JP2503205Y2 - 立体透視浮上り飾り標体 - Google Patents

立体透視浮上り飾り標体

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JP2503205Y2
JP2503205Y2 JP1992034204U JP3420492U JP2503205Y2 JP 2503205 Y2 JP2503205 Y2 JP 2503205Y2 JP 1992034204 U JP1992034204 U JP 1992034204U JP 3420492 U JP3420492 U JP 3420492U JP 2503205 Y2 JP2503205 Y2 JP 2503205Y2
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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は、オートバイや自動車の車
両のエンブレム,自動車のハンドルのホーンマークやチ
ェンジレバー等の内装部品,テレビやオーディオ等の家
電製品、その他各種被装着物体にワンポイントマークと
して簡易に飾り付けられる立体透視浮上り飾り標体に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種、従来の飾り標体は、銅やアルミ
ニウム等の金属板の基板にプレス等により凹凸部を作る
ことによって図案部分を作成し、その後、上から透明樹
脂で被覆カバーする二重構造によって作られていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、当該従
来の飾り標体の作成に於いては、複雑な模様や円滑な線
で図案部分を描こうとする場合、高度なプレス等の技術
を必要とするばかりか、被プレス材たる金属板の基板が
加工による硬化を来たすことがあった。亦、前記の如く
図案部分は金属板であり、その表面を覆う被覆カバーは
透明樹脂であるという異質物の組合せ構造であるから、
両者の熱膨張率等の性質が異なり、夏・冬場は特に顕著
で、長期間の経過と共にズレや歪が生じ剥れ易いという
欠点があった。
【0004】更に、前記の如く従来の飾り標体の底部が
金属板のため、被装着物体との取付け密着が容易でな
く、特に曲面取付けは曲率の違いを修整し難く、取付外
観もしっくりしたものではなく、金属的な冷たい感じを
与えていた。こゝに於いて、本案は前記従来の課題に鑑
み、飾り標体作成が簡単に行え、かつ美しい複雑な線や
面をもつ図案でも大量生産が可能で、その上立体感・奥
行き感に富み、手触りは温かく滑らかで、かつ被装着物
体によくフィットし、経時変化もおこらない立体透視浮
上り飾り標体を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決は、本案
が次に列挙する新規な特徴的構成手段を採用することに
より達成される。すなわち、本案の第1の特徴は、所望
外形に象った無色又は色付き透明樹脂プレ−トの裏面に
各種文字、模様等の図案を描刻して凹溝を掘設し、該凹
溝に蒸着若しくは塗料を注入充填することによって前記
図案を透視可能に描出した上側透明樹脂プレートと、
望外形に象った無色又は色付き透明樹脂プレートの裏面
全体に反射膜を一体被層した下側透明樹脂プレートと、
前記上側透明樹脂プレートと前記下側透明樹脂プレート
との間に介在させて一体に重合させる無色透明の両面接
着テープと、を備え、前記下側透明樹脂プレートの反射
膜が、ホットスタンピングの箔膜、塗膜、蒸着膜又はシ
ルク印刷膜の何れかとした立体透視浮上り飾り標体にあ
る。
【0006】本案の第2の特徴は、所望外形に象った無
色又は色付き透明ガラスプレ−トの裏面に各種文字、模
様等の図案を描刻して凹溝を掘設し、該凹溝に蒸着若し
くは塗料を注入充填することによって前記図案を透視可
能に描出した上側透明ガラスプレートと、所望外形に象
った無色又は色付き透明ガラスプレートの裏面全体に反
射膜を一体被層した下側透明ガラスプレートと、前記上
側透明ガラスプレートと前記下側透明ガラスプレートと
の間に介在させて一体に重合させる無色透明の両面接着
テープと、を備え、前記下側透明ガラスプレートの反射
膜が、ホットスタンピングの箔膜、塗膜、蒸着膜又はシ
ルク印刷膜の何れかとした立体透視浮上り飾り標体にあ
る。
【0007】本案の第3の特徴は、前記請求項1又は2
に係る考案の特徴における反射膜に、片面に剥離紙を剥
離自在に張り付けた両面テープの露出側他片面を添着さ
せた立体透視浮上り飾り標体にある
【0008】
【作用】本案は、前記の様な手段を講じたので、立体透
視浮上り飾り標体表面に光を照射すると、上側透明樹脂
プレート又は上側透明ガラスプレートの裏面に凹溝にて
描出形成された図案が立体認識できると共に、当該図案
の陰影が無色透明両面接着テープ、及び下側透明樹脂プ
レート又は下側透明ガラスプレートを透過して当該下側
透明樹脂プレート又は当該下側透明ガラスプレートの
面の反射膜に立体投影される。
【0009】よって、前記図案は外底面反射膜より前記
下側透明樹脂プレート又は下側透明ガラスプレート及び
無色透明両面接着テープの厚さ分だけ立体的に浮かび上
がって見える。なお、前記図案は上側透明樹脂プレート
又は上側透明ガラスプレートと一体であるから、長時間
経過後もズレや歪を来さない。
【0010】
【実施例】本案の実施例を図面について説明する。図1
は本実施例の立体透視浮上り飾り標体の分解正面図、図
2(a)は同・完成平面図、(b)は同・完成正面図、
図3は同・拡大斜視図である。図中、Aは本実施例の立
体透視浮上り飾り標体、1は外形を方形に象った無色ま
たは色付きの上側透明樹脂プレート、1aは図案αを描
刻形成する凹溝、2は蒸着物又は注入充填された塗料、
3は無色透明両面接着テープ、4は上側透明樹脂プレー
ト1と同形に象った同一材質からなる下側透明樹脂プレ
ート、5は黒色等の反射膜、α′は反射膜5上に投影さ
れた図案αの投影像、6は両面接着テープ、7は剥離紙
である。
【0011】本実施例の立体透視浮上り飾り標体Aに於
いて、上側及び下側の透明樹脂プレート1,4の材質と
しては、例えば、アクリル樹脂,スチロール樹脂,ポリ
カーボネート樹脂,AS樹脂(アクリルとスチロールの
共重合樹脂)等を採用するのが好適であるが、透明ガラ
スも蒸着,接着が出来るので使用可能である。
【0012】本実施例の仕様は、この様な具体的実施態
様を呈するので、次にその製作手順を図1に付き説明す
る。先ず、紫外線劣化防止処理を施した上側透明樹脂プ
レート1の取出成形時に、各種文字や模様等図案αを左
右逆向きにした鏡像を裏面より凹溝1aにて掘刻象って
描出形成し、次に当該凹溝1aに塗料を注入充填するか
若しくはアルミニウムや銅等の金属で蒸着処理を行って
前記上側透明樹脂プレート1を通して図案αを立体認識
可能に着色する。
【0013】その後、前記上側透明樹脂プレート1裏面
全体と下側透明樹脂プレート4の表面全体を無色透明両
面接着テープ3を介し一体重合接着して図2の如く仕上
げるが、当該下側透明樹脂プレート4には予め裏面全体
に亙って反射膜5を被層自在にホットスタンピングの箔
膜,塗膜,蒸着膜又はシルク印刷膜が施してある。更
に、片面に剥離紙7を剥離自在に張り付けた両面接着テ
ープ6を反射膜5面に重層添着する。
【0014】よって、前記図案αの陰影は、図3に示す
様、前記無色透明両面接着テープ3及び下側透明樹脂プ
レート4を透過して、当該下側透明樹脂プレート4裏面
の反射膜5に投影像α′として投影される。尚、前記無
色透明両面接着テープ3による接着は、液状接着剤や超
音波接着(溶着)等の接着方法と比して、接着跡が殆ど
視認出来ないという利点がある。
【0015】上側及び下側透明樹脂プレート1,4とし
ては、前記に列挙したものの他にも同様の物性や品質を
有する樹脂プレートであればよく、亦、上側透明樹脂プ
レート1裏面の凹溝1aの断面形状は、図1及び図2
(b)には断面四角形のものを示したが、これに限定さ
れず溝底上辺中央を屋根状に突出した折線にしても、ド
ーム状に盛り上げたりしても良いし、さらには両側辺が
末広がりであっても構わない。
【0016】一方、前記下側透明樹脂プレート3の厚さ
は1mm〜5mm程度が望ましいが、所望の厚さに変化する
ことで、図案αの浮上り度合いを自由に調節出来る。
亦、前記反射膜5の色彩と図案αの色彩を適宜任意に変
化することで、様々なコントラストが実現出来ることは
言うまでもない。
【0017】
【考案の効果】かくして、本案によれば、図案部分を描
出形成する凹溝が上側透明樹脂プレートの裏面より形成
されているので、長い間表面を手で触れたり、しばしば
表面の塵芥を払拭せんと擦ったりしても、図案部分が剥
げ落ちる心配は皆無で、かつ化学的にも変色することが
なく経時変化は起こらない。即ち、ズレや歪を起こすこ
となく、いつまでも美しくクリアーな図案を保持するこ
とが出来る。
【0018】亦、前記図案は透明樹脂プレートに凹溝
掘設た後、当該凹溝に塗料を注入するか蒸着処理
するかして描出るので、図案自体の形状が如何に細か
く、複雑であろうと滑らかな曲線であろうと容易に立体
形成できる。コンピュータと連動した彫刻機を使用すれ
ば迅速多量に又は多種多用の凹溝が描刻され得る。
【0019】従って、従来の様にプレスによって加工硬
化を伴う凹凸を作るよりも美しい図案を描くことが可能
となり、その上、製作コストも従来の二重成形や注型方
法と比して格段に安くなる。更に、前記凹溝の上辺や両
側辺を適宜形状に変化することで、表面からの光が様々
に屈折反射して、思いがけない特異な文字や模様等の図
案が立体的に見えて美麗である。
【0020】一方、立体透視浮上り飾り標体自体が透明
樹脂プレート製であるので、可塑性があり柔軟性に富む
ので被装着部分がいかなる形状をしてようと容易にフィ
ットさせることが出来る。従って、本案の立体透視浮上
り飾り標体に係る外観印象はソフトであり、被装着物体
によく馴染んだものになる。
【0021】亦、本案では、異質物を組合せた構造をし
ていないので、熱応力が生じないとともに、透明樹脂プ
レートは、弾力性を有しているので、折り曲げによりク
ラックが入ることもない。 その結果、本案に係るマーク
は美しく複雑な細線の立体的図案が可能であり、かつ長
期間それを保持することができる。そして、剥離紙を剥
がしてあらゆる被装着物体の曲面・形状物体に両面接着
テープ露出側片面をフィットさせ簡易に装着できる等優
れた実用性、有用性を具備する。さらに、本案では、透
明樹脂プレート又は透明ガラスプレートの接着に無色透
明の両面接着テープを使用しているので、接着剤を使用
する場合と比較して製造時に図案の着色が透明樹脂プレ
ート又は透明ガラスプレートから剥がれ落ちに難く、製
品の歩留りが良くなるという効果を奏する
【図面の簡単な説明】
【図1】本案の実施例の立体透視浮上り飾り標体の分解
正面図である。
【図2】(a)は同上、完成平面図、(b)は同上、完
成正面図である。
【図3】同上、拡大斜視図である。
【符号の説明】
A…立体透視浮上り飾り標体 α…図案 α′…投影像 1…無色または色付き上側透明樹脂プレート 1a…凹溝 2…蒸着物又は注入された塗料 3…無色透明両面接着テープ 4…下側透明樹脂プレート 5…反射膜 6…両面接着テープ 7…剥離紙

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望外形に象った無色又は色付き透明樹
    脂プレ−トの裏面に各種文字、模様等の図案を描刻して
    凹溝を掘設し、該凹溝に蒸着若しくは塗料を注入充填す
    ることによって前記図案を透視可能に描出した上側透明
    樹脂プレートと、所望外形に象った 無色又は色付き透明樹脂プレートの裏
    面全体に反射膜を一体被層した下側透明樹脂プレート
    と、 前記上側透明樹脂プレートと前記下側透明樹脂プレート
    との間に介在させて一体に重合させる無色透明の両面接
    着テープと、を備え、 前記下側透明樹脂プレートの反射膜が、ホットスタンピ
    ングの箔膜、塗膜、蒸着膜又はシルク印刷膜の何れかで
    あることを特徴とする立体透視浮上り飾り標体。
  2. 【請求項2】 所望外形に象った無色又は色付き透明ガ
    ラスプレ−トの裏面に各種文字、模様等の図案を描刻し
    て凹溝を掘設し、該凹溝に蒸着若しくは塗料を注入充填
    することによって前記図案を透視可能に描出した上側透
    明ガラスプレートと、所望外形に象った 無色又は色付き透明ガラスプレートの
    裏面全体に反射膜を一体被層した下側透明ガラスプレー
    トと、 前記上側透明ガラスプレートと前記下側透明ガラスプレ
    ートとの間に介在させて一体に重合させる無色透明の両
    面接着テープと、を備え、 前記下側透明ガラスプレートの反射膜が、ホットスタン
    ピングの箔膜、塗膜、蒸着膜又はシルク印刷膜の何れか
    であることを特徴とする立体透視浮上り飾り標体。
  3. 【請求項3】 前記反射膜は、片面に剥離紙を剥離自在
    に張り付けた両面テープの露出側他片面を添着されたこ
    とを特徴とする、請求項1又は2に記載の立体透視浮上
    り飾り標体。
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