JPH0723309Y2 - モールディング - Google Patents
モールディングInfo
- Publication number
- JPH0723309Y2 JPH0723309Y2 JP4426389U JP4426389U JPH0723309Y2 JP H0723309 Y2 JPH0723309 Y2 JP H0723309Y2 JP 4426389 U JP4426389 U JP 4426389U JP 4426389 U JP4426389 U JP 4426389U JP H0723309 Y2 JPH0723309 Y2 JP H0723309Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding
- main body
- synthetic resin
- layer
- resin film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、車両、船舶、建築用などに使用されるモー
ルディングに関する。
ルディングに関する。
[従来の技術] 従来、たとえば第7図に示すように、バンパーモールデ
ィング21はモールディング本体22と、クリップとなる脚
部24がアイオノマー樹脂で一体成形されている。なお、
23は装飾面とするための合成樹脂フィルムである。
ィング21はモールディング本体22と、クリップとなる脚
部24がアイオノマー樹脂で一体成形されている。なお、
23は装飾面とするための合成樹脂フィルムである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記した従来のバンパーモールディング
21は全体がアイオノマー樹脂で形成されるため、剛性が
あり過ぎて、装着の際、小さなコーナー部には追従し得
ない問題があった。また全体をアイオノマー樹脂で作る
ため、高価となる問題があった。
21は全体がアイオノマー樹脂で形成されるため、剛性が
あり過ぎて、装着の際、小さなコーナー部には追従し得
ない問題があった。また全体をアイオノマー樹脂で作る
ため、高価となる問題があった。
そこで本考案の課題は、モールディングの本体を曲げ加
工可能な軟質の合成樹脂となし、脚部はアイオノマー樹
脂よりなり、脚部が強靱で適度な弾性を有するように
し、材料費を安価になし得たモールディングを提供する
ことにある。
工可能な軟質の合成樹脂となし、脚部はアイオノマー樹
脂よりなり、脚部が強靱で適度な弾性を有するように
し、材料費を安価になし得たモールディングを提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を達成するための本考案の手段は、軟質樹脂の
モールディング本体と、クリップとなるアイオノマー樹
脂の脚部とを接合してなるモールディングであって、前
記本体は接着剤層、または接着剤層と金属蒸着層を介し
て合成樹脂フィルム層に接合され、該合成樹脂フィルム
層は金属蒸着層を介して脚部に接合された接合構造を有
するモールディングとされる。モールディングの形状は
適用個所により所定形状に形成される。
モールディング本体と、クリップとなるアイオノマー樹
脂の脚部とを接合してなるモールディングであって、前
記本体は接着剤層、または接着剤層と金属蒸着層を介し
て合成樹脂フィルム層に接合され、該合成樹脂フィルム
層は金属蒸着層を介して脚部に接合された接合構造を有
するモールディングとされる。モールディングの形状は
適用個所により所定形状に形成される。
[作用] モールディングの本体は軟質であり、必要により曲げ得
る。脚部はクリップとして好ましい強靱でかつ弾性を有
する。本体は接着剤層、または接着剤と金属蒸着層によ
り合成樹脂フィルムに接着され脚部は合成樹脂フィルム
の金属蒸着層を介して接合される。アイオノマー樹脂は
その分子構造中にカルボン酸基を有し、合成樹脂フィル
ム層の金属蒸着層の金属粒子と熱溶融接着されている。
金属蒸着層は、接着剤層またはアイオノマー樹脂の接着
に役立つ。
る。脚部はクリップとして好ましい強靱でかつ弾性を有
する。本体は接着剤層、または接着剤と金属蒸着層によ
り合成樹脂フィルムに接着され脚部は合成樹脂フィルム
の金属蒸着層を介して接合される。アイオノマー樹脂は
その分子構造中にカルボン酸基を有し、合成樹脂フィル
ム層の金属蒸着層の金属粒子と熱溶融接着されている。
金属蒸着層は、接着剤層またはアイオノマー樹脂の接着
に役立つ。
[実施例] 次に本考案の第1実施例を、第1図〜第3図に基づいて
説明する。
説明する。
第3図は自動車のバンパーに取付けられるバンパーモー
ルディング1を示している。バンパーモールディング1
はモールディング本体(単に本体ともいう。)2と、ク
リップ作用をなす適数個所の脚部5を主体としている。
第1図に示すように、前記本体2はPVC(ポリ塩化ビニ
ル)などの軟質合成樹脂にて形成され、外面側は装飾面
とするために、適宜な着色加工による耐久性良好な着色
層3が設けられている。
ルディング1を示している。バンパーモールディング1
はモールディング本体(単に本体ともいう。)2と、ク
リップ作用をなす適数個所の脚部5を主体としている。
第1図に示すように、前記本体2はPVC(ポリ塩化ビニ
ル)などの軟質合成樹脂にて形成され、外面側は装飾面
とするために、適宜な着色加工による耐久性良好な着色
層3が設けられている。
前記脚部5はアイオノマー樹脂にて形成され、先端側が
ばね作用を有する広がった二つ割りとされ、その基部6
は本体2の裏面4に少し埋め込んで接合されている。7
は接合部である。第2図に示すように、本体2と脚部5
基部6との接合部7は片面に金属蒸着層9を設けたポリ
エステルなどの合成樹脂フィルム層8を介して設けられ
る。合成樹脂フィルム層8は合成樹脂のフィルムにて形
成される。金属蒸着層9は、たとえばアルミニウムなど
の金属を合成樹脂フィルム層8面に真空蒸着することに
より設けられ、合成樹脂フィルム層8となす合成樹脂フ
ィルムに対して予め形成される。本体2は接着剤層10を
介してポリエステルなどの合成樹脂フィルム8の樹脂面
に接着され、脚部5は該合成樹脂フィルム8の金属蒸着
層9に加熱溶融にて接着される。脚部5はアイオノマー
樹脂よりなるので基部6の加熱溶融により金属蒸着層9
に化学的に接着する。本体2と脚部5は接合部7により
強固に接合される。
ばね作用を有する広がった二つ割りとされ、その基部6
は本体2の裏面4に少し埋め込んで接合されている。7
は接合部である。第2図に示すように、本体2と脚部5
基部6との接合部7は片面に金属蒸着層9を設けたポリ
エステルなどの合成樹脂フィルム層8を介して設けられ
る。合成樹脂フィルム層8は合成樹脂のフィルムにて形
成される。金属蒸着層9は、たとえばアルミニウムなど
の金属を合成樹脂フィルム層8面に真空蒸着することに
より設けられ、合成樹脂フィルム層8となす合成樹脂フ
ィルムに対して予め形成される。本体2は接着剤層10を
介してポリエステルなどの合成樹脂フィルム8の樹脂面
に接着され、脚部5は該合成樹脂フィルム8の金属蒸着
層9に加熱溶融にて接着される。脚部5はアイオノマー
樹脂よりなるので基部6の加熱溶融により金属蒸着層9
に化学的に接着する。本体2と脚部5は接合部7により
強固に接合される。
かくして形成されたバンパーモールディング1は自動車
バンパーの装着部位に脚部5〜5を介して装着される。
バンパーの装着部位に脚部5〜5を介して装着される。
次いで本考案の第2実施例を、第4図〜第6図に基づい
て説明する。
て説明する。
この第2実施例は自動車のウインドモールディング11の
場合であり、第4図は本体12と脚部15の接合部17を含む
断面を示している。本体12はPVCなどの軟質合成樹脂に
て形成され、所定部位にはシール用のシール部材13,13
が取付けられている。前記脚部15はアイオノマー樹脂に
て形成され、先端側にはばね作用が付与され、基部16は
本体12の裏面14に少し埋め込んで接合されている。
場合であり、第4図は本体12と脚部15の接合部17を含む
断面を示している。本体12はPVCなどの軟質合成樹脂に
て形成され、所定部位にはシール用のシール部材13,13
が取付けられている。前記脚部15はアイオノマー樹脂に
て形成され、先端側にはばね作用が付与され、基部16は
本体12の裏面14に少し埋め込んで接合されている。
第5図に示すように、本体12と脚部15基部16との接合部
17は片面に金属蒸着層19を設けた合成樹脂フィルム層18
を介して設けられる。本体12は接着剤層20を介してポリ
エステルなどの合成樹脂フィルム層18の樹脂面に接着さ
れ、脚部15は該合成樹脂フィルム層18の金属蒸着層19に
加熱溶融にて接着される。脚部15はアイオノマー樹脂で
あり、基部16の加熱溶融により金属蒸着層19に化学的結
合し強固に接着する。
17は片面に金属蒸着層19を設けた合成樹脂フィルム層18
を介して設けられる。本体12は接着剤層20を介してポリ
エステルなどの合成樹脂フィルム層18の樹脂面に接着さ
れ、脚部15は該合成樹脂フィルム層18の金属蒸着層19に
加熱溶融にて接着される。脚部15はアイオノマー樹脂で
あり、基部16の加熱溶融により金属蒸着層19に化学的結
合し強固に接着する。
なお、ウインドモールディング11の成形の際は、接着剤
層20、合成樹脂フィルム層18、および金属蒸着層19より
なる接合部17の接着剤層20には本体12と同種のフィルム
を重ね、かつ金属蒸着層19には脚部15と同種のフィルム
を重ね、これらを予め接合させたものを押出し成形型に
配置し、接着剤層20側のフィルムには本体12を押出し成
形し、金属蒸着層19側のフィルムには脚部15を押出し成
形して本体12と脚部15が接合部17にて接合されたウイン
ドモールディング11が形成される。
層20、合成樹脂フィルム層18、および金属蒸着層19より
なる接合部17の接着剤層20には本体12と同種のフィルム
を重ね、かつ金属蒸着層19には脚部15と同種のフィルム
を重ね、これらを予め接合させたものを押出し成形型に
配置し、接着剤層20側のフィルムには本体12を押出し成
形し、金属蒸着層19側のフィルムには脚部15を押出し成
形して本体12と脚部15が接合部17にて接合されたウイン
ドモールディング11が形成される。
かくして形成されるウインドモールディング11は自動車
のウインドの装着部位に脚部15〜15を介して装着され
る。
のウインドの装着部位に脚部15〜15を介して装着され
る。
第1実施例および第2実施例において、本体は接着剤層
を介して合成樹脂フィルム層に接合させたが、接着剤層
は金属蒸着層となじみ易く、接合性の良いことより、た
とえば第6図に示す接合部17Aのように、両面に金属蒸
着層19,19を設けたポリエステルの合成樹脂フィルム層1
8を使用して、本体12は接着剤層20と金属蒸着層19を介
して合成樹脂フィルム層18に接合し、該合成樹脂フィル
ム層18は金属蒸着層19を介して脚部15に接合した構造と
してもよい。
を介して合成樹脂フィルム層に接合させたが、接着剤層
は金属蒸着層となじみ易く、接合性の良いことより、た
とえば第6図に示す接合部17Aのように、両面に金属蒸
着層19,19を設けたポリエステルの合成樹脂フィルム層1
8を使用して、本体12は接着剤層20と金属蒸着層19を介
して合成樹脂フィルム層18に接合し、該合成樹脂フィル
ム層18は金属蒸着層19を介して脚部15に接合した構造と
してもよい。
前記した実施例はバンパーモールディング1及びウイン
ドモールディング11の場合について説明したが、本考案
は自動車用のモールディングに限るものではなく、車
両、船舶、建築用などのモールディング一般に適用され
る。
ドモールディング11の場合について説明したが、本考案
は自動車用のモールディングに限るものではなく、車
両、船舶、建築用などのモールディング一般に適用され
る。
[考案の効果] 本考案は本体を軟質樹脂とし脚部をアイオノマー樹脂と
なしたので、本体は曲り形状のきつい部分に対しても装
着でき、脚部は強靱でかつ弾性を有しクリップ作用をさ
せるに都合がよい。
なしたので、本体は曲り形状のきつい部分に対しても装
着でき、脚部は強靱でかつ弾性を有しクリップ作用をさ
せるに都合がよい。
本体は接着剤層によりポリエステルなどの合成樹脂フィ
ルム層に接着され、脚部は合成樹脂フィルム層の金属蒸
着層に熱溶融接着されているので、本体と脚部との接合
性は強固である。また、本考案は脚部にアイオノマー樹
脂を用いるので、本体及び脚部がアイオノマー樹脂にて
なる従来のモールディングに較べ、アイオノマー樹脂量
が少なくて安価になし得る。
ルム層に接着され、脚部は合成樹脂フィルム層の金属蒸
着層に熱溶融接着されているので、本体と脚部との接合
性は強固である。また、本考案は脚部にアイオノマー樹
脂を用いるので、本体及び脚部がアイオノマー樹脂にて
なる従来のモールディングに較べ、アイオノマー樹脂量
が少なくて安価になし得る。
第1図〜第6図は本考案の実施例に係わり、第1図はバ
ンパーモールディングの断面図、第2図は第1図仮想線
II部分の拡大図、第3図はバンパーモールディング全体
図、第4図はウインドモールディングの断面図、第5図
は第4図仮想線V部分の拡大図、第6図は接合部の別例
図である。第7図は従来バンパーモールディングの断面
図である。 1……バンパーモールディング 2,12……本体 5,15……脚部 7,17,17A……接合部 8,18……合成樹脂フィルム層 9,19……金属蒸着層 10,20……接着剤層 11……ウインドモールディング
ンパーモールディングの断面図、第2図は第1図仮想線
II部分の拡大図、第3図はバンパーモールディング全体
図、第4図はウインドモールディングの断面図、第5図
は第4図仮想線V部分の拡大図、第6図は接合部の別例
図である。第7図は従来バンパーモールディングの断面
図である。 1……バンパーモールディング 2,12……本体 5,15……脚部 7,17,17A……接合部 8,18……合成樹脂フィルム層 9,19……金属蒸着層 10,20……接着剤層 11……ウインドモールディング
Claims (1)
- 【請求項1】軟質樹脂のモールディング本体と、クリッ
プとなるアイオノマー樹脂の脚部とを接合してなるモー
ルディングであって、前記本体は接着剤層、または接着
剤層と金属蒸着層を介して合成樹脂フィルム層に接合さ
れ、該合成樹脂フィルム層は金属蒸着層を介して脚部に
接合された接合構造を有することを特徴としたモールデ
ィング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4426389U JPH0723309Y2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | モールディング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4426389U JPH0723309Y2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | モールディング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02133947U JPH02133947U (ja) | 1990-11-07 |
JPH0723309Y2 true JPH0723309Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=31557402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4426389U Expired - Lifetime JPH0723309Y2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | モールディング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723309Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-14 JP JP4426389U patent/JPH0723309Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02133947U (ja) | 1990-11-07 |
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