JPH11321631A - 荷台傾斜式トラック - Google Patents

荷台傾斜式トラック

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JPH11321631A
JPH11321631A JP13787098A JP13787098A JPH11321631A JP H11321631 A JPH11321631 A JP H11321631A JP 13787098 A JP13787098 A JP 13787098A JP 13787098 A JP13787098 A JP 13787098A JP H11321631 A JPH11321631 A JP H11321631A
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JP
Japan
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rear wheel
brake
truck
parking
air
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JP13787098A
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English (en)
Inventor
Katsu Hayama
克 端山
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】作業の安全性を確保しつつ、車両の部材を損傷
させずに安定してアウトリガにより車両前部を持上げ
る。 【解決手段】荷台傾斜式トラックは、キャブと荷台の中
間のシャシフレームに略鉛直方向に設けられたアウトリ
ガと、パーキング用後輪ブレーキ装置とを備える。後輪
の制動時に後輪の制動を解除又は弛緩可能に構成された
傾動作業用スイッチ23がパーキング用後輪ブレーキ装
置13に設けられる。傾動作業用スイッチはアウトリガ
操作手段12に連動して操作されるように構成される。
パーキング用後輪ブレーキ装置13が、ドラムブレーキ
14と、ドラムブレーキ14をリレーバルブ19を介し
て制御するブレーキコントロールバルブ17とを有し、
リレーバルブ19とブレーキコントロールバルブ17と
の間のエア流路18aに作業用駐車ブレーキコントロー
ルバルブを介装することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、後輪を接地させた
状態で油圧ジャッキ装置により荷台とともに車両前部を
持上げ可能に構成された荷台傾斜式トラックに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、主としてブルドーザ、ロードロー
ラ等の重機を運搬するトラックとして荷台傾斜式トラッ
クが知られている。このトラックではキャブと荷台の中
間のシャシフレームにアウトリガが設けられ、パーキン
グ用後輪ブレーキ装置により後輪を制動した状態でエン
ジンより取出した動力によりアウトリガの支持脚を下方
に突出させることにより、後輪を接地させた状態で荷台
とともに車両前部を持上げられるように構成される。車
両前部が持上げられたトラックの荷台は地表に対して傾
斜し、重機が自力でその荷台に登坂できるスロープを形
成するようになっている。このような荷台傾斜式トラッ
クでは重機等の積載車両を荷台の傾斜に従って自走させ
又はウインチにより牽引することにより、その積載車両
の重心移動に起因する対車両衝撃を軽減して搭載時にお
ける作業性及びその安全性を向上させることができるよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、後輪を制動し
た状態で車両前部を持上げると、支持脚の接地する部分
と後輪との間隔が通常の状態より長くなるため後輪は後
方に回転しようとする回転力が発生する。一方、後輪は
制動されているために回転することはなく、このためア
ウトリガに無理な力が加わり無理に動作させると支持脚
の接地する部分が急激に滑り作業の安全性が低下すると
ともに、各部材に損傷を与え、結果的に部材の耐久性の
低下を起こす等の不具合がある。またこの不具合を避け
るにはパーキング用後輪ブレーキ装置を車両前部の持上
げのときに解除する必要があるが、パーキング用後輪ブ
レーキ装置のパーキング用バルブは運転者室内に設けら
れるものであり、車両外部に設けられるアウトリガを操
作する度に、運転者が運転者室内に戻り、そのパーキン
グ用バルブを操作することは不可能である。本発明の目
的は、作業の安全性を確保しつつ、車両の部材を損傷さ
せずに安定してアウトリガにより車両前部を持上げるこ
とができる荷台傾斜式トラックを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図4に示すように、キャブ10aと荷台10b
の中間のシャシフレーム10cに略鉛直方向に設けられ
たアウトリガ11と、パーキング用後輪ブレーキ装置1
3とを備えた荷台傾斜式トラックの改良である。その特
徴ある構成は、パーキング用後輪ブレーキ装置13によ
る後輪10dの制動時に後輪10dの制動を解除又は弛
緩可能に構成された傾動作業用スイッチ23がパーキン
グ用後輪ブレーキ装置13に設けられたところにある。
アウトリガ11によりトラック10の前部を持上げ又は
下降させると支持脚11bの接地する部分と後輪10d
との間隔は変化する。トラック10の前部を持上げ又は
下降させる際に後輪10dの制動を解除又は弛緩するこ
とにより、支持脚11bの接地する部分と後輪10dの
間隔の変化を後輪10dが回転することにより吸収す
る。
【0005】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、傾動作業用スイッチ23がアウトリガ操作
手段12に連動して操作されるように構成された荷台傾
斜式トラックである。傾動作業用スイッチ23がアウト
リガ操作手段12と連動して操作されることにより、傾
動作業用スイッチ23独自の操作を不要にしてトラック
の傾動作業時における後輪10dの制動を容易かつ確実
に解除又は弛緩する。
【0006】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明であって、図5に示すように、パーキング用後
輪ブレーキ装置13が、圧縮エアの排出により後輪10
dを制動し圧縮エアの供給により後輪10dの制動を解
除するように構成されたドラムブレーキ14と、ドラム
ブレーキ14からの圧縮エアの排出又はドラムブレーキ
14への圧縮エアの供給をリレーバルブ19を介して制
御するブレーキコントロールバルブ17とを有し、リレ
ーバルブ19とブレーキコントロールバルブ17との間
のエア流路18aに作業用駐車ブレーキコントロールバ
ルブ24が介装された荷台傾斜式トラックである。請求
項3に係る発明では、ブレーキコントロールバルブ17
を操作することなく、作業用駐車ブレーキコントロール
バルブ24を操作することにより、リレーバルブ19を
介してドラムブレーキ14からの圧縮エアの排出又はド
ラムブレーキ14への圧縮エアの供給が行われ、パーキ
ング用後輪ブレーキ装置13はこの作業用駐車ブレーキ
コントロールバルブ24の操作により後輪10dを制動
又は解除する。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図4に示すように、荷台傾斜
式トラック10にはアウトリガ11が設けられる。アウ
トリガ11はキャブ10aと荷台10bの中間のシャシ
フレーム10cに略鉛直に設けられ、図1に示すアウト
リガ操作手段12のコントロールレバー12aを実線矢
印で示すように一方の方向に傾動させることによりアウ
トリガ昇降手段11cを介して支持脚11bを下方に突
出させ、コントロールレバー12aを破線矢印で示すよ
うに他方の方向に傾動させることによりアウトリガ昇降
手段11cを介して下方に突出した支持脚11bを上昇
させるように構成される。コントロールレバー12aは
車両側方のシャシフレーム10cに設けられ、このアウ
トリガ11はコントロールレバー12aを操作して支持
脚11bを下方に突出させることにより、図4に示すよ
うに後輪10dが接地した車両前部を持上げることがで
きるように構成される。一方、この荷台傾斜式トラック
10には後輪10dを制動するパーキング用後輪ブレー
キ装置13が設けられる。
【0008】図1に示すように、本実施の形態における
パーキング用後輪ブレーキ装置13は、レバー14aの
回転により摩擦部材を後輪10dとともに回転する図示
しない円筒部材の内面に押付けて制動するドラムブレー
キ14を有し、そのレバー14aはブレーキチャンバ1
6のピストンロッド16aに連結される。ブレーキチャ
ンバ16はピストン16bで区画され、ピストンヘッド
側にはスプリング16cが設けられる。このドラムブレ
ーキ14は、ブレーキチャンバ16のエア室16dに圧
縮エアを供給するとピストンロッド16aが没入して,
後輪10dの制動を解除し、エア室16dから圧縮エア
を排出するとピストンロッド16aはスプリング16c
の付勢力により突出して,後輪10dを制動するように
構成される。
【0009】ブレーキチャンバ16に一端が接続された
チャンバ用エア配管16gの他端にはリレーバルブ19
が接続され、リレーバルブ19には一端がエアタンク1
8に接続された第2エア配管18bの他端が接続され
る。また、リレーバルブ19のスイッチポート19bに
は一端がエアタンク18に接続された第1エア配管18
aの他端が接続され、第1エア配管18aにはブレーキ
コントロールバルブ17が介装される。ブレーキコント
ロールバルブ17は運転席に設けられ、通常状態でエア
タンク18からの圧縮エアを流通させ、操作ノブ17a
を操作することによりそのエアを遮断するように構成さ
れる。リレーバルブ19はブレーキコントロールバルブ
17を通過する圧縮エアが第1エア配管18aを介して
スイッチポート19bに供給されると、第2エア配管1
8bを介するエアタンク18からの圧縮エアをチャンバ
用エア配管16gを介してブレーキチャンバ16に送
り、操作ノブ17aを操作することにより第1エア配管
18aを介する圧縮エアの流通がブレーキコントロール
バルブ17により遮断されて大気圧になると、第2エア
配管18bを介する圧縮エアのチャンバ用エア配管16
gへの供給を停止してブレーキチャンバ16のエア室1
6d内の圧縮エアを排出口19aから外部に排出するよ
うに構成される。
【0010】ブレーキコントロールバルブ17とリレー
バルブ19との間の第1エア配管18aにはダブルチェ
ックバルブ21が介装され、ブレーキコントロールバル
ブ17からの配管は一方のエア導入口21aに接続され
る。他方のエア導入口21bには第3エア配管18cの
一端が接続され、第3エア配管18cの他端はエアタン
ク18に接続され、更に第3エア配管18cには電磁弁
22が介装される。ダブルチェックバルブ21は内部に
図示しない移動バルブを有し、一方又は他方のいずれか
の導入口21a,21bから供給されたエアをエア供給
口21cからリレーバルブ19に供給するように構成さ
れる。
【0011】電磁弁22は通常状態でエアタンク18か
らの圧縮エアを遮断し、傾動作業用スイッチ23がオン
状態になると図示しないコイルの磁力により開かれて、
エアタンク18からの圧縮エアを第3エア配管18cを
介してダブルチェックバルブ21に流すように構成され
る。傾動作業用スイッチ23はアウトリガ11の操作手
段12にコントロールレバー12aと連動するように設
けられ、コントロールレバー12aが実線矢印で示すよ
うに傾動されたとき、又は破線矢印で示すように傾動さ
れたときにオンするように構成され、実線で示す中立位
置でオフ状態に維持される。
【0012】このように構成された荷台傾斜式トラック
の動作を説明する。トラック10がブルドーザ、ロード
ローラ等の重機を運搬するためにその重機を荷台10b
に搭載するときには、先ずトラック10をその重機の進
行方向前方又は後方に荷台10bが向くように移動させ
る。この状態で運転席にいる運転者はパーキング用後輪
ブレーキ装置13により後輪10dを制動させる。図2
に示すように、後輪10dの制動はブレーキコントロー
ルバルブ17の操作ノブ17aを破線矢印で示すように
操作することにより行われ、操作ノブ17aが操作され
るとエアタンク18からの圧縮エアは遮断され、リレー
バルブ19はブレーキチャンバ16のエア室16d内の
圧縮エアを実線矢印で示すように排出口19aから排出
する。エア室16dから圧縮エアが排出されたブレーキ
チャンバ16はスプリング16cの付勢力によりピスト
ンロッド16aが突出して後輪10dが制動される。
【0013】次に運転者は運転席より降りてアウトリガ
11のコントロールレバー12a近傍にまで移動し、図
3に示すように、車両10の前部を持上げるためにコン
トロールレバー12aを実線で示す一方の方向に傾動さ
せ、アウトリガ昇降手段11cを介して支持脚11bを
下方に突出させる。このコントロールレバー12aの傾
動に連動して電磁弁22の傾動作業用スイッチ23はオ
ン状態になり、電磁弁22は図示しないコイルの磁力に
より開かれ、エアタンク18からの圧縮エアは第3エア
配管18cを介してダブルチェックバルブ21に流され
る。図3の実線矢印で示すように、ダブルチェックバル
ブ21の他方の導入口21bに供給されたエアはエア供
給口21cからリレーバルブ19に供給され、リレーバ
ルブ19はエアタンク18からの圧縮エアを第2エア配
管18bを介して破線矢印で示すようにブレーキチャン
バ16に送り、ブレーキチャンバ16はピストンロッド
16aが没入して,後輪10dの制動は解除される。こ
の後輪10dの制動の解除とともに、支持脚11bは下
方に突出して図4に示すようにトラック10の前部は持
上げられる。このようにアウトリガ11により車両前部
を持上げると、支持脚11bの接地する部分と後輪10
dとの間隔は長くなるが、後輪10dの制動は解除され
ているため後輪10dは後方に回転して各部材に無理な
力が加わることを防止する。
【0014】図4に示すようにトラック10の前部が持
上げられた後に、図2に示すように、運転者はコントロ
ールレバー12aを中立位置に復帰させる。コントロー
ルレバー12aの中立位置への復帰により、電磁弁22
の傾動作業用スイッチ23はオフ状態になり、電磁弁2
2はエアタンク18からの圧縮エアを遮断すると同時に
電磁弁22とリレーバルブ19の間の配管に残存するエ
アを電磁弁22のエア排出口22aから排出する。圧縮
エアの供給が遮断されたリレーバルブ19はブレーキチ
ャンバ16のエア室16d内の圧縮エアを排出口19a
から排出し、ブレーキチャンバ16はピストンロッド1
6aが突出してトラック10の前部が持上げらた状態で
後輪10dを再び制動する。その後、図示しないが、荷
台10b後部と地表とを滑らかに接続する台座等をその
間に配置し、重機をその台座を介して荷台10bの傾斜
に従って自走させ又はウインチにより牽引して搭載させ
る。
【0015】重機が荷台10bに搭載された後に、運転
者はアウトリガ11のコントロールレバー12aを図3
の破線で示す他方の方向に傾動してトラック10の前部
を下降させる。このコントロールレバー12aの傾動に
連動して傾動作業用スイッチ23はオン状態になり、電
磁弁22が再び開かれ、エアタンク18からの圧縮エア
はダブルチェックバルブ21及びリレーバルブ19を介
してブレーキチャンバ16に送られ、後輪10dの制動
は再び解除される。この後輪10dの制動の解除ととも
に、支持脚11bは上方に没入してトラック10の前部
は下降する。この下降の際に、支持脚11bの接地する
部分と後輪10dとの間隔は縮まるが、後輪10dの制
動は解除されているため後輪10dは前方に回転して各
部材に無理な力が加わることを防止する。支持脚11b
が完全に没入して車両前部が下降した後、運転者はコン
トロールレバー12aを図2に示す中立位置に復帰させ
る。コントロールレバー12aの中立位置への復帰によ
り、傾動作業用スイッチ23はオフ状態になり、トラッ
ク10の前部が下降した状態で後輪10dは再び制動さ
れる。
【0016】トラック10の前部が下降した後、運転者
は運転席に戻り、重機を荷台10bに搭載した状態でト
ラック10を走行させるために、パーキング用後輪ブレ
ーキ装置13による後輪10dの制動を解除させる。後
輪10dの制動の解除はブレーキコントロールバルブ1
7の操作ノブ17aを操作することにより行われ、図1
に示すように、操作ノブ17aを操作するとエアタンク
18からの圧縮エアはブレーキコントロールバルブ17
を通過して第1エア配管18aを介してダブルチェック
バルブ21に流れ、ダブルチェックバルブ21の一方の
導入口21aに供給されたエアはエア供給口21cから
リレーバルブ19に供給され、リレーバルブ19は第2
エア配管18bを介してエアタンク18からの圧縮エア
を破線矢印で示すようにブレーキチャンバ16に送り、
ブレーキチャンバ16はピストンロッド16aが没入し
て,後輪10dの制動は解除される。
【0017】なお、上述した実施の形態では傾動作業用
スイッチ23をアウトリガ11の操作手段12にコント
ロールレバー12aと連動するように設けたが、傾動作
業用スイッチ23はコントロールレバー12aと連動さ
せることなく独立に設けても良い。この場合、車両の前
部を持上げる際、又は持上げられた車両の前部を下降さ
せる際に、コントロールレバー12aの傾動動作ととも
に、運転者は独立して設けられた傾動作業用スイッチ2
3を必要に応じてオン状態にして電磁弁を開き、圧縮エ
アをブレーキチャンバ16に送り、後輪10dの制動を
解除する。
【0018】また、上述した実施の形態では、傾動作業
用スイッチ23がオン状態になるとエアタンク18から
の圧縮エアをダブルチェックバルブ21にそのまま流す
電磁弁22を使用したが、電磁弁22は傾動作業用スイ
ッチ23がオン状態になるとエアタンク18からの圧縮
エアを減圧してダブルチェックバルブ21に流すような
ものを使用しても良い。このような減圧機能を有する電
磁弁22を使用すると、傾動作業用スイッチ23のオン
状態により、電磁弁22から減圧された圧縮エアがブレ
ーキチャンバ16に送られ、ピストンロッド16aを突
出させる圧力が弱まって後輪10dの制動を弛緩させる
ことができる。このように後輪10dの制動を弛緩させ
ることにより、アウトリガに所定値以上の無理な力が加
わる場合にのみ後輪10dが回転し、無理な力が加わら
ない状態で後輪10dを制動して作業時の安全性をより
向上させることができる。
【0019】更に、上述した実施の形態では、ブレーキ
コントロールバルブ17の操作ノブ17aを引いてエア
タンク18からの圧縮エアを遮断することによりパーキ
ング用後輪ブレーキ装置13による後輪10dの制動を
行ったが、図5に示すように、ブレーキコントロールバ
ルブ17が介装された第1エア流路である第1エア配管
18aに作業用駐車ブレーキコントロールバルブ24を
別に設けても良い。図5における作業用駐車ブレーキコ
ントロールバルブ24はブレーキコントロールバルブ1
7近傍の運転席に設けられ、通常状態でエアを流通さ
せ、作業用操作ノブ24aを押込むとエアの流通を遮断
するように構成される。このような作業用駐車ブレーキ
コントロールバルブ24を別に設けた場合には、重機を
荷台10bに搭載する際のパーキング用後輪ブレーキ装
置13による後輪10dの制動は、ブレーキコントロー
ルバルブ17の操作ノブ17aを操作することなく、作
業用駐車ブレーキコントロールバルブ24の作業用操作
ノブ24aを操作することにより行われる。作業用操作
ノブ24aを破線で示すように操作すると、エアタンク
18からの圧縮エアは作業用駐車ブレーキコントロール
バルブ24において遮断され、リレーバルブ19はブレ
ーキチャンバ16のエア室16d内の圧縮エアを破線矢
印で示すように排出口19aから排出する。エア室16
dから圧縮エアが排出されたブレーキチャンバ16はス
プリング16cの付勢力によりピストンロッド16aが
破線で示すように突出して後輪10dが制動される。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、パ
ーキング用後輪ブレーキ装置による後輪の制動時に後輪
の制動を解除又は弛緩可能に構成された傾動作業用スイ
ッチを設けたので、ジャッキ装置を駆動してトラックの
前部を持上げ又は下降させる際にその傾動作業用スイッ
チを操作して後輪の制動を解除又は弛緩することにより
支持脚の接地する部分と後輪との間隔が変化しても、そ
の変化を後輪が回転することにより吸収する。この結
果、作業の安全性を確保しつつ、車両の部材を損傷させ
ずに安定してアウトリガにより車両前部を持上げること
ができる。また、傾動作業用スイッチをアウトリガ操作
手段に連動して操作されるように構成すれば、アウトリ
ガ操作手段を操作すれば傾動作業用スイッチも操作され
ることになり、傾動作業用スイッチの独自の操作が不要
になり、トラックの傾動作業時における後輪の制動を容
易かつ確実に解除又は弛緩することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の荷台傾斜式トラックの通常の走行状態
におけるパーキング用後輪ブレーキ装置の構成図。
【図2】ブレーキコントロールバルブを操作して後輪を
制動した状態を示す図1に対応する構成図。
【図3】傾動作業用スイッチが操作され後輪の制動を解
除した状態を示す図1に対応する構成図。
【図4】前部がアウトリガにより持上げられた荷台傾斜
式トラックの側面図。
【図5】作業用駐車ブレーキコントロールバルブが別に
設けられたパーキング用後輪ブレーキ装置の構成図。
【符号の説明】
10 荷台傾斜式トラック 10a キャブ 10b 荷台 10c シャシフレーム 10d 後輪 11 アウトリガ 12 アウトリガ操作手段 13 パーキング用後輪ブレーキ装置 14 ドラムブレーキ 17 ブレーキコントロールバルブ 18a 第1エア配管(エア流路) 19 リレーバルブ 23 傾動作業用スイッチ 24 作業用駐車ブレーキコントロールバルブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブ(10a)と荷台(10b)の中間のシャシ
    フレーム(10c)に略鉛直方向に設けられたアウトリガ(1
    1)と、パーキング用後輪ブレーキ装置(13)とを備えた荷
    台傾斜式トラックにおいて、 前記パーキング用後輪ブレーキ装置(13)による後輪(10
    d)の制動時に前記後輪(10d)の制動を解除又は弛緩可能
    に構成された傾動作業用スイッチ(23)が前記パーキング
    用後輪ブレーキ装置(13)に設けられたことを特徴とする
    荷台傾斜式トラック。
  2. 【請求項2】 傾動作業用スイッチ(23)がアウトリガ操
    作手段(12)に連動して操作されるように構成された請求
    項1記載の荷台傾斜式トラック。
  3. 【請求項3】 パーキング用後輪ブレーキ装置(13)が、
    圧縮エアの排出により後輪(10d)を制動し圧縮エアの供
    給により前記後輪(10d)の制動を解除するように構成さ
    れたドラムブレーキ(14)と、前記ドラムブレーキ(14)か
    らの圧縮エアの排出又は前記ドラムブレーキ(14)への圧
    縮エアの供給をリレーバルブ(19)を介して制御するブレ
    ーキコントロールバルブ(17)とを有し、 前記リレーバルブ(19)と前記ブレーキコントロールバル
    ブ(17)との間のエア流路(18a)に作業用駐車ブレーキコ
    ントロールバルブ(24)が介装された請求項1又は2記載
    の荷台傾斜式トラック。
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