JPH07240598A - チップ用位置決め機構の検査方法 - Google Patents

チップ用位置決め機構の検査方法

Info

Publication number
JPH07240598A
JPH07240598A JP6053336A JP5333694A JPH07240598A JP H07240598 A JPH07240598 A JP H07240598A JP 6053336 A JP6053336 A JP 6053336A JP 5333694 A JP5333694 A JP 5333694A JP H07240598 A JPH07240598 A JP H07240598A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positioning
guide grooves
telescope
positioning mechanism
jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6053336A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Samasu
佳典 佐増
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6053336A priority Critical patent/JPH07240598A/ja
Publication of JPH07240598A publication Critical patent/JPH07240598A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 チップ実装装置に組み込む前の段階で位置決
め機構の各位置決め部材の配置を正確に検査できる位置
決め機構の検査方法を提供する。 【構成】 位置決め機構の基板の前後及び左右の各ガイ
ド溝に、十字形の治具を係合し、その基板を検査装置2
1の保持プレート2503の前面に設けられた保持部に
位置決め保持させ、望遠鏡2701の視野内の十字線の
交点を前記治具の中央の基準孔に合わせて、前記基板と
前記望遠鏡2701とを正確に位置決めしておき、次
に、前記基板を前記保持部から取り外し、前記治具に代
えて前後及び左右の各位置決め部材とその駆動機構を前
記基板に取り付けて位置決め機構を組み立て、この位置
決め機構が組み立てられた基板を前記保持部に再度位置
決め保持させ、前記望遠鏡2701を覗いて前記各位置
決め部材が位置する目盛の値を見て、各位置決め部材の
前後間隔や左右間隔に狂いがないか否かを検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IC等のチップをプリ
ント基板に実装する場合に用いられる位置決め機構の検
査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、IC等のチップをプリント基板
に実装する場合、図3に示すように、前記チップをプリ
ント基板に対して位置決めする位置決め機構が用いられ
る。図中1はチップ実装装置に設けられたチップの位置
決め機構を示し、吸着ノズル3で吸着保持されたチップ
5は、位置決め機構1によりプリント基板(図示せず)
上で位置決めされる。前記位置決め機構1は、前後ガイ
ド溝701及び左右ガイド溝703が形成された基板7
と、前記各ガイド溝701,703に摺動可能にそれぞ
れ配設された位置決め部材9,11と、前記各位置決め
部材9,11の駆動機構13を備えている。
【0003】前記各ガイド溝701,703は、図4に
基板7の上面側から見た斜視図で示すように、基板7の
上面に前後方向及び左右方向にそれぞれ延在し、互いに
直交して十字形に形成され、前記前後ガイド溝701
は、前ガイド溝701A及び後ガイド溝701Aで構成
され、前記左右ガイド溝703は、左ガイド溝703A
及び右ガイド溝703Bで構成されている。
【0004】前記前後ガイド溝701と左右ガイド溝7
03が交わる基板7部分には、前記チップ5の平面視し
た外形より若干大きい形状で、前記基板7の上面から下
面にかけて窓705が貫設されている。また、前記各ガ
イド溝701A,701B,703A,703Bの底面
で前記窓705寄りの箇所には、それら各ガイド溝70
1A,701B,703A,703Bの長手方向に沿っ
て長孔707がそれぞれ貫設されている。
【0005】前記位置決め部材9は、前記前後の各ガイ
ド溝701A,701Bにそれぞれ配設された前位置決
め部材9Aと後位置決め部材9Bとで構成され、前記位
置決め部材11は、前記左右の各ガイド溝703A,7
03Bにそれぞれ配設された左位置決め部材11Aと右
位置決め部材11Bとで構成されている。
【0006】前記前後及び左右の各位置決め部材9A,
9B,11A,11Bは、図3に示すように、前記ガイ
ド溝701A,701B,703A,703Bに対応し
た断面形状で所定長さに形成されたスライド片1501
と、該スライド片1501の先端から下方に屈曲された
屈曲片1503と、該屈曲片1503から突設された凸
片1505とを備えている。前記凸片1505は、前記
前後の位置決め部材9A,9Bと前記左右の位置決め部
材11A,11Bとで形状が異なり、前記スライド片1
501の下面には作動ピン1507(図7参照)が突設
されている。前記凸片1505の先端面で、図5に示す
ような、超小型チップ5Aを位置決めする下当接面15
09が画成され、前記凸片1505より上側の前記屈曲
片1503の面で、図3に示すような、通常サイズの前
記チップ5を位置決めする上当接面1511が画成され
ている。
【0007】前記各位置決め部材9A,9B,11A,
11Bは、前記スライド片1501の作動ピン1507
が前記長孔707に挿通されて前記各ガイド溝701
A,701B,703A,703Bに収容され、且つ、
前記屈曲片1503が前記窓705の内側に配置され
る。この状態で、前記各位置決め部材9A,9B,11
A,11Bは、前記各ガイド溝701A,701B,7
03A,703Bにその長手方向にスライド可能に支持
され、前記前後の位置決め部材9A,9Bの上下の当接
面1511,1509どうし、及び、前記左右の位置決
め部材11A,11Bの上下の当接面1511,150
9どうしがそれぞれ向かい合う。
【0008】前記駆動機構13は、図6に前記基板7の
下面側から見た斜視図で示すように、前後の位置決め部
材9A,9Bを駆動する前後用駆動機構13Aと、左右
の位置決め部材11A,11Bを駆動する左右用駆動機
構13Bとで構成され、それら前後用駆動機構13Aと
左右用駆動機構13Bは略々同様に構成されている。前
記前後用及び左右用の各駆動機構13A,13Bは、図
7に示すように、基板7にねじ709及びナット711
(図4参照)で枢支された一対の揺動レバー1701を
備える。
【0009】前記各揺動レバー1701は、アーム17
03と、該アーム1703の基端に形成され互いに噛合
する円弧状のギア1705と、前記アーム1703の先
端に形成された係合凹部1707とで構成され、さら
に、一方の前記揺動レバー1701の基端には作動レバ
ー1709が突設され、該作動レバー1709の先端に
はローラ1711が回転可能に支持されている。
【0010】前記前後用駆動機構13Aの各揺動レバー
1701は、前記各係合凹部1707に前記前後の位置
決め部材9A,9Bの作動ピン1507がそれぞれ係合
されるように配設されている。前記前後用駆動機構13
Aの作動レバー1709は、駆動源側の揺動アーム等に
より前記ローラ1711を介して揺動され、これによ
り、前記各揺動レバー1701は前記ギア1705を介
して揺動され、前記前後の位置決め部材9A,9Bは、
同一の速度及び逆向きで同期して前記各ガイド溝701
A,701B内をスライドされる。
【0011】また、前記左右用駆動機構13Bの各揺動
レバー1701は、前記各係合凹部1707に前記左右
の位置決め部材11A,11Bの作動ピン1507がそ
れぞれ係合されるように配設されている。前記左右用駆
動機構13Bの作動レバー1709は、駆動源側の揺動
アーム等により前記ローラ1711を介して揺動され、
これにより、前記各揺動レバー1701は前記ギア17
05を介して揺動され、前記左右の位置決め部材11
A,11Bは、同一の速度及び逆向きで同期して前記各
ガイド溝703A,703B内をスライドされる。
【0012】尚、図8に模式図で示すように、前記左右
用駆動機構13Bにより前記左右の位置決め部材11
A,11Bを、それらの前記凸片1505の先端どうし
が当接するようにスライドさせた状態で、前記前後用駆
動機構13Aにより前記前後の位置決め部材9A,9B
を、互いに接近する方向にスライドさせると、該前後の
位置決め部材9A,9Bの前記凸片1505が、前記左
右の位置決め部材11A,11Bの前記凸片1505間
に画成される凹部1513内に隙間なく嵌合される。
【0013】このように構成された前記位置決め機構1
は、前記位置決め部材9,11及び2組の駆動機構13
を前記基板7に順次取り付けて組み立てられた後に、チ
ップ実装装置の位置決め部に組み込まれる。そして、前
記チップ実装装置に組み込んだ前記位置決め機構1は、
前記各位置決め部材9,11が前後対称或は左右対称に
それぞれ狂いなく配置されているか否かが、前記位置決
め機構1を直接目視することによりそれぞれ検査され
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記チ
ップ5はもともと小さく、各位置決め部材9,11は、
このようなチップ5に対応して小さく細かな部材となる
ため、従来の前記位置決め機構1を直接目視する検査で
は、組み立て後の前記各位置決め部材9,11が前後対
称或は左右対称に配置されているか否かを正確に把握す
ることができないという不具合があった。
【0015】また、前記位置決め機構1は前記チップ実
装装置の駆動源により駆動されるため、前記各位置決め
部材9,11を所定の位置に所定の時間連続して停止さ
せるエージングを、前記チップ実装装置に前記位置決め
機構1を組み込む前に行うことができない。そのため従
来は、チップ実装装置に組み込む前の段階で前記位置決
め機構1の信頼性を高めることができず、組み込み後に
前記各位置決め部材9,11が設計通りに動作しない不
具合がしばしば発生し、その場合には、前記位置決め機
構1をチップ実装装置から取り外し、分解して組み立て
直さなければならないという不具合があった。
【0016】本発明は上述の問題に鑑みてなされたもの
で、本発明の目的は、組み立てた位置決め機構をチップ
実装装置に組み込む前の段階で、各位置決め部材の配置
を正確に検査できる位置決め機構の検査方法を提供する
ことにあり、さらには、チップ実装装置に組み込む前の
段階で前記位置決め機構の信頼性を高めることができる
位置決め機構の検査方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、互いに直交して十字状に形成された4つのガ
イド溝を有する基板と、前記各ガイド溝にスライド可能
にそれぞれ配設された4つの位置決め部材と、前記4つ
の位置決め部材をスライドさせる駆動機構とを備え、前
記4つのガイド溝が交差する部分において、前記4つの
位置決め部材によりチップを位置決めするチップ用位置
決め機構の検査方法であって、前記4つのガイド溝が交
差する部分に、該4つのガイド溝の軸心の交点が形成さ
れた治具を係合し、目盛が形成された十字線が視野内に
表示される望遠鏡で前記4つのガイド溝が交差する部分
を捉え、前記望遠鏡の十字線の交点と前記治具に形成さ
れた前記4つのガイド溝の軸心の交点を合致させ、前記
両交点を合致させた後、前記治具を取り外し、前記駆動
機構で前記各位置決め部材をそれぞれスライドさせ、前
記望遠鏡の視野内で、前記十字線により、前記各位置決
め部材の位置を検査するようにしたことを特徴とする。
【0018】また、本発明は、前記治具は、前記4つの
ガイド溝が交差する部分に係合可能な十字状に形成され
ているものとした。さらに、本発明は、前記4つのガイ
ド溝の軸心の交点は孔により形成されているものとし
た。また、本発明は、前記4つのガイド溝が交差する部
分において、前記各位置決め部材に力をかけつつ各位置
決め部材を所定の時間連続して相互に当接させるエージ
ングを行い、該エージング後に、前記各位置決め部材が
所定の位置に位置しているか否かを検査するようにし
た。
【0019】
【作用】本発明によれば、前記望遠鏡の十字線の交点
と、前記治具に形成された前記4つのガイド溝の軸心の
交点を合致させることで、前記望遠鏡と前記チップ用位
置決め機構とが位置決めされる。そして、前記治具を取
り外し、前記駆動機構により前記各位置決め部材をスラ
イドさせ、前記望遠鏡を覗くことで、前記十字線によ
り、各位置決め部材が各ガイド溝内で所定の位置に位置
しているか否かが検査される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の検査方法を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例に係る位置決め機構の
検査装置を示す斜視図である。図中21で示す本実施例
の検査装置は、先に従来の技術の欄で説明したチップ実
装装置に組み込む前の前記位置決め機構1を検査するも
のである。前記検査装置21は、基台23と、前記位置
決め機構1の保持ユニット25、検査ユニット27、及
び駆動ユニット29と、前記検査装置21の操作ユニッ
ト31を備えている。
【0021】前記基台23は、前後に長い矩形で水平に
配設されたテーブル2301と、このテーブル2301
を支持する4つの脚部2303で構成され、前記保持ユ
ニット25、検査ユニット27、及び駆動ユニット29
は前記テーブル2301上に配設され、前記操作ユニッ
ト31は前記テーブル2301の下部に配設されてい
る。
【0022】前記保持ユニット25は、前記テーブル2
301の前後方向の略々中央箇所に配設されている。前
記保持ユニット25は、前記テーブル2301の左端か
ら立設された支持プレート2501と、該支持プレート
2501の上部前端にねじにより固定され、前記テーブ
ル2301に載置された保持プレート2503で構成さ
れされている。
【0023】前記保持プレート2503は、前記テーブ
ル2301の左右両端間に延設され、該保持プレート2
503は、その上端が後方に若干傾斜して配置されてい
る。前記保持プレート2503の前面には保持部(図示
せず)が形成され、前記位置決め機構1の検査時には、
該位置決め機構1の前記基板7が前記保持部に着脱可能
に位置決め保持される。
【0024】前記検査ユニット27は、望遠鏡2701
と該望遠鏡2701の支持機構2703で構成されてい
る。前記支持機構2703は、Xステージ2705と、
Yステージ2707と、Zステージ2709と、前記望
遠鏡2701の支持板2711を備える。
【0025】前記Xステージ2705は、前記テーブル
2301の左前部上で左右方向にスライド可能に支持さ
れ、前記テーブル2301と平行して水平に延設されて
いる。前記Xステージ2705は、該Xステージ270
5に内蔵されたスライド機構(図示せず)により左右方
向にスライドされ、このスライド機構は、前記Xステー
ジ2705の前方の操作ツマミ2713の回転操作によ
り駆動され、該Xステージ2705の左右位置は、Xス
テージ2705の右方のゲージ2715に表示される。
【0026】前記Yステージ2707は、前記Xステー
ジ2705上で昇降可能に支持され、前記テーブル23
01やXステージ2705と直交し、前後方向に延在し
て垂直に配設されている。前記Yステージ2707は、
該Yステージ2707に内蔵されたスライド機構(図示
せず)により昇降され、このスライド機構は、前記Yス
テージ2707の左方の操作ツマミ2717の回転操作
により駆動され、該Yステージ2707の前後位置は、
前記操作ツマミ2717の上方のゲージ2719に表示
される。
【0027】前記Zステージ2709は、前記Yステー
ジ2707の右側面で前後方向にスライド可能に支持さ
れ、該Yステージ2707と平行し、前後方向に延在し
て垂直に配設されている。前記Zステージ2709は、
該Zステージ2709に内蔵されたスライド機構(図示
せず)により昇降され、このスライド機構は、前記Zス
テージ2709の左上方の操作ツマミ2721の回転操
作により駆動される。
【0028】前記支持板2711は、前記Zステージ2
709の右側面から右方に突設され、該支持板2711
は前記保持プレート2503と平行に延在している。こ
の支持板2711の中央には、前記望遠鏡2701取り
付け用の嵌合孔(図示せず)が貫設されている。
【0029】前記望遠鏡2701は従来公知の拡大顕微
鏡で構成されている。前記望遠鏡2701の前端(対物
レンズ側)は、前記保持プレート2503側に向けて前
記支持板2711の嵌合孔に嵌合し取り付けられ、該望
遠鏡2701の光軸は前記保持プレート2503と直交
している。この望遠鏡2701の視野内には、目盛(例
えば0.01mm単位)が付いた十字線が表示され、こ
の十字線の交点は前記望遠鏡2701の光軸と合致して
いる。尚、前記支持板2711の前記保持プレート25
03側の面で前記嵌合孔の周囲の箇所には、前記保持プ
レート2503の前記保持部を照明するランプ(図示せ
ず)が配設されている。
【0030】前記駆動ユニット29は、2つのエージン
グモータ2901,2903と、それらエージングモー
タ2901,2903の支持機構2905で構成されて
いる。前記支持機構2905は、前記テーブル2301
の右端で前記保持プレート2503の手前から立設され
た下支柱2907と、該下支柱2907の上端に配設さ
れた上支柱2909と、これら上下の支柱2909,2
907を連結する微調整ブロック2911と、前記上支
柱2909の上端に取着されたガイド部材2913と、
該ガイド部材2913で支持された前記エージングモー
タ2901,2903の支持板2915を備える。
【0031】前記微調整ブロック2911は、前記下支
柱2907の上端及び前記上支柱2909の下端にそれ
ぞれ2つのボルト2917、ナット(図示せず)により
取着されている。前記ボルト2917と該ボルト291
7が挿通する前記微調整ブロック2911のボルト孔
(図示せず)との間には、ボルト2917の径方向に隙
間が設けられ、前記ボルト2917とナットとの弛緩緊
締により、前記上支柱2909の前後及び左右の位置、
即ち、前記位置決め機構1の駆動源の前後及び左右の位
置が微調整される。
【0032】前記ガイド部材2913は、前記保持プレ
ート2503と直交する方向に所定長さ延在し、該ガイ
ド部材2913の左側面には、ガイド部材2913の延
在方向に沿って凹溝2919が形成されている。
【0033】前記支持板2915は矩形状を呈し、該支
持板2915の右側部には、該支持板2915の厚さ方
向に所定長さ延在してガイドレール2921が取着さ
れ、該ガイドレール2921は前記凹溝2921にスラ
イド可能に支持されている。従って、前記支持板291
5は前記保持プレート2503と平行して延在し、且
つ、前記支持板2915は、前記ガイドレール及びガイ
ド部材を介して、前記保持プレート2503と接近離間
する方向にスライド可能に支持されている。尚、前記ガ
イドレール2921は、前記ガイド部材2913に設け
られたクランプボルト2923の締め付けにより、任意
のスライド位置で前記ガイド部材2913に固定され
る。
【0034】前記エージングモータ2901,2903
の出力軸(図示せず)は、前記支持板2911と直交す
る方向にそれぞれ延在し、各エージングモータ290
1,2903の出力軸には、歯車等で構成される不図示
の減速機構を介して揺動レバー(図示せず)が結合さ
れ、この各揺動レバーは、前記各駆動機構13のローラ
1711にそれぞれ係合される。前記各揺動レバーと前
記各駆動機構13A,13Bのローラ1711とは、前
記支持板2915を前記保持プレート2503と接近離
間する方向にスライドさせることで係合し、また、離脱
する。
【0035】前記操作ユニット31は、前記テーブル2
301の下面に支持されたハウジング3101を備え、
該ハウジング3101の前面には、電源スイッチ310
3、前記エージングモータ2901,2903の作動ス
イッチ3105、該エージングモータ2901,290
3の作動時間を設定するタイマツマミ(図示せず)、前
記ランプの明るさ調整ツマミ3107(スイッチ兼用)
等がそれぞれ設けられている。また、前記ハウジング3
101内には、前記エージングモータ2901,290
3用のトランスや前記ランプ用のインバータ回路、前記
タイマツマミの設定に応じて前記エージングモータ29
01,2903への電源供給をオンオフするタイマスイ
ッチ等の電気部品が収容されている。
【0036】前記検査装置21を用いた前記位置決め機
構1の検査時には、図2に示す治具33が使用される。
前記治具33は、縦片3301と横片3303とで平面
視十字形に形成されている。前記縦片3301は、前記
前後のガイド溝701に応じた幅で、前記窓部705の
前後幅より大きい長さで形成されている。前記横片33
03は、前記左右のガイド溝701に応じた幅で、前記
窓部705の左右幅より大きい長さで形成されている。
前記縦片3301と横片3303が交わる前記治具33
の中央部分には、詳細に説明すると、前記縦片3301
の中心線と前記横片3303の中心線が交わる箇所に
は、基準孔3305が形成されている。
【0037】前記位置決め機構1を検査するに当たって
は、まず、組立前の前記基板7の各ガイド溝701A,
701B,703A,703Bに前記治具33の縦片3
301と横片3303を係合する。これにより、前記各
ガイド溝701A,701B,703A,703Bの軸
心の交点が前記基準孔3305で形成される。次に、前
記治具33を係合した状態で前記基板7を前記検査装置
21の保持プレート2503の保持部に位置決め保持さ
せる。続いて、前記電源スイッチ3103を投入し、前
記明るさ調整ツマミ3107により前記ランプを点灯さ
せてその明るさを調整し、前記望遠鏡2701を覗きな
がら該望遠鏡2701の前記基板7に対するピント合わ
せを行う。前記ピント合わせは、前記Zステージ270
9を前後方向にスライドさせることで行われる。次に、
前記望遠鏡2701の光軸合わせを行う。前記光軸合わ
せは、前記Xステージ2705を左右方向にスライドさ
せると共に、前記Yステージ2707を昇降させて、前
記望遠鏡2701の視野内に表示される前記十字線の交
点を前記基準孔3305に合致させることで行われ、こ
れにより、前記保持プレート2503の保持部により位
置決め保持される前記基板7と、前記望遠鏡2701と
の位置決めがなされる。以後、前記基板7を前記保持部
に脱着しても、基板7と前記望遠鏡2701との位置決
めは確保されることになる。
【0038】前記光軸合わせが終了したならば、前記保
持部から前記基板7を取り外し、さらに、その基板7か
ら前記治具33を取り外す。そして、前記基板7に、前
記前後及び左右の各位置決め部材9A,9B,11A,
11Bと、前記前後用及び左右用の各駆動機構13A,
13Bとをそれぞれ取り付け、前記各位置決め部材9
A,9B,11A,11Bの作動ピン1507を、前記
各駆動機構13Aの揺動レバー1701の係合凹部17
07にそれぞれ係合して、前記位置決め機構1を組み立
てる。
【0039】次に、前記位置決め機構1が組み立てられ
た基板7を前記保持部に位置決め保持させ、前記望遠鏡
2701のピントを前記各位置決め部材9A,9B,1
1A,11Bに合わせる。尚、前記各エージングモータ
2901,2903の揺動レバーと前記各駆動機構13
A,13Bのローラ1711は離脱させておく。そし
て、前記各位置決め部材9A,9Bや各位置決め部材1
1A,11Bが互いに離間した状態から、前記位置決め
機構1の各駆動機構13A,13Bの作動レバー170
9を手で揺動させ、それら各位置決め部材9A,9Bや
各位置決め部材11A,11Bが互いに近付く方向にス
ライドし始めた時点で、前記作動レバー1709の揺動
操作を一旦停止する。ここで、前記望遠鏡2701を覗
き、その視野内で前記各位置決め部材9A,9Bの凸片
1505の左右端部箇所が位置する目盛や、前記各位置
決め部材11A,11Bの凸片1505の前後端部箇所
が位置する目盛を読み取り、それらの目盛のずれがそれ
ぞれ0.01mm以内に収まっているか否かを検査す
る。
【0040】続いて、前記作動レバー1709を再び手
で揺動させて、前記各位置決め部材9A,9Bや各位置
決め部材11A,11Bを図8に示す位置にスライドさ
せ、前記望遠鏡2701を覗いて、前記凹部1513と
前記各位置決め部材9A,9Bの凸片1505との間に
隙間がないか否かを検査すると共に、前記各位置決め部
材9A,9Bや各位置決め部材11A,11Bの凸片1
505の上面部分を手で触り、それら凸片1505の上
面間に段差がないか否かを検査する。
【0041】以上の3つの検査の結果に問題がなけれ
ば、前記支持板2915を前記保持プレート2503と
接近する方向にスライドさせて、前記各エージングモー
タ2901,2903の揺動レバーと前記各駆動機構1
3A,13Bのローラ1711を係合させる。そして、
前記タイマツマミで前記エージングモータ2901,2
903の作動時間を1時間に設定し、前記作動スイッチ
3105を投入して、それらエージングモータ290
1,2903により前記揺動レバーをそれぞれ揺動させ
る。これにより、前記ローラ1711を介して前記前後
用及び左右用の各駆動機構13Aの作動レバー1709
が揺動され、これにより、前記前後及び左右の各位置決
め部材9A,9B,11A,11Bが1時間に亘って図
8に示す位置に力をかけた状態で保たれ、エージングが
行われる。
【0042】前記エージングが終了したならば、前記と
同様な3つの検査を行い、また、前記各位置決め部材9
A,9B,11A,11Bの動作に違和感がないか否か
を、前記望遠鏡2701を覗いて視認し、全てに問題が
なければ、前記位置決め機構1を前記保持部から取り外
し、前記チップ実装装置の位置決め部に組み込む。
【0043】以上に説明したように本実施例によれば、
位置決め機構1の基板7の各ガイド溝701A,701
B,703A,703Bに、治具33の縦片3301と
横片3303を係合し、その基板7を検査装置21の保
持部に位置決め保持させて、望遠鏡2701の視野内の
十字線の交点を前記治具33の基準孔3305に合わせ
ることで、前記基板7と前記望遠鏡2701とが正確に
位置決めされる。
【0044】次に、前記基板7を前記保持部から取り外
し、前記治具33に代えて前記各位置決め部材9A,9
B,11A,11B、及び前記各駆動機構13A,13
Bをそれぞれ取り付けて前記位置決め機構1を組み立
て、この位置決め機構1が組み立てられた前記基板7を
前記保持部に再度位置決め保持させる。そして、前記望
遠鏡2701を覗いて前記各位置決め部材9A,9B,
11A,11Bが位置する箇所の目盛の値を見ること
で、前記各位置決め部材9A,9B,11A,11Bの
前後間隔や左右間隔に狂いがないか否かを、それらを直
接目視する従来の方式よりも確実に検査できる。
【0045】また、本実施例によれば、前記検査装置2
1に前記各駆動機構13A,13Bを駆動する駆動ユニ
ット29が設けられているため、組み立て後の前記位置
決め機構1を前記チップ実装装置の位置決め部に組み込
む前に、前記各位置決め部材9A,9B,11A,11
Bをそれぞれスライドさせてエージングを行うことがで
きる。そのため、前記位置決め部に組み込んだ前記位置
決め機構1の動作の信頼性が向上し、組み込み後の前記
位置決め機構1の動作不良の発生が低減され、その分、
前記位置決め部から前記位置決め機構1を取り外して組
み立て直す作業の発生頻度が減り、該組み立て直し作業
の手間を低減することができる。
【0046】尚、本発明方法を実施する検査装置の構成
は、本実施例で示した検査装置21の構成に限定されな
い。例えば、前記基板7が水平に保持されるように前記
保持部を構成し、これに合わせて前記望遠鏡2701の
光軸が上下方向に延在するするように前記支持機構27
03を構成したり、前記望遠鏡2701に代えてCCD
カメラを用い、撮影した画像の画像処理により検査結果
を得るように構成する等任意である。また、前記保持部
は前記基板7の外形に応じて任意の構成とすることがで
き、前記駆動ユニット29を検査装置21に一体に設け
るか否かは任意である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、互
いに直交して十字状に形成された4つのガイド溝を有す
る基板と、前記各ガイド溝にスライド可能にそれぞれ配
設された4つの位置決め部材と、前記4つの位置決め部
材をスライドさせる駆動機構とを備え、前記4つのガイ
ド溝が交差する部分において、前記4つの位置決め部材
によりチップを位置決めするチップ用位置決め機構の検
査方法であって、前記4つのガイド溝が交差する部分
に、該4つのガイド溝の軸心の交点が形成された治具を
係合し、目盛が形成された十字線が視野内に表示される
望遠鏡で前記4つのガイド溝が交差する部分を捉え、前
記望遠鏡の十字線の交点と前記治具に形成された前記4
つのガイド溝の軸心の交点を合致させ、前記両交点を合
致させた後、前記治具を取り外し、前記駆動機構で前記
各位置決め部材をそれぞれスライドさせ、前記望遠鏡の
視野内で、前記十字線により、前記各位置決め部材の位
置を検査するようにした。このため、組み立てた位置決
め機構をチップ実装装置に組み込む前の段階で、各位置
決め部材の配置を正確に検査できる。
【0048】また、本発明によれば、チップ実装装置に
組み込む前の段階で前記位置決め機構のエージングを行
うことができるため、組み込み後の前記位置決め機構の
動作不良の発生を低減し、該組み立て直し作業の手間を
低減することができると共に、チップ実装装置に組み込
む位置決め機構の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る位置決め機構の検査装
置を示す斜視図である。
【図2】図1の検査装置による位置決め機構の検査時に
用いる治具の平面図である。
【図3】チップの位置決め機構の斜視図である。
【図4】図3に示す基板の上面側から見た斜視図であ
る。
【図5】チップの位置決め機構の斜視図である。
【図6】図3に示す基板の下面側から見た斜視図であ
る。
【図7】図6に示す前後用及び左右用の各駆動機構の平
面図である。
【図8】図3に示す各位置決め部材のスライド状態の模
式図である。
【符号の説明】
1 位置決め機構 5,5A チップ 7 基板 701,701A,701B,703,703A,70
3B ガイド溝 9,9A,9B,11,11A,11B 位置決め部材 13,13A,13B 駆動機構 2701 望遠鏡 33 治具 3305 基準孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直交して十字状に形成された4つ
    のガイド溝を有する基板と、 前記各ガイド溝にスライド可能にそれぞれ配設された4
    つの位置決め部材と、 前記4つの位置決め部材をスライドさせる駆動機構とを
    備え、 前記4つのガイド溝が交差する部分において、前記4つ
    の位置決め部材によりチップを位置決めするチップ用位
    置決め機構の検査方法であって、 前記4つのガイド溝が交差する部分に、該4つのガイド
    溝の軸心の交点が形成された治具を係合し、 目盛が形成された十字線が視野内に表示される望遠鏡で
    前記4つのガイド溝が交差する部分を捉え、 前記望遠鏡の十字線の交点と前記治具に形成された前記
    4つのガイド溝の軸心の交点を合致させ、 前記両交点を合致させた後、前記治具を取り外し、 前記駆動機構で前記各位置決め部材をそれぞれスライド
    させ、 前記望遠鏡の視野内で、前記十字線により、前記各位置
    決め部材の位置を検査するようにした、 ことを特徴とするチップ用位置決め機構の検査方法。
  2. 【請求項2】 前記治具は、前記4つのガイド溝が交差
    する部分に係合可能な十字状に形成されている請求項1
    記載のチップ用位置決め機構の検査方法。
  3. 【請求項3】 前記4つのガイド溝の軸心の交点は孔に
    より形成されている請求項1又は2記載のチップ用位置
    決め機構の検査方法。
  4. 【請求項4】 前記4つのガイド溝が交差する部分にお
    いて、前記各位置決め部材に力をかけつつ各位置決め部
    材を所定の時間連続して相互に当接させるエージングを
    行い、該エージング後に、前記各位置決め部材が所定の
    位置に位置しているか否かを検査するようにした請求項
    1、2又は3記載のチップ用位置決め機構の検査方法。
JP6053336A 1994-02-25 1994-02-25 チップ用位置決め機構の検査方法 Pending JPH07240598A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6053336A JPH07240598A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 チップ用位置決め機構の検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6053336A JPH07240598A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 チップ用位置決め機構の検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07240598A true JPH07240598A (ja) 1995-09-12

Family

ID=12939912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6053336A Pending JPH07240598A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 チップ用位置決め機構の検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07240598A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114161108A (zh) * 2021-12-03 2022-03-11 深圳国人科技股份有限公司 一种自动装阵子装置和方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114161108A (zh) * 2021-12-03 2022-03-11 深圳国人科技股份有限公司 一种自动装阵子装置和方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4808135B2 (ja) プローブ位置合わせ方法及び可動式プローブユニット機構並びに検査装置
CN109884810B (zh) 一种用于背光模组缺陷检测的多相机标准机台
EP0706027A4 (en) SUPPORT APPARATUS FOR VISUAL INSPECTION, SUBSTRATE INSPECTION APPARATUS, AND WELDING INSPECTION AND CORRECTION METHODS USING THE SAME
JPH09500205A (ja) テスト下にある装置の光学走査およびアライメント
JP2006133099A (ja) 表示用パネルの検査装置
US20130119106A1 (en) Device and Method for Cleaving.
JP2008101938A (ja) 検査装置
US20080083104A1 (en) Machine for spectacle lens
JPH07240598A (ja) チップ用位置決め機構の検査方法
JP4010747B2 (ja) 表示用パネルの検査装置
KR101470425B1 (ko) 카메라용 엑츄에이터 모듈의 검사 장치 및 방법
TWI396848B (zh) Electrical inspection probe unit, electrical inspection device and lighting inspection device
JP4167010B2 (ja) 表示用基板の処理装置
JP3288568B2 (ja) アライメント装置および方法
CN210347851U (zh) 共用式两段fpc假压检测治具
KR100969539B1 (ko) 점등 검사장치
CN113916506A (zh) 点灯测试装置
JP3889839B2 (ja) 位置合わせ装置及びパネル検査装置
CN217011627U (zh) 芯片返修装置
JP3940549B2 (ja) 表示用パネルの検査装置
JP2005221568A (ja) 表示用パネルの処理装置
JP2002016127A (ja) チャックトップ
JP3907797B2 (ja) 基板検査装置
JPH10301076A (ja) 液晶パネルの点灯試験装置
KR100394506B1 (ko) 엘시디 핸들러의 편광필름 장착장치