JPH0723213Y2 - パレット溶着装置におけるスプル切断装置 - Google Patents

パレット溶着装置におけるスプル切断装置

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JPH0723213Y2
JPH0723213Y2 JP9024589U JP9024589U JPH0723213Y2 JP H0723213 Y2 JPH0723213 Y2 JP H0723213Y2 JP 9024589 U JP9024589 U JP 9024589U JP 9024589 U JP9024589 U JP 9024589U JP H0723213 Y2 JPH0723213 Y2 JP H0723213Y2
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lower semi
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、プラスチック製パレットを構成する上部半
製品と、下部半製品とを溶着してパレットを製造するパ
レット溶着装置において、上記上部半製品及び下部半製
品に一体化して残存したスプルを切断するスプル切断装
置に係り、特に、カッターの往復動距離を徐々に拡大さ
せながら、カッターをスプールに徐々に食い込ませてい
くことにより、スプールを段階的に徐々に切断してい
き、それによって切断に要する力の軽減を図ったものに
関する。
(従来の技術) プラスチック製のパレットは、例えば、第17図に示すよ
うな構成になっている。パレット501は、上部半製品503
と、下部半製品505とからなり、これら上部半製品503及
び下部半製品505を溶着により一体化させたものであ
る。
上記上部半製品503及び下部半製品505は、予め射出成形
により成形されたものであり、それを溶着装置に搬入し
て溶着することになる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上部半製品503と、下部半製品505を射出成形
により成形する場合、射出部(湯道部)がそのまま一体
化して残留する。このスプルは、上部半製品503と下部
半製品505にそれぞれ、第17図中符号507、509で示すよ
うに、2以上形成されるが、製品として完成させるに
は、このスプル507、509を切断する必要がある。
従来、このスプル507、509は溶着工程の前にスプル切断
装置により切断除去されていたが、いずれの装置の場合
にも、一度に押し切る構造であるため切断に比較的大き
な力を必要とし、また、上下半製品の搬送途中で切断す
る構造のために、搬送装置が複雑になるとともにパレッ
ト表面に沿ってきれいに切断することが困難であった。
この考案は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは小さな力でスプルを確実に切断・除去す
るとともに、上下半製品溶着面の溶融と同時に切断・除
去することにより搬送装置の簡略化と成形サイクルの短
縮を図ったパレット溶着装置におけるスプル切断装置を
提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案に係るスプル切断
装置は次のような構成とした。
即ち、上部半製品の溶着面を鉛直方向に向け、立てた状
態で保持する上部半製品支持部と、下部半製品の溶着面
を鉛直方向に向け、立てた状態で保持する下部半製品支
持部とが対向して離接可能に配置されており、前記各支
持部の圧着側の端面にそれぞれ形成され上部半製品及び
下部半製品に一体化されているスプルが挿入される貫通
孔と、前記上部半製品支持部の貫通孔の正面側と、下部
半製品支持部の貫通孔の正面側にそれぞれ配置され、前
記貫通孔を横断して任意の一方向に往復動可能なカッタ
ーと、上部半製品支持部の貫通孔の背面側と下部半製品
支持部の貫通孔の背面側にそれぞれ配置され、前記カッ
ターを往復動させながら前記貫通孔を通過させる駆動機
構とを具備したことを特徴とするものである。
(作用) まず、カッターは、駆動機構による往復動によりスプル
をたたくようにして徐々に貫通孔方向に前進していき、
やがて貫通孔位置を通過する。これを詳細に説明する
と、カッターはその先端がスプルに若干量食い込む程度
の往復動距離で往復動し、トントンとたたきながら次第
にスプルへの食い込み量を増大していく。それによっ
て、スプルば徐々に切断されていき、やがてカッターが
貫通孔を通過すると、スプルは完全に切断される。
従って、スプルを一度に押し切るような従来の切断方法
に比べて、切断に要する力は大幅に軽減される。よっ
て、駆動機構としても、比較的小容量で小型のもので事
足りることになる。
また、スプルの切断面をみても、一度で強引に切断する
場合に比べて滑らかなものとなる。
(実施例) 以下第1図〜第16図を参照してこの考案の一実施例を説
明する。第1図は本実施例によるパレット溶着装置の全
体構成を示す斜視図である。
まず、この概略を説明すると、圧着機構1があり、この
圧着機構1は、上部半製品支持部3とこの上部半製品支
持部3に相対して設置された下部半製品支持部5とから
構成されている。これら上部半製品支持部3及び下部半
製品支持部5は、図中矢印aで示す方向に、相互に離接
可能になっている。
上部半製品支持部3及び下部半製品支持部5との間に
は、搬送機構7が出没可能に設置されている(図中矢印
bで示す方向)。この搬送機構7は、上部半製品搬送部
9と、下部半製品搬送部11とから構成されている。
上部半製品搬送部9及び下部半製品搬送部11との間に
は、加熱機構13が配置されており、この加熱機構13も上
記搬送機構7と同方向に移動可能であって、上部半製品
支持部3及び下部半製品支持部5との間に出没可能な構
成となっている。
上記搬送機構7の外側近傍には搬入機構15が設置されて
いる。この搬入機構15は、上部半製品搬入部17と、下部
半製品搬入部19(第2図に示す)とから構成されてい
る。
また、圧着機構1を挟んで、搬送機構11の反対側には、
搬出機構21(第14図ないし第16図に示す)が設置されて
いる。
そして、射出成形により所定の形状に成形された上部半
製品23及び下部半製品25(第7図に二点鎖線で示す)
は、その圧着面を鉛直方向に指向させた状態で相対して
待機している。(従来は横になっていたのに対し本実施
例では立てた状態で待機している)。
これら上部半製品23及び下部半製品25は、搬入機構15に
より搬送機構7の位置まで搬入される。搬入された上部
半製品23及び下部半製品25は、搬送機構7の上部半製品
搬送部9及び下部半製品搬送部11により、圧着機構1の
上部半製品支持部3及び下部半製品支持部5との間に搬
送される。
搬送された上部半製品23及び下部半製品25は、圧着機構
1の上部半製品支持部3及び下部半製品支持部5によっ
てそれぞれ支持される。上部半製品23及び下部半製品25
の搬送・支持と相前後してまたは同期して、加熱機構13
が圧着機構1の上部半製品支持部3及び下部半製品支持
部5との間に挿入される。
次に、圧着機構1の上部半製品支持部3及び下部半製品
支持部5によって、上部半製品23及び下部半製品25を、
加熱機構13に押し付けて加熱する。これによって、上部
半製品23及び下部半製品25の相対する面が溶融する。
次に、加熱機構13が元の位置に復帰する。そして、上部
半製品支持部3及び下部半製品支持部5によって、上部
半製品23及び下部半製品25を圧着し、それによって完成
した一体のパレットを製造する。
次に、製造されたパレットが上部半製品支持部3側に支
持された状態で、上部半製品支持部3と下部半製品支持
部5とが離れる。そして、搬出機構21によりパレットを
搬出する。
この発明によるパレットの溶着方法及び溶着装置は半製
品の大きさ、形状が変更されても十分対応できるように
汎用性を備えているところに特徴の1つがある。
次に、各機構の構成について詳細に説明していく。尚、
上部半製品23を取り扱う側の構成と、下部半製品25を取
り扱う側の構成とは、基本的に対称となっているので上
部半製品23側の構成を説明し、下部半製品25側の同一構
成についてはその説明を省略する。
搬入機構15の上部半製品搬入部17の構成であるが、第2
図及び第3図に示すように、まず、駆動モータ27が設置
されている。この駆動モータ27の下方には、1対のガイ
ドバー29、29が延長配置されており、このガイドバー29
には、移動体31が取付けられている。
前記駆動モータ27の回転軸に固着されたスプロケット33
と、ブラケット35に固着されたスプロケット37との間に
は、チェーン39が巻回されている。また、上記スプロケ
ット37と同軸に固着された別のスプロケット41とさらに
別のスプロケット43、45との間には、別のチェーン47が
巻回されている。上記移動体31はこのチェーン47に固定
されている。したがって、駆動モータ27の駆動によっ
て、移動体31は、ガイドバー29に沿って進退移動する
(第3図中矢印cで示す方向)。
上記移動体31には、シリンダ49が取付けられており、こ
のシリンダ49には作用部51を介して別のシリンダ53が取
付けられている。このシリンダ53には半製品把持部55が
取付けられており、この半製品把持部55は一対の挟持片
57、59を備えている。
挟持片57はシリンダ53のロッド61に固定されている。し
たがって、シリンダ53を駆動してロッド61を出没させる
ことにより、一対の挟持片57、59との間に上記半製品23
を選択的に挟持することができる。前記挟持片57、59に
より半製品の高さ(厚さ)が変更されても対応できるよ
うに構成されている。
また、シリンダ53はシリンダ49により、第4図中矢印d
で示す方向に回動可能となっている。これは、搬送機構
7による半製品の搬送動作の支障にならないようにする
ためである。
上部半製品搬送部17が前進し、上部半製品23を一対の挟
持片57、59との間に挟持して後退すると、上部半製品23
は、コロコンベア63上を移動しながら、溝部材65上まで
搬入される。
尚、下部半製品搬入部19についても同様の構成となって
おり、図中同一符号を付して示す。
次に、搬送機構7の上部半製品搬送部9の構成について
説明する。第2図及び第3図に示すように、まず保持枠
67があり、この保持枠67には、上部半製品保持機構69が
取付けられている。
即ち、駆動モータ71があり、この駆動モータ71の回転軸
には歯車73が固着されている。この歯車73には、別の歯
車75、77が噛合している。上記歯車75、77には、シャフ
ト79、81がそれぞれ固着されている。
上記シャフト79には、上部保持片83が取り付けられてお
り、また、シャフト81には下部保持片85が取り付けられ
ている。即ち、駆動モータ71を適宜の方向に回転させる
ことにより、一対の保持片83、85を第3図中矢印eで示
す方向に離接させ、それによって一対の保持片83、85間
に、上部半製品23を保持する。
このように、一対の保持片83、85を中心方向に接近させ
て上部半製品23を押圧保持するので、パレットの大きさ
が変更された場合にも、更に保持枠67の中央部で保持す
ることができる。
尚、上部保持片83、下部保持片85は、それぞれガイド機
構87、89によりガイドされながら移動する。
下部半製品搬送部11についても同様の構成となってお
り、また、第2図に示すように、上部半製品搬送部9及
び下部半製品搬送部11は、上方に設けられた一対の走行
台車91、91を介して一体化されている。この走行台車91
は一対の走行レール93、93上を車輪95、95を介して移動
して、上部半製品搬送部9、下部半製品搬送部11を移動
させる。
走行台車91を移動させるのが、第1図に示す駆動モータ
97である。駆動モータ97の回転軸にはスプロケット99が
固着されており、このスプロケット99とその上方に設置
された別のスプロケット101との間にはチェーン103が巻
回されている。上記スプロケット101にはクラッチ105を
介してスプロケット107が同軸に固定されている。この
スプロケット107と、圧着機構1を挟んで反対側に配置
された別のスプロケット109との間にはチェーン111が巻
回されている。走行台車91はこのチェーン111に固定さ
れている。したがって、駆動モータ97を適宜の方向に回
転させることにより、走行台車91は移動し、それによっ
て、上部半製品搬送部9及び下部半製品搬送部11を移動
させる。
次に、加熱機構13の構成について説明する。
加熱機構13は第2図に示すように、加熱板113を垂下さ
せたものである。加熱板113はその上端を一対の走行台
車115、115に支持されている。走行台車115は、前記一
対の走行レール93、93間に敷設された一対の走行レール
117、117上を車輪119、119を介して走行する。
走行台車115の下端には連結部材121が取付けられてお
り、この連結部材121に上記加熱板113が連結されてい
る。また、加熱板113の上端は両側に配置された一対の
スプリング123、123により弾性保持されており、半製品
押圧時に揺れ動くように構成されている。
走行台車115を移動させるのは、第1図に示す低速駆動
モータ125または高速駆動モータ127である。低速駆動モ
ータ125の回転軸にはスプロケット129が固着されてお
り、このスプロケット129と、その上方に配置された別
のスプロケット131との間には、チェーン133が巻回され
ている。
また、高速駆動モータ127の回転軸にはスプロケット135
が固着されており、このスプロケット135とその上方に
配置された別のスプロケット137との間には、チェーン1
39が巻回されている。
上記スプロケット131と、スプロケット137との間には、
一対のクランク141、143と、スプロケット145が同軸に
固着されている。一方、圧着機構1を挟んで反対側には
別のスプロケット147が配置されており、このスプロケ
ット147と上記スプロケット145との間には、チェーン14
9が巻回されている。
既に説明した一対の走行台車115は、上記チェーン149に
固着されている。したがって、低速駆動モータ125また
は高速駆動モータ127を適宜の方向に回転させることに
より、一対の走行台車115が走行レール117、117上を走
行し、それによって加熱板113を移動させる。
次に、加熱板113について詳細に説明する。第5図に示
すように、外枠151があり、この外枠151内には、3枚の
加熱板要素153、155、157が設置されている。
加熱板要素153は外枠151の中央に固定されており、ま
た、加熱板要素155、157はその両側位置にて、水平方向
(図中矢印fで示す方向)に移動可能に設置されてい
る。これによって半製品の大きさが変更されても対応で
きるように汎用性を持たせることができる。
即ち、加熱板要素155の上端、下端の外枠151には、溝15
9、159が形成されており、これら溝159内に加熱板要素1
55の上端及び下端が嵌合している。したがって、加熱板
要素155を適宜の方向に移動させるべく力を作用させる
ことにより、その上端、下端が溝159に沿って摺動す
る。加熱板要素157についても同様である。
加熱板要素153は第6図に示すように、加熱基板161と、
その表面に設けられたテフロンシート163から構成され
ている。テフロンシート163の固定構造であるが、まず
加熱基板161の外周部には全周にわたって嵌合凹部165が
連続形成されていて、この嵌合凹部165内にテフロンシ
ート163の外周部がはめ込まれている。そして、その上
からフラットバー167が嵌合しており、そこに皿ねじ169
がねじ込まれている。これによって、テフロンシート16
3は加熱基板161の全前に張り付け固定されている。
また、加熱基板161の外周には内枠171が配置されてい
て、上記加熱基板161は断熱材173を介して、内枠171に
取付けられており、ボルト175により固定されている。
また、加熱板要素153、157についても同様の構成になっ
ている。
このように、加熱板要素155、157が摺動可能であるか
ら、半製品の大きさに対応することができるとともに、
テフロンシートを張り付けコーティングしたものではな
いので構造が簡単で、テフロンシートの取り換えが簡単
である。
次に圧着機構1について、上部半製品支持部3を例にと
って説明する。まず、走行基台177が設置されており、
この走行基台177は第1図に示すように、一対の走行レ
ール179、179上をリニアガイド180により移動可能に設
置されている。
上記走行基台177の四隅には、それぞれ一対のボールナ
ット181、181が固着されており、これら四隅に配置され
た一対のボールナット181、181は、それぞれボールねじ
183、185、187、189に螺合している。つまり、4本のボ
ールねじ183ないし189が適宜の方向に回転することによ
り、走行基台177が走行レール179、179上を移動する。
上記4本のボールねじ183ないし189を回転させる構成は
次のようになっている。第1図に示すように、高速駆動
モータ191、低速駆動モータ193が設置されている。上記
高速駆動モータ191の回転軸にはスプロケット195が固着
されており、このスプロケット195とパウダークラッチ1
97のスプロケット199との間にはチェーン201が巻回され
ている。同様に低速駆動モータ193の回転軸に固着され
たスプロケット203とパウダークラッチ205のスプロケッ
ト207との間にはチェーン209が巻回されている。
一方、シャフト211が設置されていて、このシャフト211
には、スプロケット213、215、217、219が固着されてい
る。上記スプロケット213とパウダークラッチ197のスプ
ロケット221との間にはチェーン223が巻回されている。
同様に、スプロケット215とパスダークラッチ205のスプ
ロケット225との間にはチェーン227が巻回されている。
また、スプロケット219と前記ボールねじ183に固着され
たスプロケット229との間にはチェーン231が巻回されて
いる。したがって、高速駆動モータ191または低速駆動
モータ193の適宜の方向への回転によりボールねじ183が
回転する。
ボールねじ183に固着されたスプロケット233と、ボール
ねじ185に固着されたスプロケット235との間にはチェー
ン237が巻回されている。したがって、ボールねじ185も
回転する。
走行レール179、179との間にはシャフト239が設置され
ており、このシャフト239には、スプロケット241、243
が固着されていて、スプロケット243とスプロケット217
との間にはチェーン245が巻回されている。
走行レール179を挟んで反対側には、シャフト247が設置
されており、このシャフト247には、スプロケット249、
251、253が固着されている。スプロケット251とスプロ
ケット241との間にはチェーン255が巻回されている。
また、上記スプロケット253とボールねじ187に固着され
た図示しないスプロケットとの間には、図示しないチェ
ーンが巻回されている。したがって、ボールねじ187も
同様に回転する。
このボールねじ187にはスプロケット257が固着されてい
て、このスプロケット257とボールねじ189に固着された
スプロケット259との間にもチェーン261が巻回されてい
る。従って、ボールねじ189も同様に回転する。
即ち、高速駆動モータ191または低速駆動モータ193の回
転により、4本のボールねじ183ないし189が同時に回転
する。これによって走行基台177が矢印の方向に、高速
でまたは低速で進退移動する。
走行基台177の上部半製品231の接近時または、加熱機構
13への接近時には高速駆動モータ191が作動して、所定
距離接近し、接近後は低速駆動モータ193に切り換えら
れ、十分な押圧力が得られるように構成されている。
また、シャフト247の上方には、シャフト263が設置され
ており、このシャフト263にはスプロケット265、着脱自
在なギヤ267が固着されている。スプロケット265とスプ
ロケット249との間にはチェーン263が巻回されている。
シャフト263の上方にはシャフト271が設置されている。
このシャフト271にはギヤ273が固着されており、このギ
ヤ273は上記ギヤ267に噛合している。つまり、ここで回
転方向が逆転されて伝達されるものであり、この逆転さ
れた回転が、反対側に位置する下部半製品支持部5側に
伝達される。
前記ギヤ267とシャフト263との締め付けを緩めれば、ギ
ヤ267と噛合しているギヤ273の回転がフリーとなるの
で、ギヤ273を適宜の方向に回転させることによって、
上部半製品支持部3と下部半製品支持部5との間隔を調
整することができる。これによって、半製品の大きさや
形状が変更されても十分対応することができ、汎用性を
備えることができる。
第7図に示すように、シャフト271は圧着機構1の中央
まで延長されていて、そこでカップリング275を介して
シャフト277に連結されている。
上記シャフト277には第8図に示すように、スプロケッ
ト279、281が固着されている。上記スプロケット279を
介して、下部半製品支持部5側の走行基台177を駆動さ
せる2本のボールねじ187、189に回転が伝達される。ま
た、上記スプロケット281とシャフト283に固着されたス
プロケット285との間にはチェーン287が巻回されてい
る。また、別のスプロケット289とシャフト291のスプロ
ケット293との間にはチェーン295が巻回されている。こ
れによってシャフト291に回転が伝達される。
また、第7図に示すように、上記シャフト291のスプロ
ケット294とボールねじ183のスプロケット297との間に
はチェーン299が巻回されており、これによってボール
ねじ183が回転する。ボールねじ183の回転は、スプロケ
ット301、チェーン303、スプロケット305を介してボー
ルねじ185にも伝達される。これで、下部半製品支持部
5側の走行基台177を移動させる4本のボールねじ183な
いし189が逆方向に回転する。
即ち、前記高速駆動モータ191または低速駆動モータ193
を適宜の方向に回転させることにより、上部半製品支持
部3側の走行基台177と、下部半製品支持部5側の走行
基台177とが、反対方向に移動して、相互に離接するよ
うに構成されている。
走行基台177の前面には第9図に示すように、中央部に
直交する4箇所にわたって位置決め片307が設置されて
いる。これら位置決め片307は、上部半製品支持部3の
前面の中心からほぼ等距離にあり、上部半製品23の透孔
に挿入して、上部半製品23を中央部の所定位置に固定す
る。
また、位置決め片307は、上部半製品支持部3の前面か
ら離間する方向に向かって、その横断面積を徐々に縮小
させるようにテーパ状に形成されている。
上部半製品23は、第10図及び第11図に示す複数本(本実
施例では6本)のクランプ309により上部半製品支持部
3の前面に固定される。クランプ309はその先端に係止
部310を備えたものであり、所定量回転することによ
り、その係止部310が上部半製品23に係合する。
以下、上記クランプ309及びそれを駆動する構成につい
て説明する。
6本のクランプ309は、第10図に示すように、上部半製
品支持部3内に移動可能に配置された基台308に取付け
られている。この基台308は上部半製品支持部3に取り
付けられたシリンダ310に連結されている。また、基台3
08の下端には片側2個ずつの摺動リング312が固着され
ていて、これら摺動リング312は一対のシャフト314、31
4に挿通されている。
そして、基台308はシリンダ310の駆動により、摺動リン
グ312をシャフト314に沿って摺動させながら、上部半製
品支持部3の移動方向と同一の方向に移動する。この基
台308の移動により、6本のクランプ309が上部半製品支
持部3の前面より所定量出没する。
6本のクランプ309は第11図に示すような位置にそれぞ
れ取付けられている。第11図中左側に示す3本のクラン
プ309が1つのグループであり、右側に示す3本のクラ
ンプ309が別の1つのグループとなっている。そして、
各グループ毎に駆動機構を備えている。
まず、左側に示すグループであるが、シリンダ311が設
置されており、このシリンダ311のロッド313にはスプロ
ケット315が固着されている。このスプロケット315と別
のスプロケット317、319との間にはチェーン321が巻回
されている。上記スプロケット319に1本のクランプ309
が着脱自在に取付けられている。また、スプロケット31
5、317にもクランプの取付けが可能である。
上記スプロケット315には、スプロケット321が同軸に固
着されている。このスプロケット321と、別のスプロケ
ット323、325との間には、チェーン327が巻回されてい
る。上記スプロケット325にはスプロケット329が固着さ
れており、このスプロケット329と別のスプロケット331
との間にはチェーン333が巻回されている。これらスプ
ロケット329、331にもクランプの取付けが可能である。
上記スプロケット323にはギヤ335が固着されており、こ
のギヤ335には別のギヤ337が噛合している。上記スプロ
ケット323にもクランプの取付けが可能である。
上記ギヤ337にはスプロケット339が固着されており、こ
のスプロケット339と、別のスプロケット341、343、345
との間には、チェーン347が巻回されている。
上記スプロケット345にはスプロケット349が固着されて
おり、このスプロケット349に1本のクランプ309が取付
けられている。上記スプロケット341にはスプロケット3
51が固着されており、このスプロケット351と別のスプ
ロケット353、357との間にはチェーン355が巻回されて
いる。上記スプロケット355に1本のクランプ309が取付
けられている。また、スプロケット351、353にもクラン
プを取付けることができる。
また、スプロケット343にはスプロケット357が固着され
ており、このスプロケット357と別のスプロケット359と
の間には、チェーン361が巻回されている。これらスプ
ロケット357、359にもクランプの取付けが可能である。
このように、クランプの数及び取り付け位置を適宜変更
できるので、半製品の大きさ、形状が変更された場合
に、汎用性を持たせることができる。
上記構成によると、シリンダ311を駆動することによ
り、ロッド313を介してスプロケット315を適宜の方向に
所定量回動させることができる。このスプロケット315
の回動は、全てのスプロケットに伝達されるので、3本
のクランプ309が同時に所定量回転する。これによっ
て、各クランプ309の係止部310が上部半製品23に係合す
る。
また、右半分に配置された3本のクランプ309について
も、シリンダ361の駆動により、図に示す機構を介し
て、同時に所定量回転する構成となっており、また、図
に示す各スプロケットの何れの場所にもクランプを取付
けることができる。
上部半製品支持部3の前面には、保持した上部半製品
(本実施例の場合には、上部半製品支持部3側に圧着後
のパレットを残留させる構成になっているので、実際に
はパレットを押出すことになる)23を押出す押出機構36
2が一対設けられている。
上記押出機構362は第12図に示すように、シリンダ363
と、このシリンダ363のロッド365の先端に固着された板
体367とから構成されており、シリンダ363を適宜駆動し
て、ロッド365を押し出すことにより、板体367を押出
し、それによって保持しているパレットを押し出す。
押出機構362は上部半製品23と下部半製品25とを溶着し
て一体に完成したパレットを保持した下部半製品支持部
5から搬出機構21により搬出する際に上部半製品支持部
3から突き出して保持を解除するものである 尚、ロッド365の上下両側には一対のガイド機構369、36
9が配置されている。
さらに、上部半製品支持部3の前面中央には、カッター
機構371が設置されている。上部半製品23、下部半製品2
5を射出成形により成形するとスプルが突設されるが、
本実施例における上部半製品23、下部半製品25は、その
中央にそのスプル24、26(第7図中二点鎖線で示す)が
ある。
そこで、このスプル24、26を上記カッター機構371によ
り切断する。まず、上部半製品支持部3の前面中央に
は、貫通孔373が形成されており、上部半製品23を位置
決め片307及び各クランプ309により上部半製品支持部3
に固定したときに、そのスプル24がこの貫通孔373内に
挿入されるように構成されている。
貫通孔373の背面側には、第13図に示すように、カッタ
ー375がその上方に設置されたシリンダ377のロッド379
に連結され鉛直方向に往復動可能に配置されている。シ
リンダ377を駆動してロッド379を降下させることによ
り、カッター375を降下させて、それによって上部半製
品23のスプル24を切断・除去する。また、カッター375
の両側には、一対のガイド機構381、381が配置されてい
る。
尚、シリンダ377の駆動であるが、これはロッド379を一
度に降下させるものではなく、ロッド379を断続的にた
たくように上下動させながら徐々に降下させることが好
ましい。即ち、ロッド379の往復動距離は徐々に拡大さ
れていき、それに伴って、カッター375の往復動距離も
徐々に拡大されていく。従って、カッター375の先端が
スプルに徐々に食い込んでいき、カッター375の往復動
距離が貫通孔373を通過するまで大きくなった時点で完
全に切断・除去される。
尚、下部半製品支持部5側にも、同様のカッター機構37
1が設けられていて、下部半製品25のスプル26を切断・
除去する。
また、カッター機構371はスプルの数に応じて適宜設け
ることができる。
次に、搬出機構21の構成について第14図及び第16図を参
照して説明する。
まず、移動台車383があり、この移動台車383は車輪385
を介して既に説明した一対の走行レール93、93上を走行
する。移動台車383を移動させる駆動機構であるが、図
示しない駆動モータがあり、この駆動モータの回転軸に
固着されたスプロケットと別のスプロケットの間にはチ
ェーンが巻回されている。上記スプロケットにはクラッ
チを介して別のスプロケット387(第1図に示す)が同
軸に固着されており、このスプロケット387と圧着機構
1を挟んで反対側に配置された図示しないスプロケット
との間にチェーンが巻回されている。移動台車383はこ
のチェーンに固定されており、よって駆動モータを適宜
の方向に回転させることにより、走行レール93、93上を
移動する。
上記移動台車383の下部半製品支持部5側には、パレッ
ト把持部389が取付けられている。このパレット把持部3
89は、移動台車383に対して、鉛直方向に昇降可能に取
付けられている。
即ち、移動台車383、には駆動モータ391が設置されてお
り、この駆動モータ391の回転軸に固着されたスプロケ
ット393と別のスプロケット395との間には、チェーン39
7が巻回されている。上記スプロケット395の両側には、
別のスプロケット399、401が固着されている。上記スプ
ロケット399、401の鉛直下方には、別のスプロケット40
3、405が設置されていて、スプロケット399と403の間、
及びスプロケット401と405の間にはチェーン407、409が
それぞれ巻回されている。
上記パレット把持部389は、これらチェーン407、409に
固定されており、移動台車383に鉛直方向に敷設された
一対のレール384、384上を車輪386を介して昇降走行す
る。従って、駆動モータ391の適宜の方向への回転によ
り、パレット把持部389が上昇または下降するものであ
る。
尚、移動台車383にはパレット把持部389の取付側と反対
側にバランス用重り388が配置されている。
次に、パレット把持部389の構成について詳細に説明す
る。一対のパレット保持アーム411、411があり、この一
対のパレット保持アーム411、411は、走行レール93の長
手方向に平行な方向に離接可能な構成となっている。
即ち、駆動モータ413があり、この駆動モータ413の回転
軸もはギヤ415が固着されている。このギヤ415には別の
ギヤ417、419が噛合しており、これらギヤ417、419には
ボールねじ421、423がそれぞれ固着されている。一方、
上記一対のパレット保持アーム411、411の基端部には、
ボールナット425、427が設けられていて、これらボール
ナット425、427は上記ボールねじ421、423に螺合してい
る。従って、駆動モータ413が適宜の方向に回転するこ
とにより、一対のパレット保持アーム411、411が相互に
離接して、パレットを挟持する。
このようにパレット保持アーム411、411は相互に離接し
てパレットを挾持するので、パレットの大きさが変更さ
れても挾持することが可能である。
尚、上記ボールねじ421、423の側部には、ガイド機構42
9、429が設けられている。
以上の構成を基にその作用を説明する。
まず、射出成形機により、上部半製品23と、下部半製品
25とを所定の形状に同時に成形し、あるいは各別に成形
して所定の場所に待機させておく。
搬入機構15の上部半製品搬入部17及び下部半製品搬入部
19により、上記待機している上部半製品23及び下部半製
品25を、搬送機構7の位置まで搬入する。
次に、搬入機構7の上部半製品搬送部9の上部半製品保
持機構69により上部半製品23を保持するとともに、下部
半製品搬送部11の下部半製品保持機構69により下部半製
品25を保持する。
次に、上部半製品搬送部9、下部半製品搬送部11を走行
レール93、93に沿って移動させて、圧着機構1の上部半
製品支持部3及び下部半製品支持部5との間まで搬送す
る。
尚、上部半製品搬送部9及び下部半製品搬送部11の動作
と相前後してまたは同時に、加熱機構13も走行レール11
7、117に沿って移動し、圧着機構1の上部半製品支持部
3及び下部半製品支持部5との間に位置する。
次に、圧着機構1の上部半製品支持部3と、下部半製品
支持部5とを相互に接近する方向に移動させて、それぞ
れの半製品に当接する。次いで、基台308を前進移動さ
せて、上部半製品支持部3側の位置決め片307を上部半
製品23の透孔に挿入させることにより、上部半製品23が
上部半製品支持部3の前面の中央部に位置決めされる。
同様に下部半製品25が下部半製品支持部5の前面の中央
部に位置決めされる。
次いで、前記位置決め片307と同時に嵌合した上部半製
品支持部3のクランプ309が回転し、その後、基台308が
後退移動することにより、上部半製品23は上部半製品支
持部3の前面に固定される。下部半製品25についても同
様に下部半製品支持部5の前面に固定される。尚、該動
作において、上部半製品搬送部9と下部半製品搬送部11
による上部半製品23と下部半製品25の保持は位置決め終
了と同時に解除される。
次に、上部半製品搬送部9と下部半製品搬送部11とが元
の位置に復帰して、次の各半製品23、25の搬送に備え
る。
次に、カッター375により、上部半製品23、下部半製品2
5に付着しているスプル24、26を切断・除去する。即
ち、上部半製品23のスプル24は貫通孔373内に挿入され
ている。シリンダ377が作動してカッター375をその往復
動距離を徐々に拡大させながら複数回往復動させる。カ
ッター375の先端はスプル24に徐々に食い込んでいき、
その往復動距離が貫通孔373を通過する程度まで拡大さ
れたれ時点でスプル24を完全に切断する。
また、上記カッター375は、その両側に配置されている
ガイド機構381により的確にガイドされており、スプル2
4に対する衝突等によりその往復動方向が変化してしま
うことはない。
尚、下部半製品25についても同様であり、そのスプル26
はカッター機構371により、切断・除去される。
このように、溶着面の溶融と同時にスプルを切断するの
で、それだけ成形サイクルの短縮を図ることができる。
次に、上部半製品支持部3と下部半製品支持部5が所定
量接近して、上部半製品23と下部半製品25の端面を加熱
機構13に当接させる。このとき、上部半製品支持部3と
下部半製品支持部5は高速駆動モータ191の駆動により
一定量急接近した後、低速駆動モータ193にパウダーク
ラッチ197に切り換えられ、半製品23と25は徐々に加熱
機構13に押圧される。この状態で加熱機構13により加熱
して、上部半製品23と下部半製品25の突き合せ面を溶融
させる。
前記上部半製品23と下部半製品25の加熱機構13による溶
融中にカッター375を作動させて突設しているスプルを
切断・除去する。
上部半製品23と下部半製品25の突き合せ面が所定量溶融
した後、上部半製品支持部3と下部半製品支持部5とを
高速駆動モータ191の作動により後退移動させる。
同時に、加熱機構13を元の位置に復帰させて、再度上部
半製品支持部3と下部半製品支持部5とを接近させ、溶
融面を押圧することによって突き合せ溶着し、一体の完
成したパレットを製造する。
その後、上部半製品支持部3のクランプ309による上部
半製品23の保持を解除すると同時に、下部半製品支持部
5を後退移動させる。これによって、溶着により成形さ
れたパレットが下部半製品支持部5側に残存する。
次に、搬出機構21によるパレット搬出工程に入る。搬出
機構21の移動台車383が走行レール93、93上を走行して
パレットの上方に位置する。そこで、パレット把持部38
9を降下させるとともに、一対のパレット保持アーム41
1、411を接近させて、パレットを保持する。次いで、下
部半製品支持部5側のクランプ309による下部半製品25
の保持を解除し、半製品押出機構362の板体367を突き出
すことによりパレットを押し出す。これによってパレッ
トはパレット保持アーム411、411に保持された状態とな
るので、パレット把持部389を上昇させた後、移動台車3
83を元の位置まで走行させればよい。
以下同様のサイクルを繰り返して、パレットを順次製造
していく。
以上、本実施例によると以下のような効果を奏すること
ができる。
以上、本実施例によると以下のような効果を奏すること
ができる。
まず、上部半製品23、下部半製品25のスプル24、26はカ
ッター機構371により確実に切断・除去される。特に、
スプル24、26を一度に切断・するのではなく、徐々に切
断する構成であるので、切断に要する力も小さくてすむ
とともに、切断面も滑らかである。
また、カッター機構371にはカッター375の往復動を的確
にガイドするガイド機構381が設置されているので、カ
ッター375の往復動方向が変化してしまうことはなく確
実な切断動作を行うことができる。
さらに、ガイド機構381によりカッター375を常に正しい
方向に往復動させることができるので、カッター375の
方向が変化してカッター375に不要な負荷を作用するこ
とを防止できるとともに、切断面を滑らかなものとする
上でも効果的である。
上部半製品23、下部半製品25を終始立てた状態で取り扱
う構成になっているので、動作に要するスペースが少な
くてすみ、装置の小型化が可能となる。従って、空間の
有効利用を図ることができる。
上部半製品支持部3、下部半製品支持部5及び搬送機構
7は上部半製品23、下部半製品25を、常に、中心位置に
位置決めする構成となっているので、成形時または成形
後の変形により、上部半製品23と下部半製品25との間に
寸法差がある場合でも、この寸法差を両側に均等に分散
させることができる。従って、何か一端を基準にして位
置決めするような場合に比べて、両者の位置ずれを少な
くすることができる。また、上部半製品23、下部半製品
25を中心位置に位置決めすることによって、寸法の異な
るパレットの製造にも容易に対応することができる。
上部半製品23と下部半製品25はそれぞれ支持部3、支持
部5内に移動可能に配置した基台308に突設した4つの
位置決め片307により常に中心位置に位置決められると
ともに、クランプ309により保持・固定するので、操作
が簡単で確実である。
上部半製品支持部3と下部半製品支持部5とは常に相対
して離接し、下部半製品支持部5は回転を逆転して伝達
するシャフト271、275により駆動されるので上部半製品
支持部3と下部半製品支持部5とは常に同時に、しかも
等距離だけ離接させることができる。
加熱機構13には1枚のテフロンシート163が全面に張り
付けられているので、上部半製品23、下部半製品25が溶
融時に加熱機構21に密着して剥がれないということはな
い。また、テフロンシート163の固定構造についても、
簡単な構造で強固な固定状態を得ることができるととも
に、破損時の取り換えが容易である。
加熱機構13の加熱板要素155、157は移動可能となってい
て、加熱領域を加減することができるので、上部半製品
23、下部半製品25の大きさが変わっても、確実に対応す
ることができる。
圧着機構1の上部半製品支持部3と、下部半製品支持部
5はとは、高速または低速で移動できるので、作業を円
滑に進めることができるとともに、衝突等により損傷す
ることもない。
また、上記各機構はパレットの大きさ、形状が変更され
ても十分対応できるように構成されているから、汎用性
があり、製品のコストダウン、生産効率のアップを図る
ことができる。
尚、この考案は前記実施例に限定されるものではない。
例えば、カッター機構の位置は必ずしも中心位置である
必要はなく、上部半製品、下部半製品のスプルに位置に
対応させて設定すればよい。
また、カッター機構の数についても任意であり、上部半
製品、下部半製品に複数のスプルが付着している場合に
はそれに応じて数を設定すればよい。
さらに、カッターを駆動させる駆動機構についても、他
の公知の駆動機構とすることができる。
上記各機構は、パレットの大きさ、形状が変更されても
十分対応できるように構成されているから、汎用性があ
り、製品のコストダウン、生産効率のアップを図ること
ができる。
(考案の効果) 以上この考案によるパレット溶着装置におけるスプル切
断装置によると、上部半製品及び下部半製品に付着して
いるスプルを、小さな力で確実に切断・除去することが
できる。
また、スプルの切断は上部半製品及び下部半製品の突き
合わせ面の溶融時に行うので、搬送途中で切断する場合
に比して、生産性の向上及び搬送装置の簡略化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第16図はこの考案の一実施例を示し、第1
図は装置の全体構成を示す説明用斜視図、第2図は搬入
機構及び搬送機構の断面正面図、第3図は搬入機構及び
搬送機構の一部を切り欠いた側面図、第4図は搬入機構
の一部の動作を示す説明用平面図、第5図は加熱機構の
側面図、第6図は第5図のVI-VI断面図、第7図は圧着
機構の説明用一部省略正面図、第8図は圧着機構の駆動
部の構成を示す平面図、第9図は上部半製品支持部の一
部省略側面図、第10図は上部半製品支持部の一部省略正
面図、第11図はクランプ及びその駆動部の構成を示す
図、第12図(a)は押出機構の側面図、第12図(b)は
第12図(a)のb−b線断面図、第13図はカッター機構
の背面図、第14図は搬出機構の正面図、第15図は搬出機
構の側面図、第16図は搬出機構の平面図、第17図はスプ
ルが付着した溶着前のパレットの正面図である。 1は圧着機構、3は上部半製品支持部、5は下部半製品
支持部、7は搬送機構、9は上部半製品搬送部、11は下
部半製品搬送部、13は加熱機構、15は搬入機構、17は上
部半製品搬入部、19は下部半製品搬入部、21は搬出機
構、27は駆動モータ、29はガイドバー、31は移動体、3
3、37はスプロケット、35はブラケット、39はチェー
ン、41、43、45はスプロケット、47はチェーン、49はシ
リンダ、51は作用部、55は半製品把持部、67は保持枠、
69は上部半製品保持機構、71は駆動モータ、83は上部保
持片、85は下部保持片、91は走行台車、93は走行レー
ル、95は車輪、97は駆動モータ、99、101はスプロケッ
ト、103はチェーン、105はクラッチ、107、109はスプロ
ケット、111はチェーン、115は走行台車、117は走行レ
ール、119は車輪、121は連結部材、125は低速駆動モー
タ、127は高速駆動モータ、151は外枠、153、155、157
は加熱板要素、159は溝、161は加熱基板、163はテフロ
ンシート、165は嵌合部、167はフラットバー、171は内
枠、173は断熱材、177は走行基台、179は走行レール、1
81はボールナット、183、185、187、189はボールねじ、
191は高速駆動モータ、193は低速駆動モータ、197、205
はパウダークラッチ、211、239、247はシャフト、267、
273はギヤ、271、277はシャフト、307は位置決め片、30
8は基台、309はクランプ、310はシリンダ、362は押出機
構、371はカッター機構、383は移動台車、385は車輪、3
89はパレット把持部、391は駆動モータ、411はパレット
保持アーム、421、423はボールねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部半製品の溶着面を鉛直方向に向け、立
    てた状態で保持する上部半製品支持部と、下部半製品の
    溶着面を鉛直方向に向け、立てた状態で保持する下部半
    製品支持部とが対向して離接可能に配置されており、前
    記各支持部の圧着側の端面にそれぞれ形成され上部半製
    品及び下部半製品に一体化されているスプルが挿入され
    る貫通孔と、前記上部半製品支持部の貫通孔の正面側
    と、下部半製品支持部の貫通孔の正面側にそれぞれ配置
    され、前記貫通孔を横断して任意の一方向に往復動可能
    なカッターと、上部半製品支持部の貫通孔の背面側と下
    部半製品支持部の貫通孔の背面側にそれぞれ配置され、
    前記カッターを往復動させながら前記貫通孔を通過させ
    る駆動機構とを具備したことを特徴とするパレット溶着
    装置におけるスプル切断装置。
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