JPH07237511A - 自動車付属機器の制御装置 - Google Patents

自動車付属機器の制御装置

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JPH07237511A
JPH07237511A JP6056791A JP5679194A JPH07237511A JP H07237511 A JPH07237511 A JP H07237511A JP 6056791 A JP6056791 A JP 6056791A JP 5679194 A JP5679194 A JP 5679194A JP H07237511 A JPH07237511 A JP H07237511A
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JP
Japan
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seat
occupant
controller
control circuit
signal
Prior art date
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Application number
JP6056791A
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English (en)
Inventor
Toshio Kudo
敏夫 工藤
Kouji Kurumagawa
浩司 車川
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアコンやシートヒータ、エアバック等の付
属機器を、乗員数に応じて制御し得るような制御装置を
提供すること。 【構成】 座席Sの座部10の下に埋め込まれた状態で
配置され、着座荷重によりその電気量が変化するシート
センサ1が設置され、該シートセンサ1にはコントロー
ラ2が接続されている。そしてコントローラ2の各出力
には、種々の自動車付属機器のスイッチ回路、又はその
制御回路が接続され、コントローラ2からの乗員有無信
号によりこれら回路が動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートヒータやカーエ
アコン、又はエアバック等の自動車付属機器の制御を、
乗員の有無に応じて行い得るようにした自動車付属機器
の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車には、エアーコンディショ
ナーはほぼ標準装備されており、寒冷地向けには座席を
加温するシートヒータ等が装備されている。また、衝突
事故時に乗員を保護するエアバックを搭載した自動車も
増加しつつある。これら自動車付属機器は、車内空間の
快適化及び事故に対する安全化が今後さらに求められる
状況において、より多くの自動車に装備されていくもの
と思われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した付属機器は、
乗員に応じた制御が十分に行えないのが現状である。す
なわち、シートヒータの場合では助手席への乗員の有無
に応じて助手席側のシートヒータへの通電のON−OF
F制御を自動で行うことができず、運転者がマニュアル
でスイッチを操作するか、或いはそのようなスイッチが
無い場合乗員がいないときでも助手席のシートヒータは
通電状態となるという、不便さやロスエネルギーの消費
という問題がある。
【0004】またエアコンにしても、乗員数に応じて空
調エアの吹き出し口の開口状態を最適に選択すること
が、快適で無駄なくエアコンを動作させるために望まし
いが、これもマニュアルで開口状態を調整する他なく、
例えば助手席への乗員の有無により吹き出し口の開口状
態を自動調整することができない。
【0005】さらにエアバックは助手席側にも装備され
る機運にあるが、半密閉空間である車内で運転席用と助
手席用のエアバックを同時に動作させると急激な気圧上
昇により乗員の鼓膜が破れるという問題が指摘されてお
り、このため助手席に乗員がいるときのみ助手席側のエ
アバックが動作させるよう制御することが望まれる。し
かしながら、かかる動作を行わせる具体的手段は何等提
案されていないのが現状である。
【0006】従って本発明は、上記の問題を解決し、例
えばエアコンやシートヒータ、エアバック等の付属機器
を、乗員数に応じて制御し得るような制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車付属機器
の制御装置は、座席下に配置され着座有無(例えば着座
荷重)によりその電気量が変化するシートセンサと、該
シートセンサの出力に基づいて乗員の有無を判別し、制
御すべき付属機器に乗員有無信号を出力する、及び/又
は乗員有と判別したときに動作させるべき付属機器に自
動通電させるコントローラとからなることを特徴とする
ものである。
【0008】上記自動車付属機器がシートヒータの場
合、乗員の有無によりシートヒータへの通電のON−O
FF制御を行うものである。すなわち、上記シートセン
サが乗員有と判別したとき、シートヒータの電源回路を
ONとし、乗員無しと判別したときはOFFとするもの
である。
【0009】上記コントローラにさらに他の制御回路を
接続し、コントローラから出力された乗員有無信号に基
づいて前記制御回路が付属機器の動作を制御するよう構
成することができる。例えばシートヒータの温度調節回
路にコントローラからの乗員有無信号を入力させ、その
信号により温度調節回路を動作・非動作状態とする等、
各種の自動車内のアメニティ制御回路に前記コントロー
ラの信号を入力させ、該信号に基づいて制御回路を動作
させることもできる。
【0010】具体的には、上記制御回路がエアバックの
動作制御回路のとき、上記コントローラから乗員無信号
が入力されたとき、該制御回路は前記エアバックを非動
作状態に制御する。例えば助手席に乗員がいない場合
は、助手席側のエアバックが動作しないようにするため
である。
【0011】また、上記制御回路が空調ダクトの遮蔽板
の動作制御回路であるとき、上記コントローラから乗員
無信号が入力されたとき、該制御回路は前記遮蔽板が空
調ダクトを塞ぐ状態に制御する。例えば例えば助手席に
乗員がいない場合は、助手席側に開口する吹き出し口を
閉じるものである。当然、開閉動作だけでなく前記遮蔽
板の角度などを調整し、風量や風方向を自動設定するよ
う構成することもできる。
【0012】
【作用】座席への乗員の着座によりシートセンサの出力
電気量に変化が生じ、この電気量の変化度合いなどから
コントローラの判別回路が乗員の有無を判別する。そし
て判別した信号を付属機器に出力することにより、乗員
数に応じて付属機器を制御したり、付属機器の電源回路
の開閉を行ったりする動作を自動で行わせる。すなわ
ち、着座荷重などから着座有無をシートセンサが検知
し、コントローラがそれに基づいて乗員の有無を判断す
ると共に、必要な自動車付属機器を動作させたり、停止
させたりするものである。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例につき詳述する。図1は
本発明の自動車付属機器の制御装置をモデル的に示した
図である。図示する通り、座席Sの座部10の下に埋め
込まれた状態で配置され、着座有無によりその電気量が
変化するシートセンサ1が設置され、該シートセンサ1
にはコントローラ2が接続されている。そしてコントロ
ーラ2の各出力には、種々の自動車付属機器のスイッチ
回路、又はその制御回路が接続されている。
【0014】上記シートセンサ1としては、着座により
電気量が変化するものであれば良く、特に限定はない。
ここで電気量とは、抵抗値や静電容量、発生起電力など
であり、着座荷重が加わることによってこれら電気量が
線形に増減したり、或いは一定荷重を越えた時に急激に
電気量が変動するものが用いられる。具体的には、一対
の面状電極間に、例えばポリエステルフィルム等の誘電
体シートからなるスペーサを挟み、これを絶縁被覆した
薄いシート状のもの(厚さが1mm程度以下が好ましい)
が挙げられる。
【0015】なおシートセンサ1は座部10の表皮とメ
インパッドとの間に、かつ座部10の中央部付近に配置
することが望ましい。そのサイズは、乗員が着座したし
たときに十分な受圧力を受ける形状、例えば短辺が5〜
15cm、長辺が10〜30cm程度の楕円形のものなどが
好ましい。また上下電極をパターニングによりマトリッ
クス状とし、着座による荷重分布のパターン認識を行い
得るようにし、荷重が物によるものか人よにるものであ
るかを判別できるようにすることが好ましい。さらに、
着座フィーリングを損なわないような可とう性、柔軟性
備え、またシートヒータがその直下に配置されることを
考慮して難燃性を備える材質で構成することがより好ま
しい。該シートセンサ1は、代表的には助手席に設置さ
れる。
【0016】コントローラ2は、その判別回路において
シートセンサ1の出力に基づいて乗員の有無を判別す
る。例えばシートセンサ1が上述したような抵抗変化型
のものである場合、その抵抗値が数メグオームのときは
乗員無と判別し、数100オーム程度に抵抗値が変化し
たとき乗員有と判別するというような動作を行う。シー
トセンサ1が静電容量やその他電気量を利用したもので
ある場合も同様であり、通常シートセンサ1の出力値が
平常値(乗員無のとき)から著しく変化した場合に、乗
員有と判断する。
【0017】判別回路の出力信号である乗員有無信号
は、各種自動車付属機器の電源回路、またはその付属機
器の制御回路に伝達される。本実施例では3つの付属機
器回路へ乗員有無信号を伝達させる例を示しており、出
力1はシートヒータの電源スイッチ回路へ、出力2はエ
アバックの動作を制御する制御回路へ、さらに出力3は
エアコンの空調ダクトの遮蔽板の動きを制御する制御回
路へそれぞれ接続されている。
【0018】具体的には、シートヒータの場合は乗員有
信号によりそのスイッチ回路が閉じて通電するよう構成
する。また、シートヒータ面にサーミスタを取り付けて
当該部位の温度を検出可能とし、前記サーミスタが検出
した温度と設定温度とを比較できるようにし、加えて前
記シートセンサ1からの信号とでスイッチング動作を行
うようにすることが望ましい。この構成によれば、例え
ば座席が暖房が不要な程度の温度にあるとき、シートセ
ンサ1が着座を検知してもシートヒータに通電させな
い、というような制御が可能となる。
【0019】またエアバックの場合は、乗員有無信号に
よりエアバックコントローラの電源をスイッチングした
り、エアバックコントローラに乗員有無信号を伝送し、
乗員無とコントローラ2が判断したとき、加速度センサ
の信号がONになってもエアバックを非動作状態に保持
する、等の制御方法が挙げられる。
【0020】さらに空調ダクトの遮蔽板の場合は、乗員
有無信号をエアーコントローラに伝送することで、コン
トローラ2が乗員無と判断している時には例えば助手席
側の空調ダクトの吹き出し口を塞がせ、エアコンの効率
を向上させるものである。また、近年首振り動作を行う
空調吹き出し口を装備した車輌もあるが、この場合は乗
員の有無により首振り範囲を変化させるというような制
御も可能である。
【0021】上記した以外の各種付属機器の電源回路ま
たは制御回路にコントローラ2の出力を接続することも
勿論可能である。例えば、カーオーディオに乗員有無信
号を伝送し、通常車内に複数設置されているスピーカへ
の音量配分を制御し、助手席に乗員無時は運転席中心の
音場に、乗員有時は瞬時に最適な音場に変化させるとい
うような音場制御にも用い得る。
【0022】また、現在実用化されているシートベルト
警告灯は、エンジン動作時に運転者がシートベルトを締
めていない場合に警告灯が点灯するもので、いわば運転
席専用で助手席には警告機能が搭載されていなかった
が、乗員有無信号を警告灯表示回路に伝送し、助手席側
にも警告灯を配置すれば、助手席に対しても的確な警告
を促すことが可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上説明した通りの本発明の自動車付属
機器の制御装置によれば、乗員の有無に応じて自動的
に、効率的かつ効果的に各種の自動車付属機器を動作さ
せるよう制御することが可能となる。従ってより快適
で、かつ安全性の高い自動車内システムを構築すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車付属機器の制御装置の一例をモ
デル的に示した図である。
【符号の説明】
1 シートセンサ 2 コントローラ S 座席

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席下に配置され着座有無によりその電
    気量が変化するシートセンサと、該シートセンサの出力
    に基づいて乗員の有無を判別し、制御すべき付属機器に
    乗員有無信号を出力する、及び/又は乗員有と判別した
    ときに動作させるべき付属機器に自動通電させるコント
    ローラとからなる自動車付属機器の制御装置。
  2. 【請求項2】 上記自動車付属機器がシートヒータであ
    り、乗員の有無によりシートヒータへの通電のON−O
    FF制御を行うものである請求項1記載の自動車付属機
    器の制御装置。
  3. 【請求項3】 上記コントローラにさらに他の制御回路
    を接続し、コントローラから出力された乗員有無信号に
    基づいて前記制御回路が付属機器の動作を制御するもの
    である請求項1記載の自動車付属機器の制御装置。
  4. 【請求項4】 上記制御回路がエアバックの動作制御回
    路であり、上記コントローラから乗員無信号が入力され
    たとき、該制御回路は前記エアバックを非動作状態に制
    御するものである請求項4記載の自動車付属機器の制御
    装置。
  5. 【請求項5】 上記制御回路が空調ダクトの遮蔽板の動
    作制御回路であり、上記コントローラから乗員無信号が
    入力されたとき、該制御回路は前記遮蔽板が空調ダクト
    を塞ぐ状態に制御するものである請求項4記載の自動車
    付属機器の制御装置。
JP6056791A 1994-03-01 1994-03-01 自動車付属機器の制御装置 Pending JPH07237511A (ja)

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