JPH07242042A - プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリンタの印字時に於いて印字状況（あとど
の位で印字が終了するか）を視覚的表示又は、聴覚的出
力によりプリンタ使用者に印字状況を伝える機能を有す
るプリンタを提供すること。 【構成】 前記外部ホストコンピュータから入力する印
刷データ総数を知らせるべく、前記印刷データとともに
前記印刷データ総量を入力可能な入力手段１０と、前記
入力手段１０によって入力された前記印刷データ総量を
解析する解析手段１１と、印刷媒体に出力した前記印刷
データを計数する計数手段１６と、前記解析手段１１の
出力と前記計数手段１６の出力を比較する比較手段１３
とを有し、前記比較手段１３の出力に基づき、印刷進行
状況を認識可能ならしめるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、印刷進行状況を逐次認
識可能にする機能を備えたプリンタに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来からのプリンタでは、印刷動作中の
表示に於いて印刷中（インサツチュー）或は、印字中
（インジチュー）等の表示を行ったり、印字の終わり
に”ピッ”といった短発音を発し、使用者に印字の終了
を知らせるものがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、印刷文書量が
多くなると、従来のプリンタでは、いつ印刷が終わるの
か予測がつかないわけで、特にプリンタを共用するよう
な場合、これから印刷文書をプリンタに送信しようとす
る使用者の苛立ちは大きい。

【０００４】本発明はこの様な課題に鑑がみてなされた
もので、その目的とするところは、プリンタの印刷進行
状況を逐次解析し、印刷があとどれ程かかるか時間ある
いは量で認識できるプリンタを提供するところにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明のプリンタは、外
部ホストコンピュータからのデータに基づいて印字する
プリンタにおいて、前記外部ホストコンピュータから入
力する印刷データ総量を知らせるべく、前記印刷データ
とともに前記印刷データ総量を入力可能な入力手段と、
前記入力手段によって入力された前記印刷データ総量を
解析する解析手段と、印刷媒体に出力した前記印刷デー
タを計数する計数手段と、前記解析手段の出力と前記計
数手段の出力を比較する比較手段とを有し、前記比較手
段の出力に基づき、印刷進行状況を認識可能ならしめる
ことを特徴とするプリンタ。

【０００６】

【作用】予め、ホストコンピュータからの印刷データ総
量を受信し、該印刷データ総量を記憶しておき、印刷処
理終了データ数と比較することにより、現在の進行状況
をプリンタ側で認識できる。この情報をパネル表示ある
いは音声出力するようにすることで使用者に知らせるこ
とができる。

【０００７】

【実施例】以下に本発明の実施例を図面によって説明す
る。

【０００８】図１は、本発明のプリンタの回路を示すも
ので、符号１はプリンタ全体の制御を司るＣＰＵであ
り、ＲＯＭ２に格納された制御プログラムを実行する。
符号３はＲＡＭであり、ホストコピュータからの印刷デ
ータをインターフェース６を介して受信し一時記憶する
受信バッファ、１行分或は１頁分の印刷イメージデータ
を格納するイメージバッファ、更には、印刷データ総量
と印刷出力したデータ量を記憶するレジスタ等を構成す
るものである。

【０００９】符号４は駆動回路で、前記イメージバッフ
ァに記憶されたデータ等を入力とし、印刷機構５を制御
し、該印刷機構５により印刷媒体に記録が行われる。

【００１０】符号７は表示手段で、前記印刷データ総量
と印刷出力したデータ量から印刷進行状況を把握し、印
刷終了までに要する時間を表示する。尚、符号８は、文
字コードに対応付けて文字フォントデータを記憶したキ
ャラクタジェネレータである。

【００１１】図２は、図１に示した本発明のプリンタの
機能を説明する機能ブロック図であり、図を基に更に説
明する。ホストコンピュータからは、図３に示すように
印刷データに先だって印刷データ総量情報が入力手段１
０に入力され、入力手段１０では印刷データ総量を示す
データ群を印刷データ総量解析手段１１に出力し、印刷
総データ総量解析手段１１では、該データ群を解析して
印刷データ総量を比較手段１３に出力する。

【００１２】また、入力手段１０は、引き続き入力され
てくる印刷データを印刷手段１５に送り、印刷手段１５
では入力に基づく印刷を行うと共に、処理した印刷デー
タ量を計数手段１５に出力する。計数手段１６では、入
力されたデータ量を累積して加算し、加算結果を比較手
段１３に出力する。

【００１３】比較手段１３では、解析手段１１と計数手
段１６からの出力を基に、未印字データ量を把握して、
プリンタ固有の印刷速度を基に印刷終了までの所用時間
を演算し、その演算結果に基づく表示データを印刷状況
認識手段に出力する。

【００１４】以上の機能は、プリンタ全体の制御を司ど
るＣＰＵ１が実行するものであり、以下その制御フロー
を図４のフローチャートに沿って説明する。

【００１５】まず、ホストコンピュータより入力データ
があるかをステップ１で監視する。入力データがある場
合は、ステップ２により入力データが、印刷データ総量
情報か判定され、印刷データ総量であれば、それを解析
して印刷データ総量ＡをＲＡＭの所定アドレスに記憶し
ステップ１の処理の戻る。

【００１６】ステップ２で印刷データ総量情報でないと
判定された場合、つまり入力データが印刷データコード
である場合は、ステップ４でキャラクタジェネレータよ
り印刷データコードに対応するビットマップデータを呼
び出し、イメージバッファに展開して、ステップ５で１
行または１頁分のビットマップデータがイメージバッフ
ァに揃ったか判定する。イメージバッファにデータが未
だ揃っていない場合は、ステップ１に戻り、上記の処理
を繰り返し行う。ステップ５で１行または１頁分のビッ
トマップデータがイメージバッファに揃ったと判定され
た場合は、ステップ６によりイメージバッファに揃った
ビットマップデータを印字処理し、印字終了後、ステッ
プ７で当初からの処理データ量ΣＢを求め、更にステッ
プ８で印刷未データ量Ｃを演算する。

【００１７】そして、ステップ７で演算量Ｃに対応する
予めＲＯＭに記憶した表示を読み出して表示パネルに出
力し、ステップ１０でＣが０と判定されるまでステップ
１に戻って上記処理を繰り返す。

【００１８】尚、ステップ９で更に音声出力させること
もでき、音声出力することで使用者がどこにいても印刷
進行状況が認識できるという効果を生む。

【００１９】

【発明の効果】以上述べたように本発明は、前記外部ホ
ストコンピュータから入力する印刷データ総数を知らせ
るべく、前記印刷データとともに前記印刷データ総量を
入力可能な入力手段と、前記入力手段によって入力され
た前記印刷データ総量を解析する解析手段と、印刷媒体
に出力した前記印刷データを計数する計数手段と、前記
解析手段の出力と前記計数手段の出力を比較する比較手
段とを有し、前記比較手段の出力に基づき、印刷進行状
況を認識可能ならしめるようにしたので使用者が印刷終
了までの所用時間を知ることができ、使用者の苛立ちを
和らげることができる。また、印刷終了までの時間を有
効に利用することができる。更に、聴覚出力を併用する
ば、プリンタ及び印字状態を見ていなくても印字状況が
わかる様になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかるプリンタの回路構成図。

【図２】本発明にかかるプリンタの機能ブロック図。

【図３】ホストコンピュータから送られるデータ構造を
説明する図。

【図４】本発明にかかるプリンタの動作を説明するフロ
ーチャート。

【符号の説明】

１ ＣＰＵ ２ ＲＯＭ ３ ＲＡＭ ４ 駆動回路 ５ 印刷機構 ６ インターフェース ７ 表示手段 ８ キャラクタジェネレータ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】外部ホストコンピュータからのデータに基
   づいて印字するプリンタにおいて、 前記外部ホストコンピュータから入力する印刷データ総
   数を知らせるべく、前記印刷データとともに前記印刷デ
   ータ総量を入力可能な入力手段と、 前記入力手段によって入力された前記印刷データ総量を
   解析する解析手段と、 印刷媒体に出力した前記印刷データを計数する計数手段
   と、 前記解析手段の出力と前記計数手段の出力を比較する比
   較手段とを有し、 前記比較手段の出力に基づき、印刷進行状況を認識可能
   ならしめることを特徴とするプリンタ。