JP2509381B2 - 排水集合管の鋳造用消失模型 - Google Patents
排水集合管の鋳造用消失模型Info
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Description
脂製の鋳造用模型に関するものである。
部が設けられると共に、管軸と直交方向に1又は複数の
枝管受け口が設けられた排水立管よりも大径の径大部を
備え、該径大部の下方に続いてテーパー管部か設けられ
ている。そして、排水能力の増大及び排水騒音の低減を
図るべく、整流羽根を内面の径大部からテーパー管部下
端にかけて、管軸に対して傾斜状に設け排水流を旋回さ
せるようにした羽根付集合管もある。
発泡合成樹脂で作製された消失模型を、鋳物砂(ドライ
サンド)中に埋設して鋳型を構成し、溶融金属を消失模
型に注入して、該模型を燃焼気化させると共に、模型を
溶融金属で置換して鋳物を鋳造する方法即ち、フルモー
ルド鋳造法が採用されている。そして、消失模型は、一
般的には成形金型内に発泡合成樹脂材を注入発泡させて
一体成形されるが、複雑な部分例えば前記羽根等の型抜
きができない部分は、模型胴体成形後に接着剤により人
為的に接着されている。
に、人為的に接着しなければならず、接着作業が面倒で
しかも管軸に対する傾斜角度の精度が排水許容能力及び
許容管内圧力に影響を与えるにも拘らず、満足な精度が
得られないという問題がある。また、模型胴体が一体的
であるから、羽根の接着作業は能率が悪く、精度向上を
阻み、コスト上昇をもたらす一要因となっている。
で、その目的とするところは、模型成形性の向上特に、
模型胴体中子の型抜きが容易で羽根を模型胴体と共に一
体成形でき、羽根の精度向上、さらには模型成形コスト
の低減並びに排水集合管の品質向上を図ることのできる
排水集合管の鋳造用消失模型を提供するにある。
手段を講じた。
5,6が設けられると共に、管軸と直交方向に1又は複数
の枝管受け口3が設けられた排水立管よりも大径の径大
部7を備え、径大部7と下部排水立管接合部6との間に
テーパー管部8が形成されると共に、内面には前記径大
部7からテーパー管部8下端にかけて管軸に対して傾斜
した羽根14が設けられている排水集合管の発泡合成樹脂
製の鋳造用消失模型1において、前記羽根14の下側内周
面15は、下部排水立管接合部6の内周面6aと略面一とさ
れ、該下側内周面15の羽根14と反対側端部は、段差壁16
を介してテーパー管部8及び径大部7と接続されている
ことを特徴としている。
下側で上下に二分割して個別に成形した後、接着剤によ
り相互に接着して一体化するのが好ましい。
側壁面は、肉厚分を残して凹陥状に削除し、軽量化する
のが望ましい。
を、羽根14の上面14c及び下面14a、テーパー管部8及び
下部排水管接合部6の境部分を境界として、上部中子24
aと下部中子24bに二分割することができ、上部中子24a
は上方に下部中子24bは下方にそれぞれ型抜きできるの
で、羽根14を模型胴体2と一体成形でき、羽根14の接着
作業を省略できると共に所要の寸法精度を確保し、品質
を安定させることが可能である。
14の成形性をより一層向上させることができる。
を示し、該模型1は、発泡合成樹脂例えば発泡ポリスチ
レン製で、模型胴体2、枝管受け口3及び閉塞蓋4とに
より構成され、夫々個別に成形金型により形成した後、
接着剤により相互に接着一体化される。
ように、管軸方向両端に排水立管接合部5,6が設けら
れ、上部に排水立管よりも大径の径大部7が設けられる
と共に、該径大部7と下部排水立管接合部6の間にテー
パー管部8が形成されている。そして、上部排水立管接
合部5と径大部7の境界部分内面に、内向鍔9が設けら
れ、該内向鍔9の下方径大部7には、管軸と直交方向三
方に、同径の枝管受け口接続孔10及び円形の平坦な枝管
受け口接着座11が夫々互いに直交状に設けられている。
また、模型胴体2は、径大部7の前記枝管受け口接着座
11下方で、管軸と直交する面で上下に二分割され、上部
胴体2aと下部胴体2bを個別に成形した後、両者を接着剤
により相互に接着して一体化される。なお、模型胴体2
を構成する上下部胴体2a,2bの分割面は、円形でその外
周縁を外方に延出して外向鍔状の接着12,13とし、接着
部面積を増大し、鋳造欠陥を図っている。該外向鍔状の
接着12,13は、径大部7外側面から突出しているので、
排水集合管を据付ける際、据付金物の受け座として利用
できる。
ように、その径大部7上端からテーパー管部8の下端部
にかけて、その内面に管軸に対して傾斜した排水流の旋
回用羽根14が設けられている。そして、該羽根14の下面
14aの下側内周面15は、第8図及び第10図に示すように
下部排水立管接合部6の内周面6aと略面一とされ、該下
側内周面15の羽根14と反対側の端部は、段差壁16を介し
て径大部7及びテーパー管部8の内周面7a,8aと接続さ
れている。
部8の羽根14の外側壁面(前記下側周面15の外側壁面)
に、肉厚分を残して前記下部排水立管接合部6外周面6b
と面一の外面17aを有する凹陥部17を形成して、製品の
軽量化並びに材料節減が図られている。
部7及びテーパー管部8の内周面7a,8aとの間隔は、通
過球18が通過するに十分な寸法とされている。この通過
球の直径は、排水立管内径の約88%とされている。
枝管受け口3aと、第12図〜第14図に示す直管状の枝管受
け口3b,3c,3dからなっており、適宜選択的に組合わされ
る。そして、前記枝管受け口3aは、第1図〜第3図に示
すように、曲管状でその一方の開口端には上部胴体2aの
枝管受け口接着座11に合致する接着部19が偏心状に設け
られ、他方の開口端には枝管接合フランジ部20が形成さ
れている。また、第12図〜第14図の直管状枝管受け口3
b,3c,3dは、その口径が大小異なるだけで、夫々一方の
開口端には上部胴体2aの枝管受け口接着座11に合致する
接着部21が同心的又は偏心的に設けられると共に、その
内面には下側を除き内向鍔状の導水板22が突設され、他
方の開口端には枝管接合フランジ部23が形成されてい
る。
枝管受け口3を接着しない場合に、この接続孔10を閉塞
するもので、第11図(イ)(ロ)に示すように円板状を
呈し、上部胴体2aの枝管受け口接着座11に合致する寸法
に成形されている。
中子として、第15図〜第19図に例示する中子24を採用し
て、羽根14を上部胴体2bと一体的に成形することができ
る。この中子24は、羽根14の上面14c及び下面14a、テー
パー管部8及び下部排水立管接合部6の境部分を境界と
して、上部中子24aと下部中子24bに二分割することによ
り、上部中子24aは上方に下部中子24bは下方にそれぞれ
型抜きすることができる。すなわち、上部中子24aの外
周面には、羽根14の上面14a(水切り面)を形成する傾
斜面25から下方が削除された正面視略三角形の凹部26が
形成されている。他方、下部中子24bは上部中子24aの衝
合面27と衝合する衝合面28から上方に突出し、かつ羽根
14の下面14aを形成する傾斜面29を備えると共に前記凹
部26に羽根14の肉厚分の間隔をもって嵌合する正面視略
三角形の突片30が形成されている。なお、31は上部中子
24aの衝合面27中心に突設された位置決め突起、32は下
部中子24bの衝合面28中心に凹設されかつ前記突起31が
嵌合する位置決め孔である。上記中子24を使用すること
により、下部胴体2bと羽根14を精度よく一体的に成形す
ることができる。
胴体2a,2bはもとより、各枝管受け口3、閉塞蓋4は、
夫々個別の成形金型により成形され、模型胴体2と各種
枝管受け口3a〜3d等を選択的に組合わせると共に必要に
応じて閉塞蓋4を用い、それらの各接着部19,21を枝管
受け口接着座11に、接着剤により接着し一体化して羽根
付排水集合管の消失模型1として完成させることがで
き、多種多様の模型を成形することができる。そして、
模型胴体2、枝管受け口3、閉塞蓋4を各成形金型の製
作が容易で、コスト低下を図ることができる。
えば、下部本体2bの外側壁面の凹陥部17をなくすことが
できる。
合部5,6が設けられると共に、管軸と直交方向に1又は
複数の枝管受け口3が設けられた排水立管よりも大径の
径大部7を備え、径大部7と下部排水立管接合部6との
間にテーパー管部8が形成されると共に、内面には前記
径大部7からテーパー管部8下端にかけて管軸に対して
傾斜した羽根14が設けられている排水集合管の発泡合成
樹脂製の鋳造用消失模型1において、前記羽根14の下側
内周面15は、下部排水立管接合部6の内周面6aと略面一
とされ、該下側内周面15の羽根14と反対側端部は、段差
壁16を介してテーパー管部8及び径大部7と接続されて
いることを特徴とするものであるから、模型成形性特に
模型胴体中子24の型抜きが容易で羽根14の一体成形が可
能であり、羽根14の位置及び寸法精度の向上、さらには
模型成形コストの低減並びに羽根付排水集合管の品質安
定化を図ることができる。
第2図は平面図、第3図は第2図のA−A線断面図、第
4図は模型胴体の中央縦断正面図、第5図は第4図の平
面図、第6図は第4図のB−B線断面図、第7図は第5
図のC−C線断面図、第8図は第7図のD−D線断面
図、第9図は第7図のE−E線断面図、第10図は第7図
のF−F線断面図、第11図(イ)(ロ)は閉塞蓋の正面
図及び中央縦断面図、第12図(イ)(ロ)(ハ)〜第14
図(イ)(ロ)(ハ)は夫々枝管受け口の正面図、G−
G線断面図及びH−H線断面図、第15図は模型胴体中子
の分解正面図、第16図は第15図のI−I矢視図、第17図
は第15図のJ−J矢視図、第18図は第15図のK−K線断
面図、第19図は第15図のL−L線断面図である。 1……消失模型、2……模型胴体、3……枝管受け口、
5,6……排水立管接合部、6a……排水立管接合部内周
面、7……径大部、8……テーパー管部、14……羽根、
15……羽根の下側内周面、16……段差壁。
Claims (3)
- 【請求項1】管軸方向両端に排水立管接合部(5)
(6)が設けられると共に、管軸と直交方向に1又は複
数の枝管受け口(3)が設けられた排水立管よりも大径
の径大部(7)を備え、径大部(7)と下部排水立管接
合部(6)との間にテーパー管部(8)が形成されると
共に、内面には前記径大部(7)からテーパー管部
(8)下端にかけて管軸に対して傾斜した羽根(14)が
設けられている排水集合管の発泡合成樹脂製の鋳造用消
失模型(1)において、 前記羽根(14)の下側内周面(15)は、下部排水立管接
合部(6)の内周面(6a)と略面一とされ、該下側内周
面(15)の羽根(14)と反対側端部は、段差壁(16)を
介してテーパー管部(8)及び径大部(7)と接続され
ていることを特徴とする排水集合管の鋳造用消失模型。 - 【請求項2】前記径大部(7)及びテーパー管部(8)
の羽根(14)の外側壁面は、肉厚分を残して凹陥状に削
除されている請求項(1)記載の排水集合管の鋳造用消
失模型。 - 【請求項3】前記模型の胴体(2)は、径大部(7)の
枝管受け口(3)の下側で上下に二分割して個別に成形
した後、接着剤により相互に接着し一体化してなる請求
項(1)又は(2)記載の排水集合管の鋳造用消失模
型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25120390A JP2509381B2 (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | 排水集合管の鋳造用消失模型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25120390A JP2509381B2 (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | 排水集合管の鋳造用消失模型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04127933A JPH04127933A (ja) | 1992-04-28 |
JP2509381B2 true JP2509381B2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=17219227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25120390A Expired - Lifetime JP2509381B2 (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | 排水集合管の鋳造用消失模型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2509381B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021193316A (ja) * | 2018-08-31 | 2021-12-23 | 積水化学工業株式会社 | 集合継手 |
-
1990
- 1990-09-19 JP JP25120390A patent/JP2509381B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021193316A (ja) * | 2018-08-31 | 2021-12-23 | 積水化学工業株式会社 | 集合継手 |
JP7136980B2 (ja) | 2018-08-31 | 2022-09-13 | 積水化学工業株式会社 | 集合継手、集合継手システム、建築物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04127933A (ja) | 1992-04-28 |
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