JPH0723055U - グラップルの油圧回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のクラップルでは，パワーショベル
に装着して使用する時，パワーショベルの予備ポートを
油圧源として，配管を引廻しておりますが，既成のバケ
ット用シリンダーの油圧回路を油圧源とすることで，装
着コストを下げ様とするものである。 【構成】 パワーショベルの既成のバケット用シリ
ンダー配管１０，１１を追加配管２でもって，グラップ
ル３に内臓されて居る，多連電磁弁４に継ぎます。 電
磁弁の各々のポートは各々のアクチュエータである，旋
回モータ６ トング開閉シリンダー７ 及びバケット用
シリンダー１へと継ぎます。 これらのアクチュエータ
は電磁弁操作用スイッチ１２でそれぞれ操作します。

Description

【考案の詳細な説明】 （Ａ） 産業上の利用分野 本考案はパワーショベルに取り付けられる、造材および積込み等の林業機械に 活用して好適な、グラップルに関するものである。

（Ｂ）従来の技術 従来パワーショベルに造材装置を装着した林業機械が国内外にある。

これらの機械に於いてはグラップルを作動させる為、パワーショベル本体に油 圧分配弁を取り付けて、パワーショベルの作業アタッチメント先端部のグラップ ルまで、数本の配管を引き廻して居ります。

各メーカのパワーショベルが異なる為、油圧分配弁の設置、配管が煩雑であり 、配管コスト高が問題になって居ります。

（Ｃ）考案が解決しようとする問題点 本考案はパワーショベルの既存のバケットシリンダー用の操作レバー、油圧分 配弁、配管をそっくり利用し、グラップルに組み込まれた、多連の電磁弁に油圧 を供給し、各アクチュエータを作動させる、グラップルの油圧回路を開発しよう とするものです。

（Ｄ） 問題を解決するための手段 いまその解決手段を図面を追いながら説明すれば。

（イ） 本考案はパワーショベルの既存の（１）バケットシリンダーに接続して いる２本の油圧配管をバケットシリンダーから切り離して（２）引伸ばし配管を ２本新設して、（３）グラップルの中に内臓された、（４）多連の電磁弁に圧力 側、タンク戻り側として接続します。

第 １図 （ロ） グラップルの中に内臓された、（４）多連の電磁弁からは、（１）バケ ットシリンダーへは、（５）バケットへの戻し配管２本を新設して接続します。

また各アクチュエータである、（６）施回モータ、（７）爪開閉シリンダーに それぞれ配管を接続しておきます。

Ａ−Ａ断面図 （Ｅ） 作用 （イ） パワーショベルの、（８）バケット用の操作レバーを操作すると油圧が 、（９）本体の油圧分配弁より出て、（１０）バケット配管を通り、（１）バケ ットシリンダーに入らずに、（３）グラップルに内臓して居る、（４）多連の電 磁弁に入ります。電磁弁から出た油は、（１１）バケット配管を通りタンク回路 に戻ります。

（ロ） （１２）手元のスイッチを操作して、（４）多連の電磁弁を作動させる と、各々のアクチュエータに油圧が送られ作動します。

（Ｆ） 考案の効果 この様に構成されたグラップルの油圧回路にしますと、（８）・（９）・（１ ０）・（１１）は既存のものが利用出来て、（２）・（５）が新設になります。

したがって本考案のグラップルは各メーカのパワーショベルの機種に関係なく 、グラップルにバケットシリンダー用の配管を継なぐことで、著しい配管コスト の低減になります。また配管工事による、パワーショベルル本体の性能を損なう 心配が無くなります。

（Ｇ） その他の実施例 なお本考案の実施に当たっては、多くのアクチュエータ、油圧系統を有する、 グラップルソーに実施しますと、より効果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図はパワーショベルの配管、側面図である。第２図
は油圧回路図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. パワーショベルの作業アタッチメント先端部にグラップ
   ルを取り付け、そのグラップルに油圧を送り、木材を把
   持したり、施回を行うようにしたグラップルに於いて。
   パワーショベルのバケットシリンダー用の油圧装置を利
   用することを特徴とする、グラップルの油圧回路。