JP5901872B2 - 病理検査室用脱臭システム - Google Patents
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そこで本発明の目的は、汚染空気の拡散を防止して法定管理濃度をクリアでき、しかも換気量を単純に増大させることなく効率的に換気できる病理検査室用脱臭システムを提供することにある。
本発明にかかる病理検査室用脱臭システムの一形態によれば、病理検査作業用のテーブル平面が通気性を有して吸引によって作業空間の汚染空気を排出可能に設けられた吸引テーブルと、該吸引テーブルに第1の通気路を介して接続されて汚染空気を吸引する送風機と、該送風機に第2の通気路を介して接続されてホルムアルデヒドを含む汚染物質を除去する第1の脱臭装置と、該第1の脱臭装置に第3の通気路を介して接続されて病理検査室の天井から該室内へ開口して設けられ、浄化された空気を病理検査室内へ戻す天井の吹出口と、前記第1の脱臭装置とは別の方式による脱臭機能を有し、前記第1の脱臭装置に続いて前記第3の通気路中に、又は外気を前記病理検査室内へ取り入れるように天井の吹出口に連通する外気取入れ通気路中に接続される第2の脱臭装置とを具備し、前記第1の脱臭装置が吸着作用又は酸化触媒作用による脱臭効果を利用したものであり、前記第2の脱臭装置が前記天井の吹出口から前記病理検査室内へフィルタを介しないで酸素クラスターイオンを放出するように設けられた酸素クラスターイオン作用による脱臭効果を利用したものであることを特徴とする。
また、本発明にかかる病理検査室用脱臭システムの一形態によれば、前記吸引テーブルには、前記テーブル平面がパンチングメタルによって設けられ、内部に整流板が配されることで均一な通気性を有することを特徴とすることができる。
図1は本発明に係る病理検査室用脱臭システムを示す説明図である。図2は図1に類似する病理検査室用脱臭システムの他の形態例を示す説明図である。
テーブル平面11の下側は、所要の容量の空気室12になっており、テーブル平面11の各部分で均一な流速で汚染空気を吸引できるように整流機構が内蔵されている。
また、各分岐ダクト22には、各吸引テーブル10等の吸引空気の風量をバランスよくするために、風量調整用のダンパー23が取付けられている。
また、天井42から吸引テーブル10等の吸引部(テーブル平面11等)に向かう一方的な下降流になって、汚染空気が拡散することを防止できる。従って、より効率的に作業空間の環境が劣悪化することを防止でき、室内空気の清浄化を促進することができる。
このように二つの脱臭装置30、50による二段階の脱臭によって、脱臭効率をより効率的に高めることができ、作業空間をクリーンな環境に維持できる。
この作用によって、流し台60から発生する汚染ガスを、室内43に拡散させることなく、好適に吸引除去することができる。
なお、酸素クラスターイオンによる脱臭作用とは、酸素クラスターイオンが汚染物質を包み込んで分解する効果によるものであり、汚染空間へ放出することで、その汚染空気を適切に清浄化できる効果がある。従って、フィルタによる捕捉とは異なって、汚染空気を特定の通気路を通過させることを要しない。
これによれば、吸引テーブル10のテーブル平面11上に拡散された汚染雰囲気を好適に除去・排出できる。
なお、このテーブル平面11には、パンチングメタルの他にも、整流作用がある均一で適切な開口率を有する網などのメッシュ状の材料を用いてもよい。
また、11Aはテーブル平面の他の形態例であり、周囲が枠状に囲まれており、作業空間が窪んだ状態に形成されている。これにより、水平方向へ移動する汚染空気の流れを阻止して拡散を防止することができる。
本形態例の天井の吹出口40によれば、天井42に設置される拡径されたボディ45内に、水平方向の整流板47と、上下方向の整流板48とが設けられている。整流板47はドーナツ状に形成されており、整流板48は同心円の帯状に形成されている。なお、46は接続管部であり、通気路41、51に接続される管路になっている。また、49は閉塞板になっている。
この吸引テーブルは、解剖作業を行う処置台80の形態例である。この処置台80のテーブル平面81のうち周囲部81aが通気性を有して吸引によって作業空間の汚染空気を排出可能に設けられ、処置台80の周縁に空気の流れを規制する仕切板90が内側へ傾斜可能に設けられている。
これによれば、通気性のある周囲部81aを、保守管理がし易い合理的な形態に好適に設けることができる。
さらに、本形態例の蝶番91はブレーキ機能を備えるものが採用されており、仕切板90が任意の角度で保持でき、作業者にとって使い易い構造になっている。
この構造によれば、汚染空気が均等に吸引される整流効果があると共に、水気を好適に切ることができるため、装置の保守管理性と耐久性を向上させることができる。
これによれば、処置台80の下部の空間を好適に利用して汚染空気を排出できる通気路をコンパクトに好適に構成できる。
11 テーブル平面
15 奥部吸引口
20 送風機
21 第1の通気路
30 第1の脱臭装置
31 第2の通気路
40 天井の吹出口
41 第3の通気路
42 天井
43 室内
50 第2の脱臭装置
51 外気取入れ通気路
60 流し台
61 水槽
62 奥上部の吐出口
63 手前下部の吐出口
65 排出口
80 処置台
81 テーブル平面
81a 周囲部
82 接続管
83 合流チャンバー
85 溝状部
85a 底面
86 開口
86a 立上げ部
87 キャップ
87a 天面
87b 周壁
88 周囲ユニット
88a 上面
88b 辺部
90 仕切板
91 蝶番
Claims (8)
- 病理検査作業用のテーブル平面が通気性を有して吸引によって作業空間の汚染空気を排出可能に設けられた吸引テーブルと、
該吸引テーブルに第1の通気路を介して接続されて汚染空気を吸引する送風機と、
該送風機に第2の通気路を介して接続されてホルムアルデヒドを含む汚染物質を除去する第1の脱臭装置と、
該第1の脱臭装置に第3の通気路を介して接続されて病理検査室の天井から該室内へ開口して設けられ、浄化された空気を病理検査室内へ戻す天井の吹出口と、
前記第1の脱臭装置とは別の方式による脱臭機能を有し、前記第1の脱臭装置に続いて前記第3の通気路中に、又は外気を前記病理検査室内へ取り入れるように天井の吹出口に連通する外気取入れ通気路中に接続される第2の脱臭装置とを具備し、
前記第1の脱臭装置が吸着作用又は酸化触媒作用による脱臭効果を利用したものであり、前記第2の脱臭装置が前記天井の吹出口から前記病理検査室内へフィルタを介しないで酸素クラスターイオンを放出するように設けられた酸素クラスターイオン作用による脱臭効果を利用したものであることを特徴とする病理検査室用脱臭システム。 - 水槽と、該水槽の上面において空気を奥上部の吐出口及び手前下部の吐出口の二方向から対向するように吐出させるエアカーテン機構と、前記水槽と前記奥上部の吐出口との間で且つ奥部に開口して汚染空気を排出可能に設けられた排出口とを備える流し台が、前記第1の通路を介して前記送風機に接続されていることを特徴とする請求項1記載の病理検査室用脱臭システム。
- 前記吸引テーブルには、奥部に前側面がテーブル平面上の汚染空気を吸引可能に、通気性を有する奥部吸引口が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の病理検査室用脱臭システム。
- 前記吸引テーブルには、前記テーブル平面がパンチングメタルによって設けられ、内部に整流板が配されることで均一な通気性を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の病理検査室用脱臭システム。
- 前記吸引テーブルが、解剖作業を行う処置台であって、前記テーブル平面のうち周囲部が通気性を有して吸引によって作業空間の汚染空気を排出可能に設けられ、該処置台の周縁に空気の流れを規制する仕切板が内側へ傾斜可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の病理検査室用脱臭システム。
- 前記処置台のテーブル平面の周囲部が、通気路となるように溝状に設けられている溝状部に、上面が通気性を有して前記処置台の周縁部に位置する辺部に前記仕切板が蝶番で取り付けられて設けられている周囲ユニットが嵌め置かれていることを特徴とする請求項5記載の病理検査室用脱臭システム。
- 前記溝状部の底面に汚染空気を排出するための開口が複数設けられると共に、該開口の周縁には立上げ部が設けられ、
該立上げ部に上から嵌るようにして前記開口を覆うように形成されると共に天面が塞がれて周壁に通気性を有することで水切り用に設けられたキャップを備えることで構成されていることを特徴とする請求項6記載の病理検査室用脱臭システム。 - 前記処置台の下部に、前記複数の開口から接続管を介して汚染空気が合流されるように合流チャンバーが設けられ、該合流チャンバーが前記第1の通気路に接続されていることを特徴とする請求項7記載の病理検査室用脱臭システム。
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