JPH0723280Y2 - 装飾成形品 - Google Patents

装飾成形品

Info

Publication number
JPH0723280Y2
JPH0723280Y2 JP1988040886U JP4088688U JPH0723280Y2 JP H0723280 Y2 JPH0723280 Y2 JP H0723280Y2 JP 1988040886 U JP1988040886 U JP 1988040886U JP 4088688 U JP4088688 U JP 4088688U JP H0723280 Y2 JPH0723280 Y2 JP H0723280Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
colored layer
layer
colored
molded product
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988040886U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01148400U (ja
Inventor
増夫 山口
Original Assignee
橋本フォーミング工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 橋本フォーミング工業株式会社 filed Critical 橋本フォーミング工業株式会社
Priority to JP1988040886U priority Critical patent/JPH0723280Y2/ja
Publication of JPH01148400U publication Critical patent/JPH01148400U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0723280Y2 publication Critical patent/JPH0723280Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、文字,図形,記号等の識別表示を有する自動
車用のエンブレムや銘板プレート,その他適宜な用途に
用いられる装飾成形品に関するものである。
従来の技術 従来、文字,図形,記号等の識別表示が外表面からはっ
きりとしかも立体感を持って視認可能に形成するべく、
第12図で示すように光を透過し得る材料で形成した成形
品本体1の外表面に所望の識別表示に対応した着色層2
を設け、その成形品本体1の裏面側に着色層2と相応す
る部分を抜いて異色の背面塗層3を設け、この背面塗層
3の後部側にエレクトロルミネッセンス等の発光素子4
を配置し、背面塗層3の抜き部分5を透過する光で第13
図で示すように外表面の着色層2を浮き上らせ、或いは
視野に応じて背面塗層3の抜き部分5がずれて見えるこ
とにより立体感を一層醸し出すよう形成された装飾成形
品が知られている(特開昭60-139499号)。
然し、その装飾成形品ではX,Yいずれの視点から見て
も、成形品本体1の背後から透過する光で外表面側から
視認させる着色層2の輪郭形状がぼけて目視されるの
で、光で立体感を醸し出してはいるものの、識別表示を
はっきりと識別させるうえでは未だ十分に満足し得るも
のではない。
この光に頼るものではなく、識別表示に応じた凹凸を成
形品本体の裏面側に設け、その凹部の内面または凸部の
端面に着色層を設け、更に、背面塗層を形成するものも
知られている(実開昭60-176951号,同61-59461号)。
然し、これらいずれの場合も、成形品本体の肉厚を通し
て着色層を目視するから輪郭までもはっきりと視認でき
ない。それに加えて、成形品本体の肉厚で立体感を醸し
出すのにすぎないから立体感にも欠け、また、凹部の内
面或いは凸部の端面に着色層をはっきりと緑取り形成す
るのが難しい。
考案が解決しようとする課題 本考案は、色の異なりによってはっきりと視認される緑
取りで輪郭を明確に目視できしかも立体感に富んだ識別
表示を有する装飾成形品を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案に係る装飾成形品においては、光を透過し得る材
料から成形された成形品本体の外表面側に、所定の形状
を有する第1の着色層と、その第1の着色層の上側に重
ねて第1の着色層と同一の輪郭形状で且つ第1の着色層
の色とは異色を呈する第2の着色層とを設け、その成形
品本体の裏面側には、少なくとも第1の着色層と対応す
る位置に、第1の着色層の色と形状を反射する金属光輝
層を設けることにより構成されている。
作用 この装飾成形品では、外表面側から入射する光が成形品
本体の裏面側に設けた金属光輝層で反射して成形品本体
の表面側に設けた第1の着色層を写し出し、その映像が
第1の着色層の色と異なった色を呈する第2の着色層の
背後に位置し、それに加えて、第2の着色層が外表面側
から直接目視できるため、第2の着色層を反射光が入射
しない角度,即ち、第2の着色層を正面位置の視点から
見てもはっきりと視認することができる。また、反射光
が入射する視点,即ち、斜めの位置から第2の着色層を
見るときにはある程度の幅を持って第1の着色層を色の
異なった第2の着色層とずれ重なって目視できるため、
極めて深みに富んだ立体感を持って第2の着色層をはっ
きりと視認することができる。
実施例 以下、第1〜11図を参照して説明すれば、次の通りであ
る。
この装飾成形品は、車輌用のエンブレムや銘板プレー
ト,その他の板状部分を有するように成形された本体を
持つ各種別途の製品に適用することができる。この成形
品本体は、透明なアクリル,ポリカーボネイト等の合成
樹脂或いは無機質ガラスで光を透過し得る材料から板状
に形成するのが好ましい。
その成形品本体には、第1図で示す如く成形品本体10の
外表面側10aに文字,図形,記号等の識別模様と対応す
る第1の着色層11と、この第1の着色層11と同一の輪郭
形状で且つ第1の着色層11の色とは異色な第2の着色層
12とが第2の着色層12を上側に重ね合せて設けられてい
る。これら各着色層11,12は不透明乃至は半透明の薄膜
でなり、ホットスタンプや印刷等で形成することができ
る。また、裏面側10bには少なくとも第1の着色層11と
対応位置させて金属光輝層13が第1の着色層11の色並び
に形状を反射するよう設けられている。その金属光輝層
13はアルミニウムやクロム等のスパッタリング,蒸着等
の真空金属化処理やホットスタンプで形成できる。ま
た、その金属光輝層13は光を十分に反射できるようにす
るべく、成形品本体10との対接面を平滑に形成するとよ
い。この金属光輝層13を少なくとも第1の着色層11と対
応する位置に設けるときには、第1の着色層11と相似形
で外形を全体的に多少大きく形成するのが好ましい。ま
た、その背面側には金属光輝層13の色と異色な着色塗膜
でバックコート14を設けるとよい。
この識別表示「A」の文字で例示すると、それを第1図
で示すX視点から目視したときには第2図で示すように
第2の着色層12のみが見える。それに対し、Y視点の如
く斜め視点から目視したときには第3図で示すように金
属光輝層13で反射する光で第1の着色層11が第2の着色
層12とずれ重なって見え、第2の着色層12を直に目視で
きるのに加えて、第2の着色層12の色とは異色な第1の
着色層11と金属光輝層13が背後に位置することにより、
第2の着色層12をはっきりとしかも極めて立体感を持っ
て視認することができる。なお、第3図においては金属
光輝層13で反射した第1の着色層11の外郭形状と金属光
輝層13の外郭形状とが視点の位置によってたまたま一致
した状態で示されているが、視点の位置によっては金属
光輝層13の外郭形状が単独で見えることもある。
上述した識別表示は一つの第1,2の各着色層11,12で全て
造形されているが、これ以外に、第4,5図で示す如く外
表面側10aに点描状に重ねて形成する第1の着色層11a
…,11b…と第2の着色層12…とから造形することもでき
る。この場合には第1の着色層11a…,11b…のなかで色
分けし、例えば「A」の文字を表現するときには第4図
で示すように着色層11a…で造形すると共に他の着色層1
1b…を別色で形成すればよい。その着色層11a…,11b…
に重なる第2の着色層12…は、第5図で示すように第1
の着色層11a…,11b…のいずれとも異色なもので形成す
ればよい。
また、金属光輝層14には第1図で示すように第1の着色
層11と対応する位置だけでなく、第6図で示すように成
形品本体10の裏面側10bの全面に形成することもでき
る。この場合でも、第6図で示すX視点からは第7図で
示す如く第2の着色層12…による水玉状の模様しか見え
ない。それに対し、斜めのY視点から目視すると第8図
で示すように第1の着色層11a…,11b…がずれ重なって
浮き上がり、第1の着色層11a…が識別表示として視認
できるに加えて、第1の着色層11aの色とは異色な第1
の着色層11b…並びに第2の着色層12…が三者三様の色
を呈することにより極めてはっきりと深みのある識別表
示として明確に視認できるようになる。
上述したいずれの場合も斜め視点から見たときに、第1
の着色層11、11a…,11b…と第2の着色層12、12…がず
れ重なる識別表示として視認できるが、第9図で示すよ
うに所定な斜角で突出する鋸刃状の凹凸面で裏面側10b
を形成すれば、X視点から目視したときに第10図で示す
如く識別表示と鋸状の凹凸面による第2の着色層12…に
一部が隠された横縞状のラインとが視認できるよう成形
することができる。この場合にはY視点から目視すると
きにも、第2の着色層12…による水玉状の模様に加え
て、鋸刃状の凹凸面が横縞状のラインとして視認できる
ことにより装飾性を高めることができる。
考案の効果 以上の如く、本考案に係る装飾成形品に依れば、成形品
本体の外表面側で上下に重なる第1の着色層と第1の着
色層の色と異色の第2の着色層とではっきりとした識別
表示を描出できるばかりでなく、これらがずれ重なって
見えるときには立体感に富みしかも深みのある識別表示
として明確に視認することを可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る装飾成形品の側断面図、第2図は
同成形品のX視点に応じた識別表示の視認状態を示す説
明図、第3図は同Y視点に応じた識別表示の視認状態を
示す説明図、第4図は本考案の変形例に係る装飾成形品
で第1の着色層による成形パターンを示す説明図、第5
図は同成形品で第2の着色層による成形パターンを示す
説明図、第6図は同成形品の側断面図、第7図は同成形
品のX視点に応じた識別表示の視認状態を示す説明図、
第8図は同Y視点に応じた識別表示の視認状態を示す説
明図、第9図は本考案の更に別の変形例に係る装飾成形
品の側断面図、第10図は同成形品のX視点に応じた識別
表示の視認状態を示す説明図、第11図は同成形品のY視
点に応じた識別表示の視認状態を示す説明図、第12図は
従来例に係る装飾成形品の側断面図、第13図は同成形品
のX視点に応じた識別表示の視認状態を示す説明図、第
14図は同成形品のY視点に応じた識別表示の視認状態を
示す説明図である。 10:成形品本体、10a:外表面側、10b:裏面側、11、11a
…,11b…:第1の着色層、12、12…:第2の着色層、1
3:金属光輝層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光を透過し得る材料から成形された成形品
    本体(10)の外表面側(10a)に、所定の形状を有する
    第1の着色層(11、11a…,11b…)と、その第1の着色
    層(11、11a…,11b…)の上側に重ねて第1の着色層(1
    1、11a…,11b…)と同一の輪郭形状で且つ第1の着色層
    (11、11a…,11b…)の色とは異色を呈する第2の着色
    層(12、12…)とを設け、その成形品本体(10)の裏面
    側(10b)には、少なくとも第1の着色層(11、11a…,1
    1b…)と対応する位置に、第1の着色層(11、11a…,11
    b…)の色と形状を反射する金属光輝層(13)を設けて
    なることを特徴とする装飾成形品。
JP1988040886U 1988-03-28 1988-03-28 装飾成形品 Expired - Lifetime JPH0723280Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988040886U JPH0723280Y2 (ja) 1988-03-28 1988-03-28 装飾成形品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988040886U JPH0723280Y2 (ja) 1988-03-28 1988-03-28 装飾成形品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01148400U JPH01148400U (ja) 1989-10-13
JPH0723280Y2 true JPH0723280Y2 (ja) 1995-05-31

Family

ID=31267343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988040886U Expired - Lifetime JPH0723280Y2 (ja) 1988-03-28 1988-03-28 装飾成形品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0723280Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006057198A1 (ja) * 2004-11-25 2006-06-01 Nissha Printing Co., Ltd. 加飾成形品とその製造方法
JP2006330015A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Mitsubishi Electric Corp 表示プレート及びその製造方法
JP2007091285A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Key Tranding Co Ltd 模様付容器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6329600Y2 (ja) * 1981-01-23 1988-08-09
JPS6171500U (ja) * 1984-10-16 1986-05-15
JPS61107572U (ja) * 1984-12-19 1986-07-08

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006057198A1 (ja) * 2004-11-25 2006-06-01 Nissha Printing Co., Ltd. 加飾成形品とその製造方法
JP4823074B2 (ja) * 2004-11-25 2011-11-24 日本写真印刷株式会社 加飾成形品とその製造方法
US8703279B2 (en) 2004-11-25 2014-04-22 Nissha Printing Co., Ltd. Decorated molded article and method for producing the same
JP2006330015A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Mitsubishi Electric Corp 表示プレート及びその製造方法
JP2007091285A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Key Tranding Co Ltd 模様付容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01148400U (ja) 1989-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI386298B (zh) 加飾成型物及其製造方法
EP1927480B1 (en) Manufacturing method of a transparent emblem or a similar decorative member
EP2008810B1 (en) Molded resin article and method of surface treatment therefor
JPH0749239B2 (ja) 裏面に凹凸状の連続するカット面を有する透光装飾体およびその製法
JPH0723280Y2 (ja) 装飾成形品
JPH11348223A (ja) 表面加工品
JPH0534904Y2 (ja)
JPH0249161Y2 (ja)
KR101258606B1 (ko) 용기 캡의 무늬모양 성형방법
JP2012011614A (ja) 加飾合成樹脂成形品
KR0123297Y1 (ko) 차량부착용 반사스티커
JPH01275235A (ja) 車両用装飾板
JPH06106572A (ja) 二色成形品とその製造方法
JP7345160B2 (ja) 加飾シート及び加飾品
WO2019044048A1 (ja) 加飾シート、加飾シートを備えた加飾品、加飾シートの製造方法及び加飾シートを備えた加飾品の製造方法
US20070009713A1 (en) Scored applique for instrument panels
JP3636037B2 (ja) 表示盤
JP2553066Y2 (ja) 光輝装飾体
JP2503205Y2 (ja) 立体透視浮上り飾り標体
JPH0244595Y2 (ja)
JP3088193U (ja) 装飾用シート
JPS6114068Y2 (ja)
JPH01237134A (ja) 絵付け成形用シート
JPH11327480A (ja) 自動車用装飾表示体およびその製造方法
JPH0143280Y2 (ja)