JPH07237427A - エアサスペンション付車両の車高調整装置 - Google Patents

エアサスペンション付車両の車高調整装置

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JPH07237427A
JPH07237427A JP3333694A JP3333694A JPH07237427A JP H07237427 A JPH07237427 A JP H07237427A JP 3333694 A JP3333694 A JP 3333694A JP 3333694 A JP3333694 A JP 3333694A JP H07237427 A JPH07237427 A JP H07237427A
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JP
Japan
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frame
vehicle
spring
air
air spring
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JP3333694A
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Inventor
Tomio Aso
富夫 麻生
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/14Mounting of suspension arms
    • B60G2204/143Mounting of suspension arms on the vehicle body or chassis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/40Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
    • B60G2204/43Fittings, brackets or knuckles
    • B60G2204/4302Fittings, brackets or knuckles for fixing suspension arm on the vehicle body or chassis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/40Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
    • B60G2204/44Centering or positioning means

Abstract

(57)【要約】 【目的】 前輪及び後輪にパーキング用ブレーキ装置を
設けたときに車両の部材を損傷させずに安定して車両後
部の車高を高くする。 【構成】 シャシフレームに前端がスプリングブラケッ
ト9を介して,後端がエアスプリング13を介してリー
フスプリング16が取付けられ、エアスプリング内の圧
力を上昇させて後部車高を高くするように構成される。
前後輪にパーキング用ブレーキ装置26,27が設けら
れる。シャシフレームが前部フレーム11bと後部フレ
ーム11cに分割され、前部フレームと後部フレームが
摺動可能に係合する中間フレーム24が設けられる。ス
プリングブラケットはシャシフレームの前後方向に摺動
可能に取付けられる。各摺動を制止又は許容する電磁ロ
ック装置25が設けられ、エアスプリング13内の圧力
を上昇するとき各摺動を許容するように制御するコント
ローラ41が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエアサスペンション機構
を装備した車両のエアスプリング内の圧力を上昇させる
ことにより後部の車高を高くする車高調整装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エアサスペンション機構を装備
した車両では、シャシフレームとアクスルとの間にエア
スプリングが設けられ、エアタンクからレベリングバル
ブを介してエアスプリングに圧縮エアを供給して、エア
スプリングによりシャシフレームを懸架している。アク
スルがシャシフレームに対して相対的に垂直方向に変位
するとアクスルに枢支したリンク機構がレベリングバル
ブの切換レバーを回動して、このレバーの回動によりエ
アスプリングへの圧縮エアの給排がレベリングバルブで
行われシャシフレームを一定の高さに保つようにしてい
る。
【0003】従来、このエアサスペンション機構を利用
した車高調整装置を有するトラック、トラクタ等の車両
が知られている。この車高調整装置はレベリングバルブ
とエアスプリングとの間のエア流路に電磁バルブを設け
ておき、トラックの場合荷台に荷物を積降するときプラ
ットホームの高さに荷台の高さを合わせるため、またト
ラクタの場合トレーラを連結するときに後輪に設けられ
たパーキング用ブレーキ装置により後輪の動きを制動し
た後、運転席に設けられた手動スイッチを閉じることに
より前記電磁バルブを圧縮エア源からの圧縮エアがエア
スプリング内に供給するように切換え、エアスプリング
内の圧力を上昇させて車高を高くしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、トラック、トラ
クタ等の車両の安全性の向上のために従来後輪にしか設
けられなかったパーキング用ブレーキ装置は前輪に対し
ても設けられている。このため前輪及び後輪を制動状態
のままエアスプリング内の圧力を上げ車高を高くしよう
とするとホイールベースが通常の状態より短くなるた
め、前輪は後方に、後輪は前方にそれぞれ回転しようと
する回転力が発生する。このため各部材に無理な力が加
わり無理に動作させるとブレーキライニングの磨耗や各
部材に損傷を与えることとなり結果的に部材の耐久性の
低下を起こす等の不具合があった。またこの不具合を避
けるにはパーキング用ブレーキ装置を、車高を高くする
ときに、解除する必要がある。しかし、パーキング用ブ
レーキ装置を解除したまま車高を高くすることは車体が
非常に不安定になり危険を伴う。
【0005】本発明の目的は、前輪及び後輪にパーキン
グ用ブレーキ装置を設けたときに車両の部材を損傷させ
ずに安定して車両後部の車高を高くすることができる車
両の車高調整装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の2つの構成を実施例に対応する図面を用い
て説明する。本発明の第1は図1及び図2に示すように
前端がスプリングブラケット9を介してトラック、トラ
クタ等の車両10のシャシフレーム11に枢支され後端
がエアスプリング13を介してシャシフレーム11に接
着されたリーフスプリング16に後輪アクスル12が取
付けられ、エアスプリング13内の圧力を上昇すること
により車両10の後部車高を高くするように構成された
車両10の車高調整装置の改良である。
【0007】その特徴ある構成は、前輪15aにパーキ
ング用前輪ブレーキ装置26が設けられ、後輪12aに
パーキング用後輪ブレーキ装置27が設けられ、シャシ
フレーム11が前輪15aと後輪12aの間で前部フレ
ーム11bと後部フレーム11cに分割され、前部フレ
ーム11b又は後部フレーム11cに前部又は後部が固
着され後部又は前部が後部フレーム11c又は前部フレ
ーム11bに前後方向に摺動可能に係合する中間フレー
ム24によりシャシフレーム11が伸長可能に形成さ
れ、中間フレーム24に係脱して後部フレーム11c又
は前部フレーム11bに対する中間フレーム24の摺動
を制止又は許容する電磁ロック装置25が後部フレーム
11c又は前部フレーム11bに固着され、エアスプリ
ング13内の圧力を上昇するとき中間フレーム24の摺
動を許容するように電磁ロック装置25を制御するコン
トローラ41が設けられたところにある。
【0008】また本発明の第2は、図5及び図6に示す
ように前端がスプリングブラケット71を介して車両1
0のシャシフレーム11に枢支され後端がエアスプリン
グ13を介してシャシフレーム11に接着されたリーフ
スプリング16に後輪アクスル12が取付けられ、エア
スプリング13内の圧力を上昇することにより車両10
の後部車高を高くするように構成された車両10の車高
調整装置の改良である。
【0009】その特徴ある構成は、前輪15aにパーキ
ング用前輪ブレーキ装置26が設けられ、後輪12aに
パーキング用後輪ブレーキ装置27が設けられ、スプリ
ングブラケット71がシャシフレーム11の前後方向に
摺動可能に取付けられ、スプリングブラケット71の摺
動を制止又は許容する電磁ロック装置81がスプリング
ブラケット71に設けられ、エアスプリング13内の圧
力を上昇するときスプリングブラケット71の摺動を許
容するように電磁ロック装置81を制御するコントロー
ラ41が設けられたところにある。
【0010】
【作用】パーキング用ブレーキ装置26及び27を作動
させると前輪15a及び後輪12aは制動される。車高
を高くするときには中間フレーム24、或いはスプリン
グブラケット71の摺動を許容し、エアスプリング13
内の圧力を上昇して車高を高くする。所定の高さに達し
たときにエアスプリング13内の圧力を維持して車高を
大きくした状態を維持する。車高を通常の状態に戻すと
中間フレーム24、或いはスプリングブラケット71の
摺動を制止させる。
【0011】
【実施例】次に本発明の第1の実施例を図面に基づいて
詳しく説明する。図1〜図4及び図9に示すように、車
両10のシャシフレーム11には前輪アクスル15及び
後輪アクスル12を取付けるための前輪用リーフスプリ
ング(図示せず)及び後輪用リーフスプリング16が配
設される。この例では車両10は図9に示すトラクタで
ある。前輪アクスル15には前輪15aが、後輪アクス
ル12には後輪12aがそれぞれ取付けられる。後輪用
リーフスプリング16はその前端がスプリングブラケッ
ト9を介してシャシフレーム11に枢支され、その後端
がエアスプリング13を介してシャシフレーム11に接
着される。前輪15aにはパーキング用前輪ブレーキ装
置26が、後輪12aにはパーキング用後輪ブレーキ装
置27がそれぞれ設けられる。このパーキング用ブレー
キ装置26,27はドラムブレーキ装置又はデイスクブ
レーキ装置等が用いられる。また車両10にはエアタン
クである圧縮エア源21が搭載される。エアスプリング
13には圧縮エアが圧縮エア源21からレベリングバル
ブ22及び昇降バルブ23を介して供給される。
【0012】図1に示すように、エアスプリング13は
シャシフレーム11に固着されたブラケット11aにプ
レート14が接着され、リーフスプリング16の後端に
はベース17が取付けられる。プレート14とベース1
7の間には円筒状に形成されたゴム膜18が設けられ
る。ゴム膜18の内部には前述した圧縮エアが供給され
る。またベース17の上面にはゴムにて形成されたコン
タクトラバー19が固着され、エアスプリング13内の
圧縮エアが排出されたときプレート14がコンタクトラ
バー19の頂部に当接するようになっている。エアスプ
リング13は車両10の走行中、路面の凹凸にて発生す
る振動をエアスプリング13の内部に貯えられた圧縮エ
アの弾性により吸収してシャシフレーム11に伝わらな
いように構成される。
【0013】後輪用のレベリングバルブ22は3ポート
3位置切換えのバルブであってシャシフレーム11に固
着される。このバルブ22の入口ポート22aは圧縮エ
ア源21に接続され、出口ポート22bは昇降バルブ2
3を介してエアスプリング13に接続され、排気ポート
22cは大気に開放される。バルブ22にはレバー22
dの基端が枢着され、レバー22dの先端はリンク16
aを介してリーフスプリング16に固定したブラケット
16bに枢着される。レバー22dが実線で示すように
水平状態のときには入口ポート22aと出口ポート22
bとが遮断され、レバー22dが二点鎖線で示すように
上向きのときには入口ポート22aと出口ポート22b
とが連通し、レバー22dが破線で示すように下向きの
ときには出口ポート22bと排気ポート22cとが連通
するように構成される。
【0014】この例ではパーキング用前輪ブレーキ装置
26とパーキング用後輪ブレーキ装置27は実質的に同
一装置である。パーキング用ブレーキ装置26,27は
ドラムブレーキ装置であり、ドラムブレーキ装置27を
代表して説明する。図3に示すように、ドラムブレーキ
装置27は後輪12aを制動するブレーキシュー31
と、ホイールシリンダ28と、ホイールシリンダを作動
させるブレーキチャンバ29とを備える。ホイールシリ
ンダ28はブレーキシュー31に当接するピストン28
bとこのピストン28bをウエッジ28aを介して駆動
するピストンロッド28dと、通常の走行状態ではサー
ビスブレーキ用としても使用されるサービスブレーキ用
油圧口28cとを有する。ホイールシリンダ28のプッ
シュロッド28dの基端はL字状のリンク28eを介し
てブレーキチャンバ29のピストンロッド29aに連結
される。ブレーキチャンバ29はピストン29bで区画
され、ピストンヘッド側にはスプリング29cが設けら
れる。
【0015】図1及び図3に示すように、ブレーキチャ
ンバ29のピストンロッド側のエア室29dと圧縮エア
源21の間には3ポート2位置切換えのエア圧制御式の
バルブ36が設けられ、このバルブ36は3ポート2位
置切換えの手動制御式のバルブ34によって切替わるよ
うになっている。バルブ34及び36によりコントロー
ルバルブ33が構成される。手動制御式のバルブ34の
ポート34aは圧縮エア源21に接続され、ポート34
bはエア圧制御式のバルブ36の信号圧ポート36dに
接続され、ポート34cは大気に開放される。エア圧制
御式のバルブ36のポート36aは圧縮エア源21に接
続され、ポート36bは前輪15a及び後輪12aにそ
れぞれ設けられたドラムブレーキ装置の前輪用ブレーキ
チャンバ29及び後輪用ブレーキチャンバ29に接続さ
れ、排気ポート36cは大気に開放される。手動制御式
のバルブ34の信号圧ポート34dを操作し、圧縮エア
をエア圧制御式のバルブ36の信号圧ポート36dに供
給するとポート36bとポート36cとが連通し、ブレ
ーキチャンバ29内の圧縮エアをポート36cから排出
するように構成される。
【0016】図2に示すようにシャシフレーム11は断
面コの字状をなす鋼材から構成されており、前輪15a
と後輪12aのほぼ中央で前部フレーム11bと後部フ
レーム11cに分割される。前部フレーム11bの内面
には一対の断面コ字状の中間フレーム24が分割面から
突出された状態で固着され、中間フレーム24の突出部
24aは後部フレーム11cの分割面からその内面に沿
って侵入し、後部フレーム11cは中間フレーム24に
摺動可能に構成される。中間フレーム24の突出部24
aの先端近傍には挿通孔24bがそれぞれ設けられる。
【0017】後部フレーム11cの分割面近傍両側に
は、後部フレーム11cの分割面と前部フレーム11b
の分割面が当接した状態で、前記挿通孔24bの対応す
る位置に孔11dが形成される。その孔11dにはその
孔11dを覆うように電磁ロック装置25がボルト25
bにより設けられる。電磁ロック装置25は図4に示す
ように後部フレーム11cの内側に突出し、孔11dと
中間フレームに設けられた挿通孔24bを挿通し、摺動
を制止させるロッド25aを有する。この電磁ロック装
置25はコントローラ41の制御出力が接続され、コン
トローラ41からオン信号が到来すると図4の破線で示
すようにロッド25aの突出量を減少させ中間フレーム
24に設けられた挿通孔24bから離脱し、結果として
後部フレーム11cを摺動可能にする。
【0018】圧縮エア源21に接続されたエア流路43
から分岐したエア流路44は昇降バルブ23のポート2
3cに接続される。昇降バルブ23は3ポート3位置切
換えの電磁制御式のバルブであり、他のポート23bは
エアスプリング13に接続され、ポート23aはレベリ
ングバルブ22の出口ポート22bに接続される。手動
スイッチ64,66はコントローラ41の制御入力に接
続され、コントローラ41の制御出力は電磁ロック装置
25と昇降バルブ23の信号圧ポート23d,23eに
接続される。またコントローラ41にはタイマ69が設
けられ、このタイマ69によりコントローラ41は手動
スイッチ64及び手動スイッチ66をオンからオフした
とき所定時間だけ電磁ロック装置25をオンするように
なっている。
【0019】このように構成されたエアサスペンション
付車両の車高調整装置の動作を説明する。車両であるト
ラクタ10がトレーラを牽引するためトレーラを接続す
るときには、先ずトレーラ前部に設けられているキング
ピンとトラクタ10に設けられているカプラ10a(図
9)が結合できる位置までトラクタ10を移動する。こ
の状態で運転席にいる運転者がパーキング用ドラムブレ
ーキ装置用の手動制御式のバルブ34をオンすると、圧
縮エア源21からの圧縮エアはエア圧制御式のバルブ3
6の信号圧ポート36dに供給され、ポート36bとポ
ート36cとが連通し、図2に示すブレーキチャンバ2
9のエア室29d内の圧縮エアがポート36cから排出
される。これによりロッド29a,28d及びウエッジ
28aを介してピストン28bをブレーキシュー31に
押付け、前輪15a及び後輪12aは制動される。
【0020】次に運転者はキングピンとカプラを結合す
るためにトラクタ10の後部車高を高くするために手動
スイッチ64をオンする。コントローラ41は電磁ロッ
ク装置25と昇降バルブ23の信号圧ポート23dをオ
ンする。これにより電磁ロック装置25に設けられたロ
ッド25aは中間フレームに設けられた挿通孔24bか
ら離脱して後部フレーム11cの摺動を許容するととも
に昇降バルブ23はレベリングバルブ22の出口ポート
22bを遮断し、エア流路44からのエアをエアスプリ
ング13に供給し車高を高くする。
【0021】車高が高くなり適度な高さに達したときは
コントローラ41の手動スイッチ66をオンする。コン
トローラ41は昇降バルブ23の信号圧ポート23dを
オフし、昇降バルブ23の信号圧ポート23eをオンす
る。これにより昇降バルブ23はレベリングバルブ22
の出口ポート22bと、エア流路44からのエアと、エ
アスプリング13へのポート23bを遮断し車高の上昇
を停止させ上昇した状態を維持する。
【0022】次に、トレーラの接続を完了させ車高を通
常の状態に戻すには手動スイッチ64,66をオフす
る。コントローラ41は電磁ロック装置25をタイマ6
9により所定の時間だけオンの状態を保ち、昇降バルブ
23の信号圧ポート23eをオフする。これにより昇降
バルブ23はレベリングバルブ22の出口ポート22b
とエアスプリング13を連通させ、エア流路44からの
エアを遮断する。エアスプリング13内のエアはレベリ
ングバルブ22により車高が通常の状態になるまで排出
ポート22cから排出され通常の状態に戻った後タイマ
が切れて電磁ロック装置25により再び中間フレームは
係止される。
【0023】図3及び図5〜図10は本発明の第2の実
施例を示す。パーキング用ブレーキ装置26,27、後
輪用リーフスプリング16のシャシフレーム11への取
付構造及び後輪用のレベリングバルブ22等は第1の実
施例と同様であるので、繰返しの説明を省略する。図面
において上記第1の実施例と同一符号は同一部品を示
す。シャシフレーム11に設けられたスプリングブラケ
ット71は断面コの字状の対抗する面に一対の透孔71
aを有し、背面には補強リブ71bに支えられた取付リ
ブ71cが突設する。この透孔71aに図示しない軸を
挿通することでリーフスリング16を枢支する。取付リ
ブ71cのほぼ中央と断面コの字状の車両内側に臨む箇
所にはねじ孔71d,71eが設けられる。シャシフレ
ーム11の前記ねじ孔71dに対応する位置には車両進
行方向に細長い長円11eが設けられ、図7に示すよう
にシャシフレームの板厚より微量長い段部72aが設け
られたボルト72をシャシフレーム11の内側から挿通
しスプリングブラケット71のねじ孔71dに螺合する
ことでスプリングブラケット71を係止する。他のねじ
孔71eは断面L字状の係止片73を介してボルト74
が螺合されシャシフレーム11にスプリングブラケット
71が摺動可能に取付けられる。
【0024】取付リブ71cには孔71fが設けられ、
その孔71fを覆うように電磁ロック装置81が設けら
れる。車両が通常の状態でシャシフレーム11には前記
孔71fの対応する位置に挿通孔11fが形成される。
電磁ロック装置81は図8に示すように孔71fを挿通
し挿通孔11fを貫通してシャシフレーム11の内側に
突出しスプリングブラケット71の摺動を制止させるロ
ッド81aを有する。この電磁ロック装置81はコント
ローラ41の制御出力が接続され、コントローラ41か
らオン信号が到来すると図8の破線で示すようにロッド
81aの突出量を減少させシャシフレーム11の挿通孔
11fから離脱し、結果としてスプリングブラケット7
1を長円11eに沿って摺動可能に構成する。
【0025】手動スイッチ64,66はコントローラ4
1の制御入力に接続され、コントローラ41の制御出力
は電磁ロック装置81と昇降バルブ23の信号圧ポート
23d,23eに接続される。またコントローラ41に
はタイマ69が設けられ、このタイマ69によりコント
ローラ41は手動スイッチ64及び手動スイッチ66を
オンからオフしたとき所定時間だけ電磁ロック装置81
をオンするようになっている。
【0026】このように構成されたエアサスペンション
付車両の車高調整装置の動作を説明する。車両であるト
ラクタ10の移動から運転者がパーキング用ブレーキ装
置により前輪15a及び後輪12aを制動するまでは実
施例1と同様である。
【0027】次に運転者はキングピンとカプラを結合す
るためにトラクタ10の後部車高を高くするために手動
スイッチ64をオンする。コントローラ41は電磁ロッ
ク装置81と昇降バルブ23の信号圧ポート23dをオ
ンする。これにより電磁ロック装置81に設けられたロ
ッド81aはシャシフレーム11に設けられた挿通孔1
1fから離脱してスプリングブラケット71の摺動を許
容するとともに昇降バルブ23はレベリングバルブ22
の出口ポート22bを遮断し、エア流路44からのエア
をエアスプリング13に供給し車高を高くする。
【0028】車高が高くなり適度な高さに達したときは
コントローラ41の手動スイッチ66をオンする。コン
トローラ41は昇降バルブ23の信号圧ポート23dを
オフし、昇降バルブ23の信号圧ポート23eをオンす
る。これにより昇降バルブ23はレベリングバルブ22
の出口ポート22bと、エア流路44からのエアと、エ
アスプリング13へのポート23bを遮断し車高の上昇
を停止させ上昇した状態を維持する。
【0029】次に、トレーラの接続を完了させ車高を通
常の状態に戻すには手動スイッチ64,66をオフす
る。コントローラ41は電磁ロック装置81をタイマ6
9により所定の時間だけオンの状態を保ち、昇降バルブ
23の信号圧ポート23eをオフする。これにより昇降
バルブ23はレベリングバルブ22の出口ポート22b
とエアスプリング13を連通させ、エア流路44からの
エアを遮断する。エアスプリング13内のエアはレベリ
ングバルブ22により車高が通常の状態になるまで排出
ポート22cから排出され通常の状態に戻った後タイマ
が切れて電磁ロック装置81により再びスプリングブラ
ケット71はシャシフレーム11に係止される。
【0030】なお、上記実施例では昇降用のバルブには
電磁式バルブを用いたが、エア圧制御式でもよくその他
の形式のバルブでもよい。また、上記実施例ではコント
ローラ内にタイマを設けたがエア回路により車高を下げ
たとき中間フレーム又はスプリングブラケットの摺動が
制止されれば設けなくてもよい。
【0031】また、上記実施例ではトラクタを用いて説
明したが、トラクタに限らず図10に示すようにトラッ
ク10等他の車両にも適用することができる。図10に
おいて、図9と同一符号は同一構成部品を示す。また、
上記実施例ではドラムブレーキ装置を用いて説明した
が、ディスクブレーキ装置等他のブレーキ装置でもよ
い。この場合、前輪及び後輪ともディスクブレーキ装置
を用いてもよいし、又は前輪及び後輪のいずれか一方に
ドラムブレーキ装置を用い、他方にディスクブレーキ装
置を用いてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、前
輪及び後輪をパーキング用ブレーキ装置により制動した
場合であって、車両後部の車高を高くする際にシャシフ
レームを伸長することによって、或いはスプリングブラ
ケットの位置を変化させることによって、ホイールベー
スの変位を吸収することができる。このため各部材に無
理な力が加わることによるブレーキライニングの磨耗や
各部材に損傷を与えことは無い。また通常の制止状態で
は前輪及び後輪にはパーキング用ブレーキ装置により全
車輪が制動されているため駐車時の安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施例車高調整装置のパーキング
用後輪ブレーキ装置の構成図。
【図2】本発明第1の実施例車両のシャシフレームの伸
長した状態を示す図9のA部拡大斜視図。
【図3】本発明実施例のパーキング用ドラムブレーキ装
置の構成図。
【図4】図2のC−C線断面図。
【図5】本発明第2の実施例車高調整装置のパーキング
用後輪ブレーキ装置の構成図。
【図6】本発明第2の実施例を示すスプリングブラケッ
トを示す図9のB部拡大図。
【図7】図6のD−D線断面図。
【図8】図6のE−E線断面図。
【図9】その装置を搭載したトラクタの通常の状態を示
す側面図。
【図10】その装置を搭載したトラックの通常の状態を
示す側面図。
【符号の説明】
9,71 スプリングブラケット 10 車両 11 シャシフレーム 11b 前部フレーム 11c 後部フレーム 12 後輪アクスル 12a 後輪 13 エアスプリング 15a 前輪 16 リーフスプリング 24 中間フレーム 25,81 電磁ロック装置 26 パーキング用前輪ブレーキ装置 27 パーキング用後輪ブレーキ装置 41 コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端がスプリングブラケット(9)を介し
    て車両(10)のシャシフレーム(11)に枢支され後端がエア
    スプリング(13)を介して前記シャシフレーム(11)に接着
    されたリーフスプリング(16)に後輪アクスル(12)が取付
    けられ、前記エアスプリング(13)内の圧力を上昇するこ
    とにより前記車両(10)の後部車高を高くするように構成
    されたエアサスペンション付車両の車高調整装置におい
    て、 前輪(15a)にパーキング用前輪ブレーキ装置(26)が設け
    られ、 後輪(12a)にパーキング用後輪ブレーキ装置(27)が設け
    られ、 前記シャシフレーム(11)が前記前輪(15a)と前記後輪(12
    a)の間で前部フレーム(11b)と後部フレーム(11c)に分割
    され、 前記前部フレーム(11b)又は前記後部フレーム(11c)に前
    部又は後部が固着され後部又は前部が前記後部フレーム
    (11c)又は前記前部フレーム(11b)に前後方向に摺動可能
    に係合する中間フレーム(24)により前記シャシフレーム
    (11)が伸長可能に形成され、 前記中間フレーム(24)に係脱して前記後部フレーム(11
    c)又は前記前部フレーム(11b)に対する前記中間フレー
    ム(24)の摺動を制止又は許容する電磁ロック装置(25)が
    前記後部フレーム(11c)又は前記前部フレーム(11b)に固
    着され、 前記エアスプリング(13)内の圧力を上昇するとき前記中
    間フレーム(24)の摺動を許容するように前記電磁ロック
    装置(25)を制御するコントローラ(41)が設けられたこと
    を特徴とするエアサスペンション付車両の車高調整装
    置。
  2. 【請求項2】 前端がスプリングブラケット(71)を介し
    て車両(10)のシャシフレーム(11)に枢支され後端がエア
    スプリング(13)を介して前記シャシフレーム(11)に接着
    されたリーフスプリング(16)に後輪アクスル(12)が取付
    けられ、前記エアスプリング(13)内の圧力を上昇するこ
    とにより前記車両(10)の後部車高を高くするように構成
    されたエアサスペンション付車両の車高調整装置におい
    て、 前輪(15a)にパーキング用前輪ブレーキ装置(26)が設け
    られ、 後輪(12a)にパーキング用後輪ブレーキ装置(27)が設け
    られ、 前記スプリングブラケット(71)が前記シャシフレーム(1
    1)の前後方向に摺動可能に取付けられ、 前記スプリングブラケット(71)の摺動を制止又は許容す
    る電磁ロック装置(81)が前記スプリングブラケット(71)
    に設けられ、 前記エアスプリング(13)内の圧力を上昇するとき前記ス
    プリングブラケット(71)の摺動を許容するように前記電
    磁ロック装置(81)を制御するコントローラ(41)が設けら
    れたことを特徴とするエアサスペンション付車両の車高
    調整装置。
JP3333694A 1994-03-03 1994-03-03 エアサスペンション付車両の車高調整装置 Pending JPH07237427A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108216370A (zh) * 2016-12-09 2018-06-29 丰田自动车株式会社 车辆框架结构
JP2019182429A (ja) * 2019-08-02 2019-10-24 トヨタ自動車株式会社 車両骨格構造

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