JPH07241870A - 電子部品の樹脂封止装置 - Google Patents

電子部品の樹脂封止装置

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JPH07241870A
JPH07241870A JP3165794A JP3165794A JPH07241870A JP H07241870 A JPH07241870 A JP H07241870A JP 3165794 A JP3165794 A JP 3165794A JP 3165794 A JP3165794 A JP 3165794A JP H07241870 A JPH07241870 A JP H07241870A
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JP
Japan
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molding machine
resin
product
insert
resin sealing
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Withdrawn
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JP3165794A
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English (en)
Inventor
Kaoru Goto
薫 後藤
Katsutoshi Kanda
勝利 神田
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14639Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles for obtaining an insulating effect, e.g. for electrical components
    • B29C45/14655Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles for obtaining an insulating effect, e.g. for electrical components connected to or mounted on a carrier, e.g. lead frame
    • B29C45/1468Plants therefor

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置全体をコンパクトにする。 【構成】 樹脂封止前のリードフレーム搬送機構5と、
樹脂材料のタブレット搬送機構6と、樹脂封止後の製品
搬送機構7とで、1つのハンド機構102 を共用する。こ
のハンド機構102 が出入りするトランスファー成形機3
は、装置全体を覆うカバー9の角部に位置させる。前記
各搬送機構6,7,8は、トランスファー成形機3から
出たときのハンド機構102 の位置に対して、放射状に位
置させる。 【効果】 カバー9内の角部にトランスファー成形機3
を位置させたので、そのメインテナンスをカバー9の正
面91側でも右側面92側でもできる。したがって、金型交
換なども容易に、迅速にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICなどの電子部品の
樹脂封止を自動的に行う電子部品の樹脂封止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ICなどの電子部品は、その本体部であ
るリードフレームなどがエポキシ樹脂などにより樹脂封
止される。そして、電子部品は、クリーンルームにおい
て製造され、埃などの汚染を極力避けなければならない
ため、全体をカバーで覆った樹脂封止装置により、樹脂
封止を全自動で行うことが従来よりなされている。
【0003】図3は、従来のこの種の樹脂封止装置の一
例の概略を示している。同図において、1Pはリードフレ
ームストック部、2Pはプリヒーター、3Pはタブレットス
トック部、4Pはローディング機構、5Pはトランスファー
成形機、6Pはクリーナー、7Pはアンローディング機構、
8Pはゲートブレーク機構、9Pは製品ストック部、10Pは
装置全体を覆うカバーである。そして、リードフレーム
ストック部1Pに樹脂封止前のリードフレームを装填し、
タブレットストック部3Pにエポキシ樹脂のタブレットを
装填する。これらの装填は手作業によりなされる。リー
ドフレームは、まずリードフレームストック部1Pからプ
リヒーター2Pに搬送され、ここで予備加熱される。そし
て、ローディング機構4Pにより、予備加熱されたリード
フレームとタブレットストック部3Pのタブレットとがト
ランスファー成形機5Pへ搬入される。ついで、このトラ
ンスファー成形機5Pにおいて、リードフレームに対し樹
脂封止部が成形される。この成形後、アンローディング
機構7Pにより、樹脂封止のなされた製品がトランスファ
ー成形機5Pから搬出される。さらに、ゲートブレーク機
構8Pにおいて、製品の樹脂封止部とランナー部分の樹脂
との切断および分離が行われる。そして、製品のみが製
品ストック部9Pに搬入される。この製品ストック部9Pか
らの製品の取り出しは、手作業で行われる。以上の工程
が繰り返される。なお、クリーナー6Pは、トランスファ
ー成形機5Pの金型を清掃するものである。
【0004】そして、従来の樹脂封止装置では、図示の
ように、樹脂封止前のリードフレームとタブレットとで
はトランスファー成形機5Pへの搬入用のローディング機
構4Pを共用しているが、樹脂封止後の製品をトランスフ
ァー成形機5Pから搬出するアンローディング機構7Pは、
前記ローディング機構4Pとは全く独立したものとしてい
る。そのため、樹脂封止装置全体の構造が複雑で、装置
全体が大型になっていた。
【0005】また、樹脂封止する電子部品の品種を切り
替える場合には、トランスファー成形機5Pの金型を交換
するが、トランスファー成形機5Pの左右にローディング
機構4Pおよびアンローディング機構7Pを配するととも
に、トランスファー成形機5Pの背面側にクリーナー6Pを
配しているため、前記金型交換などの、トランスファー
成形機5Pに対するメインテナンス作業は、カバー10P の
正面側でのみ行えた。そのため、前記メインテナンスに
手間と時間がかかっていた。
【0006】これとともに、金型交換の邪魔になるレー
ルをトランスファー成形機5Pの正面側に配することはで
きないから、このトランスファー成形機5Pの上型および
下型間に出入りするローディング機構4Pおよびアンロー
ディング機構7Pは、リードフレームやタブレットを保持
するハンド機構が片持ち状態の支持にならざるを得な
い。しかし、片持ち状態の支持では、不安定で、振動が
生じたりしやすく、誤作動を生じるおそれがあるととも
に、駆動に対する制約も大きくなる。
【0007】また、図4は、従来の樹脂封止装置の他の
例の概略を示しており、先に説明した図3に示す装置と
対応する部分には、同一符号を付してある。図4に示す
装置は、リードフレームストック部1P、タブレットスト
ック部3Pおよび製品ストック部9Pをいずれも正面側に配
し、リードフレームおよびタブレットの装填と製品の取
り出しとをいずれもカバー10P の正面側で行えるように
したものであるが、基本的な構成は図3に示す装置と同
様であり、したがって、同様の問題点を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
電子部品の樹脂封止装置では、樹脂封止前のインサート
物であるリードフレームの搬送と樹脂材料であるタブレ
ットの搬送と樹脂封止後の製品の搬送とで機構の共用が
少なかったため、装置全体の構造が複雑で、装置全体が
大型になっている問題があった。また、金型交換など
の、トランスファー成形機のメインテナンスがカバーの
正面側でのみしか行えなかったため、メインテナンスに
手間と時間がかかる問題があった。さらに、リードフレ
ームやタブレットを保持するハンド機構が片持ち状態の
支持であったため、この支持が不安定で、誤作動を生じ
るおそれがあるとともに、駆動に対する制約も大きい問
題があった。
【0009】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、構造が簡単で、コンパクトにでき、した
がってコストも下げられる電子部品の樹脂封止装置を提
供することを第1の目的とする。また、この電子部品の
樹脂封止装置において、トランスファー成形機のメイン
テナンスを容易にし、その金型交換を短時間でできるよ
うにすることを第2の目的とする。さらに、トランスフ
ァー成形機に対する搬入、搬出時にインサート物、樹脂
材料、製品を保持するハンド機構の支持を確実なものと
し、その誤作動を防ぐとともに、その駆動に対する制約
も少なくすることを第3の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、前記
目的を達成するために、電子部品本体部を自動的に樹脂
封止する電子部品の樹脂封止装置において、樹脂封止前
の電子部品本体部を含むインサート物を装填するインサ
ート物ストック部と、樹脂封止用の樹脂材料を装填する
樹脂材料ストック部と、樹脂封止部を成形する成形機
と、製品ストック部と、前記インサート物ストック部か
ら成形機にインサート物を搬送するインサート物搬送機
構と、前記樹脂材料ストック部から成形機に樹脂材料を
搬送する樹脂材料搬送機構と、インサート物が樹脂封止
されてなる製品を前記成形機から製品ストック部に搬送
する製品搬送機構と、これらストック部、成形機および
搬送機構の全体を覆うカバーとを備え、前記成形機に対
して出入りし樹脂封止前のインサート物、樹脂材料また
は樹脂封止後の製品を着脱自在に保持して搬送するハン
ド機構を備え、このハンド機構を前記インサート物搬送
機構と樹脂材料搬送機構と製品搬送機構とで共用したも
のである。
【0011】さらに、請求項2の発明は、請求項1の発
明の電子部品の樹脂封止装置において、前記カバー内の
角部に成形機を位置させたものである。
【0012】さらに、請求項3の発明は、請求項2の発
明の電子部品の樹脂封止装置において、前記カバーにお
ける成形機に沿う2つの側面のうちの一方と平行に位置
して成形機内の両側から成形機外へ延び出る一対のレー
ル間に、前記ハンド機構を移動可能に支持したものであ
る。
【0013】
【作用】請求項1の発明の電子部品の樹脂封止装置で
は、予めインサート物ストック部に樹脂封止前のインサ
ート物を装填し、樹脂材料ストック部に樹脂封止用の樹
脂材料を装填しておく。そして、樹脂封止に際しては、
インサート物搬送機構により、インサート物がインサー
ト物ストック部から成形機に搬送され、樹脂材料搬送機
構により、樹脂材料が樹脂材料ストック部から成形機に
搬送される。そして、この成形機において、インサート
物に対して樹脂封止部が成形される。その後、インサー
ト物が樹脂封止されてなる製品は、製品搬送機構により
成形機から製品ストック部に搬送される。このとき、樹
脂封止前のインサート物および樹脂材料の成形機への搬
入と樹脂封止後の製品の成形機からの搬出とは、共通の
ハンド機構によりなされる。
【0014】さらに、請求項2の発明の電子部品の樹脂
封止装置では、カバー内の角部に成形機を位置させてい
るが、これは、前述のようなハンド機構の共用に伴って
可能になるものである。そして、カバー内の角部に成形
機が位置しているから、カバーにおける成形機に沿う2
つの側面で、金型交換などの成形機のメインテナンスを
行うことが可能になる。
【0015】さらに、請求項3の発明の電子部品の樹脂
封止装置では、成形機の両側に配した一対のレール間に
ハンド機構を支持して、このハンド機構を両持ち状態の
支持としているが、これは、前述のようにカバー内の角
部に成形機を位置させたことにより可能になるものであ
る。すなわち、レールをカバーにおける成形機に沿う2
つの側面のうちの一方と平行に位置させれば、他方の側
面において、レールが邪魔になることなく、成形機のメ
インテナンスができる。そして、ハンド機構を両持ち状
態の支持としたことにより、この支持の安定性が高ま
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の電子部品の樹脂封止装置の第
1実施例について、図1を参照しながら説明する。本樹
脂封止装置は、電子部品であるICの製造に際し、その樹
脂封止を自動的に行うものである。そして、LFは樹脂封
止される電子部品本体部を含むインサート物であるリー
ドフレーム、Tは樹脂材料であるエポキシ樹脂のタブレ
ット、Rはカルおよびランナー部分の樹脂である。な
お、樹脂封止されたリードフレームLFを製品Pと称する
ことにする。
【0017】本樹脂封止装置は、インサート物ストック
部であるリードフレームストック部1と、樹脂材料スト
ック部であるタブレットストック部2と、トランスファ
ー成形機3と、製品ストック部4と、インサート物搬送
機構であるリードフレーム搬送機構5と、樹脂材料搬送
機構であるタブレット搬送機構6と、製品搬送機構7
と、ゲートブレーク機構8と、クリーナー36とを備えて
いる。また、9は樹脂封止装置全体を覆うカバーであ
る。そして、前記リードフレーム搬送機構5とタブレッ
ト搬送機構6と製品搬送機構7とは、樹脂封止前のリー
ドフレームLFおよびタブレットTをトランスファー成形
機3に搬入し、このトランスファー成形機3から製品P
とカルおよびランナー部分の樹脂Rとを搬出する1つの
共用搬送機構10を共用している。そして、前記カバー9
内において、トランスファー成形機3は正面右側の角部
に位置しており、その背面側にクリーナー36が位置して
いる。また、リードフレームストック部1およびリード
フレーム搬送機構5は正面左側に、タブレットストック
部2およびタブレット搬送機構6は正面側中央部に、製
品搬送機構7、ゲートブレーク機構8および製品ストッ
ク部4は背面側中央部に位置している。
【0018】前記トランスファー成形機3は、例えば、
位置の固定した上プラテン(図示していない)と、油圧
シリンダーにより駆動されて昇降する下プラテン32とを
備えており、前記上プラテンの下側に金型のうちの上型
が取り付けられ、下プラテン32の上側に金型のうちの下
型34が取り付けられるものである。前記クリーナー36
は、トランスファー成形機3の型開状態で、前後方向に
移動して下型34上を掃除するもので、この下型34の上面
に沿って移動するノズル37およびブラシ38を有してい
る。なお、カバー9内の背面側の左側には、前記ノズル
37に接続されたブロアー39が設けられている。
【0019】前記リードフレームストック部1は、リー
ドフレームLFが上下に重ねて装填されるフレームマガジ
ン11が順次送り込まれて載るエレベーター12を有してい
る。このエレベーター12は、モーター13の駆動により昇
降するものである。また、エレベーター12の正面側に
は、フレームマガジン11内のリードフレームLFを背面側
へ押し出すフレームプッシャー14が設けられている。こ
のフレームプッシャー14は、エアシリンダー15により駆
動されるものである。前記リードフレーム搬送機構5
は、前記フレームプッシャー14から押し出されたリード
フレームLFを受け取って背面側へ搬送するベルトコンベ
ヤー51を有している。また、このベルトコンベヤー51の
右側には、リードフレームLFが左右に並んで載るフレー
ム整列台52が設けられている。このフレーム整列台52
は、左右方向に移動するものであり、リードフレームLF
を予備加熱するプリヒーター53を備えている。なお、こ
のプリヒーター53は、必ずしも必要なものではない。さ
らに、前記ベルトコンベヤー51からフレーム整列台52の
上方には、ベルトコンベヤー51からフレーム整列台52に
リードフレームLFを移載するマニプレーター54が設けら
れている。このマニプレーター54は、左右方向に移動す
るもので、図示していないが、リードフレームLFを着脱
自在に保持するチャックが下側に設けられている。な
お、このチャックは、必要に応じてリードフレームLFの
向きを 180°反転させるために、モーター55の駆動によ
り適宜水平回転できるものである。
【0020】前記共用搬送機構10は、前記トランスファ
ー成形機3の両プラテン32間の背面側から左方へ延び出
る1つのレール101 の正面側に、ハンド機構102 が背面
側からの片持ち状態で左右方向に移動自在に支持されて
いる。このハンド機構102 は、樹脂封止前のリードフレ
ームLF、タブレットTまたは樹脂封止後の製品Pとカル
およびランナー部分の樹脂Rとを着脱自在に保持するチ
ャック(図示していない)が下側に設けられている。
【0021】前記タブレットストック部2は、多数のタ
ブレットTが整列状態で装填されるタブレットマガジン
21が着脱自在に装着されるものである。前記タブレット
搬送機構6は、前後方向および左右方向に移動するタブ
レット整列台61を有している。このタブレット整列台61
は、図示していないマニプレーターにより、前記タブレ
ットマガジン21からタブレットTが移載されるもので、
このタブレットTが前後に並んで載るものである。さら
に、前記タブレット整列台61に対しては、その上のタブ
レットTを予備加熱するプリヒーター63が設けられてい
る。なお、このプリヒーター63は、必ずしも必要なもの
ではない。
【0022】前記製品搬送機構7は、前記ゲートブレー
ク機構8が一部を構成している。このゲートブレーク機
構8は、前記ハンド機構102 から製品Pとカルおよびラ
ンナー部分の樹脂Rとを受け取る製品受け台81を有して
いる。この製品受け台81は、前後方向に駆動されるもの
であり、その上側のゲートブレーク板(図示していな
い)との間に製品Pとカルおよびランナー部分の樹脂R
とを挟み込んで、製品Pの樹脂封止部Sとランナー部分
の樹脂Rとをゲートにおいて切断するものである。ま
た、この切断後の製品Pは、マニプレーター(図示して
いない)などにより、製品ストック部4に着脱自在に装
着された収納マガジン41内に上下に重ねて収納されるよ
うになっている。
【0023】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。リードフレームLFの電子部品本体部の樹脂封
止に際しては、予め樹脂封止前のリードフレームLFを装
填したフレームマガジン11をリードフレームストック部
1のエレベーター12上に装着し、タブレットTを装填し
たタブレットマガジン21をタブレットストック部2に装
着する。これらマガジン11,21の装着および空になった
マガジン11,21の取り出しは、手作業により、カバー9
の正面91側で行う。
【0024】そして、リードフレーム搬送機構5におい
て、リードフレームLFは、フレームプッシャー14により
押されてフレームマガジン11の最下部からベルトコンベ
ヤー51上へ送り出される。1つのリードフレームLFが送
り出される毎に、エレベーター12が1ピッチずつ下降
し、リードフレームLFが1つずつ順次送り出されていく
ことになる。ベルトコンベヤー51上へ送り出されたリー
ドフレームLFは、左側に移動したマニプレーター54によ
り保持され、このマニプレーター54が右方へ移動した
後、左側に移動したフレーム整列台52上に載せる。こう
して、このフレーム整列台52上にリードフレームLFが左
右に並んで載り、予備加熱される。
【0025】一方、タブレット搬送機構6においては、
マニプレーターにより、タブレットTがタブレットマガ
ジン21からタブレット整列台61上に移載される。このタ
ブレット整列台61上にタブレットTは前後に並んで載
る。その後、プリヒーター63によりタブレット整列台61
上のタブレットTが予備加熱される。
【0026】そして、リードフレームLFおよびタブレッ
トTをトランスファー成形機3に搬入するときには、フ
レーム整列台52が右側へ移動して、左側に移動してトラ
ンスファー成形機3から出たハンド機構102 の下方に位
置した後、このハンド機構102 がその左右両側にフレー
ム整列台52上のリードフレームLFを保持する。ついで、
フレーム整列台52が左側へ戻った後、タブレット整列台
61が背面側へ移動してハンド機構102 の下方に位置した
後、このハンド機構102 がその左右方向中央部にタブレ
ット整列台61上のタブレットTを保持する。その後、タ
ブレット整列台61は正面側へ戻る。そして、ハンド機構
102 は、右側へ移動してトランスファー成形機3の上型
と下型34との間に入り、ここで、この下型34上にリード
フレームLFおよびタブレットTを載せる。その後、ハン
ド−本体102 は、左側へ戻り、トランスファー成形機3
から抜ける。
【0027】ついで、トランスファー成形機3におい
て、型閉が行われた後、リードフレームLFに対して樹脂
封止部Sがトランスファー成形され、電子部品本体部が
樹脂封止される。すなわち、タブレットTがトランスフ
ァー成形機3の上プラテン側に設けられたプランジャー
により押されて、上型および下型34間に形成されたカル
からランナーおよびゲートを通って樹脂封止部Sの形状
の型キャビティに充填される。
【0028】ついで、トランスファー成形機3におい
て、型開が行われた後、トランスファー成形機3から製
品Pとカルおよびランナー部分の樹脂Rとを搬出する。
すなわち、ハンド機構102 が右側へ移動して上型と下型
34との間に入り、この下型34上の製品Pとカルおよびラ
ンナー部分の樹脂Rとを保持する。ついで、ハンド機構
102 は、左側へ戻ってトランスファー成形機3から抜け
る。ついで、ゲートブレーク機構8の製品受け台81が正
面側へ移動してハンド機構102 の下方に位置し、このハ
ンド機構102 から製品Pとカルおよびランナー部分の樹
脂Rとを受け取る。さらに、製品受け台81が背面側へ移
動してゲートブレーク板の下方に位置した後、製品受け
台81が上昇して、この製品受け台81とゲートブレーク板
との間に製品Pとカルおよびランナー部分の樹脂Rとが
挟み込まれる。これにより、製品Pとランナー部分の樹
脂Rとがゲートにおいて切断される。
【0029】その後、製品受け台81は下降するが、カル
およびランナー部分の樹脂Rは排出され、一方、製品P
は、製品搬送機構7のマニプレーターなどにより、製品
ストック部4の収納マガジン41内に収納される。
【0030】なお、トランスファー成形機3から製品P
とカルおよびランナー部分の樹脂Rとが搬出された後、
クリーナー36が上型と下型34との間に入って下型34上を
清掃する。すなわち、クリーナー36が振動しつつ前後方
向に下型34を往復移動する。その間に、クリーナー36の
ノズル37における空気の吹き出しおよび吸引と、ブラシ
38によるはらいとによって、下型34上から樹脂の残り滓
などが除去される。その後、次のリードフレームLFおよ
びタブレットTの搬入がなされる。
【0031】以上の工程が繰り返されて、リードフレー
ムLFに対する樹脂封止が行われていく。なお、所定数の
製品Pが上下に積み重なって収納された収納マガジン41
は取り出して、あらたに空の収納マガジン41を装着する
が、この作業は、カバー9の背面側で行う。
【0032】前記実施例の構成によれば、リードフレー
ム搬送機構5とタブレット搬送機構6と製品搬送機構7
とで、1つのハンド機構102 を共用したので、樹脂封止
装置全体の構造を簡単にでき、この装置全体をコンパク
トにできるとともに、コストも下げられる。
【0033】また、トランスファー成形機3から出たと
きのハンド機構102 の位置に対して、左側にリードフレ
ーム搬送機構5を位置させ、正面側にタブレット搬送機
構6を位置させ、背面側に製品搬送機構7を位置させる
ことにより、トランスファー成形機3は、カバー9内に
おいて正面右側の角部に位置させられることになる。そ
して、このようにトランスファー成形機3をカバー9内
の角部に位置させることにより、カバー9においてトラ
ンスファー成形機3に沿う2つの側面すなわち正面91お
よび右側面92の両方で、トランスファー成形機3のメイ
ンテナンスを行えるようになる。これにより、このメイ
ンテナンス作業が容易になり、品種切り替えのための金
型交換なども迅速に行えるようになる。
【0034】つぎに、本発明の第2実施例について、図
2を参照しながら説明する。なお、前記第1実施例と対
応する部分には、同一符号を付して、その説明を省略す
る。本第2実施例の電子部品の樹脂封止装置では、共用
搬送機構10において、トランスファー成形機3内からそ
の左外側へ延び出るレール101 ,103 をトランスファー
成形機3の前後両側に設けている。これらレール101 ,
103 は、水平であるとともに、トランスファー成形機3
に沿うカバー9の正面91と平行に位置している。そし
て、ハンド機構102 は、両レール101 ,103 間に左右方
向へ移動自在に支持されており、両持ち状態の支持とな
っている。
【0035】このようにハンド機構102 の支持を両持ち
状態とすることは、トランスファー成形機3をカバー9
内の角部に位置させたことにより可能になったものであ
る。すなわち、レール101 ,103 がカバー9の正面91と
平行に位置しているから、この正面91側では、レール10
3 が邪魔になって、トランスファー成形機3のメインテ
ナンスをできないものの、カバー9におけるトランスフ
ァー成形機3に沿うもう1つの側面である右側面92側で
は、レール101 ,103 が邪魔になることなく、トランス
ファー成形機3のメインテナンスができる。そして、ハ
ンド機構102 の支持を両持ち状態とすることにより、こ
の支持の確実性、安定性が高まる。したがって、ハンド
機構102 が振動を生じるようなことを防止でき、このハ
ンド機構102 の誤動作を防止できる。また、ハンド機構
102 の駆動に対する制約も少なくできる。
【0036】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、樹脂封止される電子部品がICであった
が、本発明は、もちろんトランジスターやダイオードな
どの他の電子部品の樹脂封止にも適用できる。また、樹
脂封止に用いる樹脂もエポキシ樹脂に限らない。さら
に、トランスファー成形機およびハンド機構と各搬送機
構との位置関係も前記実施例のものに限らない。基本的
には、トランスファー成形機から出たときのハンド機構
の位置に対して、トランスファー成形機および各搬送機
構を放射状に位置させればよい。また、樹脂封止装置の
各部の具体的構成も、前記実施例のものに限らない。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、樹脂封止前の
インサート物を成形機に搬入するインサート物搬送機構
と、樹脂材料を成形機に搬入する樹脂材料搬送機構と、
樹脂封止後の製品を成形機から搬出する製品搬送機構と
で、インサート物、樹脂材料または製品を着脱自在に保
持して搬送するハンド機構を共用したので、樹脂封止装
置全体の構造を簡単にできるとともに、装置全体をコン
パクトにでき、したがってコストも下げられる。また、
前記ハンド機構の共用により、装置全体を覆うカバー内
の角部に成形機を位置させることも可能となる。
【0038】そして、請求項2の発明のように、カバー
内の角部に成形機を位置させることにより、カバーにお
ける成形機に沿う2つの側面で、成形機のメインテナン
スを行うことが可能になり、したがって、このメインテ
ナンスが容易になり、成形機の金型交換なども迅速に行
えるようになる。また、カバー内の角部に成形機を位置
させることにより、前記2つの側面のうちの一方にハン
ド機構を支持するレールを沿わせても、他方の側面で成
形機のメインテナンスができるので、ハンド機構を両持
ち状態の支持とできる。
【0039】そして、請求項3の発明のように、カバー
における成形機に沿う2つの側面のうちの一方と平行に
位置して成形機内の両側から成形機外へ延び出る一対の
レール間に、ハンド機構を移動可能に支持して、その支
持を両持ち状態とすることにより、この支持が確実なも
のとなり、ハンド機構の誤作動を防止できるとともに、
その駆動に対する制約も少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子部品の樹脂封止装置の第1実施例
を示す平面図であり、カバーを断面にしてある。
【図2】本発明の電子部品の樹脂封止装置の第2実施例
を示す平面図であり、カバーを断面にしてある。
【図3】従来の電子部品の樹脂封止装置の一例を示す概
略平面図である。
【図4】従来の電子部品の樹脂封止装置の他の例を示す
概略平面図である。
【符号の説明】
LF リードフレーム(インサート物) T タブレット(樹脂材料) P 製品 S 樹脂封止部 1 リードフレームストック部(インサート物ストック
部) 2 タブレットストック部(樹脂材料ストック部) 3 トランスファー成形機(成形機) 4 製品ストック部 5 リードフレーム搬送機構(インサート物搬送機構) 6 タブレット搬送機構(樹脂材料搬送機構) 7 製品搬送機構 9 カバー 101 ,103 レール 102 ハンド機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/56 C 8617−4M

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品本体部を自動的に樹脂封止する
    電子部品の樹脂封止装置において、樹脂封止前の電子部
    品本体部を含むインサート物を装填するインサート物ス
    トック部と、樹脂封止用の樹脂材料を装填する樹脂材料
    ストック部と、樹脂封止部を成形する成形機と、製品ス
    トック部と、前記インサート物ストック部から成形機に
    インサート物を搬送するインサート物搬送機構と、前記
    樹脂材料ストック部から成形機に樹脂材料を搬送する樹
    脂材料搬送機構と、インサート物が樹脂封止されてなる
    製品を前記成形機から製品ストック部に搬送する製品搬
    送機構と、これらストック部、成形機および搬送機構の
    全体を覆うカバーとを備え、前記成形機に対して出入り
    し樹脂封止前のインサート物、樹脂材料または樹脂封止
    後の製品を着脱自在に保持して搬送するハンド機構を備
    え、このハンド機構を前記インサート物搬送機構と樹脂
    材料搬送機構と製品搬送機構とで共用したことを特徴と
    する電子部品の樹脂封止装置。
  2. 【請求項2】 前記カバー内の角部に成形機を位置させ
    たことを特徴とする請求項1記載の電子部品の樹脂封止
    装置。
  3. 【請求項3】 前記カバーにおける成形機に沿う2つの
    側面のうちの一方と平行に位置して成形機内の両側から
    成形機外へ延び出る一対のレール間に、前記ハンド機構
    を移動可能に支持したことを特徴とする請求項2記載の
    電子部品の樹脂封止装置。
JP3165794A 1994-03-01 1994-03-01 電子部品の樹脂封止装置 Withdrawn JPH07241870A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002214288A (ja) * 2000-12-20 2002-07-31 Hanmi Co Ltd 半導体パッケージ装置切断用ハンドラ・システム
JP2010017914A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Sumitomo Heavy Ind Ltd 樹脂封止装置および当該樹脂封止装置に備わる搬送装置
EP3800029A1 (en) * 2019-10-03 2021-04-07 Towa Corporation Resin molding apparatus and method for manufacturing resin molded product

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