JPH0722974B2 - ネット状スポンジシート - Google Patents

ネット状スポンジシート

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JPH0722974B2
JPH0722974B2 JP1088533A JP8853389A JPH0722974B2 JP H0722974 B2 JPH0722974 B2 JP H0722974B2 JP 1088533 A JP1088533 A JP 1088533A JP 8853389 A JP8853389 A JP 8853389A JP H0722974 B2 JPH0722974 B2 JP H0722974B2
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JP
Japan
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net
sponge sheet
stitch
foamed resin
stitch gap
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Inventor
寿夫 森田
Original Assignee
森田産業株式会社
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  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、クッション材として包装資材や下敷き等に使
用されるスポンジシートに関するものである。
〔従来の技術〕
スポンジシートには、中空ボールの様に気泡が個々に独
立形成されていて通気・透湿性を有しない単泡のもの
と、網羅された空胴を形成する様に気泡が連結していて
通気・透湿性を有する連泡のものがあり、それらはポリ
ウレタン樹脂やポリ塩化ビニル樹脂等の樹脂やゴムによ
って作られている。
これらのスポンジシートを細かい塵埃を篩い落とすフイ
ルターの様に使うには、単泡のものでは全面に孔を開
け、連泡のものではそのまま用いればよい。
〔発明が解決しようとする問題点〕
然るに、連泡スポンジシートの内部空隙は余りにも緻密
で塵埃が内部に蓄積し汚れ易く、又、それらのスポンジ
シートに大きい孔を開けてクッション性のあるネットを
作ろうとしても、孔と孔との間隔を細かくしたり孔径を
大きくすると全体が伸び易く破断し易くなるのでクッシ
ョン性のあるネットを作ることが出来ない。
〔発明の目的〕
本発明は、包装したまま野菜や果物に付着した塵埃を洗
い落とすことの出来るクッション性のある包装用ネット
や、塵埃が裏面に抜けて表面に溜り難いクッション性の
ある下敷き等に好都合な伸び難く破断し難い強いネット
状スポンジシートを得ることを目的とする。
〔発明の構成〕
本発明に係るスポンジシート15は、大小異なる編目隙間
11・12の隣り合う経編ネットを芯地とて構成され、発泡
樹脂が、大きい編目隙間11を塞ぐことなく、全ての編糸
13を被覆し、且つ、小さい編目隙間12を塞いでおり、そ
の塞ぐ小さい編目隙間12の上に発泡隆起14を形成してい
ることを特徴とするものであり、例えば経編ネットに発
泡樹脂組成物を塗布して発泡させるなどして作ることが
出来る。
その製法を具体的に述べれば、芯地とする経編ネットに
発泡樹脂組成物をスプレーコーターやロールコーター等
を用いて全面塗布して発泡させる。
その時、大きい編目隙間11には発泡樹脂組成物が溜り難
くそのまま隙間として残るが、小さい編目隙間12には発
泡樹脂組成物が溜り易いのでそこに多く塗着して編目隙
間12を塞ぎ、その発泡樹脂組成物が発泡して大きい発泡
隆起14を形成する。かくして大きい編目隙間11は開口部
16となり、その周りを発泡隆起14が囲む恰好のネット状
スポンジシート15が得られる。
従って、芯地としては開口部16となる編目隙間11と発泡
隆起14の形成される編目隙間12の編目隙間の大きさの差
の大きい経編ネットを用いるとよく、それらの編目隙間
11・12の大きさの差に応じて発泡樹脂組成物の粘度を調
整して塗布する。
その場合、編目隙間11・12の大きさの差は、それらの隙
間の周縁をかたどる編糸13に接する内接円の大きさを目
安にして設定するとよく、例えば在来のスポンジシート
の原料として慣用されている熱分解型の発泡剤を配合し
た塩化ビニルペーストレジンを使用する場合には、大き
い編目隙間11の内接円の直径をDとし、小さい編目隙間
12の内接円と直径をD′とするとき、それらの間にD>
1.5D′、D>3(mm)、D<5(mm)なる関係が成り立
つ様にするとよい。
大きい編目隙間11は、第1図に図示する如く小さい編目
隙間12だけで囲まれたものとするか又は、第2図に図示
する如く小さい編目隙間12と鎖編17とで囲まれたものと
する。その後者の場合には、大きい編目隙間11の周縁一
部を形成する鎖編17の長さ(L)は5mm以下で好ましく
は2〜3mm程度に短くするとよい。
発泡樹脂組成物は、熱分解型の発泡剤を配合したものの
他にミキサー等で機械的に泡立て発泡させたものであっ
てもよい。
発泡樹脂組成物の固形分比率を大きくして樹脂濃度を上
げたい場合や発泡樹脂組成物を高粘に調製したい場合に
は、経編ネットに塗着した発泡樹脂組成物の塗布面に気
流を当てたり経編ネット全体に振動を与える等して、大
きい編目隙間11を塞ぐ塗膜を破壊する様にする。
ネット状スポンジシート15には、塗料を全面塗布して着
色し、或は、図柄模様等をプリントし、或は又、静電植
毛等の所要の表面化粧処理を施して仕上げることも出来
る。
〔発明の効果〕
本発明に係るスポンジシート15は、一見して発泡樹脂シ
ートに孔を接近させて多数穿設した有孔スポンジシート
であるかの如く見えるが、各開口部16の周縁は編糸13に
よって囲まれ、その編糸13によって各開口部16の間が仕
切られており、それらの各開口部16の間を結ぶ発泡隆起
14の内部には編糸13が芯材として介在し、その編糸13に
補強された隆起部14が発泡樹脂に補強されてウエール方
向に伸びる各組紐状の鎖編17の間を連結しているので、
高温時でも伸縮し易くなったりせず、又、表面が擦られ
ても破れ難く強度的に優れた形状安定なものとなる。
一方、芯地となる経編ネットは折畳変形自在なものであ
り、又、その編糸13や鎖編17を補強する発泡樹脂も柔軟
な弾性体であるから、それらが一体となり相互に補強し
合うとしても、それら編ネットや発泡樹脂固有の可撓性
は殆ど損なわれない。
このため本発明によると可撓性とクッション性に富み、
形状安定で伸縮破断し難く強度的に優れ、包装資材や下
敷材に好都合なネット状の有孔スポンジシート15が得ら
れる。
その他、本発明に係るネット板スポンジシート15は、所
要の表面化粧処理を施して簾(日除け)やカーテン、テ
ーブルクロス、敷物、壁張地、トランクマットや椅子・
座席カバー等の車両内装材、カーペット裏地や下敷クッ
ション材、置物のすべり止め下敷き等として使用するこ
とも出来、或は、メラミン等の熱硬化性樹脂や金属蒸着
処理等によって金網代用品として使用することも出来、
これらの実施態様は本発明の技術的範囲を何ら限定或は
縮減しない。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図とは発泡樹脂の一部を切除して示す本発
明に係るネット状スポンジシートの斜視図である。 11……大きい編目隙間、12……小さい編目隙間、 13……編糸、14……隆起、 15……スポンジシート、16……開口部、 17……鎖編。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:10 B29L 7:00 28:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大小異なる編目隙間11・12の隣り合う経編
    ネットを芯地とするものであり、発泡樹脂が、大きい編
    目隙間11を塞ぐことなく、全ての編糸13を被覆し、且
    つ、小さい編目隙間12を塞いでおり、その塞ぐ小さい編
    目隙間12の上に発泡隆起14を形成していることを特徴と
    するネット状スポンジシート。
JP1088533A 1989-04-07 1989-04-07 ネット状スポンジシート Expired - Fee Related JPH0722974B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012509806A (ja) * 2008-11-26 2012-04-26 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 吸音バッフル部材及びキャビティ内に吸音バッフルを適用する方法
JP7224677B2 (ja) * 2021-03-25 2023-02-20 岡本レース株式会社 ラッピングネット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS581417A (ja) * 1981-06-27 1983-01-06 名張敷物株式会社 透水性下敷クツシヨン材
JPS63109042A (ja) * 1986-10-27 1988-05-13 Moon Star Co マツトの製造法

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