JPH0723222A - 読み取り画像二値化方法 - Google Patents

読み取り画像二値化方法

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JPH0723222A
JPH0723222A JP5165628A JP16562893A JPH0723222A JP H0723222 A JPH0723222 A JP H0723222A JP 5165628 A JP5165628 A JP 5165628A JP 16562893 A JP16562893 A JP 16562893A JP H0723222 A JPH0723222 A JP H0723222A
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JP
Japan
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voltage
reference voltage
signal
peak
video signal
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JP5165628A
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English (en)
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Ikuo Sofue
育夫 祖父江
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 原稿の文字濃度に依らず最適な読み取り画像
データを得る。 【構成】 アナログビデオ信号を入力し、正の基準電圧
RH及び負の基準電圧VRLを有するA/D変換手段
AD1で、A/D変換してデジタル多値化し、そのデジ
タル多値信号を画像処理により二値化する画像二値化方
法において、正の基準電圧は原稿地濃度ピーク電圧を入
力し、負の基準電圧は文字濃度黒ピーク電圧を入力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はA/D変換器を用いた読
み取り装置に関するもので、特に複写機、ファクシミ
リ、スキャナー装置、マイクロリーダー等に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来この種の読み取り装置は次のように
構成されていた。
【0003】アナログビデオ信号を入力し、A/D変換
してデジタル多値化し、そのデジタル多値信号を画像処
理により二値化する画像二値化方法において、A/D変
換手段の負の基準電圧は固定電圧とし、正の基準電圧は
ABC(Auto Background Contr
oll)等によって制御された電圧をピーク値として、
シェーディング補正電圧を入力していた。そこで入力さ
れたアナログビデオ信号はA/D変換されデジタル多値
信号になり、後段の画像処理ブロックによりエッジ強調
等の処理が施され、固定のスライス値と比較され二値信
号として出力される。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】この時原稿地濃度
に合わせたA/D変換は最適に行われるが、文字濃度に
対しては行われない。例えば、薄い細線などはエッジ強
調の効果が現れにくいので、黒線としては二値出力でき
なかった。よって固定のスライス値を外部から変化させ
て全体に濃くさせて細線を黒として出力するように構成
されていた。ところがこの場合オペレータは原稿を見て
そのつどスライスを最適に調整しなければならず面倒で
あるし、多数枚の時は最初の設定値に固定されてしまう
ため適正な二値出力が得られない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、アナロ
グビデオ信号を入力し、デジタル多値出力し、正の基準
電圧及び負の基準電圧を有するA/D変換手段におい
て、アナログビデオ信号の黒信号に従って負の基準電圧
を変化させることにより、原稿の文字濃度に依らず最適
な読み取り画像データが得られるようになった。
【0006】特に薄い文字濃度の原稿を読み取る時、コ
ントラストの良い読み取り画像を得られるようになっ
た。
【0007】さらにオペレータは原稿を見てそのつどス
ライスを最適に調整する必要もなく、各原稿ごとの各ブ
ロックごとに適正な読み取り二値データが得られるよう
になった。
【0008】
【実施例】図1は本発明による回路構成図である。AM
P1〜7は増幅器、DA1は6ビットのデジタルアナロ
グ変換器(以後DAコンと呼ぶ)、AD1は6ビットの
アナログデジタル変換器(以後ADコンと呼ぶ)、DL
Cはダークレベルコントロール、M1はメモリで204
8ワード×6ビット、IC1はアンドゲイト、IC2は
インバータ、IC3はゲート付きバッファ、SW1〜3
は切り替えスイッチである。
【0009】図2は図1のDLCの詳細回路図である。
AMP8、9は増幅器、SW4は切り替え回路である。
【0010】図3は従来例による回路構成図である。A
MP1〜7は増幅器、DA1は6ビットのデジタルアナ
ログ変換器、AD1は6ビットのアナログデジタル変換
器、M1はメモリで2048ワード×6ビット、IC1
はアンドゲート、IC2はインバータ、IC3はゲート
付きバッファ、SW1〜3は切り替えスイッチである。
図1との違いはDLCが無いだけである。順序として従
来例より説明しその後本発明による違いを説明すること
にする。
【0011】図3において補正データ書き込み時の動作
と、補正データ読み出し時の動作とを説明する。
【0012】(1)補正データ書き込み時の動作 ◆スイッチ類の状態 SW2はオン、SW3はW側、R/W信号線は“L”で
IC1のゲートは閉じた状態、IC3のゲートは開いた
状態でADコンの多値データはM1に書き込まれる状態
になっている。
【0013】◆直流再生 図示しない読み取りラインセンサは、図示しない基準と
なる白地データを読み取り、図4に示すVIDEO信号
として図3のAMP1に入力される。コンデンサC1に
より直流カットされ、SW1により図4に示すSW1の
パルス波形のようにして直流再生される。すなわちVI
DEO信号のブランキング部分ある一定期間SW1がオ
ンし、信号V1が内部の基準電圧(VREF)に接続さ
れる。
【0014】その後SW1はオフしVIDEO信号の変
化と共に内部基準電圧に対して相対的に変化する信号と
なる。
【0015】◆ADコン基準電圧生成 直流再生されたV2信号は、1つはAD1のADINに
入力され、他の1つはSW2を通してV3信号としてA
MP3に入力される。そしてAMP3とD1及びC2に
よりV2信号の白ピーク検波を行う。白ピーク検波され
た直流電圧P1信号はSW3を通ってAMP7に入力さ
れ、AMP7の出力信号はAD1の正の基準電圧VRH
として入力される。
【0016】この時少なくても1ラインのピーク検波処
理時間を必要とする。
【0017】図4に示すように、信号V2のピーク値が
正の基準電圧部VRHに、内部基準電圧VREFがAD
コンの負の基準電圧のVRLとなる。
【0018】◆補正データの書き込み 図3において、アナログ信号V2はADコンのADIN
に入力されVRHとVRLの範囲で多値のデジタル信号
に変換される。その後IC3のバッファを通してメモリ
M1に1画素ずつ書き込まれる。
【0019】この時少なくても1ラインの白地データ書
き込み時間を必要とする。
【0020】(2)補正データ読み出し時の動作 ◆スイッチ類の状態 SW2はVIDEO信号の定められた内側の範囲(tA
BC)でオン、SW3はR側、R/W信号線は“H”で
IC1のゲートは開いた状態、IC3のゲートは閉じた
状態でADコンの多値データはM1から読み出される状
態になっている。
【0021】◆直流再生 図示しない読み取りラインセンサは、図示しない原稿デ
ータを読み取り、図5に示すVIDEO信号として図3
のAMP1に入力される。コンデンサC1により直流カ
ットされ、SW1により図5に示すSW1のパルス波形
のようにして直流再生される。すなわちVIDEO信号
のブランキング部分である一定期間SW1がオンし、信
号V1が内部の基準電圧(VREF)に接続される。
【0022】その後SW1はオフしVIDEO信号の変
化と共に内部基準電圧に対して相対的に変化する信号と
なる。
【0023】◆ABC(Auto Backgroun
d Controll) ABCとは原稿白地濃度のピーク値をDAコンの正の基
準電圧として入力し、文字画像のみを抽出する機能であ
る。
【0024】図5のように原稿範囲の内側で図のtAB
Cの範囲SW2をオンする。V3信号は図のようにtA
BCの範囲のみV2信号が出力される。その時P1信号
はV3のピーク検波電圧となる。AMP4の出力をR3
とR4で分圧された電圧がAMP5に入力され、D2、
C3によって保持される。DAコンの正の基準電圧は最
初この電圧が現れている(図5(5))。
【0025】一方メモリM1より出力されるデジタル多
値信号はIC1を通ってDAコンに入力される。DAコ
ンの出力DAOUTはVRHをピーク電圧とするアナロ
グ補正出力となる。DAOUTとV3がAMP6のマイ
ナス、プラスそれぞれの端子に入力され比較される。比
較した結果、V3>DAOUTの時、AMP6の出力は
“H”となりC3を充電し電圧は上昇する。逆に、DA
OUT>V3の時AMP6の出力は“L”となりC3は
R5を通して放電し、電圧は下降する。
【0026】したがって、図5のように、P2は初め原
稿の白地ピーク検波電圧をR3:R4で分圧した電圧を
示しているが、AMP6によってV3のピーク電圧にな
るまで充電され、上昇していく。それに従ってDAOU
Tも上昇しいずれはV3=DAOUTとなる。その後は
VRHが常にV3のピーク電圧となるように追従動作を
する。
【0027】(3)アナログ・デジタル変換 上記のような補正信号に従ってVIDEO信号がAD変
換される。
【0028】直流再生されたVIDEO信号V2はAD
コンのADINに入力され6ビットの多値データとして
AD0〜AD5が出力される。
【0029】(4)二値化 ADコンより出力された多値データは後段の画像処理ブ
ロックによりエッジ強調等の処理を施されて固定のスラ
イス値によって二値化される。例えばここでは、6ビッ
ト多値データが64のレベル値を有するのでスライス値
は32とする。
【0030】ここで原稿が鉛筆等でかかれた薄い文字ば
かりであると、文字濃度レベルがスライス値より高いこ
とが多い。また筆圧によって濃度むらが起きやすい。そ
こで従来においては、オペレータが図示しない操作部等
からスライス値を変更するようにしていた。例えば、文
字濃度レベルが30〜40であったとすると、操作部の
濃くキーを押下することによってスライス値を45に変
更することができる。
【0031】ところが、このとき様々な文字濃度原稿に
は対応できない。仮にオペレータがスライス値を自由に
設定できたとしても非常に煩わしさを伴う。
【0032】そこで本発明における実施例を次に説明す
る。
【0033】図1および図2において補正データ書き込
み時の動作と、補正データ読み出し時の動作とを説明す
る。
【0034】(5)補正データ書き込み時の動作 ◆スイッチ類の状態 SW2はオン、SW3はW側、SW4はR10信号線は
“L”でIC1のゲートは閉じた状態、IC3のゲート
は開いた状態でADコンの多値データはM1に書き込ま
れる状態になっている。
【0035】◆直流再生 図示しない読み取りラインセンサは、図示しない基準と
なる白地データを読み取り、図4に示すVIDEO信号
として図1のAMP1に入力される。コンデンサC1に
より直流カットされ、SW1により図4に示すSW1の
パルス波形のようにして直流再生される。すなわちVI
DEO信号のブランキング部分ある一定期間SW1がオ
ンし、信号V1が内部の基準電圧(VREF)に接続さ
れる。
【0036】その後SW1はオフしVIDEO信号の変
化と共に内部基準電圧に対して相対的に変化する信号と
なる。
【0037】◆ADコン基準電圧生成 直流再生されたV2信号は、1つはAD1のADINに
入力され、他の1つはSW2を通してV3信号としてA
MP3に入力される。そしてAMP3とD1及びC2に
よりV2信号の白ピーク検波を行う。白ピーク検波され
た直流電圧P1信号はSW3を通ってAMP7に入力さ
れ、AMP7の出力信号はAD1の正の基準電圧VRH
として入力される。
【0038】この時少なくても1ラインのピーク検波処
理時間を必要とする。
【0039】図4に示すように、信号V2のピーク値が
正の基準電圧部VRHに、内部基準電圧VREFがAD
コンの負の基準電圧のVRLとなる。なぜならば、図1
においてIC1の入力信号R/Wは“L”であるのでD
A1の6ビット多値データはオール0となり出力信号D
AOUTは負の基準電圧であるところのVRL=VRE
Fとなる。一方図1のDLCの入力信号DAINはDA
1のDAOUTである。図2においてROUTはDAI
N信号とVREFをR8とR10で分圧した電圧であ
る。よってROUT=VREFとなる。図1においてR
OUTはAD1のVRLと接続されている。
【0040】よって内部基準電圧VREFがADコンの
負の基準電圧のVRLとなる。
【0041】◆補正データの書き込み 図1において、アナログ信号V2はADコンのADIN
に入力されVRHとVRLの範囲で多値のデジタル信号
に変換される。その後IC3のバッファを通してメモリ
M1に1画素ずつ書き込まれる。
【0042】この時少なくても1ラインの白地データ書
き込み時間を必要とする。
【0043】(6)補正データ読み出し時の動作 ◆スイッチ類の状態 SW2はVIDEO信号の定められた内側の範囲(tA
BC)でオン、SW3はR側、SW4はR9側、R/W
信号線は“H”でIC1のゲートは開いた状態、IC3
のゲートは閉じた状態でADコンの多値データはM1か
ら読み出される状態になっている。
【0044】◆直流再生 図示しない読み取りラインセンサは、図示しない原稿デ
ータを読み取り、図5に示すVIDEO信号として図1
のAMP1に入力される。コンデンサC1により直流カ
ットされ、SW1により図5に示すSW1のパルス波形
のようにして直流再生される。すなわちVIDEO信号
のブランキング部分である一定期間SW1がオンし、信
号V1が内部の基準電圧(VREF)に接続される。
【0045】その後SW1はオフしVIDEO信号の変
化と共に内部基準電圧に対して相対的に変化する信号と
なる。
【0046】◆ABC(Auto Backgroun
d Controll) ABCとは原稿白地濃度のピーク値をDAコンの正の基
準電圧として入力し、文字画像のみを抽出する機能であ
る。
【0047】図5のようにSW2を原稿範囲の内側で図
のtABCの範囲オンする。V3信号は図のようにtA
BCの範囲のみV2信号が出力される。その時P1信号
はV3のピーク検波電圧となる。AMP4の出力をR3
とR4で分圧された電圧がAMP5に入力され、D2、
C3によって保持される。DAコンの正の基準電圧は最
初この電圧が現れている(図5(5))。
【0048】一方メモリM1より出力されるデジタル多
値信号はIC1を通ってDAコンに入力される。DAコ
ンの出力DAOUTはVRHをピーク電圧とするアナロ
グ補正出力となる。DAOUTとV3がAMP6のマイ
ナス、プラスそれぞれの端子に入力され比較される。比
較した結果、V3>DAOUTの時AMP6の出力は
“H”となりC3を充電し電圧は上昇する。逆に、DA
OUT>V3の時AMP6の出力は“L”となりC3は
R5を通して放電し、電圧は下降する。
【0049】したがって、図5のように、P2は初め原
稿の白地ピーク検波電圧をR3:R4で分圧した電圧を
示しているが、AMP6によってV3のピーク電圧にな
るまで充電され、上昇していく。それに従ってDAOU
Tも上昇しいずれはV3=DAOUTとなる。その後は
VRHが常にV3のピーク電圧となるように追従動作を
する。
【0050】次に図2、図6において、ADC動作とA
D変換及び二値化動作について説明する。
【0051】(7)ADC(Auto Dark le
velControll) ADCとは原稿文字濃度の黒ピーク値をADコンの負の
基準電圧として入力し、薄い文字画像を抽出する機能で
ある。
【0052】図6のようにSW5を原稿範囲の内側で図
のtABCの範囲オンする。V4信号は図のようにtA
BCの範囲のみV2信号が出力される。その時P3信号
はV4の負のピーク検波電圧となる。AMP8の出力を
R7とR6で分圧された電圧がP4としてAMP9に入
力される。AMP9の出力は図1の補正出力DAOUT
が図2のDAINとして入力されR8とR9により分圧
された電圧値より低い時P5としてROUTに出力され
る(図6(a))。逆にR8とR9により分圧された電
圧値より高い時分圧値がP5としてROUTに出力され
る(図6(c))。ADコンの負の基準電圧はこの電圧
が現れている(図6、VRL)。
【0053】(8)アナログ・デジタル変換 上記のような補正信号に従ってVIDEO信号がAD変
換される。
【0054】直流再生されたVIDEO信号V2はAD
コンのADINに入力され6ビットの多値データとして
AD0〜AD5が出力される。
【0055】(9)二値化 ADコンより出力された多値データは後段の画像処理ブ
ロックによりエッジ強調等の処理を施されて固定のスラ
イス値によって二値化される。例えばここでは、6ビッ
ト多値データが64のレベル値を有するのでスライス値
は32とする。
【0056】ここで原稿が鉛筆等でかかれた薄い文字ば
かりであっても、ADコンの正の基準電圧はABCによ
る原稿地濃度ピーク電圧が入力され、ADコンの負の基
準電圧はADCによる文字濃度黒ピーク電圧が入力され
るので、文字濃度レベルはスライス値より低くなり文字
データとして二値化される。さらに、このとき様々な文
字濃度原稿にも自動的に対応できる。よってオペレータ
がスライス値を設定する煩わしさを伴わない。
【0057】さらに、1ラインのなかで文字のないライ
ンは黒ピーク電圧が原稿地濃度と同一になるので、外部
リミッタにより追従しないように構成してある。よって
文字の無い部分は白として再現される。
【0058】(他の実施例) (1)前記実施例中において、AMPと、ダイオード
と、コンデンサによるピーク検波方法に替えて、抵抗と
コンデンサとバッファアンプによる充放電回路によるビ
デオ信号黒レベル追従手段も容易に考えられる。
【0059】(2)前記実施例中において、ハーフトー
ン読み取り時においては、ABC及びADCの各機能は
無効とするように外部より設定できるようになってい
る。よってハーフトーン画像は忠実に再現できる。
【0060】(3)前記実施例中において、1ライン単
位の読み取りを意識した実施例を示しているが、複数ラ
インを先行読み取りし、その複数ラインのブロック単位
で文字濃度をピーク検出してADコンの負の基準電圧と
することは容易に考えられる。もちろんページ全部をあ
らかじめ先行スキャンすればより忠実な基準電圧を生成
することができるのは明らかである。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、アナログビデオ信
号を入力し、デジタル多値出力し、正の基準電圧及び負
の基準電圧を有するA/D変換手段において、アナログ
ビデオ信号の黒信号電圧に従って負の基準電圧を変化さ
せることにより、原稿の文字濃度に依らず最適な読み取
り画像データを得られるようになった。
【0062】すなわち原稿が鉛筆等でかかれた薄い文字
ばかりであっても、ADコンの正の基準電圧はABCに
よる原稿地濃度ピーク電圧が入力され、ADコンの負の
基準電圧はADCによる文字濃度黒ピーク電圧が入力さ
れるので、文字濃度レベルはスライス値より低くなり文
字データとして二値化される。さらに、このとき様々な
文字濃度原稿にも自動的に対応できる。よってオペレー
タがスライス値を設定する煩わしさを伴わない。
【0063】一方、1ラインの中で文字のないラインの
黒ピーク電圧が原稿地濃度と同一とならないよう、外部
リミッタを設ける構成にしてあるため文字の無い部分は
白として再現される。
【0064】要するに、薄い文字濃度の原稿を読み取る
時、コントラストの良い読み取り画像を得られるように
なった。さらにオペレータは原稿を見てそのつどスライ
スを最適に調整する必要もなく、各原稿ごと各ブロック
ごとに適正な読み取り二値データが得られるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回路構成図である。
【図2】図1のDLCの詳細回路図である。
【図3】従来例による回路構成図である。
【図4】従来例による直流再生のタイミングチャートで
ある。
【図5】従来例によるABC動作のタイミングチャート
である。
【図6】本発明によるADC動作のタイミングチャート
である。
【符号の説明】 AMP1〜7 増幅器 DA1 6ビットのデジタルアナログ変換器(以後DA
コンと呼ぶ) AD1 6ビットのアナログデジタル変換器(以後AD
コンと呼ぶ) DLC ダークレベルコントロール M1 メモリで2048ワード×6ビット IC1 アンドゲート IC2 インバータ IC3 ゲート付きバッファ SW1〜3 切り替えスイッチ AMP8、9 増幅器 SW4 切り替え回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログビデオ信号を入力し、正の基準
    電圧及び負の基準電圧を有するA/D変換手段で、A/
    D変換してデジタル多値化し、そのデジタル多値信号を
    画像処理により二値化する画像二値化方法において、ア
    ナログビデオ信号の白信号電圧に従って正の基準電圧を
    変化させ、アナログビデオ信号の黒信号電圧に従って負
    の基準電圧を変化させることを特徴とする読み取り画像
    二値化方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において前記アナログビデオ信
    号の黒信号電圧をピーク検波し、そのピーク検波電圧を
    保持し、保持されたピーク検波電圧を前記A/D変換手
    段の負の基準電圧とすることを特徴とする読み取り画像
    二値化方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において前記アナログビデオ信
    号の黒信号電圧をピーク充電し、そのピーク充電電圧を
    保持し、充電時定数より大きな放電時定数で放電し、保
    持されたピーク充電電圧を前記A/D変換手段の負の基
    準電圧とすることを特徴とする、読み取り画像二値化方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項2において正の基準電圧より低い
    第一の閾値電圧を発生し、 前記ピーク検波電圧が、前記第一の閾値電圧を越えて高
    い時は、第一の閾値電圧を、 前記A/D変換手段の負の基準電圧とすることを特徴と
    する読み取り画像二値化方法。
  5. 【請求項5】 正の基準電圧より低い第一の閾値電圧を
    発生し、 前記ピーク充電電圧が、前記第一の閾値電圧を越えて高
    い時は、第一の閾値電圧を、 負の基準電圧とすることを特徴とする読み取り画像二値
    化方法。
JP5165628A 1993-07-05 1993-07-05 読み取り画像二値化方法 Withdrawn JPH0723222A (ja)

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