JPH0723298B2 - 浴剤組成物 - Google Patents

浴剤組成物

Info

Publication number
JPH0723298B2
JPH0723298B2 JP61094414A JP9441486A JPH0723298B2 JP H0723298 B2 JPH0723298 B2 JP H0723298B2 JP 61094414 A JP61094414 A JP 61094414A JP 9441486 A JP9441486 A JP 9441486A JP H0723298 B2 JPH0723298 B2 JP H0723298B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bath
parts
water
capsules
capsule
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61094414A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62252715A (ja
Inventor
直紀 橋本
康弘 村越
岩男 内山
光男 綱川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsumura and Co filed Critical Tsumura and Co
Priority to JP61094414A priority Critical patent/JPH0723298B2/ja
Publication of JPS62252715A publication Critical patent/JPS62252715A/ja
Publication of JPH0723298B2 publication Critical patent/JPH0723298B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • A61Q19/10Washing or bathing preparations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/11Encapsulated compositions

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は浴剤組成物に係わり、特に易揮発生の浴剤成分
の保存安定性を高めると共に浴湯の溶解色の変化を楽し
むことができ、かつ該被膜形成用物質の溶解に伴ない、
被膜形成用物質で被覆された香料等が浴湯中に溶解する
ことにより、浴湯の香りの変化を楽しむこともできるよ
うにした新規な浴剤組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来、浴湯に投入して用いられる浴剤組成物としては種
々のものが知られている。そしてこれら浴剤組成物の原
料として用いられるものの内、揮発性の高い成分、即ち
香料、油脂類等は、浴剤組成物の調合、充填の工程で揮
散する部分が多い。また、これら揮発性の高い成分は、
浴剤組成物の充填後も、その保存中及び使用中も、揮散
により濃度の低下を来たすばかりでなく、容器の材質を
侵し、その上にこれらの成分が容器の外に透過してしま
う等の問題がある。このため、浴剤組成物の包装用容器
として使用する材質には、特別の制約を受け、価格的に
も高い資材を使用せざるを得なかつた。
また、従来の浴剤組成物では、一回の浴剤組成物の使用
により楽しむことができる香りは、単一もしくは複合し
た一種類のものに限られ、二種類以上の異なる香りを一
回の入浴で楽しむことができるものはなかつた。
更に、従来の浴剤組成物では、その使用する色素は、浴
剤組成物に均一に撹拌混合されているのが一般的であ
り、入浴中に浴湯の色素の溶解色が変化することによ
り、入浴をより豊かな感覚で楽しむことができるものは
なかつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、製造工程及び保存中の揮発性の高い成分の揮
散を抑え、かつ揮発性の高い成分が容器の材質を侵し、
容器の外に透過するのを防止するという問題を解決する
と共に、一回の浴剤組成物の使用で浴湯の色調の変化を
楽しむことができ、かつ浴湯の香りの変化を楽しむこと
ができるようにしたという従来全く存在しなかつた浴剤
組成物を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するための手段である本発明は、色
素を添加した水溶性の被膜形成用物質で易揮発性の浴剤
成分を被覆したカプセルを含有することを特徴とする浴
剤組成物である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明で用いるカプセルの水溶性の被膜形成用物質とし
ては、天然または合成の水溶性高分子物質が使用され
る。天然の高分子物質としては、例えばデンプン質、マ
ンナン、海藻類、植物粘質物、蛋白質、ゼラチン等の使
用が可能である。また、合成の水溶性高分子物質として
は、例えばポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナト
リウム、ポリエチレンオキシド、メチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、可溶化デンプン、カルボキ
シメチルデンプン等の使用が可能である。
被膜形成用物質に添加する色素としては水溶性のもの
で、赤色106号、黄色4号、青色1号、青色2号、黄色2
02号の1、緑色204号等の厚生省令タール色素別表I及
びIIの色素、リボフラビン、サフロールイエロー、クロ
シン、ベタニン、シソニン、ブラジリン等の天然色素が
使用可能で、その添加量は被膜形成用物質の約1〜10%
が適当である。
また、カプセル化する易揮発生の浴剤成分としては、例
えば油脂類及び香料類等の親油性原料が挙げられる。そ
して油脂類としては、例えば糠油、米糠エキス、オリー
ブ油、ホホバ油、大豆油、流動パラフイン、白色ワセリ
ン等が挙げられ、また、香料類としては、例えばラベン
ダー油、ジヤスミン油、レモン油、ローズ油、オレンジ
油、パイン油等の天然香料類及びゲラニオール、シトロ
ネロール、フエニルエチルアルコール、リナロール、ベ
ンジンアセテート等の合成香料類が挙げられる。
これらの易揮発性の浴剤成分をカプセル化するには、一
般的手法として用いられるものの内、液中硬化被覆法、
液中乾燥法等により行なうことができる。
本発明において色素を添加した水溶性の被覆形成用物質
で被覆したカプセルを混合し、含有させる他の原料とし
ては、その浴剤の目的とする効能、効果に応じて、無機
塩類、無機酸類、有機酸類、生薬類、油脂類、香料類、
色素類、アルコール類、多価アルコール類、界面活性剤
類等から選ばれる一種または二種以上の原料を適宜選択
して使用すればよい。
これらの原料の具体例を挙げると以下の通りである。
無機塩類 塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸
ナトリウム、硝酸カルシウム、硫酸アルミニウム、ポリ
リン酸ナトリウム、塩化アンモニウム、硫酸鉄、燐酸ナ
トリウム、硫酸マグネシウム、チオ硫酸ナトリウム等。
無機酸類 硼酸、メタ珪酸、無水珪酸等。
有機酸類 安息香酸、クエン酸、フマル酸、酒石酸、ピロリドンカ
ルボン酸等。
生薬類 ソウジユツ、ビヤクジユツ、カノコソウ、ケイガイ、コ
ウボク、センキユウ、橙皮、トウキ、シヨウキヨウ末、
ニンジン、ケイヒ、シヤクヤク、ハツカ葉、オウゴン、
サンシシ、ブクリヨウ、ドクカツ、シヨウブ、ガイヨ
ウ、マツブサ、ビヤクシ、ジユウヤク、リユウノウ、サ
フラン、オウバクエキス、チンピ、ウイキヨウ、カンピ
末、カミツレ等。
油脂類 糠油、米糠エキス、オリーブ油、ホホバ油、大豆油、流
動パラフイン、白色ワセリン等。
香料類 天然香料……ラベンダー油、ジヤスミン油、レモン油、
ローズ油、オレンジ油、パイン油等。
合成香料……ゲラニオール、シトロネロール、フエニル
エチルアルコール、リナロール、ベンジルアセテート
等。
色素類 赤色2号、黄色4号、緑色3号、青色1号、赤色213
号、橙色215号、黄色202号の1、緑色201号、青色201号
等の厚生省令タール色素別表I及びIIの色素、クロロフ
イル、リボフラビン、アンナツト、カンタキサンチン、
クロシン、コチニール、べにばな、アントラキノン等の
食品添加剤として認められる天然色素。
アルコール類 エタノール、ステアリルアルコール、イソプロピルアル
コール、セチルアルコール、ヘキサデシルアルコール
等。
多価アルコール グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール等。
界面活性剤類 ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリル
エーテル硫酸ナトリウム、ラウリン酸ジエタノールアミ
ド、ポリエチレングリコールモノステアレート等。
その他 イオウ、鉱砂、湯の花、カゼイン、中性白土、サリチル
酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、卵黄末、イリ糠、雲母末、脱脂粉乳、ポリビニルピ
ロリドン等。
さらに本発明の浴剤組成物の原料には、上記したもの以
外にも必要に応じて殺菌剤、防腐剤、金属封鎖剤、その
他の広い範囲の原料を使用することができる。
次に、本発明の浴剤組成物の製造方法について説明す
る。
まず、上記した油脂類及び香料類のような易揮発性の浴
剤成分を上記した色素を添加した水溶性の被膜形成用物
質、例えば天然または合成の水溶性高分子物質で被覆し
て色素の添加された水溶性の被膜からなるカプセルをつ
くる。この被覆の一般的手段としては、カプセル化の手
段として使用されている一般的方法である液中硬化被覆
法、液中乾燥法等を使用することができる。その具体例
として、液中硬化被覆法によりカプセルを得る例を示す
と次の通りである。
色素を添加した水溶性の被膜形成用物質として、天然ま
たは合成の水溶性高分子の中から選ばれる1種または2
種以上の物質を25〜35部、好ましくは27〜32部に2〜20
%色素含有精製水47〜62部を加え、これにグリセリン10
〜15部及びソルビトール2〜8部を加え、65〜75℃に
て、4〜8時間、好ましくは5〜7時間撹拌して溶解混
合した後、20〜50mmHgの気圧で5〜8時間減圧脱泡した
後、この混合物をシームレスカプセル機の被覆剤供給タ
ンクに入れる。
次にこれとは別に、充填物質として1種または2種以上
の易揮発性の浴剤成分を充填物供給タンクに入れる。こ
れら色素を添加した水溶性の被膜形成用物質と易揮発性
の浴剤成分とを等量ずつシームレスカプセル機〔(株)
三協機械製作所製、SANKYO CAP−2TYPE〕のノズルよ
り、あらかじめ流動パラフイン等の凝固液を貯留した凝
固液タンク中に滴下する。このようにして凝固液中に生
成したカプセルを濾紙で分離後、エタノールで洗浄し、
常温で乾燥させ、粒子径約3mmφ、被覆率約30%、重量
約25mgのカプセルを得た。
本発明においては、易揮発性の浴剤成分を、色素を添加
した水溶性の被膜形成用物質で被覆したカプセルの粒子
径、0.5〜7mmφ、好ましくは0.5〜5mmφ位が適当であ
る。
上記のようにして得たカプセルを、上記のような浴剤原
料と均一に撹拌混合することにより本発明の浴剤組成物
を得ることができる。この場合、上記カプセルの混合割
合は、浴剤組成物全量の0.5〜20.0%位が適当である。
また、混合するカプセルの種類は、色素を添加したカプ
セルと、色素を添加しないカプセルとの混合でもよく、
異なる色素を添加した2種以上のカプセルを混合したも
のでもよく、浴者の視覚を楽しませることができる色素
の組みあわせであれば如何なる色の組みあわせであつて
もよい。また、例えばデンプン質の被膜形成用物質で製
造したカプセルと、ゼラチンを使用したソフトカプセル
とを混合する等、溶解時間の異なる2種以上のカプセル
を混合してもよく、更に被膜形成用物質の膜厚の異なる
カプセルを2種以上混合してもよい。
〔発明の効果〕
本発明の浴剤組成物は、色素を添加した水溶性の被膜形
成用物質で易揮発性の浴剤成分を被覆することによりカ
プセルとし、該カプセルをこれ以外の浴剤原料に混合し
たものであるため、従来の粉末状若しくは固形状の浴剤
組成物とは異なり、製造工程中も、製品の保存状態にお
いても易揮発性の成分が揮散しにくく、経時安定性に優
れている。このため、浴剤組成物の調合、充填の工程で
の易揮発性の成分の揮散による種々の取扱い上の問題を
取り除き、浴剤組成物の充填後も、その保存中及び使用
中に香料等の易揮発性成分の濃度の低下を来たすことが
なく、香料等の易揮発性成分が容器の材質により透過す
る等の問題もない。
また、本発明の浴剤組成物を浴湯に溶解して使用すると
きは、水溶性の被膜形成用物質にあらかじめ添加した色
素が浴湯に溶解してゆくにしたがい無色または有色の浴
湯の色が変化する。このように入浴中の浴湯の色調の変
化を楽しむことができるようにした点は、本発明により
初めて可能になつたものである。
さらに、本発明の浴剤組成物では、色素を添加した水溶
性の被膜形成用物質の被膜の形成工程において被膜の膜
厚を異なつたものとした2以上のカプセル、あるいは色
素を添加した水溶性の被膜形成用物質の被膜の異なつた
2以上のカプセルを用いることにより、浴湯の溶解色調
の変化並びに香気の匂い立ちをコントロールすることも
できる。
さらにまた、本発明の浴剤組成物は、水溶性の被膜形成
用物質に色素を添加することにより、カプセルそのもの
が着色されているので、入浴者に有効成分の効能を強く
印象付けることもできる。
ここで、本発明の浴剤組成物と、従来の浴剤組成物(色
素及び香料等の易揮発性の原料を均一に混合した)とに
ついて、その溶解色調及び香料残存率を比較した結果を
示すと、次の通りである。
(a)本発明の浴剤組成物 被膜形成用物質としてゼラチン37部、青色1号色素20%
含有精製水47部、グリセリン12部、ソルビトール4部を
70℃で6時間撹拌して溶解混合した後、35mmHgで6時間
減圧脱泡し、シームレスカプセル機〔SANKYO CAP−2TY
PE(株)三協機械製作所製〕の被膜剤供給タンクに入れ
る。別に、レモン系調合香料84部、テレビン油11部、液
性ラノリン5部を充填物供給タンクに入れる。また、流
動パラフインを凝固液タンクに入れる。シームレスカプ
セル機のノズルより、被膜形成用物質及び充填物質をほ
ぼ等量ずつ凝固液中に滴下し、これにより得られたカプ
セルを凝固液と分離し、エタノールで洗浄し、室温にて
乾燥させて、粒子径3mmφ、被膜率30%、重量25mgのカ
プセルを得た。
次に、乾燥硫酸ナトリウム96.46部に上記の方法で得た
カプセル3.14部と、黄色202号の1 0.4部を添加し、均
一に撹拌混合して本発明の浴剤組成物を得、これを試料
1とした。
(b)従来の粉末浴剤組成物 乾燥硫酸ナトリウム97.312部にレモン系調合香料1.85
部、テレビン油0.25部、液状ラノリン0.1部、黄色202号
の1 0.4部及び青色1号の0.088部を添加し、均一に撹
拌混合して従来の粉末浴剤組成物を得、これを試料2と
した。
(イ)溶解色調の試験 上記の試料1及び試料2をそれぞれ180の浴湯に15g添
加して溶解色調の試験を行なつた。
試料1を浴湯に投入したところ、直ちに黄緑色に発色
し、カプセルの溶解が開始して、被膜形成用物質に添加
された青色の色素の溶解に伴ない徐々に青色の色素が浴
湯中に拡散し初め、次第に浴湯全体に拡散し、約20分後
に浴湯の色調は全体が青緑色になつた。
一方、試料2を浴湯中に投入したところ、直ちに青緑色
の発色が見られ、この色調は約20分経過後も変化しなか
つた。
(ロ)香料残存率の試験 上記の試料1及び試料2を製造後直ちにそれぞれ420gず
つ紙缶に充填し、苛酷条件(40℃ 75%RH)及び室温に
保存した。保存後1カ月毎に8カ月間、試料中の香料含
有量を精油定量(日局生薬試験法)により測定し、保存
開始前の試料中の香料含有量を100%として香料残存率
を算出した。
評価の結果は、第1表に示す通りである。なお、第1表
中に示す数値は5検体の平均値である。
第1表の結果より、本発明の浴剤組成物は、従来の粉末
浴剤組成物と比較して、香料含有量の低下が少なく経時
的に安定であることがわかる。
〔実施例〕
つぎに実施例を示して本発明を更に具体的に説明する
が、本発明はこれにより制限されるのではない。なお、
実施例中、特に記載しない以外は、部は重量部、%は重
量%である。
実施例 1 ジヤスミン系調合香料充填カプセルを液中硬化被覆法で
つくつた。
即ち、ゼラチン37.0部、20%青色1号水溶液47.0部、グ
リセリン12.0部、ソルビトール4.0部(合計100.0部)を
約50℃に加温して溶解混合し色素を添加した水溶性の被
膜形成用物質とした。また、ジヤスミン系調合香料99.6
部にジブチルヒドロキシトルエン0.4部を添加し、均一
に混合して充填物質とした。これらの水溶性の被膜形成
用物質及び充填物質をシームレスカプセル機〔(株)三
協機械製作所製、SANKYO CAP−2TYPE〕の各原料タンク
に入れ、ノズルより水溶性の被膜形成用物質及び充填物
質を凝固液である流動パラフイン中に滴下し、生成した
カプセルを濾紙で分離し、エタノールで洗浄し、常温で
乾燥させることにより、粒子径4mmφ、被膜率50%、重
量25mgのジヤスミン系調合香料充填カプセルを得た。
次に、乾燥硫酸ナトリウム94.65%、上記のようにして
得たジヤスミン系調合香料充填カプセル5%、テレビン
油0.25%、液状ラノリン0.10%(合計100.0%)を均一
に撹拌混合して、経時安定性に優れた青色のカプセルを
含む浴剤組成物を得た。
この浴剤組成物を無色の浴湯に添加したとき、青色のカ
プセルの溶解が開始し、青色色素が浴湯中に溶解し、青
色の色が拡散し始めた。上記浴剤組成物を浴湯に投入し
てから約20分後に、カプセルは完全に浴湯中に溶解し
て、浴湯の色調は淡青色になつた。
実施例 2 レモン系調合香料充填カプセルを液中硬化被覆法でつく
つた。
即ち、ゼラチン35.0部、20%緑色204号水溶液50.0部、
グリセリン11.0部、ソルビトール4.0部(合計100.0部)
を約50℃に加温して溶解混合し、色素を添加した水溶性
の被膜形成用物質とした。また、レモン系調合香料99.6
部にジブチルヒドロキシトルエン0.4部を添加し、均一
に混合して充填物質とした。これらの水溶性の被膜形成
用物質及び充填物質をシームカプセル機〔(株)三協機
械製作所製、SANKYO CAP−2TYPE〕の各原料タンクに入
れ、ノズルより水溶性の被膜形成用物質及び充填物質を
凝固液である流動パラフイン中に滴下し、生成したカプ
セルを濾紙で分離し、エタノールで洗浄し、常温で乾燥
させることにより、粒子径4mmφ、被膜率50%、重量60m
gのレモン系調合香料充填カプセルを得た。
次に、ホホバ油充填カプセルを同様の方法でつくつた。
即ち、ゼラチン35.0部、20%青色1号水溶液50.0部、グ
リセリン11.0部、ソルビトール4.0部(合計100.0部)を
約50℃に加温して溶解混合して色素を添加した水溶性の
被膜形成用物質とした。また、ホホバ油99.6部にジブチ
ルヒドロキシトルエン0.4部を添加し、均一に混合して
充填物質とした。これらの水溶性の被膜形成用物質及び
充填物質をシームレスカプセル機〔(株)三協機械製作
所製、SANKYO CAP−2TYPE〕の各原料タンクに入れ、ノ
ズルより水溶性の被膜形成用物質及び充填物質を凝固液
である流動パラフイン中に滴下し、生成したカプセルを
濾紙で分離し、エタノールで洗浄し、常温で乾燥させる
ことにより、粒子径5mmφ、被膜率60%、重量120mgのホ
ホバ油充填カプセルを得た。
次に、乾燥硫酸ナトリウム90.7%、軽質無水珪酸0.3
部、ゆず系調合香料1.0部、上記のようにして得たレモ
ン系調合香料充填カプセル4.0部、ホホバ油充填カプセ
ル4.0部を均一に撹拌混合して浴剤組成物を得た。
この浴剤組成物を浴湯200当り20g添加すると、初め
に、カプセル以外の浴剤組成物の原料中に直接混合した
ゆず系調合香料の香りが数分間持続し、これと併行して
レモン系調合香料を充填したカプセルと、ホホバ油充填
カプセルとが溶解し始め、緑色204号による黄色と青色
1号による青色との色が浴湯中に拡散し始めた。約5分
後にはレモンの香りが漂い始め、色の拡散は更に続き、
浴剤組成物を浴湯に投入後約10分後には、ホホバ油が湯
面に溶けだしてきた。そして、約20分後には、該カプセ
ルは完全に溶解し、浴湯の色調は青緑色に変化した。
実施例 3 ローズ系調合香料充填カプセルを液中硬化被覆法でつく
つた。
即ち、ゼラチン35.0部、20%黄色202号の1 50.0部、
グリセリン11.0部、ソルビトール4.0部(合計100.0部)
を約50℃に加温して溶解混合し、水溶性の被膜形成用物
質とした。また、ローズ系調合香料99.6部にジブチルヒ
ドロキシトルエン0.4部を添加し、均一に混合して充填
物質とした。これらの水溶性の被膜形成用物質及び充填
物質をシームレスカプセル機〔(株)三協機械製作所
製、SANKYO CAP−2TYPE〕の各原料タンクに入れ、ノズ
ルより水溶性の被膜形成用物質及び充填物質を凝固液で
ある流動パラフイン中に滴下し、生成したカプセルを濾
紙で分離し、エタノールで洗浄し、常温で乾燥させるこ
とにより、粒子径3mmφ、被膜率50%、重量25mgのロー
ズ系調合香料充填カプセルを得た。
次に、油性原料であるホホバ油、オリーブ油、スクワラ
ン及び液状ラノリンを充填した軟質ゼラチンカプセルを
ロータリー式ソフトカプセル充填機〔(株)三協機械製
作所製、SANKYO SSM〕を用いてつくつた。即ち、ゼラ
チン44部、10%赤色106号水溶液38部、グリセリン15
部、ソルビトール3部(合計100.0部)を約50℃に加温
して溶解混合し、水溶性の被膜形成用物質とした。ま
た、別にホホバ油30部、オリーブ油30部、スクワラン20
部及び液状ラノリン20部(合計100.0部)を均一に混合
して充填物質とした。これらの水溶性の被膜形成用物質
及び充填物質を上記したロータリー式ソフトカプセル充
填機の各原料タンクに入れ、粒子径7mmφ、被膜率20
%、重量0.3gのゼラチン軟質カプセルをつくり、常温で
乾燥させ、赤色のホホバ油、オリーブ油、スクワラン及
び液状ラノリン充填軟質カプセルを得た。
次に、乾燥硫酸ナトリウム70部、硫酸マグネシウム24
部、上記のようにして得たローズ系調合香料充填カプセ
ル4部、ホホバ油、オリーブ油、スクワラン及び液状ラ
ノリン充填軟質カプセル2部(合計100.0部)を均一に
撹拌混合して浴剤組成物を得た。
この浴剤組成物は、経時安定性に優れ、また、美肌効果
のある油性原料が赤色のカプセルで被覆されていること
により、その存在を使用者に強く印象付けるものであつ
た。そしてこの浴剤組成物は、浴湯中に添加したとき、
ローズ系調合香料充填カプセルの溶解が進行し始め、黄
色202号の1による黄緑色の色がカプセルの溶解に伴な
つて浴湯中に拡散し、約5分経過後にローズの香りが漂
い始め、これとほぼ平行して、油性原料を充填した軟質
カプセルが溶解し始め、赤色106号による赤色の色が浴
湯中に拡散し始めた。そして約10分経過後に油性原料が
湯面に溶けだしてきた。この軟質カプセルの溶解の進行
に伴つて赤色の色が浴湯中に次第に拡散し、約20分経過
後に浴湯の色調は螢光を帯びたうす紫色に変化した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】色素を添加した水溶性の被膜形成用物質で
    易揮発生の浴剤成分を被覆したカプセルを含有すること
    を特徴とする浴剤組成物。
JP61094414A 1986-04-25 1986-04-25 浴剤組成物 Expired - Fee Related JPH0723298B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61094414A JPH0723298B2 (ja) 1986-04-25 1986-04-25 浴剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61094414A JPH0723298B2 (ja) 1986-04-25 1986-04-25 浴剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62252715A JPS62252715A (ja) 1987-11-04
JPH0723298B2 true JPH0723298B2 (ja) 1995-03-15

Family

ID=14109581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61094414A Expired - Fee Related JPH0723298B2 (ja) 1986-04-25 1986-04-25 浴剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0723298B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013106998A1 (en) 2012-01-17 2013-07-25 L'oreal Colour changing composition in o/w emulsion form
WO2013108410A1 (en) * 2012-01-17 2013-07-25 L'oreal Changing-color composition in a foam form
WO2013106996A1 (en) 2012-01-17 2013-07-25 L'oreal Colour changing composition in gel form
WO2013107000A1 (en) 2012-01-17 2013-07-25 L'oreal Colour changing composition

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5140571B2 (ja) * 1972-07-28 1976-11-04
JPS6016915A (ja) * 1983-07-08 1985-01-28 Lion Corp 浴用剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62252715A (ja) 1987-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2318782A1 (en) Polyvinyl alcohol compositions
US6183729B1 (en) Stable vitamin C concentrates
US20120164217A1 (en) Scented capsules
JPH0723298B2 (ja) 浴剤組成物
JPH0764718B2 (ja) 浴剤組成物
JP2556332B2 (ja) 透明ゲル状組成物
KR100422306B1 (ko) 향기 지속성이 우수한 페이스트형 방향제 조성물
JPS609691B2 (ja) ストライプチユ−ブ入りパツク組成物
JPS623125B2 (ja)
CN108066162A (zh) 一种个人护理用缓释型香水气雾剂及其制备方法
CA2426786A1 (en) Colored gelatin-based formulations and method
JPH02205A (ja) 香料含有ソフトカプセル用コーティング剤
JP2594083B2 (ja) 香料の変色防止剤
JPH0426616A (ja) 浴剤組成物
JP2811711B2 (ja) 沙棘含有浴剤組成物
JPH03287524A (ja) 入浴剤
JPS6226214A (ja) 温水徐溶性固形浴用組成物
JPS584006B2 (ja) フンマツヨクヨウザイノセイゾウホウホウ
JPS60181013A (ja) 浴剤およびその製造方法
KR0179525B1 (ko) 캡슐화된 치아 미백제
KR0170578B1 (ko) 유성피막 캡슐 및 이를 함유하는 젤상 화장료 조성물
JPH06211642A (ja) 固形入浴剤組成物
JPS6226213A (ja) 温水徐溶性ゲル組成物
JPH0517340A (ja) 浴剤組成物
US2170253A (en) Method of making water-soluble capsules for cosmetic purposes

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees