JPH0140399Y2 - - Google Patents

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JPH0140399Y2
JPH0140399Y2 JP12541584U JP12541584U JPH0140399Y2 JP H0140399 Y2 JPH0140399 Y2 JP H0140399Y2 JP 12541584 U JP12541584 U JP 12541584U JP 12541584 U JP12541584 U JP 12541584U JP H0140399 Y2 JPH0140399 Y2 JP H0140399Y2
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JP
Japan
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protector
wire harness
wall surface
cover part
cover
Prior art date
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JP12541584U
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JPS6141315U (ja
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Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、たとえば自動車のボデイに沿つて
ワイヤハーネスを配線する時に用いられるプロテ
クターに関するものである。
(従来の技術) 車体のパネルが折り曲げられている部分(例え
ば、自動車のフエンダーとエンジンルーム内との
境界部分)にワイヤハーネスを沿わせる場合、従
来より第3図に示すようなプロテクターP′が使用
されてきた。このものは、金属製の薄板材よりな
り、プレス成形等により、その片側にワイヤハー
ネスWを被嵌するカバー部Cを連続状に膨出した
ものである。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、エンジンルーム側の壁面2に位置さ
れるカバー部Cは、フエンダー側1のものに比し
てかなり深めに形成されることが多い。これは、
エンジンルーム側の壁面2には凹凸が多いことを
考慮したためである。しかし、このように両カバ
ー部Cの深さの差が大きくなると、かなりの工程
を経ない限り、プロテクター全体のプレス成形が
困難となる。このため、簡易に成形した場合には
両カバー部の境界部分に皺が寄り、剛性を低下さ
せる原因となる。
また、プロテクターP′が取付けられる部分の組
み付け誤差(例えば、両壁面相互の開き角の誤
差)によつては、プロテクターP′の折り曲げ角度
を調整しなければならないが、両カバー部Cが連
続して形成されていることから、これがリブの効
果を発揮するため、プロテクターP′を撓ませるこ
とは著しく困難となり、このためプロテクター
P′の押え面が浮き上がり、ワイヤハーネスWの押
えが不完全となることがあつた。
そこで本考案は、成形が容易でかつ被取付け部
分の成形誤差を可及的に吸収してワイヤハーネス
を確実に保持することのできるプロテクターを提
供せんとした。
(考案の構成) 上記の目的を達成するために、本考案は略L字
状に形成された壁面に沿つて配線されるワイヤハ
ーネスを前記壁面のコーナー部分にて保持するプ
ロテクターであつて、金属製の薄板材にて前記コ
ーナー部分に適合しうるように全体をL字状に折
り曲げ形成し、かつその一側縁部にはワイヤハー
ネスを被嵌可能なカバー部を一体に膨出形成する
とともに、このカバー部における折り曲げ部周辺
においてカバー部を2分割することにより、プロ
テクター全体を若干の折り曲げ変形可能となした
のである。
(実施例) 以下、本考案を具体化した実施例を図面にした
がつて詳細に説明する。
図面において1および2はそれぞれ自動車のフ
エンダー側壁面とエンジンルーム側の壁面であ
り、両壁面1,2はほぼ直角の開き角をなすとと
もに、エンジンルーム側の壁面2の所定位置には
プロテクターPの取付け穴3が穿孔されている。
本例プロテクターPは金属製の薄板材にて形成
されており、前記両壁面1,2のコーナー部分に
適合しうるように、全体は略L字状に折り曲げ形
成されている。そして、基本的には両壁面1,2
密着させるための密着片4.5と、ワイヤハーネ
スWを被嵌するためのカバー部6,7とから構成
されている。
さて、エンジンルーム側に対応する密着片5に
は一端を開放したスリツト8を備えるとともに、
このスリツト8に連通してこれと直交する方向の
長孔9を備えている。そして、このスリツト8お
よび長孔9はそれぞれプロテクターPの締め付け
用ボルトBの軸部を遊挿しうる溝幅に設定されて
おり、このためスリツト8および長孔9に設定さ
れた範囲でプロテクターPの取付け位置を調整し
うる。
カバー部6,7は両密着片4,5における一方
の縁部(第1図における右方の縁部)に沿つて2
分割された状態で形成されており、それぞれ下向
きに開口するコの字状に折り曲げられてワイヤハ
ーネスWを被嵌しうるとともにフランジ状に張出
し片10,11を有する。また、両カバー部6,
7寄りで両密着片4,5の境界部分はそれぞれ円
弧状の切り欠き部12が形成されていて、この切
り欠き部12にてプロテクターPは折り曲げ縁1
3を中心とする若干の折り曲げ変形が可能とされ
ている。
なお、本例ではエンジンルーム側のカバー部7
の高さh2は、フエンダー側のカバー部6の高さ
h1の約2倍に設定されている。
本実施例のプロテクターPは上記のように形成
されたものであり、以下その使用例について具体
的に説明する。
ワイヤハーネスWを両壁面4,5に沿わせた状
態で、両カバー部6,7にそれぞれ嵌め込み、ス
リツト8あるいは長孔9を取付け穴3に適合させ
ながら両密着片4,5を対応する壁面1,2にそ
れぞれ密着させる。このもとで、締付けボルトB
をねじ込むことによつてワイヤハーネスWが保持
されるのである。
ここで、エンジンルーム側の壁面2に多少の凹
凸があつても、前述の如くこの側のカバー部7は
他側のものよりも深く形成されているため、プロ
テクターPの浮き上りが回避される。また、両壁
面1,2のなす角とプロテクターP全体の折り曲
げ角との間に若干の差がある場合でも、両カバー
部6,7が2分割されていることおよび切り欠き
により、プロテクターPを容易に折り曲げ調整可
能である。したがつて、こういつた誤差に確実に
対応することができ、もつてワイヤハーネスWを
確実に保持することができる。また、長孔9およ
びスリツト8により、プロテクターPの取付け位
置をこの範囲で適宜調整しうる。
さらに本例プロテクターPは上記のような組付
け時の調整の容易化を図りうる他、これ自体の成
形の容易化も併せて図りうるものである。すなわ
ち、従来は深さの異なる両カバー部6,7を連続
して形成していたことによる成形の困難性(両カ
バー部6,7の境界部分における深絞り)という
問題点があつたのに対し、本例では両カバー部
6,7を2分割して形成したため、安価でかつ少
ない工程数で成形しうる。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、カバー
部を2分割したことにより、プロテクター全体の
成形が容易でかつ安価に製造しうる。また、同様
にしてプロテクター全体が折り曲げ変形可能とな
つたため、壁面への密着性が良化され、もつてワ
イヤハーネスを確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本例プロテクターを示す全体斜視図、
第2図は同側面図、第3図は従来のプロテクター
を示す全体斜視図である。 1,2……壁面、C,6,7……カバー部、1
2……切り欠き部、P,P′……プロテクター、W
……ワイヤハーネス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略L字状に形成された壁面に沿つて配線される
    ワイヤハーネスを前記壁面のコーナー部分にて保
    持するプロテクターであつて、金属製の薄板材に
    て前記コーナー部分に適合しうるように全体をL
    字状に折り曲げ形成し、かつその一側縁部にはワ
    イヤハーネスを被嵌可能なカバー部を一体に膨出
    形成するとともに、このカバー部における折り曲
    げ部周辺においてカバー部を2分割することによ
    り、プロテクター全体を若干の折り曲げ変形可能
    となしたことを特徴とするワイヤハーネス配線用
    のプロテクター。
JP12541584U 1984-08-16 1984-08-16 ワイヤハ−ネス配線用のプロテクタ− Granted JPS6141315U (ja)

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JP12541584U JPS6141315U (ja) 1984-08-16 1984-08-16 ワイヤハ−ネス配線用のプロテクタ−

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JP12541584U JPS6141315U (ja) 1984-08-16 1984-08-16 ワイヤハ−ネス配線用のプロテクタ−

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Publication Number Publication Date
JPS6141315U JPS6141315U (ja) 1986-03-15
JPH0140399Y2 true JPH0140399Y2 (ja) 1989-12-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009133391A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Mirai Ind Co Ltd 配線・配管材保護カバー、及び保護カバー装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4805771B2 (ja) * 2006-09-15 2011-11-02 矢崎総業株式会社 ハーネスクランプ
JP6447759B2 (ja) * 2018-02-09 2019-01-09 株式会社オンダ製作所 配管カバー
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JP2009133391A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Mirai Ind Co Ltd 配線・配管材保護カバー、及び保護カバー装置

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JPS6141315U (ja) 1986-03-15

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