JPH07229118A - 平面自発光鋲 - Google Patents

平面自発光鋲

Info

Publication number
JPH07229118A
JPH07229118A JP6020622A JP2062294A JPH07229118A JP H07229118 A JPH07229118 A JP H07229118A JP 6020622 A JP6020622 A JP 6020622A JP 2062294 A JP2062294 A JP 2062294A JP H07229118 A JPH07229118 A JP H07229118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
angle
self
light emitting
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6020622A
Other languages
English (en)
Inventor
Kikuo Niimi
喜久雄 新美
Seiji Shinohara
誠治 篠原
Norihiro Ikeda
典弘 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIKU TEC KK
Original Assignee
KIKU TEC KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KIKU TEC KK filed Critical KIKU TEC KK
Priority to JP6020622A priority Critical patent/JPH07229118A/ja
Publication of JPH07229118A publication Critical patent/JPH07229118A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光の放射面が同路面とほぼ同一面に設置でき
るとともに、光透過パネルの平面積を小形に形成できる
平面自発光鋲を提供すること。 【構成】 上面を放射面21とするとともに該放射面2
1が道路面とほぼ同一面に設置される光透過パネル20
Aと、光透過パネル20Aの下方に設けられた太陽電池
40と、太陽電池40によって充電される蓄電池41
と、蓄電池41を電源として点灯される少なくとも1個
の発光体35と、を備え、発光体35の光が光透過パネ
ル20Aの下面側より入射して光透過パネル20Aの放
射面21から放射される平面自発光鋲1Aであって、光
透過パネル20Aの下面側の発光体光の入射面22と放
射面21とが非平行面に形成されてなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は道路面とほぼ同一面に
設置される道路標識としての平面自発光鋲に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路標識として、車両運転者に注
意を喚起するとともに発光面が道路面とほぼ同一面に設
置されて、車両走行の妨げをなくした平面自発光鋲が用
いられている。
【0003】このような平面自発光鋲の一つとして、本
願と同一の出願人は、特願平5−122903号におい
て、厚板材からなる光透過パネルの下面に対して、発光
体光光軸の設定角度(取付け角度)を5度以内に設けて
構成した平面自発光鋲を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の平
面自発光鋲においては、光透過パネルの上面よりの光の
放射角を、例えば2度(水平よりの上向き角度=放射
角)とした場合、設定角度が放射角と同じでなるため、
発光体の位置は、発光体の大きさに影響されて、光透過
パネル下面の光の入射点より後に離れた位置に配設する
必要があり、光透過パネルが大形化するという問題があ
った。そのため、平面自発光鋲の平面積が大になり、自
発光鋲上の走行がすべりやすくなるとともに、自発光鋲
設置のために大きな孔の堀削が必要になるという問題が
あった。
【0005】この発明は、上記にかんがみてなされたも
のであり、その目的とするところは、光の放射面が道路
面とほぼ同一面に設置できるとともに、光透過パネルを
小形に形成できる平面自発光鋲を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するためになされたものであり、本発明の平面自発光
鋲は、上面を放射面とするとともに該放射面が道路面と
ほぼ同一面に設置される光透過パネルと、前記光透過パ
ネルの下方に設けられた太陽電池と、前記太陽電池によ
って充電される蓄電池と、前記蓄電池を電源として点灯
される少なくとも1個の発光体と、を備え、前記発光体
の光が前記光透過パネルの下面側より入射して当該光透
過パネルの放射面から放射される平面自発光鋲であっ
て、前記光透過パネルの下面側の前記発光体光の入射面
と前記放射面とが非平行面に形成されてなることを特徴
とする。
【0007】また、前記発光体光の光軸の前記放射面に
対する設定角度が10度以上45度未満に形成されてな
ることを特徴とする。
【0008】また、前記発光体光の光軸の前記放射面に
対する設定角度が45度以上90度未満に形成されてな
ることを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明は上記のように構成されたものであ
り、発光体の光は、光透過パネルの入射面に入射し、そ
の光が屈折して光透過パネル内を進行し、放射面よりほ
ぼ水平方向へ向かって大気中に放射される。
【0010】そして、入射面と放射面とのなす角度の分
だけ、発光体光軸の設定角度(放射面に対する発光体光
軸の取付け角度)を大きくでき、入射面への発光体光の
入射点と、発光体との間の水平投影面上の距離を小さく
することができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の一実施例の縦断面図であり、
図2は平面図、図3は光透過パネルの拡大断面図であ
る。図において1Aは平面自発光鋲であり、平面自発光
鋲1Aは、鋲本体10Aと光透過パネル20Aとにより
外郭が形成され、その内部に太陽電池40と、蓄電池4
1と、発光体35等とを備え、光透過パネル20A上面
の放射面21と発光体35の光の入射面22とが非平行
面に形成されて構成されている。
【0012】鋲本体10Aは、アルミニウム合金鋳物に
より、上方が開口した四角形状の箱形に形成されてい
る。鋲本体10Aの開口部には、光透過パネル20Aを
取付ける段部11が形成されている。
【0013】光透過パネル20Aは、実施例では透明の
ポリカーボネイト板材(屈折率1.59)からなり、鋲
本体10Aの段部11に収容可能に形成されている。光
透過パネル20Aの上面は放射面21を構成し、下面の
所定位置には、放射面21と所定の面角度A(図1では
10.3度)を有する傾斜窪み状の入射面22が形成さ
れている。また、入射面22の外周辺の光透過パネル2
0A下面に発光体ガイド25Aが取付けられている。な
お、ポリカーボネート板材に代えてガラス板材(屈折率
1.456)を用いても、面角度Aの微調整によりほぼ
同様に構成することができる。
【0014】発光体ガイド25Aは、透明のポリカーボ
ネイト板材からなり、平行した2個の発光体用孔26,
26が設けられている。発光体用孔26は、その軸線が
光透過パネル20Aの放射面21に対する角度、すなわ
ち設定角度Bを30度に傾斜して発光体35を支持する
とともに、その発光体光を入射面22へ導くように形成
されている。これにより、発光体35の光軸Sを、入射
面22に対して入射角a=49.7度でもって入射する
ように形成されている。
【0015】なお、発光体ガイド25Aは、図4に発光
体ガイド部25Eとして示すように、光透過パネル20
Aの下面に一体成形により形成してもよい。さらに、光
透過パネル20Aの下面には、制御回路37,太陽電池
40等を収容する封止部壁31が突設されている。
【0016】発光体35は、高輝度の発光ダイオードか
らなり、蓄電池41より電力の供給を受けるとともに、
制御回路37に制御されて点滅するように構成されてい
る。2個の発光体35は、それぞれ発光体用孔26に固
着され、その光軸Sが発光体用孔26の軸線を共有し
て、光透過パネル20Aの入射面22へ向かうように配
設されている。
【0017】制御回路37は、図示しない点灯判別回路
および点滅制御回路等により構成されている。点灯判別
回路は太陽電池40の起電圧を検知し、その電圧が一定
レベル以下(日射量が低下する夜間)になったとき、点
滅回路を作動させて蓄電池41の電力を発光体35へ供
給し、発光体35を点滅させるように構成されている。
【0018】太陽電池40は、一定レベル以上の太陽光
があたると発電し、その起電力は、発光体35,制御回
路37の供給電源となる蓄電池41に充電されるように
形成されている。この太陽電池40は、光透過パネル2
0Aの封止部壁31内において、光透過パネル20Aを
介して太陽光を受光可能に配設されている。
【0019】蓄電池41は、鋲本体10Aの底部に配設
されている。そして、発光体35,制御回路37,太陽
電池40,蓄電池41の間は、それぞれ電気的に接続さ
れている。なお、制御回路37,太陽電池40は、封止
部壁31内において、例えばシリコーン樹脂からなる封
止材38が充填されて封止されており、制御回路37等
の耐湿性,耐水性を向上させている。そして、組立てら
れた平面自発光鋲1Aは、鋲本体10Aの上端と、光透
過パネル20Aの放射面21とは同一面に形成されてい
る。
【0020】次に、このように構成された平面自発光鋲
の作用を説明する。
【0021】平面自発光鋲1Aは、図1に示すように、
光透過パネル20Aの放射面21(上面)を、道路面G
Lと同一平面となるように道路に埋設する。
【0022】太陽の日射量が大きい昼間においては、太
陽電池40の起電力は蓄電池41に充電される。夕方に
なって日射量が少なくなり、太陽電池40の起電圧が低
下して基準電圧以下になると、制御回路37が蓄電池4
1の電力を発光体35へ供給し、発光体35を点滅制御
する。
【0023】このとき、発光体35の光は、光軸Sに沿
って発光体用孔26を通り、入射面22に対して入射角
a=49.7度で入射し、光透過パネル20A内を屈折
角b=28.7度で屈折して進む(光透過パネル20A
の屈折率=1.59の場合)。
【0024】そして、発光体光は光透過パネル20A内
を進み、放射面21に対して入射角c=38.9度で入
射し、放射面21上面より大気中に屈折角d=88度、
すなわち、水平面に対する放射角e=2度で放射され
る。この放射角e=2度は、視点の高さを1.5mとし
た場合、約42m離れた位置に作用し、遠方にいる車両
運転者に対して高い視認性を与えることができた。
【0025】ここで、放射角e=2度を一定とした場
合、入射面22の面角度A、および光軸Sの設定角度B
との関係は(光透過パネル20Aの屈折率=1.5
9)、 面角度A 設定角度B 0.8度 10度 3.8度 20度 21.5度 40度 28.9度 45度 37.2度 50度 65.7度 70度 76.7度 90度 である。
【0026】上記設定角度Bを10〜45度とすること
により、比較的小さな面角度Aで入射点と発光体35と
の間の光軸S長を短くでき、鋲本体10Aの平面積およ
びその深さを小さく形成することができる。また、設定
角度Bを45〜90度とすることにより、光軸Sを光透
過パネル20Aに対し、直立または直立に近付けて構成
でき、鋲本体10Aの平面積を一層小さく形成すること
ができる。
【0027】図5は、面角度A=76.7度、設定角度
B=90度とした平面自発光鋲1Bを示す。なお、以下
の説明では第1実施例との重複部分については同一符号
を付して説明を省略する。
【0028】平面自発光鋲1Bは、面角度A=76.7
度の入射面22を有す厚板状の光透過パネル20Bを有
し、その下面に小形の発光体ガイド25Bに発光体35
が支持され、その光軸Sが放射面21に対して直交する
ように形成されている。そして、光軸Sは、入射面21
に対して入射角a=76.7度(図5において入射点の
法線より左方寄り)、屈折角b=37.7度で入射し、
放射面21上面より放射角e=2度で放射される。この
平面自発光鋲1Bによれば、入射点と発光体35との間
の水平投影面上の距離を極めて短くでき、鋲本体10A
の平面積を小さくすることができる。
【0029】図6,7は、発光体光を4方向へ放射する
ことのできる平面自発光鋲1Cを示す。平面自発光鋲1
Cは、所定位置に4個の入射面22を有する光透過パネ
ル20Cを備え、各入射面22には、それぞれ発光体3
5,35を支持した発光体ガイド25Aが固着されてい
る。光透過パネル20Cは、皿形状のパネル支持体15
の段部16にボルト23で固定され、パネル支持体15
は、ボルト19により鋲本体10Cに固定されている。
【0030】この平面自発光鋲1Cによれば、入射点と
発光体35との間の光軸S長を短くできるので、4方向
放射形の平面自発光鋲を小形に形成することができる。
【0031】また、多数の発光体を、水平面上に等間
隔、例えば、20度間隔で18個配設して、発光体光を
全周方向へ放射するようにしてもよい。これにより、Y
字状交差路や5差路,6差路等に設置して、いずれの進
入路に対しても発光体光を放射することができる。
【0032】
【発明の効果】この発明の平面自発光鋲は、光を放射す
る光透過パネルの放射面を、道路面とほぼ同一面に配置
することができるとともに、光透過パネルおよび鋲本体
の平面積を小形に形成することができる。
【0033】従って、自発光鋲上走行のすべりを少なく
することができる。また、自発光鋲設置用の孔が小形で
すみ、設置工事を簡単に行うことができるとともに、平
面自発光鋲を安価に提供することができる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の平面自発光鋲の縦断面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】光透過パネル部分の拡大断面図。
【図4】一体形光透過パネル,発光体ガイド部を示す拡
大断面図。
【図5】発光体の光軸を放射面に対して90度に設定し
た平面自発光鋲の例を示す縦断面図。
【図6】4方向放射形の平面自発光鋲を示す縦断面図。
【図7】図6の平面図。
【符号の説明】
1A,1B,1C 平面自発光鋲 10A,10B,10C 鋲本体 20A,20B,20C 光透過パネル 21 放射面 22 入射面 35 発光体 40 太陽電池 41 蓄電池

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面を放射面とするとともに該放射面が
    道路面とほぼ同一面に設置される光透過パネルと、 前記光透過パネルの下方に設けられた太陽電池と、 前記太陽電池によって充電される蓄電池と、 前記蓄電池を電源として点灯される少なくとも1個の発
    光体と、を備え、 前記発光体の光が前記光透過パネルの下面側より入射し
    て当該光透過パネルの放射面から放射される平面自発光
    鋲であって、 前記光透過パネルの下面側の前記発光体光の入射面と前
    記放射面とが非平行面に形成されてなることを特徴とす
    る平面自発光鋲。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の平面自発光鋲において、 前記発光体光の光軸の前記放射面に対する設定角度が1
    0度以上45度未満に形成されてなることを特徴とする
    平面自発光鋲。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の平面自発光鋲において、 前記発光体光の光軸の前記放射面に対する設定角度が4
    5度以上90度未満に形成されてなることを特徴とする
    平面自発光鋲。
JP6020622A 1994-02-17 1994-02-17 平面自発光鋲 Pending JPH07229118A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6020622A JPH07229118A (ja) 1994-02-17 1994-02-17 平面自発光鋲

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6020622A JPH07229118A (ja) 1994-02-17 1994-02-17 平面自発光鋲

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07229118A true JPH07229118A (ja) 1995-08-29

Family

ID=12032347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6020622A Pending JPH07229118A (ja) 1994-02-17 1994-02-17 平面自発光鋲

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07229118A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011080194A (ja) * 2009-10-02 2011-04-21 Kictec Inc 路面用発光ブロック

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6434105A (en) * 1987-06-24 1989-02-03 Toshiba Corp Cooling device for linear motor
JPH0442341U (ja) * 1990-08-01 1992-04-10

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6434105A (en) * 1987-06-24 1989-02-03 Toshiba Corp Cooling device for linear motor
JPH0442341U (ja) * 1990-08-01 1992-04-10

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011080194A (ja) * 2009-10-02 2011-04-21 Kictec Inc 路面用発光ブロック

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101927032B1 (ko) 최적전력 도로교통표지판
KR102523961B1 (ko) 조립식 도로 표지병
JPH11158825A (ja) 自発光式道路鋲
JPH07229118A (ja) 平面自発光鋲
JP3513745B2 (ja) 道路鋲
CN207471429U (zh) 一种光学调节随动大灯及汽车
US20090251886A1 (en) Light-emitting display device appling crystal
JPH0738338Y2 (ja) 自発光鋲
JP2519650B2 (ja) 平面自発光鋲
JP5426450B2 (ja) 自発光視線誘導標
KR200403556Y1 (ko) 일체식 하우징을 갖는 도로 표지병
JP3665468B2 (ja) 自発光式道路標識装置
JPH1121831A (ja) 自発光式車線分離標
JP4149333B2 (ja) 自発光式視線誘導標
JP3615641B2 (ja) 自発光式道路鋲
JP3011458U (ja) 自発光式視線誘導装置
KR200410350Y1 (ko) 볼라드
KR20070035666A (ko) 일체식 하우징을 갖는 도로 표지병
JP2001081743A (ja) 自発光型道路標識
JPH10219638A (ja) 発光ブロック
CN217031045U (zh) 一种道路分隔栏及其太阳能自发光警示灯
JPH0953212A (ja) スノーポール
JPH11208480A (ja) 発光表示器および発光式ゲート
JPH10280339A (ja) 自発光式道路鋲
JPH08284123A (ja) 自発光型道路鋲

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980317