JP3043652B2 - モールディングの製造法 - Google Patents

モールディングの製造法

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JP3043652B2
JP3043652B2 JP09073871A JP7387197A JP3043652B2 JP 3043652 B2 JP3043652 B2 JP 3043652B2 JP 09073871 A JP09073871 A JP 09073871A JP 7387197 A JP7387197 A JP 7387197A JP 3043652 B2 JP3043652 B2 JP 3043652B2
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幸彦 矢田
正弘 桑原
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Tokai Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両、船舶、建
築用などに使用されるモ―ルディングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図8に示すように、バンパ
―モ―ルディング41はモ―ルディング本体42と、ク
リップとなる脚部43がアイオノマ―樹脂で一体成形さ
れている。そして、本体42の装飾面44は表面の取付
け凹部に装飾フィルム45を配置し、該装飾フィルム4
5を透明アイオノマ―樹脂よりなる被覆樹脂層46で被
って形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のバンパ―モ―ルディング41は全体がアイオノ
マ―樹脂で形成されるため、剛性があり過ぎて、装着の
際、小さなコ―ナ部には追従し得ない問題があり、かつ
全体をアイオノマ―樹脂で作るため、高価となる問題が
あった。また、透明なアイオノマ―樹脂(被覆樹脂層4
6)で覆った装飾面44は、アイオノマ―樹脂自体が耐
候性がないことより、長期の使用に耐えない問題があっ
た。
【0004】そこで本発明の課題は、モ―ルディングの
本体を曲げ加工可能な軟質の合成樹脂となし、脚部はア
イオノマ―樹脂よりなり、脚部が強靭で適度な弾性を有
するようにし、材料費を安価になし得、かつ装飾面が形
成し易くて耐久性良好なモ―ルディングの製造法を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の請求項の発明の手段は、モールディング本体と同材
質の軟質合成樹脂のシートに着色層及び透明のウレタン
樹脂層を重ねて接合した装飾面用の積層フィルムを、押
出し成形型に配置し、積層フィルムの前記シート面に本
体となる前記軟質合成樹脂を押出し成形してウレタン樹
脂層の装飾面を表面に有する本体を成形し、該本体の所
定の非装飾面部分には金属箔シート層を介してアイオノ
マー樹脂の脚部を加熱溶融により接合することを特徴と
するモールディングの製造法である。
【0006】(作 用) 請求項1のモールディングの製造法によれば、本体が軟
質樹脂で脚部がアイオノマー樹脂のモールディングが得
られる。得られたモ―ルディングにおいて、本体は軟質
であり、必要により曲げ得る。脚部はクリップとして好
ましい強靭でかつ弾性を有する。本体と脚部は非装飾面
部位にて接合される。装飾面は着色層がウレタン樹脂層
で被われていることより、着色層の耐候性は良好であ
る。
【0007】
【実施例】次に本発明の第1実施例を、図1〜図4に基
づいて説明する。図4は自動車のバンパ―に取付けられ
るバンパ―モ―ルディング1を示している。バンパ―モ
―ルディング1はモ―ルディング本体(単に本体ともい
う。)2とクリップ作用をなす適数個所の脚部5を主体
としている。図1に示すように、前記本体2はPVC
(ポリ塩化ビニル)などの 軟質合成樹脂にて形成さ
れ、外面側は装飾面3とするための加工処理がされてい
る。装飾面3は図3に示すように、本体2の上面に塗装
による着色層11が設けられ、該着色層11には透明の
ウレタン樹脂層13が接着されてなる。ウレタン樹脂層
13はその成形の際に着色層11に接合されることより
接着剤層を必要としない。なお、着色層11の色は周囲
の外装色と同一、あるいは所定の異なる色にされる。表
面のウレタン樹脂層13は耐候性良好であり、下部の着
色層11を保護する。
【0008】前記脚部5はアイオノマ―樹脂にて形成さ
れ、先端側がばね作用を有する広がった二つ割りとさ
れ、その基部6は本体2の裏面4に少し埋め込んで接合
されている。7は接合部である。図2に示すように、本
体2と脚部5基部6との接合部7は金属箔シ―ト層8を
介して設けられる。金属箔シ―ト層8は金属箔シ―トに
て形成され、本例の金属箔シ―ト層8は例えば厚さ10
0μmのアルミニウム箔が用いられている。本体2は接
着剤層10を介して金属箔シ―ト層8面に接着され、脚
部5は該金属箔シ―ト層8の他面に基部6の加熱溶融に
て接着される。脚部5はアイオノマ―樹脂よりなるので
基部6の加熱溶融により金属箔シ―ト層8面に化学的に
接着する。本体2と脚部5は接合部7により強固に接合
される。
【0009】かくして形成されるバンパ―モ―ルディン
グは自動車バンパ―の装着部位に脚部5〜5を介して装
着される。
【0010】次いで本発明の第2実施例を、図5〜図7
に基づいて説明する。この第2実施例は自動車のウイン
ドモ―ルディング21の場合であり、図5は本体22と
脚部25の接合部27を含む断面を示している。本体2
2はPVCなどの軟質合成樹脂にて形成され、所定部位
にはシ―ル用のシ―ル部材23,23が取付けられてい
る。本体22の外面側は装飾面31とするための加工処
理がされている。装飾面31は図7に示すように、本体
22の上面に塗装による着色層32が設けられ、該着色
層32には透明のウレタン樹脂層34が接着されてな
る。ウレタン樹脂層34はその成形の際に着色層32に
接合される。着色層32の色は周囲の外装色と同一、あ
るいは所定の異なる色にされる。
【0011】なお、ウインドモ―ルディング21の成形
の際は、図7に示すように、本体22と同材質のシ―ト
22Aに、着色層32、及びウレタン樹脂層34を重ね
て接合した積層フィルムFを予め用意し、これを押出し
成形型(図示せず)に配置し、積層フィルムFのシ―ト
22A側に本体22を押出し成形して本体22と積層フ
ィルムFを接合し(図7のMはシ―ト22Aと本体22
との融着部を示す)、本体22の表面にウレタン樹脂層
34の装飾面31を形成することができる。
【0012】前記脚部25はアイオノマ―樹脂にて形成
され、先端側にはばね作用が付与され、その基部26は
本体22の裏面24に少し埋め込んで接合されている。
図6に示すように、本体22と脚部25、すなわち基部
26との接合部27は金属箔シ―ト層28を介して設け
られる。本体22は接着剤層30を介して金属箔シ―ト
層28の片面に接着され、脚部25は該金属箔シ―ト層
28の他面に加熱溶融にて接着される。脚部25はアイ
オノマ―樹脂であり、基部26の加熱溶融により金属箔
シ―ト層28に化学的結合し強固に接着する。
【0013】かくして形成されるウインドモ―ルディン
グ21は自動車のウインドの装着部位に脚部25〜25
を介して装着される。
【0014】前記した実施例はバンパ―モ―ルディング
1及びウインドモ―ルディング21の場合について説明
したが、本発明は自動車用のモ―ルディングに限るもの
ではなく、車両、船舶、建築用などのモ―ルディング一
般に適用される。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、本体が軟質樹
脂で、脚部がアイオノマ―樹脂のモールディングが得ら
れる。このモールディングの本体は曲り形状のきつい部
分に対しても装着でき、脚部は強靭でかつ弾性を有しク
リップ作用をさせるに都合がよい。本請求項1の発明に
おいては、脚部のみをアイオノマ―樹脂とするので、本
体及び脚部がアイオノマ―樹脂にてなる従来のモ―ルデ
ィングに較べ、アイオノマ―樹脂量が少なくて安価に製
造し得る。ウレタン樹脂層はその成形の際に着色層に接
合するので、接着剤層を必要とせず都合がよい。
【0016】請求項の発明によれば装飾面が接合され
た軟質合成樹脂の本体が押出し成形される。装飾面は着
色層が透明なウレタン樹脂層にて被われていて長期にわ
たり保護される。請求項の発明によれば、装飾面が表
面に接合された軟質合成樹脂の本体を、押出し成形にて
形成し、この本体に金属箔シート層を介して脚部を接合
して所定のモールディングを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バンパ―モ―ルディングの断面図である。
【図2】図1仮想線II部分の拡大図である。
【図3】図1仮想線III 部分の拡大図である。
【図4】バンパ―モ―ルディング全体図である。
【図5】ウインドモ―ルディングの断面図である。
【図6】図5仮想線VI部分の拡大図である。
【図7】図5仮想線VII 部分の拡大図である。
【図8】従来バンパ―モ―ルディングの断面図である。
【符号の説明】
1…バンパ―モ―ルディング 2,22…本 体 3,31…装飾面 5,25…脚 部 7,27…接合部 8,28…金属箔シ―ト層 10,30…接着剤層 11,32…着色層 13,34…ウレタン樹脂層 21…ウィンドモ―ルディング
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−227609(JP,A) 特開 昭64−80475(JP,A) 特開 昭62−105742(JP,A) 実開 平2−133948(JP,U) 実開 昭58−111653(JP,U) 実開 昭62−90856(JP,U) 実開 昭57−24153(JP,U) 実開 昭55−95918(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/04 B32B 15/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールディング本体と同材質の軟質合成
    樹脂のシートに着色層及び透明のウレタン樹脂層を重ね
    て接合した装飾面用の積層フィルムを、押出し成形型に
    配置し、積層フィルムの前記シート面に本体となる前記
    軟質合成樹脂を押出し成形してウレタン樹脂層の装飾面
    を表面に有する本体を成形し、 該本体の所定の非装飾面部分には金属箔シート層を介し
    てアイオノマー樹脂の脚部を加熱溶融により接合するこ
    とを特徴としたモールディングの製造法。
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