JPH0724007U - 移植機の植付部昇降構造 - Google Patents

移植機の植付部昇降構造

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JPH0724007U
JPH0724007U JP5974893U JP5974893U JPH0724007U JP H0724007 U JPH0724007 U JP H0724007U JP 5974893 U JP5974893 U JP 5974893U JP 5974893 U JP5974893 U JP 5974893U JP H0724007 U JPH0724007 U JP H0724007U
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JP
Japan
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machine body
planting
shaft
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pto shaft
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Application number
JP5974893U
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英明 福間
幸徳 高見
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機体の後部に昇降リンクを介して植付部を昇
降およびローリング自在に支持した移植機において、植
付部の動力伝達軸に連結されるPTO軸を機体中心に配
置しても、昇降リンクの油圧シリンダと当接しないよう
にして、PTO軸の回転を滑らかにするとともに、PT
O軸の起動力による植付部のローリング荷重を小さくす
る。 【構成】 植付部のローリング支軸と、PTO軸に連結
される動力伝達軸とを機体中心の同一軸芯上に配設する
と共に、昇降リンク16を昇降させる油圧シリンダ23
を機体中心Cより偏心させて配置した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、機体の後部に昇降リンクを介して植付部を昇降およびローリング自 在に支持した移植機における植付部の昇降構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に乗用型田植機等の移植機においては、機体の後部に植付部を、油圧シリ ンダで作動する昇降リンクを介して昇降およびローリング自在に支持したものが 知られている。この種の移植機では機体側からのPTO軸を植付部の動力伝達軸 に連結して植付部に動力を伝達しているが、従来は図4に示すように、植付部を 構成するドライブケースaの左右中央に昇降リンクで支持されるローリング支軸 bを設け、その一側方に、ドライブケースaに内装されたドライブ軸cと噛合す る動力伝達軸dを設けて、この動力伝達軸dにPTO軸をユニバーサルジョイン ト連結していた。
【0003】
【本考案が解決しようとする課題】
ところが、このようにしたのでは、PTO軸に連結される動力伝達軸が、植付 部のローリング軸心から偏心しているため、ユニバーサルジョイントで連結され たPTO軸の回転が滑らかにならないうえ、回転駆動するPTO軸の起動力によ り植付部に大きなローリング荷重が発生して、PTO軸の駆動時と非駆動時にお ける植付部の、ローリングバランス調整が容易でないという欠点があった。 このためPTO軸を、植付部のローリング軸心となる機体中心に配置すること が望ましいが、機体中心の植付部側には、昇降リンクで支持されるローリング支 軸が位置しており、また機体側に設けた昇降リンクを作動させる油圧シリンダが PTO軸と当接する状態となるため、PTO軸を機体中心に配置することが難し かった。 本考案は上記のような実情に鑑み、これらの問題点を解消すべく創案されたも のであって、動力伝達軸に連結されるPTO軸を機体中心に配置できるようにし て、PTO軸を滑らかに回転させると共に、PTO軸の駆動力により植付部に発 生するローリング荷重を可及的に小さくし、しかもPTO軸と油圧シリンダとが 当接することのない移植機の植付部昇降構造を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本考案が講じた技術的手段は、機体の後部に昇降 リンクを介して植付部を昇降およびローリング自在に支持した移植機において、 上記植付部のローリング支軸と、PTO軸に連結される動力伝達軸とを機体中心 の同一軸芯上に配設して植付部に動力を伝達すると共に、上記昇降リンクを昇降 させる油圧シリンダを、機体中心より偏心させて配置したことを特徴とするもの である。
【0005】
【作用】
したがって本考案によれば、移植作業を行うに当り、機体の後部に昇降リンク を介して支持された移植機が、油圧シリンダの作動により昇降し、またローリン グ支軸で自由にローリングする。そして植付部への動力は動力伝達軸に連結した PTO軸から伝達されるが、動力伝達軸とローリング支軸とが機体中心の同一軸 芯上に配設されているので、PTO軸を機体の中心に配置して円滑に動力を伝達 することができる。また昇降リンクの油圧シリンダが機体中心より偏心している ので、植付部を昇降させる際に、油圧シリンダとPTO軸とが互に当接すること はない。
【0006】
【実施例】
次に本考案の一実施例を添付した図面に基いて詳細に説明する。1は移植機と して例示した乗用型田植機の走行機体であって、前輪2、後輪3を備えた機体フ レーム4に、ボンネット5で覆われたエンジン部6が搭載され、その後方には運 転席7が配設されている。8は操向ハンドル、9はミッションケースであって、 該ミッションケース9からPTO軸10が後方に向けて延設されている。そして 走行機体1の後部には苗載台11、ドライブケース12、プランタケース13、 植付杆14等によって構成された植付部15が、昇降リンク16を介して昇降お よびローリング自在に支持されている。17は田面を滑走するフロート、18は 土中に肥料を施す施肥ノズルである。
【0007】 19は上記昇降リンク16を形成するアッパーリンク、20はロアリンクであ って、該アッパーリンク19とロアリンク20の前端部を機体側に設けた縦フレ ーム21に枢着し、後端部を連結フレーム22に枢支連結することにより平行リ ンクが形成されている。上記アッパーリンク19の前端側には、機体の後部下端 から立上った油圧シリンダ23が連結されていて、該油圧シリンダ23の伸縮作 動により昇降リンク16が上下動するようになっている。
【0008】 そして上記連結フレーム22に植付部15がローリング自在に支持されている 。すなわち、連結フレーム22の下端部に取付ブラケット24が固定されており 、該取付ブラケット24に植付部15を支持する支持パイプ25が後方に向けて 下降する傾斜状に配設固定されている。一方、植付部15のドライブケース12 には、図3に示すように左右方向の中央部に、上記支持パイプ25で支持される ローリング支軸26が設けられている。上記ローリング支軸26はドライブケー ス12に形成された取付孔27にベアリング28を介して回動自在に支持されて いて、該ローリング支軸26を上記支持パイプ25に挿入することにより、植付 部15がローリング自在となっている。 上記ローリング支軸26は筒状に形成されており、その中空部に動力伝達軸2 9が挿通されていて、ローリング支軸26と動力伝達軸29とが機体中心の同一 軸芯上に配設されている。30は動力伝達軸29の後端部に形成されたベベルギ ヤであって、該ベベルギヤ30がドライブケース12に内装されたドライブ軸3 1のベベルギヤ32と噛合している。そして動力伝達軸29の前端を前記PTO 軸10に連結することにより、ドライブ軸31に伝達された動力で植付杆14を 植付作動させると共に、苗載台11を左右往復動させるようになっている。 33はドライブケース12に設けたストッパボルトであって、該ストッパボル ト33が、支持パイプ25の外周に固定されたストッパプレート34の長孔35 に挿通されていて、長孔35の範囲内で植付部15のローリングを規制し、また 図示しないローリングスプリングにより植付部のローリングバランスを調整して いる。
【0009】 また上記PTO軸10は、図1に示すように、機体の後端からユニバーサルジ ョイントを介して動力伝達軸29に連結されるが、該PTO軸10を機体の中心 に配設することにより、PTO軸10と動力伝達軸29とが平面視で機体の中心 線上に位置するようになっている。 そして前記油圧シリンダ23は、図2に示すように、機体中心Cから側方に偏 心した位置に配設されていて、その伸縮作動する上端部が連結部材36を介して アッパーリンク19に連結されている。37は油圧パイプ、38は緩動スプリン グである。
【0010】 上記の如き構成において、植付作業を行うに当り、走行機体1から植付部15 を下降させれば、機体の走行に伴ってフロート17が田面を滑走し、植付作動す る植付杆14が左右往復動する苗載台11から苗を掻取って田面に植付けてゆく 。このとき植付部15の動力は、PTO軸10に連結された動力伝達軸29で伝 達されるが、該動力伝達軸29と植付部15のローリング支軸26とが機体中心 の同一軸芯上に配設されているので、PTO軸10を機体の中心に配置すること ができる。したがってPTO軸10と動力伝達軸29とが平面視で機体の中心線 上に位置するので、PTO軸10は滑らかに回転する。またPTO軸10の回転 駆動による起動力が動力伝達軸29に作用しても、従来のように動力伝達軸とロ ーリング支軸とが偏心しているものに比べ、植付部15に発生するローリング荷 重が極めて小さくなって、植付部15のローリングバランス調整が容易となる。 そして昇降リンク16により植付部15を昇降させても、油圧シリンダ23が 機体中心Cから偏心しているので、油圧シリンダ23とPTO軸10とが当接す るようなことはない。
【0011】
【考案の効果】 これを要するに本考案は、機体の後部に昇降リンクを介して植付部を昇降およ びローリング自在に支持した移植機において、上記植付部のローリング支軸と、 PTO軸に連結される動力伝達軸とを機体中心の同一軸芯上に配設して植付部に 動力を伝達すると共に、上記昇降リンクを昇降させる油圧シリンダを、機体中心 より偏心させて配置したから、機体中心に配設した動力伝達軸に、PTO軸が連 結されるので、PTO軸を機体中心に位置させて滑らかに回転させることができ る。しかもPTO軸に連結される動力伝達軸が植付部のローリング支軸と同一軸 芯上に配設されているので、PTO軸の起動力が動力伝達軸に作用しても、植付 部には大きなローリング荷重が発生することはなく、植付部のローリングバラン スを容易に調整することができる。そして植付部の昇降時には、機体中心より偏 心させて配置した油圧シリンダが、PTO軸に接当することはなく、整然と移植 作業を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】移植機の全体側面図である。
【図2】油圧シリンダ部分の背面図である。
【図3】ローリング支軸部分の断面図である。
【図4】従来例を示すローリング支軸部分の断面図であ
る。
【符号の説明】
10 PTO軸 15 植付部 16 昇降リンク 23 油圧シリンダ 26 ローリング支軸 29 動力伝達軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体の後部に昇降リンクを介して植付部
    を昇降およびローリング自在に支持した移植機におい
    て、上記植付部のローリング支軸と、PTO軸に連結さ
    れる動力伝達軸とを機体中心の同一軸芯上に配設して植
    付部に動力を伝達すると共に、上記昇降リンクを昇降さ
    せる油圧シリンダを、機体中心より偏心させて配置した
    ことを特徴とする移植機の植付部昇降構造。
JP5974893U 1993-10-08 1993-10-08 移植機の植付部昇降構造 Pending JPH0724007U (ja)

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JP5974893U JPH0724007U (ja) 1993-10-08 1993-10-08 移植機の植付部昇降構造

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JP5974893U JPH0724007U (ja) 1993-10-08 1993-10-08 移植機の植付部昇降構造

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JPH0724007U true JPH0724007U (ja) 1995-05-09

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