JPH0129325Y2 - - Google Patents

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JPH0129325Y2
JPH0129325Y2 JP15375886U JP15375886U JPH0129325Y2 JP H0129325 Y2 JPH0129325 Y2 JP H0129325Y2 JP 15375886 U JP15375886 U JP 15375886U JP 15375886 U JP15375886 U JP 15375886U JP H0129325 Y2 JPH0129325 Y2 JP H0129325Y2
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JP
Japan
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sealing ring
retainer
holder
mechanical seal
side sealing
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JP15375886U
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JPS6359267U (ja
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  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、機器の回転部分を軸封するメカニカ
ルシール、ことに周方向に分割された密封リング
を有するメカニカルシールの改良に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来から、メカニカルシールの一種として第3
図に示すように、シヤフト32側に取着されて周
方向に2分割された回転側密封リング33が、そ
の外周面後部に形成されたテーパ面34におい
て、シヤフト32にスリーブ35を介して外挿さ
れコイルスプリング38によつて軸方向に付勢さ
れたリテーナ36の段部内面テーパ面37と嵌合
してなり、周方向に2分割された非回転の固定側
密封リング31と密封摺動する構造のものがあ
り、密封リングの交換時等に分解が困難な機器や
軸径の大きな機器に使用されている。
コイルスプリング38は、回転側密封リング3
3を固定側密封リング31に押圧して軸封に必要
な摺動面圧を付与するとともに、テーパ面37か
らの縮径方向の分力により、2分割されてなる回
転側密封リング33を縮径させるごとく締め付け
て該リング33の分割面間に面圧を付与する作用
を担つている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、コイルスプリング38の荷重のみでは
回転側密封リング33の分割面間に十分な面圧を
付与することができないため、該分割面間の確実
なシールを行なうことが困難であるという問題が
あつた。
本考案は、このような問題に鑑み、周方向に分
割された密封リングの分割面間をシールするのに
十分な面圧を付与することを主目的とするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本考案に係るメカニカルシールは、相
手側密封リングと密接摺動する周方向に分割され
た一方の密封リングの外周面前部にテーパ面を設
け、該一方の密封リングをリテーナの段部内に嵌
着し、該リテーナの外側に、ジヤツキボルトが螺
着されて該ジヤツキボルトの回転によりリテーナ
に対して軸方向相対移動するホルダを装着し、該
ホルダの前端に形設された鍔部と前記一方の密封
リングの外周のテーパ面と前記リテーナの段部内
周面とで形成された環状空間内にパツキングを装
着してなる構成とした。
〔作用〕
このメカニカルシールは、ジヤツキボルトを回
転させて、ホルダをリテーナおよび該リテーナに
嵌着された一方の密封リングに対して相対移動さ
せることにより、リテーナの段部内周面と前記密
封リング外周のテーパ面とホルダの鍔部との間で
パツキングを圧縮し、圧縮によるパツキングの反
力の縮径方向への分力により前記密封リングを締
め付けてその分割面間に十分な大きさの面圧を付
与し、かつ前記反力の軸方向分力によりリテー
ナ、ホルダ、および前記密封リング等同士が互い
に強固に圧接し、一体化するものである。
〔実施例〕
以下、本考案メカニカルシールを、第1図およ
び第2図に示す一実施例に基いてさらに詳しく説
明する。
符号1は非回転の機器ハウジング、2は周方向
に2分割(図示せず)されハウジング1の段部内
周に気密的に嵌着固定された相手側密封リングた
る固定側密封リング、3はハウジング1軸孔内に
挿通されスリーブ4が外装されてなるシヤフトで
ある。周方向に2分割(図示せず)され前記固定
側密封リング2と互いに密接摺動する一方の密封
リングたる回転側密封リング5の外周面前部に
は、テーパ面6が形成されている。7はスリーブ
4に気密的に外挿され前面に回転側密封リング5
を嵌着する段部8を有するリテーナ、9は周方向
に2分割されボルト10によつて一体化されてリ
テーナ7の外側を包囲するごとく装着されたホル
ダで、このホルダ9の前端には、リテーナ7の前
方に位置し内周側へ突出する鍔部11が周設され
ている。12はホルダ9に軸方向に螺着されたジ
ヤツキボルトで、このジヤツキボルト12の先端
はホルダ9を貫いてリテーナ7の背面に当接する
ようになつている。14は回転側密封リング5外
周のテーパ面6とリテーナ7の段部8内周面とホ
ルダ9の鍔部11内側面とで形成された断面略三
角形の環状空間13内に装着されたパツキングと
してのOリングである。
ホルダ9後端の筒状部9′は、一端がスリーブ
4の周状突起15に支承されたコイルスプリング
16によつてスプリングアダプタ17を介して軸
方向に押圧されており、この押圧力は、ボルト1
2、リテーナ7を介して回転側密封リング5に伝
達され、該回転側密封リング5と相手側の固定側
密封リング2の摺動側面に密封に必要な面圧を付
与している。ホルダ9後端の前記筒状部9′には
軸方向に延びる切欠18が周方向等配箇所に設け
られており、スリーブ4に突設固着されたキー1
9と周方向に係合している。
上記構成のメカニカルシールにおいて、ジヤツ
キボルト12を回転させ、推進させると、背面が
該ジヤツキボルト12先端に当接して押圧される
リテーナ7およびこれに嵌合された回転側密封リ
ング5は、ホルダ9に対して、図における左側へ
向けて相対移動する。該移動が進むにつれて、前
記環状空間13の断面積(容積)は縮減されてゆ
き、該環状空間13内のOリング14は圧縮され
る。しかして、回転側密封リング5は、そのテー
パ面6に対するOリング14の圧縮反力Fの軸方
向分力F1によつてリテーナ7の段部径方向面
8′に強固に圧接することから、固定側密封リン
グ2との摺動抵抗による滑り等が生じることがな
く、縮径方向への分力F2によつて強固に締め付
けられることから、当該回転側密封リング5の分
割面(図示せず)間に十分な面圧が付与される。
また、上記構成において、キー19はホルダ9
およびこれに一体的に組付けられたリテーナ7、
回転側密封リング5を、スリーブ4ひいてはシヤ
フト3に周方向に対して係合させ回動伝達を行な
う本来の機能のほか、スプリングアダプタ17に
対するストツパとしての機能を有しており、すな
わちこのキー19によつてコイルスプリング16
の必要以上の伸びを阻止し、該コイルスプリング
16が自由長まで伸びてしまうことによる回転側
密封リング5、リテーナ7、ホルダ9等の装着や
交換作業の困難性を排除することができるもので
ある。
なお、上記実施例は、本考案を回転型のメカニ
カルシール、すなわち回転側密封リングがスプリ
ングで付勢されてなるものについて適用したが、
これを静止型のメカニカルシール、すなわち固定
側密封リングがスプリングで付勢されてなるもの
について適用することもできる。
〔考案の効果〕 以上説明したとおり、本考案のメカニカルシー
ルは、周方向に分割されてなる一方の密封リング
の分割面間の面圧をジヤツキボルトの締め付け力
によつて付与する構成としたため、前記分割面間
をシールするのに十分な面圧を設定することがで
きるほか、前記密封リングおよびリテーナ、ホル
ダ等が強固に結合し一体化するため、メカニカル
シール摺動面の摺動抵抗による密封リングの滑り
等が起こることもなく、その実用的効果はきわめ
て大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案メカニカルシールの一実施例を
示す断面図、第2図は同じく要部拡大断面図、第
3図は従来のメカニカルシールの一例を示す半裁
した断面図である。 2……固定側密封リング、5……回転側密封リ
ング、6……テーパ面、7……リテーナ、8……
段部、9……ホルダ、11……鍔部、12……ジ
ヤツキボルト、13……環状空間、14……パツ
キングとしてのOリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相手側密封リングと密接摺動する周方向に分割
    された一方の密封リングの外周面前部にテーパ面
    を設け、該一方の密封リングをリテーナの段部内
    に嵌着し、該リテーナの外側に、ジヤツキボルト
    が螺着されて該ジヤツキボルトの回転によりリテ
    ーナに対して軸方向相対移動するホルダを装着
    し、該ホルダの前端に形設された鍔部と前記一方
    の密封リングの外周のテーパ面と前記リテーナの
    段部内周面とで形成された環状空間内にパツキン
    グを装着してなることを特徴とするメカニカルシ
    ール。
JP15375886U 1986-10-08 1986-10-08 Expired JPH0129325Y2 (ja)

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JP15375886U JPH0129325Y2 (ja) 1986-10-08 1986-10-08

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JP15375886U JPH0129325Y2 (ja) 1986-10-08 1986-10-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6359267U JPS6359267U (ja) 1988-04-20
JPH0129325Y2 true JPH0129325Y2 (ja) 1989-09-06

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JPS6359267U (ja) 1988-04-20

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