JPH0723101A

JPH0723101A - 留守番電話装置

Info

Publication number: JPH0723101A
Application number: JP16192793A
Authority: JP
Inventors: Hisayuki Ogura; 久幸小倉; Masaaki Taniguchi; 正明谷口
Original assignee: Tokyo Sanyo Electric Co Ltd; Tottori Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Tokyo Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1993-06-30
Filing date: 1993-06-30
Publication date: 1995-01-24
Anticipated expiration: 2017-05-13
Also published as: JP3281679B2

Abstract

(57)【要約】【目的】所謂タイムスタンプメッセージの録音が途中
で中断された場合は、タイムスタンプメッセージを再生
しないようにする。【構成】本発明の留守番電話装置は、記録再生装置と
電話回線の接続時、回線からのメッセージの入力が終了
したときの記録再生装置の録音終了位置をメッセージ終
了点として記憶し、又この後、メッセージ出力装置のメ
ッセージの出力が終了したとき、この終了したときの記
憶再生装置の録音終了位置をメッセージ終了点に変更し
て記憶するものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電話回線からのメッセ
ージの記録後に例えば、「○月○日○時○分」なるメッ
セージを付加する留守番電話装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、例えば特開昭６４−８４８号公報
に開示されている如く、留守番電話装置も多機能化し、
所謂タイムスタンプ機能なるものが付加されている。

【０００３】このタイムスタンプ機能とは、外出先から
の用件メッセージを録音後、「○月○日○時○分」なる
メッセージ（タイムスタンプメッセージ）も録音するこ
とで、その用件メッセージの録音された日時が分かるよ
うにするものである。

【０００４】ところで、上記録音動作中に、ハンドセッ
トが持ち上げられると、録音動作を中止し、ハンドセッ
トによる通話を許容するようにしているため、例えばタ
イムスタンプメッセージの録音中に、ハンドセットが持
ち上げるとこのメッセージは途中までしか録音されない
ことになる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】而して、上記のように
タイムスタンプメッセージが途中までしか録音されてい
ない状態で、再生すると、このタイムスタンプメッセー
ジは例えば「○月」とのみ再生される。

【０００６】しかし、これでは、タイムスタンプメッセ
ージの意味をなさず、却って不明なメッセージが出力さ
れることで所有者に不快な感を与えることになった。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の留守番電話装置
は、記録再生装置と電話回線の接続時、回線からのメッ
セージの入力が終了したときの記録再生装置の録音終了
位置をメッセージ終了点として記憶し、又この後、メッ
セージ出力装置のメッセージの出力が終了したとき、こ
の終了したときの記憶再生装置の録音終了位置をメッセ
ージ終了点に変更して記憶するものである。

【０００８】

【作用】本発明は、上記のように構成したものであるか
ら、例えばタイムスタンプメッセージの録音が途中で中
断された場合は、用件メッセージの終わりが録音終了位
置となり、又タイムスタンプメッセージが全て録音され
た場合は、このタイムスタンプメッセージの終わりが録
音終了位置となる。

【０００９】

【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図１は、本発明の留守番電話装置のブロック図を示し、
（１）は電話回線（Ｌ）に接続されたスピーチネットワ
ーク回路で、この電話回線（Ｌ）の閉結、解放をなすた
めの回線スイッチ（図示せず）を含んでいる。（２）は
着信検出回路、（３）はアンプ（４）を介して接続され
るハンドセットで、マイクとスピーカを含む。（５）は
フック検出回路で、ハンドセット（３）がオンフックか
オフフックかを検出する。（６）は録音再生装置で、所
謂マイクロカセットテープを用いて用件メッセージ等の
録音、再生を行なうことになる。（７）は音声信号処理
回路で、具体的には入出力アンプからなり、出力アンプ
には拡声用スピーカ（８）が接続されている。（９）は
前記録音再生装置（６）の動作を監視し、カセットテー
プの走行位置を検出するテープ位置検出装置で、具体的
にはテープリールの回転数を検出することにより行なう
ものである（周知の技術で、所謂テープカウント方式で
ある）。（１０）は音声合成回路で、数字音声データ及
び「ガツ」、「ニチ」、「ジ」、「フン」のデータを有
し、これらのデータの組み合せにより、例えば「ゴガツ
ゴニチサンジサンフン」等の音声信号を出力するも
のである。（１１）は切換回路で、後述する制御回路
（１３）の制御下、次の組合せのいずれか１つを選択す
る。

【００１０】スピーチネットワーク回路（１）−ア
ンプ（４）。

【００１１】スピーチネットワーク回路（１）−音
声信号処理回路（７）。

【００１２】音声合成回路（１０）−音声信号処理
回路（７）。

【００１３】（１２）はＲＡＭからなるデータメモリ、
（１３）はマイクロプロセッサからなる制御回路で各部
を制御するものである。

【００１４】次に上記構成の動作を説明する。

【００１５】まず、電話回線（Ｌ）からの用件メッセー
ジを録音する基本動作について説明する。尚、切換回路
（１１）は初期状態では、上記に設定されているもの
とする。又、カセットテープには、何も録音されておら
ず、検出装置（９）からは「０」が出力されている。電
話回線（Ｌ）からの着信を検出すると、制御回路（１
３）はスピーチネットワーク回路（１）を介して電話回
線（Ｌ）を自動的に閉結する。これに伴ない、制御回路
（１３）は録音再生装置（６）を録音モードに設定し、
電話回線（Ｌ）からの用件メッセージを録音させる。こ
の時、制御回路（１３）は音声信号処理回路（７）の入
力アンプを作動させることになる。

【００１６】而して、制御回路（１３）は回線（Ｌ）の
閉結から３０秒経過すると、回線（Ｌ）を解放する。こ
の時、制御回路（１３）は第１用件メッセージの終了位
置として検出装置（９）から出力されている値をメモリ
（１２）に記憶する。そして、制御回路（１３）は、切
換回路（１１）を上記に切換え、且し内部タイマーに
より計時している日時に合わせて音声合成回路（１０）
を駆動する。これにより、タイムスタンプメッセージが
用件メッセージの後につづいて録音再生装置（６）に録
音されることになる。タイムスタンプメッセージの出力
が終了すると、制御回路（１３）は録音再生装置（６）
の動作を停止し、切換回路（１１）を初期状態（上記
）に戻す。この時、制御回路（１３）はメモリ（１
２）の第１用件メッセージの終了位置の値をこの状態に
おいて検出装置（９）から出力されている値に書き変え
る。

【００１７】ところで、上記動作において、タイムスタ
ンプメッセージの録音中に、ハンドセット（３）がオフ
フックされると、制御回路（１３）は切換回路（１１）
を上記に設定すると共に、録音再生装置（６）及び音
声合成回路（１０）の動作を停止させ、ハンドセット
（３）による相手方との通話を許容する。この場合にあ
っては、用件メッセージの終了時点の検出装置（９）の
値がメモリ（１２）に記憶されることになる。

【００１８】上記動作の繰り返しにより、メモリ（１
２）には第１、第２、…第Ｎ用件メッセージの終了位置
の値がメモリ（１２）に記憶されることになる。尚、夫
々の用件メッセージはメモリ（１２）に記録された値の
後につづいて録音されることになる。

【００１９】次に、上記動作により、録音された用件メ
ッセージを再生する場合について説明する。制御回路
（１３）は音声信号処理回路（７）の出力アンプを作動
させると共に、録音再生装置（６）を再生モードに設定
する。そして、制御回路（１３）は、図示しないキー手
段により指定された用件メッセージの番号に基づいて録
音再生回路（６）を早送り又は巻戻しを行なう。例え
ば、「２」が指定されると、第１用件メッセージの終了
位置をメモリ（１２）より読みだし、その値になるまで
早送り又は巻戻しを行なう。そして、その値を検出する
と、制御回路（１３）は録音再生装置（６）に再生動作
を行なわせ、第２用件メッセージを拡声スピーカ（８）
より再生させる。そして、検出回路（９）からの値が、
メモリ（１２）に記憶した第２用件メッセージの終了点
になれば、制御回路（１３）は録音再生装置（６）の動
作を停止することになる。

【００２０】即ち、タイムスタンプメッセージが全て入
力された場合には、このメッセージの再生をし、又タイ
ムスタンプメッセージの入力が途中で中断された場合に
は用件メッセージのみを再生することになる。

【００２１】

【発明の効果】本発明は、上記のように構成したもので
あるから、例えばタイムスタンプメッセージの録音が途
中で中断された場合は、用件メッセージの終わりが録音
終了位置となり、又タイムスタンプメッセージが全て録
音された場合は、このタイムスタンプメッセージの終わ
りが録音終了位置となる。従って、メッセージを再生す
る場合には、タイムスタンプメッセージが全て録音され
ているときは、用件メッセージとタイムスタンプメッセ
ージの両者が、又タイムスタンプメッセージが途中で中
断されているときは、用件メッセージのみが再生される
ことになり、所有者に不快な感を与えることはない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の留守番電話装置のブロック図である。

【符号の説明】

６録音再生装置１０音声合成回路１１切換回路１２メモリ１３制御回路

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】記録再生装置と、通話装置と、付加情報
メッセージを出力するメッセージ出力装置と、前記記録
再生装置と電話回線、通話装置と電話回線又は記録再生
装置とメッセージ出力装置のいずれかの接続を行なう接
続回路と、前記記録再生装置と電話回線の接続後、記録
再生装置とメッセージ出力装置を接続させ、前記メッセ
ージ出力装置を起動し、又通話装置が起動されると、該
通話装置と電話回線を接続するように制御する制御手段
を具備するものにおいて、該制御手段は、前記記録再生
装置と電話回線の接続時、該回線からのメッセージの入
力が終了したときの前記記録再生装置の録音終了位置を
メッセージ終了点として記憶し、又この後、メッセージ
出力装置のメッセージの出力が終了したとき、この終了
したときの前記記憶再生装置の録音終了位置をメッセー
ジ終了点に変更して記憶することを特徴とする留守番電
話装置。