JPH07240697A - 周波数シンセサイザ回路 - Google Patents

周波数シンセサイザ回路

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JPH07240697A
JPH07240697A JP6030701A JP3070194A JPH07240697A JP H07240697 A JPH07240697 A JP H07240697A JP 6030701 A JP6030701 A JP 6030701A JP 3070194 A JP3070194 A JP 3070194A JP H07240697 A JPH07240697 A JP H07240697A
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Naoki Matsuo
直紀 松尾
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 回路規模の増大を招くことなく、ディジタル
移動体通信装置等の送受信性能の安定化を図る。 【構成】 時分割多重通信を行うディジタル移動体通信
装置等の送受信回路に使用される周波数シンセサイザ回
路であって、各通信スロットで必要となる所定の周波数
信号を発振する電圧制御発振手段4と、各通信スロット
に応じて所定の周波数信号を発振させ、送受信回路への
供給を制御する第1の制御手段6と、所定の周波数信号
を所定の分周比で得た分周信号の位相と、周波数遷移の
基準となる基準周波数信号の位相とを比較して、その位
相差に応じて発生する誤差信号発生手段2と、時定数回
路を備え、誤差信号に応じ、且つ時定数回路の時定数で
もってチューニング電圧を発生し、電圧制御発振手段に
供給するチューニング電圧発生供給手段3と、時定数回
路の時定数を、使用する各通信スロットに応じて切り替
える制御を行う第2の制御手段6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル方式の移動
体通信装置等において使用される周波数シンセサイザ回
路の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PLL周波数シンセサイザ(Phase lock
ed loop frequency synthesizer )は、自励発振器出力
を1つの安定な基準発振器出力で位相ロックし、分周比
を変化させることにより多数の発振周波数を得る高安定
度の発振器であって、送受信機によく使用されている。
【0003】その基本となるPLL回路は、内部に位相
比較器(PC;phase comparator)と、低域通過フィル
タ(LPF;low-pass loop filter)と、電圧制御発振
器(VCO;voltage controlled oscillator )を有す
る正帰還系を構成している。PCは、入力信号の周波数
及び位相と、VCOから比較分周器を通過した信号の発
振周波数及び位相とを比較し、その誤差に比例した平均
直流電圧(誤差信号)を発生する。この誤差信号は、L
PFを通り、制御電圧としてVCOに加えられる。LP
Fは、PCの出力に含まれる高周波成分や雑音を除去す
る。VCOは、制御電圧の変化により発振周波数を変化
させる。このようにして、PCの入力信号と比較分周器
の出力信号の周波数及び位相が一致するように制御さ
れ、安定したVCO信号が得られる。
【0004】次に、上記PLL周波数シンセサイザが使
用されるディジタル携帯電話システムに代表されるTD
MA(Time Division Multiple Access;時分割多元接
続)通信方式における移動局の送受信タイミングについ
て説明する。図9は、ディジタル携帯電話システムで使
用されるタイミングフォーマットを示す模式図である。
TDMA通信方式では、時間軸上の所定時間長(フレー
ム)を単位として、信号の送受信が行われるようになっ
ている。図で示すように、時間単位としては時間軸t上
に、720msec(1フレーム40msec×18)
のスーパーフレームが使用されるようになっている。ま
た、1フレームについては、基地局側では、6.6ms
ecのスロットが6個(ST♯0〜ST♯2と、これに
続くST♯0〜ST♯2の各スロット)から構成されて
おり、移動局側ではこの場合、スロットST♯0に同期
して、送信期間(Tx期間)と、アンテナ切替ダイバー
シチ制御用レベル測定期間(LM期間)と、受信期間
(Rx期間)と、アイドル期間(I期間)が、順に夫々
割り当てられている。なお、スロットST♯1及びスロ
ットST♯2については、別の移動局との同期がとられ
ている。
【0005】ここで、I期間については、他基地局の状
態把握のためなどのキャリアセンス(搬送波を受信する
ことにより自局が発信しようとする周波数、チャネルが
空いているか否かを検知する動作)等を行っている場合
が多い。また、Tx期間、LM期間、Rx期間に夫々使
用されるキャリアの周波数については違う値が採用され
ている。更に、LM期間に行われるダイバーシチ制御に
ついては、フェージング対策の一つとなっており、受信
アンテナを複数個設置して、フェージング(送信波が複
数の伝搬経路を経て受信される場合に、伝搬条件の変化
により、受信信号のレベルが変動する現象のことであ
る)によって受信状態が悪化した場合に、条件の良い最
適な受信アンテナを選択するように制御される。例えば
ディジタル携帯電話装置では、通常、2つの受信アンテ
ナを所定間隔に配置して、サブフレームの時間である2
0msec毎に該2つのアンテナを切り替え、受信電波
の電界強度が高い方のアンテナを受信アンテナとして選
択するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記PLL
周波数シンセサイザでは、その高速応答性(即ち、所定
時間内に、所定の周波数に周波数シンセサイザを位相ロ
ックすること)を実現しようとする場合、VCOのゲイ
ンを高めて全体のPLLループゲインを高く設計する必
要がある。しかし、PLLループゲインを高くした場合
には、逆にキャリア対ノイズ比(以下、C/N比とす
る)を悪化させ、送信或いは受信信号の質を低下させて
しまう。即ち、信号対ノイズ比であるS/N比をC/N
比以上に確保することができなくなってしまう。その結
果、受信感度や発信周波数の安定度等送受信機の具備す
べき所定の性能を満足できなくなるという問題を発生す
る。
【0007】このため、先述したTx期間、Rx期間、
I期間の夫々に対し、局部発振回路として使用するPL
L周波数シンセサイザを共用させる従来の方法では、夫
々の期間に必要な固有の応答性とC/N比を満足させる
ことができず、妥協的な条件設定がなされている。ま
た、受信用キャリアとキャリアセンス用キャリアについ
て言えば、前者は高C/N比が要求されるのに対して後
者は高速応答性能が要求されるため、やはり、1つのP
LL周波数シンセサイザをRx期間とI期間に共用化さ
せることには問題がある。なお、LM期間については、
短く、特にC/N比を考慮する必要はない。
【0008】そこで、Tx期間、Rx期間、I期間の夫
々の期間において所定の性能を得ようとするには、夫々
の期間に対して1個ずつの周波数シンセサイザを設けた
回路構成が必要となる。図10は、従来のディジタル携
帯電話装置の送受信回路に、3個のPLL周波数シンセ
サイザを使用した例を示す回路図である。アンテナを通
じて受信した信号は、受信アンプ→受信ミキサ→受信I
F回路を経て受信IF信号(但し、IFは中間周波数の
こと)として取り込まれる。また、送信IF信号は、送
信IF回路→送信ミキサ→送信アンプを経て、アンテナ
から送出される。また3つのPLL周波数シンセサイザ
A,B,Cは、図中、一点鎖線で囲む内部の回路構成を
とり、電圧制御発振器VCOと、比較分周器と、位相比
較器と、低域通過フィルタLPFとからなるPLLルー
プ回路を形成している。なお、その詳細な回路動作につ
いては後述する。
【0009】図で示すように、この例では、受信ミキサ
(周波数変換回路となる)に対して、2つのPLL周波
数シンセサイザAとBが、スイッチSWにより切り換え
られて所定の局部発振周波数を供給するようになってお
り、また、送信ミキサ(周波数変調回路となる)に対し
ては、PLL周波数シンセサイザCが、所定の局部発振
周波数を供給するようになっている。また、各PLL周
波数シンセサイザA,B,Cに対しては、1つの基準発
振器から基準となる周波数信号が、夫々に入力されるよ
うになっている。
【0010】このような回路構成では、Rx期間とI期
間については、周波数シンセサイザAとBが個々に動作
し、Tx期間については、周波数シンセサイザCが動作
するので、夫々の期間において所定の性能を満足させる
ことが可能である。しかしながら、このような回路構成
をとることは、明らかに回路規模の増大を招くことにな
るため、小型の携帯電話装置にとって、けっして採用で
きる技術であるとは言えない。
【0011】本発明は、かかる現状に鑑みて成されたも
のであり、回路規模の増大を招くことなく、ディジタル
移動体通信装置等において、その送受信性能の安定化を
図ることが可能な周波数シンセサイザ回路を提供するこ
とを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本請求項1にかかる発明は、時分割されたN個の通
信スロットを使用して時分割多重通信を行うディジタル
移動体通信装置等の送受信回路に使用される周波数シン
セサイザ回路であって、供給されたチューニング電圧に
よって制御され、各通信スロットで必要となる所定の周
波数信号を発振する電圧制御発振手段と、前記電圧制御
発振手段に対し、使用する各通信スロットに応じて所定
の周波数信号を発振させ、該所定の周波数信号を、使用
する各通信スロットに応じて送受信回路へ供給する制御
を行う第1の制御手段と、前記電圧制御発振手段の発振
する所定の周波数信号を所定の分周比で分周して得た分
周信号の位相と、周波数遷移の基準となる基準周波数信
号の位相とを比較して、その位相差に応じた誤差信号を
発生する誤差信号発生手段と、時定数回路を備え、前記
誤差信号を受信して、該誤差信号に応じ、且つ該時定数
回路の時定数でもってチューニング電圧を発生し、該チ
ューニング電圧を前記電圧制御発振手段に供給するチュ
ーニング電圧発生供給手段と、前記時定数回路の時定数
を、使用する各通信スロットに応じて切り替える制御を
行う第2の制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0013】また、本請求項2にかかる発明は、前記第
2の制御手段は、通信スロットの中の送信スロット及び
受信スロットについては前記時定数回路の時定数が、各
スロットが要求する値になるように、また、通信スロッ
トの中のアイドルスロットについては時定数が、送受信
の各スロットが要求する値よりも小さくなるように時定
数の切り替えを制御することを特徴としている。
【0014】また、本請求項3にかかる発明は、前記第
2の制御手段は、更に、通信スロットの中の受信スロッ
ト及び送信スロットに入る迄の周波数遷移に必要な所定
の期間については、前記時定数回路の時定数が必要な値
となるように制御することを特徴としている。また、本
請求項4にかかる発明は、前記第2の制御手段は、更
に、前記時定数回路の時定数を通信スロットに応じて切
り替えるための切替指示信号を作成する切替指示信号作
成手段を備えていることを特徴としている。
【0015】また、本請求項5にかかる発明は、前記切
替指示信号作成手段は、使用する各通信スロット期間に
対してアクティブとなるゲート信号を元に論理演算し
て、切替指示信号を作成することを特徴としている。
【0016】
【作用】上記本請求項1にかかる発明の構成によれば、
本周波数シンセサイザ回路は、時分割されたN個の通信
スロットを使用して時分割多重通信を行うディジタル移
動体通信装置等の送受信回路に対し、周波数変換のため
の局部発振周波数信号を供給するために使用される。ま
た、本PLL周波数シンセサイザ回路の基本となるPL
Lループ回路については、大略従来と同様に回路構成さ
れている。
【0017】送受信回路に対しては、電圧制御発振手段
によって、各通信スロットで必要となる所定の周波数信
号が発振され、局部発信周波数信号として供給される。
ここで、電圧制御発振手段は、供給されるチューニング
電圧によって制御され、更に、第1の制御手段によっ
て、使用する各通信スロットに応じて、その発振と送受
信回路への信号供給が制御される。
【0018】また、誤差信号発生手段によって、電圧制
御発振手段が発振した所定の周波数信号を所定の分周比
で分周した分周信号の位相と、周波数遷移の基準となる
基準周波数信号の位相とが比較され、その誤差信号が発
生される。更に、時定数回路を備えたチューニング電圧
発生供給手段では、かかる誤差信号を受信して、その誤
差信号に応じて、且つ時定数回路の時定数でもってチュ
ーニング電圧が発生され、電圧制御発振手段に供給され
る。
【0019】この場合、第2の制御手段によって、時定
数回路の時定数が、使用する各通信スロットに応じて次
のように切り替えられる。即ち、送信スロットと受信ス
ロットについては、時定数回路の時定数が、各スロット
が要求する値になるように、またアイドルスロットにつ
いては時定数が、送受信の各スロットが要求する値より
も小さくなるように切り替えられる。
【0020】また、第2の制御手段は、受信スロット及
び送信スロットに入る迄の周波数遷移に必要な所定の期
間について、時定数回路の時定数が必要な値(即ち、周
波数遷移により、安定した周波数信号が得られるように
なる迄の必要な時間を与えるために必要となる時定数の
値)となるように制御することもできる。また、第2の
制御手段は、時定数回路の時定数を通信スロットに応じ
て切り替えるために、切替指示信号の作成手段を備える
ように構成することもできる。この場合には、切替信号
作成手段によって、使用する各通信スロット期間に対し
てアクティブとなるゲート信号を元にして論理演算が行
われ、切替指示信号が作成される。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って具体
的に説明する。図1は、本発明にかかる周波数シンセサ
イザ回路の構成を示す回路図である。この周波数シンセ
サイザ回路は、基準発振器1と、位相比較器2と、時定
数切替機能付低域通過フィルタ3と、電圧制御発振器4
と、比較分周器5と、時定数切替制御信号発生回路6と
から構成されている。ここで、従来どおり、2〜5の各
回路ブロックによりPLL回路が形成されており、位相
比較器2に対しては、基準発振器1から基準となる発振
周波数の信号が入力されるようになっている。
【0022】次に、上記回路構成について、その回路動
作を説明する。基準発振器1からは通信チャネル間隔に
対応する基準周波数の信号Vi (t)が出力され、位相
比較器2の入力端子aに入力される。位相比較器2で
は、そのもう一つの入力端子hに比較分周器5からの入
力信号Vd (t)と前記入力信号Vi (t)との位相が
比較され、その位相差に比例した信号VP (t)が誤差
信号として出力され、時定数切替機能付低域通過フィル
タ3の入力端子bに入力される。
【0023】時定数切替機能付低域通過フィルタ3で
は、入力された信号VP (t)の、ある周波数より高い
周波数成分(雑音成分を含む)の通過が阻止され、それ
より低い周波成分のみを通過させて、出力端子cより信
号Vl (t)が出力され、電圧制御発振器4の入力端子
eに入力される。そして、この信号Vl (t)は、電圧
制御発振器4のチューニング電圧となる。
【0024】電圧制御発振器4は、入力電圧が上昇する
と出力電圧の周波数が上昇する電圧/周波数コンバータ
であり、前記チューニング電圧に応じた周波数の信号V
v (t)が出力され、この周波数シンセサイザ回路のO
UT端子を介して、図示しない受信ミキサー或いは送信
ミキサーに安定な局部発振周波数信号が供給される。ま
た、分岐端子fを介して、同信号Vv (t)が取り出さ
れ、比較分周器5の入力端子gに供給される。
【0025】比較分周器5では、次の数1式によって与
えられる分周比Nでもって信号Vv(t)が分周され、
位相比較器2の入力端子hに信号Vd (t)が入力され
る。〔数1〕 N=(通信チャネル周波数)/(基準信
号周波数)以上の回路動作の結果、Vd (t)の位相が
i (t)の位相より遅れている場合には、VP (t)
は正のパルスとなってVl (t)が上昇し、それに従
い、Vv (t)の周波数が高くなって、その位相は進
む。逆に、Vd (t)の位相がVi (t)の位相より進
んでいる場合には、VP (t)は負のパルスとなってV
l (t)が低下し、それに従い、Vv (t)の周波数が
下がって、その位相は遅れる。このようにして、この周
波数シンセサイザ回路では、Vv (t)の位相がV
i (t)の位相に一致するように制御が行われる。
【0026】一方、時定数切替機能付低域通過フィルタ
3は、その回路(図2を参照のこと)の時定数が切替え
られるようになっており、その切替えについては、時定
数切替制御信号発生回路6からの時定数切替制御信号を
入力端子dに入力して行われるようになっている。ま
た、時定数切替制御信号発生回路6に対しては、その入
力端子Sに、この周波数シンセサイザ回路の入力端子I
Nを介してスロット同期信号が入力されるようになって
いる。なお、時定数切替制御信号発生回路6に入力され
るスロット同期信号と、そこから出力される時定数切替
制御信号については、後述する。
【0027】図2は、図1に示す時定数切替機能付低域
通過フィルタ3の構成を示す回路図である。このフィル
タには、位相比較器2からの信号の入力端子bと、電圧
制御発振器4への信号の出力端子cと、時定数切替制御
信号発生回路6からの信号入力端子dの3つの外部接続
端子が設けられている。次に、このフィルタの回路構成
について説明する。このフィルタ回路は、基本的には抵
抗RとコンデンサCを直並列に接続した一般的な低域通
過フィルタの回路構成をとっている。即ち、不要な高周
波成分は、コンデンサCによって除去され、必要な周波
数成分のみが、通過される。
【0028】また、このフィルタ回路は積分回路を構成
しており、位相比較器2から入力されたパルス信号VP
(t)は、積分波形の信号Vl (t)となって出力され
る。この場合、このフィルタ回路の時定数τの値の如何
により、出力波形(即ち、電圧レベル変化を示す波形)
は変化する。具体的には、時定数τが入力されたパルス
信号VP (t)のパルスの幅よりも小さい場合には出力
波形の立ち上がりが急となるが、反対に時定数τがパル
スの幅よりも大きい場合には出力波形の立ち上がりは緩
やかになる。ここで、出力される信号Vl (t)の波形
変化は、とりもなおさず電圧制御発振器4を制御するた
めのチューニング電圧の変化となっており、その結果、
電圧制御発振器4の応答性が制御できる。
【0029】そこで、本時定数切替機能付低域通過フィ
ルタ3では、回路の時定数を変化させることにより電圧
制御発振器4の応答性を制御すべく、次なる回路構成を
とるものとした。即ち、ここでは、外部接続端子である
b−c間に抵抗Rが挿入され、更に、該抵抗Rの出力端
部Pより、並列に接続される抵抗R1 及びR2 と、コン
デンサCとが直列に接続され、該コンデンサCは接地さ
れる。また、並列に接続される抵抗R1 とR2 は、その
一方の接続部がスイッチSWを介して接続される。更
に、該スイッチSWは、もう一つの外部接続端子である
dと接続され、時定数切替制御信号発生回路6からの時
定数切替制御信号によってON−OFF動作するように
なっている。
【0030】次に、上記構成のフィルタ回路の動作につ
いて説明する。但し、ここでは、時定数切替制御信号発
生回路6の発生する時定数切替制御信号がアクティブの
ときにスイッチSWがONになるものとしており、該ス
イッチSWがONのときに抵抗R2 とR1 が並列接続さ
れるようになっている。いま、抵抗R1 とR2 が接続さ
れる前におけるフィルタ回路の時定数をτ1、接続され
た後の時定数をτ2とすれば、時定数τ1及びτ2は、
夫々、次の数2の式のようになる。
【0031】〔数2〕 τ1=R1 ・C→τ2=(R1
・R2 )・C/(R1 +R2 ) 但し、ここでは、抵抗値RについてはPLL回路の系全
体のループゲインを決めるものとしており、フィルタ回
路の時定数τに影響を与える値ではないものとしてい
る。このようにスイッチSWが切り替えられることによ
り、フィルタ回路の時定数τが変化して、時定数切替機
能付低域通過フィルタ3の出力信号Vl (t)、即ち、
電圧制御発振器4に入力されるチューニング電圧の波形
は変化する。そして、それに伴って、電圧制御発振器4
の応答時間が変化する。具体的には、時定数がτ1であ
るときは、時定数がτ2のときよりも電圧制御発振器4
の応答時間が遅くなり、周波数シンセサイザの応答時間
が制約されるようになる。
【0032】次に、本発明にかかる周波数シンセサイザ
回路をディジタル携帯電話システムに使用した場合に、
その応答時間がどのように制御されるかについて説明す
る。図3は、本発明にかかる周波数シンセサイザ回路
の、ディジタル携帯電話システムへの第1の応用例を示
す回路図である。ここでは、PLL周波数シンセサイザ
回路を2つ使用している。即ち、受信ミキサーに対して
は、本発明にかかる周波数シンセサイザ回路PLL1
(図中、破線で囲む内部の回路構成をとる)が接続さ
れ、送信ミキサーに対しては、従来の周波数シンセサイ
ザ回路PLL2(図中、一点鎖線で囲む内部の回路構成
をとる)が接続されている。そして、それらPLL1及
びPLL2における位相比較器2、2に対しては、基準
発振器1が接続されている。また、PLL1における時
定数切替制御信号発生回路6に対しては、スロット同期
信号であるTxゲート信号と、Rxゲート信号と、LM
ゲート信号の3つのゲート信号が、入力されるようにな
っている。なお、PLL1及びPLL2における時定数
切替機能付低域通過フィルタ3、3については図中、V
−LPFと表示している。
【0033】続いて、上記回路構成について、その回路
動作を説明する。ここでは、Tx期間においてはPLL
2を動作させ、Rx、I、LMの夫々の期間においては
PLL1を動作させるものとしている。なお、先述した
ように、送受信回路については、Tx期間では信号の送
信動作を、Rx期間では信号の受信動作を、LM期間で
はアンテナダイバーシチレベル検出動作を、そして、I
期間ではキャリアセンス動作を夫々行っている。
【0034】ところで、I期間については、敏速にキャ
リアセンスを行う必要があるため、PLL1は高速応答
性が要求される。また、Rx期間については、受信信号
の品質を良くするために、良好なC/N比が要求され
る。従って、これらの両要求性能を実現するためには、
I期間については、V−LPF3の時定数τを小さくす
る必要があり(以下、この状態を高速応答モードと呼
ぶ)、Rx(及びLM期間)については、該V−LPF
3の時定数τをI期間よりは大きくする必要がある(以
下、この状態を低速応答モードと呼ぶ)。
【0035】また、Tx期間については、送信変調周波
数を安定させるために、良好なC/N比が要求される。
従って、PLL2に対しては、そのV−LPF3を低速
モードで動作させる必要がある。次に、各通信スロット
に対して、PLL1及びPLL2を個々に動作させるた
めの制御について説明する。先ず、Rx及びLM期間並
びにI期間に対して、時定数切替制御信号発生回路6が
発生する時定数切替制御信号の作成について説明する。
具体的には、各通信スロット毎にPLL1の応答時間を
変化させるために必要なスロット同期信号を入力とす
る。このスロット同期信号は、Tx期間のみアクティブ
となるTxゲート信号と、Rx期間のみアクティブとな
るRxゲート信号と、LM期間のみアクティブとなるL
Mゲート信号の3つのゲート信号から構成されている。
【0036】図4は、かかるスロット同期信号の構成の
例を示すタイムチャートであるが、これらの3つのゲー
ト信号は、例えば、各スロット期間において、送受信回
路を動作させるために供給される電力切替のための制御
信号を元に作成することが可能である。そして、I期間
のみアクティブとなるIゲート信号が、かかるTxゲー
ト信号、Rxゲート信号、LMゲート信号を元に作成さ
れる。また、Tx期間に対しては、PLL2におけるV
−LPF3を低速モードで動作させるために、Rxゲー
ト信号を入力して、時定数の切り替え制御を行う。
【0037】図5は、図3に示す時定数切替制御信号発
生回路6の構成例を示す回路図である。この回路は、1
つの3入力NOR回路(NO)で構成されており、図4
に示したTxゲート信号、Rxゲート信号、LMゲート
信号の3つのゲート信号が入力され、論理和否定演算の
結果、図4に示すIゲート信号が出力されるようになっ
ている。そして、このIゲート信号が、時定数切替制御
信号となって、時定数切替機能付低域通過フィルタV−
LPF3へ入力される。
【0038】図6は、図3に示す回路構成のPLL1に
おけるV−LPF3から出力されるVCOチューニング
電圧の波形変化の例を示すタイムチャートである。図
中、V I はI期間においてV−LPF3が出力する所定
のチューニング電圧レベルであり、VRXはRx期間にお
いてV−LPF3が出力する所定のチューニング電圧レ
ベルとなっている。なお、図4に示した対応スロットと
Iゲート信号を併せて表示している。
【0039】図から明らかなように、Tx期間には入る
と、V−LPF3の出力電圧VOUTは、I期間の電圧レ
ベルVI より緩やかにRx期間の受信電圧レベルVRX
低下してゆき、続くLM期間とRx期間中、電圧レベル
RXに保たれる。更に、I期間には入ると、V−LPF
3はIゲート信号を受けて回路の時定数τを低下させる
ため、出力電圧VOUT は急激に立ち上がって、電圧レベ
ルVI を一時的に越える迄に達する(即ち、オーバシュ
ートする)が、す速く減衰して(即ち、リンギングし
て)、電圧レベルVI に達する。
【0040】上述したVCOの出力電圧VOUT の波形変
化は、Tx期間には入るとPLL1のループゲインが徐
々に低下して、LM期間及びRx期間では所定の低いル
ープゲインに保たれることを、そして、I期間にのみル
ープゲインが高くなることを示している。従って、V−
LPF3は、I期間のときだけ高速応答モードに切り替
わるようになり、その期間に要求される応答時間でもっ
て、PLL1を動作させる。また、I期間以外の期間に
ついては低速応答モードで動作させることになる。
【0041】図7は、本発明にかかる周波数シンセサイ
ザ回路の、ディジタル携帯電話システムへの第2の応用
例を示す回路図である。図3に示した応用例と同様に、
この回路構成では、受信ミキサー及び送信ミキサーの夫
々に対し、本発明にかかる周波数シンセサイザ回路であ
る受信回路用のPLL3と送信回路用のPLL4を個々
に接続している。
【0042】また、PLL3とPLL4における夫々の
V−PLF3、3については、マイコン60から制御信
号が供給されるようになっている。マイコン60では、
先述した時定数切替制御信号発生回路6と同様に、Rx
期間(及びLM期間)とTx期間についてはV−LPF
3の時定数τを高めるように、また、I期間については
時定数τを低下させるように制御する制御信号を発生し
ている。また、送受信回路の各動作期間を制御するため
の制御信号も発生している。
【0043】このような回路構成をとれば、送受信回路
が夫々動作する前の段階であって、PLL3とPLL4
が周波数遷移動作を行っている期間に対し、PLL3と
PLL4を高速応答モードで動作させることが可能とな
る。図8は、図7に示す回路構成におけるマイコン60
により制御されるPLL3のV−LPF3から出力され
るVCOチューニング電圧の波形変化例を示すタイムチ
ャートである。なお、図6に示した対応スロットとIゲ
ート信号を併せて表示している。
【0044】先述した第1の応用例では、Rx、LM、
I期間に使われる周波数シンセサイザ回路PLL1が、
I期間のみ高速応答モードとなるものとし、その他の期
間については、低速応答モードとして動作するものとし
ていたが、図7に示す第2の応用例では、Tx期間には
入っても、しばらくの間、受信回路用の周波数シンセサ
イザPLL3は、高速応答モードになるようにしてい
る。その理由は、次のとおりである。
【0045】即ち、Tx期間中は、受信回路用のPLL
3は回路動作には寄与してはおらず、その間に、次のR
x期間のための周波数遷移を行っている。従って、ディ
ジタル携帯電話システムのように、各スロット期間が短
いタイミングフォーマットを持つシステムにおいては、
受信期間に入った時にPLL3の応答が遅れるおそれが
ある。そして、そのような場合には、少々C/N比を犠
牲にしても高速応答性能の方を確保しなければいけない
ような事態も起こり得るのである。そこで、かかる不測
の事態を回避するために、マイコン60を使用して、次
のRx期間においては、必ず所定の周波数にロックして
安定するようにPLL3を動作させるために、PLL3
が高速応答モードで動作する期間を拡張するものとして
いる。
【0046】具体的には、図で示すように、図6と同様
に作成したIゲート信号のデューティ幅を、システムの
要求する応答時間に従って変化させ、Tx期間にその一
部を重畳させるものとしている。このようにすれば、P
LL3ではTxゲート信号期間とIゲート信号期間の重
畳する期間については高速応答モードで周波数遷移を行
わせることができるようになる。加えて、ある程度希望
ロック周波数に収束させてから低速応答モードに切り替
えるようにすることが可能となるため、比較的短時間に
PLL3の安定状態を形成することができるようにな
る。その結果、Rx期間に対しては、PLL3により、
安定且つ十分なC/N比をもった発振周波数信号が受信
回路に供給される。
【0047】なお、Tx期間についても、同様にして、
マイコン60により、Rx期間に入ると、PLL4のV
−LPF3が直ちに高速応答モードで動作するように制
御すれば、安定且つ十分なC/N比をもった発振周波数
信号が送信回路に供給される。
【0048】
【発明の効果】以上の本発明によれば、通信スロット別
に要求される各応答時間に従い、PLL周波数シンセサ
イザ回路における時定数回路の時定数を変化させて電圧
制御発振手段を制御できる。従って、通信スロット別に
PLL周波数シンセサイザ回路を設けることなく、送受
信回路に対して、安定且つ十分なC/N比をもった発振
周波数信号を供給することができるようになり、ディジ
タル移動通信装置等の送受信性能を大幅に向上させるこ
とが可能となる。
【0049】また、電圧制御発振手段を制御するため
に、チューニング電圧発生供給手段が発生するチューニ
ング電圧の動作時間を適宜調整することにより、ディジ
タル携帯電話のシステムのようなタイミングフォーマッ
トが短いスロット期間でもって使用される場合であって
も、素早く希望ロック周波数に収束させることができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる周波数シンセサイザ回路の構成
を示す回路図である。
【図2】図1に示す時定数切替機能付き低域通過フィル
タ3の構成を示す回路図である。
【図3】本発明にかかる周波数シンセサイザ回路の、デ
ィジタル携帯電話システムへの第1の応用例を示す回路
図である。
【図4】スロット同期信号の構成の例を示すタイムチャ
ートである。
【図5】図3に示す時定数切替制御信号発生回路6の構
成例を示す回路図である。
【図6】図3に示す回路構成のPLL1におけるV−L
PF3から出力されるVCOチューニング電圧の波形変
化例を示すタイムチャートである。
【図7】本発明にかかる周波数シンセサイザ回路の、デ
ィジタル携帯電話システムへの第2の応用例を示す回路
図である。
【図8】図7に示す回路構成におけるマイコン60によ
り制御されるPLL3のV−LPF3から出力されるV
COチューニング電圧の波形変化例を示すタイムチャー
トである。
【図9】ディジタル携帯電話システムで使用されるタイ
ミングフォーマットを示す模式図である。
【図10】従来のディジタル携帯電話装置の送受信回路
に、3個のPLL周波数シンセサイザを使用した例を示
す回路図である。
【符号の説明】
1 基準発振器 2 位相比較器 3 時定数切替機能付低域通過フィルタ 4 電圧制御発振器 5 比較分周器 6 時定数切替制御信号発生回路 60 マイコン NO 3入力NOR回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 1/26 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時分割されたN個の通信スロットを使用
    して時分割多重通信を行うディジタル移動体通信装置等
    の送受信回路に使用される周波数シンセサイザ回路であ
    って、 供給されたチューニング電圧によって制御され、各通信
    スロットで必要となる所定の周波数信号を発振する電圧
    制御発振手段と、 前記電圧制御発振手段に対し、使用する各通信スロット
    に応じて所定の周波数信号を発振させ、該所定の周波数
    信号を、使用する各通信スロットに応じて送受信回路へ
    供給する制御を行う第1の制御手段と、 前記電圧制御発振手段の発振する所定の周波数信号を所
    定の分周比で分周して得た分周信号の位相と、周波数遷
    移の基準となる基準周波数信号の位相とを比較して、そ
    の位相差に応じた誤差信号を発生する誤差信号発生手段
    と、 時定数回路を備え、前記誤差信号を受信して、該誤差信
    号に応じ、且つ該時定数回路の時定数でもってチューニ
    ング電圧を発生し、該チューニング電圧を前記電圧制御
    発振手段に供給するチューニング電圧発生供給手段と、 前記時定数回路の時定数を、使用する各通信スロットに
    応じて切り替える制御を行う第2の制御手段と、 を備えたことを特徴とする周波数シンセサイザ回路。
  2. 【請求項2】 前記第2の制御手段は、通信スロットの
    中の送信スロット及び受信スロットについては前記時定
    数回路の時定数が、各スロットが要求する値になるよう
    に、また、通信スロットの中のアイドルスロットについ
    ては時定数が、送受信の各スロットが要求する値よりも
    小さくなるように時定数の切り替えを制御することを特
    徴とする請求項1記載の周波数シンセサイザ回路。
  3. 【請求項3】 前記第2の制御手段は、更に、通信スロ
    ットの中の受信スロット及び送信スロットに入る迄の周
    波数遷移に必要な所定の期間については、前記時定数回
    路の時定数が必要な値となるように制御することを特徴
    とする請求項2記載の周波数シンセサイザ回路。
  4. 【請求項4】 前記第2の制御手段は、更に、前記時定
    数回路の時定数を通信スロットに応じて切り替えるため
    の切替指示信号を作成する切替指示信号作成手段を備え
    ていることを特徴とする請求項1記載の周波数シンセサ
    イザ回路。
  5. 【請求項5】 前記切替指示信号作成手段は、使用する
    各通信スロット期間に対してアクティブとなるゲート信
    号を元に論理演算して、切替指示信号を作成することを
    特徴とする請求項4記載の周波数シンセサイザ回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6556559B1 (en) 1998-11-10 2003-04-29 Fujitsu Limited Ambient field level monitor device for radio mobile terminal
US9537693B2 (en) 2014-07-18 2017-01-03 Seiko Epson Corporation Circuit device having two communication interfaces for faster and slower transmission speeds, and transmission module, electronic apparatus, and moving object that have the circuit device

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