JPH07238833A - ラジエータの取付及びラジエータの樹脂製下部タンク及びその製造方法並びにその製造用金型 - Google Patents

ラジエータの取付及びラジエータの樹脂製下部タンク及びその製造方法並びにその製造用金型

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JPH07238833A
JPH07238833A JP1280695A JP1280695A JPH07238833A JP H07238833 A JPH07238833 A JP H07238833A JP 1280695 A JP1280695 A JP 1280695A JP 1280695 A JP1280695 A JP 1280695A JP H07238833 A JPH07238833 A JP H07238833A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラジエータの搬送時における取付ピンの損傷
を防止すると共にラジエータとシュラウドとの組付性及
びラジエータ、シュラウドとマウンテング部材の車体へ
の組付性を改善し、かつラジエータの樹脂製下部タンク
の製作容易にできるラジエータの取付及びラジエータの
樹脂製下部タンク及びその製造方法並びにその製造用金
型を提供することにある。 【構成】 車体に設けられた支持ブラケット上に支持さ
れたマウンテング部材を介してシュラウド共に取り付け
られる、樹脂製下部タンクを有するラジエータにおい
て、シュラウドには、下部側に取付ピンが形成されてお
り、マウンテング部材には、シュラウドの取付ピンが挿
入される取付孔が形成されており、樹脂製下部タンクに
は、シュラウドの取付ピンが挿入される取付孔と、この
取付孔に隣接して成形金型抜きにより形成されたスリッ
ト孔とを備え、マウンテング部材上に載置される取付ブ
ラケットが一体的に形成されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂製のシュラウドと
共に車体に取り付けられる自動車用のラジエータの取付
及びラジエータの樹脂製下部タンク及びその製造方法並
びにその製造用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ラジエータはシュラウドを取り
付けた後、マウンテング部材を介して車体の支持ブラケ
ット上に搭載したり、車体に設けられた支持ブラケット
上に、マウンテング部材を介してシュラウドと一体にし
て同時に取り付けたりして、シュラウドと共に組み付け
られている。
【0003】かかるラジエータとシュラウドの取付構造
として、例えば、実開昭58−193012号公報に示
すものが知られている。
【0004】図6はかかるラジエータとシュラウドの取
付構造に類似した例を図示したものである。
【0005】図において、101はラジエータで、その
樹脂製上部タンク102の左右には取付孔(図示せず)
を有するアッパーブラケット103,103が設けら
れ、その樹脂製下部タンク104の下面の左右には取付
ピン105,105が一体に突設されている。
【0006】107は樹脂製のシュラウドで、遮蔽板1
08の中央部に開口部109が形成されている。遮蔽板
108の上部に形成されている垂直フランジ110には
取付孔110Aが穿設されている。遮蔽板108の下部
に形成されている取付フランジ111には取付孔111
Aが穿設されている。
【0007】次に、かかる構造のラジエータ101と樹
脂製のシュラウド107との取付構造について説明す
る。
【0008】先ず、樹脂製のシュラウド107の取付フ
ランジ111の取付孔111Aにラジエータ101の樹
脂製下部タンク104の取付ピン105を挿入すると共
に、垂直フランジ110の取付孔110A,上部タンク
102のアッパーブラケット103の取付孔にボルト1
20を挿入することにより、樹脂製のシュラウド107
をラジエータ101に取り付ける。
【0009】次に、この樹脂製のシュラウド107と一
体となったラジエータ101は、その樹脂製下部タンク
104の取付ピン105をマウンテング部材112の取
付孔112A内に挿入し、さらに、マウンテング部材1
12を車体113の取付ブラケット114上に支持した
状態で、ラジエータ101が樹脂製のシュラウド107
と一体にして車体113の取付ブラケット114上に搭
載される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のラジ
エータ101と樹脂製のシュラウド107との取付構造
にあっては、ラジエータ101の樹脂製下部タンク10
4は、底面に取付ピン105が突設するため、車体組付
工場への搬送時や車体への取付時に邪魔になったり、他
の構造物にぶつかって損傷しやすいなどの不具合があっ
た。
【0011】又、ラジエータ1と樹脂製のシュラウド1
07とマウンテング112とを別々に組み付けるため、
作業性が悪いという問題があった。
【0012】更に、樹脂製のシュラウド107は、ラジ
エータ101の樹脂製下部タンク104に突設した取付
ピン105を挿入するための取付孔111Aを必要とし
ているため、かかる樹脂製のシュラウド107を作るに
は、矢印F,G方向に移動自在の一対の金型と共に取付
孔111Aを形成するため矢印H方向に往復自在のスラ
イド金型も必要とし、ラジエータ101の樹脂製下部タ
ンク104の金型製作費用と樹脂製のシュラウド107
の金型製作費用を合計した全体の金型製作費用が高くな
るという問題があった。
【0013】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、ラジエータの搬送時にお
ける取付ピンの損傷を防止すると共にラジエータとシュ
ラウドとの組付性及びラジエータ、シュラウドとマウン
テング部材の車体への組付性を改善し、かつラジエータ
の樹脂製下部タンクの製作容易にできるラジエータの取
付及びラジエータの樹脂製下部タンク及びその製造方法
並びにその製造用金型を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1は、車体に設け
られた支持ブラケット上に支持されたマウンテング部材
を介してシュラウド共に取り付けられる、樹脂製下部タ
ンクを有するラジエータにおいて、シュラウドには、下
部側に取付ピンが形成されており、マウンテング部材に
は、シュラウドの取付ピンが挿入される取付孔が形成さ
れており、樹脂製下部タンクには、シュラウドの取付ピ
ンが挿入される取付孔と、この取付孔に隣接して成形金
型抜きにより形成されたスリット孔とを備え、マウンテ
ング部材上に載置される取付ブラケットが一体的に形成
されているものである。
【0015】請求項2は、車体に設けられた支持ブラケ
ット上に、シュラウドと共にマウンテング部材を介して
取り付けられる、周縁にフランジ部を有するラジエータ
の樹脂製下部タンクにおいて、マウンテング部材上に載
置される取付ブラケットが一体的に形成されており、こ
の取付ブラケットには、シュラウドの取付ピンが挿入さ
れる取付孔と、この取付孔に隣接して成形金型抜きによ
り形成されたスリット孔とが形成されているものであ
る。
【0016】請求項3は、2つ割りの一対の金型により
形成されるキャビティ中に、樹脂材料を流し込んで周縁
にフランジ部を有するラジエータの樹脂製下部タンクを
製造するに際し、樹脂製下部タンクの側面部に取付孔を
有する取付ブラケットを形成すると共に、取付孔と側面
部との間にスリット孔を形成するものである。
【0017】請求項4は、キャビティ中に樹脂材料を流
し込んで周縁にフランジ部を有するラジエータの樹脂製
下部タンクを製造する2つ割りの一対の金型において、
一方の金型には、樹脂製下部タンクの側面部のフランジ
部に至る突出部と、この突出部に隣接して位置する取付
孔形成用のボス部とが設けられており、他方の金型に
は、樹脂製下部タンクの側面部のフランジ部に至る金型
の突出部を貫入させる凹部が設けられているものであ
る。
【0018】
【作用】請求項1においては、車体の支持ブラケット上
にマウンテング部材を支持し、さらに、このマウンテン
グ部材上にラジエータの樹脂製下部タンクの取付ブラケ
ットを置いた状態で、樹脂製のシュラウドの取付ピンを
取付ブラケットの取付孔を介してマウンテング部材の取
付孔に挿入すると、車体の支持ブラケット上に、樹脂製
のシュラウドがラジエータと一体となって取り付けられ
る。
【0019】又、請求項2乃至請求項4においては、一
対の金型による樹脂製下部タンクの成形の際、取付ブラ
ケットの取付孔の形成と同時に、樹脂製下部タンクのフ
ランジ部を形成する一方の金型の突出部は、取付ブラケ
ットの取付孔に隣接するスリット孔を通り抜け、取付ブ
ラケットを樹脂製下部タンクと一体的に形成することが
できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0021】図1乃至図4は請求項1の一実施例に係わ
るラジエータの取付を示す。
【0022】図において、1はラジエータを表す。
【0023】ラジエータ1の上下には、図2に示すよう
に、樹脂製上部タンク2と樹脂製下部タンク4が取り付
けられている。なお、樹脂製上部タンク2と樹脂製下部
タンク4には、例えば、実開昭58ー193012号公
報にも開示されるように、通常のラジエータと同様に、
ラジエータキャップを取り付けるフィラーネック、冷却
水導入のためのインレットパイプ、冷却水導出のための
アウトレットパイプ等が設けれるが、本例ではこれらが
省略してある。
【0024】ラジエータ1の樹脂製上部タンク2の左右
には、図2に示すように、取付孔3A,3Aを有するア
ッパーブラケット3,3が設けられている。
【0025】ラジエータ1の樹脂製下部タンク4の側面
部4Aの左右には、図1と図4に示すように、取付ブラ
ケット5,5が一体に突設され、側面部4Aの先端の周
縁にはフランジ部4Bが形成されている。なお、樹脂製
上部タンク2にも同様にフランジ部が設けれている。
【0026】各取付ブラケット5は、図4に示すよう
に、後述する樹脂製のシュラウド10の取付ピン14A
が挿入される取付孔6及びこの取付孔6に隣接して形成
された成形金型抜きによるスリット孔7を有している。
【0027】樹脂製のシュラウド10は、図1及び図3
に示すように、中央部に開口部11を形成している。
【0028】樹脂製のシュラウド10の上部に形成され
ている垂直フランジ12の左右には、図3に示すよう
に、取付孔(図示せず)を有する取付ブラケット13,
13がそれぞれ形成されている。
【0029】樹脂製のシュラウド10の下部には、図
1、図3及び図4に示すように、取付ピン14Aを下向
きに突設した取付ブラケット14が形成されている。
【0030】図1及び図4において、15はゴム製のマ
ウンテング部材で、樹脂製のシュラウド10の取付ピン
14Aが挿入される取付孔16を有し、その外周軸方向
の中央部には環状溝部15Aが形成されている。
【0031】車体17には、図1及び図4に示すよう
に、支持ブラケット18が設けられ、この支持ブラケッ
ト18の上面部18Aには、マウンテング部材15の下
側が挿入される支持孔18Bが穿設されている。
【0032】而して、本実施例においては、図1及び図
4に示すように、車体17の支持ブラケット18の支持
孔18B内にマウンテング部材15の下側を挿入して支
持ブケット18上にマウンテング部材15が支持され、
更に、このマウンテング部材15上にラジエータ1の樹
脂製下部タンク4の取付ブラケット5を置いた状態で、
樹脂製のシュラウド10の取付ピン14Aを取付ブラケ
ット5の取付孔6を介してマウンテング部材15の取付
孔16に挿入すると、車体17の支持ブラケット18上
に、樹脂製のシュラウド10がラジエータ1と一体とな
って取り付けられる。
【0033】以上の如き構成によれば、樹脂製のシュラ
ウド10の取付ピン14Aをラジエータ1の樹脂製下部
タンク4の取付ブラケット5の取付孔6を介してマウン
テング部材15の取付孔16に挿入して、車体17の支
持ブラケット18上に、樹脂製のシュラウド10をラジ
エータ1と一体となって取り付けることができる。即
ち、樹脂製のシュラウド10の取付ピン14Aを利用し
て樹脂製のシュラウド10をラジエータ1に取り付ける
際、従来例のように、ラジェータを車体に取り付けるた
め、車体の支持ブラケットの孔に挿入するラジエータの
取付ピンを不要にし、構造を簡単に構成することができ
る。
【0034】次に、請求項3及び請求項4の一実施例に
係わる取付ブラケット5,5を有する構造の樹脂製下部
タンク4の製造方法及びその製造用金型を図5により説
明する。
【0035】図において、樹脂製下部タンク4は、2つ
割りの一対の金型8,9により形成されるキャビティ中
に、樹脂材料を流し込んで成形される。
【0036】一方の金型9には、樹脂製下部タンク4の
側面部4Aのフランジ部4Bに至る突出部9Aと、この
突出部9Aに隣接して位置する取付孔形成用のボス部9
Bとが設けられている。
【0037】他方の金型8には、樹脂製下部タンク4の
側面部4Aのフランジ部4Bに至る金型9の突出部9A
を貫入させる凹部8Aが設けられている。
【0038】勿論、2つ割りの一対の金型8,9には、
樹脂製下部タンク4の輪郭を形成するように凹部が形成
されており、これらの凹部によってキャビティが形成さ
れる。 又、金型8には、図5において点線で示すよう
に、取付ブラケット5の扇形をした立上がり壁5Aを形
成する凹部が設けられている。この立上がり壁5Aは、
取付孔6を設けた板状部5Bと連結している。
【0039】そして、一対の金型8,9による樹脂製下
部タンク4の成形の際、ボス部9Bによる取付ブラケッ
ト5の取付孔6の形成と同時に、一方の金型9の突出部
9Aにより、樹脂製下部タンク4のフランジ部4Bが形
成されるが、突出部9Aは、取付ブラケット5の取付孔
6に隣接するスリット孔形成用の金型8の凹部8Aを通
り抜けてスリット孔7を形成する。
【0040】以上の如き構成によれば、ラジエータ1の
樹脂製下部タンク4の成形の際、その取付ブラケット5
の取付孔6を成形する必要があるが、そのためには、一
般的には従来例で述べた樹脂製のシュラウド108のよ
うに一対の金型及びスライド金型を必要とするものの、
その取付ブラケット5は、その取付孔6に隣接してスリ
ット孔7を有しているので、一対の金型8,9による樹
脂製下部タンク4の成形の際、樹脂製下部タンク4のフ
ランジ部4Bを形成する一方の金型9の突出部9Aが、
取付ブラケット5の取付孔6を形成する取付孔形成用の
ボス部9Bとの間に位置するスリット孔形成用の金型8
の凹部8Aを通り抜けることにより、スライド金型がな
くても、取付ブラケット5の取付孔6の形成を可能にす
ることができる。
【0041】従って、一方の金型9の突出部9Aが、取
付ブラケット5の取付孔6を形成する取付孔形成用のボ
ス部9Bとの間に位置するスリット孔形成用の金型8の
凹部8Aを通り抜けてスリット孔7を形成することにな
るため、樹脂製下部タンク4の成形は、一対の成形金型
8,9だけで済み、取付孔6を形成するためのスライド
金型を必要としない。
【0042】その結果、樹脂製下部タンク4の金型製作
費用を安くすることができ、樹脂製下部タンク4の金型
製作費用と樹脂製のシュラウド10の金型製作費用を合
計した全体の金型製作費用を従来よりも安くすることが
できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び請求
項2によれば、樹脂製のシュラウドの取付ピンを利用し
て樹脂製のシュラウドをラジエータに取り付けることが
できる。従って、従来例のように、ラジェータを車体に
取り付けるため、車体の支持ブラケットの孔に挿入する
ラジエータの取付ピンを不要にし、構造を簡単に構成す
ることができる。
【0044】請求項3及び請求項4によれば、ラジエー
タの樹脂製下部タンクの成形の際、その取付ブラケット
の取付孔を成形する必要があるが、その取付ブラケット
は、その取付孔に隣接してスリット孔を有しているた
め、一対の金型による樹脂製下部タンクの成形の際、樹
脂製下部タンクのフランジ部を形成する一方の金型の突
出部が、取付ブラケットの取付孔を形成する取付孔形成
用のボス部との間に位置する他方の金型のスリット孔形
成用の凹部を通り抜けることにより、スライド金型がな
くても、取付ブラケットの取付孔の形成を可能にするこ
とができる。
【0045】従って、一方の金型の突出部が、取付ブラ
ケットの取付孔を形成する取付孔形成用のボス部との間
に位置する他方の金型のスリット孔形成用の凹部を通り
抜けけてスリット孔を形成することになるため、樹脂製
下部タンクの成形は、一対の成形金型だけで済み、取付
孔を形成するためのスライド金型を必要としない。その
結果、樹脂製下部タンクの金型製作費用を安くすること
ができ、樹脂製下部タンクの金型製作費用と樹脂製のシ
ュラウドの金型製作費用を合計した全体の金型製作費用
を従来よりも安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係わるラジエータの取付の要部断面
図である。
【図2】同実施例におけるラジエータの斜視図である。
【図3】同実施例における樹脂製のシュラウドの斜視図
である。
【図4】同実施例の樹脂製のシュラウドの取付の手順を
示す説明図である。
【図5】同実施例におけるラジエータの樹脂製下部タン
クの製造方法を示す型の断面図である。
【図6】従来における樹脂製のシュラウドの取付構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 ラジエータ 4 樹脂製下部タンク 4B フランジ部 5 取付ブラケット 6 取付孔 7 スリット孔 8,9 金型 8A 凹部 9A 突出部 9B ボス部 10 シュラウド 14 取付ブラケット 14A 取付ピン 15 マウンテング部材 16 取付孔 17 車体 18 支持ブラケット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体(17)に設けられた支持ブラケッ
    ト(18)上に支持されたマウンテング部材(15)を
    介してシュラウド(10)と共に樹脂製下部タンク
    (4)を有するラジエータ(1)を取り付けてなるラジ
    エータの取付において、 シュラウド(10)には、下部側に取付ピン(14A)
    が形成されており、 マウンテング部材(15)には、シュラウド(10)の
    取付ピン(14A)が挿入される取付孔(16)が形成
    されており、 樹脂製下部タンク(4)には、シュラウド(10)の取
    付ピン(14A)が挿入される取付孔(6)と、この取
    付孔(6)に隣接して成形金型抜きにより形成されたス
    リット孔(7)とを備え、マウンテング部材(15)上
    に載置される取付ブラケット(5)が一体的に形成され
    ていることを特徴とするラジエータの取付。
  2. 【請求項2】 車体(17)に設けられた支持ブラケッ
    ト(18)上に、シュラウド(10)と共にマウンテン
    グ部材(15)を介して取り付けられる、周縁にフラン
    ジ部(4B)を有するラジエータ(1)の樹脂製下部タ
    ンクにおいて、 マウンテング部材(15)上に載置される取付ブラケッ
    ト(5)が一体的に形成されており、 この取付ブラケット(5)には、シュラウド(10)の
    取付ピン(14A)が挿入される取付孔(6)と、この
    取付孔(6)に隣接して成形金型抜きにより形成された
    スリット孔(7)とが形成されていることを特徴とする
    ラジエータの樹脂製下部タンク。
  3. 【請求項3】 2つ割りの一対の金型(8,9)により
    形成されるキャビティ中に、樹脂材料を流し込んで周縁
    にフランジ部(4B)を有するラジエータ(1)の樹脂
    製下部タンク(4)を製造するに際し、 樹脂製下部タンク(4)の側面部(4A)に取付孔
    (6)を有する取付ブラケット(5)を形成すると共
    に、取付孔(6)と側面部(4A)との間にスリット孔
    (7)を形成することを特徴とするラジエータの樹脂製
    タンクの製造方法。
  4. 【請求項4】 キャビティ中に樹脂材料を流し込んで周
    縁にフランジ部(4B)を有するラジエータ(1)の樹
    脂製下部タンク(4)を製造する2つ割りの一対の金型
    (8,9)において、 一方の金型(9)には、樹脂製下部タンク(4)の側面
    部(4A)のフランジ部(4B)に至る突出部(9A)
    と、この突出部(9A)に隣接して位置する取付孔形成
    用のボス部(9B)とが設けられており、 他方の金型(8)には、樹脂製下部タンク(4)の側面
    部(4A)のフランジ部(4B)に至る金型(9)の突
    出部(9A)を貫入させる凹部(8A)が設けられてい
    ることを特徴とするラジエータの樹脂製タンクの製造用
    金型。
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