JP4956735B2 - 送風装置 - Google Patents

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Description

本発明は、送風装置に関し、特に、ブロワを備えた送風装置に関する。
気体を上流側から下流側に送るための送風装置は様々な態様で使用される。すなわち、例えば、空気中の微粒子や化学汚染物質を除去する浄化気体供給装置は、その一部として送風装置を備えている。この浄化気体供給装置としては、例えば、ファンフィルタユニット、空気清浄機、空調装置が挙げられる。
すなわち、例えば、半導体ウェハの処理装置においては、空気中の塩基性物質や酸性物質による当該処理装置内の好ましくない化学反応等を回避するため、当該処理装置外の空気から塩基性物質や酸性物質を除去し、浄化された空気を当該処理装置内に供給する装置が搭載される。
また、例えば、食品や医薬品等の製造工場においては、食品や医薬品の化学物質による汚染防止、工場内の異臭発生防止、除菌等の目的で、ファンフィルタユニットや空気清浄機が用いられる。また、例えば、一般家屋、病院等の施設においては、シックハウス症候群の予防、異臭発生防止、除菌等の目的で、空気清浄機や空気清浄機能を備えた空調装置が用いられる。
このような浄化気体供給装置は、目的に応じて様々な態様で設置されるが、その設置可能な空間が限られる場合もある。そこで、装置の薄型化を図ったものとして、従来、例えば、天井に吊り下げられるファンフィルタユニットであって、当該天井に対向しない外装体の側面にプレフィルタを設けたもの(特許文献1参照)や、扁平なパネル状のユニットの扁平面にプレフィルタを設けたファンフィルタユニット(特許文献2参照)があった。
特開昭62−202947号公報 特許第3062693号公報
しかしながら、上記従来の装置においては、例えば、薄型化に伴って増加する装置内の送風抵抗に抗して十分な送風量を確保するために、より大型の送風機を採用する必要があるが、設置場所によっては十分な設置空間が得られない場合がある。また、送風時の圧力損失が大きい場合には、ブロワ等の静圧の高い条件で使用できる送風機を選定することが有効である。しかしながら、この場合、より大型の送風機を使用すると、そのモータ部分への電力供給量を増加させると、当該送風機の発熱量が増加するために、供給する浄化気体の温度が上昇してしまうといった問題があった。この温度上昇は、例えば、半導体製造装置等の化学反応を伴う空間に浄化気体を供給する場合において、当該化学反応に好ましくない影響を与える。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであって、限られた空間に配置された場合であっても、十分な量の気体を、その温度上昇を効果的に抑制しつつ送風できる送風装置を提供することをその目的の一つとする。
上記課題を解決するための本発明の一実施形態に係る送風装置は、筐体内において、各々の動力発生部を前記筐体の外側に向けつつ、送風方向に対して並列に配置される複数のブロワを備えたことを特徴とする。こうすれば、送風装置が限られた空間に配置された場合であっても、十分な量の気体を、その温度上昇を効果的に抑制しつつ送風することができる。
また、前記動力発生部は、その少なくとも一部が前記筐体の側壁を貫通して前記筐体外に露出していることとしてもよい。こうすれば、送風装置から排出される気体の温度上昇をより効果的に抑制することができる。
また、前記複数のブロワは、互いに対向するように配置された一対のブロワであることとしてもよい。こうすれば、送風装置の構造を、限られた空間に配置する上でより好ましいものとすることができる。
また、前記一対のブロワの排気口は互い違いに配置されていることとしてもよい。こうすれば、各ブロワから排出される気体を当該各ブロワの下流側で効果的に混合することができる。
また、前記複数のブロワの間に、前記複数のブロワの各々の吸入口と、前記筐体の上流側の外部と、を直接連絡する吸入路を備えたこととしてもよい。こうすれば、気体がブロワと接触することによる汚染を効果的に回避することができる。
また、前記吸入路内に、前記複数のブロワの各々の吸入口をそれぞれ独立に、前記筐体の上流側の外部と直接連絡させるための仕切が設けられていることとしてもよい。こうすれば、各ブロワに均質な気体を吸入させることができる。
上記課題を解決するための本発明の一実施形態に係る浄化気体供給装置は、前記いずれかの送風装置と、前記送風装置の上流側又は下流側の少なくとも一方側に設けられた気体を浄化するフィルタと、を備えたことを特徴とする。こうすれば、浄化気体装置が限られた空間に配置された場合であっても、十分な量の浄化気体を、その温度上昇を効果的に抑制しつつ供給することができる。
以下に、本発明の一実施形態に係る送風装置について説明する。図1は、本実施形態に係る送風装置1の平面図である。図2及び図3は、それぞれ送風装置1の左側面図及び右側面図である。図4及び図5は、それぞれ送風装置1の正面図(送風装置1を上流側から見た図)及び背面図(送風装置1を下流側から見た図)である。なお、図1は、送風装置1の上方を塞ぐ外壁を省略して、その内部を上方から見た場合について示している。また、以下においては、送風装置1に対を成して左右に設けられている部分を互いに区別する場合には、当該部分に番号と符号a,bとを付して説明し、特に区別する必要のない場合には、当該部分に番号のみを付して説明することとする。
図1〜図3に示すように、送風装置1は、直方体状の筐体10に収納された2つのブロワ20を備えている。この2つのブロワ20は、送風装置1の上流側に向かって左側に配置された左ブロワ20aと右側に配置された右ブロワ20bとから構成される。
ここで、各ブロワ20は、回転軸21周りに回転する円筒状のロータ22を備え、当該ロータ22を回転させることによって、当該回転軸21方向に外部の気体を吸入するとともに、吸引した気体を当該ロータ22の円周接線方向に排出する送風機である。
すなわち、このブロワ20は、回転軸21と、当該回転軸21を中心に回転可能に支持されるロータ22と、を内部に収納する本体23と、当該ロータ22を回転させるための動力を発生させる動力発生部24と、を有している。
そして、回転軸21方向における本体23の一方側の面には、ブロワ20外の気体を当該本体23に吸入するための吸入口25が形成されている。また、本体23の一部からは、排出部26がロータ22の円周の接線方向に延び出している。この排出部26の下流端面には本体23に吸入された気体を排出するための排出口27が形成されている。
動力発生部24は、本体23の吸入口25が形成されている側と反対側の面から回転軸21方向に突設されている。本実施形態において、この動力発生部24は、その内部にコイルを備えた円筒状のモータ部分である。このコイルは不図示の配線を介して不図示の電源に接続されている。
そして、動力発生部24は、不図示の電源から電力の供給を受けて、ロータ22を回転軸21周りに回転させるための動力を発生させることができる。この結果、ブロワ20は、ロータ22の回転に伴って発生する遠心力を利用して、吸入口25から略回転軸21方向に気体を吸入するとともに、吸入した気体を排出口27から排出することができる。なお、図1〜図3に示す矢印Xの指す方向は、ブロワ20による下流側への送風方向を示している。
送風装置1において、2つのブロワ20は、送風方向に対して並列に配置されている。すなわち、2つのブロワ20は、送風方向に略直交する送風装置1の幅方向において、その回転軸21が略同一直線上に配置されるよう、互いに対向している。
また、各ブロワ20は、筐体10内において、その動力発生部24が当該筐体10の外側に向くよう配置されている。すなわち、一対のブロワ20は、その吸入口25が対向するよう配置されている。
更に、各ブロワ20の動力発生部24の先端側の一部は、筐体10の送風方向に延びる側壁11を貫通して当該筐体10外に露出している。すなわち、動力発生部24はその中途部分が側壁11に接続されると共に、当該接続部分より先端部分は送風装置1外に突出して外気に晒されている。
また、筐体10の側壁11の外面には、この動力発生部24の露出部分の外方を覆うように金属製のカバー12が設けられている。このカバー12は、不図示の孔が複数形成された板状部材から成形されたパンチングメタルである。
また、ブロワ20の排出部26の下流端は、筐体10の下流端を塞ぐ下流壁14に接続されている。そして、下流壁14のうち左ブロア20aの排出口27a及び右ブロア20bの排出口27bに対応する位置には、それぞれ開口が形成されている。すなわち、各ブロワ20において気体が流通する内部は排出口27を介して外部と連通している。
ここで、図2及び図3に示すように、一対のブロワ20の排出部26は、いずれも、その本体23を動力発生部24側から見た場合において同一の円周方向(図2、図3における時計回り方向)に延び出している。すなわち、一対のブロワ20において、動力発生部24の先端側から見た場合のロータ22の回転方向は同一となっている。
そして、送風装置1においては、このような同一形状の2つのブロワ20の一方を裏返して吸入口25が向かい合うように配置することにより、当該ブロワ20の排出口27を互い違いに配置している。すなわち、図5に示すように、左ブロワ20aの排出口27aと、右ブロワ20bの排出口27bと、は下流壁14において対角状に配置されるよう開口している。
また、送風装置1は、筐体10の内部であって一対のブロワ20の間に、当該一対のブロワ20の各々の吸入口25と、当該筐体10の上流側の外部と、を直接連絡する吸入路30を有している。すなわち、左ブロワ20aと右ブロワ20bとは、吸入路30を挟んで配置されるとともに、当該吸入路30の下流側に連結されている。
吸入路30は、送風装置1の送風方向に延びる左右一対の側壁32を有している。この側壁32は、筐体10の上流端を塞ぐ上流壁13の幅方向中央付近から下流側に延びて、一対のブロワ20の吸入口25が形成されている面にそれぞれ接続されている。そして、側壁32のうち各ブロワ20の吸入口25に対応する部分には、吸入路30に流入した気体を当該各ブロワ20の本体23内部に流出させるための図示しない流出口が形成されている。
一方、図4に示すように、吸入路30の上流端であって、一対の側壁32に挟まれた上流壁13の一部には、筐体10の上流側の外部から当該吸入路30内に気体を流入させるための流入口33が形成されている。
また、このような吸入路30を設けることにより、筐体10には、一対のブロワ20を収納するブロワ室15が形成されている。このブロワ室15は、送風装置1内において気体が流れる通路とは隔絶された密閉空間となっている。
また、吸入路30内には、一対のブロワ20の各々の吸入口25をそれぞれ独立に、筐体10の上流側の外部と直接連絡させるための仕切40が設けられている。この仕切40は、吸入路30の一対の側壁32の中間において、筐体10の上流壁13から、当該一対の側壁32の下流端を繋ぐ当該吸入路30の奥壁34まで、当該一対の側壁32と平行に設けられている。
すなわち、仕切40は、吸入路30を左ブロワ20a側と右ブロワ20b側とに等しく区画するよう設けられている。この結果、吸入路30は、図1に示すように、仕切40を介して一体的に設けられた、左ブロワ20a及び右ブロワ20bにそれぞれ固有の左流路31a及び右流路31bを有している。
このような送風装置1による送風を行う場合には、まず、各ブロワ20の動力発生部24に不図示の電源から電力を供給してロータ22の回転を開始する。この結果、送風装置1外の気体は、筐体10の上流壁13に形成された流入口33から吸入路30に流入する。すなわち、外部の気体は、吸入路30の左流入口33a及び右流入口33bから、それぞれ左流路31a及び右流路31bに流入する。
そして、左流路31a及び右流路31bに流入した気体は、吸入路30の左側壁32a及び右側壁32bの下流側部分に形成された開口から、それぞれ左ブロワ20aの吸入口25a及び右ブロワ20bの吸入口25bに吸入される。左ブロワ20a及び右ブロワ20bに吸入された気体は、それぞれの左排出部26a及び右排出部26bを通過して、筐体10の下流壁14に開口している左排出口27a及び右排出口27bから送風装置1外に排出される。
ここで、送風装置1においては、左ブロワ20aの動力発生部24a及び右ブロワ20bの動力発生部24bが、それぞれ筐体10の左側壁11a及び右側壁11bから外部に露出しているため、これら2つの動力発生部24a,24bの放熱を等しく且つ効果的に行うことができる。したがって、左ブロワ20a及び右ブロワ20bから排出される気体の温度上昇を効果的に抑制するとともに、排出される気体の温度を均一化することができる。
また、送風装置1は、吸入路30を備えているため、当該送風装置1内に吸入された気体を、ブロワ20の本体23や動力発生部24の外表面と接触させることなく、筐体10の上流側から、当該吸入路30及び当該ブロワ20の内部を通って、当該筐体10の下流側に直接送ることができる。すなわち、送風装置1においては、ブロワ20が、その本体23や動力発生部24の外表面に接触したブロワ室15内の気体を吸入することを効果的に回避することができる。したがって、送風装置1内において流通する気体のクリーン性を効果的に維持することができる。
また、送風装置1は、吸入路30内に仕切40を備えているため、左ブロワ20aと右ブロワ20bとは、それぞれ左流路31a及び右流路31bを介して互いに独立に気体を吸入することができる。したがって、左ブロワ20a及び右ブロワ20bは、均質な気体を吸入することができる。
図6及び図7は、それぞれ本実施形態に係る浄化気体供給装置2(以下、「浄化装置2」という)の平面図及び左側面図である。この浄化装置2は、その一部として上述の送風装置1を備えている。すなわち、図6及び図7に示すように、浄化装置2は、上流側から順に、入口部50、前室部60、送風装置1、溜め部70、胴部80を直列的に連ねて構成され、当該胴部80の下方側には出口部90を備えている。
入口部50は、浄化装置2の上流端部分であり、外部の気体を当該浄化装置2内に吸入する。この入口部50は、浄化装置2の上流端を塞ぐように設けられた入口フィルタ51を有している。この入口フィルタ51は、浄化装置2に吸入される気体を浄化する。すなわち、入口部50に吸入される気体は、入口フィルタ51の内部を通過することによって浄化される。
浄化装置2において、この入口フィルタ51は、平板状に成形されたケミカルフィルタである。このケミカルフィルタとしては、気体中の化学汚染物質を除去するものであれば特に限られず任意のものを選択して用いることができるが、例えば、空隙を多く有する無機繊維を骨格とした構造体に、気体中の有機物を物理吸着する活性炭やゼオライト、酸性物質や塩基性物質が効果的に化学吸着するイオン交換樹脂、活性炭やゼオライト等の多孔質体に塩基性物質や酸性物質を担持した化学吸着剤等の機能剤を高密度に担持したものを好適に用いることができる。
前室部60は、入口フィルタ51と送風装置1とを所定の間隙で離隔するよう設けられている。前室部60内の空間として形成された前室部内空61には、入口フィルタ51を通過した浄化気体が流入する。
送風装置1は、上流側から下流側に延びる浄化装置2の中途部分を構成している。筐体10内の左ブロワ20a及び右ブロワ20bは、左流路31a及び右流路31bをそれぞれ介して前室部60に連通するとともに、左排出口27a及び右排出口27bをそれぞれ介して溜め部70に連通している。また、ブロワ室15は密閉空間となっているため、前室部60と溜め室70とは、当該ブロワ室15とは連通することなく、吸入路30と各ブロワ20の内部とを介して互いに連通している。
溜め部70は、送風装置1と胴部80とを所定の間隙で離隔するよう設けられている。この溜め部70内の空間として形成された溜め部内空71には、ブロワ20から排出された気体が流入する。また、溜め部70の下流端を塞ぐ下流壁72には、溜め部内空71に流入した気体を胴部80に流入させるための図示しない開口が形成されている。この開口は、下流壁72のうち、図5に示すように互い違いに配置された一対のブロワ20の排出口27から排出された気体が溜め部内空71で効果的に混合された後に胴部80に流出する上で好ましい位置に形成されている。
胴部80は、溜め部70から流入した気体を、浄化気体を供給すべき空間へ導く。胴部80内の空間として形成された胴部内空81には、溜め部70から気体が流入する。
出口部90は、胴部80の下面82の下流側の一部に設けられている。この出口部90は、浄化装置2の下流端を塞ぐように設けられた出口フィルタ91を有している。この出口フィルタ91は、浄化装置2から排出される気体を浄化する。すなわち、出口部90から排出される気体は、出口フィルタ91の内部を通過することによって浄化される。
浄化装置2において、この出口フィルタ91は、平板状に成形された集塵フィルタである。集塵フィルタとしては、目的に応じて気体中の所望の種類や大きさの粒子を除去できるものであれば特に限られず任意のものを選択して用いることができるが、例えば、HEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)やULPAフィルタ(Ultra Low Penetration Air Filter)を好適に用いることができる。
図8は、このような浄化装置2を用いた浄化気体供給構造3(以下、「構造3」という)の一例についての説明図である。構造3においては、浄化された気体を供給すべき第一の部屋100が、第二の部屋110内に設置されている。そして、浄化装置2は、第一の部屋100を構成する外壁102の外面103と、第二の部屋110を構成する外壁112の内面113と、の間に配置されて、当該第一の部屋100内に形成された空間である内空101に浄化された気体を供給する。
また、第一の部屋100の外壁102の一部には、当該第一の部屋100内に浄化された気体を供給するための開口104(以下、「供給口104」という)が形成されている。そして、浄化装置2は、その出口フィルタ91が供給口104に重なるように位置合わせされる。この結果、浄化装置2の胴部内空81と第一の部屋100の内空101とは、出口フィルタ91を介して連通する。
このような構造3において、浄化装置2から第一の部屋100に浄化気体を供給するためには、まず、当該浄化装置2において、ブロワ20を駆動させて送風を開始する。この結果、浄化装置2の入口部50は、入口フィルタ51を介して、第二の部屋110の内空111のうち第一の部屋100外に存在する気体を吸入する。
このとき、吸入される気体に含まれる化学汚染物質は、ケミカルフィルタである入口フィルタ51内を通過することによって除去される。そして、入口フィルタ51によって浄化された気体は、前室部60の内空61に流入する。ここで、浄化装置2は、前室部60を備えているため、気体が入口フィルタ51の一部に偏って通過することを効果的に抑制できる。
次に、前室部60に流入した浄化気体は、送風装置1の筐体10の上流壁13に開口する左流入口33a及び右流入口33bから、それぞれ左流路31a及び右流路31bに流入する。そして、左流入口33a及び右流入口33bに流入した気体は、それぞれ左ブロワ20a及び右ブロワ20bに吸入され、更に、筐体10の下流壁14に開口する左排出口27a及び排出口27bから溜め部70の内空71に排出される。
ここで、浄化装置2においては、送風装置1について上述したように、左ブロワ20aの動力発生部24a及び右ブロワ20bの動力発生部24bが、それぞれ筐体10の外部に露出しているため、当該送風装置1から排出される浄化気体の温度上昇を効果的に抑制するとともに、排出される浄化気体の温度を均一化することができる。
また、浄化装置2は、吸入路30を備えているため、入口フィルタ51によって浄化された気体を、ブロワ20の本体23や動力発生部24の外表面と接触させることなく、前室部60から当該ブロワ20の内部を通って溜め部70に直接送ることができるため、当該浄化装置2内において流通する気体のクリーン性を効果的に維持することができる。
また、浄化装置2は、吸入路30内に仕切40を備えているため、左ブロワ20aと右ブロワ20bとは、それぞれ左流路31a及び右流路31bを介して互いに独立に均質な気体を吸入することができる。
また、浄化装置2において、左ブロワ20aの左排出口27aと右ブロワ20bの右排出口27bとは互い違いに配置されているため、各排出口27a,27bから排出された気体を溜め部70で効果的に混合した後、均質な気体を下流側に送ることができる。
溜め部70に流入した気体は、更に、当該溜め部70の下流壁72に形成された図示しない開口を介して、胴部80の内空81に流入する。そして、胴部内空81に流入した気体は、最終的に、出口部90から出口フィルタ91を介して浄化装置2外に排出される。
このとき、胴部内空81の気体に含まれる塵埃は、出口フィルタ91内を通過することによって除去される。この出口フィルタ91によって浄化された気体は、第一の部屋100の供給口104を介して、当該第一の部屋100の内空101に流入する。
このように、浄化装置2は、第一の部屋100と第二の部屋110との間という限られた空間に配置することができるとともに、入口フィルタ51及び出口フィルタ91によって高度に浄化された十分量の気体を、その温度上昇を効果的に抑制しつつ、当該第一の部屋100に供給することができる。
したがって、例えば、構造3において、第一の部屋100が半導体や液晶等の製造装置である場合には、当該製造装置内で行われる化学反応に好ましくない影響を与えることなく、当該製造装置内に十分な量の浄化気体を安定して供給することができる。
[実施例]
次に、浄化装置2について具体的な例を説明する。本実施例においては、入口フィルタ51として、板状に成形された有機ガス除去用ケミカルフィルタ(ケミカルガードTX、ニチアス株式会社製)を備えた浄化装置2を用いた。このケミカルフィルタは、気体が吸入される外表面の寸法が220×210mm、厚さ(気体の流入方向の長さ)が70mmであった。また、ブロワ20としては、送風性能が入力35Wで風量1.25m/分、回転数4800rpm、静圧500Paであるブロワ(DCブラシレスファン、シナノケンシ株式会社)を用いた。また、出口フィルタ91としては、ULPAフィルタを用いた。このULPAフィルタは、気体が排出される外表面の寸法が210×440mm、厚さ(気体の排出方向の長さ)が65mmであった。
また、比較の対照として、図9に示すように、2つのブロワ20a,20bの配置を除いて送風装置1に類似した送風部210を備えた対照装置200を用いた。この送風部210が備える2つのブロワ20a,20bは、筐体211内において、当該筐体211の左右の側壁212a,212bに接触することなく、その動力発生部24a,24bを同一方向に向けて配置されている。すなわち、この対照装置200において、左ブロワ20aは、その動力発生部24aを筐体211の内側、すなわち右ブロワ20b側に向けて配置されている。この対照装置200において、入口フィルタ51、ブロワ20a,20b、出口フィルタ91としては、浄化装置2と同じものを用いたが、当該入口フィルタ51は筐体211の上流端を塞ぐように設けられ、送風部210には浄化装置2が備えるような吸入路30は設けなかった。
そして、浄化の対象とする気体として空気を用い、浄化装置2及び対照装置200のそれぞれについて、入口フィルタ51によって浄化された空気の供給量(2つのブロワ20a,20bからの気体の排出量の合計)を2.8m/分とした場合における、当該入口フィルタ51を通過する前の空気の温度(以下、「上流側温度」という)と、当該入口フィルタ51によって浄化されブロワ20から排出された空気の温度(以下、「下流側温度」という)と、を測定した。また、入口フィルタ51の外表面の単位面積当たりの空気の吸入速度(以下、「面速」という)を、熱線風速計を用いて測定した。面側は、入口フィルタ51の複数の位置で測定し、その最大値を最大面速、最小値を最小面速として評価した。なお、浄化装置2及び対照装置200においてULPAフィルタ91の単位面積当たりから排出される浄化空気の面速は0.5m/秒であった。
測定の結果、浄化装置2において、上流側温度は20.2℃であり、下流側温度は20.4℃であった。これに対し、対照装置200においては、上流側温度は20.5℃であり、下流側温度は21.3℃であった。すなわち、浄化装置2においては、対照装置200に比べて、2つのブロワ20a,20bを通過することによる温度上昇を効果的に抑制することができた。
また、入口フィルタ51の最大面速及び最小面速は、浄化装置2において1.11m/秒及び0.88m/秒であったのに対し、対照装置200においては1.24m/秒及び0.75m/秒であった。すなわち、浄化装置2においては、対照装置200に比べて、入口フィルタ51の外表面における面速の偏りを効果的に抑制することができた。
なお、本発明に係る送風装置、浄化気体供給装置、及び浄化気体供給構造は上述の例に限られない。すなわち、送風装置1において、ブロワ20の動力発生部24は、本体23から筐体10の外側に向いて設けられていれば、その少なくとも一部が筐体10外に露出するものに限られず、例えば、その全体が当該筐体10内に収納されるものであってもよい。この場合、例えば、動力発生部24は、筐体10内において、その先端が筐体10の側壁11の内面に接触するよう配置されれば、当該側壁11を介して効果的に放熱することができる。
また、送風装置1が備える複数のブロワ20は、筐体10内において、各々の動力発生部24を当該筐体10の外側に向けつつ、送風方向に対して並列に配置されれば3つ以上であってもよい。また送風装置1が対向するブロワ20を備える場合には、一対のブロワ20のみを備えるものに限られず、例えば、対向するブロワ20の対を2つ備えることとしてもよい。また、送風装置1は、複数のブロワ20に共通のブロワ室15を有するものに限られず、例えば、ブロワ20を1つずつ収納するブロワ室15を複数有してもよい。
また、吸入路30は、仕切40を有するものに限られない。この場合、例えば、一対のブロア20が共通の吸入路30を介して対向するよう配置され、各ブロア20は、当該共通の流入路30からそれぞれ気体を吸入することとなる。ただし、並列に配置された複数のブロワ20の吸入口25の一部が、他の吸入口25よりも下流側に配置される場合には、仕切40を設けて各ブロワ20に固有の吸入路30を形成することが好ましい。
また、当然ながら、送風装置1は、浄化気体供給装置2の一部として用いられるものに限られない。すなわち、例えば、送風装置1がダクト状の送風路の中途部分を塞ぐように設けられた場合には、当該送風装置1によって、当該送風路の上流側の気体を吸引して、当該送風路の下流側に排出する送風を行うことができる。
また、浄化気体供給装置2において、入口フィルタ51としては、目的に応じて、任意の種類のものを用いることができ、例えば、気体中の酸性物資や塩基性物質等の化学汚染物質を吸着等によって除去できるケミカルフィルタ、気体中の異臭成分を吸着等によって除去できる脱臭フィルタ、気体中の化学汚染物質を分解除去できる触媒フィルタ等を用いることができる。この場合、入口フィルタ51に用いられる機能剤として、例えば、活性炭、イオン交換樹脂、ゼオライト、光触媒、マンガン触媒、銅マンガン触媒等を用いることができる。また、入口フィルタ51としては、例えば、気体中の所望の径の粒子を捕捉して除去できる集塵フィルタを用いることもできる。また、入口フィルタ51としては、目的に応じて、任意の形状のものを用いることができ、例えば、ハニカム構造体、プリーツ構造体、ペレット、押し出し成形体、発泡体等を用いることができる。例えば、圧力損失が小さく汚染物質の除去寿命が長いという点から、入口フィルタ51としてハニカム構造体を好適に用いることができる。
また、出口フィルタ91としても、上述の入口フィルタ51の場合と同様に、目的に応じて任意の種類及び形状のフィルタを用いることができる。また、入口フィルタ51と出口フィルタ91との組み合わせは、上述の例に限られず、目的に応じて任意のフィルタを適宜組み合わせて用いることができる。例えば、入口フィルタ51としてハニカム構造体のケミカルフィルタを使用し、出口フィルタ91としてプリーツ構造の除塵フィルタを使用する場合には、気体中の化学汚染物質及び塵埃を効果的に除去することができる。
また、上述の例では、入口フィルタ51の下流側に出口フィルタ91を1つ設けた2重の浄化構造について説明したが、送風装置1の上流側又は下流側の少なくとも一方に気体を浄化するフィルタを設けたものであればこれに限られず、例えば、送風装置1の上流側に入口フィルタ51のみを備えて当該送風装置1の下流側に出口フィルタ91を備えないものや、入口フィルタ51を備えず出口フィルタ91のみを備えるものであってもよく、また、3つ以上のフィルタを設けた3重以上の浄化構造を用いることもできる。
本発明の一実施形態に係る送風装置の平面図である。 本発明の一実施形態に係る送風装置の左側面図である。 本発明の一実施形態に係る送風装置の右側面図である。 本発明の一実施形態に係る送風装置の正面図である。 本発明の一実施形態に係る送風装置の背面図である。 本発明の一実施形態に係る浄化気体供給装置の平面図である。 本発明の一実施形態に係る浄化気体供給装置の左側面図である。 本発明の一実施形態に係る浄化気体供給構造についての説明図である。 対照となる浄化気体供給装置についての説明図である。
符号の説明
1 送風装置、2 浄化気体供給装置、3 浄化気体供給構造、10 筐体、11 側壁、12 カバー、13 上流壁、14 下流壁、15 ブロワ室、20 ブロワ、21 回転軸、22 ロータ、23 本体、24 動力発生部、25 吸入口、26 排出部、27 排出口、30 吸入路、31 流路、32 側壁、33 流入口、34 奥壁、40 仕切、50 入口部、51 入口フィルタ、60 前室部、61 前室内空、70 溜め部、71 溜め部内空、80 胴部、81 胴部内空、82 胴部下面、90 出口部、91 出口フィルタ、100 第一の部屋、101 内空、102 外壁、103 外面、104 供給口、110 第二の部屋、111 内空、112 外壁、113 内面、200 対照装置、210 送風部、211 筐体、212 側壁。

Claims (6)

  1. 筐体内のブロワ室において、各々の動力発生部を前記筐体の外側に向けつつ、送風方向に対して並列に配置される、各々が前記動力発生部と、回転軸及びロータを内部に収納し吸入口及び排出口が形成された本体と、を有する複数のブロワと、
    前記複数のブロワの間に、前記複数のブロワを収納する前記ブロワ室と隔絶されるよう設けられた、前記複数のブロワの各々の前記吸入口と、前記筐体の上流側の外部と、を直接連絡する吸入路と、
    を備えた
    ことを特徴とする送風装置。
  2. 前記動力発生部は、その少なくとも一部が前記筐体の側壁を貫通して前記筐体外に露出している
    ことを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記複数のブロワは、互いに対向するように配置された一対のブロワである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の送風装置。
  4. 前記一対のブロワの排気口は互い違いに配置されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の送風装置。
  5. 前記吸入路内に、前記複数のブロワの各々の吸入口をそれぞれ独立に、前記筐体の上流側の外部と直接連絡させるための仕切が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の送風装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の送風装置と、
    前記送風装置の上流側又は下流側の少なくとも一方側に設けられた気体を浄化するフィルタと、
    を備えた
    ことを特徴とする浄化気体供給装置。
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