JP3053077U - ラグ形バルブボディの鋳造型製作用木型 - Google Patents

ラグ形バルブボディの鋳造型製作用木型

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JP3053077U
JP3053077U JP1998002281U JP228198U JP3053077U JP 3053077 U JP3053077 U JP 3053077U JP 1998002281 U JP1998002281 U JP 1998002281U JP 228198 U JP228198 U JP 228198U JP 3053077 U JP3053077 U JP 3053077U
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lugs
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俊一 筧
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株式会社巴技術研究所
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(57)【要約】 【課題】 ラグを薄い基板で連結したタイプのバルブボ
ディを鋳造するための鋳造型製作用の木型であって、ラ
グを規格毎に異なる取付ボルトの径やピッチ或は孔径に
対応して任意に変更可能として、実質的に一つの木型で
複数のラグ規格に対応した鋳造型を製作可能としたこと
を課題とする。 【解決手段】 胴部の外周に複数のラグ部を突設し、胴
部外周の面間方向中央付近に薄肉フランジ状の基板を設
け、該基板を介して隣接するラグ部を結合してなるラグ
形バルブボディを鋳造する鋳造型の製作用木型であっ
て、胴部外周の面間方向中央部分に前記基板となる薄肉
フランジ状板部を設け、該フランジ状板部の表面に複数
のラグ形成位置表示マークを形成し、前記ラグ部となる
駒部品を形成すべきラグ部の位置に対応して前記ラグ形
成位置表示マーク上に着脱自在にセットすることを特徴
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、胴部の外周面に複数のラグ部を突設したラグ形バルブのボディの鋳 造型を製作するための木型に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、バタフライバルブ等のバルブボディの外周面に、ラグと称する取付ボルト 挿通用の突部を形成したものは公知である。かかるラグを有するバルブボディを 鋳造により製造する場合、ラグを含むバルブボディの円周方向の中心で接合され る鋳造型が用いられるため、ボディの円周方向の中心にバリが発生し、このバリ をグラインダー等の工具で切削して除去しなければならなかった。しかしながら 、ラグの存在によりバリの除去作業が困難で手間がかかる問題があった。そこで 、本考案者はバルブボディの円周方向中心に薄い基板を形成してラグをこの基板 で連結し、バリを基板の外周面に形成するようにして、バリの除去を簡単に行い 得るようにしたバルブボディ並びにそのための鋳造型製作用の木型を提案した。 この考案は、かかるラグを連結するための薄い基板を備えたバルブボディを鋳造 するに際して、ラグを簡単に鋳造し得る鋳造型製作用の木型を提案せんとするも のである。
【0003】 ラグは、前述したようにバルブを配管フランジに取り付けるための取付ボルトを 挿通するためのものであるため、配管フランジの規格によって取付ボルトの径や ピッチが異なっており、更にラグに形成される孔も、ボルトを挿通するのみのも のと、ネジ穴構造のものとが存在している。このため、鋳造型製作用の木型を用 意する場合に、規格毎に異なる取付ボルトの径やピッチ或は孔の形態に応じてラ グの位置や孔径、ピッチが異なった非常に多くの木型を用意しなければならない 不便さがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 この考案は、上述の如きラグを薄い基板で連結したタイプのバルブボディを鋳造 するための鋳造型製作用の木型であって、ラグを規格毎に異なる取付ボルトの径 やピッチ或は孔径に対応して任意に変更可能として、実質的に一つの木型で複数 のラグ規格に対応した鋳造型を製作可能としたことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの考案が採った手段は、胴部の外周に複数のラグ部 を突設し、胴部外周の面間方向中央付近に薄肉フランジ状の基板を設け、該基板 を介して隣接するラグ部を結合してなるラグ形バルブボディを鋳造する鋳造型の 製作用木型であって、胴部外周の面間方向中央部分に前記基板となる薄肉フラン ジ状板部を設け、該フランジ状板部の表面に複数のラグ形成位置表示マークを形 成し、前記ラグ部となる駒部品を形成すべきラグ部の位置に対応して前記ラグ形 成位置表示マーク上に着脱自在にセットすることを特徴とする。
【0006】 又、フランジ状板部の突出高さを、ラグ部の突出高さとほぼ同一にし、或はラグ 部から離間するにつれて次第に低くしたことを特徴とする。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下に図1〜図7を参照しつつ、この考案の好ましい実施の形態を詳細に説明す る。図1,2は、この考案によって鋳造されるラグ部を備えたバタフライ弁のバ ルブボディを示し、図1のバルブボディ(1)は、円筒状の胴部(2)の外周面に等 間隔に4個のラグ部(3)が突設され、該ラグ部(3)をラグ部と略同一突出高さの 薄肉フランジ状の基板(4)が連結している。図2のバルブボディ(1a)は、胴部( 2)の外周面に8個のラグ(3)が形成され、薄肉フランジ状の基板(4)が各ラグ 部を連結している。ラグ部の形成ピッチ、取付ボルト挿通用の孔の径及び形態は 、これに限られるものではなく、配管フランジの規格に対応して形成される。図 1に示した実施形態において、ラグ部(3)の頂点を連絡する外径円形の基板(4) を設けているが、基板(4)の高さは全周に亙って同一である必要性はなく、基板 (4)の突出高さをラグ部(3)から離間するにつれて次第に低く形成しても良い。 隣接するラグ部(3)の頂点を結ぶ直線よりも基板(4)が突出すると、バルブボデ ィ(1)を床等に置いた際における基板(4)が破損するおそれがあるが、低く形成 することによって、破損を回避することが出来る。
【0008】 上記のような構成になるバルブボディ(1)は、薄肉フランジ状の基板(4)を介し て隣接するラグ部(3)を結合している。従って、バルブボディ(1)の鋳造時にお いてはラグ部(3)に対して基板(4)が冷やし金として機能するために、この基板 (4)の部分から溶湯を注入することでラグ部(3)の巣の発生を回避することがで きる。又、基板(4)が胴部(2)及び隣接するラグ部(3)に接続された補強板とし て機能するために、胴部(2)の歪及びラグ部(3)の倒れ等が防止されて寸法精度 が高くなる。尚、基板(4)は必ずしも胴部(2)の面間方向中央に位置する必要性 はなく、ラグ部(3)の厚さの範囲内に位置して隣接するラグ部(3)を連結するも のであれば所期の目的を達成することができる。又、上記のような構成になるバ ルブボディ(1)を割型を用いて鋳造する場合、基板(4)の外周面にバリが発生す る。しかしながら、このようなバリは基板(4)の先端部分に形成されるために、 グラインダー等の工具で手作業により容易に削り落すことができ、バルブボディ (1)の生産効率を高くすることができる。
【0009】 一方、上記のように隣接するラグ部(3)を連結する基板(4)を胴部(2)の外周面 に設けたバルブボディ(1)の胴部の外周に複数のラグ部を突設し、胴部外周の面 間方向中央付近に薄肉フランジ状の基板を設け、該基板を介して隣接するラグ部 を結合してなるラグ形バルブボディを鋳造する鋳造型(5)は、胴部(2)と基板( 4)に相当する木型(6)と、ラグ部(3)に相当する駒部材(7)とで製作される。 木型(6)及び駒部材(7)は、木材あるいは金属等で形成される。胴部(2)と基板 (4)に相当する木型(6)は、図3〜6に示すように、バルブボディ(1)の胴部( 2)と基板(4)に相当する部分を有しており、基板に相当する部分には複数のラ グ形成位置表示マーク(8)が付されている。該ラグ形成位置表示マーク(8)は、 配管フランジ規格に対応して複数設けられており、実際の取り付けられるバタフ ライバルブに要求される規格に応じて所要のラグ形成位置表示マーク(8)が選択 され、選択された位置表示マーク(8)に合わせて駒部材(7)がセットされる。
【0010】 従って、同一口径のバルブボディ(1)でボルト本数が変わってくるような場合は 、例えば図3及び図5に示すようにボルト本数に応じた数の駒部材(7)を基板状 のラグ形成位置表示マーク(8)の相当位置に取り付ければよい。これにより、同 一口径のバタフライバルブは、取付ボルトの本数や位置が異なっても共通の木型 を用いて鋳造することが出来、共通の部品を用いて異なる規格の鋳造型(5)を生 産することができるために、鋳造型(5)の生産コストを低減することができる。 駒部材(7)には、図7に示すように取り付けボルト挿通用のボルト挿通孔(9)が 貫設される。該ボルト挿通孔(9)は、取付ボルト規格に合致した径を有する。基 板にはボルト挿通孔は形成されていないが、基板の厚みは小さいので簡単に孔を 形成することが出来る。
【0011】 尚、実施形態においてはラグ形バタフライ弁のバルブボディにこの考案を適用し ているが、ゲート弁あるいはボール弁のバルブボディにもこの考案を適用するこ とができる。
【0012】
【考案の効果】
この考案に係るラグ形バルブボディを鋳造するための鋳造型製作用木型によれば 、胴部用部品における基板相当部分の表面に取り付けられるラグ部用部品の数あ るいは位置を変更するというように、共通の部品を用いるにも拘らず異なる規格 の鋳造型を得ることができるために、鋳造型の生産コストを低減することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るラグ形バルブボディの一実施形
態を示す外観斜視図
【図2】この考案に係るラグ形バルブボディの他の実施
形態を示す外観斜視図
【図3】この考案に係るラグ形バルブボディの鋳造型及
びその木型の一例を示す正面図
【図4】図3の側面図
【図5】この考案に係るラグ形バルブボディの鋳造型と
その木型の他の例を示す正面図
【図6】図5の側面図
【図7】ラグ形成用駒部材の外観斜視図
【符号の説明】
(1) バルブボディ (2) 胴部 (3) ラグ部 (4) 基板 (5) 鋳造型 (6) 木型 (7) 駒部材 (8) ラグ形成位置表示マーク (9) ボルト挿通孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴部の外周に複数のラグ部を突設し、胴部
    外周の面間方向中央付近に薄肉フランジ状の基板を設
    け、該基板を介して隣接するラグ部を結合してなるラグ
    形バルブボディを鋳造する鋳造型の製作用木型であっ
    て、胴部外周の面間方向中央部分に前記基板となる薄肉
    フランジ状板部を設け、該フランジ状板部の表面に複数
    のラグ形成位置表示マークを形成し、前記ラグ部となる
    駒部品を形成すべきラグ部の位置に対応して前記ラグ形
    成位置表示マーク上に着脱自在にセットすることを特徴
    とするラグ形バルブボディ鋳造型の製作用木型。
  2. 【請求項2】フランジ状板部の突出高さを、ラグ部の突
    出高さとほぼ同一にしたことを特徴とする請求項1に記
    載の製作用木型。
  3. 【請求項3】フランジ状板部の突出高さを、ラグ部から
    離間するにつれて次第に低くしたことを特徴とする請求
    項1に記載の製作用木型。
JP1998002281U 1998-04-09 1998-04-09 ラグ形バルブボディの鋳造型製作用木型 Expired - Lifetime JP3053077U (ja)

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