JPH07241154A - 自走式防除機のノズル揺動機構 - Google Patents

自走式防除機のノズル揺動機構

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JPH07241154A
JPH07241154A JP3462094A JP3462094A JPH07241154A JP H07241154 A JPH07241154 A JP H07241154A JP 3462094 A JP3462094 A JP 3462094A JP 3462094 A JP3462094 A JP 3462094A JP H07241154 A JPH07241154 A JP H07241154A
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JP
Japan
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nozzle
self
frame
nozzles
cam
Prior art date
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Pending
Application number
JP3462094A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiaki Kadota
千昭 門田
Mamoru Iwamoto
守 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 果樹等の防除を行うときに、薬剤の付着性能
を高めることができ、薬剤の必要以上の飛散を防ぎ確実
に果樹へ散布することができる自走式防除機を実現す
る。 【構成】 自走式防除機の機体上に左右方向に回動する
回動フレーム5を設け、該回動フレーム5に複数個のノ
ズル1・1・・・を1組としたものを数組揺動可能に設
けて扇状に配置し、該ノズル1・1・・・より中心側へ
突出するリンク4を設けると共に、前記回動フレーム5
に揺動カム3を往復回転可能に設け、該揺動カム3に波
状の溝3bを設けて該溝3b内に前記リンク4を挿入
し、前記回動フレーム5と揺動カム3をリンク機構を介
してモーターMと連結し、該回動フレームと揺動カムの
回動によりノズルを前後及び左右に揺動すべく構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行車両に搭載して果
樹の防除作業を行う自走式防除機のノズルの揺動機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、果樹等の防除作業を走行しながら
行う場合には、スピードスプレヤー等の自走式の防除機
やトラクター等で牽引するブームスプレヤーや走行車両
に搭載する自走式防除機にて行うことが公知となってお
り、これら自走式防除機は、薬剤タンク内の薬剤をポン
プにて吸入、加圧し、ノズルから作物に噴霧し、又はさ
らに送風機にて吹き上げて果樹の下方より散布するよう
に構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
において、ノズルから噴霧した薬剤を送風機の風力にて
吹き上げる構成では、ファンとその駆動装置が必要で、
拡散範囲が広くなり作業者にまで薬剤がかかり、不必要
に散布しがちとなっていたのである。また、ブームスプ
レヤーでは薬剤の噴霧方向が一定であるために果樹の葉
の一方向の裏面しか薬剤が付着せず、散布ムラとなる部
分が生じていた。そこで本発明は、送風機を用いずに、
薬剤の付着性能を高めることができ、薬剤の必要以上の
飛散を防ぎ確実に果樹へ散布することができる自走式防
除機を構成することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、本発明は自走式防除機の機体
上に左右方向に回動する回動フレームを設け、該回動フ
レームに複数個のノズルを1組としたものを数組揺動可
能に設けて扇状に配置し、該ノズルより中心側へ突出す
るリンクを設けると共に、前記回動フレームに揺動カム
を往復回転可能に設け、該揺動カムに波状の溝を設けて
該溝内に前記リンクを挿入し、前記回動フレームと揺動
カムをリンク機構を介して駆動源と連結し、該回動フレ
ームと揺動カムの回動によりノズルを前後及び左右に揺
動すべく構成したものである。
【0005】
【作用】次に、作用を説明すると、果樹の防除作業を行
う場合、駆動源であるモーターMを駆動して回転板10
を回転すると、クランクアーム7のクランク運動によ
り、左右回動ステー6が回動軸6bを中心に回動して回
動フレーム5も左右に揺動し、ノズル1・1・・・も左
右に揺動する。また、クランクアーム7のクランク運動
により連結リンク8が上下動して連結板9が上下回動
し、該連結板9の回動により揺動カム3が左右に揺動
し、この揺動カム3上に形成した波状の溝3b内に挿入
されたノズルリンク4は、揺動カム3の左右揺動に対し
て溝3bにガイドされて摺動し、ノズル中途部1aを支
点として該ノズル1・1・・・が前後に揺動し、前記回
動フレーム5の左右回動と揺動カム3の溝3bによる前
後回動により、ノズル1・1・・・は円または楕円状に
回動するようになる。
【0006】
【実施例】次に、実施例を説明する。図1は、本発明の
自走式防除機のノズル揺動機構の実施例を示す略図、図
2は、揺動カムの外周部に穿設された溝の形状を示す展
開平面図、図3は自走式防除機の全体側面図である。自
走式防除機は、図3に示すように走行部A上に噴霧作業
機Bを搭載してなるものである。まず、走行部Aはクロ
ーラ式走行装置12・12を採用し、車高を低く、重心
が低くなるようにして傾斜地走行を有利とし、薬剤タン
クの容量も大きくできるようにしている。該クローラ式
走行装置12はトラックフレーム12eの前端に遊転輪
12a、後端に駆動輪12b、中央下部に遊転ローラー
12c・12c・・・を配置し、この遊転輪12a、駆
動輪12b、遊転ローラー12c・12c・・・間に軌
道帯12dを巻回し、前記駆動輪12bは、図示しない
ミッションケースより突出した車軸に軸支されている。
【0007】前記クローラ走行装置12・12のトラッ
クフレーム12e上には支持板13a・13aを介して
シャーシ13が配設され、該シャーシ13の前部からは
前部フレーム14が前方に延出され、該前部フレーム1
4はクローラ式走行装置12前端より下方に曲げてから
水平方向前方へ延設し、この水平部分にステップ14a
を設け、前部フレーム14後部中央上には座席15を配
設している。そして、ステップ14a前端中央部には操
作コラム16を立設し、該操作コラム16上部には操向
操作レバー16aが突設されている。
【0008】次に、噴霧作業機Bについて説明する。噴
霧作業機Bは前記シャーシ13上に前方から薬剤タンク
18、エンジンE、図示しない動力噴霧機、ノズル1と
順に配設されて、該薬剤タンク18を座席15の後方に
配置してタンク容量を大きくしており、該座席15上部
の薬剤タンク18から前方にキャノピー17を突出し
て、日除け及び散布された薬剤がかからないようにして
いる。
【0009】そして、薬剤タンク18の後部には前記エ
ンジンEと前記動力噴霧機が左右方向に載置され、カバ
ー20によって前部の薬剤タンク18の延長形状に合わ
せて覆われ、ノズル1の基部もカバー21によって同様
に覆われてそれぞれ独立して開放可能としている。ま
た、前記エンジンEは前記ミッションケースを介して駆
動輪12bを駆動してクローラ式走行装置12を駆動す
ると同時に、動力噴霧機をも駆動し、該動力噴霧機によ
って前記薬剤タンク18から薬剤を吸引して、噴霧部N
のノズル1・1・・・より噴霧するよう構成している。
前記座席15左側には噴霧操作パネル19が配設され
て、噴霧の開始・停止や吐出量等を張設できるようにし
ている。
【0010】次に、本発明の自走式防除機のノズル揺動
機構について説明する。図1において、複数のノズル1
・1・・・は、正面視扇状に配設され、それぞれノズル
セット台2・2・・・の上面に立設されており、かつ、
そのノズル中途部1aが、扇状に構成した回動フレーム
5端部に枢支され、この枢支部は球形ジョイント等で構
成されて前後左右に回動可能とされている。該ノズルセ
ット台2・2・2はそれぞれにノズル1・1・1を3ノ
ズル一組として立設して噴霧部Nを構成し、この噴霧部
Nを中噴霧部N1、左噴霧部N2及び右噴霧部N3と配
置して前記ノズル1・1・・・が前記回動フレーム5の
上方位置で扇状となるように配設されている。なお、本
実施例において、3つのノズル1・1・1を一組として
中噴霧部N1、左噴霧部N2及び右噴霧部N3の三組配
設しているが、ノズル1及び噴霧部Nの配設数は特に限
定するものではない。
【0011】前記ノズル1・1・・・の前後揺動機構に
ついて説明すると、前記ノズルセット台2の下面中央に
は、ノズルリンク4が垂設されて扇形の中心方向へ突出
され、該ノズルリンク4の下端部4aは揺動カム3の溝
3b内に挿入している。該揺動カム3は正面視略扇形に
構成されて、円弧部の外周面3aに図2に示す如く、波
状(正弦曲線状)に溝3bが穿設され、該溝3bとノズ
ルリンク4の接触部は摩擦抵抗が小さくなるように滑ら
かに構成されている。前記揺動カム3は円弧中心(下
部)には連結軸9aが固設され、該連結軸9aには連結
板9が固設されるとともに、前記回動フレーム5に枢支
されている。そして、前記連結板9の他端には連結リン
ク8の上端部8bが枢結され、該連結リンク8の下端部
8aは、クランクアーム7の中途部に枢結されている。
【0012】前記回動フレーム5は半円または扇形に構
成して、円周部には前記ノズル1・1・・・の中途部1
a・1a・1a・・・を枢支し、その円の下中央部に
は、左右回動ステー6の上部が固設され、該左右回動ス
テー6の中途部には前後方向に回動軸6bが軸架され
て、左右回動ステー6が回転自在とし、該左右回動ステ
ー6の下方先端部には、枢支軸6aを設けてクランクア
ーム7の一端に枢支され、該クランクアーム7の他端部
には枢支軸11を設けて回転板10の円周部に枢支し、
該回転板10はその中心をモーターMの駆動軸Maに固
設されている。
【0013】このような構成において、モーターMを駆
動して回転板10を回転させると、クランクアーム7が
クランク運動し、該クランクアーム7が左右揺動するこ
とにより、左右回動ステー6が回動軸6bを支点として
回動して、同時に回動フレーム5も左右に回動し、該回
動フレーム5に中途部1aを把持された、噴霧部Nのノ
ズル1・1・・・も左右に回動する。
【0014】そして、前記クランクアーム7のクランク
運動によって連結リンク8が上下動し、該連結リンク8
の上端部8bに枢結されている連結板9が連結軸9aを
支点として上下回動し、該連結軸9aに固設された揺動
カム3が左右に回動し、前記ノズルリンク4の下端部4
aが波状の前記溝3b内を摺動し、その結果、前記ノズ
ル中途部1aを支点として噴霧部Nのノズル1・1・・
・が前後に回動する。
【0015】この噴霧部Nのノズル1・1・・・の前後
回動と前記回動フレーム5の左右回動が同時に行われる
ことによって、ノズル1・1・・・は円運動または楕円
運動して揺動されるようになり、噴霧作業時においては
前記走行部Aの前進走行も加わり、動力噴霧機により薬
剤液タンク18からの薬液が、ノズル1・1・・・から
螺旋状に噴霧されて、果樹の下からムラなく防除作業を
行うことができるのである。ただし、前記左右回動ステ
ー6、クランクアーム7、連結リンク8、連結板9の長
さや回動軸6b、下端部8a、枢支軸11の位置、溝3
bの形状を変更することによって回動量が変化されて、
ノズル1の円または楕円の半径または偏心量も変化され
る。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、扇状に配設したノ
ズル1・1・・・を前後左右に揺動して薬剤を果樹へ散
布することにより、薬剤を送風機の風力にて吹き上げて
付着性能を高める必要がなくなるので、薬剤が必要以上
に飛散しなくなり、一方向だけでなく前後左右方向にも
噴霧されて果樹の葉の裏面だけでなく表面にも付着する
ようになり、散布効率を向上することができ、また、送
風機を必要としないので、低馬力のエンジンを用いるこ
とができ、低燃費となり、コストの低減を図ることがで
きるとともに、低騒音化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自走式防除機のノズル揺動方式を示す
略図である。
【図2】揺動カムの外周部に穿設された溝の形状を示す
展開平面図である。
【図3】自走式防除機の側面図である。
【符号の説明】
B 噴霧作業機 M モーター N 噴霧部 1 ノズル 2 ノズルセット台 3 揺動カム 3b 溝 4 ノズルリンク 5 回動フレーム 5a 回動軸 6 左右回動ステー 7 クランクアーム 8 連結リンク 9 連結板 9a 連結軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走式防除機の機体上に左右方向に回動
    する回動フレームを設け、該回動フレームに複数個のノ
    ズルを1組としたものを数組揺動可能に設けて扇状に配
    置し、該ノズルより中心側へ突出するリンクを設けると
    共に、前記回動フレームに揺動カムを往復回転可能に設
    け、該揺動カムに波状の溝を設けて該溝内に前記リンク
    を挿入し、前記回動フレームと揺動カムをリンク機構を
    介して駆動源と連結し、該回動フレームと揺動カムの回
    動によりノズルを前後及び左右に揺動すべく構成したこ
    とを特徴とする自走式防除機のノズル揺動機構。
JP3462094A 1994-03-04 1994-03-04 自走式防除機のノズル揺動機構 Pending JPH07241154A (ja)

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JP3462094A JPH07241154A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 自走式防除機のノズル揺動機構

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JP (1) JPH07241154A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100305658B1 (ko) * 1996-11-26 2001-11-30 이시다 아키라 에칭장치
CN104026113A (zh) * 2014-06-09 2014-09-10 张波 一种自动向空间喷杀虫剂装置
CN112871580A (zh) * 2021-01-19 2021-06-01 浙江睿自科技有限公司 基于毫米波成像的电力缆线绝缘层涂覆机器人
CN114470716A (zh) * 2022-03-28 2022-05-13 枣庄学院 一种可调节角度的智能羽毛球发球装置

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