JPH0543559Y2 - - Google Patents

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JPH0543559Y2
JPH0543559Y2 JP1984116489U JP11648984U JPH0543559Y2 JP H0543559 Y2 JPH0543559 Y2 JP H0543559Y2 JP 1984116489 U JP1984116489 U JP 1984116489U JP 11648984 U JP11648984 U JP 11648984U JP H0543559 Y2 JPH0543559 Y2 JP H0543559Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はいたずら電話の再発を防止する装置に
関する。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする問題点〕
電話では、いたずら電話又は厭がらせ電話が問
題となつている。通常の電話の場合、このような
いたずら電話等に対する有効な対策は見出されて
いない。
すでに知られている電話装置は、留守中の発呼
者からの録音はもとより通話中の録音も可能で、
これら録音した音声を再生することができる留守
番電話装置が設けられている場合であつても従来
いたずら電話等に有効に対拠し得るようにはなつ
ていない。例えばいたずら電話が頻発するような
場合、受話し得る状況にあるにも拘らず留守番電
話装置を「留守録音モード」に設定し、発呼があ
つた場合留守録音モードで作動させつつ発呼者の
音声をモニタし、いわゆる居留守録音をし、発呼
者を確認していたずら電話でない場合だけ応答す
るような使い方が試みられている程度である。し
かしながらこのような消極的な対策ではいたずら
電話がかかつてくるという事態そのものを防止さ
せることはできず、いたずら電話の発呼が反覆さ
れわずらわしさが防止できず、又無駄な録音を行
うこととなつている。
従つて、いたずら電話の再発を有効に防止する
ことが要望されている。
〔問題を解決するための手段及び作用〕
本考案においては、加入者回線に接続され、い
たずら電話を録音再生するカセツトレコーダを有
するいたずら電話再発防止装置において、発呼者
の音声をカセツトレコーダに録音し所定時間後に
録音を 停止するとともに、該所定時間内で発呼者の音
声レベルが一定時間以上継続して所定値以下のと
きに録音を停止する、いたずら対策操作手段と、
前記電話がオンフツクするまで前記カセツトレコ
ーダの巻戻し、再生及び逆送出の反覆作動をし
て、録音された発呼者の音声を発呼者に出力する
発呼者逆送出手段とを備えることを特徴とするい
たずら電話再発防止装置が提供される。
本考案では発呼者の音声を一旦録音し、いたず
ら電話又は厭がらせ電話の場合録音された発呼者
の音声を発呼者に逆送出することにより、いたず
ら電話を抑制させる。
〔実施例〕
本考案の実施例について添付図面を参照して下
記に述べる。
第1図は本考案にもとづくいたずら電話再発防
止装置に関するいたずら電話再発防止装置の一実
施例の回路構成図である。
第1図において本考案のいたずら電話再発防止
装置1は、切分器11を介して本電話機100と
共に加入者回線L1,L2に接続されるようになる
と共に、本電話機100のみ使用する通常のモー
ドでは加入者回線L1,L2とはしや断されるよう
になつている。第1図の切分器11内のスイツチ
の状態は、本電話機100のみが加入者回線L1
L2に接続されている。従つて留守番電話装置1
を作動させる場合には切分器11内のスイツチは
図示の状態と反対に切換える。
当該いたずら電話再発防止装置1は下記のもの
から構成されている。上述した切分器11、発呼
者からの電話があるか否か、すなわち着信信号を
検出するため1対のフオトカプラが逆並列に接続
されて成る着信信号検出器12、相手側と本電話
機100とが加入者回線L1,L2により接続され
通話中か否かを検出するため1対のフオトカプラ
が逆並列に接続されて成る回線監視回路13、絶
縁トランス14、音声信号の経路を切替えるため
のアナログスイツチ15〜17、音声信号を増幅
させるためのアンプ18〜22、ORゲート2
5、スピーカ27、該スピーカに出力する音量を
調整するためのボリユーム抵抗器26、いたずら
電話再発防止装置に係る制御処理を行うマイクロ
コンピユータCPU28、留守番録音時に発呼者
に対し一定のメツセージを送出するための音声合
成出力部29とその後段に設けられたローパスフ
イルタ30、本電話機100の電話番号等を登録
しておくランダムアクセスメモリ(RAM)3
2、録音をするためのカセツトレコーダ37、該
レコーダのテープの走行位置を示すセグメント表
示器33、レコーダ37内の録音ヘツド(REC
−H)又は再生ヘツド(PB−H)を切換えるリ
レー(K−B)35、メカドライブ回路371の
正転又は逆転の切換を設定するためのリレー(K
−C)34、加入者回線の閉結を行うためのリレ
ー(K−A)36,いたずら電話再発防止装置の
使用モードを設定するためのモード設定部40、
及びカセツトレコーダ37の操作を行うレコーダ
操作設定部41。
モード設定部40には留守番録音モードを設定
するための「留守録音」押ボタン401、通話録
音モードを設定する「通話録音」押ボタン402
の外に本考案において新設された「いたずら対策
(エコー)」用押ボタン403が設けられている。
これらの押ボタンは2度押すとリセツトされる。
これらのモード押ボタンはCPU28に入力され、
いたずら電話再発防止装置のモード設定に用いら
れる。
レコーダ操作設定部41は通常のレコーダの操
作と同様に、再生、巻戻し、早送り、停止、リセ
ツトを行うための操作スイツチ、「PB」411,
「RWD」412,「FF」413,「STP」414,
「RST」415が設けられている。これらの操作
スイツチもCPU28に入力されており、上記操
作はCPU28を介してカセツトレコーダ37を
作動させて行なわれる。
CPU28には上述した着信信号検出器12及
び回線監視回路13からの着信信号S12、回線
監視信号S13が入力されている。これらの信号
S12,S13はフオトトランジスタの出力であ
るが、これらは一般にバースト状の波形となる。
従つてこれらの信号を直接CPU28に入力して
CPU内で着信、回線監視を行つてもよいし、前
段に処理回路を設けて信号処理されたロジツク信
号としての着信信号S12、回線監視信号S13
を入力しても良い。
CPU28にはさらに本電話機100がオンフ
ツクしているか(電話機不使用状態)又はオフフ
ツクしているか(電話機使用状態)を判別するた
めのオフフツク信号SHが入力されている。
以下本考案のいたずら再発防止装置の一実施例
であるいたずら電話再発防止装置の動作について
説明するが、いたずら電話又は厭がらせ電話の再
発防止について述べる前に当該いたずら電話再発
防止装置における「留守録音」モード、「再生」
モード、「通話録音」モードの動作について説明
する。
先ず留守録音モードについて第2図のフローチ
ヤートを参照して述べる。
モード設定部40の「留守録音」ボタン401
が押され、その信号がCPU28に受信されると、
留守録音モードに入る(ステツプS100)。この状
態において、相手側からの電話があり着信信号S
12が発生するまで待機状態となる(S101)。着
信信号S12がCPU28に入力されると、CPU
内で一定時間、例えば4秒間の遅延をとる
(S102,S103)。一定時間経過後リレー(K−A)
36を付勢させて回線を閉結する(S104)。次い
でCPU28は信号S1を出力してアナログスイ
ツチ15を閉路する(S105)。音声合成出力部2
9からの出力が相手電話機に送出できるようにす
るためである。一方CPU28は信号S5を送出
してアナログスイツチ17の端子A3の経路を閉
結する(S106)。上記リレー(K−A)36を付
勢させた後一定時間後、例えば2秒後、音声合成
出力部29を作動させる(S107)。音声合成出力
部には留守番電話として相手側に送出するために
予め定められた音声内容、例えば「こちらは××
です。ただ今留守にしております。ピーツと鳴り
ましたら御用件をお話し下さい。」に相当するも
のが記憶されており、CPU28は上記音声内容
が記憶されているアドレスを指定して音声合成出
力部29を駆動する。これにより上記音声がロー
パスフイルタ30、アナログスイツチ15、加入
者回線L1,L2を介して発呼者に伝送される。一
方同じ内容がアナログスイツチ17の端子A3、
オアゲート25、ボリユーム26、アンプ22を
介してスピーカ27から出力される。もつとも通
常の留守録音モードでは家人は居ない訳であるか
ら、ボリユーム26をオフにしてスピーカ27か
らは何も出力されないようにしておくこともでき
る。
音声出力が終了したらカセツトレコーダ37に
相手の要件を録音できるようにする。すなわちリ
レー(K−B)35を付勢して消去ヘツド
(ERS−H)と録音ヘツド(REC−H)を作動さ
せ前の内容を消去させつつ録音できるようにする
(S108)。またリレー(K−C)34を付勢して
メカドライブが正転できるようにする(S109)。
さらに信号S4を出力してアナログスイツチ17
の端子A2の経路を閉路にして相手の要件がスピ
ーカ27を通して聞くことができるようにする
(S110)。スピーカをオフにすることができるこ
とは前述の通りである。
次いでカセツトレコーダ37のメカドライブ3
71を駆動するとメカドライブが正転し、音声録
音が行なわれる(S111,S112)。録音は図示しな
い自動ゲイン制御回路により録音レベルが適宜定
められ、適正なレベルでテープに録音が行なわれ
る。カセツトレコーダのキヤプスタンモータの回
転スピードがCPU28により定められており、
録音時間の経過と共にセグメント表示部33にテ
ープ位置情報が表示される。この音声録音は回線
監視信号S13が継続する限り行なわれる
(S113)。もつとも録音テープの終了又は長時間
に亘る通話の場合一定時間経過後は録音を停止す
ることができる。
上述の録音停止条件が生じた場合、CPU28
はメカドライブ371を停止させる(S114)。
留守録音モードは、再度「留守録音」押ボタン
401が押されて留守録音要求信号がオフになる
か、本電話機100がオフフツクされた場合終了
し、それ以外の場合は次の着信信号が入つてくる
まで待機する(S115,S116)。
勿論、家人が在宅している場合であつても上記
留守録音モードにしておき、相手の音声をスピー
カ27を介してモニタすることもできる(いわゆ
る「居留守モード」)。
このようにして録音された音声を再生する場合
について第3図及び第4図を参照して述べる。
再生に際しては第3図に図示の如く、先ず録音
テープの巻戻しを行う。すなわちRWDボタン4
12が押されると(S200)、メカドライブを逆転
させるようにリレー(K−C)34を出力し
(S201)、メカドライブを駆動する(S202)。STP
ボタン414が押されるまで上記巻戻しが行なわ
れ、STPボタンが押されると(S203)、メカドラ
イブは停止され(S204)、巻戻しは終了する。
第4図に再生モードの処理を示す。PBボタン
411が押されると(S210)、再生ヘツドを駆動
するためリレー(K−B)35が付勢され
(S211)、再生音がスピーカ27を通して聞くこ
とができるように信号S3を出力してアナログス
イツチ17の端子A1の経路を閉絡する
(S212)。但し、アナログスイツチ16は開のま
まにしておき、再生音が切分器11側に出力され
ないようにしておく。この状態でリレー(K−
C)34を付勢してメカドライブが正転できるよ
うに設定し(S213)、メカドライブを駆動する
(S214)。これにより巻戻されたテープの音声が
再生ヘツド(PB−H)、アンプ21、アナログス
イツチ17、ORゲート25、ボリユーム26、
アンプ22、スピーカ27を介して再生される。
この再生はSTPボタン414が押されるまで継
続し(S215)、STPボタンが押された場合メカド
ライブを停止して(S216)、再生を終了する。
次に通常の通話録音モードについて第5図を参
照して述べる。通話録音モードは本電話機100
をオフフツクした状態で通話内容を録音するもの
である。従つて回線監視信号S13が発生し
(S250)、モード設定部40の「通話録音」ボタ
ン402が押されたことにより(S251)、上記
「留守録音」モードと同様にカセツトレコーダが
駆動され音声録音が行なわれ(S252〜S255)、本
電話機100がオンフツクされることにより
(S257)メカドライブは停止され(S258)、録音
を終了する。尚録音時はハウリング防止の観点か
らスピーカ27は作動させない。
この録音再生は前述のようにして行う。
いたずら電話又は厭がらせ電話の再発防止対策
について下記に述べる。
先ず通常の通話時にいたずら電話があつた場合
について第6図を参照して述べる。
通話中であるから、回線監視信号が発生し、本
電話機100はオフフツク状態にある(S300)。
受話者がいたずら電話又は厭がらせ電話であると
判断した場合モード設定部40の「いやがらせ対
策(エコー)」押ボタン403を押すとCPU28
にこの状態が受信される(S301)。これにより
CPUはいたずら電話の相手の音声を録音するた
めの録音時間、例えば10秒間を規定する第1のタ
イマを作動させると共に(S302)、リレー(K−
B)35を付勢して録音ヘツド及び消去ヘツドを
作動可能とし(S303)、メカドライブを正転させ
るようにリレー(K−C)34を付勢し
(S304)、メカドライブを駆動する(S305)。これ
にていやがらせ相手の音声をカセツトテープに録
音が行なわれる。この録音は上記タイマの時間が
切れるまで行なわれる(S309)。
もつとも上記録音中であつても、受話者が通話
継続の意志を喪失してオンフツクした場合
(S307)、又は再度エコーボタン403を押して
このモードを終了させた場合、若しくは相手が受
話器をおき通話を中断した場合(S308)には録
音は中断する(S326)。
上記第1のタイマの時間が切れた場合録音を打
切るためメカドライブを停止する(S310)。
次に上記録音したテープを巻戻すための動作に
入る。すなわち、テープを巻戻すための第2のタ
イマをスタートさせ(S311)、メカドライブを逆
転駆動させ(S312,S313)、上記タイマの時間が
切れるまでテープの巻戻しを行ない録音開始点ま
で巻戻したらメカドライブを停止させる(S316,
S137)。
この期間も上記ステツプS307,S308と同様中
断原因が発生した場合は中断する(S314,
S315)。
さらに録音された内容を再生していやがらせ電
話相手に逆送出する場合について述べる。すなわ
ち再生ヘツド(PB−H)をオンにし(S318)、
アナログスイツチ16を閉結させる(S319)。次
いで再生時間、一般的には上述の録音時間と同じ
時間を規定する第3のタイマをスタートさせ
(S320)、メカドライブを正転駆動させる(S321,
S322)。これによりカセツトレコーダ37が再生
動作に入り、再生音声が再生ヘツドPB−Hで検
出され、アンプ21,20、アナログスイツチ1
6を介して発呼者に逆送出される。これにより発
呼者がいやがらせ電話又はいたずら電話をした場
合、自己の発したいやがらせ音声を聞かされるこ
ととなる。
このような厭がらせ電話内容は自分の発したも
のであつても快いいものではなく、反省の機会を
与えることとなり、又、再度厭がらせ電話をして
も再び自己の発した音声が帰つてくることを考え
ると再び厭がらせ電話することが抑制される。ま
たこのように録音されていることが相手に判るこ
ととなり厭がらせ電話の抑制につながる。内一般
に録音された自己の音声を再生した場合通常認識
している音声との間に違和感を感じる場合が多
く、好ましからざる内容を違和感を感じつつ自分
で再び聞くということからも相当の抑制効果があ
る。
上記再生時において、ステツプS307,S308と
同様中断事由が発生した場合はメカドライブを停
止して終了する(S323,S324,S346)。
この状態において、厭がらせ相手がまた通話状
態であるならば、上記の録音、巻戻し、逆送出が
くり返されることとなる(S327)。これにより厭
がらせ相手は継続して自己の発した厭がらせ音声
をエコーの如く聞くこととなり、厭がらせ効果の
ないことを知ることとなる。
尚上記厭がらせ音声録音において、万一長時間
にわたるような場合、無駄な録音がされテープが
いたずらに進んでしまうことになりかねない。従
つて、このように長時間継続するような場合、第
6図のステツプS327において継続して音声録音
に戻る前に、テープの巻戻しを行ない、テープの
進みが一定量以上にはならないようにすることが
できる。
上記の実施例においては、いたずら対策モード
作動中に本電話機をオンフツクすると、加入者回
線から断にされ、いたずら対策モードも終了する
場合について述べた。しかしながら、いたずら電
話であるにも拘らず本電話機をオフフツクし続け
ることは無益でありオンフツクしたい場合が生ず
る。しかも上述の「いたずら対策」モードは作動
させたい。このような場合には、本電話機と加入
者回線との間に回線断続手段、例えばリレーを設
けておき、本電話機をオフフツクし、「いたずら
対策」モードを選択した後、一定時間経過後
CPUは上記回線断続手段を一旦「断」にするよ
うにする。上記一定時間は、相手の通話を録音
し、逆送信する時間である。これにより本電話機
をオンフツクしても上述の「いたずら対策」モー
ドを作動させることができる。
厭がらせ録音時間としては、相手がしやべつた
ことに対するカウンターとしての妥当な時間、及
びカセツトレコーダの録音時間とから定める。
尚、相手の話した内容は時間的に継続していると
は限らず、むしろ相手が応答しないような厭がら
せ電話もあることから、例えば一定時間以上音声
がない場合は、上記録音時においてカセツトレコ
ーダのメカドライブを一旦駆動停止させテープの
走行ロスの防止及び効果的な応答が可能な録音を
することもできる。上記駆動停止は、図示しない
前述の音声録音用の自動ゲイン制御器に印加され
る信号が所定のレベル以下の状態が一定時間以上
経過した場合に行う。
次に留守録音モードにおけるいたずら電話防止
を行う場合について述べる。家人は在宅してお
り、本電話機100を受けられる状態にあるにも
拘らず、その直前にいたずら電話等があり再度い
たずら電話がある可能性がある一方、通常の電話
には応答したい場合の対策として、一旦、「留守
録音」モードに設定しておく。この場合の処理は
第2図に図示の如くなる。
ところが、家人はスピーカ27から相手側の音
声をモニタすることができ、第2図ステツプ
S112の音声録音時、いたずら電話であるか否か
判断することができる。従つていたずら電話であ
ると判断した場合、モード設定器40のエコー押
ボタン403を押すこともでき、これにより
CPUは第6図に図示に例示したと同様のいたず
ら電話防止対策の処理を行う(第2図、S120,
S121)。
この場合は、いたずら電話であるか否かを本電
話機100を受けることなく判断することがで
き、いたずら電話には応答せずに済むという利点
がある。又、いたずら電話の相手に受話者が直接
応答しないことによるいたずら電話に対する効果
も小さくなり、いたずら電話再発防止に効果が大
となる。
尚、第5図を参照して述べた通話録音モード時
に途中でいたずら電話であると判断した場合も、
エコーボタンを押すことにより(第5図、S260)
第6図に図示の如くいたずら電話防止対策を行う
ことができる(S261)。
以上種々のいたずら電話防止について述べた
が、第1図に図示の一実施例であるいたずら電話
再発防止装置1は、いたずら電話防止対策として
は、モード設定部40に「いたずら対策用(エコ
ー)」押しボタン403を追加することと、これ
に関したCPUの機能を付加するだけで、従来の
留守録音モード、通話録音モード、再生モードに
用いられる各構成要素を新たに追加することなく
達成できることが判る。つまり、いたずら電話防
止対策としては既存の各構成要素を組合せて作動
させるのみでよく、装置が複雑になることはな
い。
以上の実施例においては制御部としてマイクロ
コンピユータ(CPU)28を用いた場合につい
て述べたが、上述したようにCPUの処理は比較
的簡単なシーケンシヤル制御であるから、マイク
ロコンピユータ以外の従来のシーケンシヤル制御
回路によつても上記制御は実現することができ
る。例えば第6図に図示のフローチヤートに相当
する処理としては第7図に図示の構成を有するハ
ードワイヤドな回路によつても実現することがで
きる。第7図に図示の制御回路28aは、着信を
検出する着信検出部281、着信信号、エコー押
ボタン信号及びオフフツク信号のANDをとるゲ
ート282、このゲート出力によりバツフア28
9〜291を介して、リレー35,34及びメカ
ドライブ371を駆動できるようにしている。尚
バツフア290の(−)端子に信号が印加された
場合はメカドライブを逆転させ、(+)端子に信
号が印加された場合には正転させるようにリレー
34が付勢される。バツフア291のSTPに信
号が印加された場合はメカドライブを停止させ、
SRTに信号が印加された場合はメカドライブを
駆動させるように出力が出る。タイマ回路28
3,284,285は第6図のタイマ1〜3に対
応している。またタイマ回路286,287はそ
れぞれ、リレー34を駆動させてメカドライブの
正転又は逆転を設定した後、一定時間後にメカド
ライブを駆動させるための遅延回路である。
留守録音モード等についても同様にハードワイ
ヤドな制御回路により実現できることは云うまで
もない。
本実施例では留守番電話装置について説明した
がこれに限定されるものでなく、このいたずら電
話再発防止機能を組み込んだ電話機についても応
用できる。
又、本実施例では録音手段としてカセツトテー
プを用いたが他の電子素子手段例えばRAMであ
つてもよい。
〔考案の効果〕
以上に述べたように本考案によれば比較的簡単
な回路構成で、効果的ないたずら電話又は厭がら
せ電話の再発を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としてのいたずら電
話再発防止装置の構成図、第2図は第1図装置に
よる留守録音モードの動作を示すフローチヤー
ト、第3図は第1図装置による録音テープの巻戻
動作を示すフローチヤート、第4図は第1図装置
による録音テープの再生動作を示すフローチヤー
ト、第5図は第1図装置による通話録音モードの
動作を示すフローチヤート、第6図は第1図装置
によるいたずら電話対策の動作を示すフローチヤ
ート、第7図は第1図装置の制御回路の他の実施
例を示す構成図、である。 符号の説明、11……切分器、12……着信信
号検出器、13……回線監視回路、14……トラ
ンス、15〜17……アナログスイツチ、18〜
22……アンプ、23,24……スイツチ、25
……ORゲート、26……音量調節部、27……
スピーカ、28……CPU、29……音声合成出
力部、30,31……ローパスフイルタ、32…
…RAM、33……セグメント表示部、34〜3
6……リレー、37……カセツトレコーダ、40
……装置操作モード設定部、41……カセツト操
作モード設定部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 加入者回線に接続され、いたずら電話を録音再
    生するカセツトレコーダ37を有するいたずら電
    話再発防止装置において、 発呼者の音声をカセツトレコーダ37に録音し
    所定時間後に録音を停止するとともに、該所定時
    間内で発呼者の音声レベルが一定時間以上継続し
    て所定値以下のときに録音を停止する、いたずら
    対策操作手段40,28と、 前記電話がオンフツクするまで前記カセツトレ
    コーダ37の巻戻し、再生及び逆送出の反覆作動
    をして、録音された発呼者の音声を発呼者に出力
    する発呼者逆送出手段28,21,20,16と
    を備えることを特徴とするいたずら電話再発防止
    装置。
JP11648984U 1984-07-31 1984-07-31 留守番電話装置 Granted JPS6133551U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11648984U JPS6133551U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 留守番電話装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11648984U JPS6133551U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 留守番電話装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6133551U JPS6133551U (ja) 1986-02-28
JPH0543559Y2 true JPH0543559Y2 (ja) 1993-11-02

Family

ID=30675434

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