JPH07229233A - 天井下地用ナット付きアイボルト - Google Patents
天井下地用ナット付きアイボルトInfo
- Publication number
- JPH07229233A JPH07229233A JP6021104A JP2110494A JPH07229233A JP H07229233 A JPH07229233 A JP H07229233A JP 6021104 A JP6021104 A JP 6021104A JP 2110494 A JP2110494 A JP 2110494A JP H07229233 A JPH07229233 A JP H07229233A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- eyebolt
- nut
- screwed
- work
- Prior art date
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- Pending
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アイボルトを残置した状態でこれに吊ボルト
を結合できるようにした。 【構成】 スラブ1の下面に埋設されたインサート金具
4のネジ穴4aに螺合するボルト部5aを上端に設けた
アイボルト5であって、アイボルト5に形成されたリン
グ部5bのボルト部5aに対向する位置には、インサー
ト金具4と同一径,ピッチのネジ穴5dを開口したナッ
ト部5cを一体に設けた。
を結合できるようにした。 【構成】 スラブ1の下面に埋設されたインサート金具
4のネジ穴4aに螺合するボルト部5aを上端に設けた
アイボルト5であって、アイボルト5に形成されたリン
グ部5bのボルト部5aに対向する位置には、インサー
ト金具4と同一径,ピッチのネジ穴5dを開口したナッ
ト部5cを一体に設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スラブに設けたイン
サート金具にアイボルトを固定した後このままの状態に
残置出来るようにした天井下地用ナット付きアイボルト
に関する。
サート金具にアイボルトを固定した後このままの状態に
残置出来るようにした天井下地用ナット付きアイボルト
に関する。
【0002】
【従来の技術】天井の工事手順としては一般に、天井下
地を組む前にスラブ下に必要な配線工事や、照明器具そ
の他の天井面固定器具の装着作業を行う。この作業を天
井の高さが2m以上にも及ぶ高所で行う場合、スラブの
下面に埋設されたインサート金具にアイボルトを螺合
し、これのリング部に安全帯のフックを掛けて作業者の
安全確保や物品の確保を行い、災害の発生を未然に防止
するようにしている。
地を組む前にスラブ下に必要な配線工事や、照明器具そ
の他の天井面固定器具の装着作業を行う。この作業を天
井の高さが2m以上にも及ぶ高所で行う場合、スラブの
下面に埋設されたインサート金具にアイボルトを螺合
し、これのリング部に安全帯のフックを掛けて作業者の
安全確保や物品の確保を行い、災害の発生を未然に防止
するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記イ
ンサート金具は、もともと天井下地を吊下状態に保持す
るための吊ボルトの取付用金具であるため、天井裏工事
が終了し、天井下地の工事を始める直前までに全てを撤
去しなければならず、アイボルトを多数固定した場合に
その撤去作業は極めて面倒で時間が掛り、また撤去し忘
れた箇所などでは次の作業開始の障害になる欠点があっ
た。
ンサート金具は、もともと天井下地を吊下状態に保持す
るための吊ボルトの取付用金具であるため、天井裏工事
が終了し、天井下地の工事を始める直前までに全てを撤
去しなければならず、アイボルトを多数固定した場合に
その撤去作業は極めて面倒で時間が掛り、また撤去し忘
れた箇所などでは次の作業開始の障害になる欠点があっ
た。
【0004】この発明は以上の問題を解決するものであ
って、その目的は、アイボルトを残置した状態でこれに
吊ボルトを結合できるようにした天井下地用ナット付き
アイボルトを提供するものである。
って、その目的は、アイボルトを残置した状態でこれに
吊ボルトを結合できるようにした天井下地用ナット付き
アイボルトを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、スラブの下面に埋設されたインサート
金具の雌ネジ部に螺合するボルト部を上端に設けたアイ
ボルトであって、該アイボルトに形成されたリング部の
前記ボルト部に対向する位置には、前記インサート金具
と同一径,ピッチの雌ネジ部を開口したナット部を一体
に設けたことを特徴とする。
め、この発明は、スラブの下面に埋設されたインサート
金具の雌ネジ部に螺合するボルト部を上端に設けたアイ
ボルトであって、該アイボルトに形成されたリング部の
前記ボルト部に対向する位置には、前記インサート金具
と同一径,ピッチの雌ネジ部を開口したナット部を一体
に設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】以上の構成によれば、アイボルトの取付箇所で
はこれのナット部に吊ボルトをねじ込み固定することに
より、インサート金具に直接捩じ込まれる吊ボルト同様
に吊ボルトの配置を行うことができ、使用したアイボル
トをそのまま残置しても次の内装工事の障害とならな
い。
はこれのナット部に吊ボルトをねじ込み固定することに
より、インサート金具に直接捩じ込まれる吊ボルト同様
に吊ボルトの配置を行うことができ、使用したアイボル
トをそのまま残置しても次の内装工事の障害とならな
い。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳
細に説明する。図1はこの発明に係るアイボルト及びこ
れを用いた天井裏構造を示すものである。図1(a)に
おいて、スラブ1は、断面凹凸状の鋼板製のスラブデッ
キ2の上面にスラブコンクリート3を打設して一体化し
たもので、スラブデッキ2の下方に突出する凸部の内底
面には例えば縦横900mmピッチ程度の規則的な配列で
インサート金具4が溶接などにより一体化され、前記コ
ンクリート3の底部に埋設されているとともに、そのネ
ジ穴4aを下面に覗かせている。
細に説明する。図1はこの発明に係るアイボルト及びこ
れを用いた天井裏構造を示すものである。図1(a)に
おいて、スラブ1は、断面凹凸状の鋼板製のスラブデッ
キ2の上面にスラブコンクリート3を打設して一体化し
たもので、スラブデッキ2の下方に突出する凸部の内底
面には例えば縦横900mmピッチ程度の規則的な配列で
インサート金具4が溶接などにより一体化され、前記コ
ンクリート3の底部に埋設されているとともに、そのネ
ジ穴4aを下面に覗かせている。
【0008】天井下地の組立作業の前段階において任意
のインサート金具4の下部には、この発明によるアイボ
ルト5がねじ込み固定される。
のインサート金具4の下部には、この発明によるアイボ
ルト5がねじ込み固定される。
【0009】このアイボルト5は、図(a)及び図2に
示すように、前記インサート金具4のネジ穴4aに捩じ
込まれるボルト部5aと、ボルト部5aの基部に一体に
形成されたリング部5bを備えているとともに、リング
部5bの前記ボルト部5aと対向する位置にこれとナッ
ト部5cを一体化し、このナット部5cの中心にリング
部5bの内外を貫通して前記ボルト部5aと同一軸線上
のネジ穴5dを形成したものであり、ナット部5cの前
記リング部5bの内周側接合部にはリング部5bの曲面
に応じたテーパを形成したものである。なお、このネジ
穴5dの径,ピッチは前記インサート金具4のネジ穴4
aの径,ピッチと全く同一である。
示すように、前記インサート金具4のネジ穴4aに捩じ
込まれるボルト部5aと、ボルト部5aの基部に一体に
形成されたリング部5bを備えているとともに、リング
部5bの前記ボルト部5aと対向する位置にこれとナッ
ト部5cを一体化し、このナット部5cの中心にリング
部5bの内外を貫通して前記ボルト部5aと同一軸線上
のネジ穴5dを形成したものであり、ナット部5cの前
記リング部5bの内周側接合部にはリング部5bの曲面
に応じたテーパを形成したものである。なお、このネジ
穴5dの径,ピッチは前記インサート金具4のネジ穴4
aの径,ピッチと全く同一である。
【0010】以上のアイボルト5には作業者の身体確保
や、機器類の確保のための安全帯6のフック6aの取付
けがなされるもので、従来のアイボルトと全く同様の使
い勝手で使用される。
や、機器類の確保のための安全帯6のフック6aの取付
けがなされるもので、従来のアイボルトと全く同様の使
い勝手で使用される。
【0011】照明具、その他の天井面取付け器具、配
線,配管工事を終了し、安全帯6その他の作業に使用し
た器具類を撤去した後は、天井下地の内装工事が始ま
る。このときアイボルト5はねじ込み位置に残置され、
図1(b)に示すように、残置位置ではナット部5cに
短吊ボルト7がねじ込み固定され、他の位置ではインサ
ート金具4に通常長さの吊ボルト8が直接ねじ込み固定
される。短吊ボルト7はアイボルト5の突出量分だけ通
常長さの吊ボルト8より短く設定されたもので、各吊ボ
ルト7,8を配置した状態ではその下端はほぼ水平面に
一致することになる。
線,配管工事を終了し、安全帯6その他の作業に使用し
た器具類を撤去した後は、天井下地の内装工事が始ま
る。このときアイボルト5はねじ込み位置に残置され、
図1(b)に示すように、残置位置ではナット部5cに
短吊ボルト7がねじ込み固定され、他の位置ではインサ
ート金具4に通常長さの吊ボルト8が直接ねじ込み固定
される。短吊ボルト7はアイボルト5の突出量分だけ通
常長さの吊ボルト8より短く設定されたもので、各吊ボ
ルト7,8を配置した状態ではその下端はほぼ水平面に
一致することになる。
【0012】次いで、吊ボルト7,8の下部にMバー
9,Cバー10を介して天井下地11を吊下げ状態に固
定すれば、内装工事が完了することになるのである。
9,Cバー10を介して天井下地11を吊下げ状態に固
定すれば、内装工事が完了することになるのである。
【0013】
【発明の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、この発明による天井下地用ナット付きアイボルトに
あっては、アイボルトの取付箇所ではこれのナット部に
吊ボルトをねじ込み固定することにより、インサート金
具に直接捩じ込まれる吊ボルト同様に吊ボルトの配置を
行うことができ、使用したアイボルトをそのまま残置し
ても次の内装工事の障害とならず、撤去作業の必要もな
いので、撤去作業の繁雑さやこれに伴う危険性を未然に
回避でき、作業の合理化とともに、相対的な安全性を向
上できる。
に、この発明による天井下地用ナット付きアイボルトに
あっては、アイボルトの取付箇所ではこれのナット部に
吊ボルトをねじ込み固定することにより、インサート金
具に直接捩じ込まれる吊ボルト同様に吊ボルトの配置を
行うことができ、使用したアイボルトをそのまま残置し
ても次の内装工事の障害とならず、撤去作業の必要もな
いので、撤去作業の繁雑さやこれに伴う危険性を未然に
回避でき、作業の合理化とともに、相対的な安全性を向
上できる。
【図1】(a)この発明に係るアイボルトをインサート
金具に固定した状態の天井裏構造を示す断面説明図であ
る。 (b)同アイボルトに吊ボルトをねじ込み固定し天井下
地を装着した状態を示す断面説明図である。
金具に固定した状態の天井裏構造を示す断面説明図であ
る。 (b)同アイボルトに吊ボルトをねじ込み固定し天井下
地を装着した状態を示す断面説明図である。
【図2】同アイボルトの斜視図である。
1 スラブ 4 インサート金具 4a ネジ穴 5 アイボルト 5a ボルト部 5b リング部 5cナット部 5d ネジ穴 7,8 吊ボルト 11 天井下地
Claims (1)
- 【請求項1】 スラブの下面に埋設されたインサート金
具のネジ穴に螺合するボルト部を上端に設けたアイボル
トであって、該アイボルトに形成されたリング部の前記
ボルト部に対向する位置には、前記インサート金具と同
一径,ピッチのネジ穴を開口したナット部を一体に設け
たことを特徴とする天井下地用ナット付きアイボルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6021104A JPH07229233A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 天井下地用ナット付きアイボルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6021104A JPH07229233A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 天井下地用ナット付きアイボルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07229233A true JPH07229233A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12045573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6021104A Pending JPH07229233A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 天井下地用ナット付きアイボルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07229233A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113062515A (zh) * | 2021-03-30 | 2021-07-02 | 浙江泛华工程咨询有限公司 | 一种轻型空腔楼板、模具及加工工艺 |
-
1994
- 1994-02-18 JP JP6021104A patent/JPH07229233A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113062515A (zh) * | 2021-03-30 | 2021-07-02 | 浙江泛华工程咨询有限公司 | 一种轻型空腔楼板、模具及加工工艺 |
CN113062515B (zh) * | 2021-03-30 | 2022-06-07 | 浙江泛华工程咨询有限公司 | 一种轻型空腔楼板、模具及加工工艺 |
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