JPH072397A - バッファリングシステム - Google Patents

バッファリングシステム

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JPH072397A
JPH072397A JP6097646A JP9764694A JPH072397A JP H072397 A JPH072397 A JP H072397A JP 6097646 A JP6097646 A JP 6097646A JP 9764694 A JP9764694 A JP 9764694A JP H072397 A JPH072397 A JP H072397A
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sheet
nip
sheets
downstream
copy
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JP6097646A
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Barry P Mandel
ピー.マンデル バリー
Charles D Rizzolo
ディ.リゾロ チャールズ
Gerald A Buddendeck
エイ.ブッデンデック ジェラルド
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Original Assignee
Xerox Corp
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6538Devices for collating sheet copy material, e.g. sorters, control, copies in staples form
    • G03G15/6541Binding sets of sheets, e.g. by stapling, glueing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H29/00Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles
    • B65H29/12Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by means of the nip between two, or between two sets of, moving tapes or bands or rollers
    • B65H29/14Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by means of the nip between two, or between two sets of, moving tapes or bands or rollers and introducing into a pile
    • GPHYSICS
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    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパイラーにおいてコピー機から排出され
たシートを整頓し、仕上げする場合でも、コピー機にお
けるプリントを遅らせたり中断させることなくシートを
出力させられる複製装置用のバッファリングシステムを
提供する。 【構成】 コピー機10のシートの主出力経路12の下
流のシート送り用のニップ15の上流に、上流のシート
送り用のニップ22を設ける。下流のニップ15は第1
のシート18の先端を保持したまま停止させ、上流のニ
ップ22によって第1のシート18の後端を送り続ける
と、シート18は湾曲し、湾曲したシート用のチェンバ
ー30に収納される。続く第2のシート20は第1のシ
ートが外れた主出力経路12を通って下流のニップ15
まで送られ、その時点でニップ15が再起動し、第1の
シート18と第2のシート20を重ねたまま下流のコン
パイラートレー92に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電画像(複写)方式
や、他の複製(複写)装置であってジョブセットを作る
シートを順番に印刷する装置の改良に関し、特に、シー
トの送りを積極的に制御しながら選択されたシートのコ
ンパイラー(整頓や揃える装置)への送りを遅延させる
システムにより、オンラインでのジョブセットのコンパ
イリング(揃えや整え)及び/又は仕上げを行なう場合
にセット同士間での印刷の遅延を回逃する廉価で簡素な
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】多くの
最新の高速のコピー機あるいはプリンターによる順番に
プリントされ、排出された出力コピーの頁順に揃えられ
たセットをオンラインで整頓(コンパイル)し、製本等
の仕上げをすることは、積み重ねたり、針止めしたり他
の仕上げを行うために好ましいことである。しかしなが
ら、コンパイラーのトレーやビンの中で端を揃えて(位
置合せ)して積み上げるようなプリント出力されたシー
トをセットの収集の通常の工程には、特に、積み上げた
あと針止めし、針止めしたセットを排出する工程にはあ
る程度の時間が必要である。頁順に揃えられたセットを
希望されたように揃え仕上げるために必要な時間は、送
られてくるコピーシート同士間に設定される通常の時間
間隔やピッチより長いことが多い。理由は、コピー機や
プリンターはコピーシートをできるだけ早く連続してプ
リントし出力することが望ましいからである。このた
め、現状の多くの複製システムにおいては、大抵、オン
ラインでそれぞれのセットを仕上げるため、プリントエ
ンジン(複写機)プログラム化された「スキップ(飛ば
し)ピッチ」や、プリントしないサイクルを設けてい
る。このようなプリントしないスキップするピッチを設
けると全体の生産性を低下させることになり、特に、複
数の小さなジョブセットを作成する際にこの生産性の低
下は大きい。
【0003】コンパイルされる(揃えられる)入ってく
るシートのジョブセット同士間の間隔を最大にすること
が、整え仕上げるために使用できる時間を増加する上で
重要な問題である。この揃え仕上げるための時間には、
能動的にシートの端を揃えて送ったりジョッギングした
り、締めつけたり、針止めしたり、また、コンパイラー
からセットを排出したり、さらに、コンパイラーや針止
めユニットにおいて一般的な連続的処理のための時間が
含まれる。仕上げ装置(フィニッシャ)が接着型のブッ
クバイダーであったり、サーマルエッジバインダーテー
プを用いるタイプであれば、通常の針止めによる仕上げ
よりさらに長い仕上げのための時間が必要となり、その
時間を確保することが望ましい。同様に、複数の針止め
(ステイプル)による仕上げ装置においては、例えば、
エッジステープラーや、真ん中を折ってサドルを止める
ステープラーや縫い機(ステッチャ)では、同一のステ
ープラーで1つのセットを2回以上針止めすることもあ
る。
【0004】以下に例示してある例に開示した緩衝シス
テム(バッファシステム)は、第1のシートが排出され
ようとしている時にその出力を一端止めたり、遅らせ
て、第2のシートを重ね(オーバーラップし)、必要で
あれば続くシートに対しても同様に重て、必要に応じ
て、これら一時的に止めたシートを適切に選択された重
なりを維持しながら一緒に下流のコンパイラーや他の装
置に排出できるものである。これは、所望のシートがニ
ップにあるときにそのニップの下流への送り動作を一時
的に停止し、一方、隣会う上流の送りニップによりその
シートの下流への送り動作を継続させて、そのシートの
後端を曲げ、用紙(シート)経路から外すことに行なわ
れ得る。次のシートもこの止められた下流のニップまで
送られ、その時点で送られた時に止まっていたニップが
再起動し、このニップによって両方のシートをスリップ
しないように送ることができる。これによって、例え
ば、出力装置が前のシートのセットを整え針止めする度
にプリンタ側が印刷ピッチをスキップする必要がなく、
非常に安価でコンパクトなデザインで全体の生産性を向
上できる。
【0005】シートを曲げることについては、他の複製
装置のシート供給部あるいはシート供給機能として公知
であり、例え遅延タイプの「Zホルダー」がある。ま
た、1989年12月20に公開されたキャノン社のヨ
ーロッパ特許第0345851号のコラム21〜22に
ある。コピー機の巻取紙を曲げることも公知であり、例
えばゼロックス社の米国特許第3,882,744号が
ある。
【0006】従来の技術としてフラットなマイラー(M
ylar:トレードマーク)タイプのシート経路(パ
ス)用やドキュメントパス用のフラップやブレードスプ
リングがあり、これらはここでシート経路の一方の側に
追加され、第1のシートの後端をシート経路の湾曲室
(バックルチャンバー)側へ曲げるのを助け、次のシー
トのためにその後端を経路から離間して維持するのを助
ける。これらは、リコー社の米国特許第5,083,7
61、キャノン社の米国特許第4,627,709、例
えば、その図2A、図8Aまたは図13Aに開示されて
おり、さらに、ゼロックス社の米国特許第4,849,
788では符号68として参照されている。
【0007】以下に開示してあるコピーシートのバッフ
ァリングシステムのオプションのその他の機能あるいは
用い方として、複製装置において詰まってしまったシー
トを集めて回収する(クラスタジャム:cluster
jam)ための集積場所としての用い方がある。ジャ
ムクラスタシステムに係る従来技術に関しては、エリザ
ベスフォックス(Elizabeth Fox)が19
93年4月12に出願した米国特許出願第07/04
5,288「単一のゾーンクリアランスを含んだジャム
クリアランスオプションの体系(Hierarchy
of Jam Clearance Options
Including Single Zone Cle
arance)及び、この中の引用物がある。さらに、
従来の技術として、ゼロックス社の特許、R.Tジーマ
ン(Ziehm)に付与された第4,231,567、
T.アクアビバ(Acquaviva)らに付与された
第4,786,041、S.Mシロン(Schron)
に付与された第4,627,711や、イーストマンコ
ダック社の米国特許第5,058,879がある。上記
の第4,231,567について説明すると、複製装置
内で詰まりが発生すると、即時マシン全体をハード的に
ストップする要求がなければ、上流の詰まっていない何
枚かのシートを通常のシート経路を通って下流に送り、
詰まった場所より上流にある経路に沿ってシートを停止
し取り除くのに都合が良い場所に“集め”たり停止し
て、オペレータがこれらのシートを容易に取り除けるよ
うにしている。すなわち、こうすれば検出された詰まっ
た領域が、集めるための停止する場所と出力トレイの間
の下流側にあれば、これらのシートは出力トレイ上には
出てこない。このように、マシン(複写装置)の全体の
シート経路や、紙経路、に沿って個別にシートを取り除
く必要がなくなるので、詰まりが発生した後、マシンの
詰まり除去は簡単に行える。上記の米国特許第4,23
1,567には、シートの進路を変えれる2重の経路を
持った緩衝装置について開示されており、キャノン社の
NP−4835複写装置も2重トレイを持っている。
【0008】以下で開示する実施例の例示的シートバッ
ファリングシステムは、幾多の引用された従来例や、本
願出願人の他の出願と比較し多くの利点や用途を持って
いるがその幾つかは以下の通りである。 (a) ここで開示されたシステムはいっそう信頼性が
高い。このシステムは送りニップのスリップを用いた
り、それに依存しているのではなく、また、2つの異な
った摩擦係数を有するニップや、送りニップ中のシート
同士間のスリップ度に依存するものではないからであ
る。
【0009】(b) 取扱できるシートサイズの範囲は
非常に広く、また、小さなサイズのシートでも取扱でき
る。上流と下流の送りニップは非常に近くに設置でき、
好ましくは両ニップ間の間隔は送り方向の通常最も小さ
いシート寸法よりも狭い。また、シートの寸法に対し最
低限に設定されたシート経路に予めステップ(段)やバ
ッフル変化部を設けることは不要である。
【0010】(c) ハードウェアや制御をほとんど必
要としない。以下の例では、従来の又は通常のシート経
路に対して、下流のシート送りニップを通常はスリップ
しない状態で動かす一方間欠的に停止したり休止させる
クラッチあるいは独立した電気モーターと、このニップ
が停止しているときに通常のシート経路から外れるよう
に曲げられたり、それを許容するように変化する簡単な
シート経路バッフルとを追加するだけでよい。
【0011】(d) ここで開示しているバッファーシ
ステムはシート詰まりの傾向が少ない。特に、例えばカ
ラープリンタにおいてコピーシートの乾燥及び/又はフ
ュージング(溶着や定着)後に大きな問題となるような
カールしたコピーシートでも詰まり難い。バッファーさ
れるシートの大部分は、積極的に通常のシート経路から
実質的に外れるように駆動され、続いてバッファーされ
るシートの送り込みに干渉したり摩擦抵抗が発生するこ
とはない。特に、全てのバッフルされたシートの後端
は、続くシートの送りを許容するように通常のシート経
路から外されるように駆動され、これらのシートの後端
は上流の送りローラーの上にあるバッフル(そらせ板)
によって通常のシート経路内から確実に外されたままと
なる。従って、ここで開示してあるバッファーシステム
では、バッファされたシートの後端がシート経路に向か
ってカールしている場合でも、これらがシート経路に入
り込み、続いて下流に送られてくるシートの先端を潰し
たり詰まることはない。
【0012】(e) バッファされたシートの互いに重
なりあい(オーバラップ)の増加量は、下流のノンスリ
ップ型のニップの量を対応して増加することにより、精
度良く制御できる。開示してあるように、これによって
シート間の欲ましい先端あるいは末端の遅れ量を簡単に
再画定することができる。
【0013】(f) 重なりあう順番をコスト増なし
に、またシステムを複雑にすることなく変更できる。変
更が必要なときは、単にバッフル(そらせ板)を反転さ
せて上方に屈曲するのを下方に屈曲するようにすれば良
い。
【0014】(g) 開示してあるシステムを「詰まっ
たシートを集める回収ポイント(クラスタジャム点)」
として活用できる。詳しくは、上記に引用した文献や、
以下において開示してあるが、上流にある複数のシート
をこのポイントまでもってきてそこに貯めれば、詰まっ
た後にシートを取り除くのに便利な1つのバッファー場
所とすることができる。
【0015】(h) ここで開示してあるシステムは、
別法として又は追加として、一方の面が印刷された複数
のシートを部分的に重ねておき、他方の面を印刷するた
めに送り返すエンドレスループの2重経路として使用す
ることもでき、2重経路の長さを増加することなく2重
の経路の容量を増すことができる。シートを一部重ねて
おく2重経路は公知であり、例えば上記の米国特許第
4,231,567号や、キャノン社の2重トレーを用
いたNP−4835複写機がある。
【0016】(i) 通常、コンパイラートレー内でシ
ートのスタック(積み重ね)の一番上のシートに作用し
て能動的に確実に紙揃え(位置合せ)を行えるように駆
動型の摩擦フラッパーやベルトあるいは他のシートジョ
ッガー(シート揃え装置)がセットコンパイラー装置に
は付属している。このようなコンパイラー装置では、前
回のセットが除かれるだいぶ前に続くシートがコンパイ
ラーに入り、上記の能動的にシート揃えを行う装置によ
って偶然的に捕獲されようとすると、例えば、シートが
擦られたりマークが付いてしまうという他の問題が発生
する。本例のシステムではこのような不具合も回逃でき
る。遅延されたシートはセットが完全に排出されるまで
は、排出のローラーニップからその先端のわずかな部分
のみが延び出しているからである。
【0017】コンパイル(揃え)を行うための印刷遅延
問題を部分的に解決するために、従来では、下流のシー
ト出力経路にいっそうスピードの早い最終のあるいは排
出用の搬送装置を用いることにより、プリンター、プロ
セッサーのシート経路の速度より早くして、コンパイラ
ーに供給されるシート間の間隔を開けるようにしてい
た。しかし、このような非常に早いスピードでシートを
排出すること自体、例えば、シートが停止する際のイン
パクトによって端部にダメージを生じたり、「飛行機
状」となったシートがコンパイラーに積み重なったシー
トと干渉するなどのトラブルが発生する要因となる。こ
れに代わって、次のセットの最初のシートを、そのシー
トと次のシートの間のシート間ピッチやギャップより短
い時間をだけ一寸、一時的に遅くしたり、あるいは停止
することも可能である。しかし、この時間は非常に限ら
れたものである。
【0018】この問題に対する他の解決策として、複数
のシート経路及び/又は複数のコンパイラーを用いて次
々に続くセットの第1のシートを転路させて、前のセッ
トが針止めし排出される間は他の経路に入れてその到着
を遅らせることもある。例えば、複数のコンパイラーを
用いたものとして、ゼロックス社の「ドキュテック」プ
リンターや、「5090」複写機があり、1988年1
1月1日にジェームズEブリット(James E.B
ritt)らに付与されたゼロックス社の米国特許第
4,782,363に例えば開示されている。選択可能
なゲートを含む2重のシート出力経路を用いた他の特許
では、ジョーンJヤングジュニア(John J.Yo
ung,Jr)に1992年1月28日に付与されたピ
ットニーブロウズ社(Piteny−Bowes)の米
国特許第5,083,769号がある。他の2重経路の
システムについては以下で述べるキャノン社の特許、例
えば、米国特許第5,137,265やヨーロッパ特許
第0346851などに引用されており、ここでは、2
枚のシートが異なる長さの経路を通って供給され、重ね
合わさって共に排出される。しかし、このような2重経
路を用いるとシートの経路が非常に複雑となり、これら
の駆動系用の追加のスペースが必要となりコストも上昇
する。さらに、より複雑なジャムの解消方法及び/又は
ジャムを解消するためのシート経路へのアクセス手段を
確保する必要が出てくる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】他の例としては、イー
ストマンコダック社の市販されている仕上げ前工程に遅
れを持たせるシステムがあり、同社のエクタプリント
(EKTAPRINT)300あるいは他の複写機に採
用されており、図8に従来例として示してある。これで
判るように、このシステムは大きな弾性体の筒状のフィ
ードローラー107と、シート出力ゲート104の上流
にある半分筒状に覆ったバッフル103と、を設けてあ
る。第1のシートがこのゲートで一時的に停止させられ
ている間に少なくとも2枚のシートが重なりあい、これ
ら2枚のシートが共に排出される。しかしながら、この
システムでは、第1のシートが薄く弓形のスペースに停
止している中で、その制限された弓形のバッフル内の第
1のシートの下へ第2のシートを長い距離にわたって滑
り込ませるという望ましくない処理を行う必要がある。
さらに判るように、両方のシートをコンパイラーへ最初
に送りだす時に外側となる第1のシートを積極的に駆動
するものがない。これは全てのシートを何時でも積極的
な送りニップに保持しておくというシートを取り扱う際
の基本的な考え方に反するものであり、シート同士間は
摩擦力が低いものとしてシートを互いにスライドさせた
り、シート同士間は摩擦力が高いとして、特に弓形のシ
ート経路で、さらに薄いシートを引っ張るのではなくむ
しろ押す場合にバッフルや他の抵抗に打ち勝つように取
り扱っている。
【0020】他の特許として、ジェイ ディニッセン
(Jay Dinnissen)らに1991年4月3
0日に付与されたオス ネーザーランド社(Oce N
ederland)の米国特許第5,012,296が
ある。この特許では、ドキュメントハンドラ経路内や2
重経路内の反転装置(インバータ)を示されている。
【0021】トーマス アクアビバ(Thomas A
cquaviva)によって1992年7月1日に出願
されゼロックス社に譲渡された出願「入れ換え用の経路
を備えたドキュメントハンドリングシステム」シリアル
番号07/907,273には、長くU字型をした入替
え用のループ経路が開示されており、ばらばらのドキュ
メント(原稿)のセットをコピーするためにオリジナル
ドキュメント(原稿)をその経路を保持するため、その
他の機能にも用いることができる。
【0022】一部を重ねる装置やシステムに出力する前
に全ての出力シートをスローダウンさせる他のタイプの
システムがあり、これではプリンターの処理速度より速
度を下げてコピーシートを互いに一部分重ね、あるいは
瓦状に重なるようにしている。しかし、このシステムで
は、分離し、揃え、揃えられたジョブセットを積み上げ
るためには複雑で難しい構成が必要となり、揃えて針止
めし排出する1つのセットの最後のシートと、揃えられ
る次のセットの次のシートとの間の距離及び時間におけ
る十分に明確な間隔を設定することはさらに難しい。
【0023】従来の複写機やプリンターの出力シートの
反転装置は、上記の特許や他の特許に多種多様なものが
開示されている。これらは一般にシートの一方の端を一
つの上流のシート経路方向から反転装置のシュートに入
れ、シートの他の端から下流の他の経路方向へ反転装置
シュートから送り出すことによりシートの端と端を入れ
換えて反転している。
【0024】カバーや他のシートの挿入装置についての
従来の技術は参考にならず、上記と同じような問題も提
起しない。ここでの挿入されるシートは既に印刷された
ものであり、余分なシートを別途供給する部分から入っ
てきて、稀にプリンターやコピーからの出力シートとマ
ージ(併合)されるものである。従って、これら余分な
挿入されたシートを取り扱う上では、印刷処理の連続性
との干渉や遅延は必要ではない。
【0025】
【課題を解決するための手段】ここで開示してある特定
の実施例の特定の特徴は、印刷されたコピーシートの連
続的な流れをシート間の距離と時間が限定された状態
で、通常のシート経路へ送り出す複製装置のためシート
の緩衝システム(バッファリングシステム)であって、
このバッファリングシステムは、通常のシート経路のコ
ピー出力(排出口)へ向かって下流へ通常はコピーシー
トを送る非スリップ型の下流のシート送りニップを備え
ており、この下流シート送りニップは、第1のシートの
先端を挟んだまま選択可能で間欠的かつ一時的に停止さ
れ、この下流のシート送りニップより上流にあるシート
湾曲チェンバー(室)が通常のシート経路から外側に延
出しており、さらに、通常のシート経路に沿って、下流
のニップの十分近くに位置した上流の非スリップ型のシ
ート送りニップを備え、この上流のニップは、下流のニ
ップが一時的に停止している時にこの第1シートの後端
を湾曲チェンバー内に駆動するために、下流のニップ内
に第1のシートの先端がある間第1のシートを送り続
け、次に湾曲チェンバー内にある第1のシートを通過す
る通常のシート経路内に上流のニップによって第2のコ
ピーシートを下流のニップに向かって送り、上流と下流
の送りニップの間の通常のシート経路に、シートの湾曲
を誘導するバッフル(そらせ部)も設け、上流のニップ
によって第2のシートが送られてくると下流のニップは
次に自動的に再起動して第1のシートを第2のシートの
送りと合せて湾曲チャンバー内から送りだし、第1およ
び第2のコピーシートを下流のニップによってさらに下
流に送りだせるようにしている。
【0026】ここで開示しているシステムでのさらなる
特定の特徴(機能)は、以下のものを単独でも組み合わ
せでも備える。通常のシート経路は複製装置のシート出
力経路であり、この複製装置はシート出力経路と下流の
ニップからコピーシートの供給を受けるコンパイラー及
び/又は製本機等の仕上げ装置を備えており、このコン
パイラー及び/又は仕上げ機では繰り返し継続してコピ
ーシートが積み重ねられ、連続してコピーシートが印刷
され、複製装置のシート出力経路から出力されるに従っ
て、オンラインで複数の頁順に揃った仕上げセットとす
るように一連の出力シートを端部で揃え仕上げすること
が可能である。及び/又は、下流の送りニップは、前の
コピーシートを取り扱っているコンパイラー/仕上げ装
置の動作に合せて間欠的に一時的に停止および再起動さ
れ、かつ下流のシート送りニップは再起動されて第1お
よび第2のシートを一緒に下流のコンパイラートレーに
送り、この下流のシート送りニップによる第1のコピー
シートが送り出しとコンパイラー及び/又は仕上げ装置
に送り込まれた前のコピーシート群との間の時間が実質
的に増加される。及び/又は、通常のシート経路は実質
的に平坦であり、続くシートが上流のニップによってこ
の通常のシート経路内に供給される時、第1のシートの
後端はこの平坦な通常のシート経路から実質的に外れて
屈曲チェンバー内に維持される。及び/又は、第1のシ
ートは第2のシートに重なって下流のシート送りニップ
によってコンパイラー及び/又は仕上げ装置に送られ、
そのときに第1のシートと第2のシートの端において第
2のシートが先行し、第1及び第2のシートはコンパイ
ラー/仕上げ機で端揃えられる。及び/又は、これらの
シートが下流のシート送りニップにより送られる時は第
1のシートが第2のシートに覆いかぶさり、覆いかぶさ
った第1のシートの先端は下側の第2のシートよりも外
側に延びている。及び/又は、第1および第2のシート
を印刷する通常の順番は反転される。及び/又は、シー
ト湾曲チェンバーは通常のシート経路の上に延出してい
る。及び/又は、これらのシートは下流のシート送りニ
ップによって端揃え装置のついたコンパイラートレーに
送られ、その際、コンパイラートレーで端揃えできるよ
うに第1のシートは第2のシートに一部重なるようにし
て送らる。及び/又は、アップヒル状に整えるために下
流のニップによってコンパイラートレーに送り込まれた
第2のシートの後端は、第1のシートの下側で第1のシ
ートの後端より遅れた位置となる。及び/又は、シート
のバッファリングシステム(緩衝システム)は、コピー
シート経路にある検出された下流の詰まりに応答して湾
曲チェンバー上流側の複数のコピーシートを集めるクラ
スタジャム回路ポイントを提供する。さらにまた、上流
のニップは回転型の上流のシートフィーダーでも良く、
及び湾曲したコピーシートの後端は整合用のバッフルに
よって上流のシートフィーダーから剥がされ、この整合
用のバッフルによってその後端を上流のシート送りニッ
プから離れた状態に保持する。
【0027】本発明は、ほとんど全てのオンライン型の
コンパイラー/仕上げ装置のシステムに適用でき、ここ
で説明したものに限られない。さらなる背景として、ジ
ョッガー(シート揃え装置)や他の端揃え(位置合せ)
を行うシステム、また、ステープラーや縫い機(以下で
は一般的にステープラーとして参照しているが)を備え
たコンパイラートレーの例があり、ゼロックス社の米国
特許第4,417,801号および第4,541,62
6号に開示されている。コンパイラーユニットは、例え
ば、バリーPマンデル(Barry P.Mande
l)らによって1992年5月26日に出願されたゼロ
ックス社に譲渡された出願シリアル番号07/888,
091や、彼に付与された米国特許第5,098,07
4に開示され、説明されているものと同等のものであっ
ても良い。コンパイラートレーの端揃え用のシートフィ
ーダーやジョッガーの他の例としては、ゼロックス社の
米国特許第5,120,047号のものやこの特許に引
用されたものがある。これらに記載されており、また、
公知のように、このコンパイラートレーは複数のコンパ
イラートレーやビンの段の内の1つであってももちろん
良い。
【0028】さらに、コンパイラーや製本等の仕上げ装
置は内蔵型でも外付型でも良く、モジュラーユニットと
して複製装置に操作できるように接続するようなもので
も良い。これらは上記の特許や、他の特許および実際の
製品として公知の通りである。
【0029】ここで、「コピーシート」、「コピー」、
「出力」あるいは「出力シート」というのは、ゼログラ
フィックコピー機やプリンター等の複製装置から出力さ
れる紙や、他の通常の薄く物理的に画像を固定された基
体となるシートを示すために一般的に用いられており、
その一方あるいは両方の面に画像が形成されあるいは印
刷されたものである。これらの出力シートは、現在では
従来のような文字通りの「コピー」の意味でないことは
もちろんであり、現在ではこの中にコンピュータによっ
て作成されたグラフィックイメージ(多種多様な文章も
含む)も包含されており、光学的に複写したりあるいは
電子的に走査する物理的な「オリジナル(原稿)」を必
ずしも必要としない。しかし、オリジナル(原稿)を必
要とするこれらのものももちろんここにおける「コピ
ー」や「出力」の概念に含まれる。同様に、「印刷」と
いう概念は従来の順不同の文字印刷に限定されない。
「ジョブ」とは、関連するシートのセットであり、通常
はオリジナルドキュメント(原稿)シートや特定のユー
ザーや他の関連先からの電子的なページイメージからコ
ピーした頁順に揃ったコピーセットである。
【0030】このシステムは、Nから1(N−1)ある
いは1からN(1−N)のページ順に出力するプリンタ
や複写装置で働き、及び/又は、表面を上あるいは下に
して整えるために出力し、あるいはこれらが組合わさっ
た処理において用いられる。「1からN」を出力する場
合はこのシステムにおいて取り扱われる2枚のシート
は、次の頁順に揃えられたセットのシート1とシート2
である。「Nから1」を出力する場合は、遅らせるため
に取り扱われる2枚のシートは、次の頁順に揃えられた
セットのシートNとシートN−1である。以下の説明で
使われる「第1」および「第2」のシートも同様であ
る。これらの2枚のシートが部分的に重なっていても、
上述したように調整されていれば、上記のどのモードで
あってもきちんとした端揃えを行う上で障害とはならな
い。
【0031】また、説明してある装置は従来の制御装置
を用いて従来と同様に制御し、また操作することが簡単
にできるものである。
【0032】上述したものに対する種々のさらなる特徴
や利点は以下の説明の中の詳細な装置や操作の記載や、
請求の範囲の記載の中で明らかにしてある。さらに、本
発明は以下の図面(寸法は概略であるが)を含めた実施
例の記載によってさらに明確にしてある。
【0033】
【実施例】ここに図を用いて例示してある実施例のシー
トの緩衝システム(バッファリングシステム)は、コン
パイラーを採用した上記のような、さらに他の印刷時の
遅れに関する問題を解決できるものであり、整頓(コン
パイル)された前のジョブセットの最後のシートに続い
た最初の(一枚の)シートを遅らせることによりそうで
ない場合は望ましい通常通りシートの出力を行うシステ
ムである。本例においては、下流のシート経路ニップを
そのシートがきた時に停止し、シートをそのニップに保
持した状態とし、その一方で、そのシートをまだ挟んで
いる上流のニップによってそのシートを送り続け、シー
トを湾曲させて、湾曲したシートを通常のあるいは主シ
ート経路から外すように湾曲する、介在バックリング
(湾曲)システム内に入れることにより行なわれる。こ
の間、連続して直ぐに続いた第2のシートが通常通り送
られ、湾曲したシートを過ぎて停止した下流のニップに
到達する。すると、下流のニップは再起動し、前方、す
なわち下流に送る動作を開始し、第1のシートが第2の
シートの上、あるいは下に一部重なった状態となり、重
なった両方のシートが前方に駆動される。この時、この
出力経路内では、一方のシートが他方のシートより若干
遅れた状態となる。両方のシートは、今は空となったコ
ンパイラートレーに出力用のフィーダーの通常動作で供
給され、次のセットの整頓(揃え)及び製本等の仕上げ
がスタートする。このような操作によって、これら2枚
のシートと、これらのシートに対して直前のシートとな
る前回の整頓(コンパイル)されたセットの最後のシー
トとの間の距離と時間を実質的に増加した。さらに、同
様の基本的なバッファリングシステムは、2重経路用あ
るいは詰まったシートを集めて取り除くために数枚のシ
ート用のバッファリングシステムとして用いることも可
能であり、オンライン化された整頓/仕上げするシステ
ムでの使用が特に好ましいけれども、それに限らない。
【0034】表現を変えると、開示してあるシステム
は、ある限られた時間間隔でシートを連続した流れとし
て生成する従来の複写装置やプリンターの殆どに、簡単
で安価な改造をしたり、あるいは出力経路を付加すれば
良く、これにより印刷を継続したままこれらの出力シー
トをオンライン化して整頓(コンパイル)し、製本等の
仕上げをする。このシステムでは、ノンスリップ型のフ
ィーダーが通常はコピーシートを下流のコンパイラーに
送るが、このフィーダーは、仕上げされる次のセットの
第一のシートの先端領域を保持した状態で、選択可能
で、間欠的かつ一時的に停止される。それにより、比較
的近くにある上流のフィーダーがそのコピーシートの後
端を送り続け、そのシートを曲げて、シート経路の他の
側から延出する湾曲を促すような弓形のバッフル(そら
せ板)の助けを得てバックルチャンバー(湾曲室)内に
入れる。曲げられた第1のシートがこのようにシート経
路外に保持されている間に、次の印刷されたシートが通
常通り送られる。この第2のシートが下流のフィーダー
に到達すると、下流のフィーダーは再起動し、両方のシ
ートを確実に(積極的に)下流のコンパイラーに送る。
この時、積み重ねた時に揃えられるように予め定められ
た量だけ2枚のシートが重なるようになっている。そし
て、コンパイラーの中でこれらのシートの前のコピーシ
ートが処理される時間を増加させることができる。
【0035】図1に示すバッファーシステム11と、図
3ないし図7及び図9ないし図11に示すシステムとは
いくつかの違いがある。しかし、動作は基本的に同じで
あり、両者の違いは説明されるが、共にバッファーシス
テム11として説明する。先ず、図1において、「下流
のニップ」は出力用のニップ15であり、クラッチ15
aによって停止される。是に対し、他の図では、「下流
のニップ」は16であり、このコンパイラー入力用のニ
ップ16は16aによって停止される。このどちらでも
良い。以下において符号16が参照された時は、特別に
示さないかぎり符号15についても同様である。図1に
示すシステムの利点は、フレキシブルな紙揃え補助ベル
ト95を含むニップ(ニップ16に相当する)をバッフ
ァリングをしている間も動かし続けることができる点で
あり、これによってシートを整える(揃える)時間を増
加できる。
【0036】ここに示す全ての実施例ではプリンター1
0用のバッファリングシステム11は全て、主シート出
力経路12を備えており、この経路12は、下流の上部
バッフル13a、上流の上部バッフル13b、下流の下
部バッフル14a、上流の下部(バックリング湾曲用)
バッフル14b、下流の端にある下流の送り用ニップ1
6あるいは15、さらに、上流の端にある上流の送り用
のニップ22によって画定されている。これら2つの送
り用のニップ16および22の間の寸法は、一枚のシー
トの寸法より小さくしてある。湾曲チャンバー(バック
ルチャンバー)30はニップ22の直後から始まってお
り、本例においては、上部のバッフル13bおよび13
aの間に示してある。あるいは、バックルチャンバー3
0は、上述したように主経路12の下側に設けても良
い。バックルチャンバー30としては、主シート経路1
2から離れるように実質的な開口を設けてあり、この中
でシートが湾曲できるようになっている。
【0037】例示したバッファリングシステムにおける
動作は、図3ないし図7に連続して示してある。以下に
おいて第1のシート18と第2のシート20を参照して
説明する。第1のシート18はバッファされるシートで
ある。印刷が遅れるのを防止するために、第1のシート
18は、コンパイラー90のトレー92の中で前の頁順
に整えられたジョブセットの最後のシートに直後に出力
されるシートである。また、第2のシートは、第1のシ
ート、あるいは第1のシート群の直後のシートであり、
バッファーはされない。これらのシートは、本例では、
通常通り、均等な間隔で順番に印刷され送られてくる。
第1のシート18に対する以下に示す動作は、バッファ
ーしたいシートが何枚かある場合にはそれらに対し繰り
返し行えば良い。
【0038】本例のシステムは下流のニップ16を止め
られるように停止できるフィードローラー(もちろん公
知のように他の機能も備えているが)を用いており、こ
れによって第1のシート18を止め、その後端をシート
経路から外れるようにバックルチャンバー30に入れら
れるようになっている。これによって、第2のシート2
0は上記の複数のバッフルによって画定された主シート
経路12内で紙詰まりすることなく第1のシート18を
通過できる。シートの先端あるいは後端を検出するスイ
ッチあるいはセンサー24が第1のシート20の位置を
検出し、例えば20mm程度の適切なシートが重なる量
を確保できるちょうど良い時刻に、停止していたニップ
16のフィードローラーを再起動させる。これらのシー
トは、次に、停止していたニップ16を通って送られ、
オーバーラップ状態はあるいは一部重なった状態を保持
したままコンパイル用のステーション90あるいは80
に出力される。下流のニップ16は、別個に制御される
モーターによって駆動されていても良く、あるいは現行
の主駆動装置によって駆動をオフさせて図示したような
クラッチあるいはブレーキ16aを用いて停止させても
良い。
【0039】図3からさらに詳しく説明すると、第1の
シート18は予め設定された距離、例えば20mm程度
下流のニップ16を通り過ぎた所まで送られる。この距
離によって、バッファリングによるシートが重なりあう
量を制御する。シート18はニップ16および22によ
ってその位置に確実に(積極的に)保持される。下流の
ニップ16は、次に停止され、ニップ22は停止せず、
図4に示すようにシート18は撓み(湾曲)始め、この
シートは望ましい方向に曲がるように反対側の凸状の下
部(湾曲用)のバッフル14bによって誘導される。シ
ート18は上流のニップ22から送り続けられ、図5に
示すようにバックルチェンバー30内に曲がって入りこ
む。湾曲したシート18の後端は、図5に示すように上
流のニップ22から送りだされると上流のニップ22か
ら跳ね上がり、すると図6に示すように上流の上部バッ
フル13bの上に載る。このようにして第1のシート1
8の後端はバッフル13bの上に保持されて主シート経
路からはずれる。第2のシート20は、この間、ニップ
22によって送られている。第2のシート20は通常の
シート経路12内に送られる。図7に示すように曲げら
れて外された第1のシート18を通過するように容易に
また確実に送られる。
【0040】図7にあるように、センサー24からの信
号によって第2のシート20が下流のストップしていた
ニップ16に到達した時、あるいは直前に、このニップ
16は再スタートされ、両方のシートがそれぞれが適切
な重なった状態を保持したままニップ16によって共に
送られる。オプションとして、ニップ16が再スタート
する前に、第2のシート20の先端が停止状態の下流の
ニップ16に入れて若干曲げても良く、これによってシ
ートの重なり度合いや距離の誤差を最小限にすることが
できる。図7に示すように、シート18と20が共に到
着すると、ニップ16を構成する複数のローラーによっ
て共に送り出される用意が整う。これらの2枚のシート
は重なっており、本例では、下のシート20の先端が上
のシート18の先端より若干遅れた位置にある。
【0041】(1)第1のシートがニップに駆動される
距離の制御、(2)第2のシートの先端の位置を正確に
制御するために、第2のシートが止まっているニップに
入れられて第2のシートを若干曲げること、そして
(3)双方のシートを送りだすために停止していたニッ
プを再スタートすることの手順によって、一部重なった
シート間の距離を精度良く制御することができ、そのた
めに停止していた後のニップ16の速度を急速に上げる
ようなニップ16の加速度を精度高く制御する必要はな
い。これに対し、2つの経路を用いたり逆転するローラ
ーを用いたバッファリングシステムでは、速度と加速度
の精密な制御が必要となる。
【0042】図9、図10および図11に示すように、
上流の駆動用ニップ22として幾種類かのフィーダーを
採用でき、第1のシート18の後端が確実に正確に曲げ
られるようにできる。図示してあるように、複数のロー
ラー22aによる従来の送り用のニップ22も使用でき
るが、シートのバックリングを補助することが可能な上
流の送り用のニップ22の上側のローラーの構成は様々
なものがある。図9では、フォーム(発泡)ローラー2
2bは上流のニップ22の間に位置する通常のエラスト
マーの上部の駆動ローラー22aである。フォームロー
ラー22bは通常の駆動ローラー22aより若干径が大
きく(ニップの下部のアイドラーは通常の径である)、
従って、シートの後端を捕らえる傾向があり、その後端
がローラー22aの回りに完全に駆動される。その結
果、図示したようにオーバーラップしたバッフル13b
に持ち上げられる。あるいは図10に示したように、小
さなパドルブレードのついたローラー22c(歯形ロー
ラー)を通常の上部の駆動ローラー22aの間に設けて
も良い。これらの弾性的な(エラストマー)パドルある
いはフィンガーは上部の駆動ローラー22aより若干大
きな外周寸法を備えており、図示したようにシートの後
端を捕らえやすくそして、その後端はロール22cの回
りをバッフル13bに確実に動かされる。あるいは、図
11に示すように、小さな歯形のついたベルト23を用
いて常に動き続ける面を提供し、シートの後端をバッフ
ァー位置まで正確に持っていけるようにしても良い。特
に、より長いシートの場合は、後端を長時間保持して制
御しながらバックルチャンバー30に放つことができ
る。いずれの場合でも、バッフル13bのノッチあるい
はスロットの位置で回転するニップ22の上流の上部の
送りローラーによってシートはバッフル13bの上に確
実に撥ね上げられる。
【0043】さらに、本システムでは、シート経路の上
部へでも下部のいずれにでもシートを曲げる方向を容易
に変えることができる。そのためには、上部と下部のバ
ッフルを鏡面対象に単に位置を変えればよいので改めて
図示はしていない。上部あるいは下部にバッフルを設定
するかで、印刷する順番は変えることになるであろう。
例えば、第1のシートがシート経路の下側に湾曲する場
合は、シートはその通り重なり、通常のページ順で、す
なわち、ページ1,2,3のように1からNページの順
で出力する装置では前から順番にならんだページ順で供
給される。
【0044】逆に、図示したように第1のシートがシー
ト経路の上方に曲がると、最初の2枚のシートは逆の順
番で、すなわち、1からNページの順で出力する装置で
はページ2,1,3,4,5などの順で出力される。最
初の2枚の順番の変えてシートをバッファリングするこ
とはデジタルコピー機あるいはプリンターでは簡単にで
きることであり、第1のコピー出力時間(FCOT、F
irst−Copy−Out−Time)や生産性に悪
影響を与えることなくできることである。また、最初の
セットについては、その前に針止めするために待機して
いるセットはないのでシートをバッファリングする必要
はない。従って、完全なジョブセットがドキュメント
(書類)セットから印刷又は走査するためにプリンター
に電子的に送られ、最初のセットは通常のページ順、す
なわち、1,2,3,4などといった順番で印刷され送
られれば良い。これに続くセットは、最初の2ページの
印刷順を電気的にスイッチングして上記のように2,
1,3,4と言った順番で印刷されるようにしたら良
く、デジタルプリンターやコピー機では簡単なことであ
る。
【0045】本例のオンラインプリントシステムの間欠
的シート遅延バッファーシステム11において、プリン
ターあるいはコピー機から出力された前回のコピーシー
トのセットを整頓し針止めする作業は、このセットに引
き続くコピーシートの印刷作業を中断したり遅らせたり
することなく行うことができる。単に、本例のシステム
11を構成する最終のシート出力経路12とここに示し
た関連する部分が必要なだけであり、他の部分は従来と
同じで良く、変更も不要である。また、コンパイルされ
る次のセットの最初の2枚のシートを特別に操作するだ
けで良く、本システムでは上記の機能を果たすためには
第1のシートのみを特別に取り扱うだけで済む。
【0046】上述したように、図1あるいは図2に示し
た略平坦なシート出力経路12は下流の端に出力用のロ
ーラーの下流のニップ15を備えており、これらは整頓
や針止めを行うモジュールあるいはユニット90の直前
となるように設けてある。あるいは図3ないし図7、あ
るいは図9ないし図11に示したように、下流のニップ
16はコンパイラユニット90への入口のローラーであ
る。また、出力ローラーを図示してあるが、フィードベ
ルトや他のシートをフードできる機構であってももちろ
ん良い。シート経路12の上流のフィード(送り)ロー
ラニップ22と下流の送りローラニップ16あるいは1
5の距離は最も小さい通常の送りシートの送り方向寸法
より若干短ければ良く、例えば、縁方向に、即ち、長い
方の縁を先としてプリントするシステムにおいては略2
0cmより小であれば良い。このニップの間隔は望まし
い確実な曲げの量及び湾曲される最も小さなシートの寸
法によって決まる。しかし、いずれにしても通常の送り
動作を妨げることはない。
【0047】上述したように、プリンターあるいはコピ
ー複製装置10の既存のコントローラー100によって
ここで説明した全ての作動工程を制御でき、このコント
ローラーは従来のようにセンサー24やシート経路上の
他の従来のシート端部検出センサーと通常通り接続して
おけば良い。これらのセンサーの下流でシート経路が詰
まったことを検出して信号をコントローラー100に伝
え、バッフルシステム11を上流の詰まっていないシー
トを回収するクラスタージャム回収点として起動させれ
ば、詰まっていないシートは停止したニップ16まで送
られ、これらはバックルチャンバー30に貯められ、一
緒に回収できる。
【0048】また、シートが下流に大きく飛び出した状
態で出力用のニップ15あるいは16を停止することは
好ましくない。コンパイラートレーの中に延出しすぎる
と作動中のコンパイラー/ジョッガーが係合し他の問題
を引き起こすことになる。このような事も本例のシステ
ムでは防止できる。
【0049】図1に示した例は、いわゆる「アップヒ
ル」型の積み重ねシートジョブセットを揃え、オプショ
ンとして、針止めし(91)かつ排出するシステム90
である。このシステムにおいて、遅延なしに続いて送ら
れてくるシートはニップ16によって直にコンパイラ
(整頓装置)/針止め(ステイプラ)ユニット90に送
られ、この際のシートの動きを矢印で示してある。複数
のシートは、コンパイラートレー92の中に落とされ、
コンパイラートレー92の積み重ね用の壁面92aに当
たるように送られてこの壁で位置合わせされて揃えら
(整頓さ)れる。このセットの整頓及び位置合わせの間
は、排出用の駆動ローラーを備えた整頓後のセットを排
出する部材93は、図示してあるようにシートを挟み込
まない上方に位置してコンパイル用のトレー92の中の
シートと接触しないようにしてある。送り込まれたシー
トがシート入口ローラーから出てコンパイラートレー9
2の上に落ちると、送り込まれたシートの上面は能動的
に紙揃え(位置合わせ)を補助するシステムと接触す
る。本例のシステムは、ベルト95のような回転駆動さ
れる摩擦型でフレキシブルな整頓用の紙揃え用のジョッ
ガーで構成されており、これによって最も上のシートが
トレー92の壁92aに対して完全に揃えられるまで駆
動されるようになっている。整頓んを補助するこのよう
なタイプの圧縮可能でオープン型、あるいは「フロッピ
ーベルト(floppy belt)」型のジョッガーは、1989
年11月28日にイイダ(N.Iida)等に付与され
たキャノンの米国特許第4,883,265、米国特許
第5,137,265およびヨーロッパ特許第0346
851に開示されている。続いたシートのそれぞれは、
このような方法でトレー92の中の前のシートの上に整
えられる。ここで、引用されたり、他の技術のように従
来の横方向に突きながら揃えるものを用いることも可能
である。すなわち、それぞれのシートが排出され、コン
パイル用のトレー92にあるシートの一番上の面に対す
る摩擦型のフロッピーベルト95の回転の助けをかりて
揃える場合と、横方向に突く装置(タンパー)がトレー
92の横方向の揃え用(位置合わせ)の端にそれぞれの
シートを移動するように係合できる。フロッピー型の揃
え用のベルト95はフレキシブルであり、それらの頂部
でのみ保持されているので、横方向に容易に変形され
る。これに代わって、95あるいは86のような能動頂
部シト位置合わせシステムが角度を付けて配置されてい
るものが知られている。このシステムでは、入ってきた
頂部のシートをシート揃え用のコーナーに向かって送る
ことにより、1つのシート揃え用のフィーダーで積極的
な2方向の位置合わせを行うようになっている。
【0050】図2にコンパイラーユニット80を例とし
て示してある。このユニットでは、重ね揃えは、他の公
知のタイプの回転駆動型の能動的に頂面を整える装置に
補助されており、弾性的な摩擦フィンガーフラッパー/
ジョッガー86などを用いている。ここでもやはり上方
のシートは直接的に作用し、下方のシートに対してはシ
ート間の摩擦により間接的に働くようにしている。この
タイプのコンパイラー補助装置86は図1に示すシステ
ム90でも用いることができる。
【0051】完全に整頓されたセットが貯められ針止め
できるようにコンパイラートレー92内で揃えられる
と、91のような従来型の動力ステープラーが作動しこ
のセットを針止めする。次に、セットを排出する部材9
3が下りてきて、コンパイラートレー92の外端近くに
示すアイドルローラー94と合わさってセット排出用の
ニップを形成する。そして、図1などに示すように、仕
上げセットを、従来のきちんと積み重ねるエレベータ/
スタッカーユニット96に排出し前回の仕上げられたセ
ットの上にきちんと積み重ねる。この代わりに、複数の
ビンが共有されるユーザープリンター「メイルボック
ス」ユニットの指定のユーザーのビンに排出しても良
い。
【0052】整頓し針止めする必要がなければ、排出用
のローラー93はローラー94に対し閉じたままで良
く、これによって出力シートはコンパイラーユニット9
0を通って直接スタッカー96に送られる。
【0053】このような揃え仕上げる動作の間、シート
が部分的に隣合うビンや、スタッカー96の積み重ねた
部分の上にまで伸びて突き出した状態となっても良く、
これによってコンパイラートレーの幅を縮めることがで
きることである。すなわち、コンパイラートレー92
は、殆どのサイズのシートに対し、部分的のそのシート
を支持できる棚であれば良く、このことはマンドレルの
米国特許第5,098,074号、キャノンの米国特許
第5,137,265号、あるいはデニス・ステムレ
(Denis Stemmle)に1993年4月13
日に付与された「シートを表面を上あるいは下にして積
み重ねて出力する複数のモードにおける旋回型のニップ
(Orbitting Nip Plural Mod
e Sheet Output With Faceu
p or Facedown Stacking)」と
いうタイトルのゼロックス社の米国特許第5,201,
517に引用されている。後の文献は、統合反転システ
ムにおけるシートの表面を上にしたり下にすることが選
択できるコンパイラー/スタッカーの例でもある。
【0054】コンパイラーは図1の90に示すような
「アップヒル型に積み重ねる」タイプのもの、即ち、入
ってきたシートがコンパイラートレー92の中で下流へ
戻るようにスライドし、後ろ側の壁92によって先に入
ったシートの後端と揃えるならば、排出されてくるシー
トのペアーの内、上になるシートの先端が下となるシー
トの先端より若干前に出ていた方が良い。こうすれば上
部のシート20に対し働く能動的なコンパイラー95に
よってしっかりと揃えることができる。しかしながら、
図2に示すように、コンパイラーユニット80のトレー
82が先方に向かって下方へ傾斜し「ダウンヒル型」の
下流で積み重ねを行なう場合、即ち、入ってくるシート
の先端が処理方向へ外側の位置合せ端、ここでは旋回可
能な排出用のゲート84に対して揃えられる、即ち、位
置合せされる場合、このようなシステム80では、入っ
ているペアーのシートの内、上となるシートの先端が下
となるシートより若干遅れる方が、このようなコンパイ
ラーにおいては、よりきちんと揃えることができる。す
なわち、図2に示すような「ダウンヒル型」のコンパイ
ラーにおいて、下となったシートをコンパイラーの端を
用いて揃えるためには、両方の先端が最終の出力ローラ
ー16に到達する時までに、図1に示した「アップヒル
型」のコンパイラーのようなシステム90のように下の
シートの先端を上のシートより遅らせるのではなく、下
のシートの先端を上のシートの先端に若干先行させる。
この方法によれば、いずれのタイプのコンパイラーであ
っても、コンパイラートレーに入ってくると最上となる
(第2の)シート20に対して働く頂部スタックジョッ
ガー(シート揃え装置)によって下方の第1のシート1
8も揃えられる。
【0055】言い方を変えると、「アップヒル型」の積
み重ね(スタッキング)システムにおいては、コンパイ
ラーの紙揃え用の端は排出されたシートの後端に対して
働く。「ダウンヒル型」の積み重ねシステムにおいて
は、紙揃え用の端は、排出されたシートの先端となる。
いずれの場合でも、下のシートの紙揃え用の端は、上の
シートの紙揃え用の端の下から伸びており、これらのシ
ートが静電気などによって部分的に引っついている場合
であっても、相対的に滑り易い場合であっても、下のシ
ートを紙揃え用の端を最初に当てれることにより確実に
揃えることができる。上のシートはその上に直接働く能
動頂部位置合せドライブ(駆動装置)95あるいは86
によって必ず揃えられるからである。すなわち、いずれ
のケースでも、下のシートが上のシートより早く紙揃え
用の壁端に当たる必要がある。このため、コンパイラー
90のような「アップヒル型」の積み重ねでは、下に位
置するシートの先端を重なる方の(上の)シートの先端
より若干遅らせる必要があり、これによって、下のシー
トの後端が重なるシートの後端から延出し、この結果、
「アップヒル型」のコンパイラートレー92では、下の
シートが上のシート20より前に壁92aに対して揃え
られるようにする。もちろん、本システムとコンパイラ
による積み重ねの間にインバータ(反転装置)や反転経
路がある場合は、この望ましいシート端の関係は反転
(逆転)される。
【0056】上述したように、図8には従来技術として
説明してあるイーストマンコダック社のコピーシステム
101を示してあり、このシステムでも、仕上げられる
予め頁順に揃えられたセット同士間でシート出力を遅ら
せることができる。第1のシート102は大きな径のコ
ンプライアント(しなやかな)駆動ローラー107の外
周に送られ、部分的に周囲を閉塞したバッフル103の
中に入り、ゲート104に送られ一時的に第1のシート
102は停止する。次に、ゲート104に到達するま
で、次の第2のシート105は同じ経路を通って停止し
ている第1のシート102の下に送られ、以後もこれと
同様である。次に、ゲート104が開き、全てのシート
102、105等が大きなローラー107とローラー1
06の他のセットで形成されるニップによって図示して
いないコンパイラーに送られる。このシステム101で
は、ゲート104から2枚のシートが最初に排出される
間は、第1のシート102を直接的にあるいは確実に駆
動するものが用意されておらず、駆動ローラー107と
は第2のシート105によって分離されているので、シ
ート102とバッフル103との間の摩擦に打ち勝つよ
うに、シート同士間の摩擦に依存している。このシート
102とバッフル103との間の摩擦力は、曲がりに対
して湾曲することに抵抗する剛性のシートにとってバッ
フル103の曲により実質的に増大されると考えられ
る。また、このコダック社のシステムでは、取扱可能な
シートのサイズの範囲がかなり限定されると思われる。
【0057】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のシステ
ムでは、いつでも、どのシートに対してもノンスリップ
型の確実なフィーダニップを維持する。さらに、本シス
テムでは、一枚のシートを他のシートに相対して送り次
いでこれらを同時に送ろうとしている時に、同一の経路
やニップに同時に2枚のシートをいれることは必要な
い。
【0058】以上は好ましい実施例であって、この実施
例に対し、この技術分野の技術によって幾多の変更例、
代案、改造、改良が可能なことはもちろんであり、これ
らは特許請求の範囲に基づき本発明の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例である整頓し(揃え)、仕上
げする際にプリンターの遅れを防止できるバッファリン
グシステムの一例をその側面を用いて、コンパイラ/仕
上げユニットの例と共に示す図である。
【図2】「アップヒル型」ではなく、「ダウンヒル型」
の積み重ね方式を用いた、異なるコンパイラーの例を示
す部分的な側面図であり、他の要素は特に示さない限り
他の図に示してある他の要素と同様に動作する。
【図3】図1に示すシートのバッファリングシステムと
異なる実施例の主要な部分を示す側面図であって一連の
動作工程の一つを示す図である。
【図4】図1に示すシートのバッファリングシステムと
異なる実施例の主要な部分を示す側面図であって一連の
動作工程の一つを示す図である。
【図5】図1に示すシートのバッファリングシステムと
異なる実施例の主要な部分を示す側面図であって一連の
動作工程の一つを示す図である。
【図6】図1に示すシートのバッファリングシステムと
異なる実施例の主要な部分を示す側面図であって一連の
動作工程の一つを示す図である。
【図7】図1に示すシートのバッファリングシステムと
異なる実施例の主要な部分を示す側面図であって一連の
動作工程の一つを示す図である。
【図8】従来の技術を示す図であって、上述したような
イーストマンコダック社の製品を従来の技術として示し
てある。
【図9】図3ないし図7のバッファシステムにおいて上
流のフィーダーの変更したシステムを示す図である。
【図10】図3ないし図7のバッファシステムにおいて
上流のフィーダーの変更したシステムを示す図である。
【図11】図3ないし図7のバッファシステムにおいて
上流のフィーダーの変更したシステムを示す図である。
【符号の説明】
10・・コピー機 12・・シート出力経路 15、16・・下流のシート送り用のニップ 18・・第1のシート 20・・第2のシート 22・・上流のシート送り用のニップ 30・・湾曲チェンバー 92・・コンパイラートレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チャールズ ディ.リゾロ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14622 ロチェスター デュランド ドライヴ 64 (72)発明者 ジェラルド エイ.ブッデンデック アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14526 ペンフィールド ティンバーライン ド ライヴ 146

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷されたコピーシートの連続する流れ
    を、これらのシート間の距離と時間が限定された状態で
    通常のシート出力経路へ送り出す複製装置のためのシー
    トのバッファリングシステムであってコピーシートを通
    常は前記通常のシート経路のシート出口に向かって下流
    へ送るノンスリップ型の下流のシート送り用のニップを
    有しており、 この下流のシート送り用のニップは、第1のコピーシー
    トの先端を挟んだまま選択可能で間欠的かつ一時的に停
    止され、 この下流のシート送り用のニップより上流の、前記通常
    のシート経路から離れるように延出しているシート湾曲
    チャンバーと、 前記通常のシート経路に沿って下流のニップの十分近く
    に位置した上流のノンスリップ型のシート送り用のニッ
    プであって、前記下流のニップが一時的に停止している
    ときに、前記第1のコピーシートの後端を前記シート湾
    曲チャンバー内へ駆動するために前記第1のコピーシー
    トの先端が前記下流のニップ内にある間前記上流のニッ
    プ中の第1のシートを送り続け、さらに、前記シート湾
    曲チェンバー内にある第1のシートを通過する前記通常
    のシート経路に第2のコピーシートを前記下流のニップ
    に向かって送る上流のシート送り用のニップと、 前記通常のシート経路の、前記上流と下流の送り用ニッ
    プの間にある、湾曲導入シートそらせ部と、を有し、さ
    らに、 前記上流のニップによって前記第2のシートが送られて
    くると前記下流のニップは次に自動的に再起動して前記
    第2のコピーシートの送りに合わせて前記第1のシート
    を前記シート湾曲チャンバー内から送りだし、前記第1
    および第2のコピーシートが前記下流のニップによって
    さらに下流に送りだされることを特徴とするバッファリ
    ングシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記通常のシート経
    路は前記複製装置のシート出力経路であり、この複製装
    置は前記シート出力経路と前記下流のニップからコピー
    シートの供給を受けるコンパイラー及び/又は仕上げ装
    置を備えており、このコンパイラー及び/又は仕上げ装
    置には繰り返し連続的に前記コピーシートが積み重ねら
    れ、このコンパイラー及び/又は仕上げ装置は、前記複
    製装置の前記シート出力経路により前記コピーシートが
    連続して印刷され出力されるに従ってオンラインで複数
    の頁順に揃った仕上げセットにするように、これらの出
    力シートの流れを端揃えで整え、仕上げし、さらに、前
    記下流の送り用のニップは、前回のコピーシートを処理
    している前記コンパイラー及び/又は仕上げ装置の動作
    に合わせて間欠的に一時的に停止および再起動され、さ
    らにまた、前記下流のシート送り用ニップは再起動され
    て前記第1および第2のシートを一緒に下流の前記コン
    パイラーのトレーに送り、この下流のシート送り用のニ
    ップによる前記第1のコピーシートの送りだしと前記コ
    ンパイラー及び/又は仕上げ装置に送り込まれた前回の
    コピーシート群との間の時間が実質的に増大されること
    を特徴とするバッファリングシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記下流の
    シート送り用のニップによって前記第1および第2のシ
    ートが前記コンパイラー及び/又は仕上げ装置に送られ
    る際に前記第1のシートは前記第2のシートに重なって
    おり、前記第1のシートは前記コンパイラー及び/又は
    仕上げ装置内で端揃えされる第1及び第2のシートの端
    で前記第2のシートより先行することを特徴とするバッ
    ファリングシステム。
JP6097646A 1993-05-19 1994-05-11 バッファリングシステム Withdrawn JPH072397A (ja)

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