Panasonic Electric Works Co Ltd 建築用パネル
JP2013103032A (ja) * 2011-11-15 2013-05-30 Eneforest Kk パネル型殺菌装置
JP2013138980A (ja) * 2011-12-29 2013-07-18 Daikin Industries Ltd 空気清浄ユニット
KR101425366B1 (ko) * 2013-09-10 2014-08-01 트레코 주식회사 칸막이를 이용한 공조시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100708358B1 (ko) 송풍 장치 및 그것을 이용한 공기 조화기
KR101250062B1 (ko) 환기장치
KR20100133478A (ko) 환기장치
KR100553415B1 (ko) 공기 조화 장치의 가습 유닛
CN100360859C (zh) 天花板埋设型或天花板下吊型空调装置及空气清洁单元
CN212408887U (zh) 加湿净化装置及空调系统
JP5901872B2 (ja) 病理検査室用脱臭システム
JPH07243678A (ja) 脱臭装置付パーティション
KR101992285B1 (ko) 설치공간의 제약을 해소한 공기 청정 순환 장치
JP3390429B1 (ja) 空気清浄フィルタ装置
JP2007021100A (ja) 空気清浄機
JP4073824B2 (ja) 送風装置
JP3257496B2 (ja) 空気調和機
JP2004020006A (ja) 空気清浄機
JP6020805B2 (ja) 空気清浄機
JP3140154B2 (ja) 喫煙用パーティション
JP3312587B2 (ja) 空気調和機
JP2000279492A (ja) ガス分解用構造体並びにこれを用いたガス分解装置及び空気調和装置
KR20090022643A (ko) 공기조화시스템
KR100321113B1 (ko) 공기청정기
JP3312588B2 (ja) 空気調和機
JP3257495B2 (ja) 空気調和機
JPH07241435A (ja) 脱臭装置
JP4956735B2 (ja) 送風装置
JP2000018662A (ja) 空気清浄機能付仕切りパネル