JPH061909Y2 - バンパ−ビ−ム一体型エアダムスカ−ト - Google Patents
バンパ−ビ−ム一体型エアダムスカ−トInfo
- Publication number
- JPH061909Y2 JPH061909Y2 JP15895086U JP15895086U JPH061909Y2 JP H061909 Y2 JPH061909 Y2 JP H061909Y2 JP 15895086 U JP15895086 U JP 15895086U JP 15895086 U JP15895086 U JP 15895086U JP H061909 Y2 JPH061909 Y2 JP H061909Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bumper
- air dam
- bumper beam
- dam skirt
- bumper face
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両の前端部を形成する金属よりなるバンパ
ービームとエアダムスカートとを、一体で成形したバン
パービーム一体型エアダムスカートに関するものであ
る。
ービームとエアダムスカートとを、一体で成形したバン
パービーム一体型エアダムスカートに関するものであ
る。
(従来の技術) 車体保護、空力性能、外観向上等を目的として車両の前
端に取付けられているバンパーの下方に、最近良く、揚
力低減、外観向上を目的としたエアダムスカートと称さ
れるものが取付けられている。このエアダムスカート1
は、第2図、第3図に示す如く、硬質ウレタン、合成ゴ
ム等よりなるバンパーフェース2の下端からある一定の
間隙Aを有するように車両3のサイドメンバ4の先端に
ボルト5等で固定されているステー6にボルト7等で、
またはサイドメンバ4に直接固着されており、その構造
は揚力低減を目的としているために、バンパーフェース
2から下方へ略垂直に延びるアルミニウム合金、鋼等の
金属よりなる薄板構造となっている。ここでエアダムス
カート1の周辺部の構成を簡単に説明すると、一端がサ
イドメンバ4に固着され、中央部にエアダムスカート1
が固着されているステー6の他端にはアルミニウム合
金、鋼等の金属よりなる、断面形状が車両3の前方に向
って『状のバンパービーム8がボルト9等で固着されて
おり、バンパービーム8の高さ方向(図における示矢X
方向)における略中央部には複数個の孔10が設けられて
いる。バンパービーム8の上方には、断面形状が車両3
の前方に向って略コの字なる、アルミニウム合金、鋼等
の金属で形成されたバンパーフェース固定チャンネル11
が配置されており、バンパービーム8に載った状態でバ
ンパービーム8にボルト12等で固着されている。ここで
バンパーフェース固定チャンネル11の略コの字を形成し
ている上側の薄板部分11aには、前述したエアダムスカ
ート1の上方に位置しているバンパーフェース2の上端
部の、断面形状が車両3の後方に向って略コの字なる部
位2a嵌め込まれており、一方、バンパービーム8に設け
られた複数個の孔10には、バンパーフェース2の略中央
部に車両側に向って装着されている樹脂性のクリップ13
が挿入、装着されている。そうしバンパーフェース2の
上端部2aの上面と、その上方に位置する合成樹脂、アル
ミニウム合金よりなるラジエータグリル14の下端との間
には一定の間隙Bが設けられている構成となっている。
端に取付けられているバンパーの下方に、最近良く、揚
力低減、外観向上を目的としたエアダムスカートと称さ
れるものが取付けられている。このエアダムスカート1
は、第2図、第3図に示す如く、硬質ウレタン、合成ゴ
ム等よりなるバンパーフェース2の下端からある一定の
間隙Aを有するように車両3のサイドメンバ4の先端に
ボルト5等で固定されているステー6にボルト7等で、
またはサイドメンバ4に直接固着されており、その構造
は揚力低減を目的としているために、バンパーフェース
2から下方へ略垂直に延びるアルミニウム合金、鋼等の
金属よりなる薄板構造となっている。ここでエアダムス
カート1の周辺部の構成を簡単に説明すると、一端がサ
イドメンバ4に固着され、中央部にエアダムスカート1
が固着されているステー6の他端にはアルミニウム合
金、鋼等の金属よりなる、断面形状が車両3の前方に向
って『状のバンパービーム8がボルト9等で固着されて
おり、バンパービーム8の高さ方向(図における示矢X
方向)における略中央部には複数個の孔10が設けられて
いる。バンパービーム8の上方には、断面形状が車両3
の前方に向って略コの字なる、アルミニウム合金、鋼等
の金属で形成されたバンパーフェース固定チャンネル11
が配置されており、バンパービーム8に載った状態でバ
ンパービーム8にボルト12等で固着されている。ここで
バンパーフェース固定チャンネル11の略コの字を形成し
ている上側の薄板部分11aには、前述したエアダムスカ
ート1の上方に位置しているバンパーフェース2の上端
部の、断面形状が車両3の後方に向って略コの字なる部
位2a嵌め込まれており、一方、バンパービーム8に設け
られた複数個の孔10には、バンパーフェース2の略中央
部に車両側に向って装着されている樹脂性のクリップ13
が挿入、装着されている。そうしバンパーフェース2の
上端部2aの上面と、その上方に位置する合成樹脂、アル
ミニウム合金よりなるラジエータグリル14の下端との間
には一定の間隙Bが設けられている構成となっている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記バンパービーム8、バンパーフェース2、エアダム
スカート1等を車体に取付ける場合には、まず、サイド
メンバ4に固着されているステー6にエアダムスカート
1を固着する一方、上方のラジエータグリル14を車体に
固着する。次いで、バンパービーム8に固着されている
バンパーフェース固定チャンネル11の薄板部分11aに、
バンパーフェース2の上端部2aを嵌合させ、バンパーフ
ェース2のバンパービーム8に対する位置決めを行いな
がらバンパーフェース2のクリップ13を孔10に挿入し、
バンパーフェース2をバンパービーム8に固着する。こ
のようにしてできあがったバンパーフェース2、バンパ
ービーム8、バンパーフェース固定チャンネル11よりな
るバンパーアッセンブリ15を、サイドメンバ4に固着さ
れているステー6の端部に孔合せをしながらステー6に
固着するという手順であるが、ラジエータグリル14下端
からエアダムスカート1上端までの距離Cの精度を良く
だして組立ておかないと、バンパーアッセンブリ15がエ
アダムスカート1とラジエータグリル14との間に入らな
い場合があり、その場合には再組立等をしなければなら
ない。また、バンパーアッセンブリ15が入った場合でも
エアダムスカート1の上端からバンパーフェース2の下
端までの間隙Aと、バンパーフェース2上端からラジエ
ータグリル14下端までの間隙Bとが共に大きくなり過ぎ
たり、AとBの間隙が不揃いになったり等して非常に見
映えが悪い等の問題点を生じており、見栄えの良い車両
を提供するには少くともA,B,Cの3つの間隙の管
理、測定、調整をしなければならず、組立に非常に時間
を要していた。
スカート1等を車体に取付ける場合には、まず、サイド
メンバ4に固着されているステー6にエアダムスカート
1を固着する一方、上方のラジエータグリル14を車体に
固着する。次いで、バンパービーム8に固着されている
バンパーフェース固定チャンネル11の薄板部分11aに、
バンパーフェース2の上端部2aを嵌合させ、バンパーフ
ェース2のバンパービーム8に対する位置決めを行いな
がらバンパーフェース2のクリップ13を孔10に挿入し、
バンパーフェース2をバンパービーム8に固着する。こ
のようにしてできあがったバンパーフェース2、バンパ
ービーム8、バンパーフェース固定チャンネル11よりな
るバンパーアッセンブリ15を、サイドメンバ4に固着さ
れているステー6の端部に孔合せをしながらステー6に
固着するという手順であるが、ラジエータグリル14下端
からエアダムスカート1上端までの距離Cの精度を良く
だして組立ておかないと、バンパーアッセンブリ15がエ
アダムスカート1とラジエータグリル14との間に入らな
い場合があり、その場合には再組立等をしなければなら
ない。また、バンパーアッセンブリ15が入った場合でも
エアダムスカート1の上端からバンパーフェース2の下
端までの間隙Aと、バンパーフェース2上端からラジエ
ータグリル14下端までの間隙Bとが共に大きくなり過ぎ
たり、AとBの間隙が不揃いになったり等して非常に見
映えが悪い等の問題点を生じており、見栄えの良い車両
を提供するには少くともA,B,Cの3つの間隙の管
理、測定、調整をしなければならず、組立に非常に時間
を要していた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するために、バンパーフェー
ス固定チャンネルと、バンパービームと、エアダムスカ
ートとを一体で成形することにより、部品点数及び精度
管理部位を減らし、工数低減を図るようにしたものであ
る。
ス固定チャンネルと、バンパービームと、エアダムスカ
ートとを一体で成形することにより、部品点数及び精度
管理部位を減らし、工数低減を図るようにしたものであ
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図は本考案によるバンパービームと一体型エアダム
スカートの断面図であり、従来技術のそれと違う点は、
アルミニウム合金、鋼等の金属でそれぞれ形成されてい
るバンパーフェース固定チャンネル11と、バンパービー
ム8と、エアダムスカート1とを一体物で成形した点で
ある。このように一体化したバンパービーム一体型エア
ダムスカート20を用いれば、バンパーフェース2をバン
パービーム一体型エアダムスカート20にクリップ13で固
着する前に、バンパービーム一体型エアダムスカート20
の上端とラジエータグリル14下端との間の間隙Dの精度
を出すだけで、自ずと、バンパーフェース2上端とラジ
エータグリル下端との間の間隙B及びバンパーフェース
2の下端とバンパーフェース2の下方に位置する。バン
パービーム一体型エアダムスカート20の車両前方への突
出部20fとの間の間隙Aが決まるので、一々A,Bを測
定調整しなくても良く、かなり組立易くなり、工数低減
も可能となる。加えて部品点数が減ることにより、締結
部位も減るので、一層の工数低減ができることになる。
ここでDのみの精度で、A,Bの精度を出すには、バン
パーフェース2、バンパービーム一体型エアダムスカー
ト20の部品の形状精度が良くなければならないというの
は言うまでもない。
スカートの断面図であり、従来技術のそれと違う点は、
アルミニウム合金、鋼等の金属でそれぞれ形成されてい
るバンパーフェース固定チャンネル11と、バンパービー
ム8と、エアダムスカート1とを一体物で成形した点で
ある。このように一体化したバンパービーム一体型エア
ダムスカート20を用いれば、バンパーフェース2をバン
パービーム一体型エアダムスカート20にクリップ13で固
着する前に、バンパービーム一体型エアダムスカート20
の上端とラジエータグリル14下端との間の間隙Dの精度
を出すだけで、自ずと、バンパーフェース2上端とラジ
エータグリル下端との間の間隙B及びバンパーフェース
2の下端とバンパーフェース2の下方に位置する。バン
パービーム一体型エアダムスカート20の車両前方への突
出部20fとの間の間隙Aが決まるので、一々A,Bを測
定調整しなくても良く、かなり組立易くなり、工数低減
も可能となる。加えて部品点数が減ることにより、締結
部位も減るので、一層の工数低減ができることになる。
ここでDのみの精度で、A,Bの精度を出すには、バン
パーフェース2、バンパービーム一体型エアダムスカー
ト20の部品の形状精度が良くなければならないというの
は言うまでもない。
また、上記実施例で述べている隙間Dの調整はステー6
とバンパービーム一体型エアダムスカート20との結合用
ボルト9の挿入用バカ孔の範囲で行うか、サイドメンバ
4の上端と、ステー6の下端との間Pにシム等の薄板を
入れるかして行えば良い。なお、バンパーフェース2、
バンパービーム一体型エアダムスカート20の構造は上記
実施例に限られるものではなく種々の変形が可能であ
る。
とバンパービーム一体型エアダムスカート20との結合用
ボルト9の挿入用バカ孔の範囲で行うか、サイドメンバ
4の上端と、ステー6の下端との間Pにシム等の薄板を
入れるかして行えば良い。なお、バンパーフェース2、
バンパービーム一体型エアダムスカート20の構造は上記
実施例に限られるものではなく種々の変形が可能であ
る。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、バンパーフェース固定チ
ャンネルとバンパービームと、エアダムスカートとを一
体で成形したので部品点数及び精度管理部位を減らすこ
とができ、大幅な工数低減が可能となる。
ャンネルとバンパービームと、エアダムスカートとを一
体で成形したので部品点数及び精度管理部位を減らすこ
とができ、大幅な工数低減が可能となる。
第1図は本考案の一実施例を示すバンパービーム一体型
エアダムスカートの概略断面図、第2図はスカートを有
する車両を前方から見た斜視図、第3図は従来のスカー
トが取付けられた車両のバンパー部近傍の概略断面図で
ある。 1‥‥エアダムスカート、2‥‥バンパーフェース、2a
‥‥上端部位、3‥‥車両、8‥‥バンパービーム、11
‥‥バンパーフェース固定チャンネル、14‥‥ラジエー
タグリル、20‥‥バンパービーム一体型エアダムスカー
ト、A‥‥バンパーフェースの下端から一定の間隙、B
‥‥ラジエータグリルから一定の間隙。
エアダムスカートの概略断面図、第2図はスカートを有
する車両を前方から見た斜視図、第3図は従来のスカー
トが取付けられた車両のバンパー部近傍の概略断面図で
ある。 1‥‥エアダムスカート、2‥‥バンパーフェース、2a
‥‥上端部位、3‥‥車両、8‥‥バンパービーム、11
‥‥バンパーフェース固定チャンネル、14‥‥ラジエー
タグリル、20‥‥バンパービーム一体型エアダムスカー
ト、A‥‥バンパーフェースの下端から一定の間隙、B
‥‥ラジエータグリルから一定の間隙。
Claims (1)
- 【請求項1】ラジエータグリルの下端から一定の間隙を
有して位置し、車両前端のバンパーフェースの上端部に
設けられている断面形状が車両後方に向って略コの字状
なる上端部位に嵌合する、車両前方に向って断面形状が
略コの字状なるバンパーフェース固定チャンネルと、前
記バンパーフェース固定チャンネルの下方で、前記バン
パーフェースの内側に位置する前記バンパーフェースの
固定用のバンパービームと、前記バンパービームの下方
で、前記バンパーフェースの下端から一定の間隙を有し
て位置するエアダムスカートとを一体で成形したバンパ
ービーム一体型エアダムスカート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15895086U JPH061909Y2 (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 | バンパ−ビ−ム一体型エアダムスカ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15895086U JPH061909Y2 (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 | バンパ−ビ−ム一体型エアダムスカ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6365581U JPS6365581U (ja) | 1988-04-30 |
JPH061909Y2 true JPH061909Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=31082924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15895086U Expired - Lifetime JPH061909Y2 (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 | バンパ−ビ−ム一体型エアダムスカ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061909Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103347743B (zh) * | 2011-04-25 | 2015-07-15 | 铃木株式会社 | 车辆的保险杠结构 |
-
1986
- 1986-10-17 JP JP15895086U patent/JPH061909Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6365581U (ja) | 1988-04-30 |
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