JP3330322B2 - 連続混練設備 - Google Patents

連続混練設備

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JP3330322B2
JP3330322B2 JP16701698A JP16701698A JP3330322B2 JP 3330322 B2 JP3330322 B2 JP 3330322B2 JP 16701698 A JP16701698 A JP 16701698A JP 16701698 A JP16701698 A JP 16701698A JP 3330322 B2 JP3330322 B2 JP 3330322B2
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眞彦 柏
克典 高橋
好則 黒田
達也 田中
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、連続混練設備に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、樹脂やゴム等を混練して押出す
る混練機には、その下流側にギヤポンプやスクリーンチ
ェンジャ等の二次装置を後続設置することで、一連の連
続混練設備を構築させるようにするが、この場合、二次
装置は、混練機の軸方向(押出方向)に対して平面視し
た状態で直交関係となるように設置するのが普通であ
る。
【0003】図8は、混練機100と二次装置101と
の連結部分を、混練機100の吐出口部102側からそ
の軸方向へ正対して見た状態を一部破砕して示したもの
であり、また図9は、図8の破砕部分を拡大して示した
ものである。これら図8及び図9から明らかなように、
混練機100と二次装置101との連結部分には、一端
側に面シール部104(突き合わせ面によるシール部)
を有したアジャストリング105が設けられている。
【0004】そして、このアジャストリング105の混
練機100側(面シール部104とは反対側の端部)に
は、そのリング外周面に対して、これと軸方向移動自在
に当接するリング受部106を有した第1のトランジシ
ョン部材107が設けられている。また、アジャストリ
ング105の二次装置101側には、面シール部104
との間でリテーナー107を介してシール作用を生じる
シール面109を有した第2のトランジション部材11
0が設けられている。
【0005】この第2のトランジション部材110に
は、第1のトランジション部材107の上下両側へ突出
して設けられたフランジ部111を引き寄せ方向に押圧
する押圧部材112,113が設けられている。アジャ
ストリング105のリング外周面と、第1のトランジシ
ョン部材107におけるリング受部106の内周面と
は、互いにねじ結合(矢符X参照)されており、アジャ
ストリング105の面シール部104寄りの外周部に張
出形成された工具係合部114へ工具(図示略)を引っ
掛けて、アジャストリング105を回動操作すること
で、これを第2のトランジション部材110へ向けて進
退できるようになっている。
【0006】すなわち、この工具を用いた操作により、
アジャストリング105の面シール部104と第2のト
ランジション部材110のシール面との間に所定の面圧
を発生させ、混練機100と二次装置101との間のシ
ール性を保つようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構造におい
て、混練機100側でその軸方向(図8及び図9の紙面
に垂直な方向)に沿って生じる熱膨張変形は、アジャス
トリング105の面シール部104と第2のトランジジ
ョン部材のシール面109との間で許容されている面方
向のスライド性により、吸収可能となっている。
【0008】ところが、二次装置101側で生じる熱膨
張変形のうち、混練機100へ向けて押圧力を発生する
ように生じるものは、吸収することができず、結果とし
て、混練機100には二次装置101から遠のく方向
(図8及び図9の右方)へ向けた転倒荷重が作用するこ
とになっていた。そのため、混練機100には、この転
倒荷重に耐え得るだけの堅牢な設置構造を採用する必要
があり、設備コストの高騰化等に繋がっていた。
【0009】一方、上記アジャストリング105におい
て、これの工具係合部114へ工具を引っ掛けて操作す
る場合に、アジャストリング105の直径が大きいこと
に起因して、その操作トルクが大きく、作業が困難であ
るということがあった。このことは、操作量の不足を招
来するおそれがあるため、ひいてはシール性不良(内容
物の漏洩)に繋がることにもなっていた。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、二次装置側から混練機へ向けて転倒荷重を伴
う熱膨張変形が生じた場合にもこれの吸収を可能にして
混練機の設置安定性を確保し、もって設置構造の簡潔化
及び設備コストの低廉化を可能にし、またアジャストリ
ングによる面圧調整及びその解除等の操作が容易に行え
るようにした連続混練設備を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る連続混練設備では、混練機とこれに後続する二
次装置との間に設けられたアジャストリングに対して、
シール部付勢手段が設けられている。
【0012】このシール部付勢手段は、アジャストリン
グの一端側の面シール部に対し、混練機及び二次装置の
両者間に対する突張り方向の面圧を作用させるシール部
バネを有したものである。従って、本発明においても、
混練機側でその軸方向に沿って生じる熱膨張変形は、ア
ジャストリングの面シール部がその面方向でスライドす
ることによって許容され、吸収可能となっている。
【0013】そして、このシール部付勢手段において、
シール部バネのバネ圧を調節可能な構造にしておけば、
所定の面圧を発生させ又は調整するときに、アジャスト
リング自体を回動操作させる必要がないものとなり、こ
れらの操作を容易化できることになる。アジャストリン
グは、面シール部との間でシール作用を生じるシール面
を有した第1のトランジション部材と、この面シール部
とは反対側端部のリング外周面との間でこれと軸方向移
動自在な状態を保持しつつシール作用を生じるリング受
部を有した第2のトランジション部材との相互間で保持
される構造とすればよい。
【0014】この場合、前記シール部付勢手段は、アジ
ャストリングと第2のトランジション部材との間で作用
する状態に設ければよい。なお、第1のトランジション
部材と第2のトランジション部材とにおいて、いずれを
混練機側へ連結し、また二次装置側へ連結するかは、限
定されるものではない。そして、このように第1のトラ
ンジション部材と第2のトランジション部材とを設ける
場合にあって、これら両部材間には、連結部付勢手段を
設けるのが好適となる。
【0015】この連結部付勢手段は、シール部付勢手段
のシール部バネに対抗可能なバネ圧で、第1、第2のト
ランジション部材間を相互近接させる連結部バネを有し
たものである。従って、第1のトランジション部材と第
2のトランジション部材との間では、連結部バネのバネ
圧を解消する向き、即ち、両部材が相互離反する方向へ
の移動が許容されていることになる。
【0016】なお、この連結部付勢手段でも、連結部バ
ネに対し、バネ圧を調節可能な構造にしておくのが好適
とされている。このようなことから、二次装置側から混
練機へ向けて生じた熱膨張変形は、第1、第2のトラン
ジション部材が相互離反動作することで許容され、吸収
可能となっている。そのため、混練機に対して転倒荷重
が作用するのを防止できる。このことは、混練機の設置
構造を簡潔化できるという利点に繋がる。
【0017】ただ、第1、第2のトランジション部材の
うち、二次装置側に連結される方に設けられる設置用サ
ポートは、二次装置以降で生じる熱膨張に対抗可能な剛
性を具備させておく。アジャストリングにおける面シー
ル部とは反対側端部のリング外周面と、このリング外周
面との間でシール作用を生じる第2のトランジション部
材のリング受部との周間に、シールリングを介設させる
ことで、内容物の漏洩を確実に防止できることになる。
そのため、内容物として、極端に粘度の低い材料を扱う
ことも可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1乃至図3は、本発明に係る連
続混練設備1の一実施形態を示している。この連続混練
設備1は、混練機2と、この混練機2の下流側に後続さ
れる二次装置3(図例ではギヤポンプとしている)とを
有したもので、これら混練機2と二次装置3との連結部
分は、アジャストリング5と、このアジャストリング5
を中間にしてその両側を挟むかたちで設けられた第1、
第2のトランジション部材6,7とを有して構成されて
いる。
【0019】第1のトランジション部材6は、ボルト8
等によって混練機2側と連結関係におかれ、第2のトラ
ンジション部材7は、ボルト9等によって二次装置3側
と連結関係におかれている。また、この第2のトランジ
ション部材7は、サポート4を介して所定高さに設置さ
れており、従って、このサポート4が間接的に、二次装
置3を設置していると言うことができる。
【0020】そして、アジャストリング5と第2のトラ
ンジション部材7との間でシール部付勢手段10が設け
られており、第1のトランジション部材6と第2のトラ
ンジション部材7との間で連結部付勢手段11が設けら
れている。アジャストリング5は、混練機2の軸方向
(図1の紙面に垂直な方向)に対して直交する方向(図
1の左右方向)を軸心とする円環状に形成されたもので
ある。
【0021】図4に拡大して示すように、このアジャス
トリング5には、その外周面の軸方向中央部に、全周に
わたって径方向外方へ張り出す鍔部13が設けられてい
る。また第1のトランジション部材6へ向く方の端部に
は、混練機2の軸方向に直交する面シール部15が設け
られている。また、このアジャストリング5における他
端部、即ち、第2のトランジション部材7へ向く方の端
部は移動端部16とされ、その外周部には、一回り径小
化されたシール強化面16aが形成されている。この移
動端部16の内周部は端部外方ほど径大化するテーパ面
に形成されており、内圧を受けることでシール性を益々
高められるようにしてある。
【0022】第1のトランジション部材6には、アジャ
ストリング5の面シール部15との間でシール作用を奏
するシール面18が設けられている。これら面シール部
15とシール面18との間には、薄板のリング状をした
リテーナー19が挟み込まれている。第2のトランジシ
ョン部材7には、アジャストリング5の移動端部16に
対してその外周面側と軸方向移動自在に当接するリング
受部20が設けられている。このリング受部20は、ア
ジャストリング5の移動端部16にシール強化面16a
が設けられていることに対応して、段付き孔状に形成さ
れている。
【0023】シール部付勢手段10は、図3に示すよう
にアジャストリング5の周方向を4等分にした各位置に
設けられており、それぞれの構造は、図4に示すよう
に、シール部バネ23とバネ支軸24とを有したものと
なっている。シール部バネ23は、複数の皿バネ25を
交互に逆向きとなるように重ね合わせることで形成した
ものである。
【0024】バネ支軸24は、シール部バネ23(皿バ
ネ25)を串刺しするようになっており、第2のトラン
ジション部材7へ向けた端部にはボルト部27が設けら
れ、他端部には六角頭等の工具係合部28が設けられて
いる。また、軸方向中央部には、互いに所定間隔をおい
て一対の係止突起29,30が設けられている。この係
止突起29,30は、スナップリング等により形成して
ある。
【0025】ボルト部27は、それ以外の部分の軸径よ
りも太く形成されており、ボルト部27とこれに近い方
の係止突起29との間で、シール部バネ23用のバネ嵌
め部31が形成されている。また、係止突起29,30
の相互間では、アジャストリング5の鍔部13への取付
部32が形成されるようになっている。なお、これに対
し、第2のトランジション部材7には、バネ支軸24の
ボルト部27を螺合させるためのネジ孔34が設けられ
ており、またアジャストリング5の鍔部13には、バネ
支軸24の取付部32を所定範囲で軸移動可能な状態に
挿通させるための軸通孔35が設けられている。更に、
第2のトランジション部材7には、シール部バネ23を
所定深さで収容可能とする凹部37が設けられている。
【0026】このような構造のシール部付勢手段10で
は、バネ支軸24の工具係合部28へスパナやボックス
レンチ等の工具(図示略)を係合させてこれを回動操作
させるようにする。このときの回動操作方向がボルト部
27の緩め方向であると、シール部バネ23は、バネ嵌
め部31内においてボルト部27の段部と鍔部13との
間で圧縮され、バネ圧を高めるようになる。
【0027】従ってアジャストリング5は、この高めら
れたバネ圧を背圧として受け、面シール部15を、リテ
ーナー19を介して第1のトランジション部材6のシー
ル面18へと押し付けるようになり、これら相互間での
面圧が高められることになる。このときの回動操作は、
係止突起29がアジャストリング5の鍔部13に当接す
る範囲まで可能なものとされている。
【0028】また、バネ支軸24の回動操作方向を、上
記とは反対にボルト部27の締め込み方向にすると、係
止突起30がアジャストリング5の鍔部13に当接した
後、シール部バネ23が第2トランジション部材7の凹
部37内に底着きするまでは、上記とは逆作用により、
シール部バネ23のバネ圧が弱められ、面シール部1
5、リテーナー19、シール面18の相互間での面圧が
下げられることになる。
【0029】しかし、シール部バネ23が凹部37内に
底着きした後もバネ支軸24を回動し続けると、この凹
部37内で、再びシール部バネ23は鍔部13との間で
圧縮されるようになり、これに伴って、アジャストリン
グ5は第2のトランジション部材7側へ引き込まれる状
態になる。従って、面シール部15、リテーナー19、
及びシール面18の相互間において、連結を解く際の隙
間を発生させることが可能になる。
【0030】一方、連結部付勢手段11は、図2及び図
3に示すように、第1のトランジション部材6から左右
両側へ突出するブラケット部39と第2のトランジショ
ン部材7から左右両側へ突出するブラケット部40との
間をわたるようにして設けられている。そして、それぞ
れの構造は、図5に示すように、連結部バネ43とバネ
支軸44とを有したものとなっている。
【0031】連結部バネ43は、複数の皿バネ45を交
互に逆向きとなるように重ね合わせることで形成したも
のである。バネ支軸44は、連結部バネ43(皿バネ4
5)を串刺しするようになっており、第2のトランジシ
ョン部材7へ向けた端部には、軸心を上下に向けたヒン
ジ軸47を装備するヒンジ部48が設けられ、他端部に
はボルト部49が設けられている。
【0032】また、このボルト部49に近接した位置
に、スナップリング等により形成した係止突起49Aが
設けられている。上記ボルト部49には、ナット51が
螺合され、このナット51と係止突起49Aとの間で上
記連結部バネ43用のバネ嵌め部52が形成されてい
る。これに対し、第2のトランジション部材7のブラケ
ット部40には、バネ支軸44のヒンジ部48を水平揺
動自在に保持可能にした横溝53が設けられていると共
に、この横溝53の上下間にわたりヒンジ軸47を貫通
保持可能にする軸保持部54が設けられている。なお、
組立手順としては、バネ調節部材44のヒンジ部48を
横溝53内へ嵌め入れた後に、軸保持部54に対してそ
の上側からヒンジ軸47を差し込むようにしてある。
【0033】また第1のトランジション部材6のブラケ
ット部39には、バネ支軸44を水平方向に出し入れ自
在にする横溝56が設けられている。なお、この横溝5
6には、バネ支軸44の係止突起49Aとの干渉を回避
するための凹部57が設けられている。このような構造
の連結部付勢手段11において、第1、第2のトランジ
ション部材6,7を連結する場合には、第1のトランジ
ション部材6のブラケット部39に対し、その横溝56
へバネ支軸44のボルト部49寄りを嵌め入れ、ナット
51を締め込むようにする。
【0034】これにより、連結部バネ43は、ナット5
1とブラケット部39との間で圧縮されてバネ圧が高め
られ、その結果、第1、第2のトランジション部材6,
7は、バネ支軸44を介して相互近接した状態に保持さ
れることになる。このとき、ナット51の締め込み量
は、連結部バネ43で発生するバネ圧が、前記したシー
ル部付勢手段10のシール部バネ24に対抗可能なよう
に調節しておく。
【0035】このような連結構造であるため、第2のト
ランジション部材7側(二次装置3側)から第1のトラ
ンジション部材6へ向けて熱膨張変形を原因とした押圧
力が作用したとしても、この押圧力が、第1のトランジ
ション部材6のブラケット部39(横溝56)に対する
バネ支軸44の軸移動として難なく許容され、吸収され
ることになる。
【0036】従って、上記押圧力が第1のトランジショ
ン部材6、即ち、混練機2に対して伝搬するのを防止で
きるものである。なお、図1及び図3に示した第2のト
ランジション部材7のサポート4は、高剛性にして、二
次装置3以降で生じる熱膨張に対抗可能にしておく。こ
のようにすることで、二次装置3以降の装置間での芯合
わせ等が高精度で行えるようになるという利点もある。
【0037】第1、第2のトランジション部材6,7に
おいて相互連結を解く場合には、ナット51を緩めたう
えで、第2のトランジション部材7に対し、バネ支軸4
4をヒンジ軸47中心に水平揺動させればよい。図6及
び図7に示すように、アジャストリング5における移動
端部16のリング外周面と、第2のトランジション部材
7におけるリング受部20の内周面との周間に、シール
リング50を設けて、両者間のシール性を一層高めるよ
うにしてもよい。
【0038】シールリング50の設けかたとしては、図
6に示すように、第2のトランジション部材7に対して
内向きの嵌合凹部51を設けて、この嵌合凹部51内へ
シールリング50を嵌め付けた後に押え輪52で押さえ
る構造にしたり、図7に示すように、アジャストリング
5に対して外向きの嵌合凹部53を設けて、この嵌合凹
部53内へシールリング50を無理嵌め状に嵌め付ける
構造にしたりすればよい。
【0039】ところで、本発明は、上記実施形態に限定
されるものではない。例えば、混練機2や二次装置3に
おいて、それらの構成や機種、或いはそれらの組み合わ
せ等は、何ら限定されるものではない。アジャストリン
グ5の取付向き(第1のトランジション部材6と第2の
トランジション部材7とが、混練機2と二次装置3との
いずれに向けられるか)は、限定されるものではない。
【0040】シール部付勢手段10のシール部バネ23
や、連結部付勢手段11の連結部バネ43は、コイルバ
ネ等に置換してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る連続混練設備では、混練機と二次装置との間に設
けるアジャストリングに対して、その面シール部を面方
向でスライド可能とさせるためのシール部付勢手段を設
けているので、混練機側でその軸方向に沿って熱膨張変
形が生じてもこれを吸収できるものである。
【0042】また、この構成であれば、アジャストリン
グ自体を回動操作するものではないので、面圧の設定、
調整及びその解除等の操作が容易に行えるものとなる。
アジャストリングの両側を第1、第2のトランジション
部材で挟んで保持させる場合には、これら両部材間を相
互近接させるための連結部付勢手段を設ければよく、こ
れにより、二次装置側から混練機へ向けて生じた熱膨張
変形を吸収できるものとなる。従って、混練機に対して
転倒荷重が作用するのを防止でき、混練機の設置構造を
簡潔化でき、また設備コストを低廉化できる利点に繋が
る。
【0043】アジャストリングと第2のトランジション
部材のリング受部との周間にシールリングを介設させれ
ば、極端に粘度の低い内容物の場合にも漏洩の防止が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連続混練設備を一部破砕して示す
正面図である。
【図2】図1の破砕部分の外観を示す図である。
【図3】図1のA−A線矢視拡大図である。
【図4】図1中の一部(シール部付勢手段)を拡大して
示す図である。
【図5】図2中の一部(連結部付勢手段)を拡大し且つ
断面して示す図である。
【図6】アジャストリングと第2のトランジション部材
との周間にシールリングを設けた実施形態を示す拡大断
面図である。
【図7】図6とはシールリングの設けかたを異ならせた
実施形態を示す拡大断面図である。
【図8】従来の連続混練設備を一部破砕して示す正面図
である。
【図9】図8の破砕部分を拡大して示す図である。
【符号の説明】
1 連続混練設備 2 混練機 3 二次装置 4 サポート 5 アジャストリング 6 第1のトランジション部材 7 第2のトランジション部材 10 シール部付勢手段 11 連結部付勢手段 15 面シール部 18 シール面 20 リング受部 23 シール部バネ 24 バネ支軸 43 連結部バネ 44 バネ支軸 50 シールリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 達也 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所 高砂製作所内 (72)発明者 笠井 重宏 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所 高砂製作所内 審査官 安藤 達也 (56)参考文献 特開 平9−309109(JP,A) 特開 平9−286023(JP,A) 特開 平6−79156(JP,A) 特開 平6−134752(JP,A) 特開 平10−230153(JP,A) 特開 平10−151333(JP,A) 特開 平10−138235(JP,A) 実開 平6−32010(JP,U) 特許2501547(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29B 7/00 - 17/02 B29C 47/00 - 47/96

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混練機(2)と該混練機(2)の軸方向
    に直交して後続される二次装置(3)との間に、混練機
    (2)の軸方向に直交する面シール部(15)を有した
    アジャストリング(5)が設けられており、該アジャス
    トリング(5)には、面シール部(15)へ混練機
    (2)及び二次装置(3)の両者間に対する突張り方向
    の面圧を作用させるシール部バネ(23)を有したシー
    ル部付勢手段(10)が設けられていることを特徴とす
    る連続混練設備。
  2. 【請求項2】 前記シール部付勢手段(10)は、シー
    ル部バネ(23)のバネ圧を調節可能な構造になってい
    ることを特徴とする請求項1記載の連続混練設備。
  3. 【請求項3】 前記アジャストリング(5)は、面シー
    ル部(15)との間でシール作用を生じるシール面(1
    8)を有した第1のトランジション部材(6)と、該面
    シール部(15)とは反対側端部のリング外周面との間
    でこれと軸方向移動自在な状態を保持しつつシール作用
    を生じるリング受部(20)を有した第2のトランジシ
    ョン部材(7)との相互間で保持されており、前記シー
    ル部付勢手段(10)は、アジャストリング(5)と第
    2のトランジション部材(7)との間で作用する状態に
    設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の連続混練設備。
  4. 【請求項4】 第1のトランジション部材(6)と第2
    のトランジション部材(7)との間には、シール部付勢
    手段(10)のシール部バネ(23)に対抗可能なバネ
    圧で両部材(6,7)間を相互近接させる連結部バネ
    (43)を有した連結部付勢手段(11)が設けられて
    いることを特徴とする請求項3記載の連続混練設備。
  5. 【請求項5】 前記連結部付勢手段(11)は、連結部
    バネ(43)のバネ圧を調節可能な構造になっているこ
    とを特徴とする請求項4記載の連続混練設備。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2のトランジション部材
    (6,7)のうち二次装置(3)側に連結される方に設
    けられる設置用サポート(4)が、二次装置(3)以降
    で生じる熱膨張に対抗可能な剛性を具備して形成されて
    いることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか
    に記載の連続混練設備。
  7. 【請求項7】 前記アジャストリング(5)における面
    シール部(15)とは反対側端部のリング外周面と、該
    リング外周面との間でシール作用を生じる第2のトラン
    ジション部材(7)のリング受部(20)との周間に、
    シールリング(50)が介設されていることを特徴とす
    る請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の連続混練設
    備。
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