JPH07243225A - 建設機械の油圧駆動装置 - Google Patents

建設機械の油圧駆動装置

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JPH07243225A
JPH07243225A JP3600394A JP3600394A JPH07243225A JP H07243225 A JPH07243225 A JP H07243225A JP 3600394 A JP3600394 A JP 3600394A JP 3600394 A JP3600394 A JP 3600394A JP H07243225 A JPH07243225 A JP H07243225A
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JP
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blade
valve
swing
command signal
interferes
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Application number
JP3600394A
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English (en)
Inventor
Masaki Egashira
雅樹 江頭
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設機械の油圧駆動装置において、下部走行
体の前部に取り付けられるブレードの最大高さを上部旋
回体の下面以上とし、かつブレードと上部旋回体との干
渉を防止できるようにする。 【構成】 ブレード3の高さ位置を検出する第1ポテン
ショメータ17の指令信号33と、上部旋回体2の旋回
位置を検出する第2ポテンショメータ27の指令信号3
6とを制御装置31に入力する。この制御装置31はブ
レード3が上部旋回体2に対して干渉する高さ位置にあ
りかつ上部旋回体2がブレード3に対して干渉する旋回
位置に近づいたときには中立信号を旋回バルブ23に出
力し、上部旋回体2の動作を停止させると共に、上部旋
回体2がブレード3に対して干渉する旋回位置にあると
きには中立信号をブレードバルブ13に出力し、ブレー
ド3の上げ方向の動作を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前部に上下動可能なブ
レードを取り付られけた下部走行体と、下部走行体に対
して左右に旋回可能な上部旋回体を備えた建設機械の油
圧駆動装置に係り、特にブレードと上部旋回体とを相互
に干渉することなく動作を行わせるのに好適な建設機械
の油圧駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前部に上下動可能なブレードを取り付け
られた下部走行体と、下部走行体に対して左右に旋回可
能な上部旋回体を備えた建設機械の代表例として油圧シ
ョベルがある。このブレード付きの油圧ショベルにおい
ては、ブレードの操作及び上部旋回体の旋回操作はそれ
ぞれブレード操作装置及び旋回操作装置により行われ
る。ブレード操作装置は、ブレードを上下に駆動する油
圧シリンダと、油圧シリンダに供給される圧油の流れを
制御するブレードバルブと、オペレータの操作に応じた
指令信号を出力し、ブレードバルブの切り換えを行うブ
レード用操作レバー装置とを有し、操作レバー装置を操
作してブレードバルブの切り換えを行うことにより、油
圧シリンダは伸長又は収縮しブレードの上下動が行われ
る。旋回操作装置は、上部旋回体を旋回駆動する旋回モ
ータと、旋回モータに供給される圧油の流れを制御する
旋回バルブと、オペレータの操作に応じた指令信号を出
力し、旋回バルブの切り換えを行う旋回用操作レバー装
置とを有し、操作レバー装置を操作して旋回バルブの切
り換えを行うことにより、旋回モータは回転し上部旋回
体の旋回が行われる。また、上部旋回体が後方に旋回し
た場合にもブレードと上部旋回体の後部構造物が干渉し
ないよう、ブレードの上下動の最大高さを上部旋回体の
下面以下に制限されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では上記のよ
うに、ブレード上下動の最大高さは上部旋回体の下面以
下に制限されており、これにより、ブレードを最大高さ
まで上げた状態で上部旋回体を下部走行体に対して18
0゜近く後方に旋回した場合、又は上部旋回体を後方に
旋回した状態でブレードを上げ方向に操作した場合で
も、ブレードと上部旋回体の後部構造物とが干渉するこ
とはない。しかし、その結果、ブレードの通常操作にお
いても上部旋回体の下面以上に上げることはできないた
め、ブレードの作業範囲が十分でない、登坂しようとす
る斜面に対するブレードのアプローチ角が大きくとれな
い、障害物を乗り越えるための乗り越え高さを大きくと
れない等の問題を生じる。
【0004】本発明の目的は、下部走行体の前部に取り
付けられるブレードの最大高さを上部旋回体の下面以上
とし、かつブレードと上部旋回体との干渉を防止するこ
とのできる建設機械の油圧駆動装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために次の構成を採用する。すなわち、下部走
行体の前部に取り付けられたブレードを上下に駆動させ
るブレード操作装置と、下部走行体に対して上部旋回体
を旋回駆動させる旋回操作装置とを備えた建設機械の油
圧駆動装置において、前記ブレードが前記上部旋回体と
干渉する高さ位置にあるか否かを検出するブレード高さ
検出手段と、前記上部旋回体が前記ブレードと干渉する
旋回位置にあるか否かを検出する旋回角検出手段と、前
記ブレード高さ検出手段からの信号に基づき前記ブレー
ドが前記上部旋回体に対して干渉する高さ位置にあると
上部旋回体の動作を制限するよう前記旋回操作装置を制
御する旋回制御手段と、前記旋回角検出手段からの信号
に基づき前記上部旋回体が前記ブレードに対して干渉す
る旋回位置にあるとブレードの動作を制限するよう前記
ブレード操作装置を制御するブレード制御手段とを設け
た構成とする。
【0006】前記旋回制御手段は、好ましくは、前記上
部旋回体が前記ブレードに干渉する位置に近づいたとき
に上部旋回体の動作を停止させるよう前記旋回操作装置
を制御する手段である。
【0007】また、前記ブレード制御手段は、好ましく
は、前記上部旋回体が前記ブレードに対して干渉する位
置にあるときにブレードの上げ方向の動作を停止させる
よう前記ブレード操作装置を制御する手段である。
【0008】また、上記油圧駆動装置には、好ましく
は、前記上部旋回体が前記ブレードに対して干渉する位
置にある状態で前記ブレード操作装置を操作したとき、
又は前記ブレードが前記上部旋回体に対して干渉する位
置にある状態で前記旋回操作装置を操作したときに警告
音を発する警告装置を更に設ける。
【0009】また、上記油圧駆動装置において、好まし
くは、前記旋回操作装置は、前記上部旋回体を旋回駆動
する旋回モータと、前記旋回モータの回転を停止させる
制動手段とを有し、前記旋回制御手段は、前記上部旋回
体が前記ブレードに対して干渉する位置に近づいたとき
に、前記制動手段を機能させる手段である。
【0010】更に、上記油圧駆動装置において、好まし
くは、前記旋回操作装置は、前記上部旋回体を旋回駆動
する旋回モータと、前記旋回モータに供給される圧油の
流れを制御する旋回バルブと、オペレータの操作に応じ
た指令信号を出力し、前記旋回バルブの切り換えを行う
旋回バルブ操作手段とを有し、前記旋回制御手段は、前
記上部旋回体が前記ブレードに対して干渉する位置に近
づいたときに、前記旋回バルブ操作手段から出力される
指令信号を無効にする手段を有する。
【0011】この場合、例えば、前記旋回バルブは電磁
切換式であり、前記旋回バルブ操作手段は電気的な指令
信号を出力する手段であり、前記旋回操作装置は、前記
旋回バルブ操作手段からの指令信号を前記旋回バルブを
駆動するための指令信号に変換する手段を更に有し、前
記指令信号を無効にする手段は、前記旋回バルブを駆動
するための指令信号として前記旋回バルブを中立位置に
保つ中立信号を出力する手段とする。
【0012】また、前記旋回操作装置は、前記上部旋回
体を旋回駆動する旋回モータと、前記旋回モータに供給
される圧油の流れを制御するパイロット切換式の旋回バ
ルブと、オペレータの操作に応じたパイロット圧力を発
生し、前記旋回バルブの切り換えを行う旋回バルブ操作
手段と、前記旋回モータの回転を停止させる油圧制動手
段と、前記油圧制動手段を機能させる第1の位置とその
制動を解除する第2の位置との間で切り換えられる制動
切換弁とを有し、前記旋回制御手段は、前記上部旋回体
が前記ブレードに対して干渉する位置に近づいたとき
に、前記制動切換弁を前記第2の位置から第1の位置に
切り換える手段であってもよい。
【0013】また、上記油圧駆動装置において、好まし
くは、前記ブレード操作装置は、前記ブレードを上下に
駆動する油圧シリンダと、前記油圧シリンダに供給され
る圧油の流れを制御するブレードバルブと、オペレータ
の操作に応じた指令信号を出力し、前記ブレードバルブ
の切り換えを行うブレードバルブ操作手段とを有し、前
記ブレード制御手段は、前記上部旋回体が前記ブレード
に対して干渉する位置にあるときに、前記ブレードバル
ブ操作手段から出力される指令信号を無効にする手段を
有する。
【0014】この場合、例えば、前記ブレードバルブは
電磁切換式であり、前記ブレードバルブ操作手段は電気
的な指令信号を出力する手段であり、前記ブレード操作
装置は、前記ブレードバルブ操作手段からの指令信号を
前記ブレードバルブを駆動するための指令信号に変換す
る手段を更に有し、前記指令信号を無効にする手段は、
前記ブレードバルブを駆動するための指令信号として前
記ブレードバルブを中立位置に保つ中立信号を出力する
手段とする。
【0015】前記ブレードバルブはパイロット切換式で
あり、前記ブレードバルブ操作手段は前記指令信号とし
てオペレータの操作に応じたパイロット圧力を発生し、
前記ブレードバルブの切り換えを行う手段であり、前記
指令信号を無効にする手段は前記パイロット圧力を駆動
するための信号を遮断する手段であってもよい。
【0016】
【作用】以上のように構成した本発明の建設機械の油圧
駆動装置において、ブレードが上部旋回体と干渉する高
さ位置にある状態で上部旋回体を後方に旋回させた場合
は、ブレードが上部旋回体と干渉する高さ位置にあるこ
とがブレード高さ検出手段により検出され、旋回制御手
段はその検出信号に基づき旋回動作を制限するよう旋回
操作装置を制御する。また、上部旋回体がブレードと干
渉する旋回位置にある状態でブレードを操作した場合
は、上部旋回体がブレードと干渉する旋回位置にあるこ
とが旋回角検出手段により検出され、ブレード制御手段
はその検出信号に基づきブレードの動作を制限するよう
ブレード操作装置を制御する。これにより、ブレードの
最大高さを上部旋回体の下面以上とし、かつ上部旋回体
を後方に旋回させた場合のブレードと上部旋回体の後部
構造物との干渉を防止することができる。
【0017】警告装置を採用した場合には、上部旋回体
がブレードに対して干渉する位置にある状態でブレード
操作装置を操作したとき、又はブレードが上部旋回体に
対して干渉する位置にある状態で旋回操作装置を操作し
たときに警告音が発生するので、オペレータはブレード
又は上部旋回体が干渉位置に近づいたことを知ることが
できる。
【0018】旋回モータの回転を停止させる制動手段を
採用した場合には、上部旋回体がブレードに対して干渉
する位置に近づいたときに制動手段を機能させ、旋回モ
ータにメカブレーキをかけ旋回動作そのものを停止させ
るので、上部旋回体が慣性で回転し続けることを防止
し、上部旋回体を確実に停止させることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。まず、本発明の第1の実施例を図1〜図3により
説明する。本実施例の建設機械の油圧駆動装置は図2に
示すような油圧ショベルに搭載されるもので、油圧ショ
ベルは下部走行体1及び上部旋回体2を有し、下部走行
体1の前部にはブレード3が取り付けられ、上部旋回体
2の前部にはフロント操作部2Aが取り付けられ、後部
にはカウンタウェイト2Bが設置されている。
【0020】図1において、この油圧駆動装置はブレー
ド操作装置4と旋回操作装置5とを備えている。ブレー
ド操作装置4はブレード3を上下に駆動するもので、ブ
レード3を駆動する油圧シリンダ11と、配管12a,
12bを介して油圧シリンダ11と接続され、油圧シリ
ンダ11に供給される圧油の流れを制御する電磁切換式
のブレードバルブ13と、配管14を介してブレードバ
ルブ13と接続され、油圧シリンダ11に圧油を供給す
る油圧ポンプ15と、オペレータの操作に応じた電気的
な指令信号を出力し、ブレードバルブ13の切り換えを
行うブレードバルブ操作手段、即ちブレード操作レバー
装置16と、ブレード3と接続され、ブレード3の高さ
位置を検出する第1ポテンショメータ17を有してい
る。
【0021】旋回操作装置5は上部旋回体2を旋回駆動
するもので、上部旋回体2を駆動する旋回モータ21
と、配管22a,22bを介して旋回モータ21と接続
され、旋回モータ21に供給される圧油の流れを制御す
る電磁切換式の旋回バルブ23と、配管24を介して旋
回バルブ23と接続され、旋回モータ21に圧油を供給
する油圧ポンプ25と、オペレータの操作に応じた電気
的な指令信号を出力し、旋回バルブ23の切り換えを行
う旋回バルブ操作手段、即ち旋回操作レバー装置26
と、旋回モータ21と接続され、上部旋回体2の旋回位
置を検出する第2ポテンショメータ27を有している。
【0022】ブレード3は、油圧シリンダ11より上方
に駆動されたときの最大高さが上部旋回体2の下面より
も高くなるように構成されている。
【0023】また、この油圧駆動装置はブレード操作装
置4及び旋回操作装置5を制御する制御装置31と警告
装置38を有している。制御装置31はブレード操作レ
バー装置16の指令信号35及び旋回操作レバー装置2
6の指令信号32を入力し、その指令信号35,32に
応じて油圧シリンダ11及び旋回モータ21を駆動する
よう、ブレードバルブ13及び旋回バルブ23を切り換
える指令信号37,34を出力する。また、制御装置3
1は第1ポテンショメータ17の検出信号33を入力
し、その信号に基づきブレード3が上部旋回体2に対し
て干渉する高さ位置にあると、上部旋回体2の動作を制
限するよう旋回操作装置5を制御すると共に、第2ポテ
ンショメータ27の検出信号36を入力し、その信号に
基づき上部旋回体2がブレード3に対して干渉する旋回
位置にあると、ブレード3の動作を制限するようブレー
ド操作装置4を制御する。更に、制御装置31は上部旋
回体2がブレード3に対して干渉する位置にある状態で
ブレード操作装置4を操作したとき、またはブレード3
が上部旋回体2に対して干渉する位置にある状態で旋回
操作装置5を操作したとき、警告装置38に対してに警
告音を発生させる。
【0024】制御装置31の制御機能の詳細を、図3に
示すフローチャートに従って説明する。まず最初に、ス
テップ100において、ブレード操作レバー装置16の
指令信号35、旋回操作レバー装置26の指令信号3
2、第1ポテンショメータ17の検出信号33、及び第
2ポテンショメータ27の検出信号36をそれぞれ入力
する。
【0025】次に、ステップ101において、旋回操作
レバー装置26の指令信号32により旋回操作が指令さ
れているかどうかを判定し、旋回操作が指令されている
と判定されたときはステップ102に移行し、第2ポテ
ンショメータ27の検出信号36により上部旋回体2が
ブレード3に対して干渉する旋回位置に近づいているか
どうかを判定し、干渉する旋回位置に近づいていないと
判定されたときはステップ104において、旋回操作レ
バー装置26の指令信号32に応じた旋回バルブ駆動信
号を指令信号34として出力し、干渉する旋回位置に近
づいていると判定されたときはステップ103に移行す
る。ステップ103においては、第1ポテンショメータ
17の検出信号33によりブレード3が上部旋回体2に
対して干渉する高さ位置にあるかどうかを判定し、干渉
する高さ位置にないと判定されたときはステップ104
において、旋回操作レバー装置26の指令信号32に応
じた旋回バルブ駆動信号を指令信号34として出力し、
干渉する高さ位置にあると判定されたときはステップ1
05において、旋回バルブ中立信号を指令信号34とし
て出力すると共に、警告装置38に対して警告音を発生
させる。
【0026】次に、ステップ106に進み、ブレード操
作レバー装置16の指令信号35によりブレード操作が
指令されているかどうかを判定し、ブレード操作が指令
されていると判定されたときはステップ107に移行
し、ブレード操作レバー装置16の指令信号35により
ブレード操作が上げ方向かどうかを判定し、上げ方向で
ないと判定されたときはステップ109において、ブレ
ード操作レバー装置16の指令信号35に応じたブレー
ドバルブ駆動信号を指令信号37として出力し、上げ方
向であると判定されたときはステップ108に移行す
る。ステップ108においては、第2ポテンショメータ
27の検出信号36により上部旋回体2がブレード3に
対して干渉する旋回位置にあるかどうかを判定し、干渉
する旋回位置にないと判定されたときはステップ109
において、ブレード操作レバー装置16の指令信号35
に応じたブレードバルブ駆動信号を指令信号37として
出力し、干渉する旋回位置にあると判定されたときはス
テップ110において、ブレードバルブ中立信号を指令
信号37として出力すると共に、警告装置38に対して
警告音を発生させる。
【0027】次に、本実施例の油圧駆動装置の動作を説
明する。まず、旋回操作レバー装置26を操作して上部
旋回体2を旋回させようとした場合は、上記のようにス
テップ101において旋回が指令されていると判定され
る。このとき、ブレード3が上部旋回体2に対して干渉
する高さ位置にないときは、少なくともステップ103
で否定され、ステップ104で旋回操作レバー装置26
の指令信号32に応じた旋回バルブ駆動信号が指令信号
34として出力される。これにより、旋回バルブ23は
指令信号34に応じて切り換えられ、油圧ポンプ25か
らの圧油により旋回モータ21は回転し、上部旋回体2
は左右に旋回する。
【0028】一方、ブレード3が上部旋回体2に対して
干渉する高さ位置にあるときは、上部旋回体2がブレー
ド3に対して干渉する旋回位置に近づくまでは、ステッ
プ102において否定され、上記と同様に上部旋回体2
は左右に旋回をする。しかし、上部旋回体2がブレード
3に対して干渉する旋回位置に近づくと、ステップ10
2,103において肯定され、旋回操作レバー装置26
の指令信号32に係わらず、ステップ105で旋回バル
ブ中立信号を指令信号34として出力すると共に、警告
装置38に対して警告音を発生させる。これにより、旋
回バルブ23は中立位置に戻され、上部旋回体2の旋回
動作は停止し、かつオペレータは警告音により干渉位置
に近づいたことを知ることができる。
【0029】また、ブレード操作レバー装置16を操作
してブレード3を動作させようとした場合は、上部旋回
体2がブレード3に対して干渉する旋回位置にないとき
は、少なくともステップ108で否定され、ステップ1
09でブレード操作レバー装置16の指令信号35に応
じたブレードバルブ駆動信号が指令信号37として出力
される。これにより、ブレードバルブ13は指令信号3
7に応じて切り換えられ、油圧ポンプ15からの圧油に
より油圧シリンダ11は伸長又は収縮し、ブレード3は
上げ方向又は下げ方向に動作する。
【0030】一方、上部旋回体2がブレード3に対して
干渉する旋回位置にある状態、例えば上部旋回体2を1
80°後方に旋回させた状態でブレード3を下げ方向に
動作させるときは、ステップ107で否定され、上記と
同様にブレード3は下げ方向に動作する。しかし、ブレ
ード3を上げ方向に動作させるときは、ステップ10
2,103において肯定され、ブレード操作レバー装置
16の指令信号35に係わらず、ステップ110でブレ
ードバルブ中立信号を指令信号37として出力すると共
に、警告装置38に対して警告音を発生させるので、ブ
レードバルブ13は中立位置に戻され、ブレード3の上
げ方向の動作は停止し、かつオペレータは警告音により
干渉位置に近づいたことを知ることができる。
【0031】以上のように本実施例によれば、ブレード
3の最大高さを上部旋回体2の下面以上とし、かつ上部
旋回体2を後方に旋回させた場合のブレード3と上部旋
回体2のカウンタウェイト2B等の後部構造物との干渉
を防止することができる。また、オペレータは上部旋回
体2又はブレード3を操作するときに、警告音により干
渉位置に近づいていることを知ることができる。
【0032】本発明の第2の実施例を図4〜図6により
説明する。図中、図1〜図3に示す部材と同等の部材に
は同じ符号を付している。図4において、この実施例の
ブレード操作装置4は油圧パイロット切換式のブレード
バルブ41と、このブレードバルブ41を切り換えるた
めのブレードバルブ操作手段、即ちブレード操作レバー
装置45を有し、ブレード操作レバー装置45は配管4
4a,44b,42a,42bを介してブレードバルブ
41のパイロット操作部41a,41bに接続され、ブ
レード操作レバー装置45で発生したパイロット圧力が
指令信号としてブレードバルブ41のパイロット操作部
41a,41bに伝えられる。配管44a,44b,4
2a,42bには開閉弁43が設置されている。開閉弁
43も油圧パイロット切換式であり、開弁方向作動のパ
イロット操作部43aが配管44aから分岐された配管
44cに接続され、閉弁方向作動のパイロット操作部4
3bが配管47に接続されている。この開閉弁43は配
管44c及び配管47内の圧力が共に低いときはばね4
3cの力で開位置に保たれ、配管47内にパイロット圧
力(後述)が立つと閉位置に切り換えられ、更に、配管
44c内にパイロット圧力が導かれると開位置に切り換
えられる。
【0033】また、ブレード操作装置4はブレード3に
隣接配置された開閉弁51を有し、開閉弁51は一方は
配管52を介して一定のパイロット圧力を発生する油圧
源46aと接続され、もう一方は配管53を介してタン
ク54と接続されている。この開閉弁51はブレード3
と当接可能な操作突起51aを有し、ブレード5が上部
旋回体4と干渉する高さ位置にあるか否かを検出するも
ので、通常はばね51bの力で図示の閉位置にあり、ブ
レード5が上部旋回体4と干渉する高さ位置以上になる
と操作突起51aがブレード5に当接して開位置に切り
換わり、油圧源46aのパイロット圧力をタンク圧に低
下させる。
【0034】旋回操作装置5は油圧パイロット式の旋回
バルブ61と、この旋回バルブ61を切り換えるための
旋回バルブ操作手段、即ち旋回操作レバー装置63を有
し、旋回操作レバー装置63は配管62a,62bを介
して旋回バルブ61のパイロット操作部61a,61b
に接続され、旋回操作レバー装置63で発生したパイロ
ット圧力が指令信号として旋回バルブ61のパイロット
操作部61a,61bに伝えられる。
【0035】また、旋回操作装置5は旋回モータ21に
隣接配置されたモータブレーキ装置98を有し、モータ
ブレーキ装置98は配管96を介して一定のパイロット
圧力を発生する油圧源46に接続され、配管96には制
動切換弁93,94が設置されている。制動切換弁9
3,94は油圧パイロット切換式であり、一方のパイロ
ット操作部93a,94aは配管62c,62dを介し
て配管62a,62bにそれぞれ接続され、もう一方の
パイロット操作部93b,94bは配管92a,92
b,73a,73bを介して一定のパイロット圧力を発
生する油圧源46b,46cにそれぞれ接続されてい
る。制動切換弁93,94は配管62c,62d内の圧
力と配管92a,92b内の圧力が共に低いときはばね
93c,94cの力でモータブレーキ装置98を油圧源
46に連通する位置に保たれ、モータブレーキ装置98
のメカブレーキが解除され、配管92a,92b内にパ
イロット圧力が立つとモータブレーキ装置98をタンク
54に連通する位置に切り換えられ、旋回モータ21に
メカブレーキがかかり、更に、配管62c,62d内に
パイロット圧力が導かれるとモータブレーキ装置98を
油圧源46に連通する位置に切り換えられ、モータブレ
ーキ装置98のメカブレーキが解除される。
【0036】配管92a,92bと配管73a,73b
の間には開閉弁91が設置されている。この開閉弁91
は閉弁方向作動のパイロット操作部91aを備えたパイ
ロット式であり、開閉弁91aは配管52aを介して油
圧源46aに接続され、配管52aに油圧源46aのパ
イロット圧力が立っているときは閉位置に保たれ、油圧
源46aのパイロット圧力がタンク圧に低下すると開位
置に切り換えられ、油圧源46b,46cのパイロット
圧力を連通する。
【0037】また、油圧源46b,46cは配管73
a,73b及びシャトル弁82を介して配管47に接続
され、配管73a,73b内の圧力のうちの高い方が開
閉弁43の閉弁方向作動のパイロット操作部43bに伝
えられる。
【0038】また、配管73a,73bからは配管73
c,73dが分岐し、配管73c,73dはセンタージ
ョイント40、配管75a,75bを介してタンク54
と接続されている。センタージョイント40は上部旋回
体2がブレード3と干渉する旋回位置にあるか否かを検
出する手段であり、かつブレード操作装置4に模擬的に
示すように配管12a,12bと配管12c,12dと
を回転可能に接続している。
【0039】センタージョイント40の詳細を図5及び
図6に示す。センタージョイント40はスピンドル71
とスピンドル71を回転可能に支持するハウジング72
を有し、スピンドル71は上部旋回体2に固定され、ハ
ウジング72は下部走行体1に固定されている。スピン
ドル71の上端面には配管73c,73dと接続された
ポート74a,74bが、ハウジング72の外周面には
配管75a,75bと接続されたポート76a,76b
がそれぞれ開口し、ハウジング72の内周面上には部分
環状溝77a,77bが形成されている。部分環状溝7
7a,77bは、上部旋回体2が左旋回したときのブレ
ード3と干渉する旋回角度をθ1 、上部旋回体2が右旋
回したときのブレード3と干渉する旋回角度を−θ2
すると、スピンドル71とハウジング72の相対回転角
度θが0≦θ≦θ1 及び0≧θ≧−θ2 の角度範囲内に
あるときにはポート74a,74bとポート76a,7
6bとを連通させ、その所定の角度範囲を超えるとポー
ト74a,74bとポート76a,76bとの連通を遮
断する。また、スピンドル71の上端面には配管12
c,12dと接続されたポート78a,78bが、ハウ
ジング72の外周面には配管12a,12bと接続され
たポート79a,79bがそれぞれ開口しており、ハウ
ジング72の内周面にはこれらポート78a,78bと
ポート79a,79bを常時連通する360°の環状溝
80a,80bが形成されている。部分環状溝77a,
77b及び環状溝80a,80bはシール81で油圧的
に遮断されている。
【0040】次に、本実施例の油圧駆動装置の動作を説
明する。まず、旋回操作レバー装置63を操作して上部
旋回体2を旋回させる場合について説明する。まず、ブ
レード3が上部旋回体2と干渉しない高さ位置にあると
きは、開閉弁51は閉位置に保たれ、配管52a内には
油圧源46aのパイロット圧力が立っているので、開閉
弁91は閉位置に保たれ、制動切換弁93,94はばね
93c,94cの力でモータブレーキ装置98を油圧源
46に連通する位置に切り換えられ、メカブレーキは解
除されている。このとき、旋回操作レバー装置63を操
作すると、配管62c又は62d内にパイロット圧力が
導かれ、制動切換弁93,94はモータブレーキ装置9
8を油圧源46に連通する位置に保たれる。これによ
り、旋回バルブ61が旋回操作レバー装置63のパイロ
ット圧力に応じて切り換えられると、油圧ポンプ25か
らの圧油により旋回モータ21は回転し、上部旋回体2
は左右に旋回する。
【0041】一方、ブレード3が上部旋回体2と干渉す
る高さ位置にあるときは、開閉弁51はブレード3に押
されて開位置に切り換えられ、配管52a内の圧力はタ
ンク54のタンク圧に低下するので、開閉弁91は開位
置に切り換えられ、配管73a,73bと配管92a,
92bは連通する。この状態において、旋回操作レバー
装置63を操作し、上部旋回体2を前方正面位置から左
方向旋回させていくと、0≦θ≦θ1 の旋回角度範囲内
では、センタージョイント40のポート74aとポート
76aは部分環状溝77aを介して連通するので、配管
73cと配管75aは連通し、配管92a内の圧力はタ
ンク圧に低下する。したがって、この場合も制動切換弁
93はモータブレーキ装置98を油圧源46に連通する
位置に保たれるので、上記と同様に油圧ポンプ25から
の圧油により旋回モータ21は回転し、上部旋回体2は
左方向に旋回する。
【0042】上部旋回体2が更に旋回し、0≦θ≦θ1
の旋回角度範囲を超えるとポート74aとポート76a
との連通は部分環状溝77aで遮断されるので、配管7
3cと配管75aとの連通も遮断され、配管92a内に
は油圧源46bのパイロット圧力が立つ。これにより、
制動切換弁93のみがモータブレーキ装置98をタンク
54と連通する位置に切り換えられ、旋回モータ21に
メカブレーキがかかり、これ以上左には旋回しなくな
る。ただし、このとき旋回操作レバー装置63を操作
し、上部旋回体2を右方向旋回させると、配管62c内
にパイロット圧力が導かれるので、制動切換弁93はモ
ータブレーキ装置98を油圧源46と連通する位置に切
り換えられ、メカブレーキが解除され、上部旋回体2は
右方向に旋回する。
【0043】また、旋回操作レバー装置63を操作し、
上部旋回体2を前方正面位置から右方向旋回させていく
と、上記と同様に、0≧θ≧−θ2 の旋回角度範囲内で
は、制動切換弁94はモータブレーキ装置98を油圧源
46に連通する位置に保たれ、上部旋回体2は右方向に
旋回し、0≧θ≧−θ2 の旋回角度範囲を超えると、配
管92b内には油圧源46cのパイロット圧力が立つの
で、制動切換弁94はモータブレーキ装置98をタンク
54に連通する位置に切り換えられ、メカブレーキがか
かり、これ以上左には旋回しなくなる。また、このとき
も、上部旋回体2を左方向旋回させると、配管62d内
にパイロット圧力が導かれるので、制動切換弁94はモ
ータブレーキ装置98を油圧源46と連通する位置に切
り換えられ、メカブレーキが解除され、上部旋回体2は
右方向に旋回する。
【0044】次に、ブレード操作レバー装置45を操作
してブレード3を旋回させる場合について説明する。ま
ず、上部旋回体2がブレード3と干渉しない旋回位置に
あるときは、上記の如く、配管73a,73b内の圧力
はタンク圧となるので、配管47内の圧力もタンク圧と
なり、開閉弁43はばね43cの力で開位置に保たれる
ので、ブレードバルブ41はブレード操作レバー装置4
5のパイロット圧力に応じて切り換えられ、油圧ポンプ
15からの圧油により油圧シリンダ11は伸長又は収縮
し、ブレード3は上げ方向又は下げ方向に動作する。
【0045】一方、上部旋回体2がブレード3と干渉す
る旋回位置にあるときは、上記の如く、配管73a又は
73b内には油圧源46b又は46cのパイロット圧力
が立つので、配管47内にも油圧源46b又は46cの
パイロット圧力が立ち、これにより、開閉弁43は閉位
置に切り換えられ、配管44a,44bと配管42a,
42bとの連通は遮断される。この状態において、ブレ
ード操作レバー装置45を操作し、ブレード3を上げ方
向動作させようとすると、ブレード操作レバー装置45
のパイロット圧力がブレードバルブ41のパイロット操
作部41bに伝えられないので、ブレード3は上げ方向
に動作しない。これに対し、ブレード3を下げ方向動作
させようとする場合には、配管44c内にパイロット圧
力が導かれるので、開閉弁43は開位置に切り換えら
れ、配管44a,44bと配管42a,42bは連通さ
れる。これにより、ブレード操作レバー装置45のパイ
ロット圧力がブレードバルブ41のパイロット操作部4
1aに伝えられ、油圧ポンプ15からの圧油により油圧
シリンダ11は収縮し、ブレード3は下げ方向に動作す
る。
【0046】したがって、第2の実施例においても、ブ
レード3の最大高さを上部旋回体2の下面以上とし、か
つ上部旋回体2を後方に旋回させた場合のブレード3と
上部旋回体2のカウンタウェイト2B等の後部構造物と
の干渉を防止することができる。また、本実施例では、
旋回モータ21にメカブレーキをかけ旋回動作そのもの
を停止させるので、上部旋回体が慣性で回転し続けるこ
とを防止し、上部旋回体を確実に停止させることができ
る。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、ブレードが上部旋回体
に対して干渉する高さ位置にあるときは上部旋回体の旋
回動作が制限され、上部旋回体がブレードに対して干渉
する旋回位置にあるときはブレードの動作が制限される
ので、下部走行体の前部に取り付けられるブレードと上
部旋回体との干渉を防止しつつ、ブレードの最大高さを
上部旋回体の下面以上とすることができる。これによ
り、ブレードの通常操作において、ブレードの作業範囲
が十分にとれる、登坂しようとする斜面に対するブレー
ドのアプローチ角が大きくとれる、障害物を乗り越える
ための乗り越え高さを大きくとれる等、ブレードの作業
性を向上させることができる。
【0048】また、オペレータは警告音によりブレード
又は上部旋回体が干渉位置に近づいたことを知ることが
できる。
【0049】更に、制動手段は旋回動作そのものを停止
させるので、上部旋回体が慣性で回転し続けることを防
止し、上部旋回体を確実に停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による建設機械の油圧駆
動装置の構成を示す図である。
【図2】図1に示す油圧駆動装置が搭載される油圧ショ
ベルの側面図である。
【図3】図1に示す制御装置の機能を示すフローチャー
トである。
【図4】本発明の第2の実施例による建設機械の油圧駆
動装置の構成を示す図である。
【図5】図4に示すセンタージョイントの上面図であ
る。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 3 ブレード 4 ブレード操作装置 5 旋回操作装置 11 油圧シリンダ 13 ブレードバルブ 16 ブレード操作レバー装置 21 旋回モータ 23 旋回バルブ 26 旋回操作レバー装置 31 制御装置 38 警告装置 40 センタージョイント 41 ブレードバルブ 43 開閉弁 45 ブレード操作レバー装置 46,46a,46b,46c 油圧源 51 開閉弁 61 旋回バルブ 63 旋回操作レバー装置 71 スピンドル 72 ハウジング 77a,77b 部分環状溝 91 開閉弁 93,94 制動切換弁 98 モータブレーキ装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体の前部に取り付けられたブレ
    ードを上下に駆動させるブレード操作装置と、下部走行
    体に対して上部旋回体を旋回駆動させる旋回操作装置と
    を備えた建設機械の油圧駆動装置において、 前記ブレードが前記上部旋回体と干渉する高さ位置にあ
    るか否かを検出するブレード高さ検出手段と、前記上部
    旋回体が前記ブレードと干渉する旋回位置にあるか否か
    を検出する旋回角検出手段と、前記ブレード高さ検出手
    段からの信号に基づき前記ブレードが前記上部旋回体に
    対して干渉する高さ位置にあると上部旋回体の動作を制
    限するよう前記旋回操作装置を制御する旋回制御手段
    と、前記旋回角検出手段からの信号に基づき前記上部旋
    回体が前記ブレードに対して干渉する旋回位置にあると
    ブレードの動作を制限するよう前記ブレード操作装置を
    制御するブレード制御手段とを設けたことを特徴とする
    建設機械の油圧駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記旋回制御手段は、前記上部旋回体が
    前記ブレードに干渉する位置に近づいたときに上部旋回
    体の動作を停止させるよう前記旋回操作装置を制御する
    手段であることを特徴とする請求項1記載の建設機械の
    油圧駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記ブレード制御手段は、前記上部旋回
    体が前記ブレードに対して干渉する位置にあるときにブ
    レードの上げ方向の動作を停止させるよう前記ブレード
    操作装置を制御する手段であることを特徴とする請求項
    1記載の建設機械の油圧駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記上部旋回体が前記ブレードに対して
    干渉する位置にある状態で前記ブレード操作装置を操作
    したとき、又は前記ブレードが前記上部旋回体に対して
    干渉する位置にある状態で前記旋回操作装置を操作した
    ときに警告音を発する警告装置を更に設けたことを特徴
    とする請求項1記載の建設機械の油圧駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記旋回操作装置は、前記上部旋回体を
    旋回駆動する旋回モータと、前記旋回モータの回転を停
    止させる制動手段とを有し、前記旋回制御手段は、前記
    上部旋回体が前記ブレードに対して干渉する位置に近づ
    いたときに、前記制動手段を機能させる手段であること
    を特徴とする請求項1記載の建設機械の油圧駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記旋回操作装置は、前記上部旋回体を
    旋回駆動する旋回モータと、前記旋回モータに供給され
    る圧油の流れを制御する旋回バルブと、オペレータの操
    作に応じた指令信号を出力し、前記旋回バルブの切り換
    えを行う旋回バルブ操作手段とを有し、前記旋回制御手
    段は、前記上部旋回体が前記ブレードに対して干渉する
    位置に近づいたときに、前記旋回バルブ操作手段から出
    力される指令信号を無効にする手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の建設機械の油圧駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記旋回バルブは電磁切換式であり、前
    記旋回バルブ操作手段は電気的な指令信号を出力する手
    段であり、前記旋回操作装置は、前記旋回バルブ操作手
    段からの指令信号を前記旋回バルブを駆動するための指
    令信号に変換する手段を更に有し、前記指令信号を無効
    にする手段は、前記旋回バルブを駆動するための指令信
    号として前記旋回バルブを中立位置に保つ中立信号を出
    力する手段であることを特徴とする請求項6記載の建設
    機械の油圧駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記旋回操作装置は、前記上部旋回体を
    旋回駆動する旋回モータと、前記旋回モータに供給され
    る圧油の流れを制御するパイロット切換式の旋回バルブ
    と、オペレータの操作に応じたパイロット圧力を発生
    し、前記旋回バルブの切り換えを行う旋回バルブ操作手
    段と、前記旋回モータの回転を停止させる油圧制動手段
    と、前記油圧制動手段を機能させる第1の位置とその制
    動を解除する第2の位置との間で切り換えられる制動切
    換弁とを有し、前記旋回制御手段は、前記上部旋回体が
    前記ブレードに対して干渉する位置に近づいたときに、
    前記制動切換弁を前記第2の位置から第1の位置に切り
    換える手段であることを特徴とする請求項1記載の建設
    機械の油圧駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記ブレード操作装置は、前記ブレード
    を上下に駆動する油圧シリンダと、前記油圧シリンダに
    供給される圧油の流れを制御するブレードバルブと、オ
    ペレータの操作に応じた指令信号を出力し、前記ブレー
    ドバルブの切り換えを行うブレードバルブ操作手段とを
    有し、前記ブレード制御手段は、前記上部旋回体が前記
    ブレードに対して干渉する位置にあるときに、前記ブレ
    ードバルブ操作手段から出力される指令信号を無効にす
    る手段を有することを特徴とする請求項1記載の建設機
    械の油圧駆動装置。
  10. 【請求項10】 前記ブレードバルブは電磁切換式であ
    り、前記ブレードバルブ操作手段は電気的な指令信号を
    出力する手段であり、前記ブレード操作装置は、前記ブ
    レードバルブ操作手段からの指令信号を前記ブレードバ
    ルブを駆動するための指令信号に変換する手段を更に有
    し、前記指令信号を無効にする手段は、前記ブレードバ
    ルブを駆動するための指令信号として前記ブレードバル
    ブを中立位置に保つ中立信号を出力する手段であること
    を特徴とする請求項9記載の建設機械の油圧駆動装置。
  11. 【請求項11】 前記ブレードバルブはパイロット切換
    式であり、前記ブレードバルブ操作手段は前記指令信号
    としてオペレータの操作に応じたパイロット圧力を発生
    し、前記ブレードバルブの切り換えを行う手段であり、
    前記指令信号を無効にする手段は前記パイロット圧力を
    遮断する手段であることを特徴とする請求項9記載の建
    設機械の油圧駆動装置。
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