JPS6114068Y2 - - Google Patents

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JPS6114068Y2
JPS6114068Y2 JP1296581U JP1296581U JPS6114068Y2 JP S6114068 Y2 JPS6114068 Y2 JP S6114068Y2 JP 1296581 U JP1296581 U JP 1296581U JP 1296581 U JP1296581 U JP 1296581U JP S6114068 Y2 JPS6114068 Y2 JP S6114068Y2
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JP
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substrate
dimensional
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iris
top wall
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JP1296581U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、看板の面板に貼着して使用される
ような広告用立体文字成形体に関する。
この種の立体文字成形体として、熱可塑性合成
樹脂板を加熱成形して所要の文字形状を有する断
面〓状の立体形状に形成したものは既知である。
しかしこれらの従来品は、単色のものであるため
に立体感にやや劣る欠点があり、更にこれを改善
するために、第7図および第8図に示すように、
成形体11の頂壁部に異色の着色板12を貼着す
ることも一般に行われているが、なお変化に乏し
く、興趣性、注視性、立体感等の諸点で十分な満
足を得られるものではなかつた。
そこで、この考案は、上記のような諸点に更に
十分な満足を与えるために、虹彩フイルム、即ち
相互に屈折率を異にする複数種類の合成樹脂薄膜
の多数交互積層からなる美しい虹彩特性を有する
フイルムを利用することを着目し、立体感、美匠
性、注視性に極めて優れた製作の容易な看板用立
体文字成形体の提供を可能としたものである。
以下、この考案の構成を図面に基づいて詳しく
説明する。
この考案は、成形材料として第5図に示すよう
な熱可塑性合成樹脂基板1の片面に虹彩フイルム
2が貼着一体化された積層板3が用いられる。基
板1の材質は加熱成形可能なものであること以
外、特に限定されるものではなく、例えば塩化ビ
ニル樹脂、アクルリ樹脂、アクリロニトリル・ブ
タジエン・スチレン樹脂体等からなる無色透明板
ないしは透明または不透明着色板が用いられる。
一方虹彩フイルム2は、それ自体既知のものであ
り、相互に屈曲率を異にする複数種類の例えばポ
ルプロピレンとポリスチレンよりなる極薄な合成
樹脂薄膜が多数枚交互積層されたものである。斯
るフイルム2は、各薄膜の界面において生じる反
射光の干渉によつて虹彩色を放つたものであり、
かつ製造上不可避的に生ずる第6図に示すような
厚みのばらつきにより、見る角度によつて色彩と
輝度を異にしたまだらな虹彩模様が目視されるも
のである。基板1と虹彩フイルム2の貼着は、基
板1に対面する虹彩フイルム2の外側層の種類に
応じ、熱融着あるいは接着剤による接着等の任意
の手段が採用される。
上記のような積層板3は、これを加熱成形する
ことによつて所期する第1図に示すような立体文
字成形体Aに形成される。而して、該成形体A
は、第2図に示すような所要文字形状の頂壁部4
と、その周縁から下方に折曲された周側壁部5
と、その外端から外方に折曲された取付用鍔部6
とを有する断面略〓状に形成されるもので、頂壁
部4は全面的に凹凸状の模様面4aに形成される
と共に、周側壁部5および鍔部6はいずれも平滑
状に形成される。この成形操作により、周側壁部
5は下端に至るに従つて肉厚が漸減せられた比較
的大きな厚み変化を生じ、頂壁部4はこれに比較
して相対的に少ない量の厚み減少を生じる一方、
取付用鍔部6はほとんど厚み変化を生じることな
くほぼ積層板3そのままの厚さを保持する。かか
る各部の厚み変化は、これによつて立体文字成形
体Aから視覚的に看取される各部の虹彩の光輝度
に変化をもたらし、その美匠性を増大する効果を
もたらす。
周側壁部5と取付用鍔部6との境界部分は、第
2図に示すようにこれを円弧状に形成する方が、
該弧状部7によつて他の部分と異なつた輝度の縁
どりが外観せしめうる点で有利であるが、取付上
の便宜性の点を優先して第3図に示すように角張
つた状態に形成しても良い。
頂壁部4の凹凸状模様面4aは、所定単位形状
の凹凸が規則的に配列されたものとしても良い
が、より変化に富んだものとするためには、第1
図にその一態様を例示するように、不定形の凹凸
が不規則に配列されたものとする方が、見る方向
によつて種々異なつた多様なきらめきを伴つた虹
彩色を外観せしめることができ、文字部分を一層
浮き立たせてその顕示力、立体感を高め、注視性
を増大しうる点で好ましい。もつとも、頂壁部4
のみを凹凸状模様面4aに形成し、他の周側壁部
5および取付用鍔部6をいずれも平滑状に形成す
るのは、そられの各部から発現される反射光輝の
異質さの対照により、全体として文字成形体に所
期する立体感を出すためであり、もとよりそれら
の各部をいずれも平滑面に形成し、あるいは凹凸
状に形成するときは、この考案の所期する効果を
少なくとも同程度には期待することができない。
虹彩フイルム2は、基板1が透明なものである
場合には、成形体Aの内外いずれの面に設けても
良い。しかし、虹彩フイルム2による反射光の強
さ、又は明るさは、それ自体の積層数の大小、使
用されている異種合成樹脂の相対的な屈曲率の差
と共に、該フイルムの背景の色彩によつて変化さ
れるものであり、特に背景の色彩が暗色になるほ
ど反射光が強くなることに鑑み、該背景を構成す
る基板1として着色合成樹脂板、特に暗色の着色
合成樹脂板を用いることは有利である。また、基
板1にかかる着色板を用いる代わりに、第3図に
示すように、透明は基板1を用いて形成した文字
成形体Aの背面に別途着色板8を当てて取付用鍔
部6に貼着一体化したものとしても良いし、更に
は第4図に示すように、成形体Aにおける頂壁部
4または該部を含む内面の全体または一部に着色
塗層9を設け、これによつて背景色をあらわした
ものとしても良い。
尚、図中10は立体文字成形体Aが取付けられ
る看板用面板等の取付板を示す。
この考案は上述のように、合成樹脂基板に虹彩
フイルムが貼着された積層板による成形体からな
るものであるから、全体的に虹彩フイルムによる
独得の虹彩効果が得られるものはもとより、特に
頂壁部が凹凸模様面に形成され、そのまわりの周
側壁部および取付用鍔部がいずれも平滑状に形成
されていることにより、頂壁部からは見る方向に
よつて多様なきらめきを伴つた変化に富んだ虹彩
光輝色を呈する一方、そのまわりの周側壁部およ
び取付用鍔部からは、相対的には単調でなめらか
な感じの虹彩光輝度を呈し、両部の著しい対照に
より、優れた立体感、特異性、美匠性を発現す
る。しかも特に加熱成形によつて上記のように頂
壁部と周側壁部と取付用鍔部とを有する横断面略
ハツト状に形成されたものであるから、前述のよ
うに成形によつて生じる各部の厚みの変化によつ
て、各部の虹彩の光輝度に変化をもたらし、一層
優れた美感を呈し、顕示効果ないしは注視性の優
れた、広告・宣伝効果の高いものとなしうる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図はこの考案の実施態様を示
すもので、第1図は全体の斜視図、第2図は第1
図−線の断面図、第3図および第4図は変形
例の第2図相当部分の断面図、第5図は材料とし
て用いる積層板の断面図、第6図は虹彩フイルム
の厚みのばらつきの状態を誇張的に示した斜視図
である。また第7図な従来品の正面図、第8図は
第7図A−A線の断面図である。 1……合成樹脂基板、2……虹彩フイルム、3
……積層板、4……頂壁部、4a……凹凸状模様
面、5……周側壁部、6……取付用鍔部、8……
着色板、9…着色塗層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 熱可塑性合成樹脂基板と、これの片面に貼着
    一体化された相互に屈曲率を異にする複数種類
    の合成樹脂薄膜の交互積層からなる不均一な厚
    みを有する虹彩フイルムとの積層板からなり、
    該積層板を加熱成形することにより、凹凸状膜
    様面に付形された所要文字形状の頂壁部と、そ
    の周縁から下方に折曲された平滑状の周側壁部
    と、更にその下端から外方に折曲された平滑状
    の取付用鍔部とを有する立体状に形成されてな
    る広告用立体文字成形体。 (2) 頂壁部の凹凸状模様面は、凹凸の各単位形状
    および配列が不定形かつ不規則なものとなされ
    ている実用新案登録請求の範囲第1項記載の広
    告用立体文字成形体。 (3) 基板が着色合成樹脂板からなり、その外面側
    に虹彩フイルムが設けられている実用新案登録
    請求の範囲第1項または第2項記載の広告用立
    体文字成形体。 (4) 基板が透明であり、その外面側に虹彩フイル
    ムが設けられると共に、少なくとも頂壁部の内
    側面に着色塗層が設けられてなる実用新案登録
    請求の範囲第1項または第2項記載の広告用立
    体文字成形体。 (5) 基板が透明であり、その外面側に虹彩フイル
    ムが設けられると共に、成形体の背面に着色板
    が貼着されてなる実用新案登録請求の範囲第1
    項または第2項記載の広告用立体文字成形体。
JP1296581U 1981-01-30 1981-01-30 Expired JPS6114068Y2 (ja)

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JP1296581U JPS6114068Y2 (ja) 1981-01-30 1981-01-30

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JP1296581U JPS6114068Y2 (ja) 1981-01-30 1981-01-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57130366U JPS57130366U (ja) 1982-08-13
JPS6114068Y2 true JPS6114068Y2 (ja) 1986-05-01

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ID=29811064

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JP1296581U Expired JPS6114068Y2 (ja) 1981-01-30 1981-01-30

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