JPH07239053A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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Publication number
JPH07239053A
JPH07239053A JP2847394A JP2847394A JPH07239053A JP H07239053 A JPH07239053 A JP H07239053A JP 2847394 A JP2847394 A JP 2847394A JP 2847394 A JP2847394 A JP 2847394A JP H07239053 A JPH07239053 A JP H07239053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
solenoid valve
fluid
valve body
pulsation
Prior art date
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Pending
Application number
JP2847394A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakuni Suzuki
雅邦 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2847394A priority Critical patent/JPH07239053A/ja
Publication of JPH07239053A publication Critical patent/JPH07239053A/ja
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  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はABSに適用される電磁弁に関し、
閉弁動作に伴う脈流の発生を抑制することを目的とす
る。 【構成】 テーパ状の孔71と、この内部に配され、閉
弁するときに弁体65により押されて移動するボール7
3とよりなり、ボール73と孔71との間にリング状開
口75を有する絞り装置70を有する。閉弁動作が進行
するにつれて、リング状開口75の面積が増え、弁体6
5に閉弁動作を妨げる方向に作用する圧力が増える。こ
れにより、閉弁速度が抑えられ、脈動の発生自体が抑制
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁弁に係り、特に流体
の流量制御に適用しうる電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は実開平3−11367号公報に示
されている電磁弁10を示す。
【0003】11は電磁コイル、12は可動鉄芯13,
14は弁板、15,16は弁体、17,18は弁座であ
る。
【0004】20はメイン配管部であり、マスタシリン
ダに接続されている。
【0005】21はバイパス配管部であり、メイン配管
部20のうち、分岐点P1 ,P2 の間に設けてある。
【0006】23は衝撃吸収弁であり、バイパス配管部
20の途中に設けてある。
【0007】電磁弁10が動作し、弁体16が弁座18
に着座したときに、衝撃波(脈動)が発生する。
【0008】この脈動は、メイン配管部20内を矢印3
0で示すように伝わる。脈動の一部は、途中、点P1
おいて、分岐されて、バイパス配管部21内を矢印31
で示すように伝わり、点P2 でメイン配管部20を伝わ
ってきた脈動と合流する。
【0009】ここで、メイン配管部20の点P1 とP2
との間の距離L1 ,及びバイパス配管部21の長さL2
は、点P1 で分岐された二つの脈動の位相が、点P2
到る間に互いに逆となるように定めてある。
【0010】このように、上記先行資料は、脈動が点P
2 で合流したときに、それらの脈動が互いに相殺される
ように構成することで、点P2 よりマスタシリンダ側で
の脈動の発生を防止しようとするものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】バイパス配管部21を
伝わる脈動がメイン配管部20を伝わる脈動と合流した
ときに、脈動が相殺されるためには、点P2 での二つの
脈動の位相が正しく180度ずれている必要がある。
【0012】このためには、距離L1 及び長さL2 が共
に精度良く定められていることが必要である。
【0013】しかし、このことは一般には困難であり、
製造上の誤差等によって、距離L1及び長さL2 はばら
ついてしまう。
【0014】このため、電磁弁10によっては、脈動が
相殺しきれずに残ってしまう場合が起きるという問題が
あった。
【0015】そこで、本発明は、発生した脈動を相殺す
るという考え方ではなく、閉弁の速度が遅くなるように
して、脈動自体の発生を無くすることを実現した電磁弁
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、電磁力によ
り、流体通路中の弁体を弁座に着座させて上記流体通路
を閉じる電磁弁において、上記油圧通路中に、上記弁体
が上記弁座に着座する過程において該弁体が流体の流れ
に起因して受ける力の、前記弁体が前記弁座に着座する
方向の反対方向成分が増加するように流体の流量を変更
させる流体変更手段を有する構成としたものである。
【0017】
【作用】流量変更手段は、電磁弁が閉弁する過程におい
て、弁体が流体の流れに起因して受ける力の、弁体が弁
座に着座する方向の反対方向成分が増加するため、弁体
の移動速度を抑制するように作用する。
【0018】
【実施例】図1は本発明の一実施例になる電磁弁40を
示す。
【0019】本実施例は、車両制動時の車両ロックを抑
制するように、ブレーキ油圧を制御するアンチロックブ
レーキシステム(ABS)に適用したものである。
【0020】説明の便宜上、図1の電磁弁40(4
-1,40-2)が適用されるABSについて、図3を参
照して、概略的に説明する。
【0021】符号51はブレーキペダルを示す。ブレー
キペダル51は、ブレーキフルードが充填されたマスタ
シリンダ52のピストン52aと連結されており、運転
者がブレーキペダル51を踏み込むと、その踏み込み力
に応じてピストン52aが押圧される。
【0022】マスタシリンダ52の油圧室52bには油
圧通路56が接続されている。この油圧通路56は、電
磁弁40-1,40-2を介してリザーブタンク55に通じ
ると共に、電磁弁40-1と40-2との間で分岐して各車
輪のブレーキ機構を駆動するホイールシリンダ57に通
じている。
【0023】また、電磁弁40-1には、逆止弁53を備
えるバイパス通路58が設けられている。尚、逆止弁5
3は、ホイールシリンダ57側からマスタシリンダ52
側への流れだけを許容する一方向弁として配設されてお
り、バイパス通路58は、この向きの流れだけをバイパ
スする。
【0024】ABSが通常のブレーキシステムとして作
動している場合、電磁弁40-1は油圧通路56を導通さ
せている。また、この場合、電磁弁40-2は油圧通路5
6を遮断している。そして、各電磁弁40-1,40
-2は、電子制御装置(ECU)59と電気的に接続され
ており、ECU59からの制御信号に従って、それぞれ
油圧通路56を遮断又は導通させることにより、ABS
として機能する。つまり、ABSが機能せず、図3のシ
ステムを通常のブレーキシステムの油圧系として使用し
ている間は、ブレーキペダル51を踏み込むことによ
り、マスタシリンダ52内のブレーキフルードが油圧通
路56及び電磁弁40-1を介してホイールシリンダ57
に供給される。これにより、各車輪に設けられているブ
レーキ機構は、運転者がブレーキメペダル51を踏み込
む際の踏力に応じた力で車輪の回転を停止させようとす
る。
【0025】このように、車両に搭載されているブレー
キは、ホイールシリンダ57にブレーキフルードが供給
されることにより作動している。従って、ブレーキペダ
ル51の踏力が解除されたら、各車輪の作用しているブ
レーキを解除するため、ブレーキフルードを即座にホイ
ールシリンダ57からマスタシリンダ52へ戻す必要が
ある。
【0026】逆止弁53は、ブレーキフルードがマスタ
シリンダ52へ戻るルートを確保する為に設けられてお
り、ブレーキの解除時において良好な応答性を得るため
には、逆止弁53の閉弁圧をできるだけ小さく設定する
必要がある。
【0027】一方、車両に搭載されている各種のセンサ
からの信号に基づいて、ECU59が、ブレーキング時
における車輪のロックを検出した際には、その車輪のロ
ックを解除するためABSが作動する。すなわち、ロッ
クした車輪に対応するホイールシリンダ57から、運転
者の意思にかかわらず適宜ブレーキフルードが抜かれ、
ブレーキの一時的な解除が行われる。そして、車輪のロ
ックが解除されたら再びホイールシリンダ57にブレー
キフルードが供給される。
【0028】運転者がブレーキペダル51を踏んでいる
最中にホイールシリンダ57からブレーキフルードを抜
くためにECU59が行う制御としては、例えば、電磁
弁40 -1を遮断、電磁弁40-2を導通、にそれぞれ切り換
えればよく、すなわちこの場合、マスタシリンダ52か
らホイールシリンダ57へ向かう流れは電磁弁40-2
導通、にそれぞれ切り換えればよい。すなわちこの場
合、マスタシリンダ52からホイールシリンダ57へ向
かう流れは電磁弁40-1及び逆止弁53により遮断さ
れ、ホイールシリンダ57に流入していたブレーキフル
ードは電磁弁40-2を介してリザーブタンク55に流出
する。
【0029】ロックが解消された場合には、二つの電磁
弁40-1〜40-2をOFFしてホイールシリンダを増圧
する。
【0030】次に、電磁弁40について、図1を参照し
て説明する。
【0031】図1は電磁弁40-1である。
【0032】電磁弁40は、ハウジング60、コイル6
1、プランジャ62、ヨーク63、シャフト64、弁体
65、弁座66を有する。
【0033】67は油圧通路である。油圧通路67の途
中に、弁体65、弁座66が設けてある。
【0034】マスタシリンダ52からのブレーキフルー
ドは、流入通路68より油圧通路67内に流れ込み、油
圧通路67を経て流出通路69に流れ出る。
【0035】70は本発明の要部をなす流量変更手段の
一つである絞り装置であり、上記油圧通路67のうち、
弁体65より流入通路68側の部位に設けてある。
【0036】図2(A)は、コイル61に電流が流れて
いない状態である。
【0037】絞り装置70は、図2(A)に拡大して示
すように、流入通路68側が拡がったd2 >d1 のテー
パ孔71を有する筒部材72と、筒部材72のテーパ孔
71内に組込まれたボール73と、弁体65より突出し
ておりボール73を押す押し棒部65aとを有する。
【0038】押し棒部65aは、弁体の動きに同期して
絞り装置の開口75の開口面積を増加させるものであ
る。
【0039】ボール73はブレーキフルードによりX2
方向に付勢されており、押し棒部65aの先端に当接し
ている。
【0040】ボール73とテーパ孔71との間にリング
状の開口75が形成されている。この開口75が絞り装
置70の開口を構成する。
【0041】電磁弁40が閉弁しているとき、開口75
は面積S0 を有する。
【0042】図2(A)中、S0 <S4 <S6 ≪S3
ある為、開口75はこの油圧通路中の絞りをなしてい
る。更にこの絞り径はABSにおける増圧時の増圧速度
が適切になるように予め決定されている。
【0043】S4 は押し棒65aの周りの面積、S6
弁体65と弁座66との間の面積である。
【0044】次に、上記構成の電磁弁40の動作につい
て説明する。
【0045】図1は電磁弁40-1である。
【0046】電磁弁40が動作する前の開弁状態におい
て、ブレーキフルードは、絞り装置70の開口75を通
って油圧通路67内を流出通路69に向かって流れる。
【0047】ECU59によりコイル61に電流が流さ
れると、電磁弁40が動作し、プランジャ62が電磁力
によりX1 方向に移動し、弁体65が押されて流体(ブ
レーキ液)の流れに逆らってX1 方向に変位し、最終的
には、図2(C)に示すように弁体65が弁座66に着
座し、閉弁される。
【0048】弁体65がX1 方向に変位すると、押し棒
部65aがボール73を押し、ボール73はX1 方向に
変位される。
【0049】ボール73がX1 方向に変位されると、絞
り装置70が動作し、図4に示すように、面積S6 が減
り、開口75の面積S0 が増える。
【0050】図2(B)は閉弁途中の状態を示し、開口
75の面積は、元の面積S0 より増えてS1 となってい
る。
【0051】即ち、閉弁動作は、絞り装置70の開口7
5の面積を増加させつつ行われる。
【0052】このため、閉弁動作の過程において、弁を
通貨する流量が一旦増加し、その結果、流体がX2 方向
に受ける力が増加する。
【0053】これにより、弁体65の閉弁速度が抑えら
れ、閉弁は従来に比べて緩やかに行われ、脈動の発生自
体が抑制される。
【0054】この結果、ブレーキペダルへの衝撃も軽減
できる。
【0055】なお、本発明を電磁弁40-2に適用しても
脈動による騒音の発生が抑制できる。
【0056】また、車両加速時に駆動輪のスリップが発
生することを駆動輪のブレーキ力を制御することにより
抑制する、所謂加速スリップ制御装置にも適用できる。
【0057】また、本発明は、流体の流れを遮断する機
能を有する弁に適用できる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
閉弁する過程において流量変更手段の開口の面積が増加
することにより、閉弁するときの弁体の移動速度(閉弁
速度)を抑えることが出来、これによって、閉弁に伴っ
て発生しうる脈動自体の発生を効果的に抑制することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になる電磁弁を示す断面図で
ある。
【図2】電磁弁が閉弁動作するときの絞り装置の動作を
説明する図である。
【図3】図1の電磁弁を適用しうるABSの構成を示す
図である。
【図4】絞り装置の動作時の面積の変化を示す図であ
る。
【図5】従来の電磁弁を示す断面図である。
【符号の説明】
40 電磁弁 60 ハウジング 61 コイル 62 プランジャ 63 ヨーク 64 シャフト 65 弁体 65a 押し棒部 66 弁座 67 油圧通路 68 流入通路 69 流出通路 70 絞り装置 71 テーパ孔 72 筒部材 73 ボール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁力により、流体通路中の弁体を弁座
    に着座させて上記流体通路を閉じる電磁弁において、 上記油圧通路中に、上記弁体が上記弁座に着座する過程
    において該弁体が流体の流れに起因して受ける力の、前
    記弁体が前記弁座に着座する方向の反対方向成分が増加
    するように流体の流量を変更させる流体変更手段を有す
    る構成としたことを特徴とする電磁弁。
JP2847394A 1994-02-25 1994-02-25 電磁弁 Pending JPH07239053A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2847394A JPH07239053A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

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JP2847394A JPH07239053A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 電磁弁

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Publication Number Publication Date
JPH07239053A true JPH07239053A (ja) 1995-09-12

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ID=12249625

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JP2847394A Pending JPH07239053A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 電磁弁

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JP (1) JPH07239053A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2551160A3 (de) * 2011-07-26 2015-03-11 Robert Bosch Gmbh Magnetventil zum Steuern eines Fluids

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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