JPH0712639B2 - 合成樹脂製パレットの溶着方法とその装置 - Google Patents
合成樹脂製パレットの溶着方法とその装置Info
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- JPH0712639B2 JPH0712639B2 JP19575189A JP19575189A JPH0712639B2 JP H0712639 B2 JPH0712639 B2 JP H0712639B2 JP 19575189 A JP19575189 A JP 19575189A JP 19575189 A JP19575189 A JP 19575189A JP H0712639 B2 JPH0712639 B2 JP H0712639B2
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- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/50—General aspects of joining tubular articles; General aspects of joining long products, i.e. bars or profiled elements; General aspects of joining single elements to tubular articles, hollow articles or bars; General aspects of joining several hollow-preforms to form hollow or tubular articles
- B29C66/51—Joining tubular articles, profiled elements or bars; Joining single elements to tubular articles, hollow articles or bars; Joining several hollow-preforms to form hollow or tubular articles
- B29C66/54—Joining several hollow-preforms, e.g. half-shells, to form hollow articles, e.g. for making balls, containers; Joining several hollow-preforms, e.g. half-cylinders, to form tubular articles
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- B29C65/00—Joining or sealing of preformed parts, e.g. welding of plastics materials; Apparatus therefor
- B29C65/02—Joining or sealing of preformed parts, e.g. welding of plastics materials; Apparatus therefor by heating, with or without pressure
- B29C65/18—Joining or sealing of preformed parts, e.g. welding of plastics materials; Apparatus therefor by heating, with or without pressure using heated tools
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- B29C66/80—General aspects of machine operations or constructions and parts thereof
- B29C66/83—General aspects of machine operations or constructions and parts thereof characterised by the movement of the joining or pressing tools
- B29C66/832—Reciprocating joining or pressing tools
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- B29C66/83221—Joining or pressing tools reciprocating along one axis cooperating reciprocating tools, each tool reciprocating along one axis
-
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/712—Containers; Packaging elements or accessories, Packages
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、合成樹脂製パレットを上下に分割形成した
上部半製品と下部半製品とを溶着して一体の完成したパ
レットを製造するパレットの溶着方法と、溶着装置に係
り、特に、上部半製品及び下部半製品を立てた状態で溶
着することにより、装置を小型化して空間の有効利用を
図るとともに、取り扱いを容易にした合成樹脂製パレッ
トの溶着方法とその装置に関する。
上部半製品と下部半製品とを溶着して一体の完成したパ
レットを製造するパレットの溶着方法と、溶着装置に係
り、特に、上部半製品及び下部半製品を立てた状態で溶
着することにより、装置を小型化して空間の有効利用を
図るとともに、取り扱いを容易にした合成樹脂製パレッ
トの溶着方法とその装置に関する。
(従来の技術) 従来、合成樹脂製パレットは、射出成形機により一体的
に成形する方法と、予め分割成形した半製品の溶着面を
突き合わせ溶着することによって完成パレットを製造す
る方法がある。
に成形する方法と、予め分割成形した半製品の溶着面を
突き合わせ溶着することによって完成パレットを製造す
る方法がある。
突き合わせ溶着により製造される合成樹脂製のパレット
は、例えば、第17図に示すような構成になっている。パ
レットは501は、ほぼ中央部で水平方向に分割した合成
樹脂製の上部半製品503と、下部半製品505とからなり、
これら上部半製品503及び下部半製品505を溶着により一
体的に構成されている。
は、例えば、第17図に示すような構成になっている。パ
レットは501は、ほぼ中央部で水平方向に分割した合成
樹脂製の上部半製品503と、下部半製品505とからなり、
これら上部半製品503及び下部半製品505を溶着により一
体的に構成されている。
溶着方法としては、対向する一対の押圧板に上部半製品
503及び下部半製品505とを固定し、進退自在に設けた加
熱板にその溶着面を接触させて加熱・溶融させ、次に、
押圧板を開いて加熱板を後退させた後、再度押圧板を接
近させて上部半製品503と下部半製品505を圧着すること
により完成パレットを得るのである。
503及び下部半製品505とを固定し、進退自在に設けた加
熱板にその溶着面を接触させて加熱・溶融させ、次に、
押圧板を開いて加熱板を後退させた後、再度押圧板を接
近させて上部半製品503と下部半製品505を圧着すること
により完成パレットを得るのである。
パレット半製品を押圧板に固定する装置としては、例え
ば、特公昭56-20168号公報に示すように吸着盤によるも
のがある。その概略を第18図に示す。溶着装置509に
は、鉛直方向に離接する一対の押圧板511、511が設置さ
れており、これら一対の押圧板511、511には、吸着盤51
3が所定数ずつ取付けられている。
ば、特公昭56-20168号公報に示すように吸着盤によるも
のがある。その概略を第18図に示す。溶着装置509に
は、鉛直方向に離接する一対の押圧板511、511が設置さ
れており、これら一対の押圧板511、511には、吸着盤51
3が所定数ずつ取付けられている。
一方、溶着装置509には、加熱板515が搬送装置517に固
定された状態で設置されており、搬送装置517を適宜駆
動させることにより、上記加熱板515を上記一対の押圧
板511、511間に出没させる。
定された状態で設置されており、搬送装置517を適宜駆
動させることにより、上記加熱板515を上記一対の押圧
板511、511間に出没させる。
上記構成によると、まず一対の押圧板511、511に、上部
半製品503、下部半製品505を吸着させておき、その間に
加熱板515を挿入する。そして、押圧板511、511に吸着
保持された上部半製品503と下部半製品505の突き合せ面
を加熱板515に接触させて加熱・溶融させる。
半製品503、下部半製品505を吸着させておき、その間に
加熱板515を挿入する。そして、押圧板511、511に吸着
保持された上部半製品503と下部半製品505の突き合せ面
を加熱板515に接触させて加熱・溶融させる。
次に、押圧板511、511を開いて加熱板515を後退させた
後、再度押圧板511、511を接近させることにより、上部
半製品503と下部半製品505を圧着させる。これによっ
て、両者が溶着されたパレット501が製造される。
後、再度押圧板511、511を接近させることにより、上部
半製品503と下部半製品505を圧着させる。これによっ
て、両者が溶着されたパレット501が製造される。
(発明が解決しようとする課題) 溶着装置としては、既に説明したもの以外にも種々のも
のがある。いずれも一対の押圧板(またはそれに相当す
るもの)を、鉛直方向に離接可能に配置したものであ
る。つまり、上部半製品503及び下部半製品505を横置き
として、鉛直方向から溶着させるものである。
のがある。いずれも一対の押圧板(またはそれに相当す
るもの)を、鉛直方向に離接可能に配置したものであ
る。つまり、上部半製品503及び下部半製品505を横置き
として、鉛直方向から溶着させるものである。
このように、横型の場合には、広いスペースを必要と
し、溶着装置も大型化してしまう(特に、水平方向に拡
大される)。これでは空間の有効利用を図ることができ
ず、特に、パレットが大型化した場合には顕著である。
し、溶着装置も大型化してしまう(特に、水平方向に拡
大される)。これでは空間の有効利用を図ることができ
ず、特に、パレットが大型化した場合には顕著である。
この発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、装置の小型化、空間の有効利用を図る
ことが可能なパレット溶着方法とパレット溶着装置を提
供することにある。
とするところは、装置の小型化、空間の有効利用を図る
ことが可能なパレット溶着方法とパレット溶着装置を提
供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するべく本願発明の第1請求項によるパ
レットの溶着方法は、 上部半製品と下部半製品をそれぞれ立てた状態で相対向
させて搬送機構により圧着位置まで搬入する工程と、 上記上部半製品と下部半製品を、それぞれ上部半製品支
持部と下部半製品支持部を押圧して所定位置に位置決め
して保持した後離間して前記搬送機構を元の位置に復帰
させ、再度接近して間に配設した加熱機構に押圧して上
部半製品と下部半製品の溶着面を溶融する工程と、 上記加熱機構から上部半製品と下部半製品とを引き離し
て加熱機構を取り除いた後、上部半製品と下部半製品と
を所定距離を高速で接近し、その後低速で押圧すること
により突き合せ溶着する工程と、 溶着後は上部半製品支持部または下部半製品支持部のい
ずれか一方を引き離し、次いで、搬出機構を上部半製品
支持部と下部半製品支持部との間に入れてパレットを挟
持し、上部半製品支持部または下部半製品支持部のいず
れか一方から押出機構によって押し出すことによって引
き離し、その後パレットを搬出機構により搬出する工程
とからなる、 ことを特徴とするものである。
レットの溶着方法は、 上部半製品と下部半製品をそれぞれ立てた状態で相対向
させて搬送機構により圧着位置まで搬入する工程と、 上記上部半製品と下部半製品を、それぞれ上部半製品支
持部と下部半製品支持部を押圧して所定位置に位置決め
して保持した後離間して前記搬送機構を元の位置に復帰
させ、再度接近して間に配設した加熱機構に押圧して上
部半製品と下部半製品の溶着面を溶融する工程と、 上記加熱機構から上部半製品と下部半製品とを引き離し
て加熱機構を取り除いた後、上部半製品と下部半製品と
を所定距離を高速で接近し、その後低速で押圧すること
により突き合せ溶着する工程と、 溶着後は上部半製品支持部または下部半製品支持部のい
ずれか一方を引き離し、次いで、搬出機構を上部半製品
支持部と下部半製品支持部との間に入れてパレットを挟
持し、上部半製品支持部または下部半製品支持部のいず
れか一方から押出機構によって押し出すことによって引
き離し、その後パレットを搬出機構により搬出する工程
とからなる、 ことを特徴とするものである。
第2請求項によるパレットの溶着装置は、 上部半製品を立てた状態で支持する上部半製品支持部
と、この上部半製品支持部に相対配置され下部半製品を
立てた状態で支持する下部半製品支持部のそれぞれ内部
には、前面部に位置決め片とクランプとを備え、摺動可
能に配設された走行基台を有しており、これら上部半製
品支持部及び下部半製品支持部を離接可能に配置してな
る圧着機構と、 上記圧着機構の上部半製品支持部及び下部半製品支持部
との間に出没可能に配置され、上部半製品を立てた状態
で上部半製品支持部位置まで搬送する上部半製品搬送部
と、下部半製品を立てた状態で下部半製品支持部位置ま
で搬送する上部半製品搬送部とからなる半製品搬送機構
と、 予め成形された上部半製品を上記搬送機構の上部半製品
搬送部位置まで立てた状態で搬入する上部半製品搬入部
と、予め成形された下部半製品を下部半製品を立てた状
態で上記搬送機構の下部半製品搬送部位置まで搬入する
下部半製品搬入部とからなる半製品搬入部と、 上記搬送機構の上部半製品搬送部及び下部半製品搬送部
との間に配置されるとともに、上記圧着機構の上部半製
品支持部及び下部半製品支持部との間に出没可能な加熱
機構と、 圧着機構を挟んで、半製品搬入部と反対側に配置され、
圧着機構の上部半製品支持部及び下部半製品支持部との
間に出没し、圧着により製造されたパレットを立てた状
態で搬出する搬出機構とを具備した、 ことを特徴とするものである。
と、この上部半製品支持部に相対配置され下部半製品を
立てた状態で支持する下部半製品支持部のそれぞれ内部
には、前面部に位置決め片とクランプとを備え、摺動可
能に配設された走行基台を有しており、これら上部半製
品支持部及び下部半製品支持部を離接可能に配置してな
る圧着機構と、 上記圧着機構の上部半製品支持部及び下部半製品支持部
との間に出没可能に配置され、上部半製品を立てた状態
で上部半製品支持部位置まで搬送する上部半製品搬送部
と、下部半製品を立てた状態で下部半製品支持部位置ま
で搬送する上部半製品搬送部とからなる半製品搬送機構
と、 予め成形された上部半製品を上記搬送機構の上部半製品
搬送部位置まで立てた状態で搬入する上部半製品搬入部
と、予め成形された下部半製品を下部半製品を立てた状
態で上記搬送機構の下部半製品搬送部位置まで搬入する
下部半製品搬入部とからなる半製品搬入部と、 上記搬送機構の上部半製品搬送部及び下部半製品搬送部
との間に配置されるとともに、上記圧着機構の上部半製
品支持部及び下部半製品支持部との間に出没可能な加熱
機構と、 圧着機構を挟んで、半製品搬入部と反対側に配置され、
圧着機構の上部半製品支持部及び下部半製品支持部との
間に出没し、圧着により製造されたパレットを立てた状
態で搬出する搬出機構とを具備した、 ことを特徴とするものである。
(作用) まず、第1請求項によるパレット溶着方法は、上部半製
品及び下部半製品を立てた状態で相対向させ、上下保持
片により中央部に保持させて圧着位置まで搬入する。上
部半製品と下部半製品は同時に搬入される。
品及び下部半製品を立てた状態で相対向させ、上下保持
片により中央部に保持させて圧着位置まで搬入する。上
部半製品と下部半製品は同時に搬入される。
次に、上記上部半製品及び下部半製品は高速駆動モータ
と低速駆動モータの作動により、初めは高速駆動モータ
により急接近するが、当接後は低速駆動モータによりゆ
っくり押圧される。
と低速駆動モータの作動により、初めは高速駆動モータ
により急接近するが、当接後は低速駆動モータによりゆ
っくり押圧される。
溶着後は、上部半製品支持部または下部半製品支持部の
いずれか一方の保持を解除して引き離せば他方に完成し
たパレットが保持されたまま残るので、その後搬出機構
により挟持して搬出すればよい。
いずれか一方の保持を解除して引き離せば他方に完成し
たパレットが保持されたまま残るので、その後搬出機構
により挟持して搬出すればよい。
即ち、上部半製品及び下部半製品を終始立てた状態で取
り扱い、かつ製造されたパレットについても立てた状態
で取り扱うものである。
り扱い、かつ製造されたパレットについても立てた状態
で取り扱うものである。
第2請求項によるパレット溶着装置の場合には、射出成
形により所定の形状に成形された上部半製品及び下部半
製品が、搬入機構の上部半製品搬入部及び下部半製品搬
入部により搬入される。その際、上部半製品及び下部半
製品は、それぞれ搬入部の中央部分に保持され、その圧
着面を鉛直方向に指向させた立てた状態で相対した状態
にある。
形により所定の形状に成形された上部半製品及び下部半
製品が、搬入機構の上部半製品搬入部及び下部半製品搬
入部により搬入される。その際、上部半製品及び下部半
製品は、それぞれ搬入部の中央部分に保持され、その圧
着面を鉛直方向に指向させた立てた状態で相対した状態
にある。
搬入された上部半製品及び下部半製品は、搬送機構の上
部半製品搬送部及び下部半製品搬送部により圧着機構の
上部半製品支持部及び下部半製品支持部との間に搬送さ
れる。
部半製品搬送部及び下部半製品搬送部により圧着機構の
上部半製品支持部及び下部半製品支持部との間に搬送さ
れる。
搬送された上部半製品及び下部半製品は、圧着機構の上
部半製品支持部及び下部半製品支持部により保持され
る。各半製品の支持が完了したら、上部半製品搬送部及
び下部半製品搬送部は元の位置に復帰する。
部半製品支持部及び下部半製品支持部により保持され
る。各半製品の支持が完了したら、上部半製品搬送部及
び下部半製品搬送部は元の位置に復帰する。
一方、上記上部半製品及び下部半製品の搬送・保持と相
前後してまたは同期して、加熱機構が圧着機構の上部半
製品支持部及び下部半製品支持部との間に搬入される。
前後してまたは同期して、加熱機構が圧着機構の上部半
製品支持部及び下部半製品支持部との間に搬入される。
次に、上部半製品支持部及び下部半製品支持部が移動し
て、上部半製品及び下部半製品を、保持し、上部半製品
搬送部と下部半製品搬送部が元の位置に復帰した後、加
熱機構に押し付ける。これによって上部半製品及び下部
半製品の相対する溶着面は加熱機構によりそれぞれ加熱
され溶融する。
て、上部半製品及び下部半製品を、保持し、上部半製品
搬送部と下部半製品搬送部が元の位置に復帰した後、加
熱機構に押し付ける。これによって上部半製品及び下部
半製品の相対する溶着面は加熱機構によりそれぞれ加熱
され溶融する。
次に、加熱機構が元の位置に復帰し、上部半製品支持部
及び下部半製品支持部により、上部半製品及び下部半製
品が圧着される。これによって、パレットが製造され
る。
及び下部半製品支持部により、上部半製品及び下部半製
品が圧着される。これによって、パレットが製造され
る。
製造されたパレットは、搬出機構により搬出される。以
下同様のサイクルを順次繰り返す。
下同様のサイクルを順次繰り返す。
このように、各機構は、上部半製品及び下部半製品を立
てた状態で取り扱い、しかも、搬送部及び支持部の中央
位置で保持するように構成されており、よって、従来の
ように幅をとらず、小型化を図ることができる。また、
空間を有効に利用することができるので、他の装置、例
えば射出成形装置等の関係でも好都合である。
てた状態で取り扱い、しかも、搬送部及び支持部の中央
位置で保持するように構成されており、よって、従来の
ように幅をとらず、小型化を図ることができる。また、
空間を有効に利用することができるので、他の装置、例
えば射出成形装置等の関係でも好都合である。
(実施例) 以下第1図〜第16図を参照してこの発明の一実施例を説
明する。第1図は本実施例によるパレット溶着装置の全
体構成を示す斜視図である。
明する。第1図は本実施例によるパレット溶着装置の全
体構成を示す斜視図である。
まず、この概略を説明すると、圧着機構1があり、この
圧着機構1は、上部半製品支持部3とこの上部半製品支
持部3に相対して設置された下部半製品支持部5とから
構成されている。これら上部半製品支持部3及び下部半
製品支持部5は、図中矢印aで示す方向に、相互に離接
可能になっている。
圧着機構1は、上部半製品支持部3とこの上部半製品支
持部3に相対して設置された下部半製品支持部5とから
構成されている。これら上部半製品支持部3及び下部半
製品支持部5は、図中矢印aで示す方向に、相互に離接
可能になっている。
上部半製品支持部3及び下部半製品支持部5との間に
は、搬送機構7が出没可能に設置されている(図中矢印
bで示す方向)。この搬送機構7は、上部半製品搬送部
9と、下部半製品搬送部11とから構成されている。
は、搬送機構7が出没可能に設置されている(図中矢印
bで示す方向)。この搬送機構7は、上部半製品搬送部
9と、下部半製品搬送部11とから構成されている。
上部半製品搬送部9及び下部半製品搬送部11との間に
は、加熱機構13が配置されており、この加熱機構13も上
記搬送機構7と同方向に移動可能であって、上部半製品
支持部3及び下部半製品支持部5との間に出没可能な構
成となっている。
は、加熱機構13が配置されており、この加熱機構13も上
記搬送機構7と同方向に移動可能であって、上部半製品
支持部3及び下部半製品支持部5との間に出没可能な構
成となっている。
上記搬送機構7の外側近傍には搬入機構15が設置されて
いる。この搬入機構15は、上部半製品搬入部17と、下部
半製品搬入部19(第2図に示す)とから構成されてい
る。
いる。この搬入機構15は、上部半製品搬入部17と、下部
半製品搬入部19(第2図に示す)とから構成されてい
る。
また、圧着機構1を挟んで、搬送機構11の反対側には、
搬出機構21(第14図ないし第16図に示す)が設置されて
いる。
搬出機構21(第14図ないし第16図に示す)が設置されて
いる。
そして、射出成形により所定の形状に成形された上部半
製品23及び下部半製品25(第7図に二点鎖線で示す)
は、その圧着面を鉛直方向に指向させた状態で相対して
待機している。(従来は横になっていたのに対し本実施
例では立てた状態で待機している)。
製品23及び下部半製品25(第7図に二点鎖線で示す)
は、その圧着面を鉛直方向に指向させた状態で相対して
待機している。(従来は横になっていたのに対し本実施
例では立てた状態で待機している)。
これら上部半製品23及び下部半製品25は、搬入機構15に
より搬送機構7の位置まで搬入される。搬入された上部
半製品23及び下部半製品25は、搬送機構7の上部半製品
搬送部9及び下部半製品搬送部11により、圧着機構1の
上部半製品支持部3及び下部半製品支持部5との間に搬
送される。
より搬送機構7の位置まで搬入される。搬入された上部
半製品23及び下部半製品25は、搬送機構7の上部半製品
搬送部9及び下部半製品搬送部11により、圧着機構1の
上部半製品支持部3及び下部半製品支持部5との間に搬
送される。
搬送された上部半製品23及び下部半製品25は、圧着機構
1の上部半製品支持部3及び下部半製品支持部5によっ
てそれぞれ支持される。上部半製品23及び下部半製品25
の搬送・支持と相前後してまたは同期して、加熱機構13
が圧着機構1の上部半製品支持部3及び下部半製品支持
部5との間に挿入される。
1の上部半製品支持部3及び下部半製品支持部5によっ
てそれぞれ支持される。上部半製品23及び下部半製品25
の搬送・支持と相前後してまたは同期して、加熱機構13
が圧着機構1の上部半製品支持部3及び下部半製品支持
部5との間に挿入される。
次に、圧着機構1の上部半製品支持部3及び下部半製品
支持部5によって、上部半製品23及び下部半製品25を、
加熱機構13に押し付けて加熱する。これによって、上部
半製品23及び下部半製品25の相対する面が溶融する。
支持部5によって、上部半製品23及び下部半製品25を、
加熱機構13に押し付けて加熱する。これによって、上部
半製品23及び下部半製品25の相対する面が溶融する。
次に、加熱機構13が元の位置に復帰する。そして、上部
半製品支持部3及び下部半製品支持部5によって、上部
半製品23及び下部半製品25を圧着し、それによって完成
した一体のパレットを製造する。
半製品支持部3及び下部半製品支持部5によって、上部
半製品23及び下部半製品25を圧着し、それによって完成
した一体のパレットを製造する。
次に、製造されたパレットが上部半製品支持部3側に支
持された状態で、上部半製品支持部3と下部半製品支持
部5とが離れる。そして、搬出機構21によりパレットを
搬出する。
持された状態で、上部半製品支持部3と下部半製品支持
部5とが離れる。そして、搬出機構21によりパレットを
搬出する。
この発明によるパレットの溶着方法及び溶着装置は半製
品の大きさ、形状が変更されても十分対応できるように
汎用性を備えているところに特徴の1つがある。
品の大きさ、形状が変更されても十分対応できるように
汎用性を備えているところに特徴の1つがある。
次に、各機構の構成について詳細に説明していく。尚、
上部半製品23を取り扱う側の構成と、下部半製品25を取
り扱う側の構成とは、基本的に対称となっているので上
部半製品23側の構成を説明し、下部半製品25側の同一構
成についてはその説明を省略する。
上部半製品23を取り扱う側の構成と、下部半製品25を取
り扱う側の構成とは、基本的に対称となっているので上
部半製品23側の構成を説明し、下部半製品25側の同一構
成についてはその説明を省略する。
搬入機構15の上部半製品搬入部17の構成であるが、第2
図及び第3図に示すように、まず、駆動モータ27が設置
されている。この駆動モータ27の下方には、1対のガイ
ドバー29、29が延長配置されており、このガイドバー29
には、移動体31が取付けられている。
図及び第3図に示すように、まず、駆動モータ27が設置
されている。この駆動モータ27の下方には、1対のガイ
ドバー29、29が延長配置されており、このガイドバー29
には、移動体31が取付けられている。
前記駆動モータ27の回転軸に固着されたスプロケット33
と、ブラケット35に固着されたスプロケット37との間に
は、チェーン39が巻回されている。また、上記スプロケ
ット37と同軸に固着された別のスプロケット41とさらに
別のスプロケット43、45との間には、別のチェーン47が
巻回されている。上記移動体31はこのチェーン47に固定
されている。したがって、駆動モータ27の駆動によっ
て、移動体31は、ガイドバー29に沿って進退移動する
(第3図中矢印cで示す方向)。
と、ブラケット35に固着されたスプロケット37との間に
は、チェーン39が巻回されている。また、上記スプロケ
ット37と同軸に固着された別のスプロケット41とさらに
別のスプロケット43、45との間には、別のチェーン47が
巻回されている。上記移動体31はこのチェーン47に固定
されている。したがって、駆動モータ27の駆動によっ
て、移動体31は、ガイドバー29に沿って進退移動する
(第3図中矢印cで示す方向)。
上記移動体31には、シリンダ49が取付けられており、こ
のシリンダ49には作用部51を介して別のシリンダ53が取
付けられている。このシリンダ53には半製品把持部55が
取付けられており、この半製品把持部55は一対の挟持片
57、59を備えている。
のシリンダ49には作用部51を介して別のシリンダ53が取
付けられている。このシリンダ53には半製品把持部55が
取付けられており、この半製品把持部55は一対の挟持片
57、59を備えている。
挟持片57はシリンダ53のロッド61に固定されている。し
たがって、シリンダ53を駆動してロッド61を出没させる
ことにより、一対の挟持片57、59との間に上部半製品23
を選択的に挟持することができる。前記挾持片57、59に
より半製品の高さ(厚さ)が変更されても対応できるよ
うに構成されている。
たがって、シリンダ53を駆動してロッド61を出没させる
ことにより、一対の挟持片57、59との間に上部半製品23
を選択的に挟持することができる。前記挾持片57、59に
より半製品の高さ(厚さ)が変更されても対応できるよ
うに構成されている。
また、シリンダ53はシリンダ49により、第4図中矢印d
で示す方向に回動可能となっている。これは、搬送機構
7による半製品の搬送動作の支障にならないようにする
ためである。
で示す方向に回動可能となっている。これは、搬送機構
7による半製品の搬送動作の支障にならないようにする
ためである。
上部半製品搬送部17が前進し、上部半製品23を一対の挟
持片57、59との間に挟持して後退すると、上部半製品23
は、コロコンベア63上を移動しながら、溝部材65上まで
搬入される。
持片57、59との間に挟持して後退すると、上部半製品23
は、コロコンベア63上を移動しながら、溝部材65上まで
搬入される。
尚、下部半製品搬入部19についても同様の構成となって
おり、図中同一符号を付して示す。
おり、図中同一符号を付して示す。
次に、搬送機構7の上部半製品搬送部9の構成について
説明する。第2図及び第3図に示すように、まず保持枠
67があり、この保持枠67には、上部半製品保持機構69が
取付けられている。
説明する。第2図及び第3図に示すように、まず保持枠
67があり、この保持枠67には、上部半製品保持機構69が
取付けられている。
即ち、駆動モータ71があり、この駆動モータ71の回転軸
には歯車73が固着されている。この歯車73には、別の歯
車75、77が噛合している。上記歯車75、77には、シャフ
ト79、81がそれぞれ固着されている。
には歯車73が固着されている。この歯車73には、別の歯
車75、77が噛合している。上記歯車75、77には、シャフ
ト79、81がそれぞれ固着されている。
上記シャフト79には、上部保持片83が取り付けられてお
り、また、シャフト81には下部保持片85が取り付けられ
ている。即ち、駆動モータ71を適宜の方向に回転させる
ことにより、一対の保持片83、85を第3図中矢印eで示
す方向に離接させ、それによって一対の保持片83、85間
に、上部半製品23を保持する。
り、また、シャフト81には下部保持片85が取り付けられ
ている。即ち、駆動モータ71を適宜の方向に回転させる
ことにより、一対の保持片83、85を第3図中矢印eで示
す方向に離接させ、それによって一対の保持片83、85間
に、上部半製品23を保持する。
このように、一対の保持片83、85を中心方向に接近させ
て上部半製品23を押圧保持するので、パレットの大きさ
が変更された場合にも、常に保持枠67の中央部で保持す
ることができる。
て上部半製品23を押圧保持するので、パレットの大きさ
が変更された場合にも、常に保持枠67の中央部で保持す
ることができる。
尚、上部保持片83、下部保持片85は、それぞれガイド機
構87、89によりガイドされながら移動する。
構87、89によりガイドされながら移動する。
下部半製品搬送部11についても同様の構成となってお
り、また、第2図に示すように、上部半製品搬送部9及
び下部半製品搬送部11は、上方に設けられた一対の走行
台車91、91を介して一体化されている。この走行台車91
は一対の走行レール93、93上を車輪95、95を介して移動
して、上部半製品搬送部9、下部半製品搬送部11を移動
させる。
り、また、第2図に示すように、上部半製品搬送部9及
び下部半製品搬送部11は、上方に設けられた一対の走行
台車91、91を介して一体化されている。この走行台車91
は一対の走行レール93、93上を車輪95、95を介して移動
して、上部半製品搬送部9、下部半製品搬送部11を移動
させる。
走行台車91を移動させるのが、第1図に示す駆動モータ
97である。駆動モータ97の回転軸にはスプロケット99が
固着されており、このスプロケット99とその上方に設置
された別のスプロケット101との間にはチェーン103が巻
回されている。上記スプロケット101にはクラッチ105を
介してスプロケット107が同軸に固定されている。この
スプロケット107と、圧着機構1を挟んで反対側に配置
された別のスプロケット109との間にはチェーン111が巻
回されている。走行台車91はこのチェーン111に固定さ
れている。したがって、駆動モータ97を適宜の方向に回
転させることにより、走行台車91は移動し、それによっ
て、上部半製品搬送部9及び下部半製品搬送部11を移動
させる。
97である。駆動モータ97の回転軸にはスプロケット99が
固着されており、このスプロケット99とその上方に設置
された別のスプロケット101との間にはチェーン103が巻
回されている。上記スプロケット101にはクラッチ105を
介してスプロケット107が同軸に固定されている。この
スプロケット107と、圧着機構1を挟んで反対側に配置
された別のスプロケット109との間にはチェーン111が巻
回されている。走行台車91はこのチェーン111に固定さ
れている。したがって、駆動モータ97を適宜の方向に回
転させることにより、走行台車91は移動し、それによっ
て、上部半製品搬送部9及び下部半製品搬送部11を移動
させる。
次に、加熱機構13の構成について説明する。加熱機構13
は第2図に示すように、加熱板113を垂下させたもので
ある。加熱板113はその上端を一対の走行台車115、115
に支持されている。走行台車115は、前記一対の走行レ
ール93、93間に敷設された一対の走行レール117、117上
を車輪119、119を介して走行する。
は第2図に示すように、加熱板113を垂下させたもので
ある。加熱板113はその上端を一対の走行台車115、115
に支持されている。走行台車115は、前記一対の走行レ
ール93、93間に敷設された一対の走行レール117、117上
を車輪119、119を介して走行する。
走行台車115の下端には連結部材121が取付けられてお
り、この連結部材121に上記加熱板113が連結されてい
る。また、加熱板113の上端は両側に配置された一対の
スプリング123、123により弾性保持されており、半製品
押圧時に揺れ動くように構成されている。
り、この連結部材121に上記加熱板113が連結されてい
る。また、加熱板113の上端は両側に配置された一対の
スプリング123、123により弾性保持されており、半製品
押圧時に揺れ動くように構成されている。
走行台車115を移動させるのは、第1図に示す低速駆動
モータ125または高速駆動モータ127である。低速駆動モ
ータ125の回転軸にはスプロケット129が固着されてお
り、このスプロケット129と、その上方に配置された別
のスプロケット131との間には、チェーン133が巻回され
ている。
モータ125または高速駆動モータ127である。低速駆動モ
ータ125の回転軸にはスプロケット129が固着されてお
り、このスプロケット129と、その上方に配置された別
のスプロケット131との間には、チェーン133が巻回され
ている。
また、高速駆動モータ127の回転軸にはスプロケット135
が固着されており、このスプロケット135とその上方に
配置された別のスプロケット137との間には、チェーン1
39が巻回されている。
が固着されており、このスプロケット135とその上方に
配置された別のスプロケット137との間には、チェーン1
39が巻回されている。
上記スプロケット131と、スプロケット137との間には、
一対のクランク141、143と、スプロケット145が同軸に
固着されている。一方、圧着機構1を挟んで反対側には
別のスプロケット147が配置されており、このスプロケ
ット147と上記スプロケット145との間には、チェーン14
9が巻回されている。
一対のクランク141、143と、スプロケット145が同軸に
固着されている。一方、圧着機構1を挟んで反対側には
別のスプロケット147が配置されており、このスプロケ
ット147と上記スプロケット145との間には、チェーン14
9が巻回されている。
既に説明した一対の走行台車115は、上記チェーン149に
固着されている。したがって、低速駆動モータ125また
は高速駆動モータ127を適宜の方向に回転させることに
より、一対の走行台車115が走行レール117、117上を走
行し、それによって加熱板113を移動させる。
固着されている。したがって、低速駆動モータ125また
は高速駆動モータ127を適宜の方向に回転させることに
より、一対の走行台車115が走行レール117、117上を走
行し、それによって加熱板113を移動させる。
次に、加熱板113について詳細に説明する。
第5図に示すように、外枠151があり、その外枠151内に
は、3枚の加熱板要素153、155、157が設置されてい
る。
は、3枚の加熱板要素153、155、157が設置されてい
る。
加熱板要素153は外枠151の中央に固定されており、ま
た、加熱板要素155、157はその両側位置にて、水平方向
(図中矢印fで示す方向)に移動可能に設置されてい
る。これによって半製品の大きさが変更されても対応で
きるように汎用性を持たせることができる。
た、加熱板要素155、157はその両側位置にて、水平方向
(図中矢印fで示す方向)に移動可能に設置されてい
る。これによって半製品の大きさが変更されても対応で
きるように汎用性を持たせることができる。
即ち、加熱板要素155の上端、下端の外枠151には、溝15
9、159が形成されており、これら溝159内に加熱板要素1
55の上端及び下端が嵌合している。したがって、加熱板
要素155を適宜の方向に移動させるべく力を作用させる
ことにより、その上端、下端が溝159に沿って摺動す
る。加熱板要素157についても同様である。
9、159が形成されており、これら溝159内に加熱板要素1
55の上端及び下端が嵌合している。したがって、加熱板
要素155を適宜の方向に移動させるべく力を作用させる
ことにより、その上端、下端が溝159に沿って摺動す
る。加熱板要素157についても同様である。
加熱板要素153は第6図に示すように、加熱基板161と、
その表面に設けられたテフロンシート163から構成され
ている。テフロンシート163の固定構造であるが、まず
加熱基板161の外周部には全周にわたって嵌合凹部165が
連続形成されていて、この嵌合凹部165内にテフロンシ
ート163の外周部がはめ込まれている。そして、その上
からフラットバー167が嵌合しており、そこに皿ねじ169
がねじ込まれている。これによって、テフロンシート16
3は加熱基板161の全前に張り付け固定されている。
その表面に設けられたテフロンシート163から構成され
ている。テフロンシート163の固定構造であるが、まず
加熱基板161の外周部には全周にわたって嵌合凹部165が
連続形成されていて、この嵌合凹部165内にテフロンシ
ート163の外周部がはめ込まれている。そして、その上
からフラットバー167が嵌合しており、そこに皿ねじ169
がねじ込まれている。これによって、テフロンシート16
3は加熱基板161の全前に張り付け固定されている。
また、加熱基板161の外周には内枠171が配置されてい
て、上記加熱基板161は断熱材173を介して、内枠171に
取付けられており、ボルト175により固定されている。
て、上記加熱基板161は断熱材173を介して、内枠171に
取付けられており、ボルト175により固定されている。
また、加熱板要素153、157についても同様の構成になっ
ている。
ている。
このように、加熱板要素153、157が摺動可能であるか
ら、半製品の大きさに対応することができるとともに、
テフロンシートを張り付けコーティングしたものではな
いので構造が簡単で、テフロンシートの取り換えが簡単
である。
ら、半製品の大きさに対応することができるとともに、
テフロンシートを張り付けコーティングしたものではな
いので構造が簡単で、テフロンシートの取り換えが簡単
である。
次に圧着機構1について、上部半製品支持部3を例にと
って説明する。まず、走行基台177が設置されており、
この走行基台177は第1図に示すように、一対の走行レ
ール179、179上をリニアガイド180により移動可能に設
置されている。
って説明する。まず、走行基台177が設置されており、
この走行基台177は第1図に示すように、一対の走行レ
ール179、179上をリニアガイド180により移動可能に設
置されている。
上記走行基台177の四隅には、それぞれ一対のボールナ
ット181、181が固着されており、これら四隅に配置され
た一対のボールナット181、181は、それぞれボールねじ
183、185、187、189に螺合している。つまり、4本のボ
ールねじ183ないし189が適宜の方向に回転することによ
り、走行基台177が走行レール179、179上を移動する。
ット181、181が固着されており、これら四隅に配置され
た一対のボールナット181、181は、それぞれボールねじ
183、185、187、189に螺合している。つまり、4本のボ
ールねじ183ないし189が適宜の方向に回転することによ
り、走行基台177が走行レール179、179上を移動する。
上記4本のボールねじ183ないし189を回転させる構成は
次のようになっている。第1図に示すように、高速駆動
モータ191、低速駆動モータ193が設置されている。上記
高速駆動モータ191の回転軸にはスプロケット195が固着
されており、このスプロケット195とパウダークラッチ1
97のスプロケット199との間にはチェーン201が巻回され
ている。同様に低速駆動モータ193の回転軸に固着され
たスプロケット203とパウダークラッチ205のスプロケッ
ト207との間にはチェーン209が巻回されている。
次のようになっている。第1図に示すように、高速駆動
モータ191、低速駆動モータ193が設置されている。上記
高速駆動モータ191の回転軸にはスプロケット195が固着
されており、このスプロケット195とパウダークラッチ1
97のスプロケット199との間にはチェーン201が巻回され
ている。同様に低速駆動モータ193の回転軸に固着され
たスプロケット203とパウダークラッチ205のスプロケッ
ト207との間にはチェーン209が巻回されている。
一方、シャフト211が設置されていて、このシャフト211
には、スプロケット213、215、217、219が固着されてい
る。上記スプロケット213とパウダークラッチ197のスプ
ロケット221との間にはチェーン223が巻回されている。
同様に、スプロケット215とパウダークラッチ205のスプ
ロケット225との間にはチェーン227が巻回されている。
には、スプロケット213、215、217、219が固着されてい
る。上記スプロケット213とパウダークラッチ197のスプ
ロケット221との間にはチェーン223が巻回されている。
同様に、スプロケット215とパウダークラッチ205のスプ
ロケット225との間にはチェーン227が巻回されている。
また、スプロケット219と前記ボールねじ183に固着され
たスプロケット229との間にはチェーン231が巻回されて
いる。したがって、高速駆動モータ191または低速駆動
モータ193の適宜の方向への回転によりボールねじ183が
回転する。
たスプロケット229との間にはチェーン231が巻回されて
いる。したがって、高速駆動モータ191または低速駆動
モータ193の適宜の方向への回転によりボールねじ183が
回転する。
ボールねじ183に固着されたスプロケット233と、ボール
ねじ185に固着されたスプロケット235との間にはチェー
ン237が巻回されている。したがって、ボールねじ185も
回転する。
ねじ185に固着されたスプロケット235との間にはチェー
ン237が巻回されている。したがって、ボールねじ185も
回転する。
走行レール179、179との間にはシャフト239が設置され
ており、このシャフト239には、スプロケット241、243
が固着されていて、スプロケット243とスプロケット217
との間にはチェーン245が巻回されている。
ており、このシャフト239には、スプロケット241、243
が固着されていて、スプロケット243とスプロケット217
との間にはチェーン245が巻回されている。
走行レール179を挟んで反対側には、シャフト247が設置
されており、このシャフト247には、スプロケット249、
251、253が固着されている。スプロケット251とスプロ
ケット241との間にはチェーン255が巻回されている。
されており、このシャフト247には、スプロケット249、
251、253が固着されている。スプロケット251とスプロ
ケット241との間にはチェーン255が巻回されている。
また、上記スプロケット253とボールねじ187に固着され
た図示しないスプロケットとの間には、図示しないチェ
ーンが巻回されている。したがって、ボールねじ187も
同様に回転する。
た図示しないスプロケットとの間には、図示しないチェ
ーンが巻回されている。したがって、ボールねじ187も
同様に回転する。
このボールねじ187にはスプロケット257が固着されてい
て、このスプロケット257とボールねじ189に固着された
スプロケット259との間にもチェーン261が巻回されてい
る。従って、ボールねじ189も同様に回転する。
て、このスプロケット257とボールねじ189に固着された
スプロケット259との間にもチェーン261が巻回されてい
る。従って、ボールねじ189も同様に回転する。
即ち、高速駆動モータ191または低速駆動モータ193の回
転により、4本のボールねじ183ないし189が同時に回転
する。これによって走行基台177が矢印の方向に、高速
でまたは低速で進退移動する。
転により、4本のボールねじ183ないし189が同時に回転
する。これによって走行基台177が矢印の方向に、高速
でまたは低速で進退移動する。
走行基台177の上部半製品231の接近時または、加熱機構
13への接近時には高速駆動モータ191が作動して、所定
距離接近し、接近後は低速駆動モータ193に切り換えら
れ、十分な押圧力が得られるように構成されている。
13への接近時には高速駆動モータ191が作動して、所定
距離接近し、接近後は低速駆動モータ193に切り換えら
れ、十分な押圧力が得られるように構成されている。
また、シャフト247の上方には、シャフト263が設置され
ており、このシャフト263にはスプロケット265、着脱自
在なギヤ267が固着されている。スプロケット265とスプ
ロケット249との間にはチェーン263が巻回されている。
ており、このシャフト263にはスプロケット265、着脱自
在なギヤ267が固着されている。スプロケット265とスプ
ロケット249との間にはチェーン263が巻回されている。
シャフト263の上方にはシャフト271が設置されている。
このシャフト271にはギヤ273が固着されており、このギ
ヤ273は上記ギヤ267に噛合している。つまり、ここで回
転方向が逆転されて伝達されるものであり、この逆転さ
れた回転が、反対側に位置する下部半製品支持部5側に
伝達される。
このシャフト271にはギヤ273が固着されており、このギ
ヤ273は上記ギヤ267に噛合している。つまり、ここで回
転方向が逆転されて伝達されるものであり、この逆転さ
れた回転が、反対側に位置する下部半製品支持部5側に
伝達される。
前記ギヤ267とシャフト263との締め付けを緩めれば、ギ
ヤ267と噛合しているギヤ273の回転がフリーとなるの
で、ギヤ273を適宜の方向に回転させることによって、
上部半製品支持部3と下部半製品支持部5との間隔を調
整することができる。これによって、半製品の大きさや
形状が変更されても十分対応することができ、汎用性を
備えることができる。
ヤ267と噛合しているギヤ273の回転がフリーとなるの
で、ギヤ273を適宜の方向に回転させることによって、
上部半製品支持部3と下部半製品支持部5との間隔を調
整することができる。これによって、半製品の大きさや
形状が変更されても十分対応することができ、汎用性を
備えることができる。
第7図に示すように、シャフト271は圧着機構1の中央
まで延長されていて、そこでカップリング275を介して
シャフト277に連結されている。
まで延長されていて、そこでカップリング275を介して
シャフト277に連結されている。
上記シャフト277には第8図に示すように、スプロケッ
ト279、281が固着されている。上記スプロケット279を
介して、下部半製品支持部5側の走行基台177を駆動さ
せる2本のボールねじ187、189に回転が伝達される。ま
た、上記スプロケット281とシャフト283に固着されたス
プロケット285との間にはチェーン287が巻回されてい
る。また、別のスプロケット289とシャフト291のスプロ
ケット293との間にはチェーン295が巻回されている。こ
れによってシャフト291に回転が伝達される。
ト279、281が固着されている。上記スプロケット279を
介して、下部半製品支持部5側の走行基台177を駆動さ
せる2本のボールねじ187、189に回転が伝達される。ま
た、上記スプロケット281とシャフト283に固着されたス
プロケット285との間にはチェーン287が巻回されてい
る。また、別のスプロケット289とシャフト291のスプロ
ケット293との間にはチェーン295が巻回されている。こ
れによってシャフト291に回転が伝達される。
また、第7図に示すように、上記シャフト291のスプロ
ケット294とボールねじ183のスプロケット297との間に
はチェーン299が巻回されており、これによってボール
ねじ183が回転する。ボールねじ183の回転は、スプロケ
ット301、チェーン303、スプロケット305を介してボー
ルねじ185にも伝達される。これで、下部半製品支持部
5側の走行基台177を移動させる4本のボールねじ183な
いし189が逆方向に回転する。
ケット294とボールねじ183のスプロケット297との間に
はチェーン299が巻回されており、これによってボール
ねじ183が回転する。ボールねじ183の回転は、スプロケ
ット301、チェーン303、スプロケット305を介してボー
ルねじ185にも伝達される。これで、下部半製品支持部
5側の走行基台177を移動させる4本のボールねじ183な
いし189が逆方向に回転する。
即ち、前記高速駆動モータ191または低速駆動モータ193
を適宜の方向に回転させることにより、上部半製品支持
部3側の走行基台177と、下部半製品支持部5側の走行
基台177とが、反対方向に移動して、相互に離接するよ
うに構成されている。
を適宜の方向に回転させることにより、上部半製品支持
部3側の走行基台177と、下部半製品支持部5側の走行
基台177とが、反対方向に移動して、相互に離接するよ
うに構成されている。
走行基台177の前面には第9図に示すように、中央部に
直交する4箇所にわたって位置決め片307が設置されて
いる。これら位置決め片307は、上部半製品支持部3の
前面の中心からほぼ等距離にあり、上部半製品23の透孔
に挿入して、上部半製品23を中央部の所定位置に固定す
る。
直交する4箇所にわたって位置決め片307が設置されて
いる。これら位置決め片307は、上部半製品支持部3の
前面の中心からほぼ等距離にあり、上部半製品23の透孔
に挿入して、上部半製品23を中央部の所定位置に固定す
る。
また、位置決め片307は、上部半製品支持部3の前面か
ら離間する方向に向かって、その横断面積を徐々に縮小
させるようにテーパ状に形成されている。
ら離間する方向に向かって、その横断面積を徐々に縮小
させるようにテーパ状に形成されている。
上部半製品23は、第10図及び第11図に示す複数本(本実
施例では6本)のクランプ309により上部半製品支持部
3の前面に固定される。クランプ309はその先端に係止
部310を備えたものであり、所定量回転することによ
り、その係止部310が上部半製品23に係合する。以下、
上記クランプ309及びそれを駆動する構成について説明
する。
施例では6本)のクランプ309により上部半製品支持部
3の前面に固定される。クランプ309はその先端に係止
部310を備えたものであり、所定量回転することによ
り、その係止部310が上部半製品23に係合する。以下、
上記クランプ309及びそれを駆動する構成について説明
する。
6本のクランプ309は、第10図に示すように、上部半製
品支持部3内に移動可能に配置された基台308に取付け
られている。この基台308は上部半製品支持部3に取り
付けられたシリンダ310に連結されている。また、基台3
08の下端には片側2個ずつの摺動リング312が固着され
ていて、これら摺動リング312は一対のシャフト314、31
4に挿通されている。
品支持部3内に移動可能に配置された基台308に取付け
られている。この基台308は上部半製品支持部3に取り
付けられたシリンダ310に連結されている。また、基台3
08の下端には片側2個ずつの摺動リング312が固着され
ていて、これら摺動リング312は一対のシャフト314、31
4に挿通されている。
そして、基台308はシリンダ310の駆動により、摺動リン
グ312をシャフト314に沿って摺動させながら、上部半製
品支持部3の移動方向と同一の方向に移動する。この基
台308の移動により、6本のクランプ309が上部半製品支
持部3の前面より所定量出没する。
グ312をシャフト314に沿って摺動させながら、上部半製
品支持部3の移動方向と同一の方向に移動する。この基
台308の移動により、6本のクランプ309が上部半製品支
持部3の前面より所定量出没する。
6本のクランプ309は第11図に示すような位置にそれぞ
れ取付けられている。第11図中左側に示す3本のクラン
プ309が1つのグループであり、右側に示す3本のクラ
ンプ309が別の1つのグループとなっている。そして、
各グループ毎に駆動機構を備えている。
れ取付けられている。第11図中左側に示す3本のクラン
プ309が1つのグループであり、右側に示す3本のクラ
ンプ309が別の1つのグループとなっている。そして、
各グループ毎に駆動機構を備えている。
まず、左側に示すグループであるが、シリンダ311が設
置されており、このシリンダ311のロッド313にはスプロ
ケット315が固着されている。このスプロケット315と別
のスプロケット317、319との間にはチェーン321が巻回
されている。上記スプロケット319に1本のクランプ309
が着脱自在に取付けられている。また、スプロケット31
5、317にもクランプの取付けが可能である。
置されており、このシリンダ311のロッド313にはスプロ
ケット315が固着されている。このスプロケット315と別
のスプロケット317、319との間にはチェーン321が巻回
されている。上記スプロケット319に1本のクランプ309
が着脱自在に取付けられている。また、スプロケット31
5、317にもクランプの取付けが可能である。
上記スプロケット315には、スプロケット321が同軸に固
着されている。このスプロケット321と、別のスプロケ
ット323、325との間には、チェーン327が巻回されてい
る。上記スプロケット325にはスプロケット329が固着さ
れており、このスプロケット329と別のスプロケット331
との間にはチェーン333が巻回されている。これらスプ
ロケット329、331にもクランプの取付けが可能である。
着されている。このスプロケット321と、別のスプロケ
ット323、325との間には、チェーン327が巻回されてい
る。上記スプロケット325にはスプロケット329が固着さ
れており、このスプロケット329と別のスプロケット331
との間にはチェーン333が巻回されている。これらスプ
ロケット329、331にもクランプの取付けが可能である。
上記スプロケット323にはギヤ335が固着されており、こ
のギヤ335には別のギヤ337が噛合している。上記スプロ
ケット323にもクランプの取付けが可能である。
のギヤ335には別のギヤ337が噛合している。上記スプロ
ケット323にもクランプの取付けが可能である。
上記ギヤ337にはスプロケット339が固着されており、こ
のスプロケット339と、別のスプロケット314、343、345
との間には、チェーン347が巻回されている。
のスプロケット339と、別のスプロケット314、343、345
との間には、チェーン347が巻回されている。
上記スプロケット345にはスプロケット349が固着されて
おり、このスプロケット349に1本のクランプ309が取付
けられている。上記スプロケット341にはスプロケット3
51が固着されており、このスプロケット351と別のスプ
ロケット353、357との間にはチェーン355が巻回されて
いる。上記スプロケット355に1本のクランプ309が取付
けられている。また、スプロケット351、353にもクラン
プを取付けることができる。
おり、このスプロケット349に1本のクランプ309が取付
けられている。上記スプロケット341にはスプロケット3
51が固着されており、このスプロケット351と別のスプ
ロケット353、357との間にはチェーン355が巻回されて
いる。上記スプロケット355に1本のクランプ309が取付
けられている。また、スプロケット351、353にもクラン
プを取付けることができる。
また、スプロケット343にはスプロケット357が固着され
ており、このスプロケット357と別のスプロケット359と
の間には、チェーン361が巻回されている。これらスプ
ロケット357、359にもクランプの取付けが可能である。
ており、このスプロケット357と別のスプロケット359と
の間には、チェーン361が巻回されている。これらスプ
ロケット357、359にもクランプの取付けが可能である。
このように、クランプの数及び取り付け位置を適宜変更
できるので、半製品の大きさ、形状が変更された場合
に、汎用性を持たせることができる。
できるので、半製品の大きさ、形状が変更された場合
に、汎用性を持たせることができる。
上記構成によると、シリンダ311を駆動することによ
り、ロッド313を介してスプロケット315を適宜の方向に
所定量回動させることができる。このスプロケット315
の回動は全てのスプロケットに伝達されるので、3本の
クランプ309が同時に所定量回転する。これによって、
各クランプ309の係止部310が上部半製品23に係合する。
り、ロッド313を介してスプロケット315を適宜の方向に
所定量回動させることができる。このスプロケット315
の回動は全てのスプロケットに伝達されるので、3本の
クランプ309が同時に所定量回転する。これによって、
各クランプ309の係止部310が上部半製品23に係合する。
また、右半分に配置された3本のクランプ309について
も、シリンダ361の駆動により、図に示す機構を介し
て、同時に所定量回転する構成となっており、また、図
に示す各スプロケットの何れの場所にもクランプを取付
けることができる。
も、シリンダ361の駆動により、図に示す機構を介し
て、同時に所定量回転する構成となっており、また、図
に示す各スプロケットの何れの場所にもクランプを取付
けることができる。
上部半製品支持部3の前面には、保持した上部半製品
(本実施例の場合には、上部半製品支持部3側に圧着後
のパレットを残留させる構成になっているので、実際に
はパレットを押出すことになる)23を押出す押出機構36
2が一対設けられている。
(本実施例の場合には、上部半製品支持部3側に圧着後
のパレットを残留させる構成になっているので、実際に
はパレットを押出すことになる)23を押出す押出機構36
2が一対設けられている。
上記押出機構362は第12図に示すように、シリンダ363
と、このシリンダ363のロッド365の先端に固着された板
体367とから構成されており、シリンダ363を適宜駆動し
て、ロッド365を押し出すことにより、板体367を押出
し、それによって保持しているパレットを押し出す。
と、このシリンダ363のロッド365の先端に固着された板
体367とから構成されており、シリンダ363を適宜駆動し
て、ロッド365を押し出すことにより、板体367を押出
し、それによって保持しているパレットを押し出す。
押出機構362は上部半製品23と下部半製品25とを溶着し
て一体に完成したパレットを保持した下部半製品支持部
5から搬出機構21により搬出する際に上部半製品支持部
3から突き出して保持を解除するものである。
て一体に完成したパレットを保持した下部半製品支持部
5から搬出機構21により搬出する際に上部半製品支持部
3から突き出して保持を解除するものである。
尚、ロッド365の上下両側には一対のガイド機構369、36
9が配置されている。
9が配置されている。
さらに、上部半製品支持部3の前面中央には、カッター
機構371が設置されている。上部半製品23、下部半製品2
5を射出成形により成形するとスプルが突設されるが、
本実施例における上部半製品23、下部半製品25は、その
中央にそのスプル24、26(第7図中二点鎖線で示す)が
ある。
機構371が設置されている。上部半製品23、下部半製品2
5を射出成形により成形するとスプルが突設されるが、
本実施例における上部半製品23、下部半製品25は、その
中央にそのスプル24、26(第7図中二点鎖線で示す)が
ある。
そこで、このスプル24、26を上記カッター機構371によ
り切断する。まず、上部半製品支持部3の前面中央に
は、貫通孔373が形成されており、上部半製品23を位置
決め片307及び各クランプ309により上部半製品支持部3
に固定したときに、そのスプル24がこの貫通孔373内に
挿入されるように構成されている。
り切断する。まず、上部半製品支持部3の前面中央に
は、貫通孔373が形成されており、上部半製品23を位置
決め片307及び各クランプ309により上部半製品支持部3
に固定したときに、そのスプル24がこの貫通孔373内に
挿入されるように構成されている。
貫通孔373の背面側には、第13図に示すように、カッタ
ー375がその上方に設置されたシリンダ377のロッド379
に連結され鉛直方向に往復動可能に配置されている。シ
リンダ377を駆動してロッド379を降下させることによ
り、カッター375を降下させて、それによって上部半製
品23のスプル24を切断・除去する。また、カッター375
の両側には、一対のガイド機構381、381が配置されてい
る。
ー375がその上方に設置されたシリンダ377のロッド379
に連結され鉛直方向に往復動可能に配置されている。シ
リンダ377を駆動してロッド379を降下させることによ
り、カッター375を降下させて、それによって上部半製
品23のスプル24を切断・除去する。また、カッター375
の両側には、一対のガイド機構381、381が配置されてい
る。
尚、シリンダ377の駆動であるが、これはロッド379を一
度に降下させるものではなく、ロッド379を断続的にた
たくように上下動させながら徐々に降下させることが好
ましい。即ち、ロッド379の往復動距離は徐々に拡大さ
れていき、それに伴って、カッター375の往復動距離も
徐々に拡大されていく。従って、カッター375の先端が
スプルに徐々に食い込んでいき、カッター375の往復動
距離が貫通孔373を通過するまで大きくなった時点で完
全に切断・除去される。
度に降下させるものではなく、ロッド379を断続的にた
たくように上下動させながら徐々に降下させることが好
ましい。即ち、ロッド379の往復動距離は徐々に拡大さ
れていき、それに伴って、カッター375の往復動距離も
徐々に拡大されていく。従って、カッター375の先端が
スプルに徐々に食い込んでいき、カッター375の往復動
距離が貫通孔373を通過するまで大きくなった時点で完
全に切断・除去される。
また、カッター機構371はスプルの数に応じて適宜設け
ることができる。
ることができる。
次に、搬出機構21の構成について第14図ないし第16図を
参照して説明する。
参照して説明する。
まず、移動台車383があり、この移動台車383は車輪385
を介して既に使用した一対の走行レール93、93上を走行
する。移動台車383を移動させる駆動機構であるが、図
示しない駆動モータがあり、この駆動モータの回転軸に
固着されたスプロケットと別のスプロケットの間にはチ
ェーンが巻回されている。上記スプロケットにはクラッ
チを介して別のスプロケット387(第1図に示す)が同
軸に固着されており、このスプロケット387と圧着機構
1を挟んで反対側に配置された図示しないスプロケット
との間にチェーンが巻回されている。移動台車383はこ
のチェーンに固定されており、よって駆動モータを適宜
の方向に回転させることにより、走行レール93、93上を
移動する。
を介して既に使用した一対の走行レール93、93上を走行
する。移動台車383を移動させる駆動機構であるが、図
示しない駆動モータがあり、この駆動モータの回転軸に
固着されたスプロケットと別のスプロケットの間にはチ
ェーンが巻回されている。上記スプロケットにはクラッ
チを介して別のスプロケット387(第1図に示す)が同
軸に固着されており、このスプロケット387と圧着機構
1を挟んで反対側に配置された図示しないスプロケット
との間にチェーンが巻回されている。移動台車383はこ
のチェーンに固定されており、よって駆動モータを適宜
の方向に回転させることにより、走行レール93、93上を
移動する。
上記移動台車383の下部半製品支持部5側には、パレッ
ト把持部389が取付けられている。このパレット把持部3
89は、移動台車383に対して、鉛直方向に昇降可能に取
付けられている。
ト把持部389が取付けられている。このパレット把持部3
89は、移動台車383に対して、鉛直方向に昇降可能に取
付けられている。
即ち、移動台車383には駆動モータ391が設置されてお
り、この駆動モータ391の回転軸に固着されたスプロケ
ット393と別のスプロケット395との間には、チェーン39
7が巻回されている。上記スプロケット395の両側には、
別のスプロケット399、401が固着されている。上記スプ
ロケット399、401の鉛直下方には、別のスプロケット40
3、405が設置されていて、スプロケット399と403の間、
及びスプロケット401と405の間にはチェーン407、409が
それぞれ巻回されている。
り、この駆動モータ391の回転軸に固着されたスプロケ
ット393と別のスプロケット395との間には、チェーン39
7が巻回されている。上記スプロケット395の両側には、
別のスプロケット399、401が固着されている。上記スプ
ロケット399、401の鉛直下方には、別のスプロケット40
3、405が設置されていて、スプロケット399と403の間、
及びスプロケット401と405の間にはチェーン407、409が
それぞれ巻回されている。
上記パレット把持部389は、これらチェーン407、409に
固定されており、移動台車383に鉛直方向に敷設された
一対のレール384、384上を車輪386を介して昇降走行す
る。従って、駆動モータ391の適宜の方向への回転によ
り、パレット把持部389が上昇または下降するものであ
る。
固定されており、移動台車383に鉛直方向に敷設された
一対のレール384、384上を車輪386を介して昇降走行す
る。従って、駆動モータ391の適宜の方向への回転によ
り、パレット把持部389が上昇または下降するものであ
る。
尚、移動台車383にはパレット把持部389の取付側と反対
側にバランス用重り388が配置されている。
側にバランス用重り388が配置されている。
次に、パレット把持部389の構成について詳細に説明す
る。一対のパレット保持アーム411、411があり、この一
対のパレット保持アーム411、411は、走行レール93の長
手方向に平行な方向に離接可能な構成となっている。
る。一対のパレット保持アーム411、411があり、この一
対のパレット保持アーム411、411は、走行レール93の長
手方向に平行な方向に離接可能な構成となっている。
即ち、駆動モータ413があり、この駆動モータ413の回転
軸もはギヤ415が固着されている。このギヤ415には別の
ギヤ417、419が噛合しており、これらギヤ417、419には
ボールねじ421、423がそれぞれ固着されている。一方、
上記一対のパレット保持アーム411、411の基端部には、
ボールナット425、427が設けられていて、これらボール
ナット425、427は上記ボールねじ421、423に螺合してい
る。従って、駆動モータ413が適宜の方向に回転するこ
とにより、一対のパレット保持アーム411、411が相互に
離接して、パレットを挟持する。
軸もはギヤ415が固着されている。このギヤ415には別の
ギヤ417、419が噛合しており、これらギヤ417、419には
ボールねじ421、423がそれぞれ固着されている。一方、
上記一対のパレット保持アーム411、411の基端部には、
ボールナット425、427が設けられていて、これらボール
ナット425、427は上記ボールねじ421、423に螺合してい
る。従って、駆動モータ413が適宜の方向に回転するこ
とにより、一対のパレット保持アーム411、411が相互に
離接して、パレットを挟持する。
このようにパレット保持アーム411、411は相互に離接し
てパレットを挾持するので、パレットの大きさが変更さ
れても挾持することが可能である。
てパレットを挾持するので、パレットの大きさが変更さ
れても挾持することが可能である。
尚、上記ボールねじ421、423の側部には、ガイド機構42
9、429が設けられている。
9、429が設けられている。
以上の構成を基にその作用を説明する。
まず、射出成形機により、上部半製品23と、下部半製品
25とを所定の形状に同時に成形し、あるいは各別に成形
して所定の場所に待機させておく。
25とを所定の形状に同時に成形し、あるいは各別に成形
して所定の場所に待機させておく。
搬入機構15の上部半製品搬入部17及び下部半製品搬入部
19により、上記待機している上部半製品23及び下部半製
品25を、搬送機構7の位置まで搬入する。
19により、上記待機している上部半製品23及び下部半製
品25を、搬送機構7の位置まで搬入する。
次に、搬入機構7の上部半製品搬送部9の上部半製品保
持機構69により上部半製品23を保持するとともに、下部
半製品搬送部11の下部半製品保持機構69により下部半製
品25を保持する。
持機構69により上部半製品23を保持するとともに、下部
半製品搬送部11の下部半製品保持機構69により下部半製
品25を保持する。
次に、上部半製品搬送部9、下部半製品搬送部11を走行
レール93、93に沿って移動させて、圧着機構1の上部半
製品支持部3及び下部半製品支持部5との間まで搬送す
る。
レール93、93に沿って移動させて、圧着機構1の上部半
製品支持部3及び下部半製品支持部5との間まで搬送す
る。
尚、上部半製品搬送部9及び下部半製品搬送部11の動作
と相前後してまたは同時に、加熱機構13も走行レール11
7、117に沿って移動し、圧着機構1の上部半製品支持部
3及び下部半製品支持部5との間に位置する。
と相前後してまたは同時に、加熱機構13も走行レール11
7、117に沿って移動し、圧着機構1の上部半製品支持部
3及び下部半製品支持部5との間に位置する。
次に、圧着機構1の上部半製品支持部3と、下部半製品
支持部5とを相互に接近する方向に移動させて、それぞ
れの半製品に当接する。次いで、基台308を前進移動さ
せて、上部半製品支持部3側の位置決め片307を上部半
製品23の透孔に挿入させることにより、上部半製品23が
上部半製品支持部3の前面の中央部に位置決めされる。
同様に下部半製品25が下部半製品支持部5の前面の中央
部に位置決めされる。
支持部5とを相互に接近する方向に移動させて、それぞ
れの半製品に当接する。次いで、基台308を前進移動さ
せて、上部半製品支持部3側の位置決め片307を上部半
製品23の透孔に挿入させることにより、上部半製品23が
上部半製品支持部3の前面の中央部に位置決めされる。
同様に下部半製品25が下部半製品支持部5の前面の中央
部に位置決めされる。
次いで、前記位置決め片307と同時に嵌合した上部半製
品支持部3にクランプ309が回転し、その後、基台308が
後退移動することにより、上部半製品23は上部半製品支
持部3の前面に固定される。下部半製品25についても同
様に下部半製品支持部5の前面に固定される。
品支持部3にクランプ309が回転し、その後、基台308が
後退移動することにより、上部半製品23は上部半製品支
持部3の前面に固定される。下部半製品25についても同
様に下部半製品支持部5の前面に固定される。
尚、該動作において、上部半製品搬送部9と下部半製品
搬送部11による上部半製品23と下部半製品25の保持は位
置決め終了と同時に解除される。
搬送部11による上部半製品23と下部半製品25の保持は位
置決め終了と同時に解除される。
次に、上部半製品搬送部9と下部半製品搬送部11とが元
の位置に復帰して、次の各半製品23、25の搬送に備え
る。
の位置に復帰して、次の各半製品23、25の搬送に備え
る。
次に、カッター375により上部半製品23、下部半製品25
に付着しているスプルを切断・除去する。
に付着しているスプルを切断・除去する。
次に、上部半製品支持部3と下部半製品支持部5が所定
量接近して、上部半製品23と下部半製品25の端面を加熱
機構13に当接させる。このとき、上部半製品支持部3と
下部半製品支持部5が高速駆動モータ191の駆動により
一定量急接近した後、低速駆動モータ193にパウダーク
ラッチ197に切り換えられ、半製品23と25は徐々に加熱
機構13に押圧される。この状態で加熱機構13により加熱
して、上部半製品23と下部半製品25の突き合せ面を溶融
させる。
量接近して、上部半製品23と下部半製品25の端面を加熱
機構13に当接させる。このとき、上部半製品支持部3と
下部半製品支持部5が高速駆動モータ191の駆動により
一定量急接近した後、低速駆動モータ193にパウダーク
ラッチ197に切り換えられ、半製品23と25は徐々に加熱
機構13に押圧される。この状態で加熱機構13により加熱
して、上部半製品23と下部半製品25の突き合せ面を溶融
させる。
前記上部半製品23と下部半製品25の加熱機構13による溶
融中にカッター375を作動させて突設しているスプルを
切断・除去する。
融中にカッター375を作動させて突設しているスプルを
切断・除去する。
上部半製品23と下部半製品25の突き合せ面が所定量溶融
した後、上部半製品支持部3と下部半製品支持部5とを
高速駆動モータ191の作動により後退移動させる。
した後、上部半製品支持部3と下部半製品支持部5とを
高速駆動モータ191の作動により後退移動させる。
同時に、加熱機構13を元の位置に復帰させて、再度上部
半製品支持部3と下部半製品支持部5とを接近させ、溶
融面を押圧することによって突き合せ溶着し、一体の完
成したパレットを製造する。
半製品支持部3と下部半製品支持部5とを接近させ、溶
融面を押圧することによって突き合せ溶着し、一体の完
成したパレットを製造する。
既に述べたように、上部半製品23、下部半製品25は、上
部半製品支持部3の前面中央、下部半製品支持部5の前
面中央にそれぞれ位置決めされているので、両者間に収
縮による寸法差があっても、その寸法差は外周部に均等
に分散されて溶着に際して両者の溶着部に大きな位置ず
れを生じることがない。
部半製品支持部3の前面中央、下部半製品支持部5の前
面中央にそれぞれ位置決めされているので、両者間に収
縮による寸法差があっても、その寸法差は外周部に均等
に分散されて溶着に際して両者の溶着部に大きな位置ず
れを生じることがない。
従って、溶着品質が向上するとともに、十分な汎用性を
有することができる。
有することができる。
その後、上部半製品支持部3のクランプ309による上部
半製品23の保持を解除すると同時に、下部半製品支持部
5を後退移動させる。これによって、溶着により成形さ
れたパレットが下部半製品支持部5側に残存する。
半製品23の保持を解除すると同時に、下部半製品支持部
5を後退移動させる。これによって、溶着により成形さ
れたパレットが下部半製品支持部5側に残存する。
次に、搬出機構21によるパレット搬出工程に入る。搬出
機構21の移動台車383が走行レール93、93上を走行して
パレットの上方に位置する。そこで、パレット把持部38
9を降下させるとともに、一対のパレット保持アーム41
1、411を接近させて、パレットを保持する。次いで、下
部半製品支持部5側のクランプ309による下部半製品25
の保持を解除し、半製品押出機構362の板体367を突き出
すことによりパレットを押し出す。これによってパレッ
トはパレット保持アーム411、411に保持された状態とな
るので、パレット把持部389を上昇させた後、移動台車3
83を元の位置まで走行させればよい。
機構21の移動台車383が走行レール93、93上を走行して
パレットの上方に位置する。そこで、パレット把持部38
9を降下させるとともに、一対のパレット保持アーム41
1、411を接近させて、パレットを保持する。次いで、下
部半製品支持部5側のクランプ309による下部半製品25
の保持を解除し、半製品押出機構362の板体367を突き出
すことによりパレットを押し出す。これによってパレッ
トはパレット保持アーム411、411に保持された状態とな
るので、パレット把持部389を上昇させた後、移動台車3
83を元の位置まで走行させればよい。
以下同様のサイクルを繰り返して、パレットを順次製造
していく。
していく。
以上、本実施例によると以下のような効果を奏すること
ができる。
ができる。
まず、上部半製品23、下部半製品25を終始立てた状態で
取り扱う構成になっているので、動作に要するスペース
が少なくてすみ、装置の小型化が可能となる。したがっ
て、空間の有効利用を図ることができる。
取り扱う構成になっているので、動作に要するスペース
が少なくてすみ、装置の小型化が可能となる。したがっ
て、空間の有効利用を図ることができる。
上部半製品支持部3、下部半製品支持部5及び搬送機構
7は上部半製品23、下部半製品25を、常に、中心位置に
位置決めする構成となっているので、成形時または成形
後の変形により、上部半製品23と下部半製品25との間に
寸法差がある場合でも、この寸法差を両側に均等に分散
させることができる。従って、何か一端を基準にして位
置決めするような場合に比べて、両者の位置ずれを少な
くすることができる。また、上部半製品23、下部半製品
25を中心位置に位置決めすることによって、寸法の異な
るパレットの製造にも容易に対応することができ、汎用
性を有することができる。
7は上部半製品23、下部半製品25を、常に、中心位置に
位置決めする構成となっているので、成形時または成形
後の変形により、上部半製品23と下部半製品25との間に
寸法差がある場合でも、この寸法差を両側に均等に分散
させることができる。従って、何か一端を基準にして位
置決めするような場合に比べて、両者の位置ずれを少な
くすることができる。また、上部半製品23、下部半製品
25を中心位置に位置決めすることによって、寸法の異な
るパレットの製造にも容易に対応することができ、汎用
性を有することができる。
上部半製品23と下部半製品25はそれぞれ支持部3、支持
部5内に移動可能に配置した基台308に突設した4つの
位置決め片307により常に中心位置に位置決められると
ともに、クランプ309により保持・固定するので、操作
が簡単で確実である。
部5内に移動可能に配置した基台308に突設した4つの
位置決め片307により常に中心位置に位置決められると
ともに、クランプ309により保持・固定するので、操作
が簡単で確実である。
上部半製品支持部3と下部半製品支持部5とは常に相対
して離接し、下部半製品支持部5は回転を逆転して伝達
するシャフト271、275により駆動されるので上部半製品
支持部3と下部半製品支持部5とは常に同時に、しかも
等距離だけ離接させることができる。
して離接し、下部半製品支持部5は回転を逆転して伝達
するシャフト271、275により駆動されるので上部半製品
支持部3と下部半製品支持部5とは常に同時に、しかも
等距離だけ離接させることができる。
加熱機構13には1枚のテフロンシート163が全面に張り
付けられているので、上部半製品23、下部半製品25が溶
融時に加熱機構21に密着して剥がれないということはな
い。また、テフロンシート163の固定構造についても、
簡単な構造で強固な固定状態を得ることができるととも
に、破損時の取り換えが容易である。
付けられているので、上部半製品23、下部半製品25が溶
融時に加熱機構21に密着して剥がれないということはな
い。また、テフロンシート163の固定構造についても、
簡単な構造で強固な固定状態を得ることができるととも
に、破損時の取り換えが容易である。
加熱機構13の加熱板要素155、157は移動可能となってい
て、加熱領域を加減することができるので、上部半製品
23、下部半製品25の大きさが変わっても、確実に対応す
ることができる。
て、加熱領域を加減することができるので、上部半製品
23、下部半製品25の大きさが変わっても、確実に対応す
ることができる。
圧着機構1の上部半製品支持部3と、下部半製品支持部
5はとは、高速または低速で移動できるので、作業を円
滑に進めることができるとともに、衝突等により破損す
ることもない。
5はとは、高速または低速で移動できるので、作業を円
滑に進めることができるとともに、衝突等により破損す
ることもない。
上記溶着機における各機構は、パレットの大きさ、形状
の変更に対応できるように構成されているので、汎用性
を有し、製品のコストダウン、生産効率のアップを図る
ことができる。
の変更に対応できるように構成されているので、汎用性
を有し、製品のコストダウン、生産効率のアップを図る
ことができる。
(発明の効果) 以上詳述したようにこの発明によるパレット溶着装置と
パレット溶着方法によると、上部半製品及び下部半製品
を終始立てた状態で取り扱う構成になっているので、装
置の小型化、空間の有効利用を図ることができる等その
効果は大である。
パレット溶着方法によると、上部半製品及び下部半製品
を終始立てた状態で取り扱う構成になっているので、装
置の小型化、空間の有効利用を図ることができる等その
効果は大である。
第1図ないし第16図はこの発明の一実施例を示し、第1
図は装置の全体構成を示す説明用斜視図、第2図は搬入
機構及び搬送機構の断面正面図、第3図は搬入機構及び
搬送機構の一部を切り欠いた側面図、第4図は搬入機構
の一部の動作を示す説明用平面図、第5図は加熱機構の
側面図、第6図は第5図のVI-VI断面図、第7図は圧着
機構の説明用一部省略正面図、第8図は圧着機構の駆動
部の構成を示す平面図、第9図は上部半製品支持部の一
部省略側面図、第10図は上部半製品支持部の一部省略正
面図、第11図はクランプ及びその駆動部の構成を示す
図、第12図(a)は押出機構の側面図、第12図(b)は
第12図(a)のb−b線断面図、第13図はカッター機構
の背面図、第14図は搬出機構の正面図、第15図は搬出機
構の側面図、第16図は搬出機構の平面図、第17図及び第
18図は従来例の説明に使用した図で、第17図はパレット
の正面図、第18図は溶着装置の断面図である。 1は圧着機構、3は上部半製品支持部、5は下部半製品
支持部、7は搬送機構、9は上部半製品搬送部、11は下
部半製品搬送部、13は加熱機構、15は搬入機構、17は上
部半製品搬入部、19は下部半製品搬入部、21は搬出機
構、27は駆動モータ、29はガイドバー、31は移動体、3
3、37はスプロケット、35はブラケット、39はチェー
ン、41、43、45はスプロケット、47はチェーン、49はシ
リンダ、51は作用部、55は半製品把持部、67は保持枠、
69は上部半製品保持機構、71は駆動モータ、83は上部保
持片、85は下部保持片、91は走行台車、93は走行レー
ル、95は車輪、97は駆動モータ、99、101はスプロケッ
ト、103はチェーン、105はクラッチ、107、109はスプロ
ケット、111はチェーン、115は走行台車、117は走行レ
ール、119は車輪、121は連結部材、125は低速駆動モー
タ、127は高速駆動モータ、151は外枠、153、155、157
は加熱板要素、159は溝、161は加熱基板、163はテフロ
ンシート、165は嵌合部、167はフラットバー、171は内
枠、173は断熱材、177は走行基台、179は走行レール、1
81はボールナット、183、185、187、189はボールねじ、
191は高速駆動モータ、193は低速駆動モータ、197、205
はパウダークラッチ、211、239、247はシャフト、267、
273はギヤ、271、277はシャフト。
図は装置の全体構成を示す説明用斜視図、第2図は搬入
機構及び搬送機構の断面正面図、第3図は搬入機構及び
搬送機構の一部を切り欠いた側面図、第4図は搬入機構
の一部の動作を示す説明用平面図、第5図は加熱機構の
側面図、第6図は第5図のVI-VI断面図、第7図は圧着
機構の説明用一部省略正面図、第8図は圧着機構の駆動
部の構成を示す平面図、第9図は上部半製品支持部の一
部省略側面図、第10図は上部半製品支持部の一部省略正
面図、第11図はクランプ及びその駆動部の構成を示す
図、第12図(a)は押出機構の側面図、第12図(b)は
第12図(a)のb−b線断面図、第13図はカッター機構
の背面図、第14図は搬出機構の正面図、第15図は搬出機
構の側面図、第16図は搬出機構の平面図、第17図及び第
18図は従来例の説明に使用した図で、第17図はパレット
の正面図、第18図は溶着装置の断面図である。 1は圧着機構、3は上部半製品支持部、5は下部半製品
支持部、7は搬送機構、9は上部半製品搬送部、11は下
部半製品搬送部、13は加熱機構、15は搬入機構、17は上
部半製品搬入部、19は下部半製品搬入部、21は搬出機
構、27は駆動モータ、29はガイドバー、31は移動体、3
3、37はスプロケット、35はブラケット、39はチェー
ン、41、43、45はスプロケット、47はチェーン、49はシ
リンダ、51は作用部、55は半製品把持部、67は保持枠、
69は上部半製品保持機構、71は駆動モータ、83は上部保
持片、85は下部保持片、91は走行台車、93は走行レー
ル、95は車輪、97は駆動モータ、99、101はスプロケッ
ト、103はチェーン、105はクラッチ、107、109はスプロ
ケット、111はチェーン、115は走行台車、117は走行レ
ール、119は車輪、121は連結部材、125は低速駆動モー
タ、127は高速駆動モータ、151は外枠、153、155、157
は加熱板要素、159は溝、161は加熱基板、163はテフロ
ンシート、165は嵌合部、167はフラットバー、171は内
枠、173は断熱材、177は走行基台、179は走行レール、1
81はボールナット、183、185、187、189はボールねじ、
191は高速駆動モータ、193は低速駆動モータ、197、205
はパウダークラッチ、211、239、247はシャフト、267、
273はギヤ、271、277はシャフト。
Claims (2)
- 【請求項1】上部半製品と下部半製品をそれぞれ立てた
状態で相対向させて搬送機構により圧着位置まで搬入す
る工程と、 上記上部半製品と下部半製品をそれぞれ上部半製品支持
部と下部半製品支持部の所定位置に位置決めして保持し
た後、離間して前記搬送機構を元の位置に復帰させ、再
度離接して間に配設した加熱機構に押圧して上部半製品
と下部半製品の溶着面を溶融する工程と、 上記加熱機構から上部半製品と下部半製品とを引き離し
て加熱機構を取り除いた後、上部半製品と下部半製品と
を所定距離を高速で接近し、その後低速で押圧すること
により突き合わせ溶着する工程と、 溶着後は上部半製品支持部または下部半製品支持部のい
ずれか一方を引き離し、次いで、搬出機構を上部半製品
支持部と下部半製品支持部との間に入れてパレットを挾
持し、上部半製品支持部または下部半製品支持部のいず
れか一方から押出機構によって押し出すことによって引
き離し、その後パレットを搬出機構により搬出する工程
とからなる、 ことを特徴とする合成樹脂製パレットの溶着方法。 - 【請求項2】上部半製品を立てた状態で支持する上部半
製品支持部と、この上部半製品支持部に相対配置され下
部半製品を立てた状態で支持する下部半製品支持部のそ
れぞれ内部には、前面部に位置決め片とクランプとを備
え、摺動可能に配設された走行基台を有しており、これ
ら上部半製品支持部及び下部半製品支持部を離接可能に
配置してなる圧着機構と、 上記圧着機構の上部半製品支持部及び下部半製品支持部
との間に出没可能に配置され、上部半製品を立てた状態
で上部半製品支持部位置まで搬送する上部半製品搬送部
と、下部半製品を立てた状態で下部半製品支持部位置ま
で搬送する下部半製品搬送部とからなる半製品搬送機構
と、 予め成形された上部半製品を上記搬送機構の上部半製品
搬送部位置まで立てた状態で搬入する上部半製品搬入部
と、予め成形された下部半製品を立てた状態で上記搬送
機構の下部半製品搬送部位置まで搬入する下部半製品搬
入部とからなる半製品搬入部と、 上記搬送機構の上部半製品搬送部及び下部半製品搬送部
との間に配置されるとともに、上記圧着機構の上部半製
品支持部及び下部半製品支持部との間に出没可能な加熱
機構と、 圧着機構を挟んで、半製品搬入部と反対側に配置され、
圧着機構の上部半製品支持部及び下部半製品支持部との
間に出没し、圧着により製造されたパレットを立てた状
態で搬出する搬出機構とを具備した、 ことを特徴とする合成樹脂製パレットの溶着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19575189A JPH0712639B2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | 合成樹脂製パレットの溶着方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19575189A JPH0712639B2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | 合成樹脂製パレットの溶着方法とその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0361026A JPH0361026A (ja) | 1991-03-15 |
JPH0712639B2 true JPH0712639B2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=16346362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19575189A Expired - Lifetime JPH0712639B2 (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | 合成樹脂製パレットの溶着方法とその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712639B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2553004B2 (ja) * | 1993-03-02 | 1996-11-13 | 株式会社明治ゴム化成 | 合成樹脂製パレットの溶着装置 |
JP2553005B2 (ja) * | 1993-03-02 | 1996-11-13 | 株式会社明治ゴム化成 | 溶着装置のパレット搬出機構 |
JP4808088B2 (ja) * | 2006-06-16 | 2011-11-02 | 宮脇車輌工業株式会社 | パレット溶着装置 |
JP4808087B2 (ja) * | 2006-06-16 | 2011-11-02 | 宮脇車輌工業株式会社 | パレット溶着装置 |
JP4955429B2 (ja) * | 2007-03-15 | 2012-06-20 | 宮脇車輌工業株式会社 | パレット溶着装置 |
-
1989
- 1989-07-28 JP JP19575189A patent/JPH0712639B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0361026A (ja) | 1991-03-15 |
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