JPH07231245A - 車両用ラジオ受信機 - Google Patents

車両用ラジオ受信機

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JPH07231245A
JPH07231245A JP4186194A JP4186194A JPH07231245A JP H07231245 A JPH07231245 A JP H07231245A JP 4186194 A JP4186194 A JP 4186194A JP 4186194 A JP4186194 A JP 4186194A JP H07231245 A JPH07231245 A JP H07231245A
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JP
Japan
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tuner
station
broadcasting
broadcast
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JP4186194A
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Akio Takagi
明夫 高木
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動選局で放送局を受信する際に放送周波数
は異なるが同じ放送内容の放送局が受信される煩わしさ
を解消する。 【構成】 局受信制御部11が、二つのチューナの内の
一方のチューナをシークして最初に選局した放送局にか
かる識別情報をメモリ12に記憶する第1の局記憶制御
機能と、記憶された放送局を一方のチューナにてその選
局状態を一時的に固定する第1の選局固定制御機能と、
他方のチューナをシークして他の放送局を順次切り換え
て選局制御する第1の局切換制御機能と、他方のチュー
ナで選局された放送局にかかる音声が一方のチューナで
最初に選局した放送局にかかる音声と異なっている場合
に作動し,他方のチューナで選局された放送局にかかる
識別情報をメモリ12に記憶する第2の局記憶制御機能
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オートストア機能を備
えた車両用ラジオ受信機に係り、特に、同じ放送内容の
放送局を重複して記憶することを防止する場合に好適な
車両用ラジオ受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車載ラジオのなかには、AM放送
やFM放送等を所定感度点を基準としてチューナで自動
選局してメモリに順次記憶する所謂オートストア機能を
備えたものがある。図8は従来の車載ラジオを中心とし
た制御系の構成を示すものであり、車載アンテナ50
と、車載アンテナ50を介して放送局を選局するチュー
ナ51と、チューナ51から出力される音声信号を増幅
するアンプ52と、アンプ52で増幅された音声を出力
するスピーカ53と、オートストア動作信号に基づきチ
ューナ51を制御する局受信制御部54及び受信放送局
の識別情報(例えば放送周波数)が記憶されるメモリ5
5を備えたマイクロコンピュータ56とから構成されて
いる。
【0003】車両乗員が車載ラジオ付設の設定部からオ
ートストアモードを設定すると、マイクロコンピュータ
56の局受信制御部54が、オートストア動作信号に基
づきチューナ51へシーク指令信号を出力するため、チ
ューナ51は、放送周波数の低い方から放送周波数の高
い方へと放送局を順次選局し、選局信号を局受信制御部
54へ出力すると共に音声信号をアンプ52へ出力す
る。これにより、局受信制御部54は、チューナ51で
選局した各放送局の識別情報をメモリ55に記憶するよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術においては、放送周波数の低い方から高い方
へと放送局を順次選局し,各選局した放送局の識別情報
をメモリに記憶するため、放送周波数は異なるが同じ放
送内容の放送局の識別情報が重複して記憶される場合が
あった。このため、自動選局で放送を受信する際に放送
周波数は異なるが同じ放送内容の放送局が受信される不
具合があった。また、前述の如く放送周波数は異なるが
同じ放送内容の放送局の識別情報が重複してメモリに記
憶されるため、例えばAM放送の受信可能な全ての放送
周波数(522[KHz]〜1629[KHz]の内の
受信可能な放送周波数)に対応した各放送局を選局する
前にメモリ容量がオーバーフローするという不具合があ
った。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記従来例の有する不都合を
改善し、特に、同じ放送内容の放送局を重複して記憶す
ることを防止することにより、自動選局で放送局を受信
する際に放送周波数は異なるが同じ放送内容の放送局が
受信される煩わしさを解消すること等を達成した車両用
ラジオ受信機を提供することを、その目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、チ
ューナを介して受信される所定感度以上の複数の放送局
を自動選局させてメモリに順次記憶させるオートストア
方式の局受信制御部を備えた車両用ラジオ受信機におい
て、前記チューナを少なくとも二つのチューナにより構
成すると共に、この各チューナから出力される音声信号
の波形をリアルタイムで比較し,その異同を判別して所
定の判別信号を前記局受信制御部に送り込む比較回路を
装備し、前記局受信制御部が、前記二つのチューナの内
の一方のチューナをシークして最初に選局した放送局に
かかる識別情報を記憶制御する第1の局記憶制御機能
と、この記憶された放送局を当該一方のチューナにてそ
の選局状態を一時的に固定する第1の選局固定制御機能
と、前記他方のチューナをシークして他の放送局を順次
切り換えて選局制御する第1の局切換制御機能と、この
他方のチューナで選局された放送局にかかる音声が前記
一方のチューナで最初に選局した放送局にかかる音声と
異なっている場合に作動し,当該他方のチューナで選局
された放送局にかかる識別情報を記憶制御する第2の局
記憶制御機能とを備える、という構成を採っている。こ
れによって前述した目的を達成しようとするものであ
る。
【0007】請求項2の本発明は、前記請求項1記載の
車両用ラジオ受信機において、前記局受信制御部が、前
記他方のチューナを介して受信され前記メモリに記憶さ
れる放送局が二局目以降の場合に作動し,当該記憶され
る放送局を前記他方のチューナで一定時間固定的に選局
制御する第2の選局固定制御機能と、この第2の選局固
定制御機能とほぼ同時に作動し,前記他方のチューナを
介して受信され前記メモリに既に記憶されている放送局
にかかる識別情報に基づいて当該各放送局を前記一方の
チューナによって順次再選局する第2の局切換制御機能
とを備える、という構成を採っている。
【0008】
【作用】請求項1の本発明によれば、一方のチューナを
シークして最初に選局した放送局の識別情報をメモリに
記憶する第1の局記憶制御機能と,記憶された放送局を
一方のチューナでその選局状態を一時的に固定する第1
の選局固定制御機能と,他方のチューナをシークして他
の放送局を順次切り換えて選局制御する第1の局切換制
御機能と,他方のチューナで選局された放送局にかかる
音声が一方のチューナで最初に選局した放送局にかかる
音声と異なっている場合に作動して他方のチューナで選
局された放送局にかかる識別情報をメモリに記憶する第
2の局記憶制御機能とを備えているため、換言すれば同
じ放送内容の放送局は重複して記憶しないため、従来の
ように自動選局で放送局を受信する際に放送周波数は異
なるが同じ放送内容の放送局が受信される煩わしさを解
消することができる。また、従来のように同じ放送内容
の放送局が重複して記憶されることを防止できるため、
従来よりも多くの放送局をメモリに記憶することができ
る。
【0009】請求項2の本発明によれば、更に、他方の
チューナを介して受信されメモリに記憶される放送局が
二局目以降の場合に作動して当該記憶される放送局を他
方のチューナで一定時間固定的に選局制御する第2の選
局固定制御機能と,第2の選局固定制御機能とほぼ同時
に作動し他方のチューナを介して受信されメモリに既に
記憶されている放送局にかかる識別情報に基づいて各放
送局を一方のチューナによって順次再選局する第2の局
切換制御機能とを備えているため、他方のチューナを介
して二局目以降に受信される放送局がメモリに既に記憶
されている放送局と同じ放送内容であるか否かを的確に
確認することができ、これにより、同じ放送内容の放送
局が重複して記憶されることを確実に防止することがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を適用してなる実施例を図面に
基づいて説明する。
【0011】先ず、本実施例における車載ラジオを装備
した車両の要部の構成を図2に基づき説明すると、車両
1の運転席前面のインストルメントパネル2には、後述
の第1及び第2チューナを介して受信される所定感度以
上の複数の放送局を自動選局させてメモリに順次記憶さ
せるオートストア機能を備えた車載ラジオ3が装備され
ると共に、車両1の後部座席の後方には、1対のスピー
カ4が装備されている。また、車両1のルーフには、車
載アンテナ5が装備されている。この場合、本実施例で
は、AM放送或いはFM放送の何れについてもオートス
トア機能により放送局を自動選局して記憶することがで
きるようになっている。
【0012】次に、本実施例における車載ラジオを中心
とした制御系の構成を図1に基づき説明すると、車載ア
ンテナ5と、車載アンテナ5を介して放送局を選局する
第1チューナ6と、車載アンテナ5を介して放送局を選
局する第2チューナ7と、第1チューナ6から出力され
る音声信号を増幅するアンプ8と、アンプ8により増幅
された音声を出力するスピーカ4と、第1及び第2チュ
ーナ6,7から音声信号が入力される音声信号比較回路
9と、局受信制御部10及びメモリ11を有するマイク
ロコンピュータ12とを備える構成となっている。
【0013】図1の要部の構成を詳述すると、第1チュ
ーナ6は、マイクロコンピュータ12の局受信制御部1
0のシーク指令信号(後述)に基づき車載アンテナ5を
介して放送局を自動選局し、音声信号をアンプ8及び音
声信号比較回路9へ出力すると共に,放送周波数信号を
局受信制御部10へ出力するようになっている。第2チ
ューナ7は、マイクロコンピュータ12の局受信制御部
10のシーク指令信号(後述)に基づき車載アンテナ5
を介して放送局を自動選局し、音声信号を音声信号比較
回路9へ出力すると共に,放送周波数信号を局受信制御
部10へ出力するようになっている。
【0014】音声信号比較回路9は、第1チューナ6及
び第2チューナ7から各々出力される音声信号の波形を
リアルタイムで比較すると共に,その異同を判別して所
定の判別信号をマイクロコンピュータ12の局受信制御
部10へ出力するようになっている。即ち、音声信号比
較回路9は、第1チューナ6及び第2チューナ7で各々
選局した放送局が同系列局(放送周波数は相違するが放
送内容が同じ放送局)か否かを判別し、判別結果に応じ
た判別信号を出力するようになっている。
【0015】マイクロコンピュータ12の局受信制御部
10は、車載ラジオ3に付設されたオートストア設定部
における設定に基づくオートストア動作信号が入力され
ると、第1チューナ6にシーク指令信号を出力すると共
に、第1チューナ6で選局した放送局にかかる識別情報
(例えば放送周波数)をメモリ11に記憶するようにな
っている。また、局受信制御部10は、第2チューナ7
にシーク指令信号を出力すると共に、第2チューナ7で
選局した放送局にかかる識別情報(例えば放送周波数)
をメモリ11に記憶するようになっている。また、局受
信制御部10は、第1チューナ6又は第2チューナ7の
選局状態を適宜一時的に固定するようになっている。
【0016】即ち、局受信制御部10は、第1及び第2
チューナ6,7の内の一方のチューナをシークして最初
に選局した放送局にかかる識別情報をメモリ11に記憶
制御する第1の局記憶制御機能と、記憶された放送局を
当該一方のチューナにてその選局状態を一時的に固定す
る第1の選局固定制御機能と、他方のチューナをシーク
して他の放送局を順次切り換えて選局制御する第1の局
切換制御機能と、他方のチューナで選局された放送局に
かかる音声が一方のチューナで最初に選局した放送局に
かかる音声と異なっている場合に作動し,他方のチュー
ナで選局された放送局にかかる識別情報をメモリ11に
記憶制御する第2の局記憶制御機能とを備えている。
【0017】更に、局受信制御部10は、他方のチュー
ナを介して受信されメモリ11に記憶される放送局が二
局目以降の場合に作動し,当該記憶される放送局を他方
のチューナで一定時間固定的に選局制御する第2の選局
固定制御機能と、第2の選局固定制御機能とほぼ同時に
作動し,他方のチューナを介して受信されメモリ11に
既に記憶されている放送局にかかる識別情報に基づいて
当該各放送局を一方のチューナによって順次再選局する
第2の局切換制御機能とを備えている。
【0018】ここで、本実施例の車載ラジオ3が備えて
いるオートストア機能により放送局を自動選局して記憶
する場合の具体例を図3乃至図6に基づき説明する。局
受信制御部10がオートストア動作信号に基づき第1チ
ューナ6にシーク指令信号を出力すると、第1チューナ
6で「A放送局」が受信される。局受信制御部10は、
第1チューナ6で最初に受信した「A放送局」にかかる
識別情報をメモリ11に記憶する。次に、局受信制御部
10が第1チューナ6の選局状態を一時的に固定すると
共に,第2チューナ7にシーク指令信号を出力すると、
第2チューナ7で「B放送局」が受信される。
【0019】音声信号比較回路9は、第1及び第2チュ
ーナ6,7から各々出力される音声信号の波形を比較し
「A放送局」と「B放送局」とが同系列局であると判断
した場合は、「A放送局」と「B放送局」とが同系列局
であることを示す判別信号を局受信制御部10に出力す
る。局受信制御部10は、「B放送局」が「A放送局」
と同系列局であるため、「B放送局」はメモリ11に記
憶しない(以上、図3参照)。
【0020】次に、局受信制御部10が第1チューナ6
の選局状態を一時的に固定した状態で,第2チューナ7
にシーク指令信号を出力すると、第2チューナ7で「C
放送局」が受信される。音声信号比較回路9は、第1及
び第2チューナ6,7から各々出力される音声信号の波
形を比較し「A放送局」と「C放送局」とが同系列局で
ないと判断した場合は、「A放送局」と「C放送局」と
が同系列局であることを示す判別信号を局受信制御部1
0に出力する。局受信制御部10は、「C放送局」が
「A放送局」とは同系列局でないため、「C放送局」に
かかる識別情報をメモリ11に記憶する(以上、図4参
照)。
【0021】更に、局受信制御部10が第1チューナ6
の選局状態を一時的に固定した状態で,第2チューナ7
にシーク指令信号を出力すると、第2チューナ7で「D
放送局」が受信される。音声信号比較回路9は、第1及
び第2チューナ6,7から各々出力される音声信号の波
形を比較し「A放送局」と「D放送局」とが同系列局で
ないと判断した場合は、「A放送局」と「D放送局」と
が同系列局でないことを示す判別信号を局受信制御部1
0に出力する(以上、図5参照)。
【0022】更に、局受信制御部10は、「D放送局」
がメモリ11に既に記憶されている「C放送局」と同系
列局でないか否かを確認すべく、第2チューナ6の選局
状態を一時的に固定すると共に,第1チューナ6を「C
放送局」に同調させる。音声信号比較回路9は、第1及
び第2チューナ6,7から各々出力される音声信号の波
形を比較し「C放送局」と「D放送局」とが同系列局で
ないと判断した場合は、同系列局でないことを示す判別
信号を局受信制御部10に出力する。
【0023】局受信制御部10は、「D放送局」が「C
放送局」とは同系列局でなく,「D放送局」と同系列の
他の放送局がメモリ11に記憶されていない場合は、
「D放送局」にかかる識別情報をメモリ11に記憶する
(以上、図6参照)。局受信制御部10は、上述したよ
うな手順を繰返すことにより同系列局でない放送局をメ
モリ11に順次記憶するようになっている。
【0024】次に、上記の如く構成した本実施例の作用
を図7に基づき説明する。
【0025】車載ラジオ3が動作中の場合で(ステップ
S1の肯定)、オートストア機能によるシーク動作中の
場合は(ステップS2の肯定)、局受信制御部10は、
第1チューナ6で放送局を受信したか否かを判定する
(ステップS3)。第1チューナ6で放送局を受信した
場合は(ステップS3の肯定)、局受信制御部10は、
第1チューナ6で受信した放送局にかかる識別情報をメ
モリ11に記憶する(ステップS4)。
【0026】次に、局受信制御部10は、第1チューナ
6の選局状態を一時的に固定状態として第2チューナ7
をシーク動作させ(ステップS5)、第2チューナ7で
放送局を受信したか否かを判定する(ステップS6)。
この時、音声信号比較回路9は、第1及び第2チューナ
6,7から各々出力される音声信号の波形を比較して第
1及び第2チューナ6,7で受信した放送局が同系列局
か否かを判別し(ステップS7)、判別結果に対応した
判別信号を局受信制御部10へ出力する。
【0027】局受信制御部10は、メモリ11に既に記
憶されている放送局の中に,第2チューナ7で受信した
放送局と同系列の放送局がある否かを判定し(ステップ
S8)、メモリ11に第2チューナ7で受信した放送局
と同系列の放送局が有る場合は(ステップS8の肯
定)、第2チューナ7により別の放送局をシーク動作さ
せる一方(ステップS5)、メモリ11に第2チューナ
7で受信した放送局と同系列の放送局が無い場合は(ス
テップS8の否定)、第2チューナ7で受信した放送局
にかかる識別情報をメモリ11に記憶する(ステップS
9)。
【0028】そして、局受信制御部10は、第2チュー
ナ7で受信可能な全ての放送周波数に対応した放送局に
ついてシークを完了したか否かを判定し(ステップS1
0)、受信可能な全ての放送周波数に対応した放送局に
ついてシークを完了していない場合は(ステップS10
の否定)、第2チューナ7により別の放送局をシーク動
作させる一方(ステップS5)、受信可能な全ての放送
周波数に対応した放送局についてシークを完了した場合
は(ステップS10の肯定)、本処理を終了する。
【0029】上述したように、本実施例によれば、第1
チューナ6をシークして最初に選局した放送局の識別情
報をメモリ11に記憶する第1の局記憶制御機能と,記
憶された放送局を第1チューナ6でその選局状態を一時
的に固定する第1の選局固定制御機能と,第2チューナ
7をシークして他の放送局を順次切り換えて選局制御す
る第1の局切換制御機能と,第2チューナ7で選局され
た放送局にかかる音声が第1チューナ6で最初に選局し
た放送局にかかる音声と異なっている場合に作動して第
2チューナ7で選局された放送局にかかる識別情報をメ
モリ11に記憶する第2の局記憶制御機能とを備えてい
るため、換言すれば同じ放送内容の放送局は重複して記
憶しないため、従来のように自動選局で放送局を受信す
る際に放送周波数は異なるが同じ放送内容の放送局が受
信される煩わしさを解消することができる。また、従来
のように同じ放送内容の放送局が重複して記憶されるこ
とを防止できるため、従来よりも多くの放送局をメモリ
11に記憶することができる。
【0030】また、本実施例によれば、第2チューナ7
を介して受信されメモリ11に記憶される放送局が二局
目以降の場合に作動して当該記憶される放送局を第2チ
ューナ7で一定時間固定的に選局制御する第2の選局固
定制御機能と,第2の選局固定制御機能とほぼ同時に作
動し第2チューナ7を介して受信されメモリ11に既に
記憶されている放送局にかかる識別情報に基づいて各放
送局を第1チューナ6によって順次再選局する第2の局
切換制御機能とを備えているため、第2チューナ7を介
して二局目以降に受信される放送局がメモリ11に既に
記憶されている放送局と同じ放送内容であるか否かを的
確に確認することができ、これにより、同じ放送内容の
放送局が重複して記憶されることを確実に防止できる。
【0031】ここで、本実施例では、局受信制御部10
が、車両の走行時において第1及び第2チューナ6,7
で各々選局した同系列の放送局のうち受信状態の良好な
放送局を選択する機能を備える構成とすることもでき
る。これにより、車両乗員は常時受信状態の良好な放送
局を聴取することができる。
【0032】また、本実施例では、メモリ11に記憶す
る各放送局の識別情報として放送周波数の場合を例に上
げたが、放送周波数に限定されるものではなく、例えば
各放送局の放送周波数に対応付けた符号を識別情報とし
てメモリ11に記憶してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
車両用ラジオ受信機によれば、一方のチューナをシーク
して最初に選局した放送局の識別情報をメモリに記憶す
る第1の局記憶制御機能と,記憶された放送局を一方の
チューナでその選局状態を一時的に固定する第1の選局
固定制御機能と,他方のチューナをシークして他の放送
局を順次切り換えて選局制御する第1の局切換制御機能
と,他方のチューナで選局された放送局にかかる音声が
一方のチューナで最初に選局した放送局にかかる音声と
異なっている場合に作動して他方のチューナで選局され
た放送局にかかる識別情報をメモリに記憶する第2の局
記憶制御機能とを備えているため、換言すれば同じ放送
内容の放送局は重複して記憶しないため、従来のように
自動選局で放送を受信する際に周波数の異なる同じ内容
の放送が受信される煩わしさを解消することができる。
また、従来のように同じ放送内容の放送局が重複して記
憶されることを防止できるため、従来よりも多くの放送
局をメモリに記憶することができる、という効果を奏す
る。
【0034】請求項2の発明の車両用ラジオ受信機によ
れば、更に、他方のチューナを介して受信されメモリに
記憶される放送局が二局目以降の場合に作動して当該記
憶される放送局を他方のチューナで一定時間固定的に選
局制御する第2の選局固定制御機能と,第2の選局固定
制御機能とほぼ同時に作動し他方のチューナを介して受
信されメモリに既に記憶されている放送局にかかる識別
情報に基づいて各放送局を一方のチューナによって順次
再選局する第2の局切換制御機能とを備えているため、
他方のチューナを介して二局目以降に受信される放送局
がメモリに既に記憶されている放送局と同じ放送内容で
あるか否かを的確に確認することができ、これにより、
同じ放送内容の放送局が重複して記憶されることを確実
に防止することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した本実施例における車載ラジオ
を中心とした制御系の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例における車載ラジオを装備した車両の
要部の構成を示す概略図である。
【図3】本実施例における第1及び第2チューナで選局
した放送局が同系列局の場合の説明図である。
【図4】本実施例における第1及び第2チューナで選局
した放送局が同系列局でない場合の説明図である。
【図5】本実施例における第1及び第2チューナで選局
した放送局が同系列局でない場合の説明図である。
【図6】本実施例における第1及び第2チューナで選局
した放送局が同系列局でない場合の説明図である。
【図7】本実施例におけるオートストア制御の流れ図で
ある。
【図8】従来例における車載ラジオを中心とした制御系
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
7 チューナとしての第1チューナ 8 チューナとしての第2チューナ 10 比較回路としての音声信号比較回路 11 局受信制御部 12 メモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューナを介して受信される所定感度以
    上の複数の放送局を自動選局させてメモリに順次記憶さ
    せるオートストア方式の局受信制御部を備えた車両用ラ
    ジオ受信機において、 前記チューナを少なくとも二つのチューナにより構成す
    ると共に、この各チューナから出力される音声信号の波
    形をリアルタイムで比較し,その異同を判別して所定の
    判別信号を前記局受信制御部に送り込む比較回路を装備
    し、 前記局受信制御部が、前記二つのチューナの内の一方の
    チューナをシークして最初に選局した放送局にかかる識
    別情報を記憶制御する第1の局記憶制御機能と、この記
    憶された放送局を当該一方のチューナにてその選局状態
    を一時的に固定する第1の選局固定制御機能と、前記他
    方のチューナをシークして他の放送局を順次切り換えて
    選局制御する第1の局切換制御機能と、この他方のチュ
    ーナで選局された放送局にかかる音声が前記一方のチュ
    ーナで最初に選局した放送局にかかる音声と異なってい
    る場合に作動し,当該他方のチューナで選局された放送
    局にかかる識別情報を記憶制御する第2の局記憶制御機
    能とを備えていることを特徴とした車両用ラジオ受信
    機。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の車両用ラジオ受信機
    において、前記局受信制御部が、前記他方のチューナを
    介して受信され前記メモリに記憶される放送局が二局目
    以降の場合に作動し,当該記憶される放送局を前記他方
    のチューナで一定時間固定的に選局制御する第2の選局
    固定制御機能と、この第2の選局固定制御機能とほぼ同
    時に作動し,前記他方のチューナを介して受信され前記
    メモリに既に記憶されている放送局にかかる識別情報に
    基づいて当該各放送局を前記一方のチューナによって順
    次再選局する第2の局切換制御機能とを備えていること
    を特徴とした車両用ラジオ受信機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100448273C (zh) * 2004-08-30 2008-12-31 株式会社查纳位资讯情报 用于移动物体的接收器
US8004618B2 (en) 2004-05-12 2011-08-23 Fujitsu Ten Limited Digital broadcast receiver

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8004618B2 (en) 2004-05-12 2011-08-23 Fujitsu Ten Limited Digital broadcast receiver
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