JP2905357B2 - 排水集合管の鋳造用消失模型 - Google Patents

排水集合管の鋳造用消失模型

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JP2905357B2
JP2905357B2 JP10443193A JP10443193A JP2905357B2 JP 2905357 B2 JP2905357 B2 JP 2905357B2 JP 10443193 A JP10443193 A JP 10443193A JP 10443193 A JP10443193 A JP 10443193A JP 2905357 B2 JP2905357 B2 JP 2905357B2
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義憲 上田
正雄 仲石
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排水立管及び枝管を接
続する排水集合管の発泡合成樹脂製の鋳造用模型に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、排水集合管は、管軸方向両端に
排水立管接合部が設けられると共に、管軸と直交方向に
1又は複数の枝管受口が上下二段に設けられている排水
立管よりも大径の径大部を備え、該径大部の下方に続い
てテーパ管部が設けられている。
【0003】そして、排水能力の増大及び排水騒音の低
減を図るために、1又は複数の整流羽根を内面の径大部
からテーパ管部下端にかけて、管軸に対して傾斜状に設
け排水流を旋回させるようにした羽根付集合管もある。
この羽根付排水集合管は、図8に例示するように、該集
合管21の径大部22において、胴体を上下枝管受口2
3,24の間で上下に二分割し、上下胴体22A,22
Bをフランジ25、押輪26、ゴム輪(図示せず)及び
ボルト27等により機械的に連結し、上段側枝管受口2
3と下段側受口24の上下間寸法Hを、床スラブ28と
床29の間に配管された風呂、流し等の雑排水横枝管3
0と、床29上に設置される便器31の汚水横枝管32
に対応するように、上胴体22Aの下端部を適宜切断し
て調整している。なお、図8において、上側の排水立管
33は前記集合管21の上端接合部34に挿入され、下
側の排水立管35上端と集合管21下端との接合は、前
記上下胴体22A,22Bの接続と同様に機械的に連結
される。
【0004】従来、上記排水集合管21の鋳造には、発
泡ポリスチレン等の発泡合成樹脂で製作された消失模型
を、鋳物砂(ドライサンド)中に埋設して鋳型を構成
し、溶融金属を消失模型に注入して、該模型を燃焼気化
させると共に、模型を溶融金属で置換して鋳物集合管を
鋳造する方法即ち、フルモールド鋳造法が採用されてい
る。
【0005】そして、消失模型は、一般的には成形金型
内に発泡合成樹脂材を注入発泡させて一体成形される
が、複雑部分例えば、図8に示す整流羽根36等の型抜
きができない部分は、模型胴体成形後に接着剤により人
為的に接着されている。前記集合管21の鋳造用消失模
型を製作する場合は、上胴体22A用と下胴体22B用
の二種の模型が必要であり、下胴体22Bに設けられる
枝管受口24の口径が数サイズあるために、各サイズ毎
の下胴体22B用消失模型成形金型を準備している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、排水集合管の構造が複雑で部品点数が多く、部
品管理が面倒であるうえ、模型の種類が多いためにその
模型成形金型も多種類となり、コスト高になるほか、上
胴体22Aの下端を出荷時に切断する必要があると共
に、配管現場で上下胴体22A,22Bを連結しなけれ
ばならないという問題がある。
【0007】そこで、図7に示す比較例のように、鋳造
用模型41を径大部の上下両枝管受口42,43の夫々
の下側で上下に三分割し、上下型44,46の長さは一
定とし、中型45は前記受口43芯と上端面までの寸法
Pが異なる複数種準備し、上下型44,46と組合わせ
ることにより、上下両受口42,43の芯距離Hを任意
に選択することができ、各受口42,43は上中型4
4,45の径大部に設けた受口接続孔47,48に接着
剤により接着することで、上中下型44,45,46の
成形金型数を少なくすることが可能であり、完成された
排水集合管は一体物とすることができる。なお、49は
羽根である。
【0008】しかし、前記寸法Pの異なる中型45の成
形金型を多種類準備しなければならない。本発明は、上
述のような実状に鑑みてなされたもので、その目的とす
るところは、1種の模型胴体成形金型を用いて多種類の
模型を成形できると共に、機械的接合部のない一体形
で、しかも集合管有効長が一定で上下排水立管長をも一
定にすることができ、模型成形金型費の低下はもとより
製品コストの低下並びに部品管理、現場配管作業の簡素
化を図ることができる管継手の鋳造用消失模型を提供す
るにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、上端に上部排水立管接合部を有する筒状の上胴体
と、下端に下部排水立管接合部を有する筒状の下胴体と
が、同心状に接合されて成り、前記上胴体の軸方向所定
の位置の側面に枝管受口接続孔が孔明け加工され、該枝
管受口接続孔に枝管受口が接着されていることを特徴と
している。
【0010】
【作用】本発明によれば、模型胴体の側面に、枝管受口
接続孔が工具により任意位置に孔明け加工される。そし
て、その接続孔に各種大きさの枝管受口が接着剤により
整合接着される。本発明によれば、一種類の模型胴体
と、一種類の孔明け治具とを用い、前記接続孔の位置及
び枝管受口の大きさを変えることで、任意仕様の排水集
合管用模型を得ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜図6は本発明の実施例を示し、管継手の一例
としての排水集合管鋳造用模型1は、発泡合成樹脂例え
ば発泡ポリスチレン製で、上胴体2、下胴体3、枝管受
口4,5とにより構成され、夫々個別に成形金型により
成形した後、接着剤により相互に接着一体化される。
【0012】前記上胴体2は、図2にも示されているよ
うに、管軸方向上端に上部排水立管接合部6が設けら
れ、該接合部6を除く下部全体が排水立管よりも大径の
径大部7が設けられると共に、前記接合部6と径大部7
の境界部分内面に、内向鍔8が設けられており、径大部
7下端が接着座7Aとされ、径大部7下端部には管軸と
直交方向に下段側枝管受口接続孔9が設けられている。
【0013】そして、上胴体2に設けられる上段側枝管
受口接続孔10は、上胴体2の成形後に円筒状ドリル等
の工具Dによりその円筒面に、上下枝管受口4,5の芯
間距離H即ち雑排水横枝管と汚水横枝管の芯間距離(図
8参照)に対応する位置に孔明け加工される。なお、前
記接続孔9の枝管受口接着座9Aは、管軸と平行な平面
とされており、その孔径が、使用可能性のある種々の枝
管受口5の最大サイズの口径と同じ寸法とされ、各サイ
ズの枝管受口5を接着一体化しうるようになっている。
【0014】前記下胴体3は、図3にも示されているよ
うに、管軸方向下端に下部排水立管接合部11が設けら
れると共に、前記上胴体2の径大部7と同径の径大部1
2と前記接合部11の間にテーパ管部13が形成され、
径大部上端が接着座12Aとされており、径大部12上
端からテーパ管部13の下端部にかけて、その内面に管
軸に対して傾斜した排水の旋回用羽根14が(1又は複
数枚)設けられている。
【0015】前記上段側枝管受口4は、図4にも示すよ
うに短管状で、一端に受口接続孔10への嵌合部4A及
び接着鍔4Bを備えており、該接着鍔4B端面及び嵌合
部4A外周面が接着剤により受口接続孔10及び外周面
に接着され、一体化される。この上段側枝管受口4は、
接続される枝管のサイズに対応して口径の異なるものが
準備されるが、受口接続孔10への嵌合部4Aの大きさ
は、同一とされている。
【0016】また、下段側枝管受口5は、図5にも示す
ように短管状で、一端に受口接続孔9の前記接着座9A
への接着鍔5Aが偏心状に形成されており、該接着鍔5
Aの外端面が接着剤により前記接着座9Aに接着され、
一体化される。なお、前記接着鍔5Aの外径は、下段側
枝管受口接続孔9の枝管受口接着座9Aの外径と同じ寸
法とされている。
【0017】そして、下段側枝管受口5は、雑排水横枝
管の各サイズに対応して数種の口径の異なるものが準備
され、各サイズ毎に受口5の外周面と接着鍔5A外周面
との最小距離Lが一定になるように形成されており、該
最小距離Lの部分が下側になるように、上胴体2の接着
座9Aに接着され、排水集合管の下段側枝管受口外周面
を床スラブ上面に接触させて位置決めできるように鋳造
される。
【0018】したがって、上記模型1により鋳造された
排水集合管の上部排水立管接合部の上端面の床スラブ上
面からの高さが、各受口5のサイズ及び芯間距離Hの違
いによっても、一定不変であり、また下部排水立管接合
部11の下端面の位置も一定不変であるため、即ち集合
管の有効長が変化しないため、上下各排水立管の長さも
一定になる。
【0019】上記実施例によれば、上下胴体2,3及び
各枝管受口4,5は、夫々個別の成形金型により成形さ
れ、サイズの異なる枝管受口5を選択的に組合わせると
共に、成形後の上胴体2周面に上段側枝管受口接続孔1
0を、上下枝管芯間距離Hが上下横枝管の中心間距離に
対応するように、工具Dにより孔明け加工して、上段側
枝管受口4を接着一体化し、上下胴体2,3の接着座7
A,12Aを相互に接着剤により接着し一体化して羽根
付排水集合管の消失模型として完成させることができ
る。
【0020】さらに、集合管有効長が一定不変で、かつ
床スラブ上面からの排水立管接合部上下両端面の位置決
めができる各サイズの下段側受口模型を成形することが
でき、しかも、上下胴体2,3及び上段側枝管受口4の
成形金型が1種でよいから、大幅にコストを低下するこ
とができ、上胴体2の受口接続孔10の孔明け加工も至
極簡単であり、機械的接合部のない排水集合管を鋳造で
きるので製品を安価に得ることができるほか、排水立管
長を一定にでき、部品管理、現場配管作業が容易であっ
て、出荷時の輸送梱包の合理化、輸送量の増大を図るこ
とができる。
【0021】なお、上胴体2は、図6に示すように、下
段側枝管受口接続孔のないものとして成形した後、上下
段側枝管受口接続孔9,10をドリル等の工具Dにより
孔明け加工して、上段側枝管受口4及び該枝管受口4と
同構造の各サイズの下段側枝管受口を嵌合接着により一
体化することができ、前記実施例と同等の効果を期待す
ることができる。
【0022】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、上下段側枝管受口4,5の数を夫々又は一方の
みを複数にすることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、一種類の模型胴体と、
一種類の孔明け治具とを用い、前記孔の位置及び枝管受
口の大きさを変えることで、任意の仕様の排水集合管
模型を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す中央縦断面図である。
【図2】同実施例の上胴体成形後の形状を示す中央縦断
面図である。
【図3】同実施例の下胴体の中央縦断面図である。
【図4】同実施例における上段側枝管受口を示し、
(a)は中央縦断面図、(b)は(a)の右側面図であ
る。
【図5】同実施例における下段側枝管受口を示し、
(a)は中央縦断面図、(b)は(a)の右側面図であ
る。
【図6】同実施例における上胴体成形後の他の形状例を
示す中央縦断面図である。
【図7】本発明との比較例を示す中央縦断面図である。
【図8】従来の排水集合管及びその配管例を示す一部破
断正面図である。
【符号の説明】
1 消失模型 2 上胴体 3 下胴体 4 上段側枝管受口 5 下段側枝管受口 6 上部排水立管接合部 7 径大部 9 下段側枝管受口接続孔 10 上段側枝管受口接続孔 11 下部排水立管接合部 12 径大部 13 テーパ管部 14 羽根 D 工具 H 上下枝管受口芯間距離
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−44242(JP,A) 特開 平2−88118(JP,A) 特開 平4−127935(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22C 7/02 102 B22C 7/02 103

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端に上部排水立管接合部(6)を有する
    筒状の上胴体(2)と、下端に下部排水立管接合部(1
    1)を有する筒状の下胴体(3)とが、同心状に接合さ
    れて成り、 前記上胴体(2)の軸方向所定の位置の側面に枝管受口
    接続孔(10)が孔明け加工され、該枝管受口接続孔
    (10)に枝管受口(4)が接着されていることを特徴
    とする排水集合管 の鋳造用消失模型。
JP10443193A 1993-04-30 1993-04-30 排水集合管の鋳造用消失模型 Expired - Lifetime JP2905357B2 (ja)

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