JPH0723972Y2 - 分割プリント配線板の分割溝 - Google Patents
分割プリント配線板の分割溝Info
- Publication number
- JPH0723972Y2 JPH0723972Y2 JP6400292U JP6400292U JPH0723972Y2 JP H0723972 Y2 JPH0723972 Y2 JP H0723972Y2 JP 6400292 U JP6400292 U JP 6400292U JP 6400292 U JP6400292 U JP 6400292U JP H0723972 Y2 JPH0723972 Y2 JP H0723972Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- divided
- printed wiring
- wiring board
- groove
- dividing groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Structure Of Printed Boards (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、多数の回路がプリント
配線された分割プリント配線板に関し、特にその分割溝
に関するものである。
配線された分割プリント配線板に関し、特にその分割溝
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として図5〜図9に示すもの
があった。まず図5に示すように、面積の広い矩形状の
基板3の四隅部に基準ピン孔4を形成し、該基準ピン孔
4を基準として基板3の内周部に多数の回路をX軸方向
およびY軸方向に所定の間隔でプリント配線5して一次
の分割プリント配線板1を得る。次いで、基準ピン孔4
を基準としてルータマシン(図示省略)により、上記一
次の分割プリント配線板1を所定の大きさ、例えば図5
の仮想線に沿って切断し、図6に示す形状の二次の分割
プリント配線板2を得る。
があった。まず図5に示すように、面積の広い矩形状の
基板3の四隅部に基準ピン孔4を形成し、該基準ピン孔
4を基準として基板3の内周部に多数の回路をX軸方向
およびY軸方向に所定の間隔でプリント配線5して一次
の分割プリント配線板1を得る。次いで、基準ピン孔4
を基準としてルータマシン(図示省略)により、上記一
次の分割プリント配線板1を所定の大きさ、例えば図5
の仮想線に沿って切断し、図6に示す形状の二次の分割
プリント配線板2を得る。
【0003】次いで図7に示すように、上記二次の分割
プリント配線板2をその端面2aをガイド7に当てて位
置決めし、円板カッタ6により、図6の仮想線で示すよ
うに、各プリント配線5間の上下面に浅いV形の分割溝
8を形成する。この分割溝8は基板3の厚さTが1.6m
mの場合においてその深さを約0.6mmとし、該分割溝8
部の肉厚T1を所定の強度が保持される約0.4mmとす
る。次いで図8に示すように、上記二次の分割プリント
配線板2にトランジスタ、コンデンサ等の電子部品9を
搭載後、各分割溝8で折割りして図9に示すように、最
小単位つまり単体の回路板10を得る。
プリント配線板2をその端面2aをガイド7に当てて位
置決めし、円板カッタ6により、図6の仮想線で示すよ
うに、各プリント配線5間の上下面に浅いV形の分割溝
8を形成する。この分割溝8は基板3の厚さTが1.6m
mの場合においてその深さを約0.6mmとし、該分割溝8
部の肉厚T1を所定の強度が保持される約0.4mmとす
る。次いで図8に示すように、上記二次の分割プリント
配線板2にトランジスタ、コンデンサ等の電子部品9を
搭載後、各分割溝8で折割りして図9に示すように、最
小単位つまり単体の回路板10を得る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のものは、二
次の分割プリント配線板2の各プリント配線5間の上下
面に形成する分割溝8は、ルータマシンにより切断され
た二次の分割プリント配線板2の端面2aを基準として
形成されていたので、分割溝8の位置が不正確になる欠
点があった。さらに上記二次の分割プリント配線板2
は、ルータマシンにより一次の分割プリント配線板1を
環状に切削して分割するようにしていたので、この分割
に時間を要する欠点があった。本考案は上記欠点を解消
した新規な配線基板11の切断装置を得ることを目的と
する。
次の分割プリント配線板2の各プリント配線5間の上下
面に形成する分割溝8は、ルータマシンにより切断され
た二次の分割プリント配線板2の端面2aを基準として
形成されていたので、分割溝8の位置が不正確になる欠
点があった。さらに上記二次の分割プリント配線板2
は、ルータマシンにより一次の分割プリント配線板1を
環状に切削して分割するようにしていたので、この分割
に時間を要する欠点があった。本考案は上記欠点を解消
した新規な配線基板11の切断装置を得ることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、以下の如く構成したものである。即ち、
矩形状の基板の端部に基準ピン孔を設け、該基準ピン孔
を基準として基板の内周部に多数の回路がX軸方向およ
びY軸方向に所定の間隔でプリント配線されてなる分割
プリント配線板を設け、前記基準ピン孔を基準として分
割プリント配線板の外周部および各プリント配線間の上
下面にX軸およびY軸方向に延びる深い第1分割溝と浅
い第2分割溝とを形成するとともに、第1分割溝はプリ
ント配線板の外周部と複数個おきのプリント配線間とに
形成する構成にしたものである。
成するために、以下の如く構成したものである。即ち、
矩形状の基板の端部に基準ピン孔を設け、該基準ピン孔
を基準として基板の内周部に多数の回路がX軸方向およ
びY軸方向に所定の間隔でプリント配線されてなる分割
プリント配線板を設け、前記基準ピン孔を基準として分
割プリント配線板の外周部および各プリント配線間の上
下面にX軸およびY軸方向に延びる深い第1分割溝と浅
い第2分割溝とを形成するとともに、第1分割溝はプリ
ント配線板の外周部と複数個おきのプリント配線間とに
形成する構成にしたものである。
【0006】
【作用】本考案は上記構成にしたものであるから、第1
分割溝および第2分割溝は、各プリント配線と共通の基
準ピン孔を基準として形成されることになる。また、分
割プリント配線板は第1分割溝部により所定の大きさの
折割りが容易となり、また第2分割溝部は所定の剛性を
有し、電子部品の搭載(接続)時には損傷せず、該電子
部品の搭載後においては第2分割溝部での折割りが可能
となる。
分割溝および第2分割溝は、各プリント配線と共通の基
準ピン孔を基準として形成されることになる。また、分
割プリント配線板は第1分割溝部により所定の大きさの
折割りが容易となり、また第2分割溝部は所定の剛性を
有し、電子部品の搭載(接続)時には損傷せず、該電子
部品の搭載後においては第2分割溝部での折割りが可能
となる。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。図面において、図1は本考案の実施例を示す分割プ
リント配線板の平面図、図2は分割溝の加工状態を示す
断面図、図3は電子部品の搭載状態を示す側面図、図4
は分割された単体の回路板を示す側面図である。図1に
おいて、15は一次の分割プリント配線板であり、面積
の広い矩形状の基板16の四隅部に基準ピン孔17を形
成し、該基準ピン孔17を基準として基板16の内周部
に多数の回路をX軸方向およびY軸方向に所定の間隔で
プリント配線18してなる。
る。図面において、図1は本考案の実施例を示す分割プ
リント配線板の平面図、図2は分割溝の加工状態を示す
断面図、図3は電子部品の搭載状態を示す側面図、図4
は分割された単体の回路板を示す側面図である。図1に
おいて、15は一次の分割プリント配線板であり、面積
の広い矩形状の基板16の四隅部に基準ピン孔17を形
成し、該基準ピン孔17を基準として基板16の内周部
に多数の回路をX軸方向およびY軸方向に所定の間隔で
プリント配線18してなる。
【0008】上記一次の分割プリント配線板15の外周
部および各プリント配線18間の上下面に、図1の仮想
線で示すように、X軸およびY軸方向に延びる深い第1
分割溝19と浅い第2分割溝20とを形成する。即ち、
図2に示すように、溝加工機のテーブル21に立設した
基準ピン22に基準ピン孔17を挿通して一次の分割プ
リント配線板15を位置決めし、上下に対向配置した一
対の円板カッタ23により上記第1分割溝19および第
2分割溝20を形成する。この場合、基板16の厚さT
が1.6mmの場合において、第1分割溝19の深さは約
0.7mm、第2分割溝20の深さは約0.6mmとし、これ
により第1分割溝19部の肉厚T2を約0.2mm、第2
分割溝20部の肉厚T3を約0.4mmとする。この肉厚
T3は、後述する電子部品25搭載時の応力に耐える程
度の肉厚とする。
部および各プリント配線18間の上下面に、図1の仮想
線で示すように、X軸およびY軸方向に延びる深い第1
分割溝19と浅い第2分割溝20とを形成する。即ち、
図2に示すように、溝加工機のテーブル21に立設した
基準ピン22に基準ピン孔17を挿通して一次の分割プ
リント配線板15を位置決めし、上下に対向配置した一
対の円板カッタ23により上記第1分割溝19および第
2分割溝20を形成する。この場合、基板16の厚さT
が1.6mmの場合において、第1分割溝19の深さは約
0.7mm、第2分割溝20の深さは約0.6mmとし、これ
により第1分割溝19部の肉厚T2を約0.2mm、第2
分割溝20部の肉厚T3を約0.4mmとする。この肉厚
T3は、後述する電子部品25搭載時の応力に耐える程
度の肉厚とする。
【0009】また、上記各第1分割溝19のX軸−Y軸
の交叉部(ア)をルータマシン(図示省略)により円弧
状に切断し、次いで上記一次の分割プリント配線板15
を第1分割溝19部で折割りして図3に示すように所定
の大きさの二次の分割プリント配線板24を形成する。
そして、図3に示すように上記二次の分割プリント配線
板24にトランジスタ、コンデンサ等の電子部品25を
搭載(接続)した後、各第2分割溝20で折割りして図
4に示すような最小単位の回路板26を得る。
の交叉部(ア)をルータマシン(図示省略)により円弧
状に切断し、次いで上記一次の分割プリント配線板15
を第1分割溝19部で折割りして図3に示すように所定
の大きさの二次の分割プリント配線板24を形成する。
そして、図3に示すように上記二次の分割プリント配線
板24にトランジスタ、コンデンサ等の電子部品25を
搭載(接続)した後、各第2分割溝20で折割りして図
4に示すような最小単位の回路板26を得る。
【0010】
【考案の効果】以上の説明から明らかな如く、本考案
は、所定の大きさに分割する深い第1分割溝と、最小単
位に分割する浅い第2分割溝とを、プリント配線する際
に基準とする基準ピン孔を基準として形成するようにし
たので、各分割溝が正確な位置に形成されることにな
る。さらに、第1分割溝および第2分割溝は加工の速い
回転カッタによって形成できるので、加工時間が短縮
し、生産性に富む等の効果を奏する。
は、所定の大きさに分割する深い第1分割溝と、最小単
位に分割する浅い第2分割溝とを、プリント配線する際
に基準とする基準ピン孔を基準として形成するようにし
たので、各分割溝が正確な位置に形成されることにな
る。さらに、第1分割溝および第2分割溝は加工の速い
回転カッタによって形成できるので、加工時間が短縮
し、生産性に富む等の効果を奏する。
【図1】本考案の実施例を示す分割プリント配線板の平
面図である。
面図である。
【図2】分割溝の加工状態を示す断面図である。
【図3】電子部品の搭載状態を示す側面図である。
【図4】分割された単体の回路板を示す側面図である。
【図5】従来における一次の分割プリント配線板の平面
図である。
図である。
【図6】従来における二次の分割プリント配線板の平面
図である。
図である。
【図7】従来における分割溝の加工状態を示す断面図で
ある。
ある。
【図8】従来における電子部品の搭載状態を示す側面図
である。
である。
【図9】従来における分割された単体の回路板を示す側
面図である。
面図である。
15 一次の分割プリント配線板 16 基板 17 基準ピン孔 18 プリント配線 19 第1分割溝 20 第2分割溝 21 テーブル 22 基準ピン 23 円板カッタ 24 二次の分割プリント配線板 25 電子部品 26 回路板 (ア) 交叉部
Claims (1)
- 【請求項1】 矩形状の基板の端部に基準ピン孔を設
け、該基準ピン孔を基準として基板の内周部に多数の回
路がX軸方向およびY軸方向に所定の間隔でプリント配
線されてなる分割プリント配線板を設け、前記基準ピン
孔を基準として分割プリント配線板の外周部および各プ
リント配線間の上下面にX軸およびY軸方向に延びる深
い第1分割溝と浅い第2分割溝とを形成するとともに、
第1分割溝はプリント配線板の外周部と複数個おきのプ
リント配線間とに形成したことを特徴とする分割プリン
ト配線板の分割溝。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6400292U JPH0723972Y2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 分割プリント配線板の分割溝 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6400292U JPH0723972Y2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 分割プリント配線板の分割溝 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623270U JPH0623270U (ja) | 1994-03-25 |
JPH0723972Y2 true JPH0723972Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=13245566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6400292U Expired - Lifetime JPH0723972Y2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 分割プリント配線板の分割溝 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723972Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2879649B2 (ja) * | 1994-12-05 | 1999-04-05 | 工業技術院長 | 白金系触媒の製造方法 |
-
1992
- 1992-08-20 JP JP6400292U patent/JPH0723972Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0623270U (ja) | 1994-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0723972Y2 (ja) | 分割プリント配線板の分割溝 | |
JPH01252308A (ja) | 多層回路配線板の孔形成方法 | |
JPS589360A (ja) | 混成集積回路の製造方法 | |
JP2795282B2 (ja) | プリント配線板の製造方法 | |
JPS624879B2 (ja) | ||
JPH04254391A (ja) | 印刷配線板 | |
JP2000068613A (ja) | ハイブリット集積回路装置の製造方法 | |
JPH05226794A (ja) | プリント配線基板およびプリント配線基板用母材 | |
JP3514961B2 (ja) | 割基板の識別方法およびその製造方法ならびに割基板 | |
JPH04299592A (ja) | プリント配線板 | |
JP3516331B2 (ja) | プリント配線板用割基板 | |
JPH05315032A (ja) | プリント基板及びその実装部品 | |
JPH0936505A (ja) | フレキシブルプリント基板原板 | |
JPH0639471Y2 (ja) | 印刷配線板 | |
JPH0737329Y2 (ja) | 印刷配線板 | |
JPS629253Y2 (ja) | ||
JPH05327293A (ja) | チップの実装精度確認用ランド | |
JPS61174694A (ja) | プリント回路板の製造法 | |
JPS5838625Y2 (ja) | 高周波用印刷配線板 | |
JPH0717164Y2 (ja) | 基板耳部分割用治具 | |
JPH0241917Y2 (ja) | ||
JPH04148584A (ja) | プリント配線板の製造方法 | |
JPH0745916A (ja) | プリント配線基板 | |
JPH032667U (ja) | ||
JP2001113498A (ja) | プリント配線板の穴明け用裏板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |