JPH07229222A - 埋設型枠および埋設型枠被覆コンクリート構造物 - Google Patents

埋設型枠および埋設型枠被覆コンクリート構造物

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JPH07229222A
JPH07229222A JP6020691A JP2069194A JPH07229222A JP H07229222 A JPH07229222 A JP H07229222A JP 6020691 A JP6020691 A JP 6020691A JP 2069194 A JP2069194 A JP 2069194A JP H07229222 A JPH07229222 A JP H07229222A
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JP
Japan
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formwork
embedded
concrete
buried
fixing tool
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Application number
JP6020691A
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English (en)
Inventor
Sadamu Ono
定 小野
Hisashi Takenaka
久 竹中
Yoshinori Suganuma
義則 菅沼
Kazuyo Matsuo
一四 松尾
Kazuo Yamauchi
一夫 山内
Satoshi Kishida
聡 喜志多
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ASOU CEMENT KK
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
ASOU CEMENT KK
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリートと有効に一体化することができ
るとともに、特に優れた耐腐食性を確保することのでき
る埋設型枠を提供し、併せて、その埋設型枠を用いた有
効なコンクリート構造物を提供する。 【構成】 本発明の埋設型枠1は、補強筋としての金網
を埋設したレジンコンクリート製のプレキャストパネル
からなる型枠本体2と、この型枠本体の内面側に突出し
て取り付けられるたとえば立体金網からなる定着具3と
により構成される。定着具は鉄筋のかぶり厚さを適正に
保持するためのスペーサを兼用できる。本発明の構造物
は、表層部に上記埋設型枠が一体化されてそれに被覆さ
れた形態のものであり、埋設型枠の目地部にはたとえば
エポキシ樹脂層とポリマーセメントモルタル層からなる
遮蔽層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート打設の際
に型枠として用いられるとともにそのまま解体されるこ
となく構造物の表層部として残される埋設型枠、および
それを用いて構築されるコンクリート構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、鉄筋コンクリート構造物
を施工するには、鉄筋を組み立てた後にその周囲に型枠
を建て込み、その型枠の内側にコンクリートを打設充填
し、コンクリートが硬化した後に型枠を解体する、とい
う手順が採用されることが最も一般的であるが、近年に
おいては型枠解体の手間を省略して施工性の改善を図る
べく、埋設型枠を使用することが検討されている。埋設
型枠は、コンクリートが硬化した後も解体することなく
そのまま構造物の表層部として残すようにしたもので、
たとえばプレキャストコンクリート製のパネルを埋設型
枠として採用することが検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、埋設型枠を
採用する場合には、埋設型枠とその内側に打設充填され
るコンクリートとを一体化させるための有効適切な手法
の開発が不可欠である。また、近年においてはコンクリ
ート構造物の耐久性が問題視され、特にたとえば海浜地
域や温泉地域における構造物、あるいは化学プラントや
下水処理施設等の腐食性ガス環境下に構築されるコンク
リート構造物においては、塩分や硫黄分、腐食性ガス等
が表面から内部に侵入して鉄筋を腐食させ、その結果、
表層部のコンクリートが剥落してしまうといった事態が
比較的早期に生じる懸念があるので、その対策が種々検
討されている。そして、そのような腐食性環境下に構築
される構造物に対して埋設型枠を適用しようとする場合
には、埋設型枠自体の耐腐食性が要求されることは勿論
のこと、腐食性成分が内部に侵入することを確実に防止
し得るものでなければならない。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、内側に打設されるコンク
リートと有効に一体化することができるとともに、特に
優れた耐腐食性を確保することのできる埋設型枠を提供
し、併せて、その埋設型枠を用いた有効なコンクリート
構造物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の埋設型枠は、パ
ネル状の型枠本体と、この型枠本体の内面側に突出して
取り付けられてこの型枠本体をその内側に打設充填され
るコンクリートに対して定着させるための定着具とから
なり、型枠本体としてレジンコンクリート製のプレキャ
ストパネルを採用し、その内部には補強筋としての金網
を埋設しておくものである。本発明の埋設型枠における
定着具としては、鉄筋を格子状に組んで形成した金網を
型枠本体の内面に対して所定間隔離間して対向配置し、
それを鉄筋を取付具として型枠本体に対して取り付けた
ものを用いると良く、その取付具と前記金網および型枠
本体に埋設されている補強筋としての金網とにより予め
立体金網を形成しておくことが良い。さらに、定着具
は、型枠本体の内側に配置される鉄筋のかぶり厚さを適
正に保持するためのスペーサを兼ねるものとして、この
定着具の型枠本体内面からの突出寸法は所望のかぶり厚
さに対応して設定しておくことが良い。
【0006】また、本発明の埋設型枠被覆コンクリート
構造物は、上記の埋設型枠を組み立ててその内側にコン
クリートを打設充填することで構築されるものであっ
て、埋設型枠における定着具が埋設型枠の内側に打設充
填されたコンクリート中に埋設されることでその埋設型
枠がコンクリートに対して一体化されてなるものであ
る。この構造物においては、埋設型枠の型枠本体どうし
を接合する目地部の内面側に水密性および気密性を確保
するための遮蔽層を双方の型枠本体に跨がるように形成
することが好ましく、その遮蔽層としては、型枠本体内
面に塗布されることにより形成されるエポキシ樹脂層
と、その表面に重ねて塗布されることにより形成される
ポリマーセメントモルタル層からなるものが好適であ
る。
【0007】
【作用】本発明の埋設型枠においては、パネル状の型枠
本体を組み立ててその内側にコンクリートを打設充填す
ると、型枠本体の内面側に突出している定着具がコンク
リートに埋設されてしまい、その定着具を介して型枠本
体は内部に打設充填されたコンクリートと一体化され
る。この場合、型枠本体内面とコンクリートとの間には
付着力も作用するが、その付着力はさほど大きくはなら
ず、型枠本体とコンクリートとの一体化は上記のように
主として定着具がコンクリート中に埋設されることでな
される。このため、そのようにして構築される本発明の
構造物に過度の荷重が作用して内部のコンクリートが大
きく変形するような事態となったときには、内部のコン
クリートと型枠本体との間で微小なすべりが生じること
が期待でき、仮に内部のコンクリートにクラックが生じ
たとしてもそれが型枠本体にまで及ぶことを抑制し得
る。
【0008】そして、型枠本体をレジンコンクリート製
のプレキャストパネルとして補強筋を埋設したことによ
り、特に優れた強度と耐腐食性が確保される。また、定
着具として金網および鉄筋からなる取付具を採用し、そ
れを型枠本体に埋設されている補強筋としての金網に対
して予め一体に連結して立体金網としておけば、この埋
設型枠の製作の際にはそれらを一体に取り扱うことがで
きて作業が容易となる。さらに、型枠本体の内面側に突
出して取り付けられている定着具を、この埋設型枠を用
いて構築される構造物における鉄筋のかぶり厚さを適正
に保持するためのスペーサを兼ねるものとして、この定
着具の型枠内面からの突出寸法をそのかぶり厚さに対応
して設定しておけば、この埋設型枠の建て込みの際に定
着具を鉄筋に当接させることでかぶり厚さが自ずと適正
に確保され、したがって施工性に優れるのみならず施工
された構造物の信頼性が向上する。
【0009】また、複数の埋設型枠を組み立てるに際し
ては、それらの接合部である目地部の内面側に水密性お
よび気密性を確保するための遮蔽層を双方の型枠本体に
跨がるように形成することで、その遮蔽層により目地部
がシールされて腐食性成分の内部への侵入を確実に防止
し得る。そして、その遮蔽層をエポキシ樹脂層とポリマ
ーセメントモルタル層からなるものとすれば、主として
高強度のポリマーセメントモルタル層により優れたシー
ル性が得られるとともに、エポキシ樹脂層をその下地層
として形成したことにより、目地部が変形した際等には
ポリマーセメントモルタル層が型枠本体に対して相対的
なすべりを生じ、したがってポリマーセメントモルタル
層にクラックが生じるようなことを防止できて信頼性の
高いシール性能を確保し得る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1および図2は本発明の埋設型枠の一実施例を
示すものである。本実施例の埋設型枠1は、パネル状の
型枠本体2と、その内面側(図1および図2において上
面側)に取り付けられた定着具3からなる。型枠本体2
はレジンコンクリート製の平板状のプレキャストパネル
であって、その内面(図1および図2において上面)は
平滑な平坦面とされ、その内部には補強筋としての格子
状の金網4が埋設されている。また、定着具3は、上記
金網4と同様の金網5と、その金網5を型枠本体2の内
面に対して対向させた状態で型枠本体2に対して取り付
けるための取付具6から構成されている。取付具6とし
ては細径の鉄筋が用いられ、その先端が金網5に対して
溶接されて固定されているとともに、基端部は型枠本体
2の内面に埋設されてその基端は型枠本体2に埋設され
ている上記金網4に対して溶接されて固定されている。
なお、双方の金網4,5と取付具6とは予め一体に連結
されて立体金網7を構成しており、この埋設型枠1は、
その立体金網7の一方の金網4を型枠本体2に埋設して
固着した形態で製作されるものである。また、型枠本体
2の外面(図1および図2において下面)の外周縁部に
は後述する目地部13を形成するための切欠溝8が形成
されている。
【0011】この埋設型枠1の各部の寸法や素材の好適
な一例を以下に示す。図1に示すように、この埋設型枠
1全体の標準幅寸法W、標準長さ寸法Lは、それぞれ9
00mm、1,800mmとすることが適当であり、そ
の場合、金網4,5と取付具6により形成されている立
体金網7の幅寸法wおよび長さ寸法lは、それぞれ埋設
型枠1全体の幅寸法Wおよび長さ寸法Lより100〜2
00mm程度小さくし、型枠本体2内面の外周部に後述
する遮蔽層14を形成するための50〜100mm程度
のスペースを確保しておくことが良い。また、図2に示
すように、型枠本体2の厚み寸法dは20〜30mm、
立体金網7を含む埋設型枠1の全体の厚み寸法Dは45
〜50mm、立体金網7の高さ寸法Hは35〜75m
m、立体金網7の型枠本体2からの突出寸法hは25〜
60mm、金網4,5のメッシュ寸法pは50×50m
m〜100×100mmとすることが良い。各金網4,
5はたとえば2.6mmの細径の鉄筋を用いて形成し、
取付具6としてはたとえば3.2mmの細径の鉄筋を用
い、いずれもエポキシ樹脂による0.2mm厚の被膜に
より予め被覆しておくことが良い。
【0012】なお、上記の定着具3は必ずしも型枠本体
2内に埋設される金網4と一体化しておくことはない
が、上記のようにそれらを立体金網7として一体化して
おくことにより、この埋設金網1を製作する際にはそれ
らを一括して取り扱うことができるので作業性が良い。
そして、上記の定着具3は、この埋設型枠1を用いて構
築される構造物における鉄筋のかぶり厚さを適正に保持
するためのスペーサを兼ねるものであり、したがって定
着具3の型枠本体2内面からの突出寸法hや埋設型枠1
全体の厚み寸法Dは、かぶり厚さの設定値に対応して設
定されるものである(詳細は後述する)。また、本実施
例においては取付具6の設置間隔Pは双方の金網4,5
のメッシュ寸法pの2倍に設定されているが、取付具6
の設置間隔Pやその総数を増減することにより、この埋
設型枠1とその内部に打設充填されるコンクリートとの
一体化強度を調節し得るものである(この点についても
後述する)。
【0013】一方、型枠本体2を形成しているレジンコ
ンクリートは、ビニルエステル樹脂あるいは不飽和ポリ
エステル樹脂を結合材とし、充填材としてフライアッシ
ュ、細骨材として珪砂、粗骨材として砕石を配合し、必
要に応じて収縮低減材、促進剤、硬化剤を適宜混入し、
成型用型枠内に充填して硬化養生させることで製作され
るものである。勿論、硬化させるに先立って上述したよ
うに立体金網7の基部(補強筋である金網4および取付
具6の基端部)を型枠本体2内に埋設し、一体に固着す
る。また養生の際には必要に応じてたとえば60℃程度
の温風により加熱養生することが良い。配合比としては
結合材12wt%、充填材12wt%、細骨材および粗骨材
wt76%とすることが好適である。このような組成のレ
ジンコンクリートは、圧縮強度が800kgf/cm2以上、
曲げ強度が200kgf/cm2以上、引張強度が100kgf/c
m2以上、弾性係数が2.0〜3.0×105kgf/cm2とい
う優れた物性を示し、かつ、優れた耐候性、耐久性(耐
塩害性、耐中性化性、耐凍結融解性、耐酸性)を有する
ものである。なお、必要に応じて表面をゲルコート樹脂
により着色することができるし、表面に凹凸あるいは適
宜の模様を施すための加工を施し得る。
【0014】次に、上記の埋設型枠1を用いてコンクリ
ート構造物を構築する場合の施工手順について説明す
る。図3〜図5は上記埋設型枠1を2段に積み重ねて用
いてその内側にコンクリート9を打設充填して壁体等の
コンクリート構造物10を構築する場合の例を示してい
る。このような構造物10を施工するには、まず、この
構造物10中に埋設される鉄筋11を組み立てた後、そ
の両側に本実施例の埋設型枠1を順次建て込み、セパレ
ータ12で支持する。なお、各埋設型枠1の割り付けは
千鳥配置を避け、図5に示すように縦目地および横目地
をそれぞれ一直線に通すような割り付けとすることがよ
り好ましい。
【0015】各埋設型枠1を建て込む際には定着具3で
ある金網5を内側とし、その金網5を最外部に位置して
いる鉄筋11に対して当接させるようになす。これによ
り、埋設型枠1の位置決めが自ずとなされ、かつ、鉄筋
11のかぶり厚さが自ずと適正に確保される。すなわ
ち、図4に示すように鉄筋11のかぶり厚さcはその鉄
筋11と型枠本体2内面との間の間隙に等しいから、定
着具3の突出寸法hをかぶり厚さcに等しく設定してお
くことによって自ずとかぶり厚さcが適正に確保される
のである。なお、この場合、型枠本体2はかぶり厚さに
算入されないので、この型枠本体2は十分な強度、耐久
性を有しているにも拘らず余裕分となり、したがってこ
の構造物10の信頼性がより高められたものとなる。但
し、型枠本体2の厚み寸法dをかぶり厚さに算入するこ
とが許容される場合には、図4に示すように鉄筋11の
かぶり厚さc´は鉄筋11から型枠本体2の外表面まで
の寸法となるので、この場合は埋設型枠1の全厚み寸法
Dをかぶり厚さc´に等しく設定しておけば良い。
【0016】上記のようにして各埋設型枠1を順次建て
込んだら、それらの接合部である目地部13をシールす
るべく、目地部13の内面側に水密性および気密性を保
持し得る遮蔽層14を形成する。本実施例における遮蔽
層14は、エポキシ樹脂層15とポリマーセメントモル
タル層16が積層されたもので、その形成は以下のよう
にして行なう。
【0017】埋設型枠1を建て込む際には、隣り合う双
方の型枠本体2,2の間に予めブチルゴム等のバックア
ップ材17を挟み込んでおく。そして、そのバックアッ
プ材17を挟む両側の型枠本体2,2に跨がるようにし
て柔軟性を有するエポキシ樹脂を塗布することによって
エポキシ樹脂層15を形成する。エポキシ樹脂の塗布は
はけ塗りもしくはローラ塗りとし、250μm程度の厚
みの塗膜を2回にわたって形成することで合計500μ
m程度の厚みのエポキシ樹脂層15とすることが良い。
エポキシ樹脂層15が乾燥硬化したら、その上に柔軟性
を有するポリマーセメントモルタルをはけ塗りもしくは
ローラ塗りにより塗布し、厚みが2mm程度のポリマー
セメントモルタル層16を形成する。さらに、ポリマー
セメントモルタル層16の乾燥硬化後に、埋設型枠1の
表面側から切欠部8にたとえばシリコン系のコーキング
材18を充填する。
【0018】上記のように、埋設型枠1どうしの目地部
13にその表面側からコーキング材18を充填するのみ
ならず、埋設型枠1の内面側に遮蔽層14を形成してお
くことにより、その遮蔽層14特に高強度のポリマーセ
メントモルタル層16によって優れたシール性能(水密
性能および気密性能)が得られ、したがってコーキング
材18が劣化したとしても長期にわたって信頼性の高い
シール性能を確保し得るものである。
【0019】なお、上記のように、遮蔽層14は柔軟性
エポキシ樹脂および柔軟性ポリマーセメントモルタルに
より形成することが好適であるが、ポリマーセメントモ
ルタル層16を形成することなく、柔軟性エポキシ樹脂
層14をさらに多層にわたって形成することでも良い。
また、上記のバックアップ材17は不要であれば省略可
能である。さらに、目地部13に対するシールすなわち
遮蔽層14の形成とコーキング材18の充填は、上記の
ように各埋設型枠1を建て込んでから順次行なえば良い
が、埋設型枠1を建て込むに先立って予め複数の埋設型
枠1を適宜の治具により連結して目地部13に対するシ
ールを先行して施してしまい、それら複数の埋設型枠1
を一括して建て込むようにしても良い。また、場合によ
っては埋設型枠1を組み立ててシールを施してから、そ
の内側において鉄筋11を組み立てることでも良い。
【0020】上記のようにして埋設型枠1が建て込ま
れ、目地部13に対するシールが完了したら、埋設型枠
1の内側にコンクリート9を打設充填する。コンクリー
ト9が硬化した後にセパレータ12を解体してこの構造
物10の施工が完了する。
【0021】このようにして構築された構造物10は、
定着具3としての金網5および取付具6がコンクリート
9中に埋設されることで、その定着具3を介して埋設型
枠1とコンクリート9とが一体化され、型枠本体2がこ
の構造物10の表層部にそのまま残される。すなわち、
この構造物10は高強度かつ耐久性に優れたレジンコン
クリート製の型枠本体2により被覆されたものとなり、
かつそれらの目地部13にはコーキング材18のみなら
ず優れたシール性能を有する遮蔽層14が形成されてい
るので、構造物10の内部への腐食性成分の侵入が確実
に防止され、構造物10全体の耐久性を十分に確保する
ことができるものである。
【0022】しかも、上記の構造物10は、埋設型枠1
とその内部のコンクリート9とが一体化しているといえ
ども、この構造物10に過度の荷重が作用して内部のコ
ンクリート9が大きく変形するような事態となったとき
には、内部のコンクリート9と型枠本体2との間で微小
なすべりが生じることが期待でき、したがって仮に内部
のコンクリート9にクラックが生じたとしてもそれが型
枠本体2にまで及ぶことを抑制し得るものである。その
ことについて図6および図7を参照して説明する。
【0023】これらの図は、上記実施例の埋設型枠1を
用いて構築した構造物10である梁部材が曲げ荷重を受
けた際の挙動を説明するためのものである。図6に示す
ように、このような梁部材に鉛直荷重が作用するとその
下面側に引張応力が生じ、それがコンクリート9の引張
強度を越えるとコンクリート9にクラック19が生じて
しまうものである。この際、型枠本体2と内部のコンク
リート9とがそれらの全面にわたって構造的に完全一体
化されたものとなっているときには、型枠本体2が如何
に高強度であるといえども内部のコンクリート9と一体
に挙動してしまい、型枠本体2にまでクラックが生じて
しまうことは避けられるものではない。
【0024】しかし、上記のような埋設型枠1を用いた
場合、型枠本体2とコンクリート9との付着力自体はさ
ほど大きなものとはならず、それらは主として多数の細
径の取付具6による定着力により一体化されたものとな
っているから、型枠本体2とコンクリート9とはそれら
の取付具6による定着点においては拘束されるものの、
それ以外の部分では相対変位すなわち面方向のすべりが
生じる余地が残されている。つまり、型枠本体2とコン
クリート9とは取付具6による定着点以外の部分では実
質的にいわばアンボンド(非付着)状態となっているの
であり、したがって、上記のようにコンクリート9が引
張強度限界を越えて変形したようなときには型枠本体2
とコンクリート9とが別個に挙動し、コンクリート9に
クラックが生じたとしてもそれが型枠本体2にまで及ん
でしまうことを回避できるのである。
【0025】そして、型枠本体2がコンクリート9に対
して相対変位したときには、その相対変位は目地部13
において吸収されることになり、目地部13において双
方の型枠本体2,2どうしが接近したり離間するような
変形が生じる。このとき、遮蔽層14を形成しているポ
リマーセメントモルタル層16はコンクリート9ととも
に挙動し、したがって双方の型枠本体2,2に対しては
相対変位することになるが、その際には下地層としての
エポキシ樹脂層15によりポリマーセメントモルタル層
16と型枠本体2,2との間で相対的なすべりが許容さ
れ、したがってポリマーセメントモルタル層16にクラ
ックが生じるようなことを防止でき、目地部13におけ
るシール性能が損われることを防止できる。
【0026】なお、以上の説明で明らかであろうが、コ
ンクリート9と型枠本体2とを主として取付具6による
定着力により一体化することとして、取付具6による定
着点以外の部分ではそれらがいわばアンボンド状態とな
って相対的なすべりが生じることを許容するようにした
ので、取付具6の総数やそのピッチPあるいは径寸法を
適宜調節することで所望の一体化強度が得られるもので
ある。すなわち、取付具6の総数を多数としてそのピッ
チPを細かくするほど定着点が多数となってそれらの一
体化が強められてすべりが生じ難くなり、逆に、取付具
6の総数を減らしてそのピッチPを大きくするほど定着
点が少数となって一体化が弱められてすべりが生じ易く
なるのである。また、取付具6の径寸法が大きいほどす
べりが生じ難くなり、小さくなるほどすべりが生じ易く
なるので、取付具6の径寸法はそのような観点から調節
すれば良いが、たとえば型枠本体2の厚み寸法dの10
〜20%程度の範囲内でかつ10mm未満の細径に設定
することが適当である。
【0027】さらに、上記のように、取付具6として単
なる細径の鉄筋を用いてその総数やピッチP、径寸法を
調節することのみでコンクリート9と型枠本体2とをア
ンボンド状態を確保しつつ適正な強度で一体化させるこ
とができるのであるが、たとえば図8および図9(a)
に示すような緩衝材20を取付具6に装着あるいは付着
させることでそれらの一体化強度を調節することも考え
られる。すなわち、樹脂等の比較的柔軟な材料によるス
リーブ状の緩衝材20を取付具6に装着あるいは付着さ
せておけば、コンクリート9と型枠本体2とがすべりを
生じる事態となったときにはその緩衝材20が変形して
すべりに対する抵抗が緩和されるのであり、したがって
緩衝材20の硬度や厚み寸法等を調節することで取付具
6による一体化強度の調節が可能なのである。緩衝材2
0としては図9(a)に示すような単なる筒状のもので
良いが、同図(b)のような割スリーブ状の緩衝材21
を用いれば取付具6に対する装着が容易である。また、
上記のような緩衝材20,21を用いることに限らず、
たとえば取付具6に樹脂を塗布して所定厚みの被膜を形
成したり、あるいは樹脂テープを巻き付けることによっ
ても同様の緩衝効果が期待できる。なお、そのような緩
衝材は図8に示すように型枠本体2内に設けることに限
らず、コンクリート9内に設けることでも良いし、型枠
本体2とコンクリートに跨がる位置に設けることでも良
い。
【0028】さらに、型枠本体2とコンクリート9との
付着力は、型枠本体2の内面の平坦度や平滑度によって
も大きく変化するので、それを調節することによっても
型枠本体2とコンクリート9との一体化強度を調節する
ことができる。つまり、型枠本体2の内面を粗く仕上げ
たり若干の凹凸を形成しておくことにより、型枠本体2
とコンクリート9との間のすべりが生じ難くなって一体
化が強められ、逆に十分に平坦かつ平滑に仕上げておく
ことによりすべりが生じ易くなって一体化強度が弱めら
れるのである。
【0029】以上で本発明の一実施例である埋設型枠1
およびそれを用いて構築された構造物10について説明
したが、以下に、本発明の他の実施例を順次説明する。
【0030】図10および図11に示す埋設型枠31
は、型枠本体32であるレジンコンクリート製のプレキ
ャストパネルに補強筋としての複数の鉄筋33を一方向
にのみ平行に埋設するとともに、その鉄筋33と直交す
る方向の複数の鉄筋34と取付具35としての鉄筋とに
より定着具36を構成し、その定着具36と鉄筋33と
を予め連結した形態のものである。この埋設型枠31
も、主として取付具35としての鉄筋の数やピッチを調
節することで、内側に打設充填されるコンクリートに対
して適正な強度で一体化させることができるものであ
る。
【0031】図12および図13に示す埋設型枠41は
定着具として鉄筋トラス42を採用したものである。鉄
筋トラス42は、下弦材としての2本の鉄筋43と上弦
材としての1本の鉄筋44を斜材としての多数の鉄筋4
5により連結した形態のもので、下弦材が型枠本体46
に埋設され必要に応じて型枠本体46内の補強筋として
の金網47に対して連結されて取り付けられたものであ
る。この埋設型枠41においては、定着具としての鉄筋
トラス42の鉄筋径や形態、設置位置やその数により内
部に打設充填されるコンクリートに対する一体化強度を
適正に調節し得る。
【0032】図14および図15に示す埋設型枠51は
定着具として折曲金網52を採用したものである。折曲
金網52は通常の平金網を1ピッチずつ上下方向に折曲
加工することで立体的に形成されたもので、その下部を
型枠本体53に埋設させ必要に応じて型枠本体53内の
補強筋としての金網54に対して連結して取り付けたも
のである。この場合は、折曲金網52のメッシュ寸法を
調節することで内部に打設充填されるコンクリートとの
一体化強度を適正に調節し得る。
【0033】図16および図17に示す埋設型枠61
は、定着具62を型枠本体63に埋設するのではなく、
それを型枠本体63の内面側に接着により取り付けるよ
うにしたものである。すなわち、本実施例の埋設型枠6
1における定着具62は、格子状の金網64と、基部に
取付板65を有する取付具66からなるものを採用し、
取付板65をたとえばエポキシ樹脂系の接着材67によ
って型枠本体63の内面側に接着することで取り付ける
ようにしたものである。この埋設型枠61においても、
取付具66の数やピッチ、接着材67による接着強度を
調節することで、内部に打設充填されるコンクリートに
対して適正な強度で一体化させることができる。符号6
8は型枠本体63に埋設されている補強筋としての金網
である。
【0034】なお、型枠本体としてはレジンコンクリー
ト製のプレキャストパネルに限らず、用途によっては一
般のプレキャストコンクリートパネル、ポリマー含浸コ
ンクリートパネル等を採用することも考えられようが、
強度や耐久性の点を考慮するとレジンコンクリート製の
プレキャストパネルを採用することが最も好ましい。ま
た、定着具や補強筋としての金網や鉄筋は鉄系の材料を
用いることが一般的であろうが、より耐腐食性に優れる
材料、たとえばステンレス等の他の金属材料やFRP等
の高強度繊維材料を採用することも可能である。勿論、
図10〜図17に示したいずれの実施例の埋設型枠3
1,41,51,61においても、それらの定着具3
6,42、52,62を鉄筋のかぶり厚さを適正に保持
するためのスペーサを兼ねることができるし、また、埋
設型枠1の場合について説明した目地部における遮蔽層
14を同様に形成することが好ましく、さらには埋設型
枠1の場合について説明した緩衝材20,21は他の実
施例の埋設型枠31,41,51,61についても同様
に適用可能である。
【0035】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明の埋設型
枠は、パネル状の型枠本体の内面側に定着具を突出させ
て設けた構成であるから、この埋設型枠の内側に打設充
填されるコンクリートに定着具が埋設されることでそれ
らが一体化されるとともに、定着具の形態や設置位置等
を適宜調節することでそれらの一体化強度を最適となる
ように調節することが可能である。特に、型枠本体とし
てレジンコンクリート製のプレキャストパネルを採用す
るとともに補強筋を埋設したことにより、優れた強度と
耐腐食性が確保される。また、定着具として立体金網を
採用すれば、製作の際に定着具と取付具と補強筋とを一
体に取り扱うことができて作業が容易となる。さらに、
定着具を鉄筋のかぶり厚さを適正に保持するためのスペ
ーサを兼ねるものとすれば、埋設型枠の建て込み作業が
容易となるとともに鉄筋のかぶり厚さを自ずと適正に確
保することができる。
【0036】また、上記の埋設型枠を用いて構築される
本発明のコンクリート構造物は、表層部に上記の埋設型
枠がそのまま残されてその埋設型枠により被覆されたも
のであるので、型枠解体が不要となって施工の合理化が
実現できることはもとより、上記のように内部のコンク
リートと埋設型枠との一体化強度を調節することが可能
であるので表層部にクラックが生じるようなことを防止
することが可能なものである。そして、埋設型枠どうし
の接合部である目地部の内面側に水密性および気密性を
有する遮蔽層を形成することにより目地部を通しての腐
食性成分の侵入を防止できる。さらに、その遮蔽層をポ
リマーセメントモルタル層とその下地層としてのエポキ
シ樹脂層により形成すれば、高強度のポリマーセメント
モルタル層により優れたシール性が得られるとともに、
ポリマーセメントモルタル層の型枠本体に対するすべり
が許容されてクラックが生じるようなことを防止でき、
信頼性の高いシール性能を長期にわたって確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の埋設型枠の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】同、側断面図である。
【図3】同埋設型枠を建て込んだ状態を示す図である。
【図4】同埋設型枠どうしの目地部の拡大断面図であ
る。
【図5】同目地部の正面図である。
【図6】同埋設型枠を用いて構築されたコンクリート構
造物の挙動を説明するための図である。
【図7】同、拡大図である。
【図8】同埋設型枠の取付具に緩衝材を装着した場合の
例を示す拡大図である。
【図9】同緩衝材の例を示す斜視図である。
【図10】本発明の埋設型枠の他の実施例を示す斜視図
である。
【図11】同、側断面図である。
【図12】本発明の埋設型枠のさらに他の実施例を示す
斜視図である。
【図13】同、側断面図である。
【図14】本発明の埋設型枠のさらに他の実施例を示す
斜視図である。
【図15】同、側断面図である。
【図16】本発明の埋設型枠のさらに他の実施例を示す
斜視図である。
【図17】同、部分拡大側断面図である。
【符号の説明】
1 埋設型枠 2 型枠本体 3 定着具 4 金網(補強筋) 5 金網 6 取付具 7 立体金網 9 コンクリート 10 埋設型枠被覆コンクリート構造物 11 鉄筋 13 目地部 14 遮蔽層 15 エポキシ樹脂層 16 ポリマーセメントモルタル層 17 バックアップ材 18 コーキング材 20,21 緩衝材 31 埋設型枠 32 型枠本体 36 定着具 41 埋設型枠 42 鉄筋トラス(定着具) 46 型枠本体 51 埋設型枠 52 折曲金網(定着具) 53 型枠本体 61 埋設型枠 62 定着具 63 型枠本体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅沼 義則 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 松尾 一四 福岡県飯塚市芳雄町7番18号 麻生セメン ト株式会社内 (72)発明者 山内 一夫 福岡県飯塚市芳雄町7番18号 麻生セメン ト株式会社内 (72)発明者 喜志多 聡 福岡県飯塚市芳雄町7番18号 麻生セメン ト株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル状の型枠本体と、この型枠本体の
    内面側に突出して取り付けられてこの型枠本体をその内
    側に打設充填されるコンクリートに対して定着させるた
    めの定着具とからなり、前記型枠本体はレジンコンクリ
    ート製のプレキャストパネルとされ、その内部には補強
    筋としての金網が埋設されていることを特徴とする埋設
    型枠。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の埋設型枠であって、前
    記定着具は、鉄筋が格子状に組まれて形成されるととも
    に前記型枠本体の内面に対して所定間隔離間して対向配
    置された金網と、該金網を型枠本体に対して取り付ける
    ための取付具からなり、該取付具は、その先端が前記金
    網に連結固定されているとともにその基端が前記型枠本
    体に埋設されている補強筋としての前記金網に連結固定
    されている複数の鉄筋からなり、それら取付具と双方の
    金網とにより立体金網が形成されていることを特徴とす
    る埋設型枠。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の埋設型枠であ
    って、前記定着具は、型枠本体の内側に配置される鉄筋
    のかぶり厚さを適正に保持するためのスペーサを兼ねる
    ものとされていて、この定着具の前記型枠本体内面から
    の突出寸法は該かぶり厚さに対応して設定されているこ
    とを特徴とする埋設型枠。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の埋
    設型枠を組み立ててその内側にコンクリートを打設充填
    することで構築される埋設型枠被覆コンクリート構造物
    であって、前記埋設型枠における定着具が埋設型枠の内
    側に打設充填されたコンクリート中に埋設されることで
    該埋設型枠がコンクリートに対して一体化されてなるこ
    とを特徴とする埋設型枠被覆コンクリート構造物。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の埋設型枠被覆コンクリ
    ート構造物であって、前記埋設型枠の型枠本体どうしを
    接合する目地部の内面側に水密性および気密性を確保す
    るための遮蔽層を双方の型枠本体に跨がるように形成し
    てなることを特徴とする埋設型枠被覆コンクリート構造
    物。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の埋設型枠被覆コンクリ
    ート構造物であって、前記遮蔽層は、型枠本体内面に塗
    布されることにより形成されるエポキシ樹脂層と、その
    表面に重ねて塗布されることにより形成されるポリマー
    セメントモルタル層からなることを特徴とする埋設型枠
    被覆コンクリート構造物。
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