JPH07242598A - 光学活性なα−ヒドロキシ−α−置換−β,γ−不飽和エステルの製造法 - Google Patents
光学活性なα−ヒドロキシ−α−置換−β,γ−不飽和エステルの製造法Info
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- JPH07242598A JPH07242598A JP6055231A JP5523194A JPH07242598A JP H07242598 A JPH07242598 A JP H07242598A JP 6055231 A JP6055231 A JP 6055231A JP 5523194 A JP5523194 A JP 5523194A JP H07242598 A JPH07242598 A JP H07242598A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】光学活性な−α−ヒドロキシ−α−置換−β,
γ−不飽和エステルの簡便な製造。 【構成】β,γ−不飽和−α−ケト(−)および(+)
−トランス−2−フェニルシクロヘキシルエステルに対
し有機亜鉛アート錯体を用いてそのαカルボニル基をア
ルキル化し光学活性なα−ヒドロキシ−α−置換−β,
γ−不飽和エステルを簡便に得ることができる。
γ−不飽和エステルの簡便な製造。 【構成】β,γ−不飽和−α−ケト(−)および(+)
−トランス−2−フェニルシクロヘキシルエステルに対
し有機亜鉛アート錯体を用いてそのαカルボニル基をア
ルキル化し光学活性なα−ヒドロキシ−α−置換−β,
γ−不飽和エステルを簡便に得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬品や農薬の合成中間
体として有用な光学活性α−ヒドロキシ−α−置換−
β,γ−不飽和エステルの製造法に関するものである。
体として有用な光学活性α−ヒドロキシ−α−置換−
β,γ−不飽和エステルの製造法に関するものである。
【0002】
【従来の方法】現在までに光学活性なα−ヒドロキシ−
α−置換−β,γ−不飽和エステルを製造するための一
般的な方法は未だ考案されていない。
α−置換−β,γ−不飽和エステルを製造するための一
般的な方法は未だ考案されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、簡便な操
作によって光学活性なα−ヒドロキシ−α−置換−β,
γ−不飽和エステルが製造できれば、従来合成の困難で
あった複雑な構造をもつ医薬品や農薬の製造中間体を迅
速に提供する方法となることが期待される。
作によって光学活性なα−ヒドロキシ−α−置換−β,
γ−不飽和エステルが製造できれば、従来合成の困難で
あった複雑な構造をもつ医薬品や農薬の製造中間体を迅
速に提供する方法となることが期待される。
【0004】本発明は、この様な観点から光学活性なα
−ヒドロキシ−α−置換−β,γ−不飽和エステルの任
意のエナンチオマーを化学合成の手法によって簡便に製
造する方法を提供することを目的とするものである。
−ヒドロキシ−α−置換−β,γ−不飽和エステルの任
意のエナンチオマーを化学合成の手法によって簡便に製
造する方法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、既に周知
の方法により得られるβ,γ−不飽和−α−ケトエステ
ルを不斉合成の手法を用いて光学活性なα−ヒドロキシ
−α−置換−β,γ−不飽和エステルへ変換する方法を
開発すべく研究を重ねた結果、下記化3の反応工程にお
いて、不斉補助剤として(−)または(+)−トランス
−2−フェニルシクロヘキシル基を用い、アルキル化剤
として有機亜鉛アート錯体を用いることで、ジアステレ
オ選択的なアルキル付加を可能とし、光学活性なα−ヒ
ドロキシ−α−置換−β,γ−不飽和エステルが得られ
ることを見いだし、本発明を完成するに至った。
の方法により得られるβ,γ−不飽和−α−ケトエステ
ルを不斉合成の手法を用いて光学活性なα−ヒドロキシ
−α−置換−β,γ−不飽和エステルへ変換する方法を
開発すべく研究を重ねた結果、下記化3の反応工程にお
いて、不斉補助剤として(−)または(+)−トランス
−2−フェニルシクロヘキシル基を用い、アルキル化剤
として有機亜鉛アート錯体を用いることで、ジアステレ
オ選択的なアルキル付加を可能とし、光学活性なα−ヒ
ドロキシ−α−置換−β,γ−不飽和エステルが得られ
ることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【化3】 (化3中、R1は、アルキル基、アリール基を示し、R2
はアルキル基、アリールメチル基、ビニル基、アリール
基を示し、R*は、不斉補助剤を示す。)
はアルキル基、アリールメチル基、ビニル基、アリール
基を示し、R*は、不斉補助剤を示す。)
【0006】すなわち、本発明は一般式[1]で表され
るβ,γ−不飽和−α−ケトエステルを有機亜鉛アート
錯体で処理することによりαカルボニル基をジアステレ
オ選択的にアルキル化することを特徴とする一般式
[2]で示される光学活性なα−ヒドロキシ−α−置換
−β,γ−不飽和エステルの製造法に関するものであ
る。
るβ,γ−不飽和−α−ケトエステルを有機亜鉛アート
錯体で処理することによりαカルボニル基をジアステレ
オ選択的にアルキル化することを特徴とする一般式
[2]で示される光学活性なα−ヒドロキシ−α−置換
−β,γ−不飽和エステルの製造法に関するものであ
る。
【0007】以下、本発明について詳述する。本発明方
法における原料化合物であるβ,γ−不飽和−α−ケト
エステルは、一般式[1]で表されるものであるが、R
1の具体例としてはフェネチルなどのアルキル基、フェ
ニルなどのアリール基等を挙げることができる。R*の
具体例としては、(−)−メンチル、(−)−8−フェ
ニルメンチル、(−)および(+)−トランス−2−フ
ェニルシクロヘキシル等の光学活性なアルコール類より
導かれる基を挙げることができる。
法における原料化合物であるβ,γ−不飽和−α−ケト
エステルは、一般式[1]で表されるものであるが、R
1の具体例としてはフェネチルなどのアルキル基、フェ
ニルなどのアリール基等を挙げることができる。R*の
具体例としては、(−)−メンチル、(−)−8−フェ
ニルメンチル、(−)および(+)−トランス−2−フ
ェニルシクロヘキシル等の光学活性なアルコール類より
導かれる基を挙げることができる。
【0008】アルキル化剤は、有機亜鉛アート錯体が好
ましく、用いることのできる有機置換基としてはメチ
ル、エチル、ブチル、イソプロピル、イソブチルなどの
一級及び二級アルキル基やベンジル基、ビニル基、アリ
ール基を挙げることができ、その使用量は、一般式
[1]化合物中1モルに対して1モルから2モル、好ま
しくは1.5モルが用いられる。
ましく、用いることのできる有機置換基としてはメチ
ル、エチル、ブチル、イソプロピル、イソブチルなどの
一級及び二級アルキル基やベンジル基、ビニル基、アリ
ール基を挙げることができ、その使用量は、一般式
[1]化合物中1モルに対して1モルから2モル、好ま
しくは1.5モルが用いられる。
【0009】有機亜鉛アート錯体は、無水塩化亜鉛にテ
トラヒドロフラン溶媒中、3倍モルのグリニャール試薬
またはアルキルリチウムを作用させて調製することがで
きる。
トラヒドロフラン溶媒中、3倍モルのグリニャール試薬
またはアルキルリチウムを作用させて調製することがで
きる。
【0010】反応は、エーテル、テトラヒドロフランな
どのエーテル系溶媒を用いて実施し、反応温度は−10
0〜−40℃、好ましくは−78℃である。
どのエーテル系溶媒を用いて実施し、反応温度は−10
0〜−40℃、好ましくは−78℃である。
【0011】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を説明する。
NMRスペクトルは、JEOL社製EX−400を用い
て測定した。
NMRスペクトルは、JEOL社製EX−400を用い
て測定した。
【0012】
【実施例1】 (2R)−2−ヒドロキシ−2−メチル−4−フェニル
−3−ブテン酸(−)−トランス−2−フェニルシクロ
ヘキシルの製造
−3−ブテン酸(−)−トランス−2−フェニルシクロ
ヘキシルの製造
【0013】2−オキソ−4−フェニル−3−ブテン酸
(−)−トランス−2−フェニルシクロヘキシル100
mg(0.30mmol)のテトラヒドロフラン溶液
(6ml)に、−78℃にて塩化亜鉛62mg(0.4
5mmol)とメチルマグネシウムブロミド(ca.1
mol/l,1.26mmol)より調製した亜鉛アー
ト錯体を滴下し1時間攪はんする。飽和塩化アンモニウ
ム水を加えエーテルで抽出し、抽出液を乾燥後、濾過、
濃縮し薄層クロマトグラフィーにて精製し、標記化合物
を103mg(98%,R:S=98:2)で得る。1
HNMRにより構造を確認した。そのデータを以下に示
す。
(−)−トランス−2−フェニルシクロヘキシル100
mg(0.30mmol)のテトラヒドロフラン溶液
(6ml)に、−78℃にて塩化亜鉛62mg(0.4
5mmol)とメチルマグネシウムブロミド(ca.1
mol/l,1.26mmol)より調製した亜鉛アー
ト錯体を滴下し1時間攪はんする。飽和塩化アンモニウ
ム水を加えエーテルで抽出し、抽出液を乾燥後、濾過、
濃縮し薄層クロマトグラフィーにて精製し、標記化合物
を103mg(98%,R:S=98:2)で得る。1
HNMRにより構造を確認した。そのデータを以下に示
す。
【0014】1HNMR(CDCl3):δ= 1.34-1.65
(m, 4H), 1.40 (s, 3H), 1.75-1.85(m, 1H), 1.85-2.00
(m, 2H), 2.15-2.25 (m, 1H), 2.73 (dt, 1H, J=3.3,
12.2 Hz), 3.26 (s, 1H), 5.00 (dt, 1H, J=4.4, 10.8
Hz), 5.68 (d, 1H, J=15.6Hz), 6.52 (d, 1H, 15.6 H
z), 7.00-7.31 (m, 10H).
(m, 4H), 1.40 (s, 3H), 1.75-1.85(m, 1H), 1.85-2.00
(m, 2H), 2.15-2.25 (m, 1H), 2.73 (dt, 1H, J=3.3,
12.2 Hz), 3.26 (s, 1H), 5.00 (dt, 1H, J=4.4, 10.8
Hz), 5.68 (d, 1H, J=15.6Hz), 6.52 (d, 1H, 15.6 H
z), 7.00-7.31 (m, 10H).
【0015】
【実施例2】 (2R)−2−ヒドロキシ−2−エチル−4−フェニル
−3−ブテン酸(−)−トランス−2−フェニルシクロ
ヘキシルの製造
−3−ブテン酸(−)−トランス−2−フェニルシクロ
ヘキシルの製造
【0016】実施例1と同様にして、塩化亜鉛62mg
(0.45mmol)とエチルマグネシウムブロミド
(ca.1mol/l,1.26mmol)より調製し
た亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率98
%,R:S=97:3)。1HNMRにより構造を確認
した。そのデータを以下に示す。
(0.45mmol)とエチルマグネシウムブロミド
(ca.1mol/l,1.26mmol)より調製し
た亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率98
%,R:S=97:3)。1HNMRにより構造を確認
した。そのデータを以下に示す。
【0017】1HNMR(CDCl3):δ= 0.82 (t, 3
H, J=7.3 Hz), 1.28-1.67 (m, 5H),1.75-1.98 (m, 4H),
2.18-2.27 (m, 1H), 2.74 (dt, 1H, J=3.4, 12.2 Hz),
3.24 (s, 1H), 5.02 (dt, 1H, J=4.4, 10.3 Hz), 5.64
(d, 1H, J=16.1 Hz), 6.55(d, 1H, J=16.1 Hz), 6.99-
7.28 (m, 10 Hz).
H, J=7.3 Hz), 1.28-1.67 (m, 5H),1.75-1.98 (m, 4H),
2.18-2.27 (m, 1H), 2.74 (dt, 1H, J=3.4, 12.2 Hz),
3.24 (s, 1H), 5.02 (dt, 1H, J=4.4, 10.3 Hz), 5.64
(d, 1H, J=16.1 Hz), 6.55(d, 1H, J=16.1 Hz), 6.99-
7.28 (m, 10 Hz).
【0018】
【実施例3】 (2R)−2−ヒドロキシ−2−イソプロピル−4−フ
ェニル−3−ブテン酸(−)−トランス−2−フェニル
シクロヘキシルの製造
ェニル−3−ブテン酸(−)−トランス−2−フェニル
シクロヘキシルの製造
【0019】実施例1と同様にして、塩化亜鉛62mg
(0.45mmol)とイソプロピルマグネシウムブロ
ミド(ca.1mol/l,1.26mmol)より調
製した亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率
68%,R:S=97:3)。1HNMRにより構造を
確認した。そのデータを以下に示す。
(0.45mmol)とイソプロピルマグネシウムブロ
ミド(ca.1mol/l,1.26mmol)より調
製した亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率
68%,R:S=97:3)。1HNMRにより構造を
確認した。そのデータを以下に示す。
【0020】1HNMR(CDCl3):δ= 0.80 (dx2,
6H, J=6.3, 7.3 Hz), 1.26-1.60 (m, 5H), 1.78-1.96
(m, 2H), 2.02-2.08 (m, 1H), 2.18-2.30 (m, 1H), 2.7
5 (dt, 1H, J=3.9, 12.2 Hz), 3.15 (s, 1H), 5.02 (d
t, 1H, J=4.4, 10.7 Hz), 5.60 (d, 1H, J=15.6 Hz),
6.55 (d, 1H, J=15.6 Hz), 6.94-7.28 (m, 10H).
6H, J=6.3, 7.3 Hz), 1.26-1.60 (m, 5H), 1.78-1.96
(m, 2H), 2.02-2.08 (m, 1H), 2.18-2.30 (m, 1H), 2.7
5 (dt, 1H, J=3.9, 12.2 Hz), 3.15 (s, 1H), 5.02 (d
t, 1H, J=4.4, 10.7 Hz), 5.60 (d, 1H, J=15.6 Hz),
6.55 (d, 1H, J=15.6 Hz), 6.94-7.28 (m, 10H).
【0021】
【実施例4】 (2R)−2−ヒドロキシ−2−ブチル−4−フェニル
−3−ブテン酸(−)−トランス−2−フェニルシクロ
ヘキシルの製造
−3−ブテン酸(−)−トランス−2−フェニルシクロ
ヘキシルの製造
【0022】実施例1と同様にして、塩化亜鉛62mg
(0.45mmol)とブチルマグネシウムブロミド
(ca.1mol/l,1.26mmol)より調製し
た亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率96
%,R:S=98:2)。1HNMRにより構造を確認
した。そのデータを以下に示す。
(0.45mmol)とブチルマグネシウムブロミド
(ca.1mol/l,1.26mmol)より調製し
た亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率96
%,R:S=98:2)。1HNMRにより構造を確認
した。そのデータを以下に示す。
【0023】1HNMR(CDCl3):δ= 0.86 (t, 3
H, J=7.3 Hz), 0.98-1.11 (m, 1H),1.21-1.62 (m, 8H),
1.72-1.83 (m, 2H), 1.86-1.98 (m, 2H), 2.18-2.27
(m,1H), 2.74 (dt, 1H, J=3.4, 12.2 Hz), 3.23 (s, 1
H), 5.02 (dt, 1H, J=4.4,10.7 Hz), 5.66 (d, 1H, J=1
6.1 Hz), 6.54 (d, 1H, J=16.1 Hz), 6.98-7.28 (m, 10
H).
H, J=7.3 Hz), 0.98-1.11 (m, 1H),1.21-1.62 (m, 8H),
1.72-1.83 (m, 2H), 1.86-1.98 (m, 2H), 2.18-2.27
(m,1H), 2.74 (dt, 1H, J=3.4, 12.2 Hz), 3.23 (s, 1
H), 5.02 (dt, 1H, J=4.4,10.7 Hz), 5.66 (d, 1H, J=1
6.1 Hz), 6.54 (d, 1H, J=16.1 Hz), 6.98-7.28 (m, 10
H).
【0024】
【実施例5】 (2R)−2−ヒドロキシ−2−イソブチル−4−フェ
ニル−3−ブテン酸(−)−トランス−2−フェニルシ
クロヘキシルの製造
ニル−3−ブテン酸(−)−トランス−2−フェニルシ
クロヘキシルの製造
【0025】実施例1と同様にして、塩化亜鉛62mg
(0.45mmol)とイソブチルマグネシウムブロミ
ド(ca.1mol/l,1.26mmol)より調製
した亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率8
4%,R:S=96:4)。1HNMRにより構造を確
認した。そのデータを以下に示す。
(0.45mmol)とイソブチルマグネシウムブロミ
ド(ca.1mol/l,1.26mmol)より調製
した亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率8
4%,R:S=96:4)。1HNMRにより構造を確
認した。そのデータを以下に示す。
【0026】1HNMR(CDCl3):δ= 0.85 (d, 3
H, J=6.4 Hz), 0.90 (d, 3H, J=6.4Hz), 1.31-1.66 (m,
5H), 1.66-1.96 (m, 5H), 2.22-2.25 (m, 1H), 2.75
(dt,1H, J=3.4, 12.2 Hz), 3.26 (s, 1H), 5.03 (dt, 1
H, J=4.4, 10.3 Hz), 5.60(d, 1H, J=16.1 Hz), 6.53
(d, 1H, J=16.1 Hz), 6.95-7.28 (m, 10H).
H, J=6.4 Hz), 0.90 (d, 3H, J=6.4Hz), 1.31-1.66 (m,
5H), 1.66-1.96 (m, 5H), 2.22-2.25 (m, 1H), 2.75
(dt,1H, J=3.4, 12.2 Hz), 3.26 (s, 1H), 5.03 (dt, 1
H, J=4.4, 10.3 Hz), 5.60(d, 1H, J=16.1 Hz), 6.53
(d, 1H, J=16.1 Hz), 6.95-7.28 (m, 10H).
【0027】
【実施例6】 (2R)−2−ヒドロキシ−2−ベンジル−4−フェニ
ル−3−ブテン酸(−)−トランス−2−フェニルシク
ロヘキシルの製造
ル−3−ブテン酸(−)−トランス−2−フェニルシク
ロヘキシルの製造
【0028】実施例1と同様にして、塩化亜鉛62mg
(0.45mmol)とベンジルマグネシウムブロミド
(ca.1mol/l,1.26mmol)より調製し
た亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率84
%,R:S=97:3)。1HNMRにより構造を確認
した。そのデータを以下に示す。
(0.45mmol)とベンジルマグネシウムブロミド
(ca.1mol/l,1.26mmol)より調製し
た亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率84
%,R:S=97:3)。1HNMRにより構造を確認
した。そのデータを以下に示す。
【0029】1HNMR(CDCl3):δ= 1.30-1.60
(m, 4H), 1.73-1.98 (m, 3H), 2.04-2.13 (m, 1H), 2.7
8 (dt, 1H, J=3.9, 12.2 Hz), 2.89 (d, 1H, J=14 Hz),
3.06 (d, 1H, J=14 Hz), 3.31 (s, 1H), 4.98 (dt, 1
H, J=4.4, 10.7 Hz), 5.70 (d, 1H, J=16.1 Hz), 6.56
(d, 1H, J=16.1 Hz), 7.02-7.34 (m, 15H).
(m, 4H), 1.73-1.98 (m, 3H), 2.04-2.13 (m, 1H), 2.7
8 (dt, 1H, J=3.9, 12.2 Hz), 2.89 (d, 1H, J=14 Hz),
3.06 (d, 1H, J=14 Hz), 3.31 (s, 1H), 4.98 (dt, 1
H, J=4.4, 10.7 Hz), 5.70 (d, 1H, J=16.1 Hz), 6.56
(d, 1H, J=16.1 Hz), 7.02-7.34 (m, 15H).
【0030】
【実施例7】 (2R)−2−ヒドロキシ−2−ビニル−4−フェニル
−3−ブテン酸(−)−トランス−2−フェニルシクロ
ヘキシルの製造
−3−ブテン酸(−)−トランス−2−フェニルシクロ
ヘキシルの製造
【0031】実施例1と同様にして、塩化亜鉛62mg
(0.45mmol)とビニルマグネシウムブロミド
(ca.1mol/l,1.26mmol)より調製し
た亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率79
%,R:S=94:6)。1HNMRにより構造を確認
した。そのデータを以下に示す。
(0.45mmol)とビニルマグネシウムブロミド
(ca.1mol/l,1.26mmol)より調製し
た亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率79
%,R:S=94:6)。1HNMRにより構造を確認
した。そのデータを以下に示す。
【0032】1HNMR(CDCl3):δ= 1.19-1.63
(m, 4H), 1.73-2.00 (m, 3H), 2.10-2.25 (m, 1H), 2.7
4 (dt, 1H, J=3.9, 12.7 Hz), 3.44 (s, 1H), 5.02 (d
t, 1H, J=4.4, 11.7 Hz), 5.16 (d, 1H, J=10.7 Hz),
5.44 (dd, 1H, J=1.5, 17.1 Hz), 5.72 (d, 1H, J=15.6
Hz), 5.98 (dd, 1H, J=10.7, 17.1 Hz), 6.55, (d, 1
H, J=15.6 Hz), 6.99-7.35 (m, 10H).
(m, 4H), 1.73-2.00 (m, 3H), 2.10-2.25 (m, 1H), 2.7
4 (dt, 1H, J=3.9, 12.7 Hz), 3.44 (s, 1H), 5.02 (d
t, 1H, J=4.4, 11.7 Hz), 5.16 (d, 1H, J=10.7 Hz),
5.44 (dd, 1H, J=1.5, 17.1 Hz), 5.72 (d, 1H, J=15.6
Hz), 5.98 (dd, 1H, J=10.7, 17.1 Hz), 6.55, (d, 1
H, J=15.6 Hz), 6.99-7.35 (m, 10H).
【0033】
【実施例8】 (2R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−4−フェニ
ル−3−ブテン酸(−)−トランス−2−フェニルシク
ロヘキシルの製造
ル−3−ブテン酸(−)−トランス−2−フェニルシク
ロヘキシルの製造
【0034】実施例1と同様にして、塩化亜鉛62mg
(0.45mmol)とフェニルマグネシウムブロミド
(ca.1mol/l,1.26mmol)より調製し
た亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率62
%,S:R=98:2)。1HNMRにより構造を確認
した。そのデータを以下に示す。
(0.45mmol)とフェニルマグネシウムブロミド
(ca.1mol/l,1.26mmol)より調製し
た亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率62
%,S:R=98:2)。1HNMRにより構造を確認
した。そのデータを以下に示す。
【0035】1HNMR(CDCl3):δ= 1.22-1.63
(m, 4H), 1.70-2.00 (m, 3H), 2.10-2.18 (m, 1H), 2.7
1 (dt, 1H, J=3.9, 12.2 Hz), 3.82 (s, 1H), 5.07 (d
t, 1H, J=4.4, 10.7 Hz), 6.13 (d, 1H, J=16.1Hz), 6.
66 (d, 1H, J=16.1 Hz), 7.08-7.43 (m, 15H).
(m, 4H), 1.70-2.00 (m, 3H), 2.10-2.18 (m, 1H), 2.7
1 (dt, 1H, J=3.9, 12.2 Hz), 3.82 (s, 1H), 5.07 (d
t, 1H, J=4.4, 10.7 Hz), 6.13 (d, 1H, J=16.1Hz), 6.
66 (d, 1H, J=16.1 Hz), 7.08-7.43 (m, 15H).
【0036】
【実施例9】 (2R)−2−ヒドロキシ−2−メチル−6−フェニル
−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェニルシク
ロヘキシルの製造
−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェニルシク
ロヘキシルの製造
【0037】実施例1と同様にして、2−オキソ−6−
フェニル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェ
ニルシクロヘキシル(0.30mmol)と塩化亜鉛6
2mg(0.45mmol)とメチルマグネシウムブロ
ミド(ca.1mol/l,1.26mmol)より調
製した亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率
87%,R:S=95:5)。1HNMRにより構造を
確認した。そのデータを以下に示す。
フェニル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェ
ニルシクロヘキシル(0.30mmol)と塩化亜鉛6
2mg(0.45mmol)とメチルマグネシウムブロ
ミド(ca.1mol/l,1.26mmol)より調
製した亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率
87%,R:S=95:5)。1HNMRにより構造を
確認した。そのデータを以下に示す。
【0038】1HNMR(CDCl3):δ= 1.28 (s, 3
H), 1.19-1.63 (m, 4H), 1.75-2.07(m, 5H), 2.10-2.19
(m, 1H), 2.37-2.53 (m, 2H), 2.71 (dt, 1H, J=3.9,
12.2 Hz), 3.05 (s, 1H), 4.98 (dt, 1H, J=4.4, 10.7
Hz), 4,94 (d, 1H, J=15.6Hz), 5.51 (dt, 1H, J=6.8,
15.6 Hz), 7.12-7.31 (m, 10H).
H), 1.19-1.63 (m, 4H), 1.75-2.07(m, 5H), 2.10-2.19
(m, 1H), 2.37-2.53 (m, 2H), 2.71 (dt, 1H, J=3.9,
12.2 Hz), 3.05 (s, 1H), 4.98 (dt, 1H, J=4.4, 10.7
Hz), 4,94 (d, 1H, J=15.6Hz), 5.51 (dt, 1H, J=6.8,
15.6 Hz), 7.12-7.31 (m, 10H).
【0039】
【実施例10】 (2R)−2−ヒドロキシ−2−エチル−6−フェニル
−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェニルシク
ロヘキシルの製造
−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェニルシク
ロヘキシルの製造
【0040】実施例1と同様にして、2−オキソ−6−
フェニル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェ
ニルシクロヘキシル(0.30mmol)と塩化亜鉛6
2mg(0.45mmol)とエチルマグネシウムブロ
ミド(ca.1mol/l,1.26mmol)より調
製した亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率
84%R:S=97:3)。1HNMRにより構造を確
認した。そのデータを以下に示す。
フェニル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェ
ニルシクロヘキシル(0.30mmol)と塩化亜鉛6
2mg(0.45mmol)とエチルマグネシウムブロ
ミド(ca.1mol/l,1.26mmol)より調
製した亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率
84%R:S=97:3)。1HNMRにより構造を確
認した。そのデータを以下に示す。
【0041】1HNMR(CDCl3):δ= 0.74 (t, 3
H, J=7.3Hz), 1.30-1.62 (m, 5H),1.63-1.73 (m, 1H),
1.75-1.98 (m, 3H), 1.98-2.07 (m, 2H), 2.15-2.23
(m, 1H), 2.38-2.53 (m, 2H), 2.71 (dt, 1H, J=4.9, 1
2.2 Hz), 3.05 (s, 1H), 4.89(d, 1H, J=15.6 Hz), 4.9
9 (dt, 1H, J=4.4, 10.7 Hz), 5.56 (dt, 1H, J=6.8,1
5.6 Hz), 7.12-7.30 (m, 10H).
H, J=7.3Hz), 1.30-1.62 (m, 5H),1.63-1.73 (m, 1H),
1.75-1.98 (m, 3H), 1.98-2.07 (m, 2H), 2.15-2.23
(m, 1H), 2.38-2.53 (m, 2H), 2.71 (dt, 1H, J=4.9, 1
2.2 Hz), 3.05 (s, 1H), 4.89(d, 1H, J=15.6 Hz), 4.9
9 (dt, 1H, J=4.4, 10.7 Hz), 5.56 (dt, 1H, J=6.8,1
5.6 Hz), 7.12-7.30 (m, 10H).
【0042】
【実施例11】 (2R)−2−ヒドロキシ−2−イソプロピル−6−フ
ェニル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェニ
ルシクロヘキシルの製造
ェニル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェニ
ルシクロヘキシルの製造
【0043】実施例1と同様にして、2−オキソ−6−
フェニル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェ
ニルシクロヘキシル(0.30mmol)と塩化亜鉛6
2mg(0.45mmol)とイソプロピルマグネシウ
ムブロミド(ca.1mol/l,1.26mmol)
より調製した亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る
(収率76%,R:S=98:2)。1HNMRにより
構造を確認した。そのデータを以下に示す。
フェニル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェ
ニルシクロヘキシル(0.30mmol)と塩化亜鉛6
2mg(0.45mmol)とイソプロピルマグネシウ
ムブロミド(ca.1mol/l,1.26mmol)
より調製した亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る
(収率76%,R:S=98:2)。1HNMRにより
構造を確認した。そのデータを以下に示す。
【0044】1HNMR(CDCl3):δ= 0.71 (d, 3
H, J=6.8 Hz), 0.74 (d, 3H, J=6.8Hz), 1.27-1.61 (m,
4H), 1.75-1.98 (m, 4H), 1.98-2.06 (m, 2H), 2.18-
2.25(m, 1H), 2.38-2.53 (m, 2H), 2.71 (dt, 1H, J=3.
9, 12.2 Hz), 2.96 (s, 1H), 4.83 (d, 1H, J=15.5 H
z), 4.98 (dt, 1H, J=4.4, 10.7 Hz), 5.60 (dt, 1H,J=
6.8, 15.5 Hz), 7.09-7.30 (m, 10H).
H, J=6.8 Hz), 0.74 (d, 3H, J=6.8Hz), 1.27-1.61 (m,
4H), 1.75-1.98 (m, 4H), 1.98-2.06 (m, 2H), 2.18-
2.25(m, 1H), 2.38-2.53 (m, 2H), 2.71 (dt, 1H, J=3.
9, 12.2 Hz), 2.96 (s, 1H), 4.83 (d, 1H, J=15.5 H
z), 4.98 (dt, 1H, J=4.4, 10.7 Hz), 5.60 (dt, 1H,J=
6.8, 15.5 Hz), 7.09-7.30 (m, 10H).
【0045】
【実施例12】 (2R)−2−ヒドロキシ−2−ブチル−6−フェニル
−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェニルシク
ロヘキシルの製造
−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェニルシク
ロヘキシルの製造
【0046】実施例1と同様にして、2−オキソ−6−
フェニル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェ
ニルシクロヘキシル(0.30mmol)と塩化亜鉛6
2mg(0.45mmol)とブチルマグネシウムブロ
ミド(ca.1mol/l,1.26mmol)より調
製した亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率
85,R:S=97:3%)。1HNMRにより構造を
確認した。そのデータを以下に示す。
フェニル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェ
ニルシクロヘキシル(0.30mmol)と塩化亜鉛6
2mg(0.45mmol)とブチルマグネシウムブロ
ミド(ca.1mol/l,1.26mmol)より調
製した亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率
85,R:S=97:3%)。1HNMRにより構造を
確認した。そのデータを以下に示す。
【0047】1HNMR(CDCl3):δ= 0.85 (t, 3
H, J=7.6 Hz), 0.88-1.02 (m, 1H),1.18-1.69 (m, 9H),
1.74-2.00 (m, 3H), 2.02 (q, 2H, J=7.3 Hz), 2.14-
2.22(m, 1H), 2.37-2.52 (m, 2H), 2.71 (dt, 1H, J=3.
4, 12.2 Hz), 3.05 (s, 1H), 4.90 (d, 1H, J=15.1 H
z), 4.99 (dt, 1H, J=4.4, 10.2 Hz), 5.55 (dt, 1H,J=
6.8, 15.6 Hz), 7.12-7.30 (m, 10H).
H, J=7.6 Hz), 0.88-1.02 (m, 1H),1.18-1.69 (m, 9H),
1.74-2.00 (m, 3H), 2.02 (q, 2H, J=7.3 Hz), 2.14-
2.22(m, 1H), 2.37-2.52 (m, 2H), 2.71 (dt, 1H, J=3.
4, 12.2 Hz), 3.05 (s, 1H), 4.90 (d, 1H, J=15.1 H
z), 4.99 (dt, 1H, J=4.4, 10.2 Hz), 5.55 (dt, 1H,J=
6.8, 15.6 Hz), 7.12-7.30 (m, 10H).
【0048】
【実施例13】 (2R)−2−ヒドロキシ−2−ベンジル−6−フェニ
ル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェニルシ
クロヘキシルの製造
ル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェニルシ
クロヘキシルの製造
【0049】実施例1と同様にして、2−オキソ−6−
フェニル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェ
ニルシクロヘキシル(0.30mmol)と塩化亜鉛6
2mg(0.45mmol)とベンジルマグネシウムブ
ロミド(ca.1mol/l,1.26mmol)より
調製した亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収
率89%,R:S=97.5:2.5)。1HNMRに
より構造を確認した。そのデータを以下に示す。
フェニル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェ
ニルシクロヘキシル(0.30mmol)と塩化亜鉛6
2mg(0.45mmol)とベンジルマグネシウムブ
ロミド(ca.1mol/l,1.26mmol)より
調製した亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収
率89%,R:S=97.5:2.5)。1HNMRに
より構造を確認した。そのデータを以下に示す。
【0050】1HNMR(CDCl3):δ= 1.32-1.58
(m, 4H), 1.75-2.07 (m, 6H), 2.38-2.50 (m, 2H), 2.
72-2.82 (m, 2H), 2.93 (d, 1H, J=13.7Hz), 3.08 (s,
1H),4.90-5.00 (m, 1H), 4.93 (d, 1H, J=15.1 Hz), 5.
60 (dt, 1H, J=6.8, 15.1 Hz), 7.12-7.31 (m, 15H).
(m, 4H), 1.75-2.07 (m, 6H), 2.38-2.50 (m, 2H), 2.
72-2.82 (m, 2H), 2.93 (d, 1H, J=13.7Hz), 3.08 (s,
1H),4.90-5.00 (m, 1H), 4.93 (d, 1H, J=15.1 Hz), 5.
60 (dt, 1H, J=6.8, 15.1 Hz), 7.12-7.31 (m, 15H).
【0051】
【実施例14】 (2R)−2−ヒドロキシ−2−ビニル−6−フェニル
−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェニルシク
ロヘキシルの製造
−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェニルシク
ロヘキシルの製造
【0052】実施例1と同様にして、2−オキソ−6−
フェニル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェ
ニルシクロヘキシル(0.30mmol)と塩化亜鉛6
2mg(0.45mmol)とビニルマグネシウムブロ
ミド(ca.1mol/l,1.26mmol)より調
製した亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率
60%R:S=94.5:5.5)。1HNMRにより
構造を確認した。そのデータを以下に示す。
フェニル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェ
ニルシクロヘキシル(0.30mmol)と塩化亜鉛6
2mg(0.45mmol)とビニルマグネシウムブロ
ミド(ca.1mol/l,1.26mmol)より調
製した亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を得る(収率
60%R:S=94.5:5.5)。1HNMRにより
構造を確認した。そのデータを以下に示す。
【0053】1HNMR(CDCl3):δ= 1.30-1.62
(m, 4), 1.75-1.98 (m, 3H), 2.00-2.10 (m, 2H), 2.11
-2.18 (m, 1H), 2.40-2.53 (m, 2H), 2.72 (dt, 1H, J=
3.9,12.2 Hz), 3.26 (s, 1H), 4.99 (d, 1H, J=15.1 H
z), 4.95-5.05 (m, 1H), 5.10 (d, 1H, J=10.7 Hz), 5.
34 (d, 1H, J=17.1 Hz), 5.58 (dt, 1H, J=6.8, 15.1H
z), 5.88 (dd, 1H, J=10.7, 17.1 Hz), 7.09-7.31 (m,
10H).
(m, 4), 1.75-1.98 (m, 3H), 2.00-2.10 (m, 2H), 2.11
-2.18 (m, 1H), 2.40-2.53 (m, 2H), 2.72 (dt, 1H, J=
3.9,12.2 Hz), 3.26 (s, 1H), 4.99 (d, 1H, J=15.1 H
z), 4.95-5.05 (m, 1H), 5.10 (d, 1H, J=10.7 Hz), 5.
34 (d, 1H, J=17.1 Hz), 5.58 (dt, 1H, J=6.8, 15.1H
z), 5.88 (dd, 1H, J=10.7, 17.1 Hz), 7.09-7.31 (m,
10H).
【0054】
【実施例15】 (2R)−2−ヒドロキシ−2−フェニル−6−フェニ
ル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェニルシ
クロヘキシルの製造
ル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェニルシ
クロヘキシルの製造
【0055】実施例1と同様にして、2−オキソ−6−
フェニル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェ
ニルシクロヘキシル(0.30mmol)と塩化亜鉛6
2mg(0.45mmol)とメチルフェニルマグネシ
ウムブロミド(ca.1mol/l,1.26mmo
l)より調製した亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を
得る(収率74%,S:R=>99:1)。1HNMR
により構造を確認した。そのデータを以下に示す。
フェニル−3−ヘキセン酸(−)−トランス−2−フェ
ニルシクロヘキシル(0.30mmol)と塩化亜鉛6
2mg(0.45mmol)とメチルフェニルマグネシ
ウムブロミド(ca.1mol/l,1.26mmo
l)より調製した亜鉛アート錯体を用いて標記化合物を
得る(収率74%,S:R=>99:1)。1HNMR
により構造を確認した。そのデータを以下に示す。
【0056】1HNMR(CDCl3):δ= 1.20-1.36
(m, 2H), 1.38-1.59 (m, 2H), 1.71-1.84 (m, 2H), 1.8
8-1.96 (m, 1H), 2.03-2.17 (m, 3H), 2.44-2.58 (m, 2
H),2.66 (dt, 1H, J=3.9, 12.7 Hz), 3.64 (s, 1H), 5.
01 (dt, 1H, J=4.4, 10.7 Hz), 5.34 (d, 1H, J=15.6 H
z), 5.64 (dt, 1H, J=6.8, 15.6 Hz), 7.13-7.32 (m, 1
5H).
(m, 2H), 1.38-1.59 (m, 2H), 1.71-1.84 (m, 2H), 1.8
8-1.96 (m, 1H), 2.03-2.17 (m, 3H), 2.44-2.58 (m, 2
H),2.66 (dt, 1H, J=3.9, 12.7 Hz), 3.64 (s, 1H), 5.
01 (dt, 1H, J=4.4, 10.7 Hz), 5.34 (d, 1H, J=15.6 H
z), 5.64 (dt, 1H, J=6.8, 15.6 Hz), 7.13-7.32 (m, 1
5H).
【0060】
【発明の効果】本発明によって、簡便な反応操作により
光学活性α−ヒドロキシ−α−置換−β,γ−不飽和エ
ステルを製造する方法を提供することが可能となった。
光学活性α−ヒドロキシ−α−置換−β,γ−不飽和エ
ステルを製造する方法を提供することが可能となった。
Claims (2)
- 【請求項1】化1で表されるβ,γ−不飽和−α−ケト
エステルを有機亜鉛アート錯体で処 【化1】 (化1中、R1は、アルキル基、アリール基を示し、R*
は、不斉補助剤を示す。)理することによりαカルボニ
ル基をジアステレオ選択的にアルキル化することを特徴
とする化2で表される光学活性なα−ヒドロキシ−α−
置換−β,γ−不飽和エステルの製造法。 【化2】 (化2中、R1は、アルキル基、アリール基を示し、R2
はアルキル基、アリールメチル基、ビニル基、アリール
基を示し、R*は、不斉補助剤を示す。) - 【請求項2】不斉補助剤として(−)または(+)−ト
ランス−2−フェニルシクロヘキサノールを用いること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6055231A JPH07242598A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 光学活性なα−ヒドロキシ−α−置換−β,γ−不飽和エステルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6055231A JPH07242598A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 光学活性なα−ヒドロキシ−α−置換−β,γ−不飽和エステルの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07242598A true JPH07242598A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12992838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6055231A Pending JPH07242598A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 光学活性なα−ヒドロキシ−α−置換−β,γ−不飽和エステルの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07242598A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003087029A1 (fr) * | 2002-04-18 | 2003-10-23 | Sumika Fine Chemicals Co., Ltd. | Procede de production de compose d'acide $g(a)-hydroxycarboxylique |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP6055231A patent/JPH07242598A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2003087029A1 (fr) * | 2002-04-18 | 2003-10-23 | Sumika Fine Chemicals Co., Ltd. | Procede de production de compose d'acide $g(a)-hydroxycarboxylique |
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