JPH07232573A - 自動車の車速制御装置 - Google Patents

自動車の車速制御装置

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JPH07232573A
JPH07232573A JP6253644A JP25364494A JPH07232573A JP H07232573 A JPH07232573 A JP H07232573A JP 6253644 A JP6253644 A JP 6253644A JP 25364494 A JP25364494 A JP 25364494A JP H07232573 A JPH07232573 A JP H07232573A
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恒久 奥田
Takahiro Inada
貴裕 稲田
Toshihiro Ishihara
敏広 石原
Satoru Ando
悟 安藤
Kazunori Okuda
和徳 奥田
Tomomi Izumi
知示 和泉
Kenji Shimizu
賢治 清水
Yoshiaki Sugamoto
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    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K31/00Vehicle fittings, acting on a single sub-unit only, for automatically controlling vehicle speed, i.e. preventing speed from exceeding an arbitrarily established velocity or maintaining speed at a particular velocity, as selected by the vehicle operator
    • B60K31/0008Vehicle fittings, acting on a single sub-unit only, for automatically controlling vehicle speed, i.e. preventing speed from exceeding an arbitrarily established velocity or maintaining speed at a particular velocity, as selected by the vehicle operator including means for detecting potential obstacles in vehicle path
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2552/00Input parameters relating to infrastructure
    • B60W2552/15Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車間型フィードバック制御中に車間距離検出
装置が先行車をロストしたとき、安全性を確保しつつ高
速走行を確保する。 【構成】 車速を略一定に保つ車速型フィードバック制
御部と、自車と先行車との車間距離を略一定に保つ車間
型フィードバック制御部とを備える。車間型フィードバ
ック制御中に車間距離検出装置が先行車をロストしたと
き、その原因が先行車の自車進行路からの離脱によるも
のか、それ以外の原因、例えば道路形状又は雨、霧、悪
路等道路環境の変化によるものかを判別し、それに応じ
て車速型フィードバック制御の目標車速を設定する。ロ
スト原因が先行車の自車進行路からの離脱によるときの
目標車速を、それ以外の原因によるときの目標車速より
も高く設定する。先行車のロスト地点に自車が到達した
前後で舵角θ又は路面勾配βが大きく変化したときはロ
スト原因が道路形状によるものと判断し、変化しないと
きはロスト原因が先行車の自車進行路からの離脱による
ものと判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車速を略一定に保つよ
う制御する車速型フィードバック制御部と、自車と先行
車との車間距離を略一定に保つよう制御する車間型フィ
ードバック制御部とを備えた自動車の車速制御装置に関
し、特に、車間型フィードバック制御中に先行車をロス
トしたときに車速型フィードバック制御に移行する際の
目標車速の設定に係わる。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の車速制御装置として、車
速を略一定に保つように制御する車速型フィードバック
制御に加えて、自車と先行車との車間距離を検出するレ
ーザレーダ装置等の車間距離検出装置を搭載し、単独走
行のみならず他の自動車がいる場合でも安全な車間距離
を保って走行するように制御する車間型フィードバック
制御を行うものが種々開発されている。例えば特開昭5
5−86000号公報には、レーダ装置で検出した車間
距離が車速に応じた安全車間距離を保つように車速を制
御して先行車に追従走行し、また安全車間距離内に先行
車がない場合には予め設定された目標車速まで加速走行
し、その後該目標車速で定速走行するものが開示されて
いる。
【0003】ところが、自動車が曲線道路を走行すると
きなどには、上記レーダ装置は先行車を検出することが
できず、先行車が例えば安全車間距離内の近距離に存在
するにも拘らず先行車不存在と判断し、目標車速まで加
速または減速して定速走行に移ることになる。このと
き、目標車速が速い速度、例えば曲線道路に入るときの
速度よりも速い速度に設定されている場合自動車は曲線
道路においてこの速い速度まで加速し、先行車に急速に
接近するという問題がある。
【0004】そこで、このような問題を解決するため、
レーダ装置等の車間距離検出装置が先行車を検出できず
ロストしたとき、そのロスト時点の自車速を目標車速と
して設定し、その目標車速で定速走行するようにしたも
のが提案されている(特開平1−114550号公報参
照)。また、ロスト時点の自車速と車速制御で予め設定
された目標車速とを比較し、そのうちの低い方を目標車
速として定速走行するようにしたものも提案されている
(特開昭61−150835号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車間距離検
出装置が先行車をロストする原因には、先行車が自車の
進行路から離れ別の道路等に移動した場合と、曲線道路
や峠道等道路形状によって先行車が見えなくなる場合
と、雨、霧、悪路等の道路環境の変化によって先行車が
検出できなくなる場合とがある。
【0006】上述した先行車ロストの対策案のものは、
いずれも先行車をロストした場合、安全性を確保する見
地から一律に車速を安全速度にまで減速するようにして
いるが、ロスト原因が先行車の自車進行路からの離脱に
よる場合にも車速を安全速度にまで減速することは、高
速走行を可及的に確保したいとする一般ドライバの要求
を満たすものではない。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、車間型フィードバック
制御中に車間距離検出装置が先行車をロストしたとき、
その原因に応じて目標車速を適切に設定して車速型フィ
ードバック制御を行い、安全性を確保しつつ高速走行を
可及的に確保し得る自動車の車速制御装置を提供せんと
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、自動車の車速制御装置とし
て、車速を略一定に保つよう制御する車速型フィードバ
ック制御部と、自車と先行車との車間距離を車間距離検
出装置で検出し上記車間距離を略一定に保つよう制御す
る車間型フィードバック制御部とを備えることを前提と
する。そして、上記車間型フィードバック制御部による
制御中に上記車間距離検出装置が先行車を検出できずロ
ストしたとき、その原因が先行車の自車進行路からの離
脱によるものか、それ以外の原因によるものかを判別す
るロスト原因判別手段と、該判別手段の判別結果に応じ
て上記車速型フィードバック制御部による制御の目標車
速を設定する目標車速設定手段とを備える。また、ロス
ト原因が先行車の自車進行路からの離脱によるときの目
標車速を、ロスト原因がそれ以外の原因によるときの目
標車速よりも高く設定する構成とする。
【0009】請求項2及び請求項3記載の発明は、いず
れも請求項1記載の発明に従属し、その一つの構成要素
であるロスト原因判別手段の具体的態様を示す。すなわ
ち、請求項2記載の発明では、上記ロスト原因判別手段
は、先行車をロストしたとき、その原因が先行車の自車
進行路からの離脱によるものか、道路形状によるものか
を判別するものである。また請求項3記載の発明では、
上記ロスト原因判別手段は、先行車をロストしたとき、
その原因が先行車の自車進行路からの離脱によるもの
か、雨、霧、悪路等の道路環境の変化によるものかを判
別するものである。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明に従属するもので、ロスト原因が先行車の自車進行路
からの離脱によるときの目標車速を、先行車が自車と所
定距離以上離れているとき車速型フィードバック制御部
による制御の目標車速と同一にするものである。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明に従属するもので、先行車が自車と所定距離以上離れ
ているとき車速型フィードバック制御部による制御の目
標車速を、路面の摩擦係数が低いときには高いときに比
べて低く設定するものである。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項2記載の発
明に従属するもので、その構成要素であるロスト原因判
定手段による判定方法を具体的に示す。すなわち、上記
ロスト原因判別手段は、先行車をロストした地点に自車
が到達した時に自車の走行状態が道路形状に応じた変化
を生じたときはロスト原因が道路形状によるものと判断
し、変化を生じないときはロスト原因が先行車の自車進
行路からの離脱によるものと判断する。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項3記載の発
明に従属するもので、その構成要素であるロスト原因判
定手段による判定方法を具体的に示す。すなわち、更に
上記道路環境の変化を検知するセンサを備え、上記ロス
ト原因判別手段は、先行車をロストしたときに道路環境
の変化が生じているときはロスト原因が道路環境の変化
によるものと判断し、道路環境の変化が生じていないと
きはロスト原因が先行車の自車進行路からの離脱による
ものと判断する。
【0014】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
車間型フィードバック制御部による制御中に車間距離検
出装置が先行車をロストしたとき、その原因が先行車の
自車進行路からの離脱によるものか、それ以外の原因
(例えば曲線道路や峠道等道路形状による場合、又は
雨、霧、悪路等の道路環境の変化による場合)によるも
のかをロスト原因判別手段で判別し、目標車速設定手段
が、その判別結果に応じて車速型フィードバック制御部
による制御の目標車速を設定し、車速型フィードバック
制御部は、車速を上記目標車速に保つように制御を行
う。この際、ロスト原因が先行車の自車進行路からの離
脱によるときの目標車速は、ロスト原因が離脱以外の原
因によるときの目標車速よりも高く設定される。このた
め、道路形状や道路環境の変化等先行車の自車進行路か
らの離脱以外の原因により先行車をロストしたときに
は、車速が安全速度にまで落され、安全性が確保される
一方、先行車の自車進行路からの離脱によりロストした
ときには、車速が比較的高く、例えば請求項4記載の発
明の如く車速型フィーバック制御部による制御の基準目
標車速である、先行車が自車と所定距離以上離れている
ときの目標車速と同一に保たれ、高速走行が確保され
る。
【0015】ここで、自動車の走行安定性は、路面の摩
擦係数の影響を受けるので、請求項5記載の発明の如く
先行車が自車と所定距離以上離れているときの目標車速
を、路面の摩擦係数に応じて設定することは、走行安定
性を高めることができる。
【0016】また、先行車のロスト原因が先行車の自車
進行路からの離脱以外のものとして、雨、霧、悪路等の
道路環境の変化による場合、その道路環境の変化を、ド
ライバの判断ではなく、請求項7記載の発明の如くセン
サを用いて検知することは、車速制御を全て自動的に行
うことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0018】図1は本発明の第1実施例に係わる自動車
の車速制御装置の全体構成を示し、1はエンジン吸気系
のスロットル弁(図示せず)の開度を自動調整するスロ
ットル制御装置、2は電子制御式自動変速機(EAT)
の制御装置、3は各車輪に付与する制動力を自動調整す
るブレーキ制御装置であり、これら三種類の制御装置1
〜3は、いずれも図示していないがアクチュエータを有
し、該各アクチュエータは、コントロールユニット4に
より制御される。すなわち、コントロールユニット4
は、スロットル制御装置1のアクチュエータに対し目標
スロットル開度信号を出力して制御を行うとともに、ブ
レーキ制御装置3のアクチュエータに対し目標ブレーキ
量信号を出力して制御を行う。またコントロールユニッ
ト4は、EAT制御装置2のシフト位置を検出するセン
サ(図示せず)からのシフト位置信号を受けつつ、該E
AT制御装置2のアクチュエータに対しシフト制御信号
を出力して制御を行う。
【0019】また、6は車室内のインストルメントパネ
ル等に設けられる情報表示装置であって、該情報表示装
置6は、図示していないが、上記コントロールユニット
4からの警報信号を受けて点灯する警報ランプと、コン
トロールユニット4からの自己診断信号を受けて画面表
示する表示部とを備えている。7は自車と先行車との車
間距離を検出する車間距離検出装置であって、該車間距
離検出装置7は、本実施例の場合遠赤外線レーダ装置か
らなり、レーダ波としての遠赤外線を自車の前方に向け
て発信するとともに、先行車に当たって反射してくる反
射波を受信し、その受信時点と発信時点との時間差によ
って自車と先行車との車間距離を検出するように構成さ
れており、その検出信号である車間距離信号はコントロ
ールユニット4に入力される。
【0020】さらに、11はスロットル弁の開度を検出
するスロットル開度センサ、12は車速を検出する車速
センサ、13はハンドル舵角を検出する舵角センサ、1
4はヨーレートを検出するヨーレートセンサ、15は走
行路面の摩擦係数μを検出する路面μセンサ、16はエ
ンジンの出力トルクを検出するエンジントルクセンサ、
17はブレーキペダルの踏込み時にON作動するブレー
キスイッチ、18はクラッチの作動状態に応じてON作
動するクラッチスイッチ、19はオートクルーズを開始
するためのメインスイッチ、20は運転者が目標車速を
設定するためのセットスイッチであり、これらセンサ・
スイッチ類11〜20の検出信号は、いずれもコントロ
ールユニット4に入力される。
【0021】上記コントロールユニット4は、図2に示
すように、車間距離検出装置7からの検出信号を始め、
各種のセンサ・スイッチ類11〜20からの検出信号を
受けて所定の情報処理を行う入力情報処理部21と、ド
ライバー操作による通常の制御を行う通常制御部22
と、車速を所定の目標車速に保つように制御する車速型
フィードバック制御部23と、自車と先行車との車間距
離を所定の目標車間距離に保つように車速を制御する車
間型フィードバック制御部24と、上記入力情報処理部
21で得られた情報に基づいて、上記三種類の制御部2
2〜24のいずれか一つに対し制御指令を発して制御を
切換える制御切換え部25と、上記各制御部22〜24
からの信号を受け、スロットル制御装置1等の作動部
(アクチュエータ等)に出力する出力情報を処理する出
力情報処理部26とを備えている。
【0022】また、上記コントロールユニット4による
制御は、図3〜図5に示すフローチャートに従って行わ
れる。以下、これらの図について順次説明する。
【0023】図3はコントロールユニット4による制御
のメインルーチンを示す。図3において、スタートした
後、先ず、ステップS1 で運転者がオートクルーズを開
始するためにメインスイッチ19をONにしているか否
かを判定し、この判定がNOのときには、ステップS8
でセットフラグFset をクリアし、ステップS9 でオー
トクルーズを非作動とした後、リターンする。
【0024】一方、上記ステップS1 の判定がYESの
ときには、ステップS2 でセットスイッチ20がONに
されているか否かを判定する。この判定がNOのときに
は、ステップS7 でセットフラグFset がセットされて
いるか否かを判定する。該セットフラグFset は、セッ
トスイッチ20がONとならない限りセットされない
(ステップS3 )ので、セットスイッチ20がOFFの
ときには、ステップS9へ移行して、オートクルーズを
非作動とする。従って、本実施例の場合、オートクルー
ズを実際に開始するためには、運転者がメインスイッチ
19を押してONにするだけでなく、セットスイッチ2
0も一旦押してONにする必要がある。
【0025】上記ステップS2 の判定がYESのとき、
つまりセットスイッチ20が押されてONになったとき
には、ステップS3 でセットフラグFset をセットした
後、ステップS4 でマップを用いて補正係数αを設定す
る。上記補正係数αは、路面の摩擦係数μがμ1 より高
い領域では1で、路面の摩擦係数μがμ1 より低くなる
に従って次第に小さくなるように設定されている。続い
て、ステップS5 でセットスイッチ20が押された時点
での車速Vに上記補正係数αを掛けた値を目標車速TG
Vとして設定した後、ステップS6 でオートクルーズを
作動し、リターンする。セットスイッチ20を一旦ON
にした後OFFに戻したときでも、メインスイッチ19
をOFFに戻さない限り、セットフラグFset がセット
されたままであるので、ステップS1 →ステップS2 →
ステップS7 →ステップS6 と進んで、オートクルーズ
作動が行われる。
【0026】図4及び図5は上記オートクルーズ作動
(ステップS6 )のサブルーチンを示す。図4におい
て、先ず、ステップS11で車間距離検出装置7が先行車
を検知しているか否かを判定する。この判定がYESの
ときには、ステップS12で自車と先行車との車間距離
が、車間型フィードバック制御部24による制御(以
下、追従制御という)を開始するしきい値である所定値
以下であるか否かを判定するとともに、ステップS13で
現時点の車速Vが上記目標車速TGVより小さいか否か
判定する。
【0027】上記ステップS12の判定及びステップS13
の判定が共にYESのときには、ステップS14で図6に
示すようなマップを用いて追従制御の目標車間距離を設
定する。図6に示すマップでは、目標車間距離は、先行
車の車速(先行車速)の増加に伴い二次曲線的に増加す
る。続いて、ステップS15で自車と先行車との実際の車
間距離を上記目標車間距離に保つよう車速を制御する追
従制御を実行し、ステップS16で追従制御フラグF1 及
びフラグF2 をセットした後、リターンする。
【0028】ここで、追従制御の態様は、例えば図7に
示すように、自車と先行車との相対速度が正の方向(接
近方向)に大きく危険度の高い領域Aでは情報表示装置
6の作動による警報とブレーキ制御装置3の作動による
制動とが行われ、危険度が中程度のB領域ではブレーキ
制御装置3の作動による制動とEAT制御装置2の作動
によるシフトダウンとが行われ、危険度の低いC領域で
はスロットル制御装置1の作動によるスロットル開度調
整のみが行われる。尚、危険度の高い領域Aにおける情
報表示装置6の作動による警報の発生タイミングは、ブ
レーキ制御装置3のアクチェータ等の作動信頼性と関係
し、信頼性が高い場合にはオートクルーズ非作動時でか
つ先行車等との関係で危険な状態の時に警報を発すると
きのタイミングに比べて遅くし、信頼性が低い場合には
早くすることが望ましい。
【0029】一方、上記ステップS11の判定がNOのと
き、つまり先行車を検知していないときには、ステップ
S17で追従制御フラグF1 がセットされているか否かを
判定し、セットされていないときには、ステップS18へ
移行して、車速型フィードバック制御部24において、
車速を目標車速TGV(図3中のステップS5 )に保つ
よう車速制御を実行する。また、上記ステップS12の判
定がNOのときつまり自車と先行車との実際の車間距離
が追従制御のしきい値以上であるとき、あるいは上記ス
テップS13の判定がNOのときつまり追従制御中に自車
速Vが目標車速TGVより大きくなったときにも、ステ
ップS18へ移行して車速制御を実行する。車速制御の実
行の後、ステップS19で追従制御フラグF1 をクリア
し、リターンする。
【0030】上記ステップS17の判定がYESのとき、
つまり追従制御中に車間距離検出装置7が先行車を検知
できずロストしたときには、図5中のステップS21へ移
行する。
【0031】図5において、ステップS21ではフラグF
2 がセットされているか否かを判定する。先行車をロス
トした直後はフラグF2 がセットされているので、ステ
ップS22へ移行する。ステップS22では先行車をロスト
した地点に自車が到達する時間Tt を、下記の式を解く
ことにより、 Lt =V・Tt +(1/2)a・Tt 2 求める。但し、Lt は、先行車をロストした直前の自車
と先行車との車間距離、Vは自車速、aは自車の加減速
度(減速度のときは負の値)である。尚、自車の加減速
度は、車速センサ12で検出される自車速Vを時間微分
すること、あるいは加速度センサで直接検出することで
求められる。
【0032】続いて、ステップS23で現時点(つまり自
車が先行車をロストした地点に到達する前の時点)のハ
ンドル舵角θ1 及び路面勾配β1 を読み取る。ここで、
ハンドル舵角θは舵角センサ13により直接検出される
が、路面勾配βは、エンジントルクセンサ16で検出さ
れたエンジントルクT及び自車の加減速度aを用いて下
記の式により、 β=C1 ・T−C2 ・a 算出される。但し、C1 ,C2 は定数である。
【0033】続いて、ステップS24でフラグF2 をクリ
アし、ステップS25へ移行する。従って、先行車をロス
トした直後に該先行車をロストした地点に自車が到達す
る時間Tt を算出した以降は、フラグF2 がクリアされ
ているので、ステップS21から直ちにステップS25へ移
行する。
【0034】そして、ステップS25では先行車をロスト
した時点から上記時間Tt が経過したか否か、換言すれ
ば自車が先行車をロストした地点に到達したか否かを判
定する。時間Tt の経過前のときには、ステップS30へ
移行して、先行車をロストした時(詳しくはその直前)
の先行車の車速Va を目標車速TGVとし、車速制御を
行う。尚、追従制御中先行車の車速Va は自車速と略同
じであり、この先行車の車速Va の代わりに、先行車を
ロストした時の自車速を目標車速TGVとしてもよい。
また、追従制御中の自車速Vは、運転者がセットスイッ
チ20を押して設定した車速制御の目標車速TGVより
大きくなることはない(図4中のステップS13)ので、
ステップS30で設定される目標車速TGV(ロスト時の
先行車の車速Va 又は自車速V)は、運転者が設定した
車速制御の目標車速TGVよりも低い値となる。
【0035】一方、時間Tt が経過して自車が先行車を
ロストした地点に到達したときには、ステップS26で現
時点(つまり自車が先行車をロストした地点に到達した
後の時点)のハンドル舵角θ2 及び路面勾配β1 を読み
取った後、ステップS27で自車が先行車をロストした地
点に到達する前後のハンドル舵角変化量Δθ及び路面勾
配変化量Δβを、下記の式により、 Δθ=|θ1 −θ2 | Δβ=|β1 −β2 | 算出する。そして、ステップS28で上記ハンドル舵角変
化量Δθが所定値Δθ0より大きいか否かを判定すると
ともに、ステップS29で上記路面勾配変化量Δβが所定
値Δβ0 より大きいか否かを判定する。
【0036】上記両判定のいずれか一方がYESのとき
には、ステップS30で先行車をロストした時(詳しくは
その直前)の先行車の車速Va を目標車速TGVとし、
車速制御を行う。しかる後、ステップS32で解除条件が
成立しているか否かを判定する。解除条件は、例えば先
行車をロストした時点からの経過時間又は走行距離等で
ある。解除条件が成立しているときには、ステップS33
で追従制御フラグF1をクリアした後、リターンする一
方、解除条件が成立していないときには、追従制御フラ
グF1 をセットしたままリターンする。尚、ロスト地点
に到達する前に車速制御を行うとき(ステップS25から
ステップS30に移行したとき)には、解除条件が成立す
ることはないので、追従制御フラグF1 をセットしたま
まリターンする。
【0037】また、上記ステップS28の判定及びステッ
プS29の判定が共にNOのとき、つまりハンドル舵角変
化量Δθ及び路面勾配変化量Δβがそれぞれ所定値より
小さいときには、ステップS31で運転者がセットスイッ
チ20を押して設定したときの目標車速(図3中のステ
ップS5 )をそのまま目標車速TGVとし、車速制御を
行う。しかる後、ステップS33へ移行して追従制御フラ
グF1 をクリアし、リターンする。尚、ステップS31で
は、運転者が目標車速を設定した時点の路面摩擦係数μ
よりも現時点の路面摩擦係数μが低いときには、その比
率を運転者が目標車速を設定した時点の目標車速TGV
に対し積算した値を、目標車速として置換えるようにし
てもよい。
【0038】図5に示すフローチャートのうち、前半部
(ステップS21〜ステップS29)により、追従制御中に
先行車をロストしたとき、その原因が先行車の自車進行
路からの離脱によるものか、それ以外の原因、特に道路
形状によるものかを判別するロスト原因判別手段31が
構成され、後半部(ステップS28〜ステップS33)によ
り、上記ロスト原因判別手段31の判別結果に応じて車
速制御の目標車速TGVを設定する目標車速設定手段3
2が構成されている。
【0039】次に、上記第1実施例の作動について説明
するに、車間型フィードバック制御部24による制御つ
まり追従制御中に車間距離検出装置7が追従対象の先行
車を検知できずロストしたときには、先ず、先行車をロ
ストした地点に自車が到達するまでの間(ロスト時点か
ら時間Tt が経過するまでの間)は、ロスト時点の先行
車の車速Va を目標車速TGVとし、車速型フィードバ
ック制御部23において、自車速Vを該目標車速TGV
に保つよう車速制御を行う。
【0040】そして、自車が先行車をロストした地点に
到達した時、その前後のハンドル舵角変化量Δθ及び路
面勾配変化量Δβを求め、これらの変化量からロスト原
因が、道路形状によるものか、あるいは先行車の自車進
行路からの離脱によるものかが判別される。つまり、ハ
ンドル舵角変化量Δθが大きいときは、先行車がロスト
した地点で曲線道路に進行し、自車も同じ曲線道路に進
行したことを意味し、ロスト原因が道路形状によるもの
と判断される。また、路面勾配変化量Δβが大きいとき
は、上り坂から下り坂に急に変化する峠道、あるいは下
り坂から上り坂に急に変化する道に先行車が差し掛か
り、続いて自車も峠道等に差し掛かったことを意味し、
ロスト原因が道路形状によるものと判断される。一方、
ハンドル舵角変化量Δθ及び路面勾配変化量Δβが共に
小さいときには、ロスト原因が先行車の自車進行路から
の離脱によるものと判断される。
【0041】そして、ロスト原因が道路形状によるもの
の場合、自車がロスト地点に到達した以降(ロスト時点
から時間Tt が経過した後)も、それ以前と同じくロス
ト時点の先行車の車速Va を目標車速TGVとし、車速
制御を行う。これにより、曲線道路や峠道等で自車が先
行車に急速に接近することはなく、安全性を高めること
ができる。一方、ロスト原因が先行車の自車進行路から
の離脱によるものの場合、自車がロスト地点に到達した
以降は、先行車が自車と所定距離以上離れているとき車
速制御の目標車速として運転者がセットスイッチ20を
押して設定したた車速を目標車速TGVとし、車速制御
を行う。これにより、先行車が自車進行路から離脱した
とき早期に自車の車速を高めることができ、高速走行を
確保することができる。
【0042】しかも、上記第1実施例の場合、先行車が
自車と所定距離以上離れているとき車速制御の目標車速
TGVは、路面の摩擦係数μが低い程小さく設定される
ので、高速走行の確保と走行安定性の向上との両立化を
より図ることができる。
【0043】図8は本発明の第2実施例に係わる自動車
の車速制御装置の全体構成を示す。この第2実施例の場
合、車速制御装置は、第1実施例の場合と同じセンサ・
スイッチ類11〜20(一部センサ・スイッチ類は省
略)に加えて、更に車外の湿度を検出する湿度センサ4
1と、車外の温度を検出する温度センサ42とを備えて
おり、この両センサ41,42の検出信号は、他のセン
サ・スイッチ類11〜20の検出信号と同様にコントロ
ールユニット4に入力される。尚、車速制御装置のその
他の構成は、第1実施例の場合と同じであり、同一部材
には同一符号を付してその説明は省略する。また、コン
トロールユニット4の構成は、図2に示す第1実施例の
場合のそれと同じであり、以下の説明では、必要に応じ
て図2に示す符号を用いる。
【0044】上記コントロールユニット4による制御の
メインルーチンは、図3に示す第1実施例の場合のそれ
と同じである。また、このメインルーチン中のオートク
ルーズ作動(ステップS6 )のサブルーチンは図9及び
図10に示す。
【0045】図9において、先ず、ステップS41で車間
距離検出装置7が先行車を検知しているか否かを判定す
る。この判定がYESのときには、ステップS42で自車
と先行車との車間距離が、車間型フィードバック制御部
24による制御つまり追従制御を開始するしきい値であ
る所定値以下であるか否かを判定するとともに、ステッ
プS43で現時点の車速Vが目標車速TGV(図3のステ
ップS4 ,S5 参照)より小さいか否か判定する。
【0046】上記ステップS42の判定及びステップS43
の判定が共にYESのときには、ステップS44で図6に
示すようなマップを用いて追従制御の目標車間距離を設
定する。続いて、ステップS45で自車と先行車との実際
の車間距離を上記目標車間距離に保つよう車速を制御す
る追従制御を実行し、ステップS46で追従制御フラグF
をセットした後、リターンする。
【0047】一方、上記ステップS41の判定がNOのと
き、つまり先行車を検知していないときには、ステップ
S47で追従制御フラグFがセットされているか否かを判
定し、セットされていないときには、ステップS48へ移
行して、車速型フィードバック制御部24において、車
速を目標車速TGVに保つよう車速制御を実行する。ま
た、上記ステップS42の判定がNOのときつまり自車と
先行車との実際の車間距離が追従制御のしきい値以上で
あるとき、あるいは上記ステップS43の判定がNOのと
きつまり追従制御中に自車速Vが目標車速TGVより大
きくなったときにも、ステップS48へ移行して車速制御
を実行する。車速制御の実行の後、ステップS49で追従
制御フラグFをクリアし、リターンする。
【0048】上記ステップS47の判定がYESのとき、
つまり追従制御中に車間距離検出装置7が先行車を検知
できずロストしたときには、図10中のステップS51へ
移行する。
【0049】図10において、ステップS51では湿度セ
ンサ41で検出された車外の湿度が所定値以上であるか
否かを判定するとともに、ステップS52では温度センサ
42で検出された車外の温度が摂氏0度以下であるか否
かを判定する。ここで、車外湿度の所定値は、車外が雨
又は霧のときに対応する湿度であり、また摂氏0度は、
雪又は路面が凍結するときの温度である。従って、ステ
ップS51,S52の判定は、結局、道路環境が雨、霧、雪
又は路面凍結という悪いものであるか否かを判定してい
るのである。
【0050】そして、上記両ステップS51,S52のいず
れか一方の判定がYESのとき、つまり道路環境が雨、
霧、雪又は路面凍結の悪いときには、ステップS53で先
行車をロストした時の先行車の車速Va を目標車速TG
Vとし、車速制御を行う。しかる後、ステップS55で解
除条件が成立しているか否かを判定する。解除条件は、
例えば先行車をロストした時点からの経過時間又は走行
距離等である。解除条件が成立しているときには、ステ
ップS56で追従制御フラグFをクリアした後、リターン
する一方、解除条件が成立していないときには、追従制
御フラグFをセットしたままリターンする。
【0051】一方、上記両ステップS51,S52の判定が
共にNOのとき、つまり道路環境が良いときには、ステ
ップS54で運転者がセットスイッチ20を押して設定し
たときの目標車速(図3中のステップS5 )をそのまま
目標車速TGVとし、車速制御を行う。しかる後、ステ
ップS56へ移行して追従制御フラグFをクリアし、リタ
ーンする。
【0052】図10に示すフローチャートのうち、ステ
ップS51,S52により、追従制御中に先行車をロストし
たとき、その原因が先行車の自車進行路からの離脱によ
るものか、それ以外の原因、特に道路環境の変化による
ものかを判別するロスト原因判別手段51が構成され、
ステップS53,S54により、上記ロスト原因判別手段5
1の判別結果に応じて車速制御の目標車速TGVを設定
する目標車速設定手段52が構成されている。
【0053】次に、上記第2実施例の作用・効果につい
て説明するに、追従制御中に車間距離検出装置7が追従
対象の先行車を検知できずロストしたときには、ロスト
原因判別手段51において、車外の湿度及び温度に基づ
いて、ロスト原因が道路環境の悪化によるものか、ある
いは先行車の自車進行路からの離脱によるものかが判別
される。つまり、車外の湿度が所定値以上の高いときは
ロスト原因が雨又は霧によるものと判断され、車外の温
度が摂氏0度以下のときは雪又は路面凍結によるものと
判断される。一方、車外の湿度が所定値以下で車外の温
度が摂氏0度以上のときは、ロスト原因が先行車の自車
進行路からの離脱によるものと判断される。
【0054】そして、ロスト原因が道路環境の悪化によ
る場合には、ロスト時点の先行車の車速Va を目標車速
TGVとし、車速制御が行われるので、自車が先行車に
急速に接近することはなく、安全性を高めることができ
る。一方、ロスト原因が先行車の自車進行路からの離脱
による場合には、先行車が自車と所定距離以上離れてい
るとき車速制御の目標車速として運転者がセットスイッ
チ20を押して設定した車速を目標車速TGVとし、車
速制御が行われるので、先行車が自車進行路から離脱し
たとき早期に自車の車速を高めることができ、高速走行
を確保することができる。
【0055】しかも、第2実施例においては、道路環境
の変化がセンサ41,42により検知され、運転者の判
断を必要とすることなく車速制御が全て自動的に行われ
るので、車速制御の利便性及び信頼性等を高めることが
できる。
【0056】尚、上記第2実施例では、道路環境の変化
の判断要素として雨、霧、雪、道路凍結を用いたが、こ
れ以外に、凹凸の多い悪路を判断要素としてもよい。ま
た、これらの要素は、センサを用いて検出するだけでな
く、運転者が判断し、スイッチ入力するようにしてもよ
いのは勿論である。
【0057】
【発明の効果】以上の如く、本発明における自動車の車
速制御装置によれば、車間型フィードバック制御中に車
間距離検出装置が先行車をロストしたときには、その原
因が先行車の自車進行路からの離脱によるものか、道路
形状や道路環境の変化等によるものかを判別し、その判
別結果に応じて目標車速を設定して車速型フィードバッ
ク制御を行うことにより、道路形状や道路環境の変化等
によるロスト時に車速を安全速度にまで落して安全性を
確保することができるとともに、先行車の自車進行路か
らの離脱時に車速を比較的高く保ち、高速走行を確保す
ることができる。
【0058】特に、請求項3記載の発明によれば、車速
型フィードバック制御の基準目標車速が路面の摩擦係数
に応じて設定されるので、走行安定性を高めることがで
きるという効果をも併有する。
【0059】また、請求項7記載の発明によれば、先行
車のロスト原因が雨、霧、悪路等の道路環境の変化によ
る場合、その道路環境の変化をセンサで検知しているの
で、車速制御を全て自動的に行うことができ、車速制御
の利便性及び信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる自動車の車速制御
装置の全体構成を示すブロック構成図である。
【図2】コントロールユニットのブロック構成図であ
る。
【図3】車速制御のメインルーチンを示すフローチャー
ト図である。
【図4】オートクルーズ作動ルーチンを示すフローチャ
ートの部分図である。
【図5】同フローチャートの部分図である。
【図6】目標車間距離の設定に用いるマップを示す図で
ある。
【図7】追従制御の態様を説明するための図である。
【図8】第2実施例を示す図1相当図である。
【図9】オートクルーズ作動ルーチンを示すフローチャ
ートの部分図である。
【図10】同フローチャートの部分図である。
【符号の説明】
4 コントロールユニット 7 車間距離検出装置 12 車速センサ 23 車速型フィードバック制御部 24 車間型フィードバック制御部 31,51 ロスト原因判別手段 32,52 目標車速設定手段 41 湿度センサ 42 温度センサ
フロントページの続き (72)発明者 安藤 悟 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 奥田 和徳 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 和泉 知示 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 清水 賢治 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 菅本 好晃 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車速を略一定に保つよう制御する車速型
    フィードバック制御部と、自車と先行車との車間距離を
    車間距離検出装置で検出し上記車間距離を略一定に保つ
    よう制御する車間型フィードバック制御部とを備えた自
    動車の車速制御装置において、 上記車間型フィードバック制御部による制御中に上記車
    間距離検出装置が先行車を検出できずロストしたとき、
    その原因が先行車の自車進行路からの離脱によるもの
    か、それ以外の原因によるものかを判別するロスト原因
    判別手段と、 該判別手段の判別結果に応じて上記車速型フィードバッ
    ク制御部による制御の目標車速を設定する目標車速設定
    手段とを備えており、 ロスト原因が先行車の自車進行路からの離脱によるとき
    の目標車速は、ロスト原因がそれ以外の原因によるとき
    の目標車速よりも高く設定されていることを特徴とする
    自動車の車速制御装置。
  2. 【請求項2】 上記ロスト原因判別手段は、先行車をロ
    ストしたとき、その原因が先行車の自車進行路からの離
    脱によるものか、道路形状によるものかを判別するもの
    である請求項1記載の自動車の車速制御装置。
  3. 【請求項3】 上記ロスト原因判別手段は、先行車をロ
    ストしたとき、その原因が先行車の自車進行路からの離
    脱によるものか、雨、霧、悪路等の道路環境の変化によ
    るものかを判別するものである請求項1記載の自動車の
    車速制御装置。
  4. 【請求項4】 ロスト原因が先行車の自車進行路からの
    離脱によるときの目標車速は、先行車が自車と所定距離
    以上離れているとき車速型フィードバック制御部による
    制御の目標車速と同一である請求項2記載の自動車の車
    速制御装置。
  5. 【請求項5】 先行車が自車と所定距離以上離れている
    とき車速型フィードバック制御部による制御の目標車速
    は、路面の摩擦係数が低いときには高いときに比べて低
    く設定されている請求項4記載の自動車の車速制御装
    置。
  6. 【請求項6】 上記ロスト原因判別手段は、先行車をロ
    ストした地点に自車が到達した時に自車の走行状態が道
    路形状に応じた変化を生じたときはロスト原因が道路形
    状によるものと判断し、変化を生じないときはロスト原
    因が先行車の自車進行路からの離脱によるものと判断す
    るように設けられている請求項2記載の自動車の車速制
    御装置。
  7. 【請求項7】 更に上記道路環境の変化を検知するセン
    サを備えており、 上記ロスト原因判別手段は、先行車をロストしたときに
    道路環境の変化が生じているときはロスト原因が道路環
    境の変化によるものと判断し、道路環境の変化が生じて
    いないときはロスト原因が先行車の自車進行路からの離
    脱によるものと判断するように設けられている請求項3
    記載の自動車の車速制御装置。
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