JPH0723177Y2 - 油圧ブレーカにおける防塵装置 - Google Patents

油圧ブレーカにおける防塵装置

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JPH0723177Y2
JPH0723177Y2 JP5724391U JP5724391U JPH0723177Y2 JP H0723177 Y2 JPH0723177 Y2 JP H0723177Y2 JP 5724391 U JP5724391 U JP 5724391U JP 5724391 U JP5724391 U JP 5724391U JP H0723177 Y2 JPH0723177 Y2 JP H0723177Y2
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JP
Japan
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chisel
seal
dust seal
bush
dust
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JP5724391U
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JPH05378U (ja
Inventor
郁男 伊藤
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Teisaku Corp
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Teisaku Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は破砕作業に適用される
油圧ブレーカにおける防塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ブレーカにおいて、反復衝打作用を
受けて軸方向へ進退動するチゼルはブレーカ本体の先端
に取付けられたブッシュ内に挿通された状態でブレーカ
本体の先端に挿着される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】破砕作業のためにチゼ
ルが繰り返し進退動すると、前記ブッシュの内周面若し
くはチゼルの外周面が摩耗してブッシュとチゼルとの間
に隙間が起生し、この隙間から粉塵が侵入してブッシュ
およびチゼルや、ブレーカ本体内の部材の損耗を促進さ
せる問題点がある。本考案は上記問題点を解消すること
を課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の油圧ブレーカに
おける防塵装置はチゼルが貫挿されたブッシュにはチゼ
ルの外周面の一部にそのほぼ全周にわたって圧接してチ
ゼルと前記ブッシュとの隙間を密閉するダストシール
と、このダストシールを向心状に押圧してチゼルに押し
つける押圧手段とを設けた構成を有する。
【0005】
【作用】チゼルと、このチゼルが貫挿されたブッシュと
の隙間をチゼルの外周面の一部にそのほぼ全周にわたっ
て圧接するダストシールによって密閉し、このダストシ
ールが摩耗したときには前記ダストシールを向心状に押
圧する押圧手段によって前記ダストシールをチゼルに押
しつけてチゼルに対する前記ダストシールの押しつけ圧
の低下を補償する。
【0006】
【考案の効果】本考案は前記したように構成してあるの
で、ダストシールの内周面が摩耗してもダストシールを
押圧手段によって向心状に押圧してチゼルに押しつける
ことができ、チゼルに対するダストシールの押しつけ圧
の低下を補償してチゼルとダストシールとの隙間を継続
して密閉し、ブレーカ本体の内部への粉塵の侵入を継続
して的確に防止することができる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の第1実施例を図1〜図3にし
たがって説明する。油圧ブレーカのブレーカ本体1には
油圧で往復駆動されるピストンが装入されたシリンダ2
と、このシリンダ2の前方に連設されたフロントキャッ
プ3と、シリンダ2の後方に連設されたバックキャップ
4とが形成され、フロントキャップ3の先端には前記ピ
ストンによって反復衝打されるチゼル5が挿着されてい
る。
【0008】ブレーカ本体1の先端にはフロントキャッ
プ3の先端に取付けられてチゼル5が貫挿された段付円
筒状のブッシュ6が設置されている。
【0009】ブッシュ6の先端にはフロントキャップ3
の先端面の先方へ突出されたフランジ部6aが形成さ
れ、このフランジ部6aの内周面には断面がコ形状のシ
ール溝7が環状に凹設されるとともに、フランジ部6a
の外周面には回転対称位置に配設された複数個(本体で
は4個)の凹部8が凹設され、この各凹部8の内方には
シール溝7に連通されたねじ孔9がそれぞれ段差状に連
設されている。
【0010】ブッシュ6のシール溝7内には環状に形成
されてチゼル5の外周面の一部にその全周にわたって圧
接された弾性体のダストシール10が嵌め込まれてい
る。
【0011】シール溝7内の底部には複数個(本例では
4個)のリング片に分割された環状の押えリング11が
ダストシール10を包囲した状態で嵌め込まれている。
この押えリング11の各リング片は隣り合う両ねじ孔9
間の中間部に配設された隙間16を隔てて周方向へ配列
されている。
【0012】ブッシュ6の各ねじ孔9には押えリング1
1を介してダストシール10をその外方から向心状に押
圧してチゼル5に押しつけ、チゼル5に対するダストシ
ール10の押しつけ圧の低下を補償する押えねじ12が
それぞれ螺嵌され、各押えねじ12には凹部8内に嵌挿
されたロックナット13がそれぞれ螺嵌されている。
【0013】各押えねじ12は押えリング11の各リン
グ片の中央部にそれぞれ直交状に外接され、押えねじ1
2を螺進させると、押えリング11を介してダストシー
ル10が向心状に押圧されてチゼル5に押しつけられ
る。
【0014】続いて、上記した構成をもつ実施例の作用
と効果を説明する。本例ではブレーカ本体1の先端に設
置されてチゼル5が貫挿されたブッシュ6には環状のシ
ール溝7を凹設してこのシール溝7内にはチゼル5に圧
接するダストシール10と、このダストシール10を包
囲する押えリング11とを嵌め込み、ブッシュ6に形成
した4つのねじ孔9には押えリング11に外接した押え
ボルト12をそれぞれ螺嵌し、この各押えボルト12に
よって押えリング11を介してダストシール10をその
外方から向心状に押圧してチゼル5に押しつけるように
構成してある。
【0015】このため、ダストシール10の内周面が摩
耗しても、押えねじ12を螺進させると、ダストシール
10を押えリング11によって向心状に押圧してチゼル
5に押しつけることができ、チゼル5に対するダストシ
ール10の押しつけ圧の低下を補償してチゼル5とダス
トシール12との隙間を継続して密閉することができ、
ブレーカ本体1の内部への粉塵の侵入を継続して的確に
防止することができる。
【0016】次に、図4、図5に示す本考案の第2実施
例について説明すると、ブッシュ6Aのフランジ部6A
の外周面には1個の凹部8Aと、1個のねじ孔9Aとが
形成され、このねじ孔9Aにはグリスニップル14のね
じ部が螺嵌されている。
【0017】ブッシュ6Aのシール溝7A内には環状の
ダストシール10Aが密嵌状に嵌め込まれ、このダスト
シール10Aの両側面はシール溝7Aの両側壁面に密接
されている。
【0018】シール溝7A内の底部にはダストシール1
0Aを外方から向心状に押圧してチゼル5に押しつける
グリス15がダストシール10Aを包囲した状態で充滿
状に封入されている。
【0019】このグリス15はグリスニップル14を通
じてシール溝7A内に注入され、ダストシール10Aが
摩耗したときにはグリスを追加して注入すると、チゼル
5に対するダストシール10A押しつけ圧の低下を補償
することができる。
【0020】なお、ねじ孔9Aにホース用の接続金具を
取付け、この接続金具によってブッシュ6Aに接続した
ホースを、油圧ブレーカを遠隔操作する位置まで延長し
てシール溝7A内へのグリス15の注入を遠隔操作する
ようにしてもよい。
【0021】次に、図6、図7に示す第3実施例ではブ
ッシュ6Bは先端部の内周縁に切欠部19が周状に凹設
された本体部6aBと、この本体部6aBの先方に隣設
されて4つの押えねじ12Bによって本体部6aBに本
体部6aB側およびその反対側への移動調整に連結され
た押え部6bBとに分割されている。
【0022】押え部6bBの本体部6aB側の端部には
本体部6aBの切欠部19内に突入された突縁18が突
出形成され、この突縁18の内周面には円周長が本体部
6aB側に向って漸増する押圧面18aがコニカル面状
に形成されている。
【0023】切欠部6aBの内壁面と突縁18の押圧面
18aとの間に形成された環状のシール溝7B内には突
縁18の押圧面18aに密接されたテーパ面10aBを
有しチゼル5に圧接されたダストシール10Bが嵌め込
まれている。
【0024】押えねじ12Bを螺進して押え部6bBを
本体部6aB側へ押動すると、押え部6bBがダストシ
ール10Bを押圧する押圧方向が押圧面18aとテーパ
面10aBとによってダストシール10Bの中心側へ変
向し、ダストシール10Bが押圧面18aによって向心
状に押圧されてチゼル5に押しつけられる。
【0025】次に、図8、図9に示す第4実施例ではブ
ッシュ6Cに形成した1対の通し孔21には周方向へ1
80°離隔しかつ前後方向へ若干離隔した位置に配設さ
れてナット22が螺嵌された1対の押えねじ12Cが遊
挿されている。
【0026】両押えねじ12Cにはチゼル5を包囲した
状態で円形状に湾曲されてシール溝7c内に並行状に嵌
め込まれ、チゼル5に圧接されたシール部23と、引揃
え状に集束された集束部24とがそれぞれ連接された前
後1対のひも状のダストシール10C,10Cとの集束
部24がそれぞれ接着剤で接合されている。
【0027】ナット19を回動して押えねじ12Cを螺
退させると、ダストシール10Cのシール部23が縮径
してチゼル5がシール部23によって締めつけられ、ダ
ストシール10Cが向心状に押圧されてチゼル5に押し
つけられる。
【0028】一方のダストシール10Cの集束部10C
と、チゼル5の外周面との間に形出された隙間25は他
方のダストシール10Cのシール部10bCによって閉
塞されている。
【0029】次に、図10に示す第5実施例ではブレー
カ本体1の先端に設置されたブッシュ6Dが内部にブレ
ーカ本体1が装入されたケーシング26の先端に形成さ
れ、ブッシュ26Dの基端と、チゼル5との隙間がケー
シング26内の先端に嵌挿されてブッシュ26Dとフロ
ントキャップ3との間に挟み込まれたシール部材27に
よって密閉されている外は第1実施例と同様に構成され
ている。また、本例のブッシュ26Dに第2実施例〜第
4実施例で示したダストシール機構を適用してもよい。
【0030】なお、第2実施例〜第5実施例のその他の
作用と効果については第1実施例とほぼ同様であるた
め、その説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す要部の側断面図であ
る。
【図2】図1のX1−X1線断面図である。
【図3】ブレーカ本体の側面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す要部の側断面図であ
る。
【図5】図4のX2−X2線断面図である。
【図6】本考案の第3実施例を示す要部の側断面図であ
る。
【図7】図6のX3−X3線矢視図である。
【図8】本考案の第4実施例を示す要部の側断面図であ
る。
【図9】図8のX4−X4線断面図である。
【図10】本考案の第5実施例を示す要部の側断面図で
ある。
【符号の説明】
5 チゼル 6,6A,6B,6C,6D ブッシュ 10,10A,10B,10C,10D ダストシール 12,12B,12CC 押えねじ 15 グリス 18a 押圧面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チゼルが貫挿されたブッシュにはチゼル
    の外周面の一部にそのほぼ全周にわたって圧接してチゼ
    ルと前記ブッシュとの隙間を密閉するダストシールと、
    このダストシールを向心状に押圧してチゼルに押しつけ
    る押圧手段とを設けたことを特徴とする油圧ブレーカに
    おける防塵装置。
JP5724391U 1991-06-25 1991-06-25 油圧ブレーカにおける防塵装置 Expired - Lifetime JPH0723177Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5724391U JPH0723177Y2 (ja) 1991-06-25 1991-06-25 油圧ブレーカにおける防塵装置

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JP5724391U JPH0723177Y2 (ja) 1991-06-25 1991-06-25 油圧ブレーカにおける防塵装置

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JPH05378U JPH05378U (ja) 1993-01-08
JPH0723177Y2 true JPH0723177Y2 (ja) 1995-05-31

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ID=13050096

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JP5724391U Expired - Lifetime JPH0723177Y2 (ja) 1991-06-25 1991-06-25 油圧ブレーカにおける防塵装置

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JP4726771B2 (ja) * 2006-12-08 2011-07-20 住友建機株式会社 油圧ブレーカの作動油清浄装置
CN108223801A (zh) * 2018-01-29 2018-06-29 中铁六局集团有限公司 盾构用砂浆罐搅拌轴的密封与支撑装置

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JPH05378U (ja) 1993-01-08

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