JPH0724155Y2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH0724155Y2
JPH0724155Y2 JP1986054583U JP5458386U JPH0724155Y2 JP H0724155 Y2 JPH0724155 Y2 JP H0724155Y2 JP 1986054583 U JP1986054583 U JP 1986054583U JP 5458386 U JP5458386 U JP 5458386U JP H0724155 Y2 JPH0724155 Y2 JP H0724155Y2
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game
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詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、パチンコ遊技機等で代表される弾球遊技機に
関し、詳しくは、遊技盤のほぼ中央に設けられた遊技装
置と、前記遊技盤に設けられ前記遊技装置の作動に関連
する電気部品と、該電気部品を制御するための制御回路
と、弾球遊技機の上方部分に設けられ遊技者に排出する
ための遊技玉が貯留されている玉貯留タンクとを含む弾
球遊技機に関する。
[従来の技術] この種の弾球遊技機において、従来から一般的に知られ
ているものに、たとえば、実開昭60−180480号公報に記
載のものがあった。この従来の弾球遊技機は、可変表示
装置等からなる遊技装置が遊技盤のほぼ中央に設けら
れ、その遊技装置を作動開始させるための入賞玉検出ス
イッチ等からなる遊技装置の作動に関連する電気部品
と、その電気部品を制御するための制御回路と、弾球遊
技機の上方部分に設けられ遊技者に排出するための遊技
玉が貯留されている玉貯留タンクとが設けられていた。
そして、従来の弾球遊技機においては、前記電気部品と
制御回路とを電気配線中継用基板を介して電気的に接続
し、電気部品に接続された複数の接続配線を電気配線中
継用基板によりまとめて束数を少なくした状態で制御回
路に接続し、配線の取扱いが煩雑にならないように構成
されていた。また、遊技領域内に打込まれた打玉が入賞
した場合に、玉貯留タンク内の貯留玉が賞品玉として遊
技者に払出されるように構成されていた。
[考案が解決しようとする課題] 一方、この種の従来の弾球遊技機においては、遊技場等
において電気配線中継用基板の配線接続状態等を保守点
検する場合においては、弾球遊技機の前枠を開成する必
要があるが、弾球遊技機は従来から一般的にその前枠が
前面から向かって左側を回動中心として開閉するように
構成されていた。ところが、この種の従来の弾球遊技機
においては、前記電気配線中継用基板が弾球遊技機の前
面から向かって左側に設けられていたために、遊技場に
おいて電気配線中継用基板部分の配線の接続状態等に関
する保守点検作業を行なうには、作業者が、弾球遊技機
の前面右側に立ち、前枠をその向かって左側を回動中心
として開き、その回動中心寄りに位置している電気配線
中継用基板にまで手を奥の方に突っ込み保守点検作業を
行なわざるを得ず、保守点検が行ないにくいという欠点
があった。また、前記電気部品と電気配線中継用基板と
を電気的に接続する接続配線を連結部材により着脱自在
に電気配線中継用基板に接続している場合には、連結部
材による連結が外れる場合もあり、外れた接続配線を連
結しなおすという修復作業が行なう場合も前述と同様に
作業が行ないにくいという欠点が生じる。特に、前記遊
技装置が後方に大きく膨出した大型のものであれば、そ
の遊技装置の後方膨出部分の向こう側にある電気配線中
継用基板の保守点検がより一層行ないにくくなる。
しかも、弾球遊技機の前面側に遊技者が座って遊技をし
ている営業中において、故障等が発生して電気配線中継
用基板部分の配線接続状態の保守点検作業を行なう必要
が生じた場合には、前面枠を開いて奥の方に配置されて
いる電気配線中継用基板にまで手を突っ込んで作業を行
なう必要がある関係上、どうしても前枠を大きく開成さ
せる必要があり、弾球遊技機の前面側に座っている遊技
者に邪魔になり座っている遊技者に立ち退いてもらわな
ければならない場合があり、遊技者に不愉快な思いをさ
せてしまうという欠点があった。また、前面枠を大きく
開成して最悪の場合、保守点検中の弾球遊技機の向かっ
て左側の遊技機前面に座っている遊技者も邪魔になり、
立ち退いてもらわざるを得ない場合もあり、2台の弾球
遊技機の遊技を中断しなければならないという不都合が
生ずる場合もある。
そこで、このような欠点を解消すべく、前述した従来の
弾球遊技機において、電気配線中継用基板を弾球遊技機
の前面から向かって右側すなわち遊技盤裏面側から見て
左側に設けるように改良することが考えられる。しか
し、このように、単に電気配線中継用基板の取外位置を
変更しただけの場合には、従来の弾球遊技機の内部構造
の関係上静電気に起因したノイズの悪影響が前記電気配
線中継用基板に及ぶ不都合が生ずる。すなわち、前述し
た従来の弾球遊技機においては、遊技の裏面側から見て
左側に玉払出装置(賞品玉払出装置)が設けられてお
り、前記玉貯留タンク内の貯留玉が遊技盤裏面側から見
て左側に導かれてその玉払出装置に供給され、打玉が入
賞した場合にその玉払出装置が作動した遊技盤裏面側か
ら見て左側を玉が流下して遊技者に払出されるように構
成されていたため、この玉の流下,払出に伴って玉とそ
の玉を流下誘導させる部材等との衝突部分に静電気が生
じてその静電気に起因したノズルが発生しやすい状態と
なっている。そのノイズが発生しやすい遊技盤裏面側か
ら見て左側に前記電気配線中継用基板を設けた場合に
は、ノイズの悪影響がその電気配線中継用基板に及んで
しまい、電気配線中継用基板が誤動作しやすくなるとい
う欠点が生ずる。
また、電気配線中継用基板の保守点検や前記連結部が外
れた中継線を接続状態にする修復作業を行ないやすくし
て短時間で作業が終了できるようにして、遊技者の遊技
を極力邪魔しないようにするべく、前記電気配線中継用
基板をたとえば収納ボックス等に収納することがなく基
板が露出した状態で設けるように構成することが考えら
れる。しかし、そのように基板が露出した状態で設けた
場合には、前述したノイズの悪影響が顕著にその電気配
線中継用基板に及んでしまうという欠点が生ずる。
本考案は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、そ
の目的は、電気配線中継用基板の配設位置を工夫し、電
気配線中継用基板部分の配線の接続状態の保守点検作業
や修復作業等を行ないやすくし、かつ、営業中に保守点
検を行なう場合においても遊技者に極力不愉快な思いを
させることなく、さらに、静電気に起因したノイズの悪
影響が電気配線中継用基板に及ぶことを極力防止できる
弾球遊技機を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、遊技盤のほぼ中央に設けられた遊技装置と、
前記遊技盤に設けられ前記遊技装置の作動に関連する電
気部品と、該電気部品を制御するための制御回路と、弾
球遊技機の上方部分に設けられ遊技者に排出するための
遊技玉が貯留されている玉貯留タンクとを含む弾球遊技
機であって、 前記遊技盤の裏面側でかつ遊技盤裏面側から見て前記遊
技装置よりも左側の位置に設けられ、前記電気部品と前
記制御回路とを中継するための電気配線中継用基板と、 一端が前記電気配線中継用基板に接続され、該電気配線
中継用基板と前記電気部品とを電気的に接続する接続配
線とを含み、 前記電気配線中継用基板は、前記接続配線を着脱自在に
接続するための連結部材を複数有するとともに、前記制
御回路と中継線で電気的に接続されており、かつ、基板
が露出した状態で設けられ、 前記弾球遊技機は、前記玉貯留タンク内の貯留玉を前記
遊技盤裏面側から見て前記遊技装置よりも右側に導き、
前記遊技装置の右側を流下させるようにしたことを特徴
とする。
[作用] 本考案によれば、遊技盤のほぼ中央に設けられた遊技装
置の作動に関連する電気部品とその電気部品を制御する
ための制御回路とを中継する電気配線中継用基板が、遊
技盤の裏面側でかつ遊技盤裏面側から見て遊技装置より
も左側の位置に設けられている。そして、その一端が電
気配線中継用基板に接続された接続配線により、その電
気配線中継用基板と電気部品とが電気的に接続され、さ
らに、電気配線中継用基板と制御回路とが中継線で電気
的に接続される。そして、電気配線中継用基板は、前記
接続配線を着脱自在に接続するための接続部を複数有す
るとともに、基板が露出した状態で設けられている。ま
た、電気配線中継用基板が、遊技盤の裏面側でかつ遊技
盤の裏面から見て遊技装置よりも左側の位置に設けられ
ている。さらに、玉貯留タンク内の貯留玉が、遊技盤裏
面側から見て前記遊技装置よりも右側に導かれ、前記遊
技装置の右側を流下するように構成されている。
[実施例] 以下には、図面を参照して、この考案の一実施例につい
て詳細に説明する。なお、以下の実施例の説明では、弾
球遊技機の一例としてパチンコ遊技機を例にとり、該パ
チンコ遊技機に装着される可変入賞球装置について説明
をする。しかしながら、この考案の主題はパチンコ遊技
機のための可変入賞球装置だけにとらわれるものではな
く、これから説明をするパチンコ遊技機の可変入賞球装
置と同様な基本構成を有する可変入賞球装置であって、
適用される弾球遊技機ごとに設計変更が加えられた可変
入賞球装置にも向けられていることを念のために明確に
しておく。
第1図は、パチンコ遊技機の適用されるこの考案の一実
施例に係る遊技装置の一例の可変入賞球装置10の斜視図
である。第1図を参照して、可変入賞球装置10は、パチ
ンコ遊技機の遊技盤表面に取付けられる取付基板12と、
取付基板12の後方に取付基板12に平行に設けられた裏カ
バー板14とを含み、取付基板12の表面および取付基板12
と裏カバー板14との間に設けられた各種の構成部材によ
って形成された所定の入賞空間を備えている。さらに、
裏カバー板14の後方には、上記所定の構成部材のうち可
動可能な部材等を駆動するための駆動機構が備えられて
いる。
取付基板12には所定の孔または窓が形成されており、取
付基板12の表面上方には、玉誘導樋16が設けられ、その
左右両端からは下方に延びる側板17が設けられている。
また、取付基板12の表面下方には、U字形の玉誘導樋18
が設けられている。側板17と玉誘導樋18との間には、左
右に並べて設けられた、横長の、1対の玉受摺動部材20
aおよび20bが設けられている。玉受摺動部材20a,20b
は、それぞれ玉受樋21a,21bおよび前面板26a,26bを含
む。玉誘導樋16と側板17との前縁および玉誘導樋18の前
縁には、それぞれ、前面飾り板22および24が取付けられ
ている。前面飾り板22には、電気部品の一例の入賞個数
表示用LED31および継続回数表示用LED33が備えられてい
る。なお、これらLED31および33は、それぞれ、ディジ
タル表示器と置換してもよい。
玉受摺動部材20aおよび20bは、裏カバー板14の後方に設
けられた1対のソレノイド72aおよび72bによって、図示
のように互いにその内側がくっついた閉成状態と互いに
左右に離れた開成状態とに摺動可能にされている。その
ために、玉受摺動部材20a,20bとソレノイド72a,72bとの
間は、ソレノイド72a,72bによる上下方向の単振動を玉
受摺動部材20a,20bの左右方向への運動に変換するため
のリンク機構29によって連結されている。
なお、この実施例では、玉受摺動部材は1対設けられて
いるが、単一の玉受摺動部材としてもよいし、3以上設
けてもよい。また、玉受摺動部材は横長に設けられた長
手部材に限定されるものではなく、縦長に設けられた長
手部材であってもよいし、長手以外の形状をしててもよ
い。
第2図は、可変入賞球装置10の正面図で、玉受摺動部材
20a,20bが閉じた状態を示し、そのときのパチンコ玉P
の流れを示す図である。第2図を参照して、玉受摺動部
材20a,20bが閉成状態では、側板17の下端縁とそれに最
も近い玉受摺動部材20a,20b上端縁との間隙はパチンコ
玉Pの直径よりも小さくされており、また、下方部の玉
誘導樋18の上端縁とそれに最も近い玉受摺動部材20a,20
bの下部との間隙もパチンコ玉Pの直径よりも小さくさ
れている。よって、第2図に示すように、落下してくる
パチンコ玉Pは、側板17、玉誘導樋18または玉受摺動部
材20a,20bの各外側面等によって弾かれ、玉誘導樋16と
側板17と玉誘導樋18とによって囲まれた入賞空間内に入
ることはできない。ただ、玉誘導樋16で受止められ、通
常入賞口32へ入賞することができるのみである。このよ
うに、可変入賞球装置10は、玉受摺動部材20a,20bが閉
成状態では、通常入賞口32を有するだけの入賞球装置と
して機能するだけである。
第3図は、玉受摺動部材20a,20bが開成状態の可変入賞
球装置10の正面図であり、その状態におけるパチンコ玉
Pの流れを説明するための図である。第3図を参照し
て、可変入賞球装置10は、玉受摺動部材20a,20bが互い
に離れるように左右へ摺動した開成状態では、その上方
に位置する側板17よりも、それぞれ、左右外側へ玉受摺
動部材20a,20bが十分に張り出した状態になり、落下し
てくるパチンコ玉Pは、玉受摺動部材20a,20bによって
容易に受止められる。玉受摺動部材20a,20bで受止めら
れたパチンコ玉Pは、玉受摺動部材20a,20bに沿って図
示のように内側に導かれ、入賞空間内へ落下する。入賞
空間内には、玉受摺動部材20a,20bから落下するパチン
コ玉を受止めるように、水平方向に拡がる第1の玉受棚
34が設けられている。第1の受玉棚34は、第4図の遊技
盤36に取付けられた状態における可変入賞球装置10の縦
断面図に示すように、可変入賞球装置10の奥行方向(後
方、図では右方)に向かって緩く下り傾斜が付けられて
おり、第1の玉受棚34で受止められたパチンコ玉Pは可
変入賞球装置10の入賞空間奥の方へ導かれるようにされ
ている。
さらに第4図を参照して、第1の玉受棚34の後端縁と裏
カバー板14との間はパチンコ玉が通過するのに十分な間
隔に選ばれており、第1の玉受棚34によって入賞空間の
奥の方に導かれたパチンコ玉Pは、第1の玉受棚34の後
方端縁と裏カバー板14との間を通って下方へ落下し、そ
の下方に設けられた前方に向かって下り傾斜が付けられ
た第2の玉受棚38で受止められ、入賞空間の前方側へ誘
導されるようにされている。第2の玉受棚38は、この実
施例では、裏カバー板14と一体的に構成されており、裏
カバー板14の下方端縁が前方に曲成されて形成されたも
のである。なお、裏カバー板14と第2の玉受棚38とを別
体で構成し、両者を固着してもよい。
第4図に示すように、第1の玉受棚34の後方端縁と裏カ
バー板14との間には入賞玉振分突起40が設けられてい
る。該入賞玉振分突起40は、第3図に示すように、入賞
空間の左右方向ほぼ中央に設けられており、裏カバー板
に形成された上下に延びるガイド長孔42に沿って上下に
摺動自在に取付けられている。入賞玉振分突起40は、上
下に移動することにより、入賞空間内に入賞したパチン
コ玉Pの落下方向を振分けるものである。第1の玉受棚
34で入賞空間の奥の方へ導かれたパチンコ玉Pは、入賞
玉振分突起40で適当に振分けられながら第2の玉受棚38
上へ落下し(第4図参照)、第3図に示すように、入賞
空間の下方部の並設された中央の特定入賞領域44または
その左右の通常入賞領域46aもしくは46bへ入賞する。
第5図は、可変入賞球装置10の横断面図で、玉受摺動部
材20a,20bで受止められたパチンコ玉Pが入賞空間内へ
落下し、第1の玉受棚34で入賞空間の奥の方に導かれ、
入賞玉振分突起40で適当に振分けられ、第2の玉受棚38
を介して特定入賞領域44または通常入賞領域46aもしく
は46bへ入賞するまでのパチンコ玉Pの流れを表わす図
である。第5図によって、上述したパチンコ玉Pの入賞
空間内での流れを十分に把握することができる。
第6図および第7図は、入賞玉振分突起40の作用を説明
するための図である。
まず、第6図を参照して、開成中の玉受摺動部材20a,20
bで受止められたパチンコ玉Pは、入賞空間内へ導か
れ、下方へ落下され、第1の玉受棚34でまず受止められ
る。この場合、玉受摺動部材20a,20bの各内側端縁から
落下するパチンコ玉Pの落下経路と入賞玉振分突起40の
存在する位置とは、第5図に示すように可変入賞球装置
10の奥行方向に前後に離れているため、玉受摺動部材20
a,20bから第1の玉受棚34へ落下するパチンコ玉Pが入
賞玉振分突起40にぶつかることはない。
第6図に示すように、入賞玉振分突起40が最も上方に位
置している場合は、第1の玉受棚34上を奥の方へ向かっ
て転動するパチンコ玉Pは入賞玉振分突起40にはぶつか
らず、第1の玉受棚34の後方端縁からそのまま下方へ落
下し、第2の玉受棚38を介して特定入賞領域44または通
常入賞領域46aもしくは46bへ入賞する。
他方、第7図に示すように、入賞玉振分突起40が最下方
部に位置し、第1の玉受棚34よりも下方にある場合に
は、第1の玉受棚34上を転動し、該第1の玉受棚34の後
方端縁から下側へ落下するパチンコ玉Pのうち、中央部
から落下するパチンコ玉Pは入賞玉振分突起40にぶつか
り、該突起40によって弾かれて、主として左右両側に向
けて散らされる。したがって、この場合は、パチンコ玉
Pは主に左右両側の通常入賞領域46aまたは46bへ入賞す
ることになり、パチンコ玉Pは中央の特定入賞領域44へ
は入賞しにくくなる。
以上のように、入賞玉振分突起40が上方に位置するか下
方に位置するかによって、パチンコ玉Pの流れに変化を
与えることができる。
この実施例では、入賞玉振分突起40は、円柱状の突起と
したが、該入賞玉振分突起40の形状は、円柱状に限ら
ず、三角柱状や四角柱状等の多角柱状であってもよい
し、板状その他の変形された形状であってもよい。
ところで、第6図に示すように、入賞玉振分突起40が上
方に位置する場合はパチンコ玉Pは第1の玉受棚34の中
央部を転がり、そのまま下方へ落下して特定入賞領域44
へかなり高い確率で入賞する可能性がある。特定入賞領
域44は、通常、パチンコ玉Pが入賞することにより、玉
受摺動部材20a,20bを連続して一定期間(たとえば30秒
または連続18回等)開閉を繰返す等の遊技者にとって有
利な遊技価値を付与するための入賞領域とされる。した
がって、この特定入賞領域44へパチンコ玉が入賞する割
合は一定の範囲内に制限する必要がある。そのため、こ
の実施例では、上述した入賞玉振分突起40を設けるとと
もに、それに加えて、第1の玉受棚34の後方側中央部に
障害突起48(第4図および第5図も参照)を形成して、
中央部を転動するパチンコ玉Pの数をある程度調整する
ようにしている。
なお、第1の玉受棚34および/または第2の玉受棚38の
上面に多数の障害突起を形成して該棚34および/または
38上を転動するパチンコ玉Pの流れに変化を与えたり、
第1の玉受棚34および/または第2の玉受棚38を上下方
向に適当に湾曲等させることにより、転動するパチンコ
玉の流れに変化を与えるようにしてもよい。さらに、第
1の玉受棚34および/または第2の玉受棚8を揺動可能
に設け、該棚の揺動によってパチンコ玉の流れに変化を
与えてもよい。
第6図および第7図を参照して、この実施例では、入賞
空間の上部に装飾板50を設けており、該装飾板50は、入
賞玉振分突起40の上下動と連動して左右に揺動するよう
になされている。なお、この動作機構については後述す
る。
第8A図は、玉受摺動部材20の駆動リンク機構を説明する
ための分解斜視図である。第8A図では、可変入賞球装置
の構成部材のうち、玉受摺動部材20a,20bの駆動リンク
機構に関係ある部材だけが抜き出して描かれている。
第8A図を参照して、駆動リンク機構の構成についてまず
説明する。取付基板12は、左右に、それぞれ略水平方向
に延びる摺動長孔52a,52bを備え、玉受摺動部材20a,20b
はこの摺動長孔52a,52bを介して取付けられている。す
なわち、玉受摺動部材20a,20bは取付基板12の表面側に
設けられ、取付基板12の裏面側から摺動長孔52a,52bを
介してそれぞれ連結部材54a,54bが連結されている。玉
受摺動部材20a,20bには、それぞれ、後方に突出する係
合ピン56a,56bが含まれており、該係合ピン56a,56bは、
連結部材54a,54bを突抜けてその後方まで突出してい
る。係合ピン56a,56bの後端は、それぞれ、「く」字状
または「へ」字状またはそれと類似した形状の第1作動
リンク部材58a,58bの一端の係合長孔59a,59bと回動自在
に連結されている。第1作動リンク部材58a,58bの各他
端は、それぞれ、回動支軸60a,60bの先端と結合されて
いる。回動支軸60a,60bの先端と第1作動リンク部材58
a,58bの他端とは、それぞれ、結合状態がずれないよう
に嵌合されている。回動支軸60a,60bは、それぞれ、前
後に延びる長手の棒体で、図示しない軸受筒内に収めら
れるものである。そのため、回動支軸60a,60bが軸受筒
に対してスムーズに回転するように、回転カラー62が前
後に嵌められる。回動支軸60a,60bの後端には、それぞ
れ、第2作動リンク部材64a,64bの一端が嵌合されてい
る。回動支軸60a,60bと第2作動リンク部材64a,64bとは
所定の位置関係(角度関係)が保たれ、両者の取付関係
がずれないように嵌合されている。第2作動リンク部材
64a,64bは、略「L」字状をしたクランプ部材で、その
後端には後方に延びる係合ピン66a,66bが備えられてい
る。係合ピン66a,66bは、それぞれ、作動部材68a,68bに
形成された係合長孔70a,70bと係合され、両者の間は回
動および摺動の自由度が保たれている。作動部材68a,68
bは、それぞれ、電気的駆動手段の一例のソレノイド72
a,72bのプランジャ74a,74bに結合されている。
なお、この実施例では、ソレノイドを72aと72bとの2つ
設け、各ソレノイドに対応して作動部材68a,68bを2つ
設けたものを取上げたが、ソレノイドを1つとし、作動
部材も、左右に2つの係合長孔を備えた単一の作動部材
としてもよい。
なお、この実施例のように、ソレノイドを2つにした場
合、1つのソレノイドの大きさを非常に小さくできる
(負荷が小さくなるので)という利点があるとともに、
必要に応じて、2つのソレノイドを別個に駆動すること
ができるという利点もある。
さらに、この実施例では、電気的駆動手段としてソレノ
イドをとり上げたが、たとえば単振運動をする作動部を
含むモータ装置等を用いてもよい。
次に、第8A図に示す駆動リンク機構の動作について説明
をする。なお、これから述べる動作説明では、左右の駆
動リンク機構、すなわち参照番号にaまたはbを付した
左右の駆動リンク機構は、その中心に対して対称な動作
をするから、以下の説明では、右側の駆動リンク機構、
すなわち参照符号bを付けた駆動リンク機構を取上げて
説明し、左側の駆動リンク機構、すなわち参照符号aを
付けた駆動リンク機構の動作説明については省略する。
ソレノイド72bのオンとオフとの切換により、プランジ
ャ74bが上下に単振運動をし、応じて作動部材68bが上下
動する。第2作動リンク部材64b、回転支軸60bおよび第
1作動リンク部材58bは、互いに固定的に連結されてお
り、図示しない軸受筒によって回動支軸60bを中心に回
動自在に保持されている。したがって、作動部材68bの
上下動は、第2作動リンク部材64b、回動支軸60bおよび
第1作動リンク部材58bによって回転運動に変換され
る。そして、第1作動リンク部材58bの一端に形成され
た係合長孔59bの中心は、矢印76で示すように、曲率半
径の比較的大きな円周の一部を描くように、左右に往復
運動する。したがって、この係合長孔59bに係合ピン56b
が係合された玉受摺動部材20bは、取付基板12の摺動長
孔52bに沿って左右に往復運動をする。
このように、ソレノイド72bによる上下の単振運動が、
作動部材68b、第2作動リンク部材64b、回転支軸60bお
よび第1作動リンク部材58bによって左右の単振運動に
変換されている。
なお、第1作動リンク部材58bの湾曲形状や寸法やそこ
に形成された係合長孔59bの形状等および第2作動リン
ク部材64bの形状や寸法等は、玉受摺動部材20bの左右方
向の摺動量をどの程度に選ぶか等により適宜設計変更を
すればよい。
第8B図は、玉受摺動部材の他の実施例の駆動リンク機構
の分解斜視図である。第8B図では、左右対称に設けられ
ている駆動リンク機構のうち、右側の駆動リンク機構だ
けが示されており、それと対称な左側の駆動リンク機構
については省略されている。第8B図に示す駆動リンク機
構の特徴は、第8A図を参照して説明した駆動リンク機構
における第1作動リンク部材58bと回転支軸60bとを一体
的に形成していることである。また、第8A図におけるソ
レノイド72a,72bに変えて、1個のソレノイド72を用
い、それに伴なって、単一の作動部材68であって、左右
の係合孔70aおよび70bを有する作動部材68を用いている
点である。
回動支軸60bは、前述したように、図示しない軸受筒に
通されて保持されるたえ、回動支軸60bは、組立時にお
いて、その前端または後端から軸受筒に挿通できるよう
にしておかなければならない。そこで、この実施例で
は、第1作動リンク部材58bと回動支軸60bとを一体的に
形成し、第2作動リンク部材64bは別体にしている。
また、第8C図に示す実施例のように、駆動リンク機構の
うち、第1作動リンク部材58bと回動支軸60bとを一体的
に形成する代わりに、第2作動リンク部材64bと回動支
軸60bとを一体的に形成してもよい。なお、第8C図にお
いても、左側の駆動リンク機構については図示の右側の
駆動リンク機構と対称な形状および構造をしており、図
面上では省略されている。
第9図は、玉受摺動部材20a,20bの駆動リンク機構の他
の実施例を示す図であり、可変入賞球装置10を裏面側か
ら見ており、必要なリンク機構だけが描かれている。第
9図を参照して、玉受摺動部材20a,20bは、それぞれ、
摺動長孔52a,52bを介して連結された連結部材54a,54bに
よって取付基板12に取付けられており、連結部材54a,54
bの後方に玉受摺動部材20a,20bの係合ピン56a,56bがそ
れぞれ突出していることについては、第8A図の構成と同
一である。
係合ピン56a,56bの後端には、それぞれ、作動リンク部
材78a,78bの下端が係合されている。係合ピン56a,56bと
作動リンク部材78a,78bとの係合は、回動自在にかつ一
定の幅内で摺動自在になるように、作動リンク部材78a,
78bの後端に形成された係合孔80a,80bに係合ピン56a,56
bがそれぞれ嵌め込まれている。作動リンク部材78a,78b
は、それぞれ、略「L」字状に曲成された対称形の部材
で、曲成部材が支軸82a,82bによって、それぞれ、支持
されている。よって、作動リンク部材78a,78bは、該支
軸82a,82bを中心に左右に揺動自在に保たれている。
作動リンク部材78a,78bの各他端には、それぞれ、後方
へ突出する係合ピン84a,84bが設けられている。係合ピ
ン84a,84bは、横長の作動部材86の両端にそれぞれ形成
された係合孔88a,88bに、それぞれ、嵌められている。
作動部材86はソレノイド90によって上下に単振運動をす
るようになされている。なお、作動部材86の上側に接続
されたばね92は、ソレノイド90の復帰用ばねである。
動作について説明すると、ソレノイド90がオン状態で
は、作動部材86が下方に位置し、作動リンク部材78a,78
bは、それぞれ、支軸82a,82bを中心に外側へ開くよう
に、すなわち作動リンク部材78a,78bの下方端が外側へ
拡がった状態に回動している(図示の状態)。したがっ
て、玉受摺動部材20a,20bは開成状態になる。逆に、ソ
レノイド90がオフすると、復帰ばね92によって作動部材
86が上方へ移動され、それに伴なって作動リンク部材78
a,78bは、それぞれ、支軸82a,82bを中心に、各下方端が
内側へ寄り合うように回動する。よって、玉受摺動部材
20a,20bは閉成状態になる。
なお、第9図に示す実施例において、玉受摺動部材20a,
20bの摺動量等を調整する場合には、作動リンク部材78
a,78bの形状または寸法等を適宜変更すればよい。
第10図は、玉受摺動部材20a,20bの駆動リンク機構のさ
らに他の実施例を示す図であり、第9図と同様に、取付
基板12の裏面側から描かれており、必要な部材だけが描
かれている。第10図を参照して、玉受摺動部材20a,20b
から後方へ突出する係合ピン56a,56bに、それぞれ、作
動リンク部材94a,94bの上端に設けられた係合孔96a,96b
が嵌められている。作動リンク部材94a,94bは、図示の
ように長手の部材で、下方端は、それぞれ、支軸98a,98
bによって回動自在に保持されている。作動リンク部材9
4a,94bの長さ方向中央部には、ソレノイド100a,100bの
プランジャ102a,102bが、それぞれ、結合されている。
さらに、作動リンク部材94a,94bの長手方向中央部やや
下側には、それぞれ、ばね掛け突起104a,104bが備えら
れ、両者の間にはばね106が掛け渡されている。
以上のような構成のため、ソレノイド100a,100bがオン
状態では、作動リンク部材94a,94bが「逆ハ」字状に開
き、玉受摺動部材20a,20bは開成状態になる。逆に、ソ
レノイド100a,100bがオフ状態では、ばね106によって作
動リンク部材94a,94bが互いに引き寄せられるため、玉
受摺動部材20a,20bは閉成状態になる。
第11図は、第6図および第7図を参照して説明した入賞
玉振分突起40の駆動リンク機構を説明するための図で、
可変入賞球装置10の一部切欠斜視図である。第11図で
は、入賞玉振分突起40の駆動リンク機構の説明に必要な
部材以外の部材は適宜省略されている。
第11図を参照して、裏カバー板14の左右方向中央部に
は、縦長のガイド長孔42が形成されている。入賞玉振分
突起40は取付片108上に前方に向って突出するように植
立されており、取付片108は、裏カバー板14の裏側に配
置された連結片110とガイド長孔42を介して結合されて
いる。したがって、取付片108および連結片110ならびに
取付片に植立された入賞玉振分突起40は、一体的に、ガ
イド長孔42に沿って上下に摺動可能である。連結片110
には作動部材112の下端が回動自在に連結されている。
作動部材112の上部には係合長孔114が形成されている。
そして、係合長孔114にはモータ116の回転軸に対して偏
心した位置に設けられ、モータ116によって回転される
係合ピン118が挿通されている。詳しく云えば、モータ1
16の回転軸にカム119が取付けられ、カム119の回転中心
に対して偏心した位置に係合ピン118が植立されてい
る。したがって、モータ116が回転することにより、係
合ピン118はモータ116の回転軸(カム119の中心点)を
中心に所定半径の円を描くように回る。係合ピン118の
このような回転運動は、作動部材112および連結片110,
取付片108を介して上下の往復運動に変換され、入賞玉
振分突起40が上下動される。
なお、係合ピン118の先端は係合孔長114からなり前方に
突出しているが、これは、係合ピン118の先端に第6図
で説明した装飾板50を係合させて、モータ116によって
入賞玉振分突起40のみならず装飾板50(第6図参照)を
駆動させるためである。なお、この構造については後述
(第14図の説明を参照)する。
第11図を参照して、第1の玉受棚34の構成について、こ
こで若干の補足説明をする。第1の玉受棚34は、前述し
たように、玉受摺動部材20b(または図示しない20a)か
ら落下するパチンコ玉Pを受止め、後方へ導いて、入賞
空間の奥の方から下側へパチンコ玉Pを落下させるもの
である。つまり、玉受摺動部材20b(または図示しない2
0a)から落下するパチンコ玉Pは、ほとんどのものが第
1の玉受棚34によって受止められるようになっている。
ところが、第1の玉受棚34は、その前方側で、左右両側
部分が切欠かれている。このため、玉受摺動部材20b
(または図示しない20a)で受止められたパチンコ玉P
のうち、比較的少ない数ではあるが、一部のパチンコ玉
Pは、第1の玉受棚34の上記切欠かれた部分を介して下
方へ直接落下し、通常入賞領域46aまたは46bへ入賞する
ようにされている。なお、切欠かれた部分を介して落下
するパチンコ玉のうち、ごく一部のものは、玉誘導樋18
の内面側に設けられた凸部120b(または図示しない左側
に存在する凸部120a)にぶつかり、該凸部120bまたは12
0bによって弾かれて特定入賞領域44へ入賞することもあ
り得る。
以上のように、玉受摺動部材20b(および図示しない20
a)によって受止められ、入賞空間へ導かれるパチンコ
玉Pの大部分は第1の玉受棚34によって受止められる
が、一部のものについては直接、入賞領域44または46a
もしくは46bへ入賞可能にされている。もっとも、玉受
摺動部材20b(および図示しない20a)で受止められ、入
賞空間へ導かれるパチンコ玉はすべて第1の玉受棚34で
受止められるようにしてもよい。
第12図は、前面飾り板22に備えられた入賞個数表示用LE
D31および継続回数表示用LED33の取付構造を説明するた
めの分解斜視図である。第12図を参照して、前面飾り板
22には、その左右両側に縦にそれぞれ5つのLED挿通用
孔122a,122bが形成されるとともに、その上側部分には
横方向に8個のLED挿通用孔124が形成されている。取付
基板12には、上記LED挿通用孔122a,122bに対応する位置
に、それぞれ、配線挿通用孔126a,126bがあけられてい
る。
入賞個数表示用LED31は、2枚の保持基板128a,128bにそ
れぞれ5個ずつ保持されており、保持基板128a,128b裏
側からは接続配線130が延びており、その後端にはコネ
クタ132が取付けられている。
保持基板128a,128bは、それぞれ、取付基板12の裏面側
であって、配線挿通用孔126a,126bに対応する位置にビ
ス止め等される。したがって、配線挿通用孔126a,126b
を介して入賞個数表示用LED31が前方に突出する。この
入賞個数表示用LED31は、前面飾り板22のLED挿通用孔12
2a,122bにそれぞれ1個ずつ係合される。よって、可変
入賞球装置10の正面側から入賞個数表示用LED31を視認
でき、その点灯または消灯状態を確認することができ
る。
継続回数表示用LED33は保持基板134に配設されており、
該保持基板134は前面飾り板22の裏面側にビス止め等さ
れている。そして、継続回数表示用LED33がそれぞれLED
挿通用孔124に係合される。保持基板134の裏面からは各
継続回数表示用LED33に接続された接続配線136が延びて
おり、その後端にはコネクタ138が結合されている。
なお、上述の説明では、保持基板128a,128bを取付基板1
2の裏面へ取付け、保持基板134は前面飾り板22の裏面へ
取付けたが、両保持基板128a,128bおよび134を、共に、
取付基板12の裏面または前面飾り板22の裏面へ取付けて
もよい。
第13図は、可変入賞球装置10が遊技盤36に取付けられた
状態における裏面側から見た図であって、第12図で説明
した接続配線130および136の取付先を示す図である。図
示のように、接続配線130のコネクタ132および接続配線
136のコネクタ138は、遊技盤36上であって、可変入賞球
装置10の近傍に設けられた電気配線中継用基板の一例の
配線中継基板140の連結部材の一例のコネクタ142,144に
それぞれ結合されている。そして、該配線中継基板140
は中継線の一例の接続配線146を介して制御回路を含む
コントロール基板148と接続されている。なお、この配
線中継基板140は、第13図,第16図にも示されているよ
うに、基板収納ボックス等に収納されることなく基板が
露出した状態で設けられている。なお、コントロール基
板148は、たとえば遊技盤36の裏面側の任意の位置に取
付けられていてもよいし、または、パチンコ遊技機の機
構板上に取付けられていてもよい。
この実施例では、入賞個数表示用LED31および継続回数
表示用LED33の接続配線130および136を、それぞれ、一
旦配線中継基板140に接続し、該配線中継基板140を介し
てコントロール基板148に接続している。このようにす
れば、組立時や遊技盤36の取替時または作業点検時等に
おいて、配線中継基板140とコントロール基板148との間
の接続配線146を切り離すだけの手間より、遊技盤36を
取替えたり、点検を加えたりできるという利点がある。
つまり、可変入賞球装置10から取出された接続配線130
および136を直接コントロール基板148に接続する場合に
比べ、接続線の取扱いが煩雑にならず作業性が向上する
という利点がある。
なお、第13図に示すように、可変入賞球装置10の他の表
示ランプ等の配線も、一旦配線中継基板140に接続する
ようにすれば、組立時の作業性等されに向上する。
さらに、第13図に示すように、可変入賞球装置10以外の
他の部材に設けられた接続線等も、配線中継基板140を
介してコントロール基板148に接続するのが好ましい。
第14図は、上述してきた可変入賞球装置10の全体の分解
斜視図である。第14図から、これまで述べてきた可変入
賞球装置の構造がよく理解できる。第14図において、15
0a,150bはランプ飾り板で、該飾り板は取付基板12に形
成されたランプ飾り取付孔152a,152b等に嵌め込まれて
いる。そして、ランプ飾り板150a,150bの後方には、ラ
ンプカバー154a,154びに取付けられた表示ランプ156が
配置されている。表示ランプ156は、可変入賞球装置10
の状態または該可変入賞球装置10が取付けられたパチン
コ遊技機の遊技状態が特定の遊技状態になることに応じ
て点灯または点滅され、遊技の雰囲気を盛上げるための
ものである。さらに、裏カバー板14の後方にもランプカ
バー158に取付けられた表示ランプ160が配置されてお
り、可変入賞球装置10の入賞空間後方で表示ランプ160
が点滅することにより、遊技の雰囲気が盛上げられるよ
うにされている。
さらに、参照番号162は作動リンク部材で、モータ116に
よって回転される係合ピン118の回転力を伝達し、装飾
板50を揺動させるための部材である。
また、参照番号164は停止位置検出スイッチであり、こ
のスイッチ164はカム119の周面近傍に設けられており、
カム119に形成された凹部の有無に応じてカム119および
係合ピン118の回転位置、すなわちそれによって駆動さ
れる入賞玉振分突起40の位置を検出して切換動作をする
スイッチである。
第15図は、上記説明した可変入賞球装置10が取付けられ
たパチンコ遊技機の一例を示す正面図である。ここに示
すパチンコ遊技機166は、前枠300が向かって左側の蝶番
301部分を回動中心として開閉可能に構成された従来か
ら一般的なものである。このパチンコ遊技機166では、
可変入賞球装置10は遊技盤36の遊技領域のほぼ中央部に
配設されており、その下方には始動入賞口168,170およ
び172を有する始動玉入賞器174が備えられている。この
パチンコ遊技機116では、遊技者の発射したパチンコ玉
が始動入賞口168,170または172に入賞すると、可変入賞
球装置10の玉受摺動部材20a,20bが1回または2回開
き、その間に可変入賞球装置10の特定入賞領域44(第3
図参照)へパチンコ玉が入賞することにより、玉受摺動
部材20a,20bが連続して所定回数(たとえば8回)また
は所定時間(たとえば30秒)開閉を繰返したり、開成状
態になったりするように制御される。なお、そのような
制御回路の一例は後述する。
第16図は、パチンコ遊技機166の背面図であり、第13図
を参照して説明したように、可変入賞球装置10からの接
続配線はすべて一旦配線中継基板140に接続されている
ことが理解できる。そして、該配線中継基板140を介し
て概略的に描いたコントロール基板148と電気的に接続
されている。第16図に示すように、弾球遊技機の上方部
分に玉貯留タンク300が設けられており、この玉貯留タ
ンク300内の貯留玉が玉誘導樋301により図示右側に導か
れて賞球装置302に供給され、この賞球装置302から遊技
者側に払出される。
第17図は、パチンコ遊技機166に組込まれた状態におけ
る可変入賞球装置10の駆動制御回路の一例を示すブロッ
ク図である。次に、このブロック図の構成および動作に
ついて説明をする。
遊技者の発射したパチンコ玉が第15図に示す始動入賞口
168,170または172へ入賞したとする。たとえば、始動入
賞口168へ入賞したとする。すると、入賞玉検出スイッ
チ169(第16図参照)がオンし、応じて入賞検出回路176
からオアゲート178を介して保持回路180に出力が導出さ
れる。保持回路180はリセットパルス発生回路182からの
リセット信号があるまで入力信号を保持する回路であ
り、保持回路180の出力はオアゲート184を介してアンド
ゲート186の一方入力端子に与えられる。アンドゲート1
86は2入力ゲートであって、その他方入力端子には分周
器188からのP1出力が与えられている。アンドゲート186
の出力はドライバ190を介して玉受摺動部材20a,20bを駆
動するソレノイド72a,72b(第1図参照)へ与えられ
る。したがって、玉受摺動部材20a,20bは分周器188の出
力P1周期で摺動されて開閉される。
なお、保持回路180の出力は可変入賞球装置10だけでは
なく、オアゲート192を介して効果音発生回路194へも与
えられる。したがって、保持回路180の出力に基づい
て、第15図に参照番号196で示すスピーカが効果音を出
力する。と同時に、保持回路180の出力は2入力アンド
ゲート198の一方入力端子へも与えられる。該アンドゲ
ート198の他方入力端子には分周器188の出力P2が与えら
れている。したがって、アンドゲート198の出力端子に
接続されたチューリップランプ200およびサイドランプ2
02(これらのランプは、第15図において、たとえば次の
ように設けられている。すなわち、チューリップランプ
200は、チューリップ装置204の各嘴状部内に設けられて
おり、サイドランプ202は、図示のように、遊技盤36の
上下方向中央部であって左右両端に設けられている。)
は、出力P2のサイクルで点滅され、遊技の雰囲気が盛り
上げられる。
なお、この制御回路では示していないが、保持回路180
の出力によって可変入賞球装置10内の表示ランプ156お
よび/または160(第14図参照)が点灯または点滅する
ようにしてもよい。
保持回路180には、上述のようにリセットパルス発生回
路182からリセット信号が与えられる。リセットパルス
発生回路182は、分周器188の出力P1′(出力P1と等サイ
クルで、そのタイミングがずれた出力)が与えられてお
り、リセットパルス発生回路182は、この出力P1′に基
づいてリセットパルスを発生する。この実施例では、入
賞玉検出スイッチ169または173がオンした場合、玉受摺
動部材20a,20bが1回左右に摺動されるように、つま
り、ソレノイド72a,72bが所定のサイクルで1回だけオ
ンされるように、分周器188の出力P1′の1サイクルご
とにリセットパルスが導出されるようになっている。ま
た、入賞玉検出スイッチ171がオンした場合には、玉受
摺動部材20a,20bが2回左右に開閉される間保持回路180
の出力がハイレベルを保てるように、入賞検出回路206
の出力に基づいてリセットパルス発生回路182が切換え
られ、そのリセットパルス導出サイクルが長くなるよう
にされている。
パチンコ玉が始動入賞口168もしくは172または170へ入
賞し、玉受摺動部材20a,20bが左右へ摺動され、1回ま
たは2回開閉される間に、該玉受摺動部材20a,20bによ
ってパチンコ玉が受止められ、入賞空間内に導かれて第
1の玉受棚34,入賞玉振分突起40(第3図参照)および
第2の玉受棚(第4図参照)を経て特定入賞領域44(第
3図参照)へ入賞したとする。すると、その入賞は、た
とえば第16図に示すように、遊技盤36の裏面に設けられ
た特賞玉検出スイッチ208によって検出され、第17図の
特賞玉検出回路210から出力が導出される。応じて保持
回路212がセットされ、そのセット出力はオアゲート184
およびアンドゲート186を介してドライバ190へ与えら
れ、駆動ソレノイド72a,72bが駆動される。したがっ
て、駆動ソレノイド72a,72bにより、玉受摺動部材20a,2
0bが一定期間摺動されて開閉され可変入賞球装置10は、
第1の状態になる。
保持回路212の出力は、また、インバータ214で反転さ
れ、ノアゲート群216およびオアゲート群218を介して継
続回数表示用LED33(第12図参照)へ与えられる。一
方、特賞玉検出回路210の出力は8進カウンタ220へカウ
ントアップ信号として与えられる。8進カウンタ220は
そのカウント血に応じた出力を導出する。したがって、
継続回数表示用LED33は、点滅しているLEDの数により、
特定入賞領域44へ既に何個のパチンコ玉が入賞したか、
言い換えれば可変入賞球装置が何回目の第1の状態であ
るかを知ることができる。
保持回路212の出力は、さらに、モータ駆動回路221へ与
えられる。モータ駆動回路221は、モータ116(第11図参
照)を駆動するためのものである。モータ駆動回路221
は、停止位置検出スイッチ164(第14図参照)によって
もその動作が制御される。よって、モータ116は保持回
路212の出力によって駆動を開始し、停止位置検出スイ
ッチ164によって所定の位置が検出されたときに停止す
る。
保持回路212の出力は、さらに、オアゲート192を介して
効果音発生回路194へ与えられ、可変入賞球装置10が遊
技者にとって有利な第1の状態であることがスピーカ19
6からの音色等でわかるようにされているとともに、遊
技の雰囲気を盛り上げるようにされている。
保持回路212の出力は、さらに、n進カウンタ222へセッ
ト信号として与えられる。n進カウンタ222は、分周器1
88の出力P1′に基づいてカウント動作をし、そのカウン
ト値がたとえば「18」になったときに保持回路212にセ
ット解除パルスを導出するものである。このn進カウン
タ222の作用により、玉受摺動部材20a,20bは、最大18回
開成された後閉成状態になる。
可変入賞球装置10へ入賞したパチンコ玉、すなわち、特
定入賞領域44ならびに通常入賞領域46aおよび46bへ入賞
した全パチンコ玉は、たとえば第16図に参照番号224で
示すように、遊技盤36の裏面に設けられたテンカウント
検出スイッチ224によって検出され、微分回路226を介し
てカウンタ228へ、カウントアップ入力として与えられ
る。カウンタ228は、特賞玉検出回路210の出力ごとにリ
セットされるカウンタである。したがって、カウンタ22
8は特賞玉検出回路210からの出力に基づいてカウント動
作を開始し、特賞玉検出回路210からの次の出力がある
までカウント動作を続ける。カウンタ228のカウント値
は表示駆動回路230に与えられ、該表示駆動回路230によ
って第12図に示す入賞個数表示用LED31がカウント値に
応じた数だけ点灯もしくは点滅され、または全部点灯も
しくは点滅する状態からカウント値に応じた数だけ消灯
される。したがって、遊技者は、入賞個数表示用LED31
によって可変入賞玉装置10への入賞個数を把握すること
ができる。
カウンタ228は、さらに、そのカウント値がたとえば「1
0」になったときにカウントアップ信号を導出するよう
にされている。このカウントアップ信号はオアゲート22
3を介して保持回路212へ、セット解除信号として与えら
れるようにされている。したがって、保持回路212は、
n進カウンタ222の出力によってセット解除され得ると
ともにカウンタ228のカウントアップ信号によってもセ
ット解除され得る。このことは、遊技者の立場から見る
と、可変入賞球装置10が遊技者にとって有利な第1の状
態になると、玉受摺動部材20a,20bが開閉を繰返すよう
になり、その間に可変入賞球装置へパチンコ玉が10個入
賞するかまたは玉受摺動部材20a,20bが18回開閉を繰返
し終えたときのいずれか早い方に応じて可変入賞球装置
10が遊技者にとって不利な第2の状態、すなわち玉受摺
動部材20a,20bが閉成状態になることを意味している。
なお、この実施例では設けていないが、n進カウンタ22
2による保持回路212のセット解除に変えて、または加え
て、タイマ等により所定時間経過したときに保持回路21
2がセット解除されるようにしてもよい。
8進カウンタ220は、そのカウント値が「8」になった
ときにカウントアップ信号を導出する。カウントアップ
信号は特賞状態禁止回路232へ与えられ、この特賞状態
禁止回路232の出力によって保持回路212はセット解除さ
れる。このように、この実施例では、可変入賞球装置10
は、その特定入賞領域44(第3図参照)へパチンコ玉が
入賞し、遊技者にとって有利な第1の状態が8回続いた
ときに8進カウンタ220からカウントアップ信号が導出
され、保持回路212が強制的にセット解除されるように
なっている。このようにすることにより、可変入賞球装
置10が遊技者にとって有利な第1の状態になることので
きる最大回数を制御することができ、遊技における特定
の遊技者への片寄ったサービスを防止できる。
なお、上述の説明では、特賞玉検出スイッチ208および
テンカウント検出スイッチ224は、第16図に示すよう
に、可変入賞球装置10のすぐ下であって、遊技盤36裏面
側に配置されている場合について説明したが、特賞玉検
出スイッチ208および/またはテンカウント検出スイッ
チ224は、可変入賞球装置10に組込むこともできる。す
なわち、第1図に示すように、可変入賞球装置10の入賞
領域は取付基板12および裏カバー板14等で規定されてい
るが、これらの入賞空間形成部材等に上記各スイッチを
組込んでもよい。
また、この実施例では、第17図の制御回路は、コントロ
ール基板148(第16図参照)に設けられているものとし
て説明したが、第17図に示す制御回路は、可変入賞球装
置10の後方等に可変入賞球装置10と一体的になるように
取付けてもよい。なお、パチンコ遊技機の場合、一般的
に、玉払出装置(賞品玉払出装置)と配線中継基板140
とは、配線スペースの関係上および静電気によるノイズ
の配線中継基板140への侵入防止の関係上、極力離間さ
せて配設するのが望ましいが、配線中継基板140が遊技
盤裏面側から見て左側に設けられている関係上、玉払出
装置(賞品玉払出装置)を右側に設けるのが望ましい
(第16図参照)。そして、玉払出装置(賞品玉払出装
置)を裏面側から見て右側に設けた場合には、遊技機前
面側から見れば左側となり、左側に設けられた玉払出装
置(賞品玉払出装置)から払出された玉をそのまま下方
に流下させて玉貯留皿の左側の玉出口(第15図参照)か
ら排出することができ、玉払出装置(賞品玉払出装置)
からの払出玉をパチンコ遊技機を横断させて反対側の玉
出口まで導く必要がなくなるという利点がある。
[考案の効果] 本考案は、電気部品と制御回路とを中継する電気配線中
継用基板に、電気部品と電気的に接続するための接続配
線を着脱自在に接続するための連結部材が複数設けられ
ているために、接続配線をその複数の連結部材に着脱自
在に連結して複数の電気部品を中継することができる。
また、電気配線中継用基板が、遊技盤の裏面側でかつ遊
技盤の裏面側から見て遊技装置よりも左側の位置に設け
られているために、その電気配線中継用基板部分の配線
接続状態等の保守点検や前記連結部材による前記接続配
線の接続が外れた場合におけるその外れた接続配線を再
度連結部材により連結して接続する等の修復作業を行な
うに際し、遊技場の係員が弾球遊技機の向かって右側に
立ち前枠を開成することにより、その係員の手前側に電
気配線中継用基板が位置することになるため、係員がそ
れほど奥に手を突っ込むことなく電気配線中継用基板部
分の保守点検や修復作業等が可能となり、保守点検や修
復作業が容易になる。しかも、係員の手前側に電気配線
中継用基板が位置するために、前枠をそれほど大きく開
けることなく保守点検や修復作業等を行なうことが可能
となり、遊技場の営業中において弾球遊技機の前面側に
遊技者が位置している場合であっても、前枠を大きく開
けて遊技者の邪魔となる不都合を極力防止しながら保守
点検や修復作業等を行なうことも可能となる。特に、電
気配線中継用基板が収納ボックス等に収納されることな
く基板が露出した状態で設けられているために、前記保
守点検作業や前記修復作業等を容易にかつ迅速に行なう
ことができ、遊技者の遊技を妨げて邪魔するという不都
合な事態を最小限に抑えることができる。また、たとえ
ば遊技装置が後方に大きく膨出したものであっても、保
守点検作業時にはその遊技装置よりも手前側に電気配線
中継用基板が位置するために、作業が行ないにくくなる
不都合を極力防止できる。
一方、電気配線中継用基板が基板が露出した状態で設け
られている関係上、静電気に起因したノイズの悪影響を
その電気配線中継用基板が受けやすい状態となってい
る。しかし、玉貯留タンク内の貯留玉が遊技盤の裏面側
から見て遊技装置よりも右側に導かれ、その遊技装置の
右側を流下するように構成されているために、遊技盤裏
面側から見て前記遊技装置よりも右側位置において、玉
の流下に伴う静電気に起因したノズルが発生しやすい状
態となっているが、前記電気配線中継用基板が遊技盤裏
面側から見て前記遊技装置よりも左側位置に設けられて
いるために、玉の流下に伴う静電気に起因したノイズの
悪影響が前記電気配線中継用基板に及ぶことを極力防止
することができ、ノイズの悪影響による電気配線中継用
基板が誤動作する不都合を極力防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、パチンコ遊技機に適用されるこの考案の一実
施例に係る可変入賞球装置10の斜視図である。 第2図は、可変入賞球装置10の正面図で、玉受摺動部材
20a,20bが閉じた状態と、その状態におけるパチンコ玉
Pの流れを示す図である。 第3図は、玉受摺動部材20a,20bが開成状態の可変入賞
球装置10の正面図であり、その状態におけるパチンコ玉
Pの流れを説明するための図である。 第4図は、遊技盤36に取付けられた状態における可変入
賞球装置10の縦断面図である。 第5図は、可変入賞球装置10の横断面図である。 第6図および第7図は、入賞玉振分突起40の作用を説明
するための図である。 第8A図は、玉受摺動部材20の駆動リンク機構を説明する
ための分解斜視図である。 第8B図は、玉受摺動部材の他の実施例の駆動リンク機構
の分解斜視図である。 第8C図は、玉受摺動部材のさらに他の実施例の駆動リン
ク機構の分解斜視図である。 第9図は、玉受摺動部材20a,20bの駆動リンク機構の他
の実施例を示す図である。 第10図は、玉受摺動部材20a,20bの駆動リンク機構のさ
らに他の実施例を示す図である。 第11図は、入賞玉振分突起40の駆動リンク機構を説明す
るための図で、可変入賞球装置10の一部切欠斜視図であ
る。 第12図は、前面飾り板22に備えられた入賞個数表示用LE
D31および継続回数表示用LED33の取付構造を説明するた
めの分解斜視図である。 第13図は、可変入賞球装置10が遊技盤36に取付けられた
状態における裏面側から見た図である。 第14図は、可変入賞球装置10の全体の分解斜視図であ
る。 第15図は、可変入賞球装置10が取付けられたパチンコ遊
技機166の一例を示す正面図である。 第16図は、パチンコ遊技機166の背面図である。 第17図は、可変入賞球装置の制御回路の一例を示すブロ
ック図である。 図において、10は可変入賞球装置、12は取付基板、14は
裏カバー板、16,18は玉誘導樋、20a,20bは玉受摺動部
材、22,24は前面飾り板、132は連結部材の一例のコネク
タ、140は電気配線中継用基板の一例の配線中継基板、1
46は中継線の一例の接続配線、72a,72bはソレノイド、3
4は第1の玉受棚、36は遊技盤、38は第2の玉受棚、40
は入賞玉振分突起、44は特定入賞領域、46a,46bは通常
入賞領域、54a,54bは連結部材、56a,56bは係合ピン、58
a,58bは第1作動リンク部材、60a,60bは回動支軸、64a,
64bは第2作動リンク部材、66a,66bは係合ピン、68a,68
bは作動部材を示す。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤のほぼ中央に設けられた遊技装置
    と、前記遊技盤に設けられ前記遊技装置の作動に関連す
    る電気部品と、該電気部品を制御するための制御回路
    と、弾球遊技機の上方部分に設けられ遊技者に排出する
    ための遊技玉が貯留されている玉貯留タンクとを含む弾
    球遊技機であって、 前記遊技盤の裏面側でかつ遊技盤裏面側から見て前記遊
    技装置よりも左側の位置に設けられ、前記電気部品と前
    記制御回路とを中継するための電気配線中継用基板と、 一端が前記電気配線中継用基板に接続され、該電気配線
    中継用基板と前記電気部品とを電気的に接続する接続配
    線とを含み、 前記電気配線中継用基板は、前記接続配線を着脱自在に
    接続するための連結部材を複数有するとともに、前記制
    御回路と中継線で電気的に接続されており、かつ、基板
    が露出した状態で設けられ、 前記弾球遊技機は、前記玉貯留タンク内の貯留玉を前記
    遊技盤裏面側から見て前記遊技装置よりも右側に導き、
    前記遊技装置の右側を流下させるようにしたことを特徴
    とする、弾球遊技機。
  2. 【請求項2】前記電気部品は、前記遊技装置に組込まれ
    ている部品であることを特徴とする、実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】前記遊技装置は、遊技者にとって有利とな
    る第1の状態と遊技者にとって不利となる第2の状態と
    に変化可能な可変入賞球装置であることを特徴とする、
    実用新案登録請求の範囲第1項または第2項記載の弾球
    遊技機。
  4. 【請求項4】前記電気部品は、前記可変入賞球装置の第
    1の状態に関する遊技関連情報を表示する表示手段であ
    ることを特徴とする、実用新案登録請求の範囲第3項記
    載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】前記表示手段は、前記第1の状態における
    可変入賞球装置への入賞玉数を表示する表示手段を含む
    ことを特徴とする、実用新案登録請求の範囲第4項記載
    の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】前記表示手段は、前記可変入賞球装置が前
    記第2の状態になった回数を表示する表示手段を含むこ
    とを特徴とする、実用新案登録請求の範囲第4項記載の
    弾球遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59105476A (ja) * 1982-12-08 1984-06-18 株式会社 三洋物産 パチンコ機
JPS6048767A (ja) * 1983-08-29 1985-03-16 中島 健吉 パチンコ機
JPS60180480U (ja) * 1984-05-09 1985-11-30 株式会社 ソフイア パチンコ機

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