JPH07232422A - 化粧パネルの製造方法 - Google Patents

化粧パネルの製造方法

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JPH07232422A
JPH07232422A JP6025836A JP2583694A JPH07232422A JP H07232422 A JPH07232422 A JP H07232422A JP 6025836 A JP6025836 A JP 6025836A JP 2583694 A JP2583694 A JP 2583694A JP H07232422 A JPH07232422 A JP H07232422A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative sheet
decorative
adhesive
core material
heat
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6025836A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotaka Tanaka
清隆 田中
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH07232422A publication Critical patent/JPH07232422A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 裏面にまわった接着剤を拭き取る手間を省
き、はみ出した化粧シートのカットが容易な化粧パネル
の製造方法の提供。 【構成】 芯材1の裏面に化粧シート2を被着させ、こ
の化粧シート2に熱収縮性フィルム3を重ねて被着させ
た後、芯材1の表面および端面に接着剤を塗布し、化粧
シート5をはみ出させて接着剤の塗布面に化粧シート5
を被着させ、真空成形によって表裏の化粧シート2およ
び5を張りつけ、はみ出した化粧シート5をカットす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧パネルの製造方法に
関し、特にキャビネットの扉および棚などの部材の製造
に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来の化粧パネルは、端面に加工面が形
成された芯材の裏面に化粧シートを被着させ、この芯材
の表面および加工面に接着剤を塗布し、化粧シートをは
み出させて接着剤の塗布面に化粧シートを被着させ、真
空成形によって化粧シートを張りつけて製造されてい
る。
【0003】このように真空成形によって化粧シートを
張りつける製造方法は、芯材端面の加工面にもきれいに
化粧シートが張りつけられるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例にあっては、通常接着材を吹きつけて塗布する
が、このとき、裏面にも接着剤が付着するため、表面の
はみ出した化粧シートが裏面の化粧シートに接着して、
この化粧シートがうまくカットできないものであった。
【0005】このため、裏面にまわった接着剤を拭き取
る必要があり、手間がかかるという問題があった。
【0006】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的は、裏面にまわっ
た接着剤を拭き取る手間を省き、はみ出した化粧シート
のカットが容易な化粧パネルの製造方法の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、芯材の裏面に化粧シートを被着さ
せ、この化粧シートに熱収縮性フィルムを重ねて被着さ
せた後、芯材の表面および端面に接着剤を塗布し、化粧
シートをはみ出させて接着剤の塗布面に化粧シートを被
着させ、真空成形によって化粧シートを張りつけ、はみ
出した化粧シートをカットすることを特徴として構成し
ている。
【0008】請求項2記載の発明は、芯材の裏面に化粧
シートを被着させ、この化粧シートに熱収縮性フィルム
を重ねて被着させた後、切断して分割し、この分割した
芯材の表面および端面に接着剤を塗布し、化粧シートを
はみ出させて接着剤の塗布面に化粧シートを被着させ、
真空成形によって化粧シートを張りつけ、はみ出した化
粧シートをカットすることを特徴として構成している。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、熱収縮性フィルムがポリプロピレ
ンまたはポリエチレンであることを特徴として構成して
いる。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、裏面の熱収縮性フィ
ルムを化粧シートに重ねて被着させているので、芯材の
表面および端面に接着剤を塗布するとき、裏面にまわっ
た接着剤が裏面の化粧シートに付着することがない。こ
のような状態で真空成形すると、熱収縮性フィルムは収
縮して裏面の縁部は化粧シートが露出した状態になる。
この部分の化粧シートには接着剤が付着していないの
で、真空成型によって表面のはみ出させた化粧シートが
重なっていても表面と裏面の化粧シートが互いに接着し
ないので、カットして除去することが容易である。
【0011】請求項2記載の発明では、裏面の熱収縮性
フィルムを化粧シートに重ねて被着させているので、切
断して分割、または端面の加工等を行うときに、裏面の
化粧シートが保護されている。従って、擦り傷などの欠
陥がができにくくなっている。
【0012】請求項3記載の発明では、ポリプロピレン
またはポリエチレンの熱収縮性フィルムが用いられ、こ
れらのフィルムは真空成型によって適度に収縮すると共
に、化粧シートに接着してしまうことがなく、真空成型
後簡単に剥がすことができる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付した図1に基
づいて詳述する。この図は本実施例の各工程を示す説明
図である。
【0014】図1の (A)は芯材1の裏面に化粧シート2
を被着させ、この化粧シート2に熱収縮性フィルム3を
重ねて被着させた状態を示している。芯材1にはMDF
と言われる中質繊維板を用い、裏面に化粧シート2とし
て厚み 0.1〜0.5mm 程度の塩化ビニルシートまたはアク
リルシートを水溶性ウレタン接着剤を塗布して熱を加え
て被着させ、さらに熱収縮性フィルム3として厚み 0.0
45mm程度のポリプロピレンまたはポリエチレンフィルム
を被着させている。
【0015】次に、 (B)に示すように、切断して小割り
し、 (C)に示すように、小割りされた芯材1の端面4に
R面を形成し、キャビネットの棚または扉などの部材に
適した大きさ、形状に加工している。このとき、化粧シ
ート2の上に熱収縮性フィルム3を被着させているの
で、化粧シート2の表面が保護されている。従って、擦
り傷などをつける心配がなく、あて板をしいて保護する
などの煩わしい作業から開放される。なお、表面にさら
に凹凸の模様を形成してもよく、また、端面4はそのま
まの木口面とする場合もある。
【0016】そして、 (D)に示すように、スプレーガン
によって表面および端面4に水溶性ウレタン接着剤を塗
布している。さらに、 (E)および (F)に示すように、接
着剤の塗布面に化粧シート5をはみ出させて被着させ、
温度50℃で約20分間真空成形して化粧シート5を張りつ
けている。この表面の化粧シート5も裏面と同様に、厚
み 0.1〜0.5mm 程度の塩化ビニルシートまたはアクリル
シートを用いている。
【0017】この後、はみ出した化粧シート5をカット
して熱収縮性フィルム3を剥離し、(G)に示すように、
端面4を含む表面と裏面とに化粧シート5および2が張
りつけられた化粧パネルを得ることができる。なお、こ
の実施例に用いたポリプロピレンまたはポリエチレンの
熱収縮性フィルム3は、300gf/25mm幅程度の密着力で被
着しているだけなので、容易に剥離することができるも
のである。
【0018】また、 (H)の図は (F)のAの部分の詳細を
示している。接着材を塗布するときは、スプレーガンか
ら出た霧状の接着剤が裏面にもまわり込んで熱収縮性フ
ィルム3に付着する。しかし、切断した状態では、芯材
1の裏面の端部まで裏面全面に渡って、化粧シート2お
よび熱収縮性フィルム3が重ねられ、被着している。そ
して、真空成型によって、熱収縮性フィルム3が約 1.0
%程度収縮し、例えば300mmのサイズに対しては片側で
1.5mm収縮することになる。このため、真空成型後のこ
のコーナー部の詳細は、 (H)に示すように、裏面の化粧
シート2端部の接着剤の付着していない表面が露出する
状態になる。従って、表面の化粧シート5は裏面の化粧
シート2に重なっても接着することがなく、はみ出した
表面の化粧シート5のカットを容易に行うことができ
る。
【0019】なお、上記した実施例は大サイズの芯材1
の裏面に化粧シート2と熱収縮性フィルム3とを被着
後、部材の大きさに切断する例を示したが、以下のよう
に構成することもできる。
【0020】つまり、最初に部材の寸法に芯材1を形成
し、裏面全面に化粧シート2と熱収縮性フィルム3とを
順に被着し、この後、芯材1の表面および端面に接着剤
を塗布し、化粧シート5をはみ出させて接着剤の塗布面
に化粧シート5を被着させ、真空成形によって表裏の化
粧シート5および2を張りつけ、はみ出した表面の化粧
シート5をカットすることもできる。このようにして
も、芯材1の裏面コーナー部において、表面の化粧シー
ト5は裏面の化粧シート2に重なっても接着することが
なく、はみ出した表面の化粧シート5のカットを容易に
行うことができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、熱収縮性フィル
ムによって化粧シートが保護され、接着剤が裏面の化粧
シートに付着することがない。また、真空成形の工程で
熱収縮性フィルムは収縮するので、裏面の縁部は化粧シ
ートが露出する。このため、表面のはみ出させた化粧シ
ートが裏面の化粧シートに重なっても、表裏の化粧シー
トは接着しないので、カットして除去することが容易で
ある。
【0022】従って、芯材の端面を含む表面と裏面とに
化粧シートをきれいに張りつける作業が容易に能率よく
行なわれる。
【0023】請求項2記載の発明は、小割りカット時の
切断などの加工に際し、裏面の化粧シートが熱収縮性フ
ィルムによって保護され、擦り傷などの欠陥ができにく
い。また、この擦り傷などを防ぐため、あて板をしくな
ど特別に注意する必要もない。従って、端面を含む表面
と裏面とに化粧シートをきれいに張りつけた化粧パネル
を容易に製造することができる。
【0024】請求項3記載の発明では、ポリプロピレン
またはポリエチレンの熱収縮性フィルムを真空成型後
に、簡単に剥がすことができ、また、これらのフィルム
は適度な収縮率を有しているので、芯材裏面の縁部にお
いて、表裏の化粧シートの接着をうまく防いでいる。従
って、能率よく化粧パネルを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の各工程を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 芯材 2 熱収縮性フィルム 3 化粧シート 4 端面 5 化粧シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材の裏面に化粧シートを被着させ、こ
    の化粧シートに熱収縮性フィルムを重ねて被着させた
    後、芯材の表面および端面に接着剤を塗布し、化粧シー
    トをはみ出させて接着剤の塗布面に化粧シートを被着さ
    せ、真空成形によって化粧シートを張りつけ、はみ出し
    た化粧シートをカットすることを特徴とする化粧パネル
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 芯材の裏面に化粧シートを被着させ、こ
    の化粧シートに熱収縮性フィルムを重ねて被着させた
    後、切断して分割し、この分割した芯材の表面および端
    面に接着剤を塗布し、化粧シートをはみ出させて接着剤
    の塗布面に化粧シートを被着させ、真空成形によって化
    粧シートを張りつけ、はみ出した化粧シートをカットす
    ることを特徴とする化粧パネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 熱収縮性フィルムがポリプロピレンまた
    はポリエチレンであることを特徴とする請求項1または
    2記載の化粧パネルの製造方法。
JP6025836A 1994-02-24 1994-02-24 化粧パネルの製造方法 Withdrawn JPH07232422A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012192581A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Panasonic Corp フィルム加飾部品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012192581A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Panasonic Corp フィルム加飾部品

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Effective date: 20010508